JP3421136B2 - 不揮発性半導体メモリ装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフローティングゲート電
極上に絶縁膜を介してコントロールゲート電極を有する
スタックゲート電極を備えた半導体メモリ装置メモリ
部分と周辺回路とを1チップに内蔵した半導体集積回路
装置も含む。)の製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】EPROM(消去可能なプログラマブル
ROM)やEEPROM(電気的に消去可能なプログラ
マブルROM)でのスタックゲート電極は、ポリシリコ
ン膜からなるフローティングゲート電極と、その上に絶
縁膜を介して形成されたポリシリコン膜にてなるコント
ロールゲート電極を備えている。スタックゲート電極の
メモリ素子を周辺回路のトランジスタとともに含む半導
体集積回路装置の製造方法では、コントロールゲート電
極のポリシリコン膜と周辺トランジスタのゲート電極の
ポリシリコン膜を別の工程で作成する3層ポリシリコン
プロセスによるものと、それらを同じ工程で形成する2
層ポリシリコンプロセスによるものの2つが行なわれて
いる。
【0003】3層ポリシリコンプロセスによる方法を図
1に示す。 (A)メモリ領域では2層ポリシリコン構造のスタック
ゲート電極を形成する。スタックゲート電極は例えばP
型シリコン基板2上のゲート絶縁膜4上にメモリ素子ご
とに分離されたフローティングゲート電極6が形成さ
れ、その上に絶縁膜(例えばシリコン酸化膜、シリコン
窒化膜及びシリコン酸化膜からなる3層構造のONO
膜)8を介して複数のメモリ素子で連続した帯状のコン
トロールゲート電極10が形成されたものである。その
後、基板2にN型不純物を注入し、拡散させてソース・
ドレイン領域12を形成する。このとき、不純物の拡散
処理を900〜950℃のウエット酸化で行なうことに
よって、スタックゲート電極のフローティングゲート電
極6とコントロールゲート電極10のエッジが丸めら
れ、スタックゲート電極を被う酸化膜14が同時に形成
される。周辺トランジスタ領域では基板表面に酸化膜1
3が形成される。
【0004】(B)次に、周辺トランジスタ領域にしき
い値電圧制御のためボロンを注入する。その後、周辺ト
ランジスタ領域の酸化膜13を除去した後、ゲート酸化
膜16を形成する。次に、周辺トランジスタのゲート電
極となる3層目のポリシリコン膜を堆積し、写真製版と
エッチングによりパターン化を施してゲート電極18を
形成する。このときメモリ領域ではスタックゲート電極
の側面にポリシリコンのサイドウォール20が残る。
【0005】(C)ポリシリコンサイドウォール20を
除去するために、写真製版によりメモリ領域に開口を有
するレジストパターン22を形成し、等方性ポリシリコ
ンエッチングを施す。 (D)レジストパターン22を除去した後、周辺トラン
ジスタ領域に低濃度のソース・ドレイン領域24を形成
するために基板にN型不純物のイオン注入を行なう。そ
の後、高温酸化膜を堆積し、それをエッチバックするこ
とによりゲート電極18の側面にサイドウォールスペー
サ26を形成する。高濃度のソース・ドレイン領域28
を形成するために、サイドウォールスペーサ26をマス
クにして基板にN型不純物を高濃度にイオン注入する。
注入イオンの拡散処理を行なって周辺トランジスタをL
DD構造にする。サイドウォールスペーサ26を形成す
る際、スタックゲート電極の側面にも高温酸化膜のサイ
ドウォール27が形成される。
【0006】2層ポリシリコンプロセスでは、図2
(A)に示されるように、基板2上にゲート酸化膜4を
介してフローティングゲート電極用のポリシリコン膜を
堆積し、その上に層間絶縁膜のONO膜などを形成す
る。そして写真製版とエッチングによりパターン化を施
してフローティングゲート電極6、絶縁膜8を形成す
る。次に、コントロールゲート電極用と周辺トランジス
タのゲート電極用を兼ねる2層目のポリシリコン膜30
を堆積し、(B)のようにポリシリコン膜30を写真製
版とエッチングでパターン化することにより、メモリ領
域にはコントロールゲート電極10、周辺トランジスタ
領域にはゲート電極を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1の3層ポリシリコ
ンプロセスにおいては次のような問題点が挙げられる。
まず、第1にメモリ領域のポリシリコンサイドウォール
20を除去する工程が必要となる。また、このポリシリ
コンサイドウォール20はわずかでも残るとメモリのチ
ャージロスを招き、電荷保持特性不良の原因になる。メ
モリセルの面積が縮小され、メモリセル間のスペースも
狭くなってくるにつれて、ポリシリコンサイドウォール
20を完全に除去することがより難しくなってきてい
る。特に、スタックゲート電極のオーバーハング部にま
わり込んだポリシリコンサイドウォールを除去するのは
容易ではない。
【0008】第2の問題点は、周辺トランジスタのLD
D構造を形成するためのサイドウォールスペーサ26を
形成するための高温酸化膜は、周辺トランジスタの電気
的特性によって最適化されるので、その膜厚は1500
〜2500Å程度である。一方、スタックゲート電極は
6000〜7000Åの段差をもっているため、その高
温酸化膜の膜厚はメモリ領域で十分な高さのサイドウォ
ール27を形成するには薄すぎる。メモリ領域のサイド
ウォール27はメモリの電荷保持特性を向上させる上で
必要なものであるが、高温酸化膜のエッチバック後はサ
イドウォール27はスタックゲート電極の側面の下部に
しか残らず、スタックゲート電極の側方全体を被うこと
ができない。また、高温酸化膜エッチングでのオーバー
エッチングの際に、サイドウォール27の上端部で横方
向エッチングの影響を受けてスタックゲート電極を被う
酸化膜14自体もエッチングされる。その結果、サイド
ウォール27は、ポリシリコン膜とメタル配線との間の
BPSG膜などの層間絶縁膜、メタル配線間の層間絶縁
膜、及びパッシベーション膜を通して侵入するアルカリ
イオンや水素イオンのような可動イオンに対して有効な
ブロック作用を果たすことができない。
【0009】本発明の第1の目的は、3層ポリシリコン
プロセスによる製造方法において、スタックゲート電極
の側面に有効な絶縁膜サイドウォールを設け、かつスタ
ックゲート電極側面にポリシリコンが残らないようにし
てポリシリコンサイドウォール除去工程を不要にするこ
とである。
【0010】2層ポリシリコンプロセスによる製造方法
の場合、フローティングゲート電極とその上の層間絶縁
膜を形成した後、コントロールゲート電極用と周辺トラ
ンジスタのゲート電極用を兼ねる上層ポリシリコン膜3
0を堆積し、これをエッチングによりパターン化する
際、フローティングゲート電極6の側面にポリシリコン
サイドウォール32(ストリンガーとも呼ばれる)が残
る。素子の微細化にともないポリシリコン膜のエッチン
グプロファイルを基板と垂直に仕上げるために、異方性
エッチングによりパターン化しようとすると、このよう
なストリンガー32が発生しやすくなる。このストリン
ガー32はフローティングゲート電極6とそれに隣接す
るものとの間での短絡などの問題を発生させる。
【0011】また、上層ポリシリコン膜30を堆積する
前の工程として、通常は基板上の酸化膜を除去し、周辺
トランジスタ用にゲート酸化膜形成を行なうが、その酸
化膜除去工程はウエットエッチングにより行なわれる。
この際、図3(A)に示されるように、メモリ領域のゲ
ート酸化膜4もエッチングされて隙間34が生じる。こ
の隙間34にCVD法で堆積されるポリシリコン膜が入
り込み、(B)のように残渣36がこの隙間34に残る
ことがある。ストリンガー32を除去するために、写真
製版によりメモリ領域を露出させて等方性ポリシリコン
エッチングを行なうが、図3(B)のようにフローティ
ングゲート電極6のひさしの下の隙間34に残ったポリ
シリコンのストリンガー36まで完全に除去するのは極
めて困難である。
【0012】そこで、本発明の第の目的は、2層ポリ
シリコンプロセスでEPROMやEEPROMを製造す
る際に、フローティングゲート電極6の側部や下部にポ
リシリコンが残らないようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明により製造される
半導体メモリ装置は、半導体基板上にゲート酸化膜を介
し、メモリ素子ごとに分離したフローティングゲート電
極と、そのフローティングゲート電極上に絶縁膜を介
し、複数のメモリ素子について連続するように帯状にパ
ターン化されたコントロールゲート電極とを含むスタッ
クゲート電極を備えた不揮発性半導体メモリ装置におい
て、スタックゲート電極でコントロールゲート電極の幅
方向の側面には下部で厚く上部で薄くなった側壁状絶縁
膜が形成されているものである。側壁状絶縁膜はシリコ
ン酸化膜又はシリコン窒化膜である。側壁状絶縁膜は、
好ましい態様では少なくともフローティングゲート電極
上面の高さに形成されており、さらに好ましい態様で
はコントロールゲート電極の上面の高さまで形成されて
いる。
【0014】上記の半導体メモリ装置を3層ポリシリコ
ンプロセスにより製造する本発明の方法は、以下の工程
(A)から(E)をその順に含んでいる。(A)半導体
基板上のメモリ領域にゲート酸化膜を介して2層ポリシ
リコン構造のスタックゲート電極を形成する工程、
(B)CVD法により絶縁膜を堆積する工程、(C)そ
の絶縁膜に異方性エッチングを施し、スタックゲート電
極の側面にその絶縁膜による側壁を形成する工程、
(D)周辺トランジスタのゲート酸化膜を形成する工
程、(E)ポリシリコン膜を堆積し、パターン化して周
辺トランジスタ領域に周辺トランジスタのゲート電極を
形成する工程。
【0015】上記の半導体メモリ装置を2層ポリシリコ
ンプロセスにより製造する本発明の方法は、以下の工程
(A)から()をその順に含んでいる。(A)半導体
基板上のメモリ領域にゲート酸化膜を介してポリシリコ
ン膜によるフローティングゲート電極とその上に設けら
れたONO膜からなる第1の絶縁膜との積層体を形成す
る工程、()CVD法により第2の絶縁膜を堆積する
工程、()第2の絶縁膜に異方性エッチングを施し、
フローティングゲート電極の側面に第2の絶縁膜による
側壁を形成する工程、()周辺トランジスタのゲート
酸化膜を形成する工程、()ポリシリコン膜を堆積
し、パターン化してメモリ領域にコントロールゲート電
極を形成し、周辺トランジスタ領域に周辺トランジスタ
のゲート電極を形成する工程。ここで、工程(A)は、
2つの方法を含んでいる。1つは、半導体基板上のメモ
リ領域にゲート酸化膜を介してポリシリコン膜を堆積
し、パターン化してメモリ領域にスタックゲート電極の
フローティングゲート電極を形成した後、フローティン
グゲート電極上にコントロールゲート電極との間に設け
られる第1の絶縁膜を形成する工程である。他の1つ
は、後で述べる図6の実施例にあるように、半導体基板
上のメモリ領域にゲート酸化膜を介してポリシリコン膜
を堆積し、その上に第1の絶縁膜を形成した後、そのポ
リシリコン膜と第1の絶縁膜をパターン化する工程であ
る。
【0016】
【実施例】図4と図5により本発明を3層ポリシリコン
プロセスによるEPROMの製造方法に適用した例を説
明する。 (A)P型シリコン基板2に既知のLOCOS法などの
素子分離方法により素子分離用シリコン酸化膜3を形成
し、必要なしきい値電圧制御用の注入を終えた後、基板
2上にゲート酸化膜4を形成する。その上にフローティ
ングゲート電極用の下層ポリシリコン膜を堆積し、その
下層ポリシリコン膜に対してはワードライン方向(図で
は紙面垂直方向)と垂直にフローティングゲート電極を
分離するためのパターン化を施す。次にその上に層間絶
縁膜として例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜及び
シリコン酸化膜の3層構造のONO膜を形成する。その
後、全面に上層ポリシリコン膜を堆積した後、写真製版
によりスタックゲート電極用のレジストパターンを形成
し、それをマスクにして異方性エッチングを施すことに
よってメモリのスタックゲート電極を形成する。スタッ
クゲート電極はポリシリコンにてなるフローティングゲ
ート電極6、その上のONO膜8及び最上層のポリシリ
コンにてなるコントロールゲート電極10から構成され
ている。コントロールゲート電極10はワードライン方
向(紙面垂直方向)に延びた帯状パターンであり、複数
のメモリ素子について連続している。
【0017】(B)メモリ領域に開口を有するレジスト
パターン40を写真製版により形成し、メモリのソース
領域とドレイン領域に砒素などのN型不純物をイオン注
入する。42は注入された不純物である。 (C)レジストを除去した後、メモリのスタックゲート
電極側面に十分形成される厚さに高温酸化膜を堆積した
後、その高温酸化膜にエッチバック処理を施し、メモリ
のスタックゲート電極側面に酸化膜サイドウォール44
を形成する。酸化膜サイドウォール44は下部で厚く上
部で薄くなっている。
【0018】(D)スタックゲート電極のフローティン
グゲート電極6とコントロールゲート電極10のエッジ
を丸めるための熱処理とソース・ドレイン領域に注入さ
れた不純物42の活性化を兼ねた酸化処理を施すことに
より、スタックゲート電極のフローティングゲート電極
6とコントロールゲート電極10を熱酸化膜46で被
い、周辺トランジスタ領域には犠牲酸化膜48を形成す
る。このときの酸化条件は、例えば900〜950℃の
ウエット酸化又はドライ酸化である。周辺トランジスタ
領域にはしきい値電圧制御のためにボロンイオン50を
犠牲酸化膜48をスルー酸化膜としてイオン注入する。
【0019】(E)酸化膜48をウエットエッチングで
除去した後、周辺トランジスタ領域にゲート酸化膜52
を形成し、その上から周辺トランジスタのゲート電極と
なるポリシリコン膜54を堆積する。 (F)写真製版により周辺トランジスタのゲート電極用
レジストパターンを形成し、それをマスクにして異方性
ポリシリコンエッチングを施すことにより、周辺トラン
ジスタのゲート電極56を形成する。このとき、メモリ
領域のスタックゲート電極の側面にはすでに絶縁膜サイ
ドウォール44が形成されており、しかもその絶縁膜サ
イドウォール44の表面が傾斜面となっているので、メ
モリ領域にポリシリコン膜54が残ることがない。
【0020】(G)その後、既知の方法により、周辺ト
ランジスタ用にLDD構造のソース・ドレイン領域を形
成する。58はLDD構造を構成するソース・ドレイン
の低濃度不純物領域、62は高濃度不純物領域である。
60はそのLDD構造のソース・ドレイン領域を形成す
るための高温酸化膜サイドウォールスペーサである。サ
イドウォールスペーサ62は、全面に高温酸化膜を堆積
し、それをエッチバックして形成されるが、メモリ領域
ではすでに絶縁膜サイドウォール44が形成されている
ので、メモリ領域には高温酸化膜サイドウォールスペー
サは形成されない。
【0021】このように、図4,図5の実施例では、周
辺トランジスタのゲート電極用のポリシリコン膜を堆積
する前に、メモリ領域のスタックゲート側面にはすでに
酸化膜サイドウォール44が形成されているため、周辺
トランジスタ用のポリシリコン膜がメモリ領域にサイド
ウォールとして残ることがない。そのため従来のように
メモリ領域でのポリシリコンサイドウォール除去のため
のプロセスが不要になる。また、メモリ領域の酸化膜サ
イドウォール44は周辺トランジスタのLDD用サイド
ウォールスペーサ形成後もメモリ領域のスタックゲート
電極側面全体を被う形で残るため、外部から可動イオン
が侵入する際のブロックとして作用し、チャージロスに
対する耐性が向上し、メモリ保持特性が向上する。
【0022】図5(G)の状態から層間絶縁膜を堆積
し、接続位置の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
し、メタル配線を形成し、パッシベーション膜を形成す
れば半導体メモリ装置が完成する。
【0023】図6により本発明を2層ポリシリコンプロ
セスのEPROMやEEPROMに適用した実施例を説
明する。(A)LOCOS法等により素子分離を行なっ
た後、必要なしきい値電圧制御用の注入を終えたP型シ
リコン基板2にゲート酸化膜4を形成する。EEPRO
Mの場合には、その後、トンネル酸化膜の形成を行な
う。(B)下層ポリシリコン膜とその上にONO膜から
なる絶縁膜を形成し、写真製版によりレジストを形成
し、そのレジストパターンをマスクにしてエッチングを
施し、フローティングゲート電極6とその上の絶縁膜8
を形成する。
【0024】(C)レジストを除去した後、高温酸化膜
を堆積し、エッチバックを施して下層ポリシリコン膜6
の側面に酸化膜サイドウォール70を形成する。(D)
その後、周辺トランジスタ領域にゲート酸化膜を形成し
た後、上層ポリシリコン膜を堆積する。上層ポリシリコ
ン膜はメモリ領域ではコントロールゲート電極となり、
周辺トランジスタ領域ではゲート電極とするためのもの
である。その上層ポリシリコン膜に写真製版とエッチン
グによりパターン化を施し、メモリ領域ではコントロー
ルゲート電極10を形成し、周辺領域ではゲート電極を
形成する。この上層ポリシリコン膜のパターン化の際、
下層ポリシリコン膜側面には酸化膜サイドウォール70
がすでに形成されているので、フローティングゲート電
極6の側面にポリシリコン膜は残らない。
【0025】図6の工程(C)と(D)の間には周辺ト
ランジスタ領域の基板を被っている犠牲酸化膜を除去す
るためのウエットエッチング工程が入るが、そのエッチ
ングによっても酸化膜サイドウォール70は残る。
【0026】図4,図5の実施例と図6の実施例におい
て、サイドウォール44と70としてシリコン酸化膜を
例示しているが、それらをシリコン窒化膜に置き換えて
もよい。シリコン窒化膜はシリコン酸化膜よりもより緻
密な絶縁膜であり、外部からの可動イオンの侵入に対し
てはより有効に遮蔽する作用をする。また、基板及びソ
ース・ドレイン領域の導電型を実施例と逆にしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】本発明により製造される半導体メモリ装
置ではスタックゲート電極の側面、少なくともフローテ
ィングゲート電極の側面に絶縁物のサイドウォールが形
成されているため、メモリの保持特性が向上する。本発
明の製造方法では周辺回路用のゲート電極用ポリシリコ
ン膜を堆積する工程の前にすでにメモリのフローティン
グゲート側面又はフローティングゲート及びコントロー
ルゲートの側面に絶縁膜サイドウォールが形成されてい
るため、ポリシリコン膜がフローティングゲート電極周
辺に残ることはなく、短絡などの問題がなくなって製造
歩留まりが向上する。そして従来のようにメモリ領域で
のポリシリコンサイドウォールを除去する工程が不要に
なることから、製造工期が短縮され、低コスト化を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の3層ポリシリコンプロセスを示す工程断
面図である。
【図2】従来の2層ポリシリコンプロセスを示す工程断
面図である。
【図3】図2の従来のプロセスにおける問題点を示す工
程断面図である。
【図4】本発明を3層ポリシリコンプロセスに適用した
実施例の工程の前半部を示す工程断面図である。
【図5】本発明を3層ポリシリコンプロセスに適用した
同実施例の工程の後半部を示す工程断面図である。
【図6】本発明を2層ポリシリコンプロセスに適用した
実施例を示す工程断面図である。
【符号の説明】
2 シリコン基板 4 メモリ領域のゲート酸化膜 6 フローティングゲート電極 8 絶縁膜 10 コントロールゲート電極 44,70 酸化膜サイドウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−119070(JP,A) 特開 平4−302174(JP,A) 特開 平4−323877(JP,A) 特開 平2−10875(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/10 481 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程をその順に含む不揮発性半導
    体メモリ装置の製造方法。 (A)半導体基板上のメモリ領域にゲート酸化膜を介し
    て2層ポリシリコン構造のスタックゲート電極を形成
    る工程、 (B)CVD法により絶縁膜を堆積する工程、 (C)前記絶縁膜に異方性エッチングを施し、前記スタ
    ックゲート電極の側面に前記絶縁膜による側壁を形成す
    る工程、 (D)周辺トランジスタのゲート酸化膜を形成する工
    程、 (E)ポリシリコン膜を堆積し、パターン化して周辺ト
    ランジスタ領域に周辺トランジスタのゲート電極を形成
    する工程。
  2. 【請求項2】 以下の工程をその順に含む不揮発性半導
    体メモリ装置の製造方法。 (A)半導体基板上のメモリ領域にゲート酸化膜を介し
    てポリシリコン膜によるフローティングゲート電極とそ
    の上に設けられたONO膜からなる第1の絶縁膜との積
    層体を形成する工程、 ()CVD法により第2の絶縁膜を堆積する工程、 ()第2の絶縁膜に異方性エッチングを施し、フロー
    ティングゲート電極の側面に第2の絶縁膜による側壁を
    形成する工程、 ()周辺トランジスタのゲート酸化膜を形成する工
    程、 ()ポリシリコン膜を堆積し、パターン化してメモリ
    領域にコントロールゲート電極を形成し、周辺トランジ
    スタ領域に周辺トランジスタのゲート電極を形成する工
    程。
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