JP3389388B2 - 図面編集装置 - Google Patents

図面編集装置

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JP3389388B2
JP3389388B2 JP31250295A JP31250295A JP3389388B2 JP 3389388 B2 JP3389388 B2 JP 3389388B2 JP 31250295 A JP31250295 A JP 31250295A JP 31250295 A JP31250295 A JP 31250295A JP 3389388 B2 JP3389388 B2 JP 3389388B2
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幹生 立花
由美子 風間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図面の移動、追
加、削除、線属性に係わる図形処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図75は、従来例のブロック図である。回路
図イメージ、コマンドメニュー及び回路シンボルメニュ
ーを格納する主記憶700と、主記憶700に格納され
た図形データを読み取り、図形データの座標をディスプ
レイ装置1000の座標系に変換する図形表示手段90
0と、図形表示手段900が出力した図形を表示するデ
ィスプレイ装置値1000と、ディスプレイ装置100
0上の座標を入力するポインティング装置100と、ポ
インティング装置100が入力した座標を主記憶700
上の座標系に変換して主記憶700に書き込む座標入力
手段200と、コマンドを制御するコマンド制御手段8
00と、コマンド制御手段800によって制御され、回
路シンボルの選択と配置位置を指示する回路シンボル配
置位置指示手段300と、回路シンボル配置位置指示手
段300によって起動され、回路シンボルと既配線の重
複を検出する図形重複検出手段400と、図形重複検出
手段400によって起動され、回路シンボルと重複して
いる既配線の内、回路シンボルの引出線と重複する既配
線の重複部分を削除する既配線削除手段500と、図形
重複検出手段400によって起動され、回路シンボルと
重複している既配線の内、回路シンボルの引出線と重複
しない既配線の重複部分の経路を変更する既配線経路変
更手段600とから構成される。
【0003】図76〜図80を用いて動作を説明する。
図76において、回路シンボルC1及びC2と回路シン
ボルC3の間に、図77に示す回路シンボルを挿入する
場合を想定する。図形表示手段900は、主記憶700
に展開された図76に示す回路図と、コマンドメニュー
をディスプレイ装置1000に表示する。まず、操作者
は、ディスプレイ装置1000に表示されたコマンドメ
ニューからポインティング装置100を操作し、回路シ
ンボル配置位置指示手段300に相当するコマンドをク
リックする。座標入力手段200は、ポインティング装
置100がクリックした座標を主記憶700に書き込
む。次に、コマンド制御手段800は、主記憶700を
読み、クリックされた座標に対応する回路シンボル配置
位置指示手段300を起動する。回路シンボル配置位置
指示手段300は、主記憶700に回路シンボルメニュ
ーを書き込む。図形表示手段900は、主記憶700を
読み、ディスプレイ装置1000に表示する。
【0004】次に、操作者は、ディスプレイ装置100
0に表示された回路シンボルメニューからポインティン
グ装置100を操作し、図77に示す回路シンボルをク
リックする。座標入力手段200は、ポインティング装
置100がクリックした座標を主記憶700に書き込
む。次に、回路シンボル配置位置指示手段300は、主
記憶700を読み、クリックされた座標に対する回路シ
ンボルメニューを選択し、移動可能状態にする。これに
よって、回路シンボルは、ポインティング装置100と
同期して動くことになる。次に、操作者は、ポインティ
ング装置100を操作して選択した回路シンボルを図7
8に示す回路シンボルC4の位置に置き、その座標をク
リックする。座標入力手段200は、ポインティング装
置100がクリックした座標を主記憶700に書き込
む。次に、回路シンボル配置位置指示手段300は、主
記憶700を読み、クリックされた座標に回路シンボル
を固定して図形重複検出手段400を起動する。
【0005】次に、図形重複検出手段400は、回路シ
ンボル配置位置指示手段300により、配置された回路
シンボルと既配線に重複があるか否かを調べる。重複が
ある場合で、かつ、回路シンボルの引出線と重複する既
配線がある場合、既配線削除手段500を起動する。重
複はあるが、回路シンボルの引出線と重複する既配線が
ない場合、既配線経路変更手段600を起動する。次
に、既配線削除手段500は、図79に示すように、回
路シンボルC4内の既配線l1及びl2を削除し、主記
憶700に書き込む。次に、既配線経路変更手段600
は、図80に示すように、回路シンボルC4と重複する
既配線l3を下に押し下げる。続いて、配線l3を押し
下げたことによる重複が配線l3及びl4の間で起こる
ので、配線l4を下に押し下げる。この結果を、主記憶
700に書き込む。次に、図形表示手段900は、主記
憶700に書き込まれた回路図イメージを読み、ディス
プレイ装置1000に表示する。
【0006】従来例2.図面の作成操作手順によって
は、図面の見た目からは予測できないデータが作成され
ることがあった。例えば、1本の線分を表す端点情報を
(X1,Y1),(X3,Y1)とすべきところを、
(X1,Y1),(X2,Y1)と(X2,Y1),
(X3,Y1)の2本の線分として登録することがあっ
た。この時、図形の移動を行うとその一部(例えば、線
分(X1,Y1),(X2,Y1))のみ移動され、他
の線分(例えば、線分(X2,Y1),(X3,Y
1))は残され、図面の連続性が損なわれた。
【0007】従来例3.図81(1)に示す例は、電気
回路図において、接続線の線の太さ、色、番号を示す線
属性(図中、D7,B8)が接続線の近くに入力されて
いる。しかし、図81(2)に示すように、回路図面の
移動又は線属性の移動により、接続線と対応する線属性
が離れることがある。この場合でも、D7,B8は、入
力時に線属性であると定義されているので、接続線と線
属性の関係を出力させると、D7,B8はそれぞれ接続
線iとjの線属性として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−16056
8号公報に開示された回路図処理システムでは、図面に
新たな回路シンボルが追加された場合、重複を検出し、
重複している既配線部分を削除、或いは、既配線の線路
変更を行っていた。しかし、図面と他の図面を重ね合わ
せ、接続線同士の接続を行い、1つの図面を作成するこ
とはできないという問題点があった。また、従来例2に
示したように、図面の作成操作手順によっては、図面の
見た目からは予測できないデータが作成され、操作オペ
レーションがしにくいという問題点があった。また、従
来例3で示したように、接続線と線属性がディスプレイ
の図面上離れてしまう場合、操作者が見た認識では該当
文字列は線属性とは見なされないが、該当文字列がシス
テムでは線属性とされてしまうという問題点があった。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、操作手順をどのようにしても、下
記接続線ルールを満足する図面編集装置を得ることを目
的とする。 (1)接続線同士が重なる場合は、1本の接続線とす
る。 (2)接続線上に他の接続線の端点又はパーツのピンが
のる場合は、接続線を分断する。
【0010】また、第1の図面と第2の図面を重ね合わ
せた場合、重複した図形要素を削除し、接続線同士を接
続線ルールに従って、接続する図面編集装置を得ること
を目的とする。
【0011】また、接続線のルールを満たした図形要素
の移動処理が行える図面編集装置を得ることを目的とす
る。
【0012】また、接続線のルールを満たした図形要素
の追加処理が行える図面編集装置を得ることを目的とす
る。
【0013】また、接続線のルールを満たした図形要素
の削除処理が行える図面編集装置を得ることを目的とす
る。
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る図面編集
装置は、パーツ及び接続線を図形要素として作図する図
面編集装置において、第1の接続線の少なくとも一部が
第1の接続線の延在する方向に第2の接続線と重なる場
合に、第1の接続線と第2の接続線を1本の第3の接続
線とする接続線合成手段を備えたことを特徴とする。
【0016】上記図面編集装置は、更に、第1の接続線
上に他との接続を示す接続点が発生する場合に、第1の
接続線を接続点で第2の接続線と第3の接続線に分割す
る接続線分割手段を備えたことを特徴とする。
【0017】上記図面編集装置は、更に、少なくとも1
つの図形要素を含むグループ枠が指定されると、このグ
ループ枠に完全に含まれる図形要素を0次図形と判別
し、一端がグループ枠内に含まれ、他端がグループ枠外
に存在する接続線を1次線と判別し、上記1次線の他端
に接続されたグループ枠外の接続線を2次線として判別
する判別手段と、グループ枠を移動させることにより、
0次図形をグループ枠とともに移動させ、1次線の他端
が2次線と接続されている場合に、0次図形の移動に従
って1次線を平行移動させ1次線の長さを伸縮させ、1
次線の他端がグループ枠外のパーツと接続されている場
合に、0次図形の移動に従って1次線の他端を中心にし
て1次線を回転移動させ1次線の長さを伸縮させる移動
手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】上記移動手段は、1次線の他端がいずれの
図形要素とも接続されていない場合、0次図形の移動に
従って1次線を平行移動させることを特徴とする。
【0019】上記移動手段は、1次線の他端が2次線と
接続されており、1次線が平行移動される場合、1次線
と2次線端点の接続が保てるように2次線の長さを伸縮
させることを特徴とする。
【0020】上記移動手段は、1次線の他端が2次線と
その他の図形要素との両方に接続されており、1次線が
平行移動される場合、平行移動前の1次線の端点の位置
と平行移動後の1次線の端点の位置とをそれぞれ端点と
する新たな接続線を自動発生することを特徴とする。
【0021】上記図面編集装置は、直交する軸を持つ座
標系を有し、上記接続線は、上記座標系の直交するいず
れかの軸と平行であることを特徴とする。
【0022】上記接続線は、更に、上記座標系の直交す
るいずれの軸とも平行でない斜め接続線を有し、上記移
動手段は、1次線の他端がグループ枠外の斜め線と接続
されている場合に、0次図形の移動に従って1次線の他
端を中心にして1次線を回転移動させ1次線の長さを伸
縮させることを特徴とする。
【0023】上記判別手段は、グループ枠内に一部含ま
れるパーツを1次パーツと判別し、上記移動手段は、0
次図形と1次パーツが接続されている場合、0次図形の
移動に従い、0次図形と1次パーツを接続する新たな接
続線を自動発生することを特徴とする。
【0024】上記接続線合成手段は、更に、既に作成さ
れた第1の図面上に第2の図面を重ねる重畳手段と、第
1の図面の図形要素と第2の図面の図形要素のうち、重
なった図形要素を求める重なり判定手段と、重なった図
形要素同士を合成するための接続点を合成点として求め
る合成点判定手段と、合成点を接続点とみなし上記第1
の図面の図形と第2の図面の図形を、上記接続線分割手
段により分割する分断手段と、分断された第1の図面の
図形と第2の図面の図形を、マージするマージ手段と、
分断された第1の図面の図形と第2の図面の図形を、上
記合成点で合成する合成手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0025】上記分断手段は、更に、上記第1の図面の
図形と第2の図面の図形を、上記接続線分割手段により
接続点で分割することを特徴とする。
【0026】上記分断手段は、更に、上記第1の図面の
図形と第2の図面の図形を、パーツの接続点で分断する
ことを特徴とする。
【0027】上記図面編集装置は、更に、既に作成され
た図面の図形要素を削除対象として指定する削除指定手
段と、削除対象を削除する削除手段と、削除に伴い接続
線を延長し、上記接続線合成手段により新たな1本の接
続線を合成する延長合成手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この実施の形態は、図面の一部を移動す
る時の図面編集装置の動作について説明する。図1を用
いてこの明細書で用いる用語の説明をする。 (1)パーツ パーツは、電気図記号等のシンボルを示す。パーツを示
すシンボルの例は、図1(1)に示す通りである。 (2)パーツのピン(接続点とも呼ぶ) パーツのピンは、接続線とつなぐことのできる点であ
る。図において、(2)で示すように、パーツの両端の
×印がパーツのピンである。 (3)セグメント領域 セグメント領域は、図形を含む最小の長方形領域であ
る。図1(3)にパーツの周囲を点線で囲った部分がセ
グメント領域である。 (4)接続線 接続線は、パーツのピンとピンを結ぶ線である。接続線
同士をつなぐ接続線もある。 (5)グループ枠 グループ枠は、移動、削除、追加等の時に対象となる図
面中の領域を指定するための一時的なボックス領域であ
る。 (6)属性 属性は、図面中の文字列を指す。
【0032】図2は、移動対象となるグループ枠を指定
した際のパーツ及び接続線の分類の仕方を説明するため
の図である。図2において、点線で示した枠がグループ
枠である。 (1)0次図形は、グループ枠に含まれるパーツ、接続
線である。 (2)1次図形は、0次図形につながるパーツ、接続線
である。1次図形は、その図形の一部分だけグループ枠
に入る。接続線の場合1次線、パーツの場合1次パーツ
と呼ぶ。 (3)2次線は、1次線につながる0次以外の接続線を
言う。2次線は、グループ枠に全く含まれないものを言
う。
【0033】図2を用いてグループ枠が指定された時の
図形要素の判別例を述べる。 0次図形 0次パーツ:B 0次水平接続線:HC 0次垂直接続線:VC,VA 1次図形 1次パーツ:C 1次水平接続線:HB,HA 1次垂直接続線:VB 1次斜め線:OA 2次線 2次水平接続線:HE 2次垂直接続線:VD
【0034】図3は、図面編集装置における接続線ルー
ルである。 (1)接続線iは、右図のように1本の接続線として、
端点座標AとBで表す。左側の図のように、1本の接続
線iを表すために3点の座標A,C,Bを用い、端点座
標A,Cである線分と端点座標C,Bである線分とする
ことはない。 (2)左図のように、接続線jと水平接続線DEが1点
で接続される場合、水平接続線を端点D,Eで表すこと
はしない。右図に示すように、水平接続線が2本の接続
線、端点D,Fで表される接続線と、端点F,Eで表さ
れる接続線として表現される。 (3)水平接続線にパーツaが接続されると、右図に示
すように、水平接続線は、端点座標G,Iで表される接
続線と、端点座標I,Hで表される接続線として表現さ
れる。 図3(1),(2),(3)において、右側がこの明細
書における図面編集装置で行われる正しい処理である。
【0035】図4は、この実施の形態における図面編集
装置のブロック図である。1はディスプレイ、2はポイ
ンティングデバイス、3はキーボード、4は出力装置で
ある。5は主記憶装置、6は外部記憶装置である。7は
制御部である。制御部7は、接続線合成手段8、接続線
分割手段9、判別手段10、移動手段11からなる。接
続線合成手段8の機能について、図5と図6を用いて述
べる。図5は、接続線合成手段8が、一部区間で重なる
2本の線を1本の線に合成する場合を示す。図におい
て、(1)に、接続線aを示す。接続線aは、M,Nを
端点座標とする。(2)に、追加する接続線bを示す。
追加する接続線bは、P,Qを端点座標とする。(3)
に示すように、接続線aと接続線bをその座標値に配置
すると、座標P,Nの間で重なる。接続線合成手段8
は、(4)に示すように、接続線a、接続線bを1本の
接続線cとし、端点座標M,Qで表す。
【0036】図6は、接続線合成手段8の第2の機能で
ある。(1)に示すように、接続線aと接続線bが同一
の直線上に座標Nで接続されている。接続線cが座標N
で垂直方向に接続されている。この時、接続線cを削除
すると、(2)に示すように、接続線aと接続線bがそ
れぞれの端点座標P,N,Qが一直線上に配置されて残
る。接続線合成手段8は、接続線aと接続線bを合成
し、(3)に示すように、接続線dとする。接続線dの
端点座標は、P,Qである。
【0037】図7を用いて接続線分割手段9の機能を述
べる。(1)に接続線aを示す。接続線aの端点座標
は、M,Nである。(2)に示すように、接続線aに接
続線bが追加される。接続線bは、座標Pで接続線aに
接続する。すると、接続線分割手段9は、接続線aを接
続線iと接続線jに分割する。接続線iは、端点座標
M,Pで表され、接続線jは、端点座標P,Nで表され
る。なお、図5から図7における接続線は、x,y直交
座標のいずれかの軸に平行である必要はない。
【0038】判別手段10は、0次図形か、1次図形
か、2次線か、図2で示したように、グループ枠に対す
る図形要素の判別を行う。移動手段11の機能を以下に
述べる。グループ枠移動のルールは、0次図形か、1次
図形か、2次線かにより異なるので、次の4つに分類す
る。 (1)グループ枠に含まれるパーツ、接続線である0次
図形の移動。 (2)0次図形につながる1次接続線の移動。 (3)1次水平線につながる0次以外の2次垂直接続線
と、1次垂直線につながる0次以外の2次水平接続線の
移動。 (4)特殊ラバーバンド線の発生。 グループ枠内に一部分のみ重なるパーツを1次パーツ。
そのパーツのピンが0次図形とつながる場合、移動に伴
ってそのピンから自動発生する線を特殊ラバーバンド線
と呼ぶ。
【0039】上記分類毎の移動後の接続線の座標値の計
算ルールを以下に示す。移動の変位量をdx,dyとす
る。 (1)0次図形の移動のルール 図8に0次図形の移動を示す。 図において、一点鎖線のグループ枠で囲まれた図が移動
前の状態である。移動したい図形は、全てグループ枠内
に含まれているので、0次図形である。ここで、接続線
bの端点(X,Y)を例に取る。移動後の状態は、点線
のグループ枠で囲まれた図である。接続線bは、接続線
b’となる。移動前の0次図形の座標値を(X,Y)と
すると、移動後は(X+dx,Y+dy)となる。
【0040】(2)1次線の移動ルール 図9から図11は、1次線の移動ルールを説明するため
に用いる図である。1次線でグループ枠内の端点を(X
IN,YIN)、グループ枠外の端点を(Xou t ,Yout
とする。移動後の座標を(XIN’,YIN’),(X
out ’,Yout’)とする。 (イ)1次水平接続線が2次線と接続しているか、枠外
の端点がパーツのピンにも斜め線端点とも接続していな
い場合。図9(1)が1次水平接続線が2次線と接続し
ている場合の図である。図9(2)が1次水平接続線の
枠外の端点が、パーツのピンにも斜め線端点とも接続し
ていない場合の図である。どちらの図も1次水平接続線
(一点鎖線)がグループ枠の移動に伴い、1次水平接続
線(実線)に移行する。次に、移動後の接続線の座標値
の計算ルールを示す。 XIN’=XIN+dx YIN’=YIN+dy Xout ’=Xout Yout ’=Yout +dy グループ枠内の端点は、グループ枠の移動とともにX方
向、Y方向共に座標が移動する。しかし、1次線のグル
ープ枠外の端点は、Y方向のみ移動し、X方向の値は変
化しない。 (ロ)1次水平接続線の枠外の端点が、パーツのピンと
接続している場合又は斜め線端点と接続している場合。
図10(3)が1次水平接続線の枠外の端点が、パーツ
のピンと接続している場合を示す図である。(4)が斜
め線端点と接続している場合を示す図である。次に、計
算式を示す。 XIN’=XIN+dx YIN’=YIN+dy Xout ’=Xoutout ’=Yout グループ枠内の1次線の端点は、グループ枠の移動とと
もに、X軸方向、Y軸方向とも値が変化する。1次線の
グループ枠外の端点は、パーツのピン、或いは、斜め線
に接続されているので移動せず、値は変化しない。
【0041】1次垂直接続線の場合を(ハ),(ニ)に
示す。(ハ)は(イ)に対応し、(ニ)は(ロ)に対応
する。そのため、図面は省き、式のみを以下に示す。 (ハ)1次垂直接続線が2次線と接続しているか、枠外
の端点がパーツのピンにも斜め線端点と接続していない
場合。 XIN’=XIN+dx YIN’=YIN+dy Xout ’=Xout +dx Yout ’=Yout (ニ)1次垂直接続線の枠外の端点が、パーツのピン又
は斜め線端点と接続している場合。 XIN’=XIN+dx YIN’=YIN+dy Xout ’=Xoutout ’=Yout (ホ)1次斜め接続線。 1次斜め接続線の移動を、図11に示す。 XIN’=XIN+dx YIN’=YIN+dy Xout ’=Xoutout ’=Yout 1次斜め接続線は、グループ枠の移動に伴い、枠内の端
点は、X軸方向、Y軸方向共に移動する。枠外の端点
は、X軸方向、Y軸方向共に移動しない。
【0042】(3)2次線の移動ルール (イ)2次水平接続線の片方の端点に1次線が接続して
いる場合。図12に例を示す。1次線に接続している2
次水平接続線の端点を(X2,Y2)とする。移動後の
端点を(X2’,Y2’)とする。 X2’=X2+dx Y2’=Y2 1次線に接続しない2次水平接続線の端点を(X3,Y
3)とする。移動後の端点を(X3’,Y3’)とす
る。 X3’=X3 Y3’=Y3 1次線に接続している2次水平接続線の端点は、グルー
プ枠の移動に伴い1次線が移動するX軸方向にdx移動
する。1次線に接続しない2次水平接続線の端点は、グ
ループ枠が移動しても変化しない。
【0043】(ロ)1次線に接続している2次垂直線の
場合。(ロ)と対応しているので、図は省略する。1次
線に接続している2次垂直接続線の端点を(X2,Y
2)とする。移動後の端点を(X2’,Y2’)とす
る。 X2’=X2 Y2’=Y2+dy 1次線に接続しない2次垂直接続線の端点を(X3,Y
3)とする。移動後の端点を(X3’,Y3’)とす
る。 X3’=X3 Y3’=Y3 1次線に接続している2次垂直接続線の端点は、1次線
の移動に伴い、Y軸方向にdy変化する。1次線に接続
していない2次垂直接続線の端点は、グループ枠が移動
しても変化しない。
【0044】(ハ)2次水平接続線が1次線に接続して
いる端点に、更に、0次、1次、2次以外の接続線端点
又はピンと接続している場合。図13に例を図示する。
図13(1)にグループ枠移動前の状態を示す。2次水
平接続線aが端点(X2,Y2)で1次垂直接続線bと
接続し、更に、0次、1次、2次以外の接続線cと接続
している。2次水平接続線aの他の端点を(X3,Y
3)とする。図13(2)にグループ枠を(dx,d
y)ベクトル移動後の状態を示す。移動前の状態を一点
鎖線で示す。移動後の接続線を実線で示す。1次線に接
続している2次水平接続線の移動後の端点を(X2’,
Y2’)とすると、 X2’=X2+dx Y2’=Y2 また、(X2,Y2)から(X2’,Y2’)という線
を自動発生する。 (ニ)2次垂直接続線の端点に1次線が接続し、更に、
0次、1次、2次以外の接続線の端点、或いは、ピンと
接続している場合。(ハ)と対応するので、図は省く。
1次線に接続している2次垂直接続線の端点を(X2,
Y2)とする。また、2次垂直接続線の移動後の端点を
(X2’,Y2’)とすると、 X2’=X2 Y2’=Y2+dy また、(X2,Y2)から(X2’,Y2’)という線
を自動発生する。2次線の移動に伴い、接続線を自動発
生することにより、移動による図面の分断を防ぎ、か
つ、接続線のルールを満たすことが可能となる。
【0045】(4)特殊ラバーバンド線の発生 グループ枠内に一部分のみ重なるパーツがあり、そのパ
ーツのピンが0次図形とつながる場合。図14を参照し
ながら説明する。図14(1)にグループ枠を移動する
前の状態を図示する。パーツaは、グループ枠内に入る
ので、0次図形である。パーツbは、パーツaとピン同
士で接続されている。パーツbは、一部分のみグループ
枠内に入るので、1次パーツである。図14(2)にグ
ループ枠を移動後の状態を示す。パーツaは、グループ
枠とともに移動し、パーツbは、1次パーツであるの
で、元の位置に残る。パーツbの0次図形とつながるピ
ン座標を(X,Y)とする。移動後のパーツa’のパー
ツb側のピン座標を(X+dx,Y+dy)とする。
(X,Y)から(X+dy,Y+dy)という特殊ラバ
ーバンド線jを自動発生する。図15に特殊ラバーバン
ド線を発生する他の例を示す。図15(1)パーツaと
パーツbが隣接し、パーツbがグループ枠で囲まれてい
る。パーツaは、1次パーツであり、パーツbは、0次
図形である。図15(2)グループ枠が移動されると、
パーツbは共に移動し、パーツaは元の位置に留まる。
パーツa、パーツb共に図示するように、右側と左側に
6点ずつのピンが存在する。図15(3)パーツaとパ
ーツbの向かい合った面のパーツのピン同士を接続する
特殊ラバーバンド線cからhを自動発生する。
【0046】次に、グループ枠以外の移動のルールを、
図16を用いて述べる。 (1)パーツ 図16(1)に示すように、各パーツの廻りにはセグメ
ント領域(点線で示す)が定義されている。このセグメ
ント領域をグループ枠と見なし、グループ枠と同様のル
ールで移動する。 (2)接続線 図16(2)に示すように、水平接続線と垂直接続線の
周囲には、幅0のセグメント領域(点線で示す)が定義
されているものと見なす。このセグメント領域をグルー
プ枠と見なし、グループ枠と同様のルールで移動を行
う。斜め接続線の場合は、斜め接続線の端点を(X1,
Y1)と(X2,Y2)とすると、斜め接続線のセグメ
ント領域は、図に示すように、(X1,Y1),(X
2,Y1),(X2,Y2),(X1,Y2)の長方形
で囲った領域が取られる。このセグメント領域をグルー
プ枠と見なす。なお、移動手段11は、接続線を水平接
続線、垂直接続線、斜め接続線に分類している。移動手
段11は、上述したように、水平接続線、垂直接続線に
おける処理を基調とすることにより、計算処理を単純化
し、処理速度の向上を図っている。
【0047】図17を用いて、ディスプレイ1に表示さ
れた図面の一部を移動する処理について説明する。図1
7(a)は、グループ枠を移動する前の状態である。図
17(b)は、グループ枠をピックし、移動ベクトル
(dx,dy)移動後の状態である。移動ベクトル(d
x,dy)の成分の大きさは、図中、(a)と(b)の
間に示す。図18は、図面編集装置における移動処理の
フローチャートである。図17と図19から図26を用
いて、図18のフローチャートを説明する。図面編集装
置の制御部7は、図17(a)の図面に対しパーツの基
準点、セグメント領域、接続点、状態を記憶するパーツ
テーブル(図19)を作成する。水平接続線各々につい
て、Y座標、X座標の始点(始点X)、X座標の終点
(終点X)、状態を記憶する水平接続線テーブル(図2
0)を作成する。垂直接続線各々について、X座標、Y
座標の始点(始点Y)、Y座標の終点(終点Y)、状態
を記憶する垂直接続線テーブル(図21)を作成する。
斜め線接続線各々について、始点X、始点Y、終点X、
終点Y、状態を記憶する斜め接続線テーブル(図22)
を作成する。ここで、状態とは、グループ枠が指定さ
れ、かつ、移動処理である時、その図形要素が0次、1
次、2次図形か、或いは、それ以外(テーブル中空白)
か、これらのいずれに分類されるかを示す。グループ枠
が指定される前は、図19から図22の状態は全て空白
である。
【0048】図18は、ステップS2において、操作者
が移動対象を指定する。図17(a)に示すように、操
作者が移動対象となる図形要素をグループ枠で囲む。ス
テップS4において、判別手段10は、移動対象(0次
図形)を求める。判別手段10は、グループ枠内に完全
に含まれる図形として、パーツB、水平接続線HC、垂
直接続線VA,VCを0次図形であると判別する。判別
手段10は、図19に示すパーツテーブルのパーツBの
状態を0次とする。水平接続線テーブル(図20)のH
Cの状態を0次とする。垂直接続線テーブル(図21)
のVAの状態を0次とし、VCの状態を0次とする。ま
た、判別手段10は、1次図形、2次図形を判別し、図
19から図22の各テーブルの状態をそれぞれセットす
る。ステップS6において、移動手段11は、特殊線テ
ーブルを作成する。特殊線テーブルは、図23に示す。
特殊線テーブルは、特殊ラバーバンド線を発生する可能
性がある座標値である。図17の場合、パーツCが1次
パーツと判定され、0次図形である水平接続線HCと接
続される点、パーツCの接続点(第1点)の座標が登録
される。
【0049】ステップS8において、移動手段11は、
1次水平線、2次垂直線テーブルを作成する。1次水平
線と2次垂直線は、連動して移動するので、同時にこれ
らのテーブルを作成する。図24(a)に1次水平線テ
ーブルをあげる。図、1次線テーブルにおいて、inは
グループ枠に含まれる接続線の端点情報である。この
時、 0:1次接続線の両側がグループ枠の外側 1:1次接続線の第1点(始点)がグループ枠の内側 2:1次接続線の第2点(終点)がグループ枠の内側 図、1次線テーブルにおいて、out1は第1点がグル
ープ枠外にある場合の接続状態である。out2は第2
点がグループ枠外にある場合の接続状態である。この
時、 0:2次線と接続するか、パーツのピンにも斜め線端点
にも接続しない場合 1:2次線と接続せず、パーツのピン又は斜め線端点に
接続する場合 1次水平線HAは、接続線の終点(第2点)がグループ
枠の内部に含まれているので、1次水平線テーブルのi
nは2となっている。この時、1次水平接続線HAの第
1点は、グループ枠外にあり、パーツAと接続されてい
るので、1次水平線テーブルのout1が1となってい
る。同様にして、1次水平線HBの情報が図24(a)
に示されるように記憶される。これは先に述べた1次線
の移動のルールに分類する時に使用する。1次水平線に
連動する2次垂直線は、VDである。2次垂直線テーブ
ルは、図25(a)に示す。図、2次線テーブルにおい
て、stat1は第1点の接続状態、stat2は第2
点の接続状態であり、この時、 0:1次線との接続なし 1:1次線との接続はあるが0,1,2次以外の接続
線、パーツとの接続なし 2:1次線との接続あり、かつ、0,1,2次以外の接
続線、パーツとの接続あり 2次垂直線VDは、第1点(始点)の接続状態は、1次
線との接続はあるが、0,1,2次以外の接続線、パー
ツとの接続はないので、図25(a)に示すように、s
tat1は1となる。また、第2点(終点)の接続状態
は、1次線との接続なしなので、stat2は0とな
る。これは、グループ移動のルール、2次線の場合分け
をするために用いる。
【0050】ステップS10において、移動手段11
は、1次垂直線、2次水平線テーブルを作成する。1次
垂直線テーブルは、図24(b)に示す。2次水平線テ
ーブルは、図25(b)に示す。ステップS12におい
て、移動手段11は、1次斜め線テーブルを作成する。
1次斜め線テーブルは、図24(c)に示す。図24に
示した1次線テーブルは、先に述べたグループ枠移動の
ルールにおいて、1次線が端点の接続状態で分類される
場合分けに対応する。図25は、2次線のグループ枠移
動のルールの場合分けに対応する。ステップS14にお
いて、移動手段11は、移動対象をディスプレイ1から
削除する。ステップS16において、POINT入力あ
りか否か判定し、入力がなければ、(N)であればステ
ップS18において、マウスカーソルを得る。ステップ
S20において、マウスカーソルに連動した1次、2次
特殊線の座標を求め、ラバーバンドテーブルに設定す
る。ラバーバンドテーブルを図26に示す。先に述べた
グループ枠移動のルールに基づいて、計算した結果であ
る。ステップS22において、移動対象とのドラッギン
グエコーとラバーバンドテーブルに設定した線分のエコ
ーをディスプレイ1に表示する。ステップS16に戻
り、POINT入力ありか否か判定する。ここで入力あ
りの場合(Y)であれば、ステップS24の処理へ移
る。ステップS24において、point座標に連動し
た1次、2次、特殊線の座標を求め、ラバーバンドテー
ブルに設定。ステップS26において、移動後の図形を
登録し、ディスプレイ1に再表示する。再表示した結果
を図17(b)に示す。2次垂直線VDは、長さ0の線
になった。1次パーツCは、元の位置に残り、1次パー
ツCの接続点(第1点)と0次水平線HCの終点側の端
点との間で特殊ラバーバンド線が発生した。また、1次
水平線HAは、斜め線となった。2次水平線HEと接続
線VFの端点の間に自動的に接続線が発生した。
【0051】以上のように、この実施の形態では、図面
編集装置におけるグループ枠移動のルールとルールに基
づいた処理について述べた。グループ枠に属するか否か
で図面要素を判別し、判別結果に従った移動のルールに
基づいてグループ枠の移動を行う。そのため、グループ
枠外の図面要素との接続性を保つように接続線が伸縮
し、必要に応じ接続線を自動発生する図面編集装置を得
ることができる。また、移動処理にも接続線ルールを反
映した図面編集装置を得ることができる。
【0052】実施の形態2.この実施の形態では、第1
の図面に第2の図面を追加する処理について述べる。図
27は、この実施の形態における図面編集装置のブロッ
ク図である。図において、ディスプレイ1から接続線分
割手段9は、上記実施の形態、図4と同様である。12
は重畳手段である。重畳手段12は、既に作成された第
1の図面の上に追加したい第2の図面を重ねる。13は
重なり判定手段である。重なり判定手段13は、第1の
図面の図形要素と第2の図面の図形要素の重なった図形
要素を求める。14は合成点判定手段である。合成点判
定手段14は、第1の図形要素と第2の図形要素の接続
線が重なった場合、1本の接続線に合成するための合成
点を求める。15は分断手段である。分断手段15は、
第1の図面の接続線と第2の図面の接続線が接続する接
続点が発生する場合、第1の図面、或いは、第2の図面
の接続線を接続点で2本の接続線に分割する。また、上
記合成点判定手段14により、判定された合成点で接続
線を分割する。この実施の形態では、追加する第2の図
面に合成点を求めている。そのため、第1の図面の接続
線を合成点の座標で2本の接続線に分割する。しかし、
この反対でも良い。また、分断手段15は、第1の図面
の接続線と第2の図面の接続線を、それぞれ互いの図面
のパーツの接続点で分割する。分断手段15は、合成
点、或いは、他の接続線との接続点で図形を分割する
際、接続線分割手段9により分割する。16はマージ手
段である。マージ手段16は、第1の図面と第2の図面
の接続線で包含関係にある接続線を1本にまとめる。こ
の実施の形態では、第1の図面の接続線の登録を取り消
し、追加する第2の図面の接続線1本にまとめる。しか
し、この反対でも良い。17は合成手段である。合成手
段17は、合成点判定手段14で求めた合成点で、第1
の図面の接続線と第2の図面の接続線を1本の接続線に
合成する。合成手段17は、合成点で2本の接続線を合
成する際、接続線合成手段8を用いる。制御部18は、
接続線合成手段8、接続線分割手段9、重畳手段12、
重なり判定手段13、合成点判定手段14、分断手段1
5、マージ手段16、合成手段17からなる。
【0053】図28(1)の図形に、図28(2)の図
形を重ねる例を用いて追加の処理を説明する。追加され
た結果は、図29に示す。図30は、この実施の形態に
おける図面編集装置の追加処理のフローチャートであ
る。ステップS32において、操作者が追加対象を指定
する。追加対象は、図28(2)である。ステップS3
4において、追加対象を読み込む。図31に、パーツテ
ーブルを示す。パーツテーブルには、追加される第1の
図面(図28(1))にあるパーツAが登録されてい
る。このパーツテーブルに追加する第2の図面のパー
ツ、パーツBとパーツCの基準点とセグメント領域と接
続点を追加する。状態は、パーツAは空白のままであ
り、パーツBとCの状態は、追加となる。パーツの基準
点とセグメント領域の値は、ダミー値を入れてある。ま
た、X5*,X6*,X7*とY4*,Y2*,Y3*
は、第2の図面を第1の図面に移動する前の値である。
図32は、斜め接続線テーブルである。図33は、水平
接続線テーブルであり、図34は、垂直接続線テーブル
である。図32から図34の状態が空白である接続線
は、第1の図面の接続線である。図32から図34の状
態が追加となっている接続線は、第2の図面の接続線で
ある。第2の図面の接続線のX2*,X5*,X6*,
X7*とY1*,Y2*,Y3*,Y4*は、移動の時
生じる変位量を加える前の値が設定されている。
【0054】ステップS36において、POINT入力
ありが否か判定し、入力がなければ(N)、ステップS
38において、マウスカーソルを得る。次に、ステップ
S40において、追加データのドラッギングエコーを表
示する。再び、ステップS36に戻り、POINT入力
があるか否か判定し、なければステップS38以下の処
理を行う。POINT入力ありの場合(Y)、ステップ
S42の処理を行う。ステップS42において、重畳手
段12は、追加データに変位量を加える。重畳手段12
の処理は、次に示す2つの処理を行う。 (1)追加データに変位量を加える。 (2)座標順になるようデータを並び替える。 図35は、パーツテーブルの追加されたパーツB,Cの
接続点のデータに変位量を加えたものである。図36
は、変更後の水平接続線テーブルである。図37は、変
更後の垂直接続線テーブルである。ここで、追加データ
の変位量を加えた図形要素をT0次と呼ぶ。図36と図
37の接続線テーブルで、状態がT0となっている接続
線が追加された接続線である。それぞれ座標順になるよ
うに、データを並び替えられている。以後、水平接続線
テーブル、垂直接続線テーブルでは、座標順になるよう
データを並び替える。これにより、処理を高速に行うこ
とができる。
【0055】ステップS44において、重なり判定手段
13は、T0次と重なる図面要素を求める。T0次と重
なる図面要素を0次*と呼ぶ。重なり判定手段13が重
なる図面要素を求める方法は、以下の通りである。追加
対象の図面、或いは、図形要素は、操作者がグループ枠
で囲い決定する。ここで、グループ枠に移動の変位量を
加えた領域を追加ボックスと呼ぶ。パーツの場合、パー
ツデータ中にセグメント領域を持つため、セグメント領
域のボックスと追加ボックスの重なりがあるかどうかを
判定することで、0次*図形を求める。接続線の場合、
線と追加ボックスが重なるかどうかを判定することで求
める。図38は、0次*図形と合成点を示す図である。
図38(2)において、太点線で囲った部分が追加ボッ
クスである。図38(1)の第1の図面の上に追加ボッ
クスを重ねると、太点線で囲った部分となる。この追加
ボックスの内部にある接続線、或いは、パーツは、0次
*図形となる。ステップS46において、合成点判定手
段14は、合成点を求める。合成点は、T0次水平線、
T0次垂直線で以下の状態のものを求める。図39を用
いて説明する。T0次水平線における合成点は、図39
(1)に示すように、T0次水平線以外のT0次図形要
素とのつながりを持たない端点Pである。図において、
QはT0次パーツaと接続されているので、合成点では
ない。T0次垂直線で、T0次垂直線以外のT0次図形
とのつながりを持たない端点(図39(2)に示す)R
が合成点である。SはT0次パーツaと接続されるの
で、合成点ではない。合成点とは、T0次接続線と0次
*接続線で合成が起こりうる点を示す。なお、合成が起
こるのは、接続線同士である。また、合成が起こると
は、合成点で接する2本の接続線を1本の接続線とする
ことである。図38(2)に、合成点J,K,L,Mを
示す。図40に、水平接続線用合成点テーブルと垂直接
続線用合成点テーブルを示す。
【0056】ステップS48において、分断手段15
は、0次*とT0次の間で分断処理を行う。パーツによ
る分断の例を図41に示す。図41(1)に接続線aが
示されている。(2)に追加パーツbが示されている。
(3)において、追加するパーツの接続点の座標位置で
接続線aは、接続線e,fに分断される。(4)は、接
続線e,fにパーツbを追加した後の図である。このよ
うに、パーツが接続線に追加されると、分断手段15
は、接続線をパーツのピンからピンの間を除いた2本の
接続線に分断する。また、分断手段15は、接続線分割
手段9を用いて図7に示したように、1本の接続線aに
他の接続線bが接続する点Pで、接続線aを分割する。
接続線aは、接続点Pで分割され、接続線iと接続線j
に分割される。また、分断手段15は、合成点判定手段
14で判定された合成点で、0次*の接続線を分割す
る。
【0057】図42が第1の図面と第2の図面の接続線
の分断を示す図である。次に、図42における分断手段
15の上述した3通りの処理について述べる。図42に
おいて、接続線に引かれた斜め線は、その部分の接続線
がパーツにより分断されたことを示す。また、HD、或
いは、VA等の文字に付けられた斜め線は、その接続線
が分断処理により他の接続線に分割、或いは、分断され
たことを示す。 (1)パーツにより接続線が分断される場合 0次*図形における接続線HDは、T0次図形のパーツ
Bで分断される。水平接続線HDは、水平接続線HD2
と水平接続線HD3に分断される。0次*図形で垂直接
続線VAは、パーツCで分断され、垂直接続線VA3と
VA2に分断される。T0次図形で垂直接続線VDは、
パーツAで分断され、垂直接続線VD3とVD2に分断
される。 (2)合成点による分割 0次*図形水平接続線HAは、合成点K(X2,Y1)
で分割され、水平接続線HA2とHA3に分割される。 (3)他の接続線による分割 0次*図形において、P(X8,Y4)とO(X8,Y
1)は、T0次図形(VD3,VD2)との接続点とな
るため、それぞれ水平接続線HEと水平接続線HBを分
割する。T0次図形におけるQ(X4,Y4)とR(X
5,Y1)は、0次*斜め接続線OAとの接続点となる
ため、それぞれ水平接続線HGとHFを分割する。
【0058】ステップS44からステップS48におけ
る処理の結果を、図35と図43から図45に示す。各
テーブルにおいて、*は0次*図形要素を示す。TはT
0次図形要素を示す。図42における分断処理が、図4
3の水平接続線テーブルでどのようにデータが変化する
かを、水平接続線HAを例にとり述べる。水平接続線H
Aは、Y座標がY1、始点XがX1、終点XがX3と登
録されている。状態は、*、即ち、0次*図形である。
水平接続線HAは、合成点K(X2,Y1)で、水平接
続線HA2とHA3に分割される。そのため、水平接続
線テーブルのHAは、削除される。そして、HA2(Y
座標、始点X、終点X、状態)=(Y1,X1,X2,
*)のデータが追加される。また、HA3(Y1,X
2,X3,*)が追加される。このように、接続線が分
断、或いは、分割されると、元の接続線は削除され、分
割、或いは、分断された接続線の端点情報が追加され
る。
【0059】ステップS50において、マージ手段16
は、分断された線のマージ処理を行う。図46に、マー
ジされた図面を示す。図において、接続線に引かれた斜
線は、マージされた接続線を示す。マージ手段16は、
T0次接続線と、0次*接続線を比較し、包含関係にあ
る接続線は、T0次接続線1本にする。図において、接
続線に引かれた0次*図形の水平接続線HA3とT0次
図形、水平接続線HF2は、包含関係にあるので、HF
2のみ残す。0次*水平接続線HD2とT0次水平接続
線HG3は、HG3を残す。HD3とHHは、HHを残
す。垂直接続線VA3とVCは、VCを残す。垂直接続
線VA2とVBは、VBを残す。
【0060】ステップS52において、合成手段17
は、合成点による接続線の合成をする。図47に、図4
6の図面で合成の起こる接続線のみ図示する。図47
(1)において、0次*水平接続線HCとT0次水平接
続線HG2は、合成点J(X2,Y4)で合成される。
0次*水平接続線HA2とT0次水平接続線HF2は、
合成点K(X2,Y1)で合成される。合成手段17
は、接続線合成手段8を用いて合成点J,Kでそれぞれ
の接続線を合成する。図47(2)に端点座標が(X
1,Y4)と(X4,Y4)に変更された水平接続線H
G2を示す。また、端点座標が(X1,Y1)と(X
5,Y1)に合成されて変更された水平接続線HF2を
示す。なお、合成は、同一直線上の接続線で起こるた
め、図の場合、垂直接続線では合成が起きない。
【0061】図48,図49に、ステップS50とステ
ップS52の処理の経過を示す水平接続線テーブルと垂
直接続線テーブルを示す。図46に示したマージ処理
は、水平接続線テーブル図48において、どのようにデ
ータが変更されるかを述べる。HF2(Y1,X2,X
5,T)とHA3(Y1,X2,X3,*)は、包含関
係にあるためHF2の1本にマージされる。そのため、
HA3は削除される。HG3とHD2、HHとHD3も
同様に処理される。次に、合成点を端点とする水平接続
線の組を見つける。HA2とHF2は、合成点(X2,
Y1)で合成され、HA2は削除される。HF2は、始
点Xの座標がX2からX1に変更される。HCとHG2
も同様に合成される。図49の垂直接続線テーブルにつ
いても、マージ処理が同様に行われる。垂直接続線につ
いては、合成が起こる点はないので、合成処理は行わな
い。
【0062】図50に、パーツの追加の他の例を示す。
追加パーツfは、左右に6本ずつのピンを持つ。図50
(1)に示す接続線a〜fは、(2)に示す追加パーツ
fにより分断され、(3)に示す接続線g〜lとm〜r
に分断される。(4)にパーツfを追加された後の図面
を示す。図51に、接続線iと接続線jが区間(X2,
Y1)から(X3,Y1)の間で重なる時、接続線m1
本とする過程を示す。図51(1)で、接続線iを0次
*、接続線jをT0次接続線とする。合成点判定手段1
4は、接続線jの両端点を合成点と判定する。(2)
で、分断手段15は、合成点(X2,Y1)で接続線i
を接続線kとlに分割する。(3)で、マージ手段16
は、接続線の端点座標を比べることにより、接続線lが
接続線jに含まれると判定し、接続線lを削除する。次
に、合成手段17は、合成点(X2,Y1)で接続線k
と接続線jを合成し、1本の接続線mとする。即ち、接
続線mの端点座標を(X1,Y1)と(X4,Y1)と
する。以上は、図5で示した接続線合成手段8の第1の
概念の実現方法である。しかし、2本の重なる接続線を
1本の接続線とする方法は、数学上他の方法でも可能で
ある。
【0063】以上のように、この実施の形態では、図面
の追加に対しても接続線のルールを満たした接続線の端
点情報を維持することができる。また、第1の図面が第
2の図面に重なる場合、重複した図形要素を削除し、接
続線同士を接続線のルールに従って接続することができ
る。
【0064】実施の形態3.この実施の形態では、図形
要素の削除について述べる。図52は、この実施の形態
における図面編集装置のブロック図である。図におい
て、ディスプレイ1から接続線分割手段9は、図4と同
様である。制御部20は、接続線合成手段8、接続線分
割手段9、削除指定手段21と削除手段22と延長合成
手段23からなる。削除指定手段21は、削除したい図
形要素をグループ枠で囲い指定する。或いは、削除する
接続線又はパーツをポインティングデバイスで指示(ピ
ック)する。削除手段22は、削除を指定された図形要
素をディスプレイ1から削除し、また、該当図形要素に
対応する端点座標のデータを削除する。延長合成手段2
3は、図53にその処理の概念を示す。図53(1)
で、パーツbが接続線aと接続線cに接続されている。
(2)で示すように、パーツbのピンの座標をRとSと
する。パーツbを削除すると、(3)に示すように、端
点座標P,Rである接続線aと、端点座標S,Qである
接続線cが残る。延長合成手段23は、区間R,Sの間
の接続線を延長し、(4)に示すように、端点座標P,
Qである接続線dにする。
【0065】図54は、図形編集装置における削除処理
のフローチャートである。図55に示す図面からパーツ
Aを削除する場合を例として処理の流れを説明する。図
56に、図55の図形要素の座標を登録したテーブル類
を示す。図56(1)は、パーツテーブルである。な
お、セグメント領域の値は、ダミー値である。図56
(2)は、水平接続線テーブル、図56(3)は、垂直
接続線テーブル、図56(4)は、斜め接続線テーブル
である。図54、スッテプS62において、操作者が削
除対象を指定する。即ち、図55の図面の中でパーツA
をピックする。ステップS64において、削除対象を求
める。この場合、パーツAがピックされたので、図56
(1)に示したパーツテーブルのパーツAが削除対象と
なる。状態が削除と変更されたパーツテーブルを、図5
7(1)に示す。ステップS66において、グループ枠
の指定か否か判定する。この場合、ポインティングデバ
イス2による指定であり、グループ枠による指定ではな
いためNとなり、ステップS68の処理を行う。ステッ
プS68において、削除に伴う水平、垂直接続線の合成
する。パーツAが削除されると、水平接続線HAとHB
の間で接続線の延長合成を行う。図57(2)の水平接
続線テーブルにおいて、HAとHBの状態は、削除とな
る。延長合成手段23により延長された接続線HEのデ
ータ(Y座標、始点X、終点X、状態)=(Y2,X
1,X4,追加)が追加される。図57(3)垂直接続
線テーブル、(4)斜め接続線テーブルにおける変更は
ない。ステップS70において、ディスプレイ1から対
象データの削除。図58にパーツAを削除した図面が示
される。また、ステップS66において、Yとなる処理
は、後述のグループ枠を削除する例で説明する。
【0066】次に、水平接続線HAを削除する例を示
す。図59は、水平接続線HAが削除された後の図面で
ある。この時のテーブル類を、図60に示す。図60
(2)水平接続線テーブルにおけるHAの状態が削除に
変更される。水平接続線HAは、垂直接続線VAとVB
に接続点(X1,Y2)で接続されていた。水平接続線
HAが削除されるため、接続線のルールを満たすため、
図59に示すように、垂直接続線VAとVBが1本の垂
直接続線VDとなる。図60(3)垂直接続線テーブル
において、VAとVBの状態が削除に変更され、新たに
VDのデータ(X1,Y1,Y3,追加)が追加され
る。図60(1)パーツテーブルと、(4)斜め接続線
テーブルの変更はない。
【0067】次に、垂直接続線VCが削除された例を示
す。図61に、垂直接続線VCが削除された図面を示
す。垂直接続線VCは、図55に示したように、水平接
続線HCとHDに接続点(X5,Y2)で接続されてい
た。接続線ルールを満たすため、接続線HCと接続線H
Dが1本の接続線HEに接続線合成手段8により合成さ
れる。この時のテーブル類を、図62に示す。図62
(2)水平接続線テーブルにおいて、HC,HDの状態
は、削除に変更される。新たにHEのデータ(Y2,X
4,X6,追加)が追加される。(3)垂直接続点テー
ブルのVCにおいて、状態が削除に変更される。パーツ
テーブルと斜め接続線テーブルの変更はない。
【0068】次に、斜め接続線OAの削除例を示す。図
63が斜め接続線OAが削除された図面である。斜め接
続線OAは、水平接続線HBとHCに接続点(X4,Y
2)で接続されていた。接続線のルールを満たすため
に、接続線合成手段8は、水平接続線HBとHCを1本
の水平接続線HEに合成する。この時のテーブル類を、
図64に示す。図64(1)パーツテーブルの変更はな
い。(2)水平接続線テーブルにおいて、HBとHCの
状態を削除に変更する。HEのデータ(Y2,X3,X
5,追加)を追加する。(3)垂直接続線テーブルの変
更はない。(4)斜め接続線テーブルにおいて、OAの
状態を削除とする。
【0069】次に、グループ枠を削除する例を示す。図
65がグループ枠を削除された後の図面である。グルー
プ枠で指定された枠内の図形要素のみ削除される。図5
4に示したフローチャートのステップS66において、
グループ枠か否か判定し、グループ枠であるのでYとな
り、ステップS72の処理を行う。ステップS72にお
いて、対象データの削除、部分カットが行われる。この
時のテーブル類を、図66に示す。図66(1)パーツ
テーブルの変更はない。(2)水平接続線テーブルにお
いて、HCの状態が削除となる。HDは、接続線の一部
分のみ削除となるので、始点XがX5からX8に変更と
なる。(3)垂直接続線テーブルにおいて、VCは、接
続線の一部分のみ削除となるので、始点YがY2からY
5に変更となる。(4)斜め接続線テーブルOAの始点
Xと始点Yが(X4,Y2)から(X7,Y4)に変更
となる。
【0070】以上のように、この実施の形態では、図形
要素の削除について述べた。図面から図形要素の削除を
行った後も、接続線のルールを満たした接続線の端点情
報を維持することができる。
【0071】実施の形態4.この実施の形態は、線属性
と接続線の対応関係を自動的に認識する図面編集装置に
ついて述べる。ここで、図面に記入された文字列を属性
と呼ぶ。線属性とは、接続線の線名、線の太さ、線の材
質、線の色を与える。これは対象図面がシーケンス、ス
ケルトン、電子回路、論理回路、配管図か等の種別によ
りどのような属性を付けるか決める。線属性は、複数種
類定義できる。線属性を複数種類持つ場合、それぞれ異
なるアイテム番号を定義する。例えば、線名に対するア
イテム番号を4とし、線の太さに対応するアイテム番号
を5とし、線の材質に対するアイテム番号を6とし、線
の色に対するアイテム番号を7とする。図67は、この
実施の形態における図面編集装置のブロック図である。
ディスプレイ1から外部記憶装置6は、図4と同様であ
る。制御部25は、領域設定手段26、編集手段27、
文字列判定手段28、リスト作成手段29からなる。領
域設定手段26は、文字列が線属性であるか否かを判定
するために必要な情報を設定する。編集手段27は、文
字列を編集する。文字列判定手段28は、線属性と接続
線が対応するものであるか否か判定する。リスト作成手
段29は、文字列判定手段28により対応関係があると
判定された接続線と線属性から接続線のフロム・ツー・
リストを作成する。
【0072】領域設定手段26は、図68(1)に示す
領域テーブルを設定する。領域設定手段26は、領域テ
ーブルにアイテム番号毎に水平線用、垂直線用の判定領
域(xmin,ymin,xmax,ymax)とテキ
スト向きを登録する。テキスト向きは、(2)に示すよ
うに、4方向あり、それぞれについて0〜3を対応付け
る。領域テーブルに設定した領域xmin,ymin,
xmax,ymaxの意味を(3)を用いて述べる。例
えば、図面に線属性D7が記入されているとする。線属
性D7と接続線の対応関係を調べるものとする。D7の
属性基準点(属性のどの位置を属性基準点とするかは、
別に定義することができる)から、X軸正の方向にxm
ax、負の方向にxmin、Y軸正の方向にymax、
負の方向にyminの大きさで、文字列判定手段28は
図面上でボックス(判定領域)を作成する。図中、ボッ
クスは、点線で示す。文字列判定手段28は、このボッ
クスと接続線が一部でも重なれば、線属性D7は、この
接続線と対応関係にあると判定する。しかし、線属性D
7と接続線が離れてしまい、ボックスと接続線が重なら
なくなれば、線属性D7に対応する接続線はないと判定
する。
【0073】図69は、図面に属性が記入されている例
である。図において、HC,VD,・・・を四角で囲っ
た文字列は、それぞれ接続線を識別するための識別子で
あり、図面上には表示されない。四角で囲ったA,B,
Cは、パーツの識別子であり、図面上では表示されな
い。四角で囲っていない文字列が属性である。線属性は
D7とB8である。図70と図71を用い、図69の図
面を例として線属性と接続線の対応関係を判定し、フロ
ム・ツー・リストを作成する処理の流れを述べる。ステ
ップS82からステップS92は、文字列判定手段28
が、ステップS94は、リスト作成手段29が処理す
る。フロム・ツー・リストを作成するコマンドを実行す
る前に、予め図72に示す属性テーブルが作成されてい
る。属性テーブルは、図69に示した図面に記載されて
いる属性全てについて登録される。図において、パーツ
A,B,Cそれぞれに対応する属性について、アイテム
番号、ピン番号、基準点、セグメント領域、テキストの
向き、アイテム値が登録される。識別子Aのパーツにつ
いては、アイテム番号2(パーツ名を表す)、・・・ア
イテム値3−TBL1Rが登録される。パーツAに対
し、アイテム番号3(パーツのピンを表す)、ピン番号
1、・・・アイテム値5が登録される。対応するパーツ
のない線属性に対しては、識別子が一時的に付けられて
属性テーブルに登録される。この時点では、線属性と接
続線は、対応付けられていない。識別子Z1に対しアイ
テム番号4(線名を表す)、・・・テキストの向き0、
アイテム値D7が登録されている。ここで、アイテム番
号とアイテム値の関係は、次のようである。例えば、線
属性を図面に記入したい場合、線属性入力のコマンドを
実行する。操作者は、アイテム番号(4)を指定し、線
属性(D7)を入力する。4がアイテム番号として、D
7がアイテム値として、属性テーブルに登録される。ま
た、テキストの向きは、入力されたD7の向きにより、
0から3(図68(2)参照)のいずれかの値が属性テ
ーブルに登録される。
【0074】図70のフローチャート、ステップS82
において、垂直接続線を接続グループに分ける。接続グ
ループを、図73(1)に示す。VAからVDは、互い
につながりがないので、全て別のグループになる。ステ
ップS84において、水平接続線を接続グループに追加
する。図73(2)に接続グループを示す。各接続線そ
れぞれの端点情報から、接続線同士のつながりを判定す
ることにより、グループ分けを行う。グループ1では、
垂直接続線VAに水平接続線HA,HBが加わる。グル
ープ1に、水平接続線HAが加わることにより、その端
点情報からグループ2のVBもグループ1にマージす
る。このように、接続線の端点情報を参照しながら、垂
直接続線と水平接続線のグループ分けを行う。ステップ
S86において、斜め接続線を接続グループに追加す
る。図69では、斜め接続線がないので、この処理はと
ばす。しかし、斜め接続線についても、その端点情報か
らどのグループに属するかを決定する。ステップS88
において、パーツの接続点を接続グループに追加する。
図73(3)に、接続グループを示す。パーツの接続点
は、パーツ識別子と接続点番号からなる。パーツ識別子
は、図69では、A,B,Cである。接続点番号は、図
69のパーツAを例にとると、左側(第1点)を1と
し、右側(第2点)を2とする。また、パーツBを例に
とると、下側のピン(第1点)を2とし、上側のピン
(第2点)を1とする。図69からグループ1につなが
るパーツは、パーツCの第1点であると分かり、図73
(3)のグループ1に、C2の情報が加わる。
【0075】ステップS90において、垂直接続線の線
属性を求める。垂直接続線の線属性を求める処理は、図
71のフローチャートを用いて説明する。図71、ステ
ップS96において、属性テーブルからデータを読み出
す。図72の属性テーブルを参照する。ステップS98
において、線属性の対象となるアイテム番号か否か判定
する。線属性の対象となるアイテム番号ではない場合、
Nとなり、ステップS96へ戻る。線属性の対象となる
アイテム番号の場合、Yとなり、ステップS100の処
理を行う。ステップS100において、テキストの向き
は、垂直接続線の対象となる向きか否か判定する。Nの
場合は、ステップS96へ戻る。例えば、属性テーブル
で識別子Z1のデータについて、アイテム番号が4で線
属性の対象となるアイテム番号であるが、テキストの向
きは0であり、垂直接続線の対象となる向きではないた
め、Nとなる。識別子Z2のデータに対しては、アイテ
ム番号が4は、線属性の対象となるアイテム番号であ
る。テキストの向きは1で垂直接続線の対象となる向き
であるため、Yとなり、ステップS102の処理へい
く。ステップS102において、属性の基準点からボッ
クスを求める。属性の基準点は、属性テーブルに登録さ
れている。また、ボックスは、図68(1)に示した領
域テーブルに登録された値で作成する。図68(3)に
示した点線領域がボックスである。ステップS104に
おいて、ボックスと垂直接続線が一部でも重なるか否か
判定し、重ならなければNとなり、ステップS96へ戻
る。重なればYとなり、ステップS106の処理を行
う。ステップS106において、線属性を接続グループ
に追加する。図74(4)に、接続グループを示す。線
属性B8は、文字列判定手段28により、垂直接続線V
Cに対応する線属性であると判定され、グループ3にB
8が追加される。線属性D7は、水平接続線HDに対応
する線属性であると文字列判定手段28により判定さ
れ、グループ4に追加される。以上が垂直接続線の線属
性を求める処理である。
【0076】図70に戻り、ステップS92において、
水平接続線の線属性を求める。水平接続線の線属性の求
め方も、垂直接続線の線属性の求め方と同様であるの
で、説明は省く。ステップS94において、リスト作成
手段29は、フロム・ツー・リストの出力をする。フロ
ム・ツー・リストを図74(5)に示す。フロム・ツー
・リストは、パーツとパーツの間をつなぐ接続線の線属
性をリストアップしたものである。図74(4)の接続
線グループから属性テーブルを参照し、作成される。図
74(4)のグループ3を例にとり説明する。グループ
3には、垂直接続線VC、パーツC、パーツB、線属性
B8が登録されている。属性テーブル(図72)を参照
し、パーツCのアイテム値43TBL1からパーツ名を
知る。また、パーツCの接続点番号(属性テーブルでは
ピン番号と呼ぶ)が1であることから、属性テーブルの
識別子Cとピン番号1を見て、アイテム値5を知る。5
は図面上のパーツCの端子名である。同様にして、パー
ツB2については、パーツ名3−TBL1Lと端子名2
を得る。グループ3に登録されている線属性がB8であ
ることから、線属性はB8となる。このようにして、図
74(5)に示したフロム・ツー・リストが作成され
る。なお、線属性と接続線の対応関係を判定するだけな
らば、フロム・ツー・リストを作成するリスト作成手段
29は省いても良い。
【0077】以上のように、この実施の形態では、線属
性と接続線の対応関係を判定するための判定領域を登録
した領域テーブルを設ける。線属性の判定領域に接続線
があれば、線属性と接続線の対応関係がありとする。線
属性の判定領域に接続線がなければ、線属性と接続線の
対応関係はなしとする。これにより、人が図面を見た時
に、接続線の近くに書かれた文字列を線属性と判定する
のと同じ基準で、線属性と接続線の対応関係を判定でき
る図面編集装置を得ることができる。また、線属性と接
続線の対応関係から、自動的にフロム・ツー・リストを
作成する図面編集装置を得ることができる。なお、この
明細書では、電気回路図を例に説明したが、図面編集装
置で対象とする図面は、シーケンス、スケルトン、電子
回路、論理回路、配管図、その他どのような図面でも良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この明細書で用いる用語を説明する図であ
る。
【図2】 この発明の一実施の形態におけるグループ枠
による図形要素の判別を説明する図である。
【図3】 接続線のルールを説明するための図である。
【図4】 この発明の一実施の形態における図面編集装
置のブロック図である。
【図5】 図4における接続線合成手段の概念を示す図
である。
【図6】 図4における接続線合成手段の概念を示す図
である。
【図7】 図4における接続線分割手段の概念を説明す
る図である。
【図8】 0次図形の移動のルールを示す図である。
【図9】 1次線の移動のルールを示す図である。
【図10】 1次線の移動のルールを示す図である。
【図11】 1次斜め接続線の移動のルールを示す図で
ある。
【図12】 2次線の移動のルールを示す図である。
【図13】 2次線の移動のルールを示す図である。
【図14】 特殊ラバーバンド線発生を説明する図であ
る。
【図15】 特殊ラバーバンド線発生を説明する図であ
る。
【図16】 グループ枠以外の移動のルールを説明する
ための図である。
【図17】 図面の移動の例を示す図である。
【図18】 移動処理のフローチャート図である
【図19】 パーツテーブルの内容を示す図である。
【図20】 水平接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図21】 垂直接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図22】 斜め接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図23】 特殊線テーブルの内容を示す図である。
【図24】 1次線テーブルの内容を示す図である。
【図25】 2次線テーブルの内容を示す図である。
【図26】 ラバーバンドテーブルの内容を示す図であ
る。
【図27】 この発明の一実施の形態における図面編集
装置のブロック図である。
【図28】 第1の図面と追加する第2の図面を示した
図である。
【図29】 追加処理後の図面を示す図である。
【図30】 追加処理のフローチャート図である。
【図31】 パーツテーブルの内容を示す図である。
【図32】 斜め接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図33】 水平接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図34】 垂直接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図35】 パーツテーブルの内容を示す図である。
【図36】 水平接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図37】 垂直接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図38】 0次*図形と合成点を示す図である。
【図39】 合成点を説明するための図である。
【図40】 合成点テーブルの内容を示す図である。
【図41】 パーツを追加した場合の接続点の分断を示
す図である。
【図42】 図28の図において分断処理を説明するた
めの図である。
【図43】 水平接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図44】 垂直接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図45】 斜め接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図46】 図28の図におけるマージ処理を説明する
ための図である。
【図47】 図28の図における合成処理を説明するた
めの図である。
【図48】 水平接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図49】 垂直接続線テーブルの内容を示す図であ
る。
【図50】 パーツを追加した場合の接続線の分断を示
す図である。
【図51】 重なる2本の接続線を1本にする時の処理
の流れを説明する図である。
【図52】 この発明の一実施の形態における図面編集
装置のブロック図である。
【図53】 延長合成手段を説明する図である。
【図54】 削除処理のフローチャート図である。
【図55】 削除処理をする前の図面を示す図である。
【図56】 図55における図形要素に対応する座標情
報を登録するテーブル類を示す図である。
【図57】 図55においてパーツAを削除した場合の
座標情報を示す図である。
【図58】 図55においてパーツAを削除した場合の
図面を示す図である。
【図59】 図55において水平接続線HAを削除した
場合の図面を示す図である。
【図60】 図59に対応する座標情報を示す図であ
る。
【図61】 図55において垂直接続線VCを削除した
場合の図面を示す図である。
【図62】 図61における座標情報を示す図である。
【図63】 図55における斜め接続線OAを削除した
図である。
【図64】 図63に対応する座標情報を示す図であ
る。
【図65】 図55におけるグループ枠を削除した場合
の図である。
【図66】 図65に対応する座標情報を示す図であ
る。
【図67】 この発明の一実施の形態における図面編集
装置のブロック図である。
【図68】 領域テーブルを説明する図である。
【図69】 図67の図面編集装置を説明するために用
いる図面を示す図である。
【図70】 図67の図面編集装置の処理を説明するフ
ローチャート図である。
【図71】 垂直接続線の線属性を求める処理のフロー
チャート図である。
【図72】 属性テーブルを示す図である。
【図73】 接続グループと構成メンバを示す図であ
る。
【図74】 接続グループと構成メンバを示す図とフロ
ム・ツー・リストを示す図である。
【図75】 従来例におけるブロック図である。
【図76】 従来例を説明するために用いる回路図であ
る。
【図77】 従来例を説明するために用いる回路図であ
る。
【図78】 従来例を説明するために用いる回路図であ
る。
【図79】 従来例を説明するために用いる回路図であ
る。
【図80】 従来例を説明するために用いる回路図であ
る。
【図81】 従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ、2 ポインティングデバイス、3
キーボード、4 出力装置、5 主記憶装置、6 外部
記憶装置、7,18,20,25 制御部、8接続線合
成手段、9 接続線分割手段、10 判別手段、11
移動手段、12 重畳手段、13 重なり判定手段、1
4 合成点判定手段、15 分断手段、16 マージ手
段、17 合成手段、21 削除指定手段、22 削除
手段、23 延長合成手段、26 領域設定手段、27
編集手段、28 文字列判定手段、29 リスト作成
手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−149909(JP,A) 特開 平2−250176(JP,A) 特開 平2−183870(JP,A) 特開 平1−181160(JP,A) 特開 平1−120672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーツ及び接続線を図形要素として作図
    する図面編集装置において、 第1の接続線の少なくとも一部が第1の接続線の延在す
    る方向に第2の接続線と重なる場合に、第1の接続線と
    第2の接続線を1本の第3の接続線とする接続線合成手
    段と、 第1の接続線上に他との接続を示す接続点が発生する場
    合に、第1の接続線を接続点で第2の接続線と第3の接
    続線に分割する接続線分割手段と 少なくとも1つの図形要素を含むグループ枠が指定され
    ると、このグループ枠に完全に含まれる図形要素を0次
    図形と判別し、一端がグループ枠内に含まれ、他端がグ
    ループ枠外に存在する接続線を1次線と判別し、上記1
    次線の他端に接続されたグループ枠外の接続線を2次線
    として判別する判別手段と、 グループ枠を移動させることにより、0次図形をグルー
    プ枠とともに移動させ、1次線の他端が2次線と接続さ
    れている場合に、0次図形の移動に従って1次線を平行
    移動させ1次線の長さを伸縮させ、1次線の他端がグル
    ープ枠外のパーツと接続されている場合に、0次図形の
    移動に従って1次線の他端を中心にして1次線を回転移
    動させ1次線の長さを伸縮させる移動手段とを 備えたこ
    とを特徴とする図面編集装置。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、1次線の他端がいずれ
    の図形要素とも接続されていない場合、0次図形の移動
    に従って1次線を平行移動させることを特徴とする請求
    項1記載の図面編集装置。
  3. 【請求項3】 上記移動手段は、1次線の他端が2次線
    と接続されており、1次線が平行移動される場合、1次
    線と2次線端点の接続が保てるように2次線の長さを伸
    縮させることを特徴とする請求項1記載の図面編集装
    置。
  4. 【請求項4】 上記移動手段は、1次線の他端が2次線
    とその他の図形要素との両方に接続されており、1次線
    が平行移動される場合、平行移動前の1次線の端点の位
    置と平行移動後の1次線の端点の位置とをそれぞれ端点
    とする新たな接続線を自動発生することを特徴とする請
    求項3記載の図面編集装置。
  5. 【請求項5】 上記図面編集装置は、直交する軸を持つ
    座標系を有し、上記 接続線は、上記座標系の直交するい
    ずれかの軸と平行であることを特徴とする請求項1から
    4いずれかに記載の図面編集装置。
  6. 【請求項6】 上記接続線は、更に、上記座標系の直交
    するいずれの軸とも平行でない斜め接続線を有し、上記
    移動手段は、1次線の他端がグループ枠外の斜め線と接
    続されている場合に、0次図形の移動に従って1次線の
    他端を中心にして1次線を回転移動させ1次線の長さを
    伸縮させることを特徴とする請求項5記載の図面編集装
    置。
  7. 【請求項7】 上記判別手段は、グループ枠内に一部含
    まれるパーツを1次パーツと判別し、上記移動手段は、
    0次図形と1次パーツが接続されている場合、0次図形
    の移動に従い、0次図形と1次パーツを接続する新たな
    接続線を自動発生することを特徴とする請求項1記載の
    図面編集装置。
  8. 【請求項8】 パーツ及び接続線を図形要素として作図
    する図面編集装置において、 第1の接続線の少なくとも一部が第1の接続線の延在す
    る方向に第2の接続線と重なる場合に、第1の接続線と
    第2の接続線を1本の第3の接続線とする接続線合成手
    段と、 第1の接続線上に他との接続を示す接続点が発生する場
    合に、第1の接続線を接続点で第2の接続線と第3の接
    続線に分割する接続線分割手段と、 既に作成された第1の図面上に第2の図面を重ねる重畳
    手段と、 第1の図面の図形要素と第2の図面の図形要素のうち、
    重なった図形要素を求める重なり判定手段と、 重なった図形要素同士を合成するための接続点を合成点
    として求める合成点判定手段と、 合成点を接続点とみなし上記第1の図面の図形と第2の
    図面の図形を、上記接続線分割手段により分割する分断
    手段と、 分断された第1の図面の図形と第2の図面の図形を、マ
    ージするマージ手段と、 分断された第1の図面の図形と第2の図面の図形を、上
    記合成点で合成する合成手段とを備えたことを特徴とす
    る図面編集装置。
  9. 【請求項9】 上記分断手段は、更に、上記第1の図面
    の図形と第2の図面の図形を、上記接続線分割手段によ
    り接続点で分割することを特徴とする請求項8記載の図
    面編集装置。
  10. 【請求項10】 上記分断手段は、更に、上記第1の図
    面の図形と第2の図面の図形を、パーツの接続点で分断
    することを特徴とする請求項8又は9いずれかに記載の
    図面編集装置。
  11. 【請求項11】 パーツ及び接続線を図形要素として作
    図する図面編集装置において、 第1の接続線の少なくとも一部が第1の接続線の延在す
    る方向に第2の接続線と重なる場合に、第1の接続線と
    第2の接続線を1本の第3の接続線とする接続線合成手
    段と、 第1の接続線上に他との接続を示す接続点が発生する場
    合に、第1の接続線を接続点で第2の接続線と第3の接
    続線に分割する接続線分割手段と、 既に作成された図面の図形要素を削除対象として指定す
    る削除指定手段と、 削除対象を削除する削除手段と、 削除に伴い接続線を延長し、上記接続線合成手段により
    新たな1本の接続線を合成する延長合成手段とを備えた
    ことを特徴とする図面編集装置。
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