JP3383460B2 - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、共通の多重伝
送路に接続された複数の通信ノードが夫々のノードに接
続された電装ユニットを制御する多重伝送装置に関し、
特にバッテリ電源が供給されると共に、バイアス回路を
介して多重通信線に接続される通信ノードを備える多重
伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子部品(電装ユニッ
ト)の増加に伴う該電装ユニット間を結ぶ配線(ワイヤ
ハーネス)の肥大化、複雑化を解消するために、複数の
電装ユニットを制御するために設けられた通信用ノード
を共通の多重通信線に接続し、各電装ユニット間の信号
伝送を各通信ノード間で行う多重通信が注目されてい
る。
【0003】図1に、上記通信ノードの回路構成を示
す。図示のように、例えば、ABSコントローラ(Anti-loc
k-brakesystem )を司る通信ノードは、通信用IC10
1を介して高速伝送路MB1及び中低速伝送路MB2に
接続されている。100は制御を行なうCPUであり、
RAM/ROM102に格納されたプログラムに従って
動作する。CSMA/CD方式の物理層レベルのプロトコル制
御は通信IC101により行なわれる。CPU100
は、入力インタフェース(I/F)部103を介して各
種センサやスイッチ等の入力補器104から信号が入力
されると共に、出力インタフェース(I/F)部105
を介して、ソレノイドバルブ駆動モータ等の出力補器1
06に制御信号を出力する。
【0004】更に、CPU100は、通信用IC101
を制御し、入力補器104から入力した信号を他の通信
ノードが用いる所定の通信フレームに記入して多重伝送
路MB1又はMB2に送出すると共に、通信用IC10
1が受け取った他のノードからのデータを制御信号に演
算処理して出力補器106に送出する。即ち、CPU1
00は、バス上のフレームデータを電装ユニット104
が使用可能なフォーマットに変換したり、電装ユニット
104からのデータを所定のフレームフォーマットに変
換したりする。
【0005】入力補器104からの入力信号は、入力イ
ンタフェース(I/F)部103を介してCPU100
に出力される。一方、CPU100から出力される制御
信号は、診断機能付き出力ドライバ109(IPS : inte
lligent power switching )を介して出力補器106に
送出される。IPS109はCPU100から送出され
る制御信号が正常か否かを診断する。
【0006】WD(ウォッチドック)回路107’は、
CPU100における暴走等の異常状態を検出する。こ
のWD回路107’は、CPU100の異常を検出する
ことにより、CPUから出力補器に対して正常な制御信
号が出力されなくなり、ソレノイドバルブ等において誤
動作等が発生するのを防止する。WD回路107’は、
CPUが正常な場合、CPUからパルスを周期的に出力
され、このパルスが出力されなくなったときにCPUが
暴走又は何らかの異常が発生したと判断して、CPUに
対してリセットする信号を出力する。
【0007】以上説明したCPU100、通信IC10
1、入力及び出力I/F部103、105、WD回路1
07’は、電源回路部108を介して外部のバッテリ/
アクセサリー電源供給路+B/ACC又はイグニッショ
ン電源IGから電源が供給されている。電源回路部10
8は、各電源に接続され、通信ノード用の駆動電圧(例
えば、+5V)に調圧した後、通信ノード内部の各回路
へ電力を供給する。
【0008】従来の多重伝送システムにおいては、2種
類の多重伝送路が設けられ、イグニッションスイッチの
オンにより通信可能となるもの(便宜上、高速伝送路と
呼ぶ)と、バッテリ電源に接続され常時通信可能なもの
(便宜上、中低速伝送路と呼ぶ)とに大別される。これ
ら2種類の多重伝送路に接続される通信用ノードにおい
て、高速伝送路に接続される通信用ノードは、エンジン
制御やABS制御を司る通信用ノードでありCPUの演算
処理速度やメモリ容量が大きく設定されている。一方、
中低速伝送路に接続される通信用ノードは、ワイパーや
各種のランプの作動を司る通信用ノードでありCPUの
演算処理速度やメモリ容量が高速のものに比べて低く設
定されていたり、場合によってはCPUを搭載しないで
通信ICを介して通信フレームの送信、受信を行うもの
がある。
【0009】ところで、上記高速伝送路及び中低速伝送
路の中で、特に中低速伝送路においては、バッテリ電源
に常時接続され、回線が切断されることがないため、そ
の中低速伝送路に接続された通信ノードが多くなるほど
バッテリの消費電力が大きくなり、通信ノードは常にオ
ンされた状態のため動作していない時の暗電流も大きく
なる。このため、従来からこの暗電流を低減する対策と
して、通信ノードに所定の条件が成立した時に電力供給
を停止するスリープモードを設けたものが提案されてい
る(特開昭64−143535号公報参照)。
【0010】また、従来の多重通信システムでは、中低
速伝送路に接続され、バッテリ電源を電力供給源とする
通信ノードの中で、特に他ノードとのバスの配線長が長
いものに対して、図2に示すような、バイアス回路11
1を設けている。このバイアス回路111は、所定のバ
イアス抵抗値R1、R2により、他ノードがバス上に信
号を送信した場合、バス上に所定の電位が発生し、Bu
sI/F(インタフェース)回路110がこの電位を検
知して通信IC101に出力することにより通信ノード
間の信号伝送が成立していた。
【0011】以上説明したバイアス回路を設けた従来技
術として、特定のノードにバスのバイアス抵抗値を一定
にするためのバイアス回路をスイッチ回路を介して設
け、他のノードの存在の有無に応じてスイッチ回路を開
閉制御して、このバイアス回路をバス上に接続させる構
成のものが提案されている(特開平5−183559
号)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の多重伝送装置においては、バッテリ電源
を電力供給源とする通信ノードの数に比例して暗電流が
大きくなるため、各通信ノードのCPUにスリープモー
ドを設けただけでは不十分であり、バッテリの負荷を効
果的に低減することができない。
【0013】従って、本発明は上記従来技術の問題点を
解決するために提案されたもので、その目的とするとこ
ろは、バッテリ電源を電力供給源とする通信ノードを削
減できる共に、バッテリ電源の負荷を抑えることができ
る多重伝送装置を提案するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決し、目的を達成するため、本
発明の多重伝送装置は、以下の構成を備える。即ち、複
数の通信ノードが共通の多重伝送路を介して接続され、
該夫々の通信ノードは夫々に接続された車両の電装ユニ
ットを制御する多重伝送装置において、この多重伝送装
置は、少なくともバイアス回路を備える所定通信ノード
を含み、前記複数の通信ノードに接続された電装ユニッ
トの中で、バッテリ電源が供給されて作動する電装ユニ
ットを前記所定通信ノードに集約して接続したことを特
徴とする。
【0015】また、自動車を構成するいくつかの組立品
毎に分割して構成されると共に、該組立品を単位として
複数の通信ノードが共通の多重伝送路を介して接続さ
れ、該夫々の通信ノードは夫々に接続された車両の電装
ユニットを制御する多重伝送装置において、この多重伝
送装置は、少なくともバイアス回路を備える所定通信ノ
ードを含み、前記複数の通信ノードに接続された電装ユ
ニットの中で、バッテリ電源が供給されて作動する電装
ユニットを前記所定通信ノードに集約して接続したこと
を特徴とする。
【0016】好ましくは、前記所定通信ノードのCPU
は、所定条件が成立した場合、スリープ状態となるモー
ドを有する。以上のように、バッテリ電源で作動する電
装ユニットを、バイアス回路を有する通信ノードに集約
して接続することにより、バッテリ電源を電力供給源と
する通信ノードを削減できる共に、バッテリ電源の負荷
を抑えるように作用する。
【0017】
【実施例】以下、本願発明の実施例について添付図面を
参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施
例の多重伝送装置は、所謂CSMA(Carrier Sense Multipl
eAccess)/CD(Collision Detection)と呼ばれるLANア
クセス方式の車両用多重伝送装置に適用した例である。
また、以下の説明では、本発明に係わる実施例と従来技
術とを対応させ、両者における構成の相違が明確になる
ように説明を進める。
【0018】(全通信ノードの配置位置及び電源体系)
図3は、多重伝送システム全体として通信ノードの配置
位置及び電源体系を示す図である。図3に示すように、
自動車は大別すると、フロントサブAssy1、フロアサブ
Assy2、リアサブAssy3という3つのサブAssy単位(部
位別)に分割される。図3において、フロント領域を構
成するサブAssy1には、左右のヘッドランプ等を点灯す
るフロントLノード120、フロントRノード130、
他ノードからの通信信号を分岐して出力するMFB(Multi
Function Box)ノード300、エンジン制御を司るエン
ジンノード310、ABSコントローラ(Anti-lock-brakes
ystem )を司るABSノード320が設けられる。フロア領
域を構成するサブAssy2には、ASC(Auto-speed-cont
rol)システムを制御するノード140、左右のドアミラ
ーモータ等を駆動するカウルLノード150、カウルR
ノード160、エアコンをコントロールするエアコンス
イッチノード170、インパネのスイッチを監視するイ
ンパネスイッチノード180、スピードメータやタコメ
ータを表示するメーターノード190、コラムスイッチ
を監視するコラムスイッチノード200、センタコンソ
ールのスイッチ類を監視するセンタコンソールノード2
10、4枚のドアのロック、アンロックを制御するドア
FL220、ドアRL230、ドアFR240、ドアR
R250が設けられる。リア領域を構成するサブAssy3
には、左右のストップランプ等を点灯するリアLノード
330、リアRノード340、4WS(4輪操舵システ
ム)制御ノード350、テールランプの点灯等を実行す
るテールノード260が設けられる。
【0019】図3に示す通信ノードの中で、他ノードか
らの通信信号を分岐して出力するMFBノード300、エ
ンジンノード310、ABSノード320、リアLノード
330、リアRノード340、4WS制御ノード350
は、高速伝送路MB1に接続され、イグニッションスイ
ッチがオンされて電源が供給される(以下、これらの高
速伝送路に接続された通信ノードを高速ノードと呼
ぶ)。また、図3に示す高速ノード以外の通信ノード
は、フロントLノード120、フロントRノード13
0、ASCシステムを制御するノード140カウルLノ
ード150、カウルRノード160、エアコンスイッチ
ノード170、インパネスイッチノード180、メータ
ーノード190、コラムスイッチノード200、センタ
コンソールノード210、ドアFL220、ドアRL2
30、ドアFR240、ドアRR250、テールノード
260であり、中低速伝送路MB2に接続され、バッテ
リ電源が供給されるものや、アクセサリースイッチAC
Cがオンされて電源が供給されるものがある(以下、こ
れらの中低速伝送路に接続された通信ノードを中低速ノ
ードと呼ぶ)。
【0020】〈通信ノードのネットワーク構成〉図4
は、図3に示す自動車のフロント領域におけるエンジン
ルーム内のサブAssy1についての通信ノードのネットワ
ーク構成を示す図であり、図5は、本発明に基づく実施
例の自動車のフロント領域におけるエンジンルーム内の
サブAssy1についての通信ノードのネットワーク構成を
示す図である。図4において、フロントLノード12
0、フロントRノード130は、中低速伝送路MB2に
接続された中低速ノードであり、フロントLノード12
0はバイアス回路111を備える。このバイアス回路1
11を内蔵する通信ノードは、バッテリ電源が供給され
た状態でバスラインの電圧レベルを一定に保持するため
に各サブAssy毎に1〜2個程度設けられ、全体として4
個程度用いられる。 フロントLノード120には、左
側のヘッドライト(ハイビーム/ロービーム)、ウイン
カーランプ121等の出力補器121(図1に示す出力
補器106に対応している)が接続される。同じよう
に、フロントRノード130には、右側のヘッドライト
(ハイビーム/ロービーム)、ウインカーランプ等の出
力補器131が接続される。これらの中低速ノードは、
バッテリ電源により常時電源が供給され、イグニッショ
ンスイッチやアクセサリースイッチがオフされても電源
ラインはカットされない。また、フロントLノード12
0、フロントRノード130は、いずれもWD回路を備
え、CPUの暴走により、夜間走行中にヘッドライトが
点灯しなくなる等のトラブルを防止する。これらのノー
ドは、イグニッションスイッチがオフの状態で、トラン
クドアを含む全てのドアが閉じられ、30秒以上経過す
ると、スリープモードに移行してCPUが動作していな
い時の暗電流を極力抑えている。
【0021】MFBノード300、エンジンノード31
0、ABSノード320は、高速伝送路MB1に接続され
た高速ノードであり、中低速ノードと同じように、各ノ
ードは内部にデータ処理用のCPU及びCPUの異常を
検出するWD回路107’を有する。MFBノード300
には、出力補器としてASCアクチュエータ301やワイ
パーモータ302が接続される。同じように、エンジン
ノード310には、エンジン311を制御するEGIユ
ニット等が接続される。更に、ABSノード320には、A
BSコントロールバルブ等を駆動するアクチュエータ32
1が接続される。これらの高速速ノードは、イグニッシ
ョンスイッチがオンされた時だけ電源が供給される。ま
た、高速ノードも中低速ノードと同様に、WD回路を備
え、CPUの暴走により、ABS等のトラブルを防止す
る。しかしながら、これらの高速ノードは、スリープモ
ードを備えていない。なぜならば、イグニッションスイ
ッチがオフの状態で電源供給がカットされるため、暗電
流の過多によるバッテリ上がり心配はなく、従って中低
速ノードのようにスリープモードを設ける必要がないの
である。
【0022】(従来技術と実施例との対比)次に、図4
と図5の多重伝送ネットワーク構成を参照して、本発明
に基づく実施例の多重伝送ネットワーク構成を図4に示
す従来技術と対比させながら説明する。尚、図5におい
て、図4と同じ番号が付されている部分は、同一の機能
を有するものとして説明を省略する。
【0023】さて、図5において、図2のサブAssy1に
おけるフロントLノード120、フロントRノード13
0に注目すると、これらのノードはバッテリ電源が常時
接続されているため、スリープモードを設けて暗電流を
低減する必要がある。しかしながら、暗電流は、バッテ
リ電源を電力供給源とする通信ノードの数に比例して大
きくなるため、その低減には各通信ノードのCPUにス
リープモードを設けただけでは不十分であり、WD回路
を備えるものでは更に大きなものとなる。このため、本
実施例では、バッテリ電源を電力供給源とする通信ノー
ドをできるだけ減らすことに主眼を置き、図5に示すよ
うに、フロントRノード130に接続された出力補器1
31を集約してフロントLノード120に接続した構成
とした。このように構成することで、フロントRノード
130をバッテリ電源を供給する通信ノードとして用い
る必要がなくなり、WD回路107’等に消費される電
力を省くことができる。また、空いたフロントRノード
130は、例えば、高速ノードとして用い、イグニッシ
ョン電源で作動する出力補器131’を新たに接続して
従来とは異なる機能を有する通信ノードとして用いるこ
とができるし、アクセサリースイッチがオンされたとき
のみ作動する構成としてもよい。
【0024】上記の構成で1つ問題となるのは、図5に
おいて、出力補器131とフロントLノード120との
間のワイヤ長が若干従来より長くなることである。しか
しながら、本実施例によれば、ワイヤ長を少々長くして
も、サブAssy内であればワイヤに関わる回路を増加する
必要がなく、むしろバッテリを電力供給源とする通信ノ
ードを低減できる効果の方が大きいので、多重伝送シス
テム全体として見ると低消費電力化、システム簡略化、
コストダウン等のメリットを優先できるのである。更
に、サブAssy1、2、3の夫々を独立させて、通信ノー
ドをその機能に基づいて再配置してあらゆる出力補器を
接続した後、サブAssy毎にコネクタ等を介して多重伝送
路及び電源を接続することにより、システム全体の組付
け性を向上させることができる。但し、複雑な制御を必
要とするエンジン、ABS、4WSノードは、ワイヤ長を
短くするため夫々制御対象補器の近傍に独立して配置さ
れる。
【0025】(実施例の効果)図6は従来のWD回路及
びスリープモードを備える通信ノードの消費電流を示
す。本実施例のように、バッテリ電源で作動する出力補
器を、各サブAssy内において、バイアス回路を内蔵する
通信ノードに集約して接続することにより、バッテリ電
源を電力供給源とする通信ノードを低減できる共に、バ
ッテリ電源の負荷を抑えることができる。 〈変形〉尚、本発明は上記実施例に限定されないのは明
らかである。
【0026】例えば、多重伝送ネットワークを構成する
通信ノードの種類は、上記実施例に限定されない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多重伝送
装置によれば、バッテリ電源で作動する電装ユニット
を、バッテリ電源が供給され、バイアス回路を内蔵する
通信ノードに集約して接続することにより、バッテリ電
源を電力供給源とする通信ノードを低減できる共に、多
重伝送装置全体のシステムの簡易化とコストダウンとを
実現できる効果がある。
【0028】また、バイアス回路を内蔵する通信ノード
は、所定条件が成立した場合、スリープ状態となるモー
ドを有するので、さらに暗電流の低減を図ることができ
る効果がある。また、自動車を構成するいくつかの組立
品毎に分割して構成される多重伝送装置において、その
組立品を単位としてバッテリ電源で作動する電装ユニッ
トを、バッテリ電源が供給され、バイアス回路を内蔵す
る通信ノードに集約して接続することにより、自動組付
け性の向上及び多重通信線の低減を図ることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多重通信システムにおける通信ノードの
回路構成を示す図である。
【図2】バッテリ電源を電力供給源とする通信ノードの
回路構成を示す図である。
【図3】システム全体の通信ノードの電源体系を示す図
である。
【図4】図3に示すシステムの一部として、自動車のエ
ンジンルーム内のサブAssyについての通信ノードのネッ
トワーク構成を示す図である。
【図5】本発明に基づく実施例の自動車のエンジンルー
ム内のサブAssyについての通信ノードのネットワーク構
成を示す図である。
【図6】従来のWD回路から出力されるパルスに応じた
消費電流を示す図である。
【符号の説明】
100…CPU 107’…WD(ウォッチドック)回路 111…バイアス回路 120〜260…中低速ノード 300〜350…高速ノード MB1…高速伝送路 MB2…中低速伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−46664(JP,A) 特開 平2−121436(JP,A) 特開 平6−178353(JP,A) 特開 平5−146080(JP,A) 特開 平8−26046(JP,A) 特公 平5−4879(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 H04L 12/40 B60R 16/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ノードが共通の多重伝送路を
    介して接続され、該夫々の通信ノードは夫々に接続され
    た車両の電装ユニットを制御する多重伝送装置におい
    て、この多重伝送装置は、少なくともバイアス回路を備
    える所定通信ノードを含み、 前記複数の通信ノードに接続された電装ユニットの中
    で、バッテリ電源が供給されて作動する電装ユニットを
    前記所定通信ノードに集約して接続したことを特徴とす
    る多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 自動車を構成するいくつかの組立品毎に
    分割して構成されると共に、該組立品を単位として複数
    の通信ノードが共通の多重伝送路を介して接続され、該
    夫々の通信ノードは夫々に接続された車両の電装ユニッ
    トを制御する多重伝送装置において、この多重伝送装置
    は、少なくともバイアス回路を備える所定通信ノードを
    含み、 前記複数の通信ノードに接続された電装ユニットの中
    で、バッテリ電源が供給されて作動する電装ユニットを
    前記所定通信ノードに集約して接続したことを特徴とす
    る多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記所定通信ノードのCPUは、所定条
    件が成立した場合、スリープ状態となるモードを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多重伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記所定条件は、少なくとも前記所定通
    信ノードに前記バッテリ電源のみが供給された状態で成
    立することを特徴とする請求項3に記載の多重伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリ電源が供給されて作動する
    電装ユニットは、少なくとも前記所定通信ノードのCP
    Uからの制御信号に基づいて作動する補器又は該CPU
    に対して自己の状態変化を表す信号を出力する補器であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多重
    伝送装置。
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