JP3380174B2 - サイドフォーク式搬送用車両 - Google Patents

サイドフォーク式搬送用車両

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JP3380174B2
JP3380174B2 JP25020298A JP25020298A JP3380174B2 JP 3380174 B2 JP3380174 B2 JP 3380174B2 JP 25020298 A JP25020298 A JP 25020298A JP 25020298 A JP25020298 A JP 25020298A JP 3380174 B2 JP3380174 B2 JP 3380174B2
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啓一 仁後
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動化搬
送ラインなどに使用されるサイドフォーク式搬送用車両
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のサイドフォーク式搬送用
車両としては、たとえば図3〜図5に示される構成が提
供されている。すなわち、車体1は、前輪2と後輪3と
を介して床上において走行自在であり、その際に走行
は、前輪2や後輪3に設けられたピックアップコイルが
床側の誘導線上の電磁波をキャッチすることで、一定経
路上で行われる。そして車体1の下部複数箇所には、床
に対して当接離間自在な転倒防止用のアウトリガー4が
設けられ、これらアウトリガー4にはシリンダー形式が
採用される。 【0003】前記車体1上には、左右方向のガイドレー
ル5が前後一対に設けられ、これらガイドレール5間に
は可動体6が設けられ、この可動体6の端部からは前後
一対のマスト7が立設される。前記可動体6やマスト7
の前後には、それぞれ左右一対のガイドローラ8が設け
られ、これらガイドローラ8が前記ガイドレール5に嵌
合して案内されることで、可動体6ならびにマスト7は
左右方向に往復移動自在に構成される。両マスト7に案
内される昇降体9が設けられ、この昇降体9には左右方
向に向くフォーク10が設けられる。前記昇降体9は、
リフトシリンダー11によって昇降動される。 【0004】前記フォーク10を左右方向で突出動させ
るためのリーチ装置41が設けられる。このリーチ装置
41はリンク形式であって、車体1側に設けられた架台
42と、この架台42に左右回動自在に設けられた固定
側リンク43と、前記可動体6に左右回動自在に設けら
れた可動側リンク44と、両リンク43,44の遊端間
を相対回動自在に連結する前後方向の連結ピン45と、
この連結ピン45に連結された作動シリンダー46など
により構成される。 【0005】このような従来構成によると、図3の仮想
線に示すように、リーチ装置41の作動シリンダー46
を収縮させ、両リンク43,44を相対的に開動させる
ことで、ガイドローラ8を介して可動体6ならびにマス
ト7を横移動させ、以てフォーク10を横方向に突出動
させ得る。また、図3の実線に示すように、作動シリン
ダー46を伸展させ、両リンク43,44を相対的に閉
動させることで、ガイドローラ8を介して可動体6なら
びにマスト7を逆方向に横移動させ、以てフォーク10
を退入動させ得る。そして、リフトシリンダー11によ
る昇降体9の昇降動、すなわちフォーク10の昇降動を
適宜組み込むことで、所期の搬送物の積み下ろしを行え
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、搬送物などの荷重をガイドローラ8のみで受け止
めているため、ガイドローラピッチLを大きくとって、
ガイドローラ8に加わる荷重を制限しているが、この場
合、ガイドローラピッチLを大きくとればとるほど、車
体幅Rが大きく(広く)なる。この車体幅Rを小さく
(狭く)しかつ充分な荷重支持を行うために、ガイドロ
ーラ8の径を大きくすることも考えられるが、この場
合、ガイドレール5およびガイドローラ8が大幅にコス
トアップとなる。 【0007】そこで本発明の請求項1記載の発明は、ガ
イドローラピッチを極力小さくし得、しかも小型(小
径)のガイドローラを使用し得るサイドフォーク式搬送
用車両を提供することを目的としたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載のサイドフォーク式搬送
用車両は、車体上に左右方向のガイドレールが設けら
れ、このガイドレールに左右複数のガイドローラを介し
て支持案内されることで左右方向に往復移動自在なマス
トが設けられ、このマスト側に、リフトシリンダーによ
って昇降動されるフォークが設けられたサイドフォーク
式搬送用車両であって、前記フォークを左右方向で出退
動させるリーチ装置が設けられ、このリーチ装置はチェ
ーン駆動式で、そのチェーンの一端はテンションシリン
ダーを介して前記マスト側に連結され、前記リフトシリ
ンダーの圧力をテンションシリンダーを介してチェーン
に伝達するように構成したことを特徴としたものであ
る。 【0009】したがって請求項1の発明によると、リー
チ装置を正逆駆動させ、チェーンを正逆に移動させるこ
とで、ガイドローラを介してマストを左右方向に横移動
させ、以てフォークを横方向に出退動させ得る。そし
て、リフトシリンダーによるフォークの昇降動を適宜組
み込むことで、所期の搬送物の積み下ろしを行える。こ
のような動作を行うに際して、リフトシリンダーの圧力
をテンションシリンダーを介してチェーンへ伝え、その
圧力を、チェーンの一端に張力として作用させること
で、フォーク側荷重が増減しても、ガイドローラへ加わ
る荷重を低減し得る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図1、図2に基づいて説明する。なお、従来(図3〜図
5)と同一またはほぼ同一構成物については、同一符号
を付してその詳細は省略する。すなわち、1は車体、2
は前輪、3は後輪、5はガイドレール、6は可動体、7
はマスト、8はガイドローラ、9は昇降体、10はフォ
ーク、11はリフトシリンダーをそれぞれ示す。 【0011】前記フォーク10を左右方向で出退動させ
るリーチ装置20が、車体1側の前後から立設された一
対の枠体12に振分けられて、前後一対に設けられてい
る。すなわち、各リーチ装置20はチェーン駆動式であ
って、四個(複数)のスプロケット21,22,23,
24を有し、このうち下部のスプロケット21,22
は、枠体12における左右方向の両端に設けられ、また
上部の一個のスプロケット23は、枠体12におけるフ
ォーク10の突出側とは反対側の端部に設けられ、さら
に上部の残り一個のスプロケット24は、マスト7の上
下中間位置に設けられている。 【0012】これらスプロケット21〜24間に亘って
チェーン25が配設され、その際にチェーン25は、下
部のスプロケット21,22間では下側から掛けられ、
上下のスプロケット22,23間では外側から掛けら
れ、上部のスプロケット23,24間では上側から掛け
られている。そして下部のスプロケット21に下側から
掛けられたチェーン25の他端25Bは、このスプロケ
ット21の上側へと反転されたのち、前記マスト7(可
動部側)の下部に連結具26を介して連結されている。 【0013】またマスト7側に対して、チェーン25の
他端25Bとは左右方向の異なる方向となるチェーン2
5の一端25Aは、このマスト7のスプロケット24に
上側から掛けられたのち、このスプロケット24の下側
へと案内され、テンションシリンダー27を介してマス
ト7側(可動部側)に連結されている。すなわち、テン
ションシリンダー27は、そのシリンダー本体28の下
端がマスト7に連結され、そして上向きのピストンロッ
ド29の上端に前記チェーン25の一端25Aが連結さ
れている。なお枠体12には、スプロケット22に連動
される回転駆動装置30が設けられる。 【0014】そして、前記リフトシリンダー11の圧力
を、テンションシリンダー27を介してチェーン25に
伝達するように構成されている。すなわち、リフトシリ
ンダー11の伸展室11aとオイルタンク31との間に
設けられる伸展側給排油路32には、駆動式のポンプ3
3、リリーフ弁34、電磁切換弁35などが介在されて
いる。またリフトシリンダー11の収縮室11bとオイ
ルタンク31との間には収縮側給排油路36が設けられ
ている。 【0015】そして電磁切換弁35から伸展室11aへ
の間において伸展側給排油路32は、テンションシリン
ダー27の収縮室27bに収縮側連通路37を介して連
通され、また収縮側給排油路36は、テンションシリン
ダー27の伸展室27aに伸展側連通路38を介して連
通されている。 【0016】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。リーチ装置20の回転駆動装置30を正逆
に駆動させ、スプロケット22の回転駆動によりチェー
ン25を正逆に移動させることで、ガイドローラ8を介
して可動体6ならびにマスト7を左右方向に横移動さ
せ、以てフォーク10を横方向に出退動させ得る。 【0017】すなわち、たとえば、回転駆動装置30の
正駆動によって、図1の仮想線イに示すように退入位置
にある可動体6ならびにマスト7を、図1の実線から図
1の仮想線ロに示すように左右方向に横移動させ、以て
フォーク10を横方向に突出動させ得る。また回転駆動
装置30の逆駆動によって、図1の仮想線ロに示すよう
に突出位置にある可動体6ならびにマスト7を、図1の
実線から図1の仮想線イに示すように左右方向に横移動
させ、以てフォーク10を横方向に退入動させ得る。そ
して、リフトシリンダー11による昇降体9の昇降動、
すなわちフォーク10の昇降動を適宜組み込むことで、
所期の搬送物の積み下ろしを行える。 【0018】このような動作を行うに際して、リフトシ
リンダー11の圧力をテンションシリンダー27を介し
てチェーン25へ伝えることで、フォーク側荷重が増減
しても、ガイドローラ8へ加わる荷重を低減し得る。 【0019】すなわち、伸展側給排油路32を介してリ
フトシリンダー11の伸展室11aに作用される圧力P
は、収縮側連通路37を介してテンションシリンダー2
7の収縮室27bに作用されることになり、そしてテン
ションシリンダー27を介してチェーン25の一端25
Aに張力として作用されることになる。 【0020】このとき、 Wg:荷重 E:荷重中心距離 F:チェーン25のテンション力 S:チェーン25のピッチ としたとき、リフトシリンダー11の圧力Pとテンショ
ンシリンダー27の関係は、次式となる。 【0021】 Wg×E=F×S………(式I) ここで、 Al:リフトシリンダー11のシリンダー内径の面積 At:テンションシリンダー27のシリンダー内径の面
P:リフトシリンダー11の圧力 としたとき、 Wg=P×Al F=P×At であることから、(式I)は At=Al×S/E………(式II) となる。その際に、リフトシリンダー11のシリンダー
内径の面積Alとテンションシリンダー27のシリンダ
内径の面積Atの関係は、(式II)を満足していれば
よい。 【0022】ここで、ガイドローラ8に加わる荷重を
W、ガイドローラピッチをlとすると、 W×l=Wg×E−F×S W×l=(Wg×E−F×S)/l………(式III) となる。 【0023】(式I)より、(式III)の分子は≒0で
あるため、ガイドローラ8に加わる荷重Wは≒0とな
り、荷重Wgに影響されない。以上のことにより、リフ
トシリンダー11のシリンダー内径の面積Alとテンシ
ョンシリンダー27のシリンダー内径の面積Atとをう
まく組み合わせることにより、ガイドローラ8に加わる
荷重Wを低減することができ、ガイドローラ8の小型
化、およびガイドローラピッチlを小さくでき、以て車
体幅rを小さく(狭く)できる。 【0024】上記した実施の形態において、スプロケッ
ト21〜24を介してのチェーン25の配設は一例であ
って、スプロケット22,23を突出側に位置させて向
きを逆として配設するなど、その配設位置や形態は任意
に変更し得る。 【0025】上記した実施の形態のリーチ装置20など
は、前述した従来構成(図3〜図5)のサイドフォーク
式搬送用車両のリーチ装置41に代えて組み込むことが
可能であり、この場合、車体内部に空間が生じ、部品配
置に自由度が生まれることになる。 【0026】 【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、リ
フトシリンダーの圧力をテンションシリンダーを介して
チェーンへ伝え、その圧力を、チェーンの一端に張力と
して作用させることで、フォーク側荷重が増減しても、
ガイドローラへ加わる荷重を低減することができ、ガイ
ドローラやガイドレールを小型化(小径化)できるとと
もに、ガイドローラピッチを極力小さくでき、以て車体
幅を小さく(狭く)できるとともに充分な荷重支持を安
価にして行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、サイドフォ
ーク式搬送用車両の縦断正面図である。 【図2】同サイドフォーク式搬送用車両における油圧回
路を含む作用説明図である。 【図3】従来例を示し、サイドフォーク式搬送用車両の
縦断正面図である。 【図4】同サイドフォーク式搬送用車両の一部切り欠き
側面図である。 【図5】同サイドフォーク式搬送用車両の一部切り欠き
平面図である。 【符号の説明】 1 車体 5 ガイドレール 6 可動体 7 マスト 8 ガイドローラ 9 昇降体 10 フォーク 11 リフトシリンダー 12 枠体 20 リーチ装置 21 スプロケット 22 スプロケット 23 スプロケット 24 スプロケット 25 チェーン 25A 一端 25B 他端 27 テンションシリンダー 30 回転駆動装置 31 オイルタンク 32 伸展側給排油路 33 ポンプ 36 収縮側給排油路 37 収縮側連通路 38 伸展側連通路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体上に左右方向のガイドレールが設け
    られ、このガイドレールに左右複数のガイドローラを介
    して支持案内されることで左右方向に往復移動自在なマ
    ストが設けられ、このマスト側に、リフトシリンダーに
    よって昇降動されるフォークが設けられたサイドフォー
    ク式搬送用車両であって、前記フォークを左右方向で出
    退動させるリーチ装置が設けられ、このリーチ装置はチ
    ェーン駆動式で、そのチェーンの一端はテンションシリ
    ンダーを介して前記マスト側に連結され、前記リフトシ
    リンダーの圧力をテンションシリンダーを介してチェー
    ンに伝達するように構成したことを特徴とするサイドフ
    ォーク式搬送用車両。
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