JP3351286B2 - ホットメルト型難燃性接着剤組成物およびそれを用いて得られる絶縁テープ - Google Patents

ホットメルト型難燃性接着剤組成物およびそれを用いて得られる絶縁テープ

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JP3351286B2
JP3351286B2 JP08018397A JP8018397A JP3351286B2 JP 3351286 B2 JP3351286 B2 JP 3351286B2 JP 08018397 A JP08018397 A JP 08018397A JP 8018397 A JP8018397 A JP 8018397A JP 3351286 B2 JP3351286 B2 JP 3351286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁テープの接着
剤層等の形成材料として用いられるホットメルト型難燃
性接着剤組成物およびそれを用いて得られる絶縁テープ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁テープは、電気、電子機器
あるいは自動車等の電気配線部分または家庭用屋内、屋
外配線等のフラット電線の構成材料として、電線を被覆
して絶縁保護するために用いられる。このような絶縁テ
ープは、例えば、図2に示すように、絶縁テープの基材
となるポリエステル等の高分子フィルム23上に、アン
カーコート剤からなるアンカーコート層22を介して接
着剤層21が設けられた構造となっており、上記アンカ
ーコート剤からなるアンカーコート層22により、上記
高分子フィルム23と接着剤層21との接着性が高めら
れている。なお、絶縁テープに難燃性を付与する必要が
生じた時は、通常、上記接着剤層21に難燃剤が配合さ
れる。
【0003】上記絶縁テープの接着剤層21としては、
熱硬化型ポリエステル系、熱可塑型ポリエステル系、ポ
リオレフィン系等の各種接着剤が用いられる。近年で
は、ポリエステル系接着剤に比べて接着性は若干劣るも
のの、コストが最も安価であるという利点を有するポリ
オレフィン系接着剤が賞用されている。そして、このポ
リオレフィン系接着剤を接着剤層21に用いた絶縁テー
プにおいて、難燃性を付与する必要が生じた時は、上記
ポリオレフィン系接着剤に、パークロロシクロペンタデ
カン等の難燃剤が配合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のポリオレフィン系接着剤と、パークロロシクロペン
タデカンとの配合系では、Tダイス押出機を用いて接着
剤フィルムを押出加工する際に、目やにと呼ばれる樹脂
のかすがTダイス押出機の先端部分に頻繁に発生し、そ
れが短時間の内に脱落して押出加工された接着剤フィル
ムに付着するため、長時間の安定生産に劣るという欠点
がある。また、上記パークロロシクロペンタデカンは難
燃性に優れているものの、コストが高いという欠点があ
る。
【0005】そこで、コストの比較的安価な難燃剤とし
て、例えば、テトラブロモビスフェノールA、エチレン
ビスペンタブロモジフェニル、デカブロモジフェニルオ
キサイド等の使用が考えられる。しかしながら、いずれ
の難燃剤も、ポリオレフィン系接着剤と併用した場合に
は、接着性が低下したり、加工性が著しく低下する等の
新たな問題が生じる。
【0006】また、上記ポリオレフィン系接着剤を用い
て絶縁テープを作製する場合には、一般に、上記ポリオ
レフィン系接着剤を、上記高分子フィルム23上に押し
出して成形する押出ラミネート製法等が採用されてい
る。しかしながら、このような押出ラミネート製法等に
より作製された絶縁テープは、ポリオレフィン系接着剤
が高温状態で上記高分子フィルム23と積層された後、
室温に冷却された時点で、ポリオレフィン系接着剤層2
1を内側にして絶縁テープがカールするいわゆるカール
現象が生じる。これは、上記ポリオレフィン系接着剤の
熱膨張係数が、上記高分子フィルム23の熱膨張係数に
比べて概して1桁大きいため、ポリオレフィン系接着剤
層21の収縮力が高分子フィルム23に比べて大きいか
らである。したがって、このカールしている絶縁テープ
を用いてフラットケーブルを製造しようとすれば、作業
性が悪く、生産性が低くなるという問題が生じる。
【0007】そこで、上記絶縁テープのカール現象を緩
和する方法としては、上記ポリオレフィン系接着剤層2
1の厚みを、上記高分子フィルム23の厚みよりも充分
に薄くしたり、あるいはポリオレフィン系接着剤層21
を柔軟にして、ポリオレフィン系接着剤層21の体積収
縮力を減少させる等の方法が考えられる。しかしなが
ら、ポリオレフィン系接着剤層21の厚みを薄くするの
は、フラットケーブルとしての使用に際して性能上限界
があり、実用的でない。また、ポリオレフィン系接着剤
層21を柔軟にするのは、フラットケーブルを折り曲げ
て使用する場合に、座屈現象が発生して、電気絶縁性が
著しく低下するという問題が生じる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、コストが安価で、接着性および加工性に優れ、
しかも難燃性に優れたホットメルト型難燃性接着剤組成
物、および、カール現象を緩和でき、しかも耐座屈性に
優れた絶縁テープの提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、下記の(A)成分をベースポリマーと
し、下記の(B)成分および(C)成分を含有している
ホットメルト型難燃性接着剤組成物を第1の要旨とす
る。 (A)下記の(A1 )および(A2 を混合してなるポ
リオレフィン系樹脂であって、その混合割合が、重量比
で、(A 1 )/(A 2 )=30/70〜95/5の範囲
に設定されているポリオレフィン系樹脂。 (A1 )無水マレイン酸グラフト変性直鎖状低密度ポリ
エチレン。 (A2 )無水マレイン酸グラフト変性超低密度ポリエチ
レン。 (B)下記の(B1 )および(B2 )の少なくとも一方
からなる難燃剤。 (B1 )エチレンビスペンタブロモジフェニル。 (B2 )デカブロモジフェニルオキサイド。 (C)三酸化アンチモン。
【0010】また、本発明は、高分子フィルム面上にア
ンカーコート層が形成され、このアンカーコート層上に
上記ホットメルト型難燃性接着剤組成物からなる接着剤
層が形成されている絶縁テープを第2の要旨とする。
【0011】すなわち、この発明者は、上記課題を解決
するために、まず、コストが安価で接着性の良好なポリ
オレフィン系樹脂について検討を重ねた。その結果、ポ
リオレフィン系樹脂(A成分)として、上記無水マレイ
ン酸グラフト変性直鎖状低密度ポリエチレン(A1 )を
用いた場合には、コストが安価で接着性も良好であるこ
とを突き止めた。また、上記特殊な直鎖状低密度ポリエ
チレン(A1 )との配合性に優れ、コストが安価である
難燃剤について検討を重ねた。その結果、上記エチレン
ビスペンタブロモジフェニル(B1 )およびデカブロモ
ジフェニルオキサイド(B2 )の少なくとも一方からな
る難燃剤(B成分)が、上記特殊な直鎖状低密度ポリエ
チレン(A1 )と配合して接着剤フィルムを加工する際
にTダイス押出機の先端部分に目やに等が生じることが
ないため加工性に優れ、しかもコストが安価であること
を突き止めた。さらに、上記特殊な直鎖状低密度ポリエ
チレン(A1 )と特定の難燃剤(B成分)に、難燃助剤
である三酸化アンチモン(C成分)を配合した場合に
は、難燃性がさらに向上する。そして、上記特殊な直鎖
状低密度ポリエチレン(A1 )と特定の難燃剤(B成
分)と難燃助剤である三酸化アンチモン(C成分)との
配合系に、上記無水マレイン酸グラフト変性超低密度ポ
リエチレン(A2 )を配合すると、前述の加工性および
難燃性を維持したまま、接着性がさらに向上することを
見いだし本発明に到達した。本発明により、コストが安
価で、接着性および加工性に優れ、しかも難燃性に優れ
たホットメルト型難燃性接着剤組成物を提供することが
可能となる。
【0012】また、高分子フィルム面上にアンカーコー
ト層が形成され、このアンカーコート層上に上記ホット
メルト型難燃性接着剤組成物からなる接着剤層が形成さ
れた絶縁テープは、カール現象を緩和でき、しかも耐座
屈性に優れることを突き止めた。
【0013】さらに、上記ホットメルト型難燃性接着剤
組成物からなる接着剤層の引張り弾性率を8〜20kg
/mm2 の範囲に設定すると、カール現象をより一層緩
和でき、耐座屈性がさらに優れることを突き止めた。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0015】本発明のホットメルト型難燃性接着剤組成
物は、上記特殊なポリオレフィン系樹脂(A成分)と特
定の難燃剤(B成分)と三酸化アンチモン(C成分)と
を用いて得られる。
【0016】本発明のホットメルト型難燃性接着剤組成
物のベースポリマーとなる特殊なポリオレフィン系樹脂
(A成分)は、無水マレイン酸グラフト変性直鎖状低密
度ポリエチレン(A1 )および無水マレイン酸グラフト
変性超低密度ポリエチレン(A2 を特定の割合で混合
してなるものである。なお、本発明のホットメルト型難
燃性接着剤組成物において、上記特殊なポリオレフィン
系樹脂(A成分)をベースポリマーとするとは、上記特
殊なポリオレフィン系樹脂(A成分)がホットメルト型
難燃性接着剤組成物全体の少なくとも30重量%(以下
「%」と略す)を占めている場合をいう。
【0017】上記特殊なポリオレフィン系樹脂(A成
分)中の無水マレイン酸グラフト変性直鎖状低密度ポリ
エチレン〔L−LDPE−MAH〕(A1 )は、190
℃×2.16kg荷重下でのメルトインデックス(以下
「M.I.」と略す)が、0.3〜30g/10分の範
囲のものが好ましく、特に好ましくは1.0〜20g/
10分の範囲である。また、上記特定の直鎖状低密度ポ
リエチレン(A1 )の密度は、0.900〜0.930
g/cm3 の範囲に設定され、好ましくは0.915〜
0.925g/cm3 の範囲である。
【0018】上記特殊なポリオレフィン系樹脂(A成
分)中の無水マレイン酸グラフト変性超低密度ポリエチ
レン〔ULDPE−MAH〕(A2 )のM.I.(19
0℃×2.16kg荷重下)は、0.3〜30g/10
分の範囲のものが好ましく、特に好ましくは1.0〜2
0g/10分の範囲である。また、上記特定の超低密度
ポリエチレン(A2 )の密度は、0.870〜0.90
0g/cm3 の範囲に設定され、好ましくは0.880
〜0.890g/cm3 の範囲である。
【0019】上記特定の直鎖状低密度ポリエチレン(A
1 )および特定の超低密度ポリエチレン(A2 )におけ
る無水マレイン酸の変性割合は、0.01〜5.0%が
好ましく、より好ましくは0.02〜3.0%、さらに
好ましくは0.1〜1.0%である。すなわち、上記変
性割合が0.01%未満であると、被着体に対し充分な
接着力を与えることができなくなるからである。なお、
上記変性割合が5.0%であると充分な接着力が得られ
るため、上記変性割合を5.0%を超える値に設定する
必要はない。また、上記直鎖状低密度ポリエチレンおよ
び超低密度ポリエチレンを無水マレイン酸で変性するの
は、他の酸無水物に比べて工業的に変性しやすく反応性
に優れており、最も一般的に用いられているからであ
る。
【0020】上記特殊なポリオレフィン系樹脂(A成
分)において、L−LDPE−MAH(A1 )とULD
PE−MAH(A2 )の混合割合は、重量比で、A1
2 =30/70〜95/5の範囲になるよう設定する
必要がある。すなわち、上記A1 の混合割合が30未満
〔A2 の混合割合が70を超える〕であると、接着剤表
面の粘着性が増加しすぎ、用途によっては使用に適さな
くなるからである。逆に、上記A1 の混合割合が95を
超える〔A2 の混合割合が5未満〕であると、特定の難
燃剤(B成分)および三酸化アンチモン(C成分)を添
加した際に充分な接着力が得られないおそれがあるから
である。なかでも、上記A1 とA2 の混合割合は、重量
比で、A1 /A2 =40/60〜60/40の範囲にな
るよう設定するのが好ましい。すなわち、上記範囲内に
設定することにより、絶縁テープのカール現象をより一
層緩和でき、しかもより優れた耐座屈性を得ることがで
きるからである。
【0021】上記特定の難燃剤(B成分)は、エチレン
ビスペンタブロモジフェニル(B1)およびデカブロモ
ジフェニルオキサイド(B2 )の少なくとも一方からな
るものである。
【0022】上記特定の難燃剤(B成分)の配合量は、
上記特殊なポリオレフィン系樹脂(A成分)100重量
部(以下「部」と略す)に対して30〜80部の範囲に
なるよう設定するのが好ましく、特に好ましくは50〜
70部である。すなわち、上記B成分の配合量が30部
未満であると、絶縁テープとしての難燃性が不足し、8
0部を超えると接着性、薄膜加工性が低下するおそれが
あるからである。
【0023】上記C成分である三酸化アンチモン(Sb
2 3 )は難燃助剤として使用される。そして、上記三
酸化アンチモン(C成分)の配合量は、上記特殊なポリ
オレフィン系樹脂(A成分)100部に対して5〜40
部の範囲になるよう設定するのが好ましく、特に好まし
くは15〜35部である。すなわち、上記三酸化アンチ
モン(C成分)の配合量が5部未満であると、難燃剤
(B成分)を大幅に増量しなければならず、40部を超
えると接着性、薄膜加工性が低下するおそれがあるから
である。
【0024】なお、本発明のホットメルト型難燃性接着
剤組成物には、上記A〜C成分の他に、従来からホット
メルト型接着剤組成物に用いられる各種の添加剤を適宜
に配合することが可能である。上記添加剤としては、二
酸化チタン(TiO2 )、タルク、アルミナ等の無機充
填剤や、酸化防止剤、銅害防止剤、紫外線吸収剤等を適
宜に配合することができる。
【0025】そして、上記本発明のホットメルト型難燃
性接着剤組成物は、上記特殊なポリオレフィン系樹脂
(A成分)、特定の難燃剤(B成分)、三酸化アンチモ
ン(C成分)および上記添加剤等を所定割合で配合する
ことにより得ることができる。
【0026】上記本発明のホットメルト型難燃性接着剤
組成物を用いた例としては、絶縁テープ等があげられ
る。上記ホットメルト型難燃性接着剤組成物を用いた絶
縁テープとしては、例えば、図1に示すように、高分子
フィルム3面上にアンカーコート層2が形成され、この
アンカーコート層2上に、上記ホットメルト型難燃性接
着剤組成物からなる接着剤層1が形成されたものがあげ
られる。
【0027】上記絶縁テープの基材となる高分子フィル
ム3は、特に限定するものではなく、例えば、ポリエス
テル(PET)フィルム、ポリイミド(PI)フィル
ム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)フィルム、ポリエ
ーテルエーテルケトン(PEEK)フィルム、ポリエー
テルイミド(PEI)フィルム、ポリエーテルサルホン
(PES)フィルム等があげられる。なかでも、機械的
強度、電気絶縁性、耐熱性等とコストのバランスが良い
という理由からPETフィルムが好適であり、また、特
に耐熱性や寸法安定性が要求される場合にはPIフィル
ムが好適である。そして、その厚みは、耐久性、屈曲性
および電気絶縁性の観点から、通常、12〜250μm
の範囲に設定され、好ましくは12〜100μmの範囲
である。
【0028】上記アンカーコート層2形成材料であるア
ンカーコート剤は、特に限定するものではなく、有機チ
タン化合物やエチレン−アクリル酸エチル共重合体(E
EA)のシラン変性体等を主成分とするものがあげられ
る。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられ
る。なかでも、上記有機チタン化合物を主成分とするア
ンカーコート剤が、前記高分子フィルム3と接着剤層1
との接着力に優れるという点で特に好ましい。なお、上
記有機チタン化合物を主成分とするとは、上記有機チタ
ン化合物が上記アンカーコート剤全体の少なくとも10
%を占める場合をいい、有機チタン化合物のみからなる
場合も含む意味である。
【0029】上記有機チタン化合物としては、テトラア
ルコキシチタン化合物(アルキルチタネート)、チタン
キレート化合物等を用いることができる。
【0030】上記テトラアルコキシチタン化合物(アル
キルチタネート)とは、下記の一般式(1)で表される
化合物をいう。
【0031】
【化1】Ti(OR)4 …(1) 〔上記式(1)において、Rはアルキル基またはアリル
基である。〕
【0032】上記テトラアルコキシチタン化合物(アル
キルチタネート)としては、具体的には、下記に示す化
合物(2)〜(5)があげられる。これらは単独でもし
くは2種以上併せて用いられる。
【0033】
【化2】テトライソプロポキシチタン:〔テトライソプ
ロピルチタネート〕 Ti(O−iso-C3 7 4 …(2)
【0034】
【化3】テトラ−n−ブトキシチタン:〔テトラ−n−
ブチルチタネート〕 Ti(O−n-C4 9 4 …(3)
【0035】
【化4】テトラキス(2−エチルヘキシルオキシ)チタ
ン:〔テトラキス(2−エチルヘキシル)チタネート〕 Ti〔OCH2 CH(C2 5 )C4 9 4 …(4)
【0036】
【化5】テトラキスステアリルオキシチタン:〔テトラ
ステアリルチタネート〕 Ti(OC18374 …(5)
【0037】また、上記チタンキレート化合物として
は、具体的には、下記に示す化合物(6)があげられ
る。
【0038】
【化6】ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナト)
チタン:〔チタンアセチルアセトネート〕 Ti(O−iso-C3 7 2 〔OC(CH3 )CHCOCH3 2 …(6)
【0039】上記アンカーコート層2形成材料として、
有機チタン化合物を主成分とするアンカーコート剤を用
いた場合は、分子内の−OR基が加水分解反応により解
離するため、酸化チタン(TiO2 )に近い構造の無色
透明で非常に薄い高分子酸化チタン膜となる。その厚み
は、0.0005〜10.0μmの範囲、好ましくは
0.001〜2.0μmの範囲に設定される。
【0040】上記絶縁テープは、上記ホットメルト型難
燃性接着剤組成物およびその他の原料を用いて、例え
ば、つぎのようにして作製することができる。すなわ
ち、ペレット状のポリオレフィン系樹脂(A成分)を準
備する。そして、上記ポリオレフィン系樹脂(A成分)
のペレットに特定の難燃剤(B成分)、三酸化アンチモ
ン(C成分)等の添加剤を所定量配合し、2軸混合機を
用いて混練した後、水冷、裁断して再度ペレット化す
る。他方、上記有機チタン化合物を酢酸エチル、イソプ
ロピルアルコール、トルエン等の有機溶剤と混合し、3
〜5%のアンカーコート剤溶液を調製する。このアンカ
ーコート剤溶液をグラビアロールコート法、リバースロ
ールコート法等の通常用いられるロールコート法によ
り、前記高分子フィルム3の片面に塗布し、加熱乾燥炉
を通して溶剤を除去することにより、上記高分子フィル
ム3面上にアンカーコート層2を形成する。そして、こ
のアンカーコート層2の上に、先にペレット化しておい
たホットメルト型難燃性接着剤組成物をTダイス押出機
等により押出ラミネート加工する。このようにして、図
1に示すように、高分子フィルム3面上にアンカーコー
ト層2が形成され、このアンカーコート層2上に上記ホ
ットメルト型難燃性接着剤組成物からなる接着剤層1が
形成された3層構造の絶縁テープを得ることができる。
【0041】なお、上記アンカーコート剤溶液の塗布方
法は、上記ロールコート法に限定されず、スプレーコー
ト法等により行うことも可能である。
【0042】上記ホットメルト型難燃性接着剤組成物か
らなる接着剤層1は、引張り弾性率が8〜20kg/m
2 の範囲になるよう設定するのが好ましく、より好ま
しくは9〜18kg/mm2 である。すなわち、引張り
弾性率が8kg/mm2 未満であると、カール現象を緩
和することができるが、耐座屈性が劣る傾向が見られ、
20kg/mm2 を超えると、耐座屈性に優れるが、カ
ール現象が現れるからである。そして、上記引張り弾性
率の調整は、前記特定の直鎖状低密度ポリエチレン(A
1 )と特定の超低密度ポリエチレン(A2 )の混合割合
を調整することにより行われる。具体的には、上記A1
とA2 の混合割合を、重量比で、A1 /A2 =40/6
0〜60/40の範囲になるよう設定することにより、
上記引張り弾性率を8〜20kg/mm2 の範囲に設定
できる。
【0043】なお、上記ホットメルト型難燃性接着剤組
成物からなる接着剤層1の引張り弾性率は、つぎのよう
にして求めることができる。すなわち、上記ホットメル
ト型難燃性接着剤組成物を熱プレスにより厚み1mmの
シートに成形し、これを幅10mm×長さ200mmに
切断した後、JIS K 7127に記載の方法に準じ
て測定する。
【0044】また、上記ホットメルト型難燃性接着剤組
成物からなる接着剤層1の厚みは、20〜150μmの
範囲が好ましく、特に好ましくは30〜60μmであ
る。すなわち、上記接着剤層1の厚みが20μm未満で
あると、Tダイスによる押し出し加工が困難になり、1
50μmを超えると、接着力はほぼ飽和し、さらには座
屈が生じやすくなるからである。
【0045】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0046】
【実施例1〜7】まず、所定の厚みのPETフィルム
(帝人社製のテトロンフィルム タイプS6−31)を
準備するとともに、ジイソプロポキシビス(アセチルア
セトナト)チタンを酢酸エチル等の有機溶剤と混合して
アンカーコート剤溶液を調整した。そして、このアンカ
ーコート剤溶液を先に述べた方法により、上記PETフ
ィルムの片面に塗布し、上記PETフィルム面上に所望
の厚みのアンカーコート層を形成した。他方、後記の表
1および表2に示す接着剤層形成材料を同表に示す割合
で配合し、これを2軸混合機を用いて混練した後、水
冷、裁断して接着剤ペレットを作製した。そして、先に
作製したPETフィルムのアンカーコート層上に、上記
接着剤ペレットをTダイス押出機により押出ラミネート
加工し、所望の厚みの接着剤層を形成した。このように
して、PETフィルム面上にアンカーコート層が形成さ
れ、このアンカーコート層上に上記ホットメルト型難燃
性接着剤組成物からなる接着剤層が形成された絶縁テー
プ(図1参照)を作製した。なお、上記接着剤層の引張
り弾性率を前述の方法により測定し、これを後記の表1
および表2に併せて示した。
【0047】
【実施例8,9】上記PETフィルムに代えて所望の厚
みのPIフィルム(東レ・デュポン社製のカプトン 1
00V)を用いた。それ以外は、上記実施例と同様にし
て絶縁テープを作製した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【比較例1〜5】下記の表3に示す接着剤層形成材料を
同表に示す割合で配合した接着剤組成物を用いる以外
は、実施例と同様にして絶縁テープを作製した。
【0051】
【表3】
【0052】このようにして得られた実施例品および比
較例品の絶縁テープを用いて、下記の基準に従い、難燃
性、Tダイス加工性、絶縁テープ粘着性、接着力、耐座
屈性およびカール現象について測定評価を行った。これ
らの結果を後記の表4〜表6に併せて示した。
【0053】〔難燃性〕難燃性の評価は、UL規格 S
ub.758VW−1に記載の垂直燃焼テストに準じて
行った。そして、上記規格をクリアーしたものを○とし
て表示した。
【0054】〔Tダイス加工性〕高分子フィルム上に、
接着剤を押出ラミネータ(ダイス幅約600mm)を用
いて厚み50μmになるよう積層し、目やに、厚みむ
ら、耳きれ等が発生せず、長尺加工できるかどうかを評
価した。そして、目やに、厚みむら、耳きれ等がいずれ
も発生せず、しかも長尺加工できたものを○、厚みむら
は多少あるが、目やに、耳きれ等が発生しなかったもの
を△、短時間で目やにが多発し、製品に付着してしまっ
たもの、または耳きれ、厚みむらが激しく、所定の厚み
(50μm)まで薄く延伸加工できなかったものを×と
して表示した。
【0055】〔絶縁テープ粘着性〕絶縁テープ粘着性の
評価は、上記Tダイス加工性の評価において作成した絶
縁テープのコイルを巻きほぐすことにより行った。そし
て、問題なく巻きほぐせたものを○、若干の粘着があ
り、巻きほぐすのに抵抗があったものを△、接着剤面の
粘着性が強く、高分子フィルム背面への密着が強くうま
く巻きほぐせなかっものを×として表示した。
【0056】〔接着力(対銅箔)〕絶縁テープの接着剤
層をヒートロールラミネート法により、厚み50μmの
圧延銅箔(Snメッキ処理品)に接着させた。このとき
のラミネートの条件は、2本一対の直径80mmのシリ
コンゴムロールを用いて、ロール温度160℃、ラミネ
ート速度0.5mm/分、ラミネート線圧6.0kgf
/cmで行った。そして、得られた接着物を10mm幅
に切断し、試験サンプルとした。これを、ストログラフ
(東洋精機社製のR−2型)により、速さ50mm/分
の180度剥離試験を行い、Snメッキ銅箔と絶縁テー
プとの剥離強度を測定した。
【0057】〔耐座屈性〕2つの絶縁テープを、それぞ
れの接着層が互いに接触するようにして、上記接着力
(対銅箔)の評価と同様の条件でヒートロールラミネー
ト法により接着させ、これを50mm幅×150mm長
さに成形したものを試験サンプルとした。この試験サン
プルを用い、上記ストログラフを使用して耐座屈性の評
価をした。すなわち、図3に示すように、2つの支持板
14aおよび14bの間に上記試験サンプル12を配置
しテープ13で固定した後、上記支持板14bを一定速
度で矢印方向に移動させることにより圧縮力を加え、上
記試験サンプル12が完全に折れ曲がった状態になるま
で加圧し、その時の荷重−圧縮距離の曲線をチャート紙
に記録した。なお、図において11はロードセルを示
す。また、この荷重−圧縮距離の曲線の一例を図4に示
す。図4において、曲線16は座屈がなかった場合の曲
線であり、曲線15は座屈した場合の曲線である。座屈
した場合には、曲線15において、ピーク17が現れ
る。したがって、耐座屈性の評価は、このピーク17が
全く現れなかったものを○、ピーク17が若干現れたも
のを△、ピークが多く現れたものを×として表示した。
【0058】〔カール現象〕カール現象の評価は、幅1
50mm×長さ200mmの大きさに切断した絶縁テー
プを接着剤面を上にして水平なテーブルの上に置き、絶
縁テープ端部の浮き上がり高さを測定して行った。そし
て、浮き上がり高さが10mm未満のものを○、10m
m以上20mm未満のものを△、20mm以上のものを
×として表示した。
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】上記表4および表5の結果から、本発明の
ホットメルト型難燃性接着剤組成物を用いて作製した実
施例品の絶縁テープは、難燃性、Tダイス加工性、絶縁
テープ粘着性、接着力(対銅箔)、耐座屈性およびカー
ル現象の評価が、いずれも優れていることがわかる。な
かでも、接着剤層の引張り弾性率が8〜20kg/mm
2 の範囲に設定されている実施例4〜6品の絶縁テープ
は、カール現象をより一層緩和することができ、かつ、
耐座屈性がより優れていることがわかる。
【0063】これに対して、上記表6の結果から、比較
例の接着剤組成物を用いて作製した比較例1〜5品の絶
縁テープは、接着力(対銅箔)が著しく低く、難燃性、
Tダイス加工性、絶縁テープ粘着性、耐座屈性およびカ
ール現象の評価において、実施例品の絶縁テープよりも
劣っていることがわかる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明のホットメルト型
難燃性接着剤組成物は、上記特殊なポリオレフィン系樹
脂(A成分)をベースポリマーとし、上記特定の難燃剤
(B成分)および難燃助剤である三酸化アンチモン(C
成分)を含有する。すなわち、上記特殊なポリオレフィ
ン系樹脂(A成分)として前記無水マレイン酸グラフト
変性直鎖状低密度ポリエチレン(A1 )を特定の割合で
用いているため、コストが安価で接着性も良好であり、
これに特定の難燃剤(B成分)を配合しているため、接
着剤フィルムを加工する際にTダイス押出機の先端部分
に目やに等が生じることがないため加工性に優れ、しか
もコストが安価であり、さらに三酸化アンチモン(C成
分)配合により、難燃性がさらに向上する。そして、
上記A1 と特定の難燃剤(B成分)と難燃助剤である三
酸化アンチモン(C成分)との配合系に、A成分として
更に、前記無水マレイン酸グラフト変性超低密度ポリエ
チレン(A2 )を特定の割合で配合することにより、前
述の加工性および難燃性を維持したまま、接着性がさら
に向上する。このように、本発明のホットメルト型難燃
性接着剤組成物は、コストが安価で、接着性および加工
性に優れ、しかも難燃性に優れているため、例えば、電
気,電子機器、自動車等の電気配線部分または家庭用屋
内,屋外配線等の用途に用いられる絶縁テープの接着剤
層形成材料として最適である。
【0065】また、高分子フィルム面上にアンカーコー
ト層が形成され、このアンカーコート層上に上記ホット
メルト型難燃性接着剤組成物からなる接着剤層が形成さ
れている絶縁テープは、カール現象を緩和でき、しかも
耐座屈性に優れるという効果を奏する。
【0066】さらに、上記ホットメルト型難燃性接着剤
組成物からなる接着剤層の引張り弾性率を、8〜20k
g/mm2 の範囲に設定することにより、カール現象を
より一層緩和でき、耐座屈性がさらに優れる。したがっ
て、このような絶縁テープを用いてフラットケーブルを
製造する場合には、作業性に優れ、しかも生産性が向上
するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットメルト型難燃性接着剤組成物を
用いた絶縁テープの一例を示す断面図である。
【図2】従来の接着剤組成物を用いた絶縁テープの断面
図である。
【図3】耐座屈性の測定方法の説明図である。
【図4】上記耐座屈性の測定において得られる荷重−圧
縮距離の曲線図である。
【符号の説明】
1 接着剤層 2 アンカーコート層 3 高分子フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−296045(JP,A) 特開 昭62−57442(JP,A) 特開 昭62−273242(JP,A) 特開 昭62−119240(JP,A) 特開 昭57−165469(JP,A) 特開 昭56−145965(JP,A) 特開 昭48−37494(JP,A) 特開 平8−3412(JP,A) 特開 平8−92459(JP,A) 特開 平8−92406(JP,A) 特開 平9−300539(JP,A) 「便覧」編集室,便覧 ゴム・プラス チック配合薬品,(株)ラバーダイジェ スト社,1993年10月30日,第2版,P 356〜376 日本接着協会,接着ハンドブック,日 刊工業新聞社,1980年11月10日,第2 版,p760〜762 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 123/26 C09J 7/02 C09J 151/06 H01B 3/30

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分をベースポリマーと
    し、下記の(B)成分および(C)成分を含有している
    ことを特徴とするホットメルト型難燃性接着剤組成物。 (A)下記の(A1 )および(A2 を混合してなるポ
    リオレフィン系樹脂であって、その混合割合が、重量比
    で、(A 1 )/(A 2 )=30/70〜95/5の範囲
    に設定されているポリオレフィン系樹脂。 (A1 )無水マレイン酸グラフト変性直鎖状低密度ポリ
    エチレン。 (A2 )無水マレイン酸グラフト変性超低密度ポリエチ
    レン。 (B)下記の(B1 )および(B2 )の少なくとも一方
    からなる難燃剤。 (B1 )エチレンビスペンタブロモジフェニル。 (B2 )デカブロモジフェニルオキサイド。 (C)三酸化アンチモン。
  2. 【請求項2】 上記()成分の配合量が、上記(A)
    成分100重量部に対して30〜80重量部の範囲に設
    定されている請求項1記載のホットメルト型難燃性接着
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記()成分の配合量が、上記(A)
    成分100重量部に対して5〜40重量部の範囲に設定
    されている請求項1または2記載のホットメルト型難燃
    性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 高分子フィルム面上にアンカーコート層
    が形成され、このアンカーコート層上に請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のホットメルト型難燃性接着剤組成
    からなる接着剤層が形成されていることを特徴とする
    絶縁テープ。
  5. 【請求項5】 上記ホットメルト型難燃性接着剤組成物
    からなる接着剤層の引張り弾性率が、8〜20kg/m
    2 の範囲に設定されている請求項4記載の絶縁テー
    プ。
  6. 【請求項6】 上記高分子フィルムが、ポリエステルフ
    ィルムおよびポリイミドフィルムの少なくとも一方であ
    る請求項4または5記載の絶縁テープ。
  7. 【請求項7】 上記アンカーコート層が、有機チタン化
    合物を主成分とするアンカーコート剤によって形成され
    たものである請求項4〜6のいずれか一項に記載の絶縁
    テープ。
  8. 【請求項8】 上記有機チタン化合物が、テトライソプ
    ロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラ
    キス(2−エチルヘキシルオキシ)チタン、テトラキス
    ステアリルオキシチタンおよびジイソプロポキシビス
    (アセチルアセトナト)チタンからなる群から選択され
    た少なくとも一つである請求項記載の絶縁テープ。
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