JP3347274B2 - 業務用洗米装置 - Google Patents

業務用洗米装置

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JP3347274B2 JP19009997A JP19009997A JP3347274B2 JP 3347274 B2 JP3347274 B2 JP 3347274B2 JP 19009997 A JP19009997 A JP 19009997A JP 19009997 A JP19009997 A JP 19009997A JP 3347274 B2 JP3347274 B2 JP 3347274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用洗米装置に
係り、寿司チェーン店、レストラン等の多量炊飯に供す
るための洗米に利用される。
【0002】
【従来の技術】攪拌手段を内装した洗米槽の上部にバル
ブ等を介して水道等の圧力水系に接続した給水手段を備
え、洗米槽に投入した米を洗う業務用洗米装置は、特開
平7−236831号公報、特開平2−279113号
公報で公知であり、家庭用とはその範疇を異にするもの
で、洗米、研米、ザル上げ等の工程を経て洗米槽の下方
に配置した容器(炊飯器の内釜)又はガス・電気等の炊
飯器に投入して多量炊飯と多数回の洗米をするものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の業務用洗米装置
で洗米をするとき、洗米槽に米を投入するとともに洗米
槽上部に備えた給水手段から洗浄水(水道水等)を供給
し、洗米槽内に備えた攪拌手段を作動して、米に付着し
ているゴミ、糠分等を洗い出して機外に排水することを
複数回行っている。
【0004】従来の給水手段は、給水ノズルからの給水
形態は傘形(茸形)であって、洗米槽の内壁において攪
拌に伴ってせり上がった米を下方に滑動させたり、給水
方向を下方成分としたりするシャワー部だけであった。
このシャワー部による給水形態であると、洗米槽内での
米量が多い場合には水圧で米を吹き上げ(持上げ)、洗
米槽に形成しているオーバーフロー口から米を流出する
おそれがあり、米流出が生じると、計量した米に応じて
炊飯水の供給量、炊飯時間等がプログラムされているこ
とから、ご飯の品質に悪影響(軟いご飯となる)を及ぼ
すおそれがあるとともに、米流出に伴う経済的無駄、排
水路の詰り等という事態となる等の課題があった。
【0005】また、洗米槽の内壁上部に糠分等による水
あかが発生し易く、これは、サニタリー性を損うという
課題があった。特に、業務用は家庭用とは異なり、多
量、多数回の洗米が行なわれることから、前述の課題は
顕著であった。そこで本発明は、給水手段に下方成分に
よるシャワー部と径方向成分による噴水部とを備えさせ
ることで、オーバーフロー口からの米流出の防止、水あ
か排除(水あか発生の防止を含む)によるサニタリー性
の向上並びに洗米槽全体にわたる均一な洗米作用ができ
る業務用洗米装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、攪拌手段を内
装した洗米槽の上部に給水手段を備え、洗米槽に投入し
た米を洗う業務用洗米装置において、前述の目的を達成
するために次の技術的手段を講じている。すなわち、本
発明に係る業務用洗米装置は、前記給水手段21は、
道等の圧力水源に接続されている給水管21Dに筒形の
給水ボックス21Eを接続してなり、該給水ボックス2
1Eに、洗米槽3の軸線にほぼ沿って水圧を抑制して
方に向って散水するシャワー部21Aと洗米槽3の軸線
に交差しかつ径方向のほぼ水平に向って噴水流の流速を
速くして噴出する噴水部21Bとを有して、2系統の分
岐給水を可能として備えられていることを特徴とするも
のである。
【0007】このような構成を採用したことにより、シ
ャワー部21Aによる下方に向う散水と、噴水部21B
による径方向に向う噴水との2系統の分岐(分流)給水
が可能となって、シャワー部21Aによる下方に向う散
水の水圧は差程高くなく、これ故、洗米槽3内の米が当
該水圧で持上げられることは少なく洗米槽3に形成した
オーバーフロー口27Aからの流出も防止できる一方、
噴水部21Bによる径方向に向う噴水が洗米槽3の内面
に衝突することによって当該内面に付着しようとする水
あか(糠分)の付着(発生)を防止し、付着したとして
もその排除が可能となるのである。
【0008】更に、本発明に係る業務用洗米装置におけ
る前記給水手段21は、給水管21Dに接続されている
筒形の給水ボックス21Eと、該給水ボックス21Eの
開口縁21E−1に対して僅少すきまXを有して該給水
ボックス21Eを閉塞状として備えた衝突板21Fとで
構成されていて、該衝突板21Fに多数の小孔21F−
1を形成することでシャワー部21Aとされ、前記僅少
すきまXを噴水部21Bとしていることを特徴とするも
のであり、このような構成を採用したことにより、給水
管21Dが流出した水流は衝突板21Fに衝突すること
でその水圧が抑制されたかたちで当該衝突板21Fに形
成した多数の小孔21F−1から下方に向って流出され
る一方、給水ボックス21Eの開口縁21E−1と衝突
板21Fとの僅少すきまXを介して径方向に噴出され、
この噴出流の流速が速くなることから、洗米槽3の内面
への衝突力は大きく、これ故に、当該内面での水あかの
発生はなく発生したとしてもその排除は確実となるし、
攪拌手段20の洗米作用で洗米槽3の内面にせり上がっ
て付着した米粒も確実に流下させるのである。
【0009】また、前記給水手段21は、洗米槽3の槽
中心に対する放射位置に分散配置されていることによっ
て、洗米槽3内面の全体に亘る均一な洗米作用を行うこ
とになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
業務用洗米装置について説明する。図1は本発明に係る
業務用洗米装置1の全体側面図を示し、図2は同じく正
面図を示しており、この図1および図2において、本発
明に係る業務用洗米装置1は下方先細の漏斗部2を有す
る洗米槽3の下部に開閉自在な排米弁4を備え、該排米
弁4を介して投入(落下)した米と炊飯水とを受け入れ
て炊飯する炊飯器5を備えている。
【0011】なお、ここで炊飯器5とは、炊飯器の内釜
だけのものを含み、このときは、該内釜に米と炊飯水と
を受け入れて該内釜を別途設置している炊飯装置に持ち
運んで炊飯するのも含むものであり、このときは、内釜
に代えて容器を採用できる。洗米槽3の上部には、貯米
庫6が設置されていて該貯米庫6の下部に設けている計
量ドラム7を回転駆動してプログラムされた炊飯量に応
じた米をシュート8を介して洗米槽3の上部から投入
(供給)可能であり、貯米庫6の正面(前面)には制御
部9を内蔵した開閉自在なドア10が備えられ、該ドア
10には制御操作盤11が装着され、また、貯米庫6の
上部には蓋12を装着していてこの蓋12を開くことで
米が補給可能である。
【0012】図7を参照すると、ドア10の開閉支点で
あるヒンジ手段10Aが例示されており、該ヒンジ手段
10Aはドア10の閉じ姿勢のとき、該ドア10の前方
側角部に位置させることにより、ドア10を開いたとき
箱形躯体13の側面より出っ張らないようにされてお
り、これによって厨房室の壁際一杯まで洗米装置1を近
づけて配置可能としている。
【0013】なお、ヒンジ手段10Aは、ドア10の上
下方向で複数が同軸心上として備えられており、ドア1
0の閉じ姿勢は施錠手段で維持可能で、この施錠手段と
してはマグネット等をも採用でき、図7において符号1
0Bは弾性シール材で、ドア10を閉じたときドア10
の全周をシールするものである。貯米庫6は下部に漏斗
部を有する立方(箱形)容器であり、箱形躯体13に内
蔵されており、該箱形躯体13は、車輪14を有する基
台15から立設された支柱16を介して支持されてお
り、ここに、本発明に係る業務用洗米装置1は、可搬自
在であるが勿論、厨房室に定置したものでも良い。
【0014】洗米槽3は円筒形状であって、箱形躯体1
3の底を形成する仕切板(支持台)17に装着固定され
ていて下方に延伸(露出)する上部槽3Aとこの上部槽
3Aの下縁に、上縁が接合されて複数個の止め具18を
介して取外し自在に装着されている漏斗部2を有する下
部槽3Bとで構成されている。図5および図6を併せて
参照すると、上部槽3Aはこの上端に仕切板17に対し
て着脱自在に取付けるフランジ3A−1を有する天板3
A−2を有し、該天板3A−2から下方に筒部3A−3
が延伸されており、硬質樹脂にて一体形成され、該筒部
3A−3は下部槽3Bとの接合部において段差部3A−
4を有し、この段差部3A−4を外囲いするように下部
槽3Bの上縁部3B−1は上方開口壁とされ、望ましく
はその接合部にはシール材(弾性環形テープ)が装着さ
れる。
【0015】上部槽3Aの天板3A−2にはその中心に
軸受部3A−5を一体に有し、該軸受部3A−5にボー
ルベアリング等を介して攪拌手段である攪拌棒20を有
する筒軸19が支持されている。止め具18は、上部槽
3Aの下部外面にビス止めしている被係合片18Aと、
下部槽3Bの上部外面にビス止めした基板18Bにピン
18Cにて枢支した操作レバー18Dと、この操作レバ
ー18Dの長手方向中途にピン18Eにて枢支した係合
アーム18Fを有し、操作レバー18Dを図5の矢示C
方向にピン18Cを支点に持上げて係合アーム18Fの
被係合片18Aとの係合を矢示D方向の操作で解くもの
であり、一方、係合アーム18Fを被係合片18Aに係
合した状態で操作レバー18Dを矢示Cとは反対方向に
押下げることにより所謂テコリンク作用によって上・下
部槽3A・3Bを接合するものである。
【0016】洗米槽3の槽中心(軸芯)上には、箱形躯
体13内に設けているモータ等により縦軸廻りに回転す
る筒軸19が軸支されており、該筒軸19には攪拌棒2
0が固着されて攪拌手段を構成しており、洗米槽3に投
入された米を洗米可能であるとともに研米可能であり、
攪拌棒20は水平方向に延伸しかつ槽内面に沿って下方
に延伸している複数本からなっているとともに、洗米槽
3内には圧力水源である水道等に接続されている給水手
段21がその上部に備えられ、洗米水、炊飯水等が供給
可能である。
【0017】給水手段21は、図5で示しているよう
に、洗米槽3の軸線にほぼ沿って下方に向って散水Sす
るシャワー部21Aと、洗米槽3の軸線と交差しかつ径
方向のほぼ水平に向って噴水Tする噴水部21Bとを備
え、噴水部21Bによって上部槽3Aの内面に付着する
水あか等を洗浄する。具体的には、天板3A−2に内挿
支持され、接続エルボ21Cを介して給水管21Dに接
続されている筒形の給水ボックス21Eと、該給水ボッ
クス21Eの開口縁21E−1に対して僅少すきまXを
有して該給水ボックス21Eを閉塞状とする衝突板21
Fを止具21Gで着脱自在に取付けてなり、衝突板21
Fに多数形成した小孔21F−1がシャワー部21Aを
構成し、すきまXが噴水部21Bを構成しているのであ
り、このように構成した給水手段21を洗米槽3の上部
で槽中心に対して放射位置に分散配置しているのであ
る。
【0018】なお、給水管21Dは水道蛇口等に接続さ
れるが、該給水管21Dの中途には電磁弁形式の流量
弁、オン・オフ弁等が備えられている。上・下部槽3
A,3Bを複数個の止め具18を介して接合分離するの
は、下部槽3Bを排米弁4とともに取外してその槽3B
の内面全体を清掃するとともに、攪拌手段である攪拌棒
20、給水手段21および上部槽3Aの内面を清掃する
ためであり、下部槽3Bを全体として取外すことで攪拌
棒20をいわゆるムキ出しとできて軸受部3A−5等を
含めて全体の清掃を容易としているのである。
【0019】この攪拌棒20等を清浄するとき、該棒2
0が不測に回転駆動するのを防止するため、攪拌手段の
駆動系(モータ等)に対するインターロック手段49が
備えられている。図6において、インターロック手段4
9は、箱形躯体13に内装している常閉形のマイクロス
イッチ(センサー)50と、該スイッチ50のオン・オ
フ用でコイルバネ51等によって下方に押動されている
検出作動棒52と、下部槽3Bに設けたブラケット53
にネジ止めされている押込み棒54と、上部槽3Bに設
けた位置決め兼用のガイド部55等で構成されている。
【0020】すなわち、止め具18を弛めて下部槽3B
を上部槽3Aから下方に取出すと、コイルバネ51によ
って検出作動棒52が降下し、センサー50を開放して
駆動モータ等への通電を止めることで攪拌棒20の不測
の回転をインターロックしているのであり、所定の清掃
が完了して再度組み付けるとき、押込み棒54をガイド
部55に挿通することで上部槽3Aに対する下部槽3B
の位置決めがなされるとともに、上方に押込むと、コイ
ルバネ51に抗して検出作動棒52が押上げられ、セン
サー50をオンにするのであり、ここに、駆動モータの
電源をオン・オフすることで攪拌棒20は駆動可能とな
るのである。
【0021】なお、攪拌棒20は図5でも示すように、
水平方向成分20Aと下向き方向成分20Bとの棒材で
あり、洗米棒3の径方向位置で内外に位置しているが、
最外方の攪拌棒20は攪拌中に抵抗が作用するので、そ
の棒断面は径外から径内に向って徐々に小さく(径内か
ら径外へは徐々に大きく)されている。排米弁4は円錐
形状であり、弁棒22の下端にワンタッチ金具等により
着脱自在に装着されており、弁棒22は筒軸19に内挿
されていて箱形躯体13内に備えているカム、クランク
等を介して上下動可能でこの上下動作によって開閉自在
とされている。
【0022】洗米槽3の下端には排水箱23が図3に示
したワンタッチ金具(パッチン錠)24の複数個を介し
て取外し自在に装着されており、当該排水箱23は円筒
形に形成されており、図4で示すように多数の孔24A
を有する漏斗筒24が内装されているとともに排水箱2
3の底部に形成している排米口23Aには環状のシール
パッキン25がネジ止めされたパッキン押え26を介し
て取外し自在に装着されており、排米弁4は実質的にシ
ールパッキン25を開閉するものとされている。
【0023】排水箱23には分岐管26が水平方向(図
2では左方向)に延伸接続されており、洗米槽3の上部
に形成したオーバーフロー口27Aに連通接続されてい
る縦管27の下端との接続部に開閉自在な排水弁を内装
している排水ボックス28に接続されており、該排水ボ
ックス28には、排水ホース、排水桶等の排水手段29
が接続されている。
【0024】排水箱23の上部には、露受皿30が装着
されており、該露受皿30は図4で示すように漏斗部2
の外面を流下する露Aを受け入れる上方開口を有してい
る。露受皿30は、漏斗部2の外面に弾性変形されて密
着する環状内壁30Aとこの環状内壁30Aの径外位置
に連成された環状堰30Bとを一体に備えて構成される
ことで上方開口の環状溝30Cが形成されている。
【0025】露受皿30は、ウレタンゴム等の弾性材に
よって成形されており、径外方向に拡開した状態で漏斗
部2の下方から装着され、図4の仮想状態の環状内壁3
0Aが弾性変形されて漏斗部2の外面に密着することで
漏水しないようにされており、環状内壁30Aを断面ク
サビ形とすることによって漏斗部2の外面を流下(矢示
Bを参照)する露Aが環状溝30Cに円滑に貯められる
ようにされている。
【0026】図4で示すように、露受皿30には排出口
30Dが形成されており、該排出口30Dにホース、桶
等の排出手段31が接続されていて、環状溝30Cに貯
水された水等を図3で示すように装置外に排水可能とさ
れている。炊飯器5は図1および図2に示すように基台
15上にスライドレール、コロ等を介して水平方向に出
入自在とされている架台32上に着脱自在として備えら
れており、符号32Aは出入れのための操作ハンドルで
ある。
【0027】図1および図2において、炊飯器5は架台
32上に載置されているガス、電気等のコンロ部33
と、このコンロ部33上に乗せられている外釜34と、
この外釜34に挿脱自在に嵌め入れられている内釜35
と、内釜35上に着脱自在として乗せられている蓋36
等を備え、該蓋36は内釜35の上部に連接された環形
プロテクタ37によって取り囲まれている。
【0028】この図示した実施の形態では、蓋36の中
央部には米受入れ口が例えば円形孔として開口されてお
り、この受入れ口はシャッタ38によって開閉自在とさ
れている。蓋36は昇降レバー39によってその全体が
ローラ40とレール41を介して垂直方向に持上げ可能
(蓋36がプロテクタ37の上方位置にくるまで)であ
るとともに、その持上げ姿勢は係合爪42が被係合部4
3に係合することで保持可能であり、その係合はロック
解除レバー44によって解除自在である。
【0029】なお、蓋36はロック部材45を介して昇
降レバー39側に保持可能であるとともに、ロック解除
レバー44によってロック部材45を蓋36に係脱自在
である。従って、図示の炊飯器5は、排米口23Aの同
軸直下に米受入れ口を上下で相対させ、シャッタ38を
開くことで排米弁4の開閉動作により米と炊飯水とを内
釜35に受入れ可能でシャッタ38を閉動作した状態で
炊飯可能である。
【0030】また、昇降レバー39の持上げ操作で蓋3
6を持上げ保持して蓋36を残した状態で架台32の出
入れ動作により内釜35と外釜34はコンロ部33とと
もに水平方向に引出し自在であるとともに、ロック解除
レバー44の操作によって内釜35に蓋36を乗せた状
態で架台32の出入れ動作で炊飯器5は出入自在とされ
ている。
【0031】なお、露受皿30はこれを漏斗部3の外面
に張出し状として固着することもでき、このようにした
ときは樹脂製・金属製とすることもできる。その他、図
1および図2において、箱形躯体13内の奥部には、排
気ファン46が内蔵されていて箱形躯体13内の温風を
躯体13外に排出することで計量ドラム7用のモータお
よび攪拌棒20駆動用のモータ等から発生する熱エネル
ギー(温風)を躯体13外に排出することでモータ等の
耐久性を向上しているとともに、貯米庫6に収められて
いる米の過度の乾燥を防止している。
【0032】排気ファン46の排気ダクト47は支持台
17の下面に固着されていて洗米槽3における上部槽3
Aの周りを外囲いしていて、前面側の排気孔48から前
方(水平方向で良いが多少前下り方向が望ましい)に排
風するようにしており、これによって、熱的影響を受け
易い制御部9に対して炊飯器5からの熱気が拡散される
ようにされ、ここに、排気ダクト47は実質的に断熱層
を構成している。
【0033】次に、上述した炊飯装置1の動作について
概説すると、制御操作盤11のスイッチを操作して計量
ドラム7を回転駆動することでプログラムされた所定量
の米を洗米槽3に投入して洗米工程に入る。この洗米工
程は、排米弁4および排水ボックス28の排水弁を閉弁
した状態で給水手段21から必要量の水を給水し、攪拌
棒20を縦軸廻りに回転することでなされ、排水ボック
ス28の排水弁をオン・オフすることで複数回の洗米作
業がなされる。
【0034】この洗米又は洗米後の炊飯水の給水に当っ
て、給水手段21は、シャワー部21Aと噴水部21B
とからなるので、シャワー部21Aの圧力は差程高くな
く、これ故、オーバーフロー口27Aからの米の流出は
少なくなるし、噴水部21Bからの噴水圧によって上部
槽3Aの内面に水あか等が発生するのを防止するととも
に残米等は下方に確実に流出するのである。
【0035】この洗米によって糠類は水とともに漏斗筒
24の孔24Aから排水ボックス28等を介して機外に
排出されるが、孔24Aは米を通過しない大きさである
ことから米の洩れは防止される。洗米工程が終るとプロ
グラムされた下で研米工程、ザル上げ工程に入る。研米
工程は洗米後、排水した状態で湿潤している米を攪拌棒
20の回転によって行い、その後、ザル上げ工程に移行
される。
【0036】なお、ザル上げは炊飯器5内で実施するこ
とができる。所定の工程が完了すると、排米弁4を下降
させることにより、シャッタ38の開状態の下で米と炊
飯水とを内釜35に投入する排米工程を経た後に、シャ
ッタ38を閉じ炊飯工程にプログラムされた通り移行す
る。この炊飯工程によって炊飯蒸気が上昇し、洗米槽3
の外面に接触し冷却されると結露となり、この露Aが図
4の矢示Bの如く漏斗部2の外面を流下するとき、排水
箱23の上部において露受皿30に捕捉収集し、炊飯器
5等への滴下が防止され、排水手段31を備えた場合に
は装置外に排出され、露受皿30から漏出することはな
い。
【0037】また、炊飯蒸気(熱気)が上昇し、制御部
9に侵入しようとしても排気ファン46からの排気がダ
クト47と排気孔48を介して吹出されることから拡散
され、熱的に弱い制御部9は保護され、故障、エラーの
要因をなくす。炊飯工程がプログラム通り終了すると、
一般的には蒸し工程を経た後、架台32の引出し動作に
より炊飯器5は前方に移動され、ご飯は内釜35ごと調
理部に運搬され、新しい空の内釜を外釜34に挿入して
再び炊飯準備のため架台32の押込動作を介して排米弁
5の同軸直下にセットされる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、洗米
槽に対する洗米水又は炊飯水の供給に際して、槽全体に
対する均一な供給が可能であるし、洗米槽内面に付着す
る水あか等も少なくなるし、米の流出も確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る業務用洗米装置の側面図である。
【図2】本発明に係る業務用洗米装置の正面図である。
【図3】本発明の主要部を示す側面図である。
【図4】本発明の主要部を示す断面図である。
【図5】給水手段の断面図である。
【図6】インターロック手段を示す側面図である。
【図7】ドアの開閉部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 業務用洗米装置 3 洗米槽 21 給水手段 21A シャワー部 21B 噴水部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 定生 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大 和精工株式会社内 (72)発明者 原田 伸司 大阪府東大阪市水走2丁目2番27号 大 和精工株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−10099(JP,A) 特開 平7−144140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 1/06 A47J 27/00 A47J 27/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 攪拌手段を内装した洗米槽の上部に給水
    手段を備え、洗米槽に投入した米を洗う業務用洗米装置
    において、 給水手段(21)は、水道等の圧力水源に接続されてい
    る給水管(21D)に筒形の給水ボックス(21E)を
    接続してなり、該給水ボックス(21E)に、洗米槽
    (3)の軸線にほぼ沿って水圧を抑制して下方に向って
    散水するシャワー部(21A)と洗米槽(3)の軸線に
    交差しかつ径方向のほぼ水平に向って噴水流の流速を速
    くして噴出する噴水部(21B)とを有して、2系統の
    分岐給水を可能として備えられていることを特徴とする
    業務用洗米装置。
  2. 【請求項2】 給水手段(21)は、給水管(21D)
    に接続されている筒形の給水ボックス(21E)と、該
    給水ボックス(21E)の開口縁(21E−1)に対し
    て僅少すきま(X)を有して該給水ボックス(21E)
    を閉塞状として備えた衝突板(21F)とで構成されて
    いて、該衝突板(21F)に多数の小孔(21F−1)
    を形成することでシャワー部(21A)とされ、前記僅
    少すきま(X)を噴水部(21B)としていることを特
    徴とする請求項1記載の業務用洗米装置。
  3. 【請求項3】 給水手段(21)は、洗米槽(3)の槽
    中心に対する放射位置に分散配置されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の業務用洗米装置。
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