JP3329638B2 - 紙葉類区分装置 - Google Patents

紙葉類区分装置

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JP3329638B2 JP28313295A JP28313295A JP3329638B2 JP 3329638 B2 JP3329638 B2 JP 3329638B2 JP 28313295 A JP28313295 A JP 28313295A JP 28313295 A JP28313295 A JP 28313295A JP 3329638 B2 JP3329638 B2 JP 3329638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便物等の紙葉類
に設けられた例えばバーコード等の区分情報を読み取っ
て、投入された紙葉類をその区分情報によって区分する
紙葉類区分装置に係わり、特に、郵便物をその宛先に応
じて配達順に並べ替える郵便物の配達道順組立を行うの
に好適な紙葉類区分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物等の紙葉類に設けられた区
分情報を読み取って、投入された紙葉類を区分情報によ
って指示された順序に並べ換える装置に関する公知技術
として、例えば、以下のものがある。 ○特開昭51−105897号公報 この公知技術は、紙葉類を供給する供給部の近傍、例え
ば供給部の直上に複数区分に仕切られた集積部を設け、
この集積部の底面を開放し集積された紙葉類を供給部に
落下させて移載することにより区分を繰り返し、投入さ
れた紙葉類を区分情報(コードマーク)によって指示さ
れた順序に並べ換えるものである。したがって、この装
置を用いれば、区分を繰り返すことによって郵便配達区
の道順組立区分を行うことができる。この道順組立の方
法を以下に説明する。
【0003】通常1つの郵便配達区には、600〜12
00件程度の宛先数が存在し、各区の配達人は、これら
の宛先数に対し合計約900〜1800枚程度の書状を
配達することになる。これら膨大な量の書状は、配達前
にあらかじめ所定の配達道順となるように並べ変えてお
く必要がある。この道順組立区分を行うために上記公知
技術を適用する場合を考え、例えば、1000の宛先に
対する約1500枚の書状を区分可能とするために、1
50枚の書状を集積可能な集積部を10個設けたとす
る。
【0004】この場合の配達道順組立動作は、以下のよ
うになる。すなわちまず、1000件の宛先のそれぞれ
に対して000〜999の番号を対応させ、約1500
枚の書状のそれぞれに対しその書状の宛先を表す区分情
報(000〜999のうちのどれか)を付す。そして1
回目の区分手順として、10個の集積部に対し、区分情
報の1の位の0から9を0,1,2,3,4,5,6,
7,8,9のように順次割り当てる。この状態で供給部
から供給される約1500枚の書状を一枚ずつ分離して
取り出し、その区分情報の1の位によって10個の集積
部のいずれかに振り分け投入する。例えば、区分情報が
134である書状は4が割り当てられた集積部に投入さ
れ、区分情報が698である書状は8が割り当てられた
集積部に投入される。このようにして、まず、各集積部
には区分情報の1の位のみが同じである書状が集積され
る。ここでは当然のことながらは10の位及び100の
位は揃っておらず、バラバラである。
【0005】次に、2回目の区分手順として、10個の
集積部に対し、区分情報の10の位の0から9を0,
1,2,3,4,5,6,7,8,9のように順次割り
当てる。そして、1回目の区分が完了した書状を集積部
間の順序を変えないようにまとめて取り出した後、1の
位が0の書状が集積されている集積部、1の位が1の書
状が集積されている集積部…というように10個の集積
部から書状を順に一枚ずつ分離して取り出す。そして、
その区分情報の10の位によって10個の集積部のいず
れかに振り分け投入する。すなわち例えば、1の位が0
の書状のみを10の位によって10個の集積部のいずれ
かに振り分け投入する。その後、1の位が1の書状のみ
を10の位によって10個の集積部のいずれかに振り分
け投入すると、各集積部において、既に投入されていた
1の位が0の書状の上に積み重ねられる。さらに同様
に、1の位が2から9までの集積部から順に分離取り出
し、10の位によって10個の集積部のいずれかに振り
分け投入する。このようにして、区分情報が134であ
る書状は3が割り当てられた集積部の真ん中あたり、例
えば区分情報230の書状、931の書状、032の書
状、533の書状の上に投入される。他の集積部にも同
様に区分情報の10の位が同じである書状が集積され、
しかもこのとき各集積部において1の位が順番に並んで
いることになる。なお、まだ100の位については揃っ
ておらず、バラバラである。
【0006】次に、3回目の区分手順として、10個の
集積部に対し、区分情報の100の位の0から9を0,
1,2,3,4,5,6,7,8,9のように順次割り
当てる。そして、2回目の区分が完了した書状を集積部
間の順序を変えないようにまとめて取り出した後、10
の位が0の書状が集積されている集積部、10の位が1
の書状が集積されている集積部…というように10個の
集積部から書状を順に一枚ずつ分離して取り出す。そし
て、その区分情報の100の位によって10個の集積部
のいずれかに振り分け投入する。すなわち例えば、10
の位が0の書状のみを100の位によって10個の集積
部のいずれかに振り分け投入する。その後、10の位が
1の書状のみを100の位によって10個の集積部のい
ずれかに振り分け投入すると、各集積部において、既に
投入されていた10の位が0の書状の上に積み重ねられ
る。さらに同様に、10の位が2から9までの集積部か
ら順に分離取り出し、100の位によって10個の集積
部のいずれかに振り分け投入する。このようにして、区
分情報が134である書状は1が割り当てられた集積部
の真ん中やや下方、区分情報130の書状、131の書
状、132の書状、133の書状の上に投入される。他
の集積部にも同様に書状が集積され、2が割り当てられ
た集積部には区分情報が200から299までの書状
が、3が割り当てられた集積部には区分情報が300か
ら399までの書状が、以下同様に、9が割り当てられ
た集積部には区分情報が900から999までの書状
が、順に集積される。ここで、10個の集積部に集積さ
れた書状をすべて順に取り出すことにより、全ての書状
が、区分情報000〜999までの順序(すなわち所定
の配達道順)に並べ換えられた状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術においては、区分する宛先数が変化する場合の対
応が十分でないという課題がある。すなわち、上述した
ように郵便配達区によって宛先数は幅があり、例えば少
ない場合には600件程度、多い場合には1200件程
度である。ここでいま、宛先数が700件であるが、そ
の中に特に枚数の多い宛先が含まれており、合計の書状
数が約1500枚となる配達区があったとして、これ
に、上記公知技術の装置(集積部10個で合計1500
枚区分可能)を適用したとする。この場合の配達道順組
立動作は、以下のようになる。まず、宛先を表す区分情
報として、約1500枚の書状のそれぞれに、000〜
699のどれかの番号が付される。そして1回目の区分
手順で、10個の集積部に対し、区分情報の1の位の0
から9を0,1,2,3,4,5,6,7,8,9のよ
うに順次割り当てた後、その区分情報の1の位によって
10個の集積部のいずれかに振り分け投入し、各集積部
に区分情報の1の位のみが同じである書状が集積され
る。次に2回目の区分手順で、10個の集積部に対し、
区分情報の10の位の0から9を0,1,2,3,4,
5,6,7,8,9のように順次割り当てた後、10個
の集積部から書状を順に一枚ずつ分離して取り出し、そ
の区分情報の10の位によって10個の集積部のいずれ
かに振り分け投入する。そして最後に、3回目の区分手
順で、10個の集積部に対し、区分情報の100の位の
0から9を0,1,2,3,4,5,6,7,8,9の
ように順次割り当てる。そして、2回目の区分が完了し
た書状を10個の集積部から順に一枚ずつ分離して取り
出し、その区分情報の100の位によって10個の集積
部のいずれかに振り分け投入する。しかしこの場合、7
00番台、800番台、900番台の区分情報は存在し
ないので、7、8及び9が割り当てられた集積部には書
状は全く投入されない。すなわち結局、約1500枚の
書状がこれら3つの集積部を除く7個の集積部に集中す
ることとなるので、少なくとも約450枚の書状があふ
れることとなって、リジェクトされることとなる。これ
を避けようとすれば、道順組立を行う枚数をはじめから
約1050枚とせざるを得ず、効率が悪くなる。
【0008】本発明の目的は、区分手順における区分数
を可変とすることにより、郵便物の配達道順組立作業を
効率的に行うことができる紙葉類区分装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、複数の紙葉類を送り出す供給手段
と、この供給手段から送り出された紙葉類を搬送する搬
送手段と、この搬送手段で搬送される各紙葉類に付され
かつ該紙葉類がどの宛先に属するかを表す区分情報を読
み取り、対応する信号を出力する読み取り手段と、紙葉
類を投入順に集積していく2以上のX個の集積部、及び
前記搬送手段で搬送されてきた紙葉類を前記X個の集積
部にそれぞれ導入する複数の導入手段を備えた集積手段
と、前記読み取り手段からの信号に基づき、前記複数の
導入手段の動作を制御して各集積部に紙葉類を振り分け
ることにより、前記複数の紙葉類を少なくとも2つのグ
ループに区分する制御手段とを有し、前記集積手段に集
積された紙葉類を前記供給手段に移載して該供給手段か
ら前記集積手段までの区分集積処理を複数回繰り返すこ
とにより、前記複数の紙葉類を宛先ごとに集結させると
ともにその宛先の配列順序を所定順序に並べ換える紙葉
類区分装置において、前記複数の紙葉類の宛先の数N及
び各宛先別の紙葉類数分布に関する情報が前記区分集積
処理の開始前に入力され、これに対応する信号を出力す
る入力手段をさらに有し、かつ、前記制御手段は、各集
積部に対して所定の数字を割り当てる手段と、この各集
積部に対する数字の割り当てに基づき各紙葉類が対応す
る集積部に導入されるように前記導入手段の動作を調整
する手段とを備え、かつ前記入力手段から前記複数の
紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数分布に関す
る情報に応じ、前記X個の集積部のそれぞれに対する0
からX−1又はX−1より小さな数までの数字の割り当
て態様を変化させることにより、区分時における前記グ
ループ数を2〜Xの範囲で可変としつつ、全ての前記集
積部を用いて前記区分集積処理を行うことを特徴とする
紙葉類区分装置が提供される。すなわち、供給手段から
送り出された複数の紙葉類が搬送手段で搬送されると、
各紙葉類がどの宛先に属するかを表す情報が読みとり手
段で読みとられ、これに対応する信号が出力される。こ
の信号に基づき、制御手段によって、搬送手段からの紙
葉類を集積手段のX個(X≧2)の集積部に導入する導入
手段が制御され、紙葉類が各集積部に振り分けられて投
入順に集積される。これにより、複数の紙葉類は少なく
とも2つのグループに区分される。そしてその後、集積
手段に集積された紙葉類は供給手段に移載されて区分集
積処理が複数回繰り返され、これにより、複数の紙葉類
が宛先ごとに集結し、かつ、そのときの宛先の配列順序
も所定順序に並べ換えられる。このとき本発明において
は、制御手段が、入力手段に区分集積処理の開始前に
力された複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉
類数分布に関する情報に応じて各集積部に対して所定の
数字を割り当てるとともに、この数字の割り当てに基づ
き各紙葉類が対応する集積部に導入されるように導入手
段の動作を調整するが、その際に、X個の集積部のそれ
ぞれに対する0からX−1又はX−1より小さな数まで
の数字の割り当て態様を変化させることにより、区分時
におけるグループ数を2〜Xの範囲で可変としつつ、全
ての集積部を用いて区分集積処理を行う。これを具体的
に以下に説明する。例えばX=10個の集積部が設けら
場合に、宛先数N=700件で合計紙葉類数が約1
500枚となる郵便配達区の配達道順組立動作を行うと
する。この場合、入力手段には、これら約1500枚の
紙葉類の宛先の数N=700件が入力される。また、約
1500枚の紙葉類のそれぞれには、あらかじめ、宛先
を表す区分情報として例えば000〜699の番号が付
されている。そして入力手段にはまた、各宛先000〜
699に属する紙葉類の数、すなわち宛先別の紙葉類分
布に関する情報(例えば過去の平均値や、あるいは道順
組立に至る前の差し立て区分や配達区分において検出し
ておいたもの)が入力されており、このときに例えば宛
先308への紙葉類数が比較的多いという情報が得られ
ることになる。そしてまず、1回目の区分手順に先立
ち、入力手段で得たN=700という情報と、例えば回
数設定手段で設定される区分繰り返し回数m=3を基
に、例えば制御手段に備えられた第1の演算手段及び第
2の演算手段が、700の3乗根(立方根)Uo=8.
87…を切り上げてU=9を算出するとともに、これに
応じて、入力手段で得た宛先別の紙葉類分布情報におけ
る宛先番号を例えば制御手段内の第1の変換手段で9進
法に変換し、前述した紙葉類数が比較的多い宛先の番号
308を、372(9)(以下、10進法以外の表記につ
いてはこの例による)と読み替える。さらに制御手段内
の例えば第1の割り当て手段が、これに対応するように
1の位の0から8(=U−1)を、10個の集積部に対
し0,1,2,2,3,4,5,6,7,8のように、
0から8までの数値を順次割り当てる(この例では、
が2つの集積部となるように順次割り当てる。そして
この状態で1回目の区分手順を開始し、供給部から供給
される約1500枚の紙葉類を、各紙葉類に付された区
分情報の1の位によって10個の集積部のいずれかに振
り分け投入する。このとき区分情報は10進法で付され
ているので、読みとり手段で読み込んだ10進法の番号
による信号を受けた例えば制御手段内の第1の変換手段
が9進法に変換し、これによって例えば制御手段内の調
整手段が導入手段の動作調整を行う。例えば、区分情報
が134(=158(9))である紙葉類は8が割り当て
られた集積部に投入され、区分情報が698(=855
(9))である紙葉類は5が割り当てられた集積部に投入
され、そしてまた、比較的数の多い区分情報が308
(=372(9))である紙葉類は、2が割り当てられた
2つの集積部に投入される。なおこのとき、これら2つ
の集積部のうち一方の集積部が満杯になったらもう一方
の集積部に投入するようにしてもよいし、はじめからこ
れら2つに交互に振り分けるように投入しても良い。こ
のようにして、まず、各集積部には9進法に読み替えら
れた区分情報の1の位のみが同じである紙葉類が、U=
9個のグループに区分して集積される。
【0010】次に、2回目の区分手順として、既に入力
手段で得られた、宛先別の紙葉類数分布に関する情報
(例えば過去の平均値や、あるいは道順組立に至る前の
差し立て区分や配達区分において検出しておいたも
の)、あるいは、1回目の区分手順で読みとり手段で検
出した宛先別の紙葉類数分布に関する情報による、比較
的数の多い区分情報が372(9)の紙葉類に対応して、
第1の割り当て手段が、区分情報の9(=U)の位の0
から8を、10個の集積部に対し0,1,2,3,4,
5,6,7,7,8のように0から8までの数値を順次
割り当てる(この例では、7が2つの集積部になるよう
に順次割り当てる。そしてこの状態で、1回目の区分
が完了した紙葉類を集積部間の順序を変えないようにま
とめて取り出し、1の位が0の紙葉類が集積されている
集積部、1の位が1の紙葉類が集積されている集積部…
というように10個の集積部から紙葉類を順に取り出
す。そして、その区分情報を読みとり手段で読みとり
後、再び第1の変換手段で9進法に変換して読み替えた
後、その91の位によって10個の集積部のいずれかに
振り分け投入する。すなわち例えば、1の位が0の紙葉
類のみを91の位によって10個の集積部のいずれかに
振り分け投入する。その後、1の位が1の紙葉類のみを
1の位によって10個の集積部のいずれかに振り分け
投入すると、各集積部において、既に投入されていた1
の位が0の紙葉類の上に積み重ねられる。さらに同様
に、1の位が2から8までの集積部から順に取り出し、
1の位によって10個の集積部のいずれかに振り分け
投入する。例えば区分情報が158(9)である紙葉類は
5が割り当てられた集積部の最上部付近に投入される。
また比較的数が多い区分情報が372(9)である紙葉類
は、7が割り当てられた2つの集積部のやや下部に投入
される。このときも、これら2つのうち一方の集積部が
満杯になったらもう一方の集積部に投入するようにして
もよいし、はじめからこれら2つに交互に振り分けるよ
うに投入しても良い。このようにして、他の集積部にも
同様に区分情報の91の位が同じである紙葉類が集積さ
れ、しかもこのとき各集積部において1の位が順番に並
んでいることになる。
【0011】次に、3回目の区分手順として、2回目の
区分手順と同様に、比較的数の多い区分情報372(9)
の紙葉類に対応して、第1の割り当て手段が、区分情報
の92(=U2)の位の0から8を、10個の集積部に対
し0,1,2,3,3,4,5,6,7,8のように、
0から8までの数値を順次割り当てる(この例では、
が2つの集積部となるように順次割り当てる。そして
この状態で、2回目の区分が完了した紙葉類を集積部間
の順序を変えないようにまとめて取り出した後、91
位が0の紙葉類が集積されている集積部、91の位が1
の紙葉類が集積されている集積部…というように10個
の集積部から紙葉類を順に取り出す。そして、その区分
情報を読みとり手段で読みとり後、第1の変換手段で9
進法に変換して読み替え、その92の位によって10個
の集積部のいずれかに振り分け投入する。すなわち例え
ば、91の位が0の紙葉類のみを92の位によって10個
の集積部のいずれかに振り分け投入する。その後、91
の位が1の紙葉類のみを92の位によって10個の集積
部のいずれかに振り分け投入すると、各集積部におい
て、既に投入されていた91の位が0の紙葉類の上に積
み重ねられる。さらに同様に、91の位が2から8まで
の集積部から順に取り出し、92の位によって10個の
集積部のいずれかに振り分け投入する。例えば区分情報
が158(9)である紙葉類は1が割り当てられた集積部
の真ん中やや上方に投入される。また比較的数の多い区
分情報が372(9)である紙葉類は、3が割り当てられ
た2つの集積部のやや上部に投入される。このときは、
これら2つのうち一方の集積部が満杯になったらもう一
方の集積部に投入するようにし、順序関係が狂わないよ
うにする。このようにして各集積部に紙葉類が集積さ
れ、0が割り当てられた集積部には区分情報が000
(9)から088(9)までの紙葉類が、1が割り当てられた
集積部には区分情報が100(9)から188(9)までの紙
葉類が、2が割り当てられた集積部には区分情報が20
(9)から288(9)までの紙葉類が、3が割り当てられ
た集積部には区分情報が300(9)から388(9)までの
紙葉類が、以下同様に、8が割り当てられた集積部には
区分情報が800から856(9)(=699)までの紙
葉類が、順に集積される。そして、10個の集積部に集
積された紙葉類をすべて順に取り出すことにより、全て
の紙葉類が、区分情報000〜699までの順序(すな
わち所定の配達道順)に並べ換えられた状態になる。
ましくは、前記紙葉類区分装置において、前記区分集積
処理を繰り返すべき回数である区分繰り返し回数mが設
定される回数設定手段を有する。
【0012】上記目的を達成するために、また本発明
は、複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この供給手段
から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬
送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該紙葉類がど
の宛先に属するかを表す区分情報を読み取り、対応する
信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を投入順に集積
していく複数の集積部、及び前記搬送手段で搬送されて
きた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ導入する複数
の導入手段を備えた集積手段と、前記読み取り手段から
の信号に基づき、前記複数の導入手段の動作を制御して
各集積部に紙葉類を振り分けることにより、前記複数の
紙葉類を少なくとも2つのグループに区分する制御手段
とを有し、前記集積手段に集積された紙葉類を前記供給
手段に移載して該供給手段から前記集積手段までの区分
集積処理を複数回繰り返すことにより、前記複数の紙葉
類を宛先ごとに集結させるとともにその宛先の配列順序
を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置において、前記
複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数分布
に関する情報が入力され、これに対応する信号を出力す
る入力手段と、前記区分集積処理を繰り返すべき回数で
ある区分繰り返し回数mが設定される回数設定手段とを
有し、かつ、前記制御手段は、前記入力手段から入力さ
れた紙葉類の宛先数Nのm乗根であるUo=N(1/m)を算
出する第1の演算手段と、Uoの小数部分を切り上げた
値であるUを算出する第2の演算手段と、前記入力手段
から入力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報に
応じ、各集積部に対して0〜U−1の数字を割り当てる
第1の割り当て手段と、前記読みとり手段から入力され
た区分情報をU進法の番号に変換する第1の変換手段
と、この第1の変換手段による変換後の番号と、前記第
1の割り当て手段による各集積部に対する数字の割り当
てとに基づき、各紙葉類が対応する集積部に導入される
ように前記導入手段の動作を調整する第1の調整手段と
を備えていることを特徴とする紙葉類区分装置が提供さ
れる。
【0013】上記目的を達成するために、また本発明
は、複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この供給手段
から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬
送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該紙葉類がど
の宛先に属するかを表す区分情報を読み取り、対応する
信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を投入順に集積
していく複数の集積部、及び前記搬送手段で搬送されて
きた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ導入する複数
の導入手段を備えた集積手段と、前記読み取り手段から
の信号に基づき、前記複数の導入手段の動作を制御して
各集積部に紙葉類を振り分けることにより、前記複数の
紙葉類を少なくとも2つのグループに区分する制御手段
とを有し、前記集積手段に集積された紙葉類を前記供給
手段に移載して該供給手段から前記集積手段までの区分
集積処理を複数回繰り返すことにより、前記複数の紙葉
類を宛先ごとに集結させるとともにその宛先の配列順序
を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置において、前記
複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数分布
に関する情報が入力され、これに対応する信号を出力す
る入力手段と、前記区分集積処理を繰り返すべき回数で
ある区分繰り返し回数mが設定される回数設定手段とを
有し、かつ、前記制御手段は、前記入力手段から入力さ
れた紙葉類の宛先数Nを予め定めた整数Mの2乗で割っ
た値ao=N/M2を算出する第3の演算手段と、このa
oの小数部分を切り上げた値aを算出する第4の演算手
段と、前記入力手段から入力された各宛先別の紙葉類数
分布に関する情報に応じ、各集積部に対して0〜M−1
の数字を割り当てる第2の割り当て手段と、前記入力手
段から入力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報
に応じ、各集積部に対して0〜aの数字を割り当てる第
3の割り当て手段と、前記読みとり手段から入力された
区分情報をM進法の番号に変換する第2の変換手段と、
この第2の変換手段による変換後の番号と、前記第2及
び第3の割り当て手段による各集積部に対する数字の割
り当てとに基づき、各紙葉類が対応する集積部に導入さ
れるように前記導入手段の動作を調整する第2の調整手
段とを備えていることを特徴とする紙葉類区分装置が提
供される。すなわち、例えば、宛先数N=600件への
1500枚の紙葉類の区分集積処理を行うとき、繰り返
し回数m=3、整数M=9である場合を考える。1回目
の区分手順に先立ち、第3の演算手段でao=600/
81≒7.4…となり、第4の演算手段でa=8とな
る。またM=9に応じて、入力手段で得た宛先別の紙葉
類数分布に関する情報における宛先番号を第2の変換手
段で9進法に変換する。そして例えば、1回目と2回目
の区分では第2の割り当て手段で各集積部に0〜8(=
M−1)を割り当てて第2の調整手段で導入手段の動作
を調整し9グループに分ける区分を行い、3回目の区分
では第3の割り当て手段で各集積部に対して0〜7(=
a)を割り当てて第2の調整手段で導入手段の動作を調
整し8グループに分ける区分を行う。これにより、この
場合、配達宛先数に最も近くなるように、81(=
2)箇所単位で各集積部の割り当てを小刻みに適性化
することができる。
【0014】上記目的を達成するために、また本発明
は、複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この供給手段
から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬
送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該紙葉類がど
の宛先に属するかを表す区分情報を読み取り、対応する
信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を投入順に集積
していく複数の集積部、及び前記搬送手段で搬送されて
きた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ導入する複数
の導入手段を備えた集積手段と、前記読み取り手段から
の信号に基づき、前記複数の導入手段の動作を制御して
各集積部に紙葉類を振り分けることにより、前記複数の
紙葉類を少なくとも2つのグループに区分する制御手段
とを有し、前記集積手段に集積された紙葉類を前記供給
手段に移載して該供給手段から前記集積手段までの区分
集積処理を複数回繰り返すことにより、前記複数の紙葉
類を宛先ごとに集結させるとともにその宛先の配列順序
を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置において、前記
複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数分布
に関する情報が入力され、これに対応する信号を出力す
る入力手段と、前記区分集積処理を繰り返すべき回数で
ある区分繰り返し回数mが設定される回数設定手段とを
有し、かつ、前記制御手段は、前記入力手段から入力さ
れた紙葉類の宛先数Nのm乗根であるUo=N(1/m)を算
出する第1の演算手段と、Uoの小数部分を切り捨てた
値であるU1を算出する第5の演算手段と、前記入力手
段から入力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報
と、kを0以上の整数とした場合のU1 k(U1+1)m-k
とNとの大小関係に応じ、各集積部に対して0〜U1
1及び0〜U1のうち少なくとも一方の数字を割り当て
る第4の割り当て手段と、前記読みとり手段から入力さ
れた区分情報をU1進法及びU1+1進法のうちいずれか
一方の番号に変換する第3の変換手段と、この第3の変
換手段による変換後の番号と、前記第4の割り当て手段
による各集積部に対する数字の割り当てとに基づき、各
紙葉類が対応する集積部に導入されるように前記導入手
段の動作を調整する第3の調整手段とを備えていること
を特徴とする紙葉類区分装置が提供される。すなわち、
例えば、宛先数N=600件への1500枚の紙葉類の
区分集積処理を行うとき、繰り返し回数m=3、k=3
である場合を考える。1回目の区分手順に先立ち、第1
の演算手段でUo=6001/3≒8.43…となり、第5
の演算手段でU1=8となる。そして、第4の割り当て
手段で、83(=U1 3)、82×9(=U1 2(U1
1))、及び8×92(=U1(U1+1)2)と600(=
N)との大小関係に応じ、各集積部に対して0〜7(=
1−1)又は0〜8(=U1)の数字を割り当て、第3
の変換手段が区分情報を8進法(=U1進法)若しくは
9進法(=U1+1進法)に変換する。このときの方法
の一例としては、例えば、U1 3とNとを比較し、U1 3
=Nのときには、3回の区分とも第4の割り当て手段は
各集積部に対し0〜U1−1を割り当て、第3の変換手
段は1回目の区分の前にあらかじめ区分情報をU1進法
に変換し;U1 3≠Nのときには、さらにU1 2(U1
1)とNとを比較し、U1 2(U1+1)>Nのときに
は、第4の割り当て手段は1回目の区分においては各集
積部に対し0〜U1を割り当てるとともに2回目の区分
と3回目の区分において各集積部に対し0〜U1−1を
割り当て、第3の変換手段は1回目の区分の前にあらか
じめ区分情報をU1+1進法に変換し;U1 2(U1
1)≦Nのときには、さらにU1(U1+1)2とNとを
比較し、U1(U1+1)2>Nのときには、第4の割り
当て手段は1回目の区分と2回目の区分においては各集
積部に対し0〜U1を割り当てるとともに3回目の区分
において各集積部に対し0〜U1−1を割り当て、第3
の変換手段は1回目の区分の前にあらかじめ区分情報を
1+1進法に変換し;U1(U1+1)2≦Nのときに
は、第4の割り当て手段は3回の区分とも各集積部に対
し0〜U1を割り当て、第3の変換手段は1回目の区分
の前にあらかじめ区分情報をU1+1進法に変換する構
成がある。前述したN=600、U1=8の場合は、上
記に該当することとなり、第3の変換手段が1回目の
区分の前にあらかじめ区分情報を9進法(=U1+1進
法)に変換し、第4の割り当て手段が、1回目及び2回
目の区分においては各集積部に対し0〜8(=U1)を
割り当てて第3の調整手段で導入手段の動作を調整し9
グループに分ける区分を行い、3回目の区分において各
集積部に対し0〜7(=U1−1)を割り当てて第3の
調整手段で導入手段の動作を調整し8グループに分ける
区分を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図10により説明する。本実施形態による紙葉類区分装
置の全体概略構成を表すブロック図を図2に、図2の詳
細構造を表す正面図を図1に示す。図1及び図2におい
て、紙葉類区分装置は、複数の紙葉類2(例えば書状)
を立位で保持する供給手段1と、供給手段1に沿って等
間隔に矢印イ方向に移動可能に支持され、紙葉類2を押
しながら紙葉類2を矢印イ方向に移動可能な移送手段3
と、供給手段1に載置された紙葉類2のうち右端にある
一枚のみを分離して下方に搬送する分離手段4と、紙葉
類2を搬送する搬送手段7と、紙葉類2の位置や傾斜を
修正する姿勢修正手段8と、紙葉類2に予め付与された
例えばバーコード等の区分情報を読み取る読みとり手段
9と、供給手段1に近接してその上方に設置され、区分
情報の読み取られた紙葉類2を集積する集積手段11
と、集積手段11に奥面方向に移動自在に支持された底
板12と、読み取り手段9によって読み取られた区分情
報に応じて紙葉類2を集積手段11のうちのいずれかの
集積部に振り分けて投入させる振り分け手段13とを有
しており、合計1500枚を区分処理可能な機能を備え
ている。
【0016】分離手段4は、真空吸着ベルトを利用した
サクション方式となっており、真空チャンバ5を負圧に
して紙葉類2を吸着ベルト6に吸着し、吸着ベルト6を
駆動手段(例えば電動機)を用いて回転することによっ
て紙葉類2のうち右端にある一枚のみを分離して搬送す
るようになっている。搬送手段7は、分離手段4におい
て分離された紙葉類2を、例えば表裏をベルトに挟持す
ることにより搬送する。姿勢修正手段8は、例えば搬送
手段7に対して傾斜した傾斜ベルト81によって書状2
の側面を搬送手段7に平行に設けられた部材に押しつ
け、これによって紙葉類の位置や傾斜を修正するように
なっている。集積手段11の内部は10の集積部(S
0,S1,S2…、後述)に分割されており、それぞれ
の集積部S0等に紙葉類2をほぼ立位に保持することが
できる構成となっている。またこのときの各集積部S0
等の間隔は、移送手段3の間隔と等しく構成されてい
る。集積手段11及び振り分け手段13付近の詳細構造
を表す図1の部分拡大図を図3に示す。図3において、
集積手段11の中は、集積部S0,S1,S2,S3…
に分割されており、これら集積部S0,S1,S2,S
3…は、仕切り30a,30b,30c、30d,30
e…で仕切られている。また、搬送手段7の一部をなす
ベルト31が、紙葉類2を矢印イ方向に搬送するように
なっており、振り分け手段13を構成する切り替えゲー
ト35a,35b,35c,35d…が回転中心36
a,36b,36c,36d…の回りに所定の角度だけ
回転することにより、ベルト31とローラ34a,34
b,34c,34dとの間に挟持されて矢印イ方向から
搬送されてきた紙葉類2を、所定の集積部S0,S1,
S2,S3…に振り分け投入する。切り替えゲート35
は、ベルト31の幅方向の両側に配置されるか、もしく
はベルト31が複数のベルトが幅方向に平行に隙間をも
って配置された構成である場合には、それらベルト31
同士の隙間に配置され、切り替えゲート35が回転した
際にもベルト31には接触しない位置関係にある。
【0017】図3に示す構成において、例えば、切り替
えゲート35a,35bのようにベルト31に対して概
略平行な位置にある時には、紙葉類2は切り替えゲート
35a,35bとベルト31との間を通って切り替えゲ
ート35cまで搬送される。このとき、切り替えゲート
35c回転中心36cの回りに所定角度回転させ、切り
替えゲート35cの先端がベルト31よりもプーリ28
側になるようにすると、紙葉類2aのように切り替えゲ
ート35cの集積手段11側を通り、集積部S3の内部
に投入される。このような構成が、集積手段11の長手
方向に互いに間隔s毎に連続して設けられており、これ
によって集積手段11が10の集積部S0等に区分され
る。それぞれの集積部に区分投入された紙葉類2bは、
それぞれの集積部S0,S1…の仕切り30a,30b
…に沿って並び、傾斜しながらほぼ立位状態で集積され
る。なおこのとき、集積部S0,S1…内が満杯になっ
たことは、図2に示す満杯検出手段62(後述)で検出
される。
【0018】また図3、図1及び図2において、底板1
2は、奥面方向に急速に移動されることによって集積手
段11の集積部S0,S1…に集積された紙葉類2bを
集積した順序のまま供給部1に落下させて移載するよう
になっている。このとき、それぞれの集積部S0,S1
…の間隔は、移送手段3の間隔と等しく構成されている
ことから、集積部S0,S1…に集積された紙葉類2b
はちょうど移送手段3の間に落下して移載することがで
きる。
【0019】また図2に戻り、読み取り手段9は読み取
り手段制御手段61によってその動作を制御され、集積
手段11の底板12は移載制御手段64によってその動
作を制御され、振り分け手段13は振り分け制御手段6
6によってその動作を制御され、供給手段1は供給手段
制御手段68によってその動作を制御され、分離手段4
は分離手段制御手段67によりその動作を制御される。
また、区分情報入力手段71には、各配達人の配達順序
と区分情報20(後述)との対応を示す道順情報が入力
される。そしてこれら読み取り手段制御手段61、移載
制御手段64、振り分け制御手段66、分離手段制御手
段67、供給手段制御手段68、区分情報入力手段7
1、及び満杯検出手段62は、さらに制御手段60によ
って制御される。
【0020】読みとり手段9の機能の詳細を図4に示
す。図4において、読みとり手段9は、例えばバーの長
短によって数字または記号を表すバーコードBARを読
み取ることができるバーコード読み取り手段9aとバー
コード読み取り手段9aで読み取られたバーコードBA
Rを元の数字または記号に復号化することができる復号
化手段9bとを備えている。すなわち、紙葉類2に付さ
れているバーコード化された区分情報は、バーコード読
みとり手段9aで読みとられた後、復号化手段9bによ
り復号化され、元の数字または記号によって表された区
分情報20となる。
【0021】上記構成の紙葉類区分装置における紙葉類
2の並べ換え動作(配達道順組立動作)の手順の2つの
例を、図5に示すフローチャートを参照しつつ以下に説
明する。 (1)各宛先別の紙葉類数分布がほぼ平均的であり、宛
先数N=1000件で合計紙葉類数が約1500枚とな
る郵便配達区の配達道順組立を行う場合 まず手順130において、作業者がどの配達人の区分を
行うかを区分情報入力手段71に入力することにより、
あらかじめ区分情報入力手段71に記憶されていた各配
達人の配達順序と区分情報との対応を示す道順情報と配
達宛先の総数Nとに基づき、これに対応する宛先数Nが
制御手段60に出力され、制御手段60は宛先数N=1
000を取得する。またこのとき、1500枚の書状の
それぞれには、あらかじめ宛先を表す区分情報として例
えば000〜999の番号が付されており、区分情報入
力手段71には、各宛先000〜999に属する書状の
数、すなわち宛先別の書状数分布に関する情報(例えば
過去の平均値や、あるいは道順組立に至る前の差し立て
区分や配達区分において検出しておいたもの)が入力さ
れ、各宛先への紙葉類数が平均的であるという情報が取
得される。
【0022】次に、手順131において、作業者が、区
分を何回行うか設定するための区分繰り返し回数m=3
を区分情報入力手段71に入力する(但しあらかじめ区
分情報入力手段か他の手段に固定値として設定されてい
ても良い)ことにより、これに対応してN=1000の
3乗根(立方根)Uo=10を求める。そして、手順1
32に移り、Uoの小数部を切り上げてUとするが、こ
の場合同じU=10となる。
【0023】次に手順133において、区分情報入力手
段71に入力された宛先別の紙葉類分布情報における宛
先番号を変換するが、この場合U=10であるので、読
み替えは行われないこととなる。
【0024】そして手順134において、集積手段11
の10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し、それぞれ、1の位
の0,1,2,3,4,5,6,7,8,9(=U−
1)を割り当てる。
【0025】そして、この状態で1回目の区分手順を開
始し、手順135において、道順組立を行う紙葉類すな
わち書状2を供給手段1に供給する。その後、手順13
6において、分離手段4で1枚ずつ分離し搬送手段3で
搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=紙葉類2がどの
宛先に属するかの情報)を読み取り手段9によって読み
取る。このとき例えば区分情報が10進法で付されてい
る場合には、前述したようにU=10であることから、
読みとり手段9で読み込んだ信号は変換されない。
【0026】そして手順137に移り、区分情報の1の
位に基づき、切り替えゲート35a,35b,35c,
35d…の動作を制御し、集積手段11の10個の集積
部S0〜S9のいずれかに振り分け投入し、各紙葉類2
は各集積部S0〜S9に区分集積される。このようにし
て、まず、各集積部S0〜S9には、図6の上段に示さ
れるように、区分情報の1の位のみが同じである紙葉類
2が、10個のグループに区分して集積される。なおこ
のとき10の位及び100の位はそろっておらずバラバ
ラである。
【0027】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順138におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより1回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。そしてこのとき、人手による紙葉
類2の出しいれ作業は最初に紙葉類を供給手段1に供給
することと、全ての動作が完了してから紙葉類2を取り
出すことだけでよく、省力化を図ることができる。
【0028】そして手順139に移り、区分情報の10
(=U1)の位の0から9を、10個の集積部S0,S
1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9
に対し0,1,2,3,4,5,6,7,8,9のよう
に順次割り当てる。そして、この状態で2回目の区分手
順を開始し、手順140において、分離手段4で1枚ず
つ分離し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情
報(=紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取
り手段9によって読み取る。このときも変換は行われな
い。
【0029】そして手順141に移り、区分情報の10
の位に基づき、切り替えゲート35a,35b,35
c,35d…の動作を制御し、集積手段11の10個の
集積部S0〜S9のいずれかに振り分け投入し、各紙葉
類2は各集積部S0〜S9に区分集積される。このよう
にして、各集積部S0〜S9には、図6中段に示される
ように、区分情報の10の位が同じである紙葉類2が1
0個のグループに区分して集積され、しかもこのとき各
集積部S0〜S9において1の位が順番に並んでいるこ
とになる。なおこのとき100の位はまだそろっておら
ずバラバラである。
【0030】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順142におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより2回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0031】そして手順143に移り、区分情報の10
0(=U2)の位の0から9を、10個の集積部S0,
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S
9に対し0,1,2,3,3,4,5,6,7,8,9
のように順次割り当てる。
【0032】そして、この状態で3回目の区分手順を開
始し、手順144において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取る。この場合も変換・読み替えは行わ
れない。
【0033】そして手順145に移り、区分情報の10
0の位に基づき、切り替えゲート35a,35b,35
c,35d…の動作を制御し、集積手段11の10個の
集積部S0〜S9のいずれかに振り分け投入し、各紙葉
類2は各集積部S0〜S9に区分集積される。このよう
にして各集積部S0〜S9に紙葉類が集積され、図6下
段に示されるように、0が割り当てられた集積部S0に
は区分情報が000から099までの紙葉類2が、1が
割り当てられた集積部S1には区分情報が100から1
99までの紙葉類2が、2が割り当てられた集積部S2
には区分情報が200から299までの紙葉類2が、3
が割り当てられた集積部S3には区分情報が300から
399までの紙葉類2が、以下同様に、9が割り当てら
れた集積部S9には区分情報が900から999までの
紙葉類が、順に集積される。そして、10個の集積部S
0〜S9に集積された紙葉類2をすべて順に取り出すこ
とにより、全ての紙葉類が、区分情報000〜999ま
での順序(すなわち所定の配達道順)に並べ換えられた
状態になる。以上の手順により、10区分を3回繰り返
して、1000箇所の宛先への道順組立作業が完了す
る。
【0034】上記(1)の道順組立手順においては、N
=1000箇所への1500枚までの書状の道順組立が
可能である。しかしながら、このような手順は、各集積
部に対する番号の割り当てが固定され、10個の集積部
を用いて常に紙葉類を10個のグループに区分するよう
な従来の紙葉類区分装置であっても可能である。ここ
で、配達区によって配達する宛先の数には違いがあり、
ある配達区は、宛先別の書状数分布に大きな偏りがあ
り、N=700箇所で1500枚の書状が存在するよう
な場合がある。本実施形態の要部はむしろこのような場
合の区分手順にあり、それを以下(2)で説明する。
【0035】(2)各宛先別の紙葉類数分布に大きな偏
りがあり、宛先数N=700件で合計紙葉類数が約15
00枚となる郵便配達区の配達道順組立を行う場合 まず手順130において、作業者がどの配達人の区分を
行うかを区分情報入力手段71に入力することにより、
あらかじめ区分情報入力手段71に記憶されていた各配
達人の配達順序と区分情報との対応を示す道順情報と配
達宛先の総数Nとに基づき、これに対応する宛先数Nが
制御手段60に出力され、制御手段60は宛先数N=7
00を取得する。またこのとき、1500枚の書状のそ
れぞれには、あらかじめ宛先を表す区分情報として例え
ば000〜699の番号が付されており、区分情報入力
手段71には、各宛先000〜699に属する書状の
数、すなわち宛先別の書状数分布に関する情報(例えば
過去の平均値や、あるいは道順組立に至る前の差し立て
区分や配達区分において検出しておいたもの)が入力さ
れ、このときに例えば宛先308への紙葉類数が比較的
多いという情報が取得される。またこのとき、作業者
が、区分を何回行うか設定するための区分繰り返し回数
m=3も区分情報入力手段71に入力される(但しあら
かじめ区分情報入力手段か他の手段に固定値として設定
されていても良い)。
【0036】次に、手順131において、手順130で
入力されたm=3に対応してN=700の3乗根(立方
根)Uo=8.879…を求める。そして、手順132
に移り、Uoの小数部を切り上げて、U=9を算出す
る。
【0037】次に手順133において、区分情報入力手
段71に入力された宛先別の紙葉類分布情報における宛
先番号を9進法に変換し、例えば、前述した紙葉類数が
比較的多い宛先の番号308を、372(9)(以下、1
0進法以外の表記についてはこの例による)と読み替え
る。
【0038】そして手順134において、集積手段11
の10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し、それぞれ、1の位
の0,1,2,2,3,4,5,6,7,8(=U−
1)を割り当てる。すなわち、番号2は、2つの集積部
S2及びS3に割り当てられることとなる。
【0039】そして、この状態で1回目の区分手順を開
始し、手順135において、道順組立を行う紙葉類すな
わち書状2を供給手段1に供給する。その後、手順13
6において、分離手段4で1枚ずつ分離し搬送手段3で
搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=紙葉類2がどの
宛先に属するかの情報)を読み取り手段9によって読み
取る。このとき例えば区分情報は10進法で付されてお
り、読みとり手段9で読み込んだ10進法の番号による
信号は、制御手段60内で9進法に変換され読み替えら
れる。
【0040】そして手順137に移り、手順136で9
進法に変換された区分情報の1の位に基づき、切り替え
ゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制御
し、集積手段11の10個の集積部S0〜S9のいずれ
かに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S9
に区分集積される。なおこのとき、区分情報の1の位が
(9)である紙葉類2は、2が割り当てられた2つの集
積部S2及びS3に投入されるが、これら2つのうち一
方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段62で
検出してもう一方の集積部に投入するようにしてもよい
し、はじめからこれら2つに交互に振り分けるように投
入しても良い。このようにして、まず、各集積部S0〜
S9には9進法に読み替えられた区分情報の1の位のみ
が同じである紙葉類2が、9個のグループに区分して集
積される。
【0041】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順138におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより1回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。そしてこのとき、人手による紙葉
類2の出しいれ作業は最初に紙葉類を供給手段1に供給
することと、全ての動作が完了してから紙葉類2を取り
出すことだけでよく、省力化を図ることができる。
【0042】そして手順139に移り、既に手順130
で区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書
状数分布に関する情報か、あるいは手順136で読みと
ることにより検出された宛先別の紙葉類数分布に関する
情報による、比較的数の多い区分情報が372(9)の紙
葉類に対応し、区分情報の91(=U1)の位の0から8
を、10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し0,1,2,3,
4,5,6,7,7,8のように7が2つの集積部にな
るように順次割り当てる。すなわち、番号7は、2つの
集積部S7及びS8に割り当てられることとなる。
【0043】そして、この状態で2回目の区分手順を開
始し、手順140において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0044】そして手順141に移り、手順140で9
進法に変換された区分情報の91の位に基づき、切り替
えゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制
御し、集積手段11の10個の集積部S0〜S9のいず
れかに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S
9に区分集積される。なおこのとき、区分情報の91
位が7(9)である紙葉類2は、7が割り当てられた2つ
の集積部S7及びS8に投入されるが、これら2つのう
ち一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段6
2で検出してもう一方の集積部に投入するようにし、順
序関係が狂わないようにする。このようにして、各集積
部S0〜S9には区分情報の91の位が同じである紙葉
類2が9個のグループに区分して集積され、しかもこの
とき各集積部S0〜S9において1の位が順番に並んで
いることになる。
【0045】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順142におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより2回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0046】そして手順143に移り、既に手順130
で区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書
状数分布に関する情報か、あるいは手順136及び手順
139で読みとることにより検出された宛先別の紙葉類
数分布に関する情報による、比較的数の多い区分情報が
372(9)の紙葉類に対応し、区分情報の92(=U2
の位の0から8を、10個の集積部S0,S1,S2,
S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9に対し0,
1,2,3,3,4,5,6,7,8のように3が2つ
の集積部になるように順次割り当てる。すなわち、番号
3は、2つの集積部S3及びS4に割り当てられること
となる。
【0047】そして、この状態で3回目の区分手順を開
始し、手順144において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0048】そして手順145に移り、手順144で9
進法に変換された区分情報の92の位に基づき、切り替
えゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制
御し、集積手段11の10個の集積部S0〜S9のいず
れかに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S
9に区分集積される。なおこのとき、区分情報の92
位が7(9)である紙葉類2は、3が割り当てられた2つ
の集積部S3及びS4に投入されるが、これら2つのう
ち一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段6
2で検出してもう一方の集積部に投入するようにし、順
序関係が狂わないようにする。このようにして各集積部
S0〜S9に紙葉類が集積され、0が割り当てられた集
積部S0には区分情報が000(9)から088(9)までの
紙葉類2が、1が割り当てられた集積部S1には区分情
報が100(9)から188(9)までの紙葉類2が、2が割
り当てられた集積部S2には区分情報が200(9)から
288(9)までの紙葉類2が、3が割り当てられた集積
部S3及びS4には区分情報が300(9)から388(9)
までの紙葉類2が、以下同様に、8が割り当てられた集
積部S9には区分情報が800から856(9)(=69
9)までの紙葉類が、順に集積される。そして、10個
の集積部S0〜S9に集積された紙葉類2をすべて順に
取り出すことにより、全ての紙葉類が、区分情報000
〜699までの順序(すなわち所定の配達道順)に並べ
換えられた状態になる。以上の手順により、9区分を3
回繰り返して、700箇所の宛先への道順組立作業が完
了する。
【0049】ここにおいて、1000件の宛先に対する
1500枚の書状の区分処理能力をもつ従来の紙葉類区
分装置において、上記のようなN=700件の宛先に対
し1500枚の書状が存在する場合には、以下のような
処理手順となっていた。すなわち、このような紙葉類区
分装置においては、各集積部に対する番号の割り当てが
常に固定されており、10個の集積部を用いて常に紙葉
類を10個のグループに区分するようになっている。よ
り詳細には、1回目の区分手順で、10個の集積部に対
し、10進法で表された区分情報の1の位の0から9を
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9のように順次
割り当てた後、その区分情報の1の位によって10個の
集積部のいずれかに振り分け投入し、各集積部に区分情
報の1の位のみが同じである書状が集積される。次に2
回目の区分手順で、10個の集積部に対し、区分情報の
10の位の0から9を0,1,2,3,4,5,6,
7,8,9のように順次割り当てた後、10個の集積部
から書状を順に一枚ずつ分離して取り出し、その区分情
報の10の位によって10個の集積部のいずれかに振り
分け投入する。そして最後に、3回目の区分手順で、1
0個の集積部に対し、区分情報の100の位の0から9
を0,1,2,3,4,5,6,7,8,9のように順
次割り当てる。そして、2回目の区分が完了した書状を
10個の集積部から順に一枚ずつ分離して取り出し、そ
の区分情報の100の位によって10個の集積部のいず
れかに振り分け投入する。しかしこの場合、700番
台、800番台、900番台の区分情報は存在しないの
で、7、8及び9が割り当てられた集積部には書状は全
く投入されない。すなわち結局、約1500枚の書状が
これら3つの集積部を除く7個の集積部に集中すること
となるので、少なくとも約450枚の書状があふれるこ
ととなって、リジェクトされることとなる。これを避け
ようとすれば、道順組立を行う枚数をはじめから約10
50枚とせざるを得ず、効率が悪くなっていた。
【0050】このような従来構成に対し、以上説明した
ように本実施形態によれば、区分情報入力手段に入力さ
れた宛先の数N=700件に応じて、各回の区分時にお
いて紙葉類2を9個のグループに区分するように、10
個の集積部S0〜S9に0〜8のいずれかの番号を割り
あてるようにゲート35a,35b,35c…の動作を
制御し、またこのとき、区分情報入力手段に入力された
各宛先別の紙葉類数分布情報に応じて、比較的数の多い
区分情報372(9)の紙葉類に対応して、各回の区分時
における集積部S0〜S9に対する0〜8の番号の割り
振り方法を変える。これにより、いずれの回の区分にお
いても約1500枚の処理能力をほぼ維持してリジェク
トの発生を抑制しつつ、紙葉類を効率よく集積すること
ができる。
【0051】またその他の本実施形態による効果とし
て、以下のことがあげられる。 (1)供給手段1および集積手段11の幅が2m程度の小
形の区分機とすることができる。 (2)供給手段1と集積手段11とが上下に接しているの
で、装置の全幅はたかだか3m程度であり、小規模な郵
便局にも設置することができる。
【0052】なお、上記実施形態においては、10個の
集積部S0〜S9により、宛先数N=700に対して9
区分を3回繰り返した実施形態であったが、N=700
のみに限らず、宛先数Nが513から729までであれ
ば9区分を3回繰り返す同様の区分処理方法を適用で
き、同様の効果を得る。また同様に宛先数Nが343か
ら512までであれば8区分を3回繰り返し、同様の効
果を得る。また、例えば16個の集積部S0〜S15を
備えた図7の紙葉類区分装置のように、集積部をさらに
多く設ける実施形態とすれば、同様の考え方で、730
から1000までであれば10区分、1001から13
31までであれば11区分、1332から1728まで
であれば12区分、1729から2197までであれば
13区分を、それぞれ3回繰り返すことによって同様の
区分処理方法を適用することができ、同様の効果を得
る。
【0053】さらに、紙葉類区分装置内の搬送ルートに
関する変形例として、図2及び図1に示される構成の他
に、図8、図9、及び図10に示されるものがある。こ
れらを以下に順に説明する。なお図8〜図10は、煩雑
を避けるために制御関係の図示を省略しており、省略さ
れた構成は図1及び図2の構成とほぼ同様である。図8
に示す変形例において、図1及び図2に示された構成と
異なる点は、集積手段11のいずれの集積部S0〜S9
にも集積されない紙葉類2を集積するためのリジェクト
集積手段17を設けた点である。その他の構成はほぼ同
様である。図9に示す変形例において、図8に示された
構成と異なる点は、読み取り手段9で区分情報を読みと
られた紙葉類2が、分離手段4に近接する方向に進行方
向を変更して搬送され、分離手段4の近傍で上方に搬送
されて分離手段4から遠ざかる方向に搬送された後に、
振り分け手段13によって集積手段11のいずれかの集
積部に区分集積されることである。その他の構成はほぼ
同様である。図10に示す変形例において、図8に示さ
れた構成と異なる点は、分離手段4による紙葉類2の分
離方向が下方ではなく上方であることと、紙葉類2の進
行方向を反転する反転手段21が備えられてることであ
る。なおこの反転手段21が設けられた理由は、供給手
段1に供給された状態と、集積手段11に集積された状
態で、紙葉類2の上下が反転することを防止するためで
ある。その他の構成はほぼ同様である。上記図8〜図1
0の変形例によっても、第1の実施形態と同様の効果を
得る。
【0054】本発明の第2の実施形態を図11により説
明する。本実施形態は、区分処理における集積部に対す
る番号の割り当て方法が異なる実施形態である。第1の
実施形態と同等の部材・機能には同一の符号を付す。
【0055】本実施形態における装置構成は、第1の実
施形態と同様である。第1の実施形態と異なる点は、紙
葉類2の並べ換え動作(配達道順組立動作)の手順であ
る。この手順の一例として、各宛先別の紙葉類数分布に
大きな偏りがあり、宛先数N=600件で合計紙葉類数
が約1500枚となる郵便配達区の配達道順組立を行う
場合を、図11に示すフローチャートを参照しつつ以下
に説明する。図11において、まず手順200で、作業
者がどの配達人の区分を行うかを区分情報入力手段71
に入力することにより、あらかじめ区分情報入力手段7
1に記憶されていた各配達人の配達順序と区分情報との
対応を示す道順情報と配達宛先の総数Nとに基づき、こ
れに対応する宛先数Nが制御手段60に出力され、制御
手段60は宛先数N=600を取得する。またこのと
き、1500枚の書状のそれぞれには、あらかじめ宛先
を表す区分情報として例えば000〜599の番号が付
されており、区分情報入力手段71には、各宛先000
〜599に属する書状の数、すなわち宛先別の書状数分
布に関する情報(例えば過去の平均値や、あるいは道順
組立に至る前の差し立て区分や配達区分において検出し
ておいたもの)が入力され、このときに例えば宛先30
8への紙葉類数が比較的多いという情報が取得される。
またこのとき、作業者が所望する所定の整数M、例えば
9を区分情報入力手段71に入力する。なおこの整数M
は、後述するように、どれだけの刻みで宛先数を適性化
するかという性能に関する数であり、集積部S0,S1
…の数以下でなければならず、また紙葉類数の偏分布に
よるリジェクトを抑制するためには、(集積部の数)−
1以下でなければならない。またこのとき、区分を何回
行うか設定するための区分繰り返し回数mも区分情報入
力手段71に入力され(但しあらかじめ区分情報入力手
段か他の手段に固定値として設定されていても良い)、
後述するように、m−1回目までの区分とm回目の区分
とを区別するようになっている。
【0056】次に手順201において、区分情報入力手
段71に入力された宛先別の紙葉類分布情報における宛
先番号を9(=M)進法に変換し、例えば、前述した紙
葉類数が比較的多い宛先の番号308を、372(9)
読み替える。
【0057】そして手順202において、集積手段11
の10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し、それぞれ、1の位
の0,1,2,2,3,4,5,6,7,8(=M−
1)を割り当てる。すなわち、番号2は、2つの集積部
S2及びS3に割り当てられることとなる。
【0058】そして、この状態で1回目の区分手順を開
始し、手順203において、道順組立を行う紙葉類すな
わち書状2を供給手段1に供給する。その後、手順20
4において、分離手段4で1枚ずつ分離し搬送手段3で
搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=紙葉類2がどの
宛先に属するかの情報)を読み取り手段9によって読み
取る。このとき例えば区分情報は10進法で付されてお
り、読みとり手段9で読み込んだ10進法の番号による
信号は、制御手段60内で9進法に変換され読み替えら
れる。
【0059】そして手順205に移り、手順204で9
進法に変換された区分情報の1の位に基づき、切り替え
ゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制御
し、集積手段11の10個の集積部S0〜S9のいずれ
かに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S9
に区分集積される。なおこのとき、区分情報の1の位が
(9)である紙葉類2は、2が割り当てられた2つの集
積部S2及びS3に投入されるが、これら2つのうち一
方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段62で
検出してもう一方の集積部に投入するようにしてもよい
し、はじめからこれら2つに交互に振り分けるように投
入しても良い。このようにして、まず、各集積部S0〜
S9には9進法に読み替えられた区分情報の1の位のみ
が同じである紙葉類2が、9個のグループに区分して集
積される。
【0060】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順206におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより1回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0061】そして手順207に移り、既に手順200
で区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書
状数分布に関する情報か、あるいは手順204で読みと
ることにより検出された宛先別の紙葉類数分布に関する
情報による、比較的数の多い区分情報が372(9)の紙
葉類に対応し、区分情報の91(=M1)の位の0から8
を、10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し0,1,2,3,
4,5,6,7,7,8のように7が2つの集積部にな
るように順次割り当てる。すなわち、番号7は、2つの
集積部S7及びS8に割り当てられることとなる。
【0062】そして、この状態で2回目の区分手順を開
始し、手順208において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0063】そして手順209に移り、手順208で9
進法に変換された区分情報の9(=M1)の位に基づ
き、切り替えゲート35a,35b,35c,35d…
の動作を制御し、集積手段11の10個の集積部S0〜
S9のいずれかに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積
部S0〜S9に区分集積される。なおこのとき、区分情
報の91の位が7(9)である紙葉類2は、7が割り当てら
れた2つの集積部S7及びS8に投入されるが、これら
2つのうち一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検
出手段62で検出してもう一方の集積部に投入するよう
にしてもよいし、はじめからこれら2つに交互に振り分
けるように投入しても良い。このようにして、各集積部
S0〜S9には区分情報の91の位が同じである紙葉類
2が9個のグループに区分して集積され、しかもこのと
き各集積部S0〜S9において1の位が順番に並んでい
ることになる。
【0064】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順210におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより2回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0065】次に手順211で、ao=600/81
(=N/M2)を算出した後、手順212でao(=7.
407…)の小数部を切り上げたa=8を算出する。
【0066】そして手順213に移り、既に手順200
で区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書
状数分布に関する情報か、あるいは手順204及び手順
208で読みとることにより検出された宛先別の紙葉類
数分布に関する情報による、比較的数の多い区分情報が
372(9)の紙葉類に対応し、区分情報の92(=M2
の位の0から7(a−1)を、10個の集積部S0,S
1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8に対し
0,1,2,3,3,4,5,6,7のように3が2つ
の集積部になるように順次割り当てる。すなわち、番号
3は、2つの集積部S3及びS4に割り当てられること
となる。なおこの場合、集積部S9は使用しないことと
なる。
【0067】そして、この状態で3回目の区分手順を開
始し、手順214において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0068】そして手順215に移り、手順2144で
9進法に変換された区分情報の92の位に基づき、切り
替えゲート35a,35b,35c,35d…の動作を
制御し、集積手段11の9個の集積部S0〜S8のいず
れかに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S
8に区分集積される。なおこのとき、区分情報の92
位が7(9)である紙葉類2は、3が割り当てられた2つ
の集積部S3及びS4に投入されるが、これら2つのう
ち一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段6
2で検出してもう一方の集積部に投入するようにし、順
序関係が狂わないようにする。このようにして各集積部
S0〜S8に紙葉類が集積され、0が割り当てられた集
積部S0には区分情報が000(9)から088(9)までの
紙葉類2が、1が割り当てられた集積部S1には区分情
報が100(9)から188(9)までの紙葉類2が、2が割
り当てられた集積部S2には区分情報が200(9)から
288(9)までの紙葉類2が、3が割り当てられた集積
部S3及びS4には区分情報が300(9)から388(9)
までの紙葉類2が、以下同様に、7が割り当てられた集
積部S8には区分情報が700から735(9)(=59
9)までの紙葉類が、順に集積される。そして、9個の
集積部S0〜S8に集積された紙葉類2をすべて順に取
り出すことにより、全ての紙葉類が、区分情報000〜
599までの順序(すなわち所定の配達道順)に並べ換
えられた状態になる。以上の手順により、9区分を2
回、8区分を1回繰り返して、600箇所の宛先への道
順組立作業が完了する。
【0069】本実施形態によれば、3回目の区分で集積
部S9を使用しないので、若干のリジェクトは生じる
が、それでも10個の集積部を用いて常に紙葉類を10
個のグループに区分する従来構造よりもリジェクト数は
大幅に低減され、紙葉類を効率よく集積することができ
る。またこのとき、配達宛先数に最も近くなるように、
あらかじめ定めたM2(この場合81)箇所単位で各集
積部の割り当てを小刻みに適性化することができる。
【0070】なお、上記第2の実施形態では、1回目及
び2回目の区分をM区分に固定し、3回目の区分数aを
変化させる構成であったが、これに限られない。すなわ
ち例えば、1回目の区分数をaとし、2回目と3回目と
をM区分に固定してもよく、1回目と3回目とをM区分
とし、2回目の区分数をaとしてもよい。この場合も、
同様の効果を得る。また上記第2の実施形態では、作業
者が所望する所定の整数Mを9としたが、これに限られ
ない。すなわち、図7に示すように集積部の数がもっと
多ければ、例えばM=10として、100箇所単位で各
集積部の割り当てを小刻みに適性化することができる。
【0071】本発明の第3の実施形態を図12により説
明する。本実施形態も、区分処理における集積部に対す
る番号の割り当て方法が異なる実施形態である。第1及
び第2の実施形態と同等の部材・機能には同一の符号を
付す。
【0072】本実施形態における装置構成は、第1の実
施形態と同様である。第1の実施形態と異なる点は、紙
葉類2の並べ換え動作(配達道順組立動作)の手順であ
る。この手順の一例として、各宛先別の紙葉類数分布に
大きな偏りがあり、宛先数N=600件で合計紙葉類数
が約1500枚となる郵便配達区の配達道順組立を行う
場合を、図12に示すフローチャートを参照しつつ以下
に説明する。図12において、まず手順220で、作業
者がどの配達人の区分を行うかを区分情報入力手段71
に入力することにより、あらかじめ区分情報入力手段7
1に記憶されていた各配達人の配達順序と区分情報との
対応を示す道順情報と配達宛先の総数Nとに基づき、こ
れに対応する宛先数Nが制御手段60に出力され、制御
手段60は宛先数N=600を取得する。またこのと
き、1500枚の書状のそれぞれには、あらかじめ宛先
を表す区分情報として例えば000〜599の番号が付
されており、区分情報入力手段71には、各宛先000
〜599に属する書状の数、すなわち宛先別の書状数分
布に関する情報(例えば過去の平均値や、あるいは道順
組立に至る前の差し立て区分や配達区分において検出し
ておいたもの)が入力され、このときに例えば宛先30
8への紙葉類数が比較的多いという情報が取得される。
なおこのとき、区分を何回行うか設定するための区分繰
り返し回数mも区分情報入力手段71に入力される(但
しあらかじめ区分情報入力手段か他の手段に固定値とし
て設定されていても良い)。
【0073】次に、手順221において、手順220で
入力された区分繰り返し回数m=3に対応してN=60
0の3乗根(立方根)Uo=8.434…を求める。そ
して、手順222に移り、Uoの小数部を切り捨てて、
1=8を算出する。
【0074】この後の手順で、mの値に応じ、集積部の
数字の割り当てに関するa1,a2,…amを決定する
が、ここでは、m=3であることから、a1,a2,a3
を決定する。その手順が、手順223〜229である。
すなわち、まず手順223でU1 3とNとを比較し、U1 3
=Nのときには、手順224でa3=a2=a1=U1
し;手順223でU1 3≠Nだったときには、さらに手順
225でU1 2(U1+1)とNとを比較し、U1 2(U1
1)>Nのときには、手順226でa3=a2=U1、a1
=U1+1とし;手順225でU1 2(U1+1)≦Nだっ
たときには、さらに手順227でU1(U1+1)2とN
とを比較し、U1(U1+1)2>Nのときには、手順2
28でa3=U1、a2=a1=U1+1とし;手順227
でU1(U1+1)2≦Nだったときには、手順229で
3=a2=a1=U1+1とする。これを上記のN=60
0、U1=8の場合に当てはめてみると、手順223で
1 3=512≠600=Nであるので、手順225へ移
る。そして、手順225でU1 2(U1+1)=576≦
600=Nであるので、手順227へ移る。そして、手
順227でU1(U1+1)2=648>600=Nとな
るので、手順228に移って、a3=8(=U1)、a2
=a1=9(=U1+1)となる。
【0075】そして、手順230で、a3,a2,a1
うちの最大のものであるamaxを求める。この場合はa
max=9となる。そして手順231へ移り、区分情報入
力手段71に入力された宛先別の紙葉類分布情報におけ
る宛先番号を9(=amax)進法に変換し、例えば、前
述した紙葉類数が比較的多い宛先の番号308を、37
(9)と読み替える。
【0076】そして手順232において、集積手段11
の10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,S
5,S6,S7,S8,S9に対し、それぞれ、1の位
の0,1,2,2,3,4,5,6,7,8(=a1
1)を割り当てる。すなわち、番号2は、2つの集積部
S2及びS3に割り当てられることとなる。
【0077】そして、この状態で1回目の区分手順を開
始し、手順233において、道順組立を行う紙葉類すな
わち書状2を供給手段1に供給する。その後、手順23
4において、分離手段4で1枚ずつ分離し搬送手段3で
搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=紙葉類2がどの
宛先に属するかの情報)を読み取り手段9によって読み
取る。このとき例えば区分情報は10進法で付されてお
り、読みとり手段9で読み込んだ10進法の番号による
信号は、制御手段60内で9(=amax)進法に変換さ
れ読み替えられる。
【0078】そして手順235に移り、手順234で9
進法に変換された区分情報の1の位に基づき、切り替え
ゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制御
し、集積手段11の10個の集積部S0〜S9のいずれ
かに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S9
に区分集積される。なおこのとき、区分情報の1の位が
(9)である紙葉類2は、2が割り当てられた2つの集
積部S2及びS3に投入されるが、これら2つのうち一
方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段62で
検出してもう一方の集積部に投入するようにしてもよい
し、はじめからこれら2つに交互に振り分けるように投
入しても良い。このようにして、まず、各集積部S0〜
S9には9進法に読み替えられた区分情報の1の位のみ
が同じである紙葉類2が、9個のグループに区分して集
積される。
【0079】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順236におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより1回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0080】そして手順237に移り、既に手順220
で区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書
状数分布に関する情報か、あるいは手順234で読みと
ることにより検出された宛先別の紙葉類数分布に関する
情報による、比較的数の多い区分情報が372(9)の紙
葉類に対応し、区分情報の9(=amax 1)の位の0から
8を、10個の集積部S0,S1,S2,S3,S4,
S5,S6,S7,S8,S9に対し0,1,2,3,
4,5,6,7,7,8のように7が2つの集積部にな
るように順次割り当てる。すなわち、番号7は、2つの
集積部S7及びS8に割り当てられることとなる。
【0081】そして、この状態で2回目の区分手順を開
始し、手順238において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0082】そして手順239に移り、手順238で9
進法に変換された区分情報の9(=amax 1)の位に基づ
き、切り替えゲート35a,35b,35c,35d…
の動作を制御し、集積手段11の10個の集積部S0〜
S9のいずれかに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積
部S0〜S9に区分集積される。なおこのとき、区分情
報の91の位が7(9)である紙葉類2は、7が割り当てら
れた2つの集積部S7及びS8に投入されるが、これら
2つのうち一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検
出手段62で検出してもう一方の集積部に投入するよう
にし、順序関係が狂わないようにする。このようにし
て、各集積部S0〜S9には区分情報の91の位が同じ
である紙葉類2が9個のグループに区分して集積され、
しかもこのとき各集積部S0〜S9において1の位が順
番に並んでいることになる。
【0083】全ての紙葉類2の区分が終了して該当する
集積部S0〜S9に集積されたら、手順240におい
て、移載制御手段64によって底板12を急速に引き抜
き、集積手段11内の紙葉類2を供給手段1内に落下さ
せて移載する。これにより2回目の区分が完了した紙葉
類2を集積部間の順序を変えないようにまとめて取り出
すようになっている。
【0084】次に手順241に移り、既に手順200で
区分情報入力手段71から取得されている宛先別の書状
数分布に関する情報か、あるいは手順204及び手順2
08で読みとることにより検出された宛先別の紙葉類数
分布に関する情報による、比較的数の多い区分情報が3
72(9)の紙葉類に対応し、区分情報の92(=amax
)の位の0から7(a−1)を、10個の集積部S
0,S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8
に対し0,1,2,3,3,4,5,6,7のように3
が2つの集積部になるように順次割り当てる。すなわ
ち、番号3は、2つの集積部S3及びS4に割り当てら
れることとなる。なおこの場合、集積部S9は使用しな
いこととなる。
【0085】そして、この状態で3回目の区分手順を開
始し、手順242において、分離手段4で1枚ずつ分離
し搬送手段3で搬送されてきた紙葉類2の区分情報(=
紙葉類2がどの宛先に属するかの情報)を読み取り手段
9によって読み取り、制御手段60内で再び9進法に変
換され読み替える。
【0086】そして手順243に移り、手順242で9
進法に変換された区分情報の92の位に基づき、切り替
えゲート35a,35b,35c,35d…の動作を制
御し、集積手段11の9個の集積部S0〜S8のいずれ
かに振り分け投入し、各紙葉類2は各集積部S0〜S8
に区分集積される。なおこのとき、区分情報の92の位
が7(9)である紙葉類2は、3が割り当てられた2つの
集積部S3及びS4に投入されるが、これら2つのうち
一方の集積部が満杯になったらこれを満杯検出手段62
で検出してもう一方の集積部に投入するようにし、順序
関係が狂わないようにする。このようにして各集積部S
0〜S8に紙葉類が集積され、0が割り当てられた集積
部S0には区分情報が000(9)から088(9)までの紙
葉類2が、1が割り当てられた集積部S1には区分情報
が100(9)から188(9)までの紙葉類2が、2が割り
当てられた集積部S2には区分情報が200(9)から2
88(9)までの紙葉類2が、3が割り当てられた集積部
S3及びS4には区分情報が300(9)から388(9)
での紙葉類2が、以下同様に、7が割り当てられた集積
部S8には区分情報が700から735(9)(=59
9)までの紙葉類が、順に集積される。そして、9個の
集積部S0〜S8に集積された紙葉類2をすべて順に取
り出すことにより、全ての紙葉類が、区分情報000〜
599までの順序(すなわち所定の配達道順)に並べ換
えられた状態になる。以上の手順により、9区分を2
回、8区分を1回繰り返して、600箇所の宛先への道
順組立作業が完了する。
【0087】以上において、本実施形態は図11に示し
た第2の実施形態と区分方法として結果的には類似した
が、第2の実施形態では3回の区分のうち2回までは9
区分するものとあらかじめ入力により固定されており、
本実施形態では、配達宛先数Nの多少に応じて3回全て
の区分の際の区分数を変化させる点が異なっている。例
えば、N=490件の並べ換えを行う場合、第2の実施
形態では9区分を2回と7区分を1回行うことになる。
一方、本実施形態では8区分を3回行うことになる。こ
のように、本実施形態の方が3回繰り返すそれぞれの区
分の際の区分数が平均化されるので、集積手段11内の
各集積部S0〜S9に平均的に郵便物が集積される。し
たがって、各集積部における紙葉類2のあふれが低減さ
れ、リジェクトされる郵便物が減少し区分作業の効率を
より向上することができる。
【0088】なお、上記第3の実施形態では、10個の
集積部で1500枚の書状を処理可能な区分装置でN=
600件で1500枚を区分する場合を例にとって説明
したが、これに限られない。すなわち例えば、12個以
上の集積部が設けられている場合には、N=1050件
ときに、手順226でa1=11、a2=a3=10とし
て最大1100箇所までの宛先の並べ換えを行うことが
できる。またN=1250件の場合には、手順227で
1=a2=a3=11として、最大1331箇所までの宛先
の並べ換えを行うことができる。N=1000件の場合
には、手順224でa1=a2=a3=10として、最大
1000箇所までの宛先の並べ換えを行うことができ
る。上記第1及び第3の実施形態は区分をm=3回繰り
返す場合の例について説明したが、区分繰り返し回数は
m=3回に限定されるものではなく、m=2であっても
よく、またm≧4であってもよい。その場合、例えば手
順131や手順221では、区分繰り返し回数m=2で
あれぱ平方根となり、区分繰り返しが4回であれば4乗
根となる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、制御手段が、入力手段
に入力された宛先の数Nに応じて、各回の区分時におい
て紙葉類を少なくとも2つのグループに区分するよう
に、各集積部に紙葉類を振り分ける導入手段の動作を制
御し、またこのとき、入力手段に入力された各宛先に属
する紙葉類の数に応じて、例えば比較的数の多い紙葉類
に対応し各回の区分時におけるグループ数を変えるの
で、いずれの回の区分においても処理能力を維持してリ
ジェクトの発生を抑制しつつ、紙葉類を効率よく集積す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による紙葉類区分装置
の詳細構造を表す正面図である。
【図2】図1に示された紙葉類区分装置の全体概略構成
を表すブロック図である。
【図3】図1に示された集積手段及び振り分け手段付近
の詳細構造を表す部分拡大図である。
【図4】図1に示された読みとり手段の機能の詳細を説
明するための図である。
【図5】図1に示された紙葉類区分装置における紙葉類
の配達道順組立動作の手順の一例を表すフローチャート
である。
【図6】図5に示された手順において、紙葉類が並べ換
えられる様子を表した図である。
【図7】第1の実施形態の変形例を表す正面図である。
【図8】第1の実施形態の変形例を表すブロック図であ
る。
【図9】第1の実施形態の変形例を表すブロック図であ
る。
【図10】第1の実施形態の変形例を表すブロック図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施形態による紙葉類区分装
置における紙葉類の配達道順組立動作の手順の一例を表
すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態による紙葉類区分装
置における紙葉類の配達道順組立動作の手順の一例を表
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 供給手段 2 紙葉類 4 分離手段 7 搬送手段 8 姿勢修正手段 9 読み取り手段 11 集積手段 12 底板 13 振り分け手段 17 リジェクト集積手段 21 反転手段 30 仕切り板 35 切り替えゲート 60 制御手段 61 読み取り手段制御手段 62 満杯検出手段 64 移載制御手段 66 振り分け制御手段 67 分離手段制御手段 68 供給手段制御手段 71 区分情報入力手段 S0〜9 集積部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−134678(JP,A) 特開 平9−85180(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07C 1/00 - 3/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この
    供給手段から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段
    と、この搬送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該
    紙葉類がどの宛先に属するかを表す区分情報を読み取
    り、対応する信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を
    投入順に集積していく2以上のX個の集積部、及び前記
    搬送手段で搬送されてきた紙葉類を前記X個の集積部に
    それぞれ導入する複数の導入手段を備えた集積手段と、
    前記読み取り手段からの信号に基づき、前記複数の導入
    手段の動作を制御して各集積部に紙葉類を振り分けるこ
    とにより、前記複数の紙葉類を少なくとも2つのグルー
    プに区分する制御手段とを有し、前記集積手段に集積さ
    れた紙葉類を前記供給手段に移載して該供給手段から前
    記集積手段までの区分集積処理を複数回繰り返すことに
    より、前記複数の紙葉類を宛先ごとに集結させるととも
    にその宛先の配列順序を所定順序に並べ換える紙葉類区
    分装置において、 前記複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数
    分布に関する情報が前記区分集積処理の開始前に入力さ
    れ、これに対応する信号を出力する入力手段をさらに有
    し、かつ、 前記制御手段は、各集積部に対して所定の数字を割り当
    てる手段と、この各集積部に対する数字の割り当てに基
    づき各紙葉類が対応する集積部に導入されるように前記
    導入手段の動作を調整する手段とを備え、かつ前記入力
    手段から前記複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別
    の紙葉類数分布に関する情報に応じ、前記X個の集積部
    のそれぞれに対する0からX−1又はX−1より小さな
    数までの数字の割り当て態様を変化させることにより、
    区分時における前記グループ数を2〜Xの範囲で可変と
    しつつ、全ての前記集積部を用いて前記区分集積処理を
    行うことを特徴とする紙葉類区分装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙葉類区分装置において、
    前記区分集積処理を繰り返すべき回数である区分繰り返
    し回数mが設定される回数設定手段を有することを特徴
    とする紙葉類区分装置。
  3. 【請求項3】複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この
    供給手段から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段
    と、この搬送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該
    紙葉類がどの宛先に属するかを表す区分情報を読み取
    り、対応する信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を
    投入順に集積していく複数の集積部、及び前記搬送手段
    で搬送されてきた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ
    導入する複数の導入手段を備えた集積手段と、前記読み
    取り手段からの信号に基づき、前記複数の導入手段の動
    作を制御して各集積部に紙葉類を振り分けることによ
    り、前記複数の紙葉類を少なくとも2つのグループに区
    分する制御手段とを有し、前記集積手段に集積された紙
    葉類を前記供給手段に移載して該供給手段から前記集積
    手段までの区分集積処理を複数回繰り返すことにより、
    前記複数の紙葉類を宛先ごとに集結させるとともにその
    宛先の配列順序を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置
    において、 前記複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数
    分布に関する情報が入力され、これに対応する信号を出
    力する入力手段と、 前記区分集積処理を繰り返すべき回数である区分繰り返
    し回数mが設定される回数設定手段とを有し、 かつ、前記制御手段は、前記入力手段から入力された紙
    葉類の宛先数Nのm乗根であるUo=N(1/m)を算出する
    第1の演算手段と、Uoの小数部分を切り上げた値であ
    るUを算出する第2の演算手段と、前記入力手段から入
    力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報に応じ、
    各集積部に対して0〜U−1の数字を割り当てる第1の
    割り当て手段と、前記読みとり手段から入力された区分
    情報をU進法の番号に変換する第1の変換手段と、この
    第1の変換手段による変換後の番号と、前記第1の割り
    当て手段による各集積部に対する数字の割り当てとに基
    づき、各紙葉類が対応する集積部に導入されるように前
    記導入手段の動作を調整する第1の調整手段とを備えて
    いることを特徴とする紙葉類区分装置。
  4. 【請求項4】複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この
    供給手段から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段
    と、この搬送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該
    紙葉類 がどの宛先に属するかを表す区分情報を読み取
    り、対応する信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を
    投入順に集積していく複数の集積部、及び前記搬送手段
    で搬送されてきた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ
    導入する複数の導入手段を備えた集積手段と、前記読み
    取り手段からの信号に基づき、前記複数の導入手段の動
    作を制御して各集積部に紙葉類を振り分けることによ
    り、前記複数の紙葉類を少なくとも2つのグループに区
    分する制御手段とを有し、前記集積手段に集積された紙
    葉類を前記供給手段に移載して該供給手段から前記集積
    手段までの区分集積処理を複数回繰り返すことにより、
    前記複数の紙葉類を宛先ごとに集結させるとともにその
    宛先の配列順序を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置
    において、 前記複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数
    分布に関する情報が入力され、これに対応する信号を出
    力する入力手段と、 前記区分集積処理を繰り返すべき回数である区分繰り返
    し回数mが設定される回数設定手段とを有し、 かつ、前記制御手段は、前記入力手段から入力された紙
    葉類の宛先数Nを予め定めた整数Mの2乗で割った値a
    o=N/M2を算出する第3の演算手段と、このaoの小
    数部分を切り上げた値aを算出する第4の演算手段と、
    前記入力手段から入力された各宛先別の紙葉類数分布に
    関する情報に応じ、各集積部に対して0〜M−1の数字
    を割り当てる第2の割り当て手段と、前記入力手段から
    入力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報に応
    じ、各集積部に対して0〜aの数字を割り当てる第3の
    割り当て手段と、前記読みとり手段から入力された区分
    情報をM進法の番号に変換する第2の変換手段と、この
    第2の変換手段による変換後の番号と、前記第2及び第
    3の割り当て手段による各集積部に対する数字の割り当
    てとに基づき、各紙葉類が対応する集積部に導入される
    ように前記導入手段の動作を調整する第2の調整手段と
    を備えていることを特徴とする紙葉類区分装置。
  5. 【請求項5】複数の紙葉類を送り出す供給手段と、この
    供給手段から送り出された紙葉類を搬送する搬送手段
    と、この搬送手段で搬送される各紙葉類に付されかつ該
    紙葉類 がどの宛先に属するかを表す区分情報を読み取
    り、対応する信号を出力する読み取り手段と、紙葉類を
    投入順に集積していく複数の集積部、及び前記搬送手段
    で搬送されてきた紙葉類を前記複数の集積部にそれぞれ
    導入する複数の導入手段を備えた集積手段と、前記読み
    取り手段からの信号に基づき、前記複数の導入手段の動
    作を制御して各集積部に紙葉類を振り分けることによ
    り、前記複数の紙葉類を少なくとも2つのグループに区
    分する制御手段とを有し、前記集積手段に集積された紙
    葉類を前記供給手段に移載して該供給手段から前記集積
    手段までの区分集積処理を複数回繰り返すことにより、
    前記複数の紙葉類を宛先ごとに集結させるとともにその
    宛先の配列順序を所定順序に並べ換える紙葉類区分装置
    において、 前記複数の紙葉類の宛先の数N及び各宛先別の紙葉類数
    分布に関する情報が入力され、これに対応する信号を出
    力する入力手段と、 前記区分集積処理を繰り返すべき回数である区分繰り返
    し回数mが設定される回数設定手段とを有し、 前記区分集積処理を繰り返すべき回数である区分繰り返
    し回数mが設定される回数設定手段をさらに有し、か
    つ、前記制御手段は、前記入力手段から入力された紙葉
    類の宛先数Nのm乗根であるUo=N(1/m)を算出する第
    1の演算手段と、Uoの小数部分を切り捨てた値である
    1を算出する第5の演算手段と、前記入力手段から入
    力された各宛先別の紙葉類数分布に関する情報と、kを
    0以上の整数とした場合のU1 k(U1+1)m-kとNとの
    大小関係に応じ、各集積部に対して0〜U1−1及び0
    〜U1のうち少なくとも一方の数字を割り当てる第4の
    割り当て手段と、前記読みとり手段から入力された区分
    情報をU1進法及びU1+1進法のうちいずれか一方の番
    号に変換する第3の変換手段と、この第3の変換手段に
    よる変換後の番号と、前記第4の割り当て手段による各
    集積部に対する数字の割り当てとに基づき、各紙葉類が
    対応する集積部に導入されるように前記導入手段の動作
    を調整する第3の調整手段とを備えていることを特徴と
    する紙葉類区分装置。
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