JP3329043B2 - 分級装置 - Google Patents

分級装置

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JP3329043B2
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恭典 神垣
梁孝 吉岡
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメント原料のクリンカ
ー、ボイラ、セメント高炉、各種工業炉に使用する微粉
炭、小麦、トーモロコシ等の穀粉の分級のための分級装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず図4に於て、従来の竪型ミル及び分
級装置について略述する。
【0003】ミルaの頂部b中央からパイプcを通して
原料粉体が直下のテーブルdに供給される。
【0004】該テーブルdの外周部には、テーブルdと
同芯状にテーブルセグメントeがあり、該セグメントe
には大径タイヤ型特殊鋼製ローラfが載置されている。
【0005】テーブルdの回転と共に原料粉体は前記セ
グメントeに流入し、前記ローラfによって粉砕され
る。
【0006】粉砕された微粉は側面下部に設けられた送
風口gから流入する一次空気によって吹き上げられ頂部
に達する。
【0007】頂部には粗粉と微粉を分級する装置hがあ
り、分級された微粉は頂部bより送出され、粗粉は落下
して原料粉体と混じ、再び粉砕機に達して再粉砕され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
竪型ミルに於ては、一次空気によって上昇する粉砕され
た粒子と下降する原料粉体が接触し、原料粉体の一部が
吹き上げられて粉砕された粒子に混じ、分級装置hに入
ったり、或いは分散装置がないため、粉砕された粒子同
士が再び凝集して粗大粒子となり、そのため分級装置h
の分級効率が著しく低減され、分級性能にも限界があっ
た。
【0009】本発明はかかる欠点を解決し、分級性能の
高い分級装置を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は下部ケーシング
に分級原料供給口を有すると共に上部ケーシングに微粉
回収口を有する分級装置に於て、下部ケーシングの内側
中央部に設けた皿状の凹部に、下面に分散板を有し上部
外周に分級羽根を有する分級ロータを、下部ケーシング
と該ロータとの間に微少の隙間を維持して回転し得るよ
うに嵌入し、上部ケーシングに粗粉を排出し且つ該粗粉
の排出方向と逆方向にエアを導入する排出口を設けたこ
とを特徴とする分級装置にかかるものである。
【0011】
【作用】供給口から供給された分級原料は、回転する分
級ロータの下面に設けられた分散板で二次分散され、分
級ロータと下部ケーシングの間の狭い隙間を通過するこ
とによって三次分散され、再凝集した粗大粒子も再び分
散されて細かくなる。
【0012】又粗粉の排出に際して、二次エアを対向さ
せて流すことにより、粗粉に付着した微粉を剥離して回
収するので、微粉の回収率は向上する。
【0013】粗粉の排出口を別に設け、粗粉を粉砕機に
戻すことが出来るので、分級原料と粗粉との干渉がなく
なり、粗粉が分級原料に随伴されて再び分級装置に戻る
ことがない。
【0014】以上のようにして分級装置の分級効率が著
しく向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0016】図1乃至図3は本発明の一実施例であり、
上部ケーシング1の側部上方に微粉の回収口2を設け、
側部下方に粗粉の排出口3を設ける。
【0017】該粗粉の排出口3は、上部より二次エアを
バルブ4を介して分級室5内に流入させ、粗粉は下より
排出してパイプ6により粉砕機に戻す構造とする。
【0018】該排出口3は上部ケーシング1に沿った細
い通路7を介して分級室と連結せしめる。
【0019】分級装置の下部ケーシング8内側中央に、
皿状の凹部9を設け、該凹部9の中心に分級原料供給口
10を穿設する。
【0020】該凹部9に分級ロータ11を嵌入せしめる
が、該分級ロータ11は中央部が高いテーパを持った円
板状とし、下面中央部に分散板12を等間隔で中心より
放射状に配列する。
【0021】更に上部外周に分級羽根13を同じく等間
隔、放射状に配列する。
【0022】該分級羽根13には上部に櫛状の凹凸を設
け、該凸部14が上部ケーシング1に設けたリング状溝
15に嵌合して回転できるようにする。
【0023】前記分級ロータ11には中心にロータ軸1
6を設け、該ロータ軸16は前記分級ロータ11の下部
の分散板12が所要の間隔で前記下部ケーシング8の凹
部9に嵌入し、且つ下部ケーシング8と前記分級ロータ
11の間に微小の隙間を有するように、軸受17にて軸
支する。
【0024】前記ロータ軸16の上部ケーシング1外に
突出する端部にプーリ18を取付け、更にプーリ18に
ベルト等を介してモータ19を連結せしめ、前記分級ロ
ータ11を回転可能とする。
【0025】以下作動を説明する。
【0026】粉砕機で粉砕された分級原料は、気流に随
伴されて分級装置下部ケーシング8中央の分級原料供給
口10より分級装置内に流入する。
【0027】分級ロータ11を回転させることにより、
流入した分級原料は分級ロータ11の下面に配置された
分散板12にあたり、二次分散される。更に分級ロータ
11が回転しているので分散板12によって遠心力を与
えられ、外周方向に進む。
【0028】分級装置下部ケーシング8と分級ロータ1
1の間には、微小の隙間しかないので、粉体は該隙間を
通るに際して三次分散され、更に分級ロータ11外周か
ら上部の分級羽根13に廻り込む。分級羽根13によっ
て分級された微粉のみが中心部に進み、上昇して回収口
2より回収される。
【0029】粗粉は分級羽根13に分級され弾かれて上
部ケーシング1の外周に沿って旋回するが、外周部には
排出口3が設けられてあり、粗粉は細い通路7を通って
該排出口3に達し落下する。
【0030】その際排出口3上部より該通路を通って分
級室5内に向ってエアが導入され、該エアと粗粉は通路
7内で対向的に流れるので、粗粉に付着した微粉は粗粉
と共に分級装置外に排出されることがなく、粗粉より剥
離されて、分級室5内に戻り、回収口2より回収され
る。
【0031】上記のようにして粗粉のみが排出されるの
で、微粉のロスが少なくなる。
【0032】排出口3より排出された粗粉は、パイプ6
で粉砕機に送られ分級原料と接触、干渉することがない
ので、分級原料に伴なわれて分級原料供給口10に再供
給されることがない。
【0033】尚、本発明の分級装置は、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分級装置
によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0035】分級ロータの下面に分散板を設け、下部
ケーシングと分級ロータの隙間を狭くしたので、分級原
料は分級装置に入ると、分散板で二次分散され、狭い隙
間で三次分散されるため、粉砕後再凝集した粒子も分散
されて微粉に戻り、その後分級されるので分級効率が著
しく向上し、分級精度が大となる。
【0036】分離された粗粉を回収する際、二次エア
を対向的に流すことにより、粗粉に付着した微粉も剥離
し回収できるので、回収効率が向上する。
【0037】排出粗粉はパイプで粉砕機に戻され、分
級原料と接触、干渉することがないので、排出粗粉が再
び分級装置に供給されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】図1のB−B方向矢視図である。
【図4】従来の竪型ミルの側断面図である。
【符号の説明】
1 上部ケーシング 2 回収口 3 排出口 5 分級室 6 パイプ 7 通路 8 下部ケーシング 9 凹部 10 分級原料供給口 11 分級ロータ 12 分散板 13 分級羽根 16 ロータ軸 17 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−56281(JP,A) 特開 平5−51484(JP,A) 特開 平6−134401(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ケーシングに分級原料供給口を有す
    ると共に上部ケーシングに微粉回収口を有する分級装置
    に於て、下部ケーシングの内側中央部に設けた皿状の凹
    部に、下面に分散板を有し上部外周に分級羽根を有する
    分級ロータを、下部ケーシングと該ロータとの間に微少
    の隙間を維持して回転し得るように嵌入し、上部ケーシ
    ングに粗粉を排出し且つ該粗粉の排出方向と逆方向にエ
    アを導入する排出口を設けたことを特徴とする分級装
    置。
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