JP3316372B2 - 粉末原料の分散装置 - Google Patents

粉末原料の分散装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント製造用の
サスペンションプレヒータなどで、粉末原料をガス流中
に投入する部分に設けられる粉末原料の分散装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すようなセメント製
造用のサスペンションプレヒータでは、粉末状のセメン
ト原料を投入するAで示す部分に粉末原料の分散装置が
用いられている。サスペンションプレヒータでは、ロー
タリキルン1で焼成するためのセメント原料を、ロータ
リキルン1および焼成されたセメント原料を冷却するク
ーラ2からの排ガスを利用して予熱する。
【0003】鉛直方向に延びるダクト3には、ロータリ
キルン1やクーラ2からの燃焼ガス4が上昇流として流
入する。投入シュート5からは粉末状の原料が投入さ
れ、燃焼ガス4中に分散されてガスとともにサイクロン
6に導入される。サイクロン6で分離された粉末原料
は、サイクロン6の下方からロータリキルン1に投入さ
れる。サイクロン6で粉末原料と分離された燃焼ガスに
は、投入シュート7から投入される原料粉末が分散され
る。新たな原料粉末が分散された燃焼ガスは、サイクロ
ン8までダクト9を介して導かれる。サイクロン8で原
料粉末から分離された燃焼ガスは、吸引ファン10によ
って吸引される。サイクロン8で燃焼ガスから分離され
た原料粉末は、投入シュート5を介して前述のようにダ
クト3内に供給される。したがって、投入シュート7か
ら新たな粉末原料を投入すれば、ダクト9からサイクロ
ン8まで搬送される間に燃焼ガスと熱交換して加熱さ
れ、サイクロン8で分離された後で、ダクト3でより高
温の燃焼ガス4と混合されて、さらに加熱され、サイク
ロン6によって分離されてロータリキルン1に投入され
る。
【0004】図8に示す分散装置Aでは、投入される原
料粉末を燃焼ガス4に効率よく分散させて充分な熱交換
を可能にすることが好ましい。分散装置についての先行
技術は、たとえば特開昭50−72924、実開昭56
−154926、実公昭59−35549、実公昭61
−30156、実公昭62−4879、実公昭62−2
9919、実開昭62−156799、実開昭62−1
56800および特開平6−191615などに開示さ
れている。これらの先行技術のうち、特開昭50−72
924には、ロータリキルンに原料を投入するための炉
を設け、炉内にファンから空気を吹込む構成が開示され
ている。実開昭56−154926には、多孔板を介し
てガスを吹込む構成が開示されている。実公昭59−3
5549には、ダクト内に、放射状に分散棒を配列させ
た分散装置を設ける構成が開示されている。実公昭61
−30156には、ダクト内に突出するように、水平部
と先にいくほど上方に向かう傾斜面部とを有する分散板
を設ける構成が開示されている。
【0005】実公昭62−4879には、ダクトと投入
シュートとの連接部に投入されてきた粉末原料を、水平
方向に反射拡散させる底面を有する分散箱および分散箱
内に傾斜角度を変えることができる板を設ける構成が開
示されている。実公昭62−29919には、投入シュ
ートの角度をダクト中の気流の方向に直交するように少
しずつ変えながら投入する構成が開示されている。実開
昭62−156799および実開昭62−156800
には、原料をダクト中に投入する部分に温度の高い燃焼
ガスをバイパスさせて導く構成が開示されている。特開
平6−191615には、ダクトに投入シュートを連接
する部分の下方に、確率曲線状の山形に***する突部を
形成し、投入される粉末原料がダクト内に広がるように
方向を変える構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すようなサス
ペンションプレヒータでは、吸引ファン10の吸引力で
燃焼ガス4を吸引する。燃焼ガス4の流速が大きけれ
ば、分散装置Aの部分で充分に原料粉末を燃焼ガス4中
に分散させることは可能であるけれども、ダクト3,9
からサイクロン6,8まで搬送される時間が短く、原料
粉末と燃焼ガスとの間の熱交換のための時間が充分に得
られない。また燃焼ガス4の流速が大きくなると、ダク
ト3,9およびサイクロン6,8などにおける圧力損失
が大きくなり、吸引ファン10が必要な動力も大きくな
って電力エネルギ消費が多くなってしまう。このため、
より遅い流速でも原料粉末を搬送可能とする方が好まし
く、前述のような各先行技術が提案されている。
【0007】特開昭50−72924の先行技術では、
分散にファンを必要とし、しかも分散のために炉を必要
とするので、サスペンションプレヒータで複数段のサイ
クロン間を結ぶダクトの途中から粉末原料を投入する際
の分散装置には適用することが困難である。実開昭56
−154926の先行技術では、ガス供給源が必要とな
り、構成が複雑となってしまう。実公昭59−3554
9の先行技術では、複数の分散棒を設けた回転軸を常時
駆動するための駆動装置を設ける必要がある。実公昭6
1−30156の先行技術では、ダクト中に分散板が大
きく突出するので、ガス流を乱し圧損が増加する。また
一旦分散板を設置すれば、その長さを外部から調整する
ことができない。実公昭62−4879の先行技術で
は、可動板を設ければ、分散性能の調整が可能であるけ
れども、調整範囲は狭い。実公昭62−29919の先
行技術では、一旦設置してしまうと後で調整することは
困難である。実開昭62−156799および実開昭6
2−156800の先行技術では、高温の燃焼ガスをバ
イパスさせるので、熱損失が大きくなってしまう。特開
平6−191615の先行技術では、投下シュートとダ
クトとの連接の構造が複雑となり、調整も不可能であ
る。
【0008】本発明の目的は、原料の量やガスの量に応
じて最適な分散効果を発揮させることができるように調
整が容易であり、ガス流を乱すことが少ない粉末原料の
分散装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉末原料が投
入される投入シュートとガスの上昇流が流れるダクトと
の連結部に設けられ、粉末原料をガス流中に浮遊させる
ための分散装置において、水平軸線まわりの角変位によ
って、最大限で投入シュートの内径の1/2まで突出可
能で、ダクト内への突出長さが予め定める長さ以下に抑
えられる分散手段を含み、該分散手段は、前記水平軸線
に平行な平面部と、平面部の基端側に連続し、一定半径
を有する円筒面部とを有し、前記投入シュート下方に、
分散手段の円筒面部を収納する収納室が設けられること
を特徴とする粉末原料の分散装置である。本発明に従え
ば、分散手段は水平軸線まわりの角変位によって、最大
限で投入シュート内に、内径の1/2まで突出可能であ
るので、原料の量に応じて突出量を変化させ、適切な分
散効果を発揮させることができる。分散手段の角変位中
には、ダクト内への突出長さが予め定める長さ以下とな
るので、この長さとしてダクト内でのガスの流れに障害
を与えないような長さで設計しておけば、角変位中には
ダクト内のガスの流れは乱されず、ダクト内での圧損が
小さくなるので、ダクト内にガスの流れを形成するため
に必要なエネルギを節減することができる。
【0010】また、分散手段の平面部は、水平軸線まわ
りの角変位によって投入シュート内に突出する長さを調
整することができる。平面部の基端側には円筒面部が連
結されるので、分散手段の円筒面部が角変位軸を覆うこ
とができ、角変位中に粉末原料などが収納室内に侵入し
て堆積するのを防ぐことができる。
【0011】また本発明で前記分散手段の平面部の先端
側は、前記水平軸線方向の中央部の方が、両端部よりも
前記投入シュート内への突出長さが大きくなるように形
成されていることを特徴とする。 本発明に従えば、分散手段の平面部の先端側の水平軸線
方向中央部が両端部よりも投入シュート内への突出長さ
が大きくなるように形成されているので、分散手段に衝
突する粉末原料が反射する方向を、両端側で広げること
ができ、ダクト内で良好に分散させることができる。
【0012】また本発明で、前記収納室には、前記水平
軸線方向の両端側で、側壁内面と前記分散手段の側面と
の間に、予め定める距離以上の間隔が設けられることを
特徴とする。本発明に従えば、分散手段の水平軸線方向
両端側は、収納室の側壁内面との間に予め定める距離以
上の間隔が設けられているので、分散手段と側壁との間
に粉末原料が蓄積して角変位が困難になる事態を避ける
ことができる。また本発明で、前記分散手段は、ケーシ
ング内に円筒状の分散ドラムが収納され、該分散ドラム
は軸芯と平行で軸芯からずれた回動軸まわりに角変位可
能なことを特徴とする。本発明に従えば、円筒状の分散
ドラムは軸芯と平行で、軸芯からずれた回動軸まわりに
角変位可能であるので、分散ドラムの突き出し量を変え
て、分散効果を調整することができる。また本発明で、
前記分散ドラムには、複数のストッパ挿入孔が設けら
れ、ケーシング側のストッパ挿入孔とともにストッパを
貫通させることにより、投入シュート内への分散ドラム
の突出量を設定可能としたことを特徴とする。本発明に
従えば、投入シュート内への分散ドラムの突出量を段階
的に設定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態に
よる分散装置20の概略的な構成を示す。ケーシング2
1内には水平軸線まわりの角変位として揺動変位可能な
分散手段としての分散板22が収納される。分散装置2
0は、ダクト23中に流れる上昇ガス24内に、上側方
から粉末原料を重力によって落下させて投入する投入シ
ュート25が接続される部分に配置される。分散板22
が、揺動軸26まわりに揺動変位すると、実線で示すよ
うに、投入シュート25の軸線25aに垂直で内径Dの
1/2まで突出する状態と、この状態から90°角変位
した2点鎖線で示す状態22aとの間で揺動変位が可能
である。90°角変位した状態22aの直前に、分散板
22の先端がダクト23内に最も突入する状態となる。
このときの突入長さをL1とすると、この突入長さL1
は、上昇ガス24の流れを乱さず、圧力損失増大を招か
ない程度、たとえばダクト23の内径10%以下となる
ように設定される。投入シュート25内への突出量L
は、前述のように1/2Dが最大値であるので、L≦1
/2Dとなる。なお、投入シュート25の延長上では、
分散板22の先端が内径Dの1/2以上突出する状態2
2bもある得るけれども、実質的にはダクト23内であ
る。
【0014】また本発明で、前記収納室には、前記水平
軸線方向の両端側で、側壁内面と前記分散手段の側面と
の間に、予め定める距離以上の間隔が設けられることを
特徴とする。本発明に従えば、分散手段の水平軸線方向
両端側は、収納室の側壁内面との間に予め定める距離以
上の間隔が設けられているので、分散手段と側壁との間
に粉末原料が蓄積して角変位が困難になる事態を避ける
ことができる。さらに本発明は、粉末原料が投入される
投入シュートとガスの上昇流が流れるダクトとの連結部
に設けられ、粉末原料をガス流中に浮遊させるための分
散装置において、水平軸線まわりの角変位によって、最
大限で投入シュートの内径の1/2まで突出可能で、ダ
クト内への突出長さが予め定める長さ以下に抑えられる
分散手段を含み、該分散手段は、ケーシング内に円筒状
の分散ドラムが収納され、該分散ドラムは軸芯と平行で
軸芯からずれた回動軸まわりに角変位可能なことを特徴
とする粉末原料の分散装置である。本発明に従えば、分
散手段は水平軸線まわりの角変位によって、最大限で投
入シュート内に、内径の1/2まで突出可能であるの
で、原料の量に応じて突出量を変化させ、適切な分散効
果を発揮させることができる。分散手段の角変位中に
は、ダクト内への突出長さが予め定める長さ以下となる
ので、この長さとしてダクト内でのガスの流れに障害を
与えないような長さで設計しておけば、角変位中にはダ
クト内のガスの流れは乱されず、ダクト内での圧損が小
さくなるので、ダクト内にガスの流れを形成するために
必要なエネルギを節減することができる。円筒状の分散
ドラムは軸芯と平行で、軸芯からずれた回動軸まわりに
角変位可能であるので、分散ドラムの突き出し量を変え
て、分散効果を調整することができる。また本発明で、
前記分散ドラムには、複数のストッパ挿入孔が設けら
れ、ケーシング側のストッパ挿入孔とともにストッパを
貫通させることにより、投入シュート内への分散ドラム
の突出量を設定可能としたことを特徴とする。本発明に
従えば、投入シュート内への分散ドラムの突出量を段階
的に設定することができる。
【0015】図4は、図2および図3に示す分散板22
の構造を示す。図4(a)は正面図、図4(b)は右側
面図をそれぞれ示す。分散板22は、平板状の平面部2
2aと、円筒面状の円筒面部22bおよび補強部22c
によって構成される。補強部22cには揺動軸26が固
定される。平面部22aは、揺動軸26の軸線方向中央
寄りで両端よりも長くなるように形成されている。これ
によって、粉末原料をダクト23内に広く分散させるこ
とができる。
【0016】図5は、本発明の実施の他の形態による分
散装置40の構成を示す。ケーシング41内には、分散
ドラム42が収納される。ケーシング41は、ダクト4
3中の上昇ガス44に、斜め上方から粉末原料を投入す
るための投入シュート45が接続される部分に形成され
る。分散ドラム42は円筒状であり、軸芯と平行で軸芯
からずれた回動軸46まわりに角変位可能である。分散
ドラム42の回動によって、分散ドラム42の表面は投
入シュート45内に最大限Hmax.だけ突出し、最小
限Hmin.だけ突出する。その中間の突出位置はHn
or.である。ケーシング41には両側方にストッパ挿
入孔47が設けられる。
【0017】図6は、図5に示す分散ドラム42の構造
を示す。図6(a)は正面図、図6(b)は右側を断面
図とした左側面図を示す。分散ドラム42には、複数の
ストッパ挿入孔48が設けられ、図5に示すケーシング
41側のストッパ挿入孔47とともにストッパを貫通さ
せることができる。ストッパ挿入孔48のうちの1つを
選択することによって、投入シュート45内への分散ド
ラム42の突出量を設定することができる。
【0018】ここで、分散装置40の性能を従来のもの
と比較する実験を行う。実験の評価は、次の第1式で表
される直落率Sに基づいて行う。「直落量」は、分散し
ないままダクト43に直落した量を示す。
【0019】
【数1】
【0020】図7の実験結果では、プレーン型として分
散ドラム42を使用しない従来方式のものを比較実験
し、新型として分散ドラム42を使用する分散装置40
を、投入シュート45内への突出量をHmin.,Hn
or.,Hmax.の3段階で変えた試験を行ってい
る。新型では、プレーン型に比較して直落率が大きく減
少している。なお、図7から、円筒部の突出し長さが投
入シュート45の内径の1/2程度までは直落率は充分
に小さいものと推定することができる。一方で突出し量
が投入シュート45の内径の1/2よりも大きくなる
と、実質的な投入シュート45の径が小さくなり、投入
シュート45内で詰まるおそれがあるので、必ずしも好
ましくはない。
【0021】各実施形態では、分散装置20,40をサ
スペンションプレヒータに適用する場合を前提として説
明しているけれども、気流中に粉末を分散させる必要が
ある他の用途にも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、分散手段
を水平軸線まわりに角変位させることによって、投入シ
ュートから投入される粉末原料の量やダクト中のガス流
の流量などに応じた最適な分散効果を発揮させることが
できる。分散手段の角変位は、運転中にも運転状況を見
ながら広範囲にかつ簡単に行うことができる。分散手段
を角変位させても、分散手段がダクト中に突出する長さ
は、予め設定される長さを超えないので、その長さを圧
損が増加しない範囲で設定することによって、ガス流の
乱れが少なくなり、圧損も小さくすることができる。
【0023】また、分散手段は平面部と平面部の基端側
に連続する円筒面部とを有する構造であるので、構造が
単純であり製造コストも低減することができる。
【0024】また本発明によれば、分散手段の平面部の
先端側の形状を中央部分が凸になるように形成されてい
るので、分散板で粉末原料を広範囲に反射させてダクト
中のガスに良好に分散させることができる。
【0025】また本発明によれば、分散手段の水平軸線
方向両端側が側壁内面との間に間隔が予め定める距離以
上あくように設けられているので、粉末原料が堆積して
分散手段の揺動変位が困難となるような事態を避けるこ
とができる。さらに本発明によれば、分散手段を水平軸
線まわりに角変位させることによって、投入シュートか
ら投入される粉末原料の量やダクト中のガス流の流量な
どに応じた最適な分散効果を発揮させることができる。
分散手段の角変位は、運転中にも運転状況を見ながら広
範囲にかつ簡単に行うことができる。分散手段を角変位
させても、分散手段がダクト中に突出する長さは、予め
設定される長さを超えないので、その長さを圧損が増加
しない範囲で設定することによって、ガス流の乱れが少
なくなり、圧損も小さくすることができる。また、円筒
状の分散ドラムの角変位で、分散効果を調整することが
できる。また本発明によれば、投入シュート内に分散ド
ラムを段階的に突出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の主要部の構成を示す簡
略化した断面図である。
【図2】図1の実施形態による分散装置20の正面図で
ある。
【図3】図1の実施形態による分散装置20の平面断面
図である。
【図4】図1の実施形態の分散板22の正面図および右
側面図である。
【図5】本発明の実施の他の形態による分散装置40の
構成を示す断面図である。
【図6】図5の分散装置40に用いる分散ドラムの平面
図および左側面図である。
【図7】図5の実験装置による実験結果を示すグラフで
ある。
【図8】従来からのセメント製造設備のサスペンション
プレヒータの構成を示す系統図である。
【符号の説明】
20,40 分散装置 21,41 ケーシング 22 分散板 23,43 ダクト 24,44 上昇ガス 25,45 投入シュート 26 揺動軸 27 レバー 30 下側ケーシング 31 点検口 42 分散ドラム 46 回動軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−71626(JP,A) 特開 昭47−30721(JP,A) 実開 昭55−143495(JP,U) 実公 昭62−4879(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 3/00 - 3/22 B01F 15/00 - 15/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末原料が投入される投入シュートとガ
    スの上昇流が流れるダクトとの連結部に設けられ、粉末
    原料をガス流中に浮遊させるための分散装置において、 水平軸線まわりの角変位によって、最大限で投入シュー
    トの内径の1/2まで突出可能で、ダクト内への突出長
    さが予め定める長さ以下に抑えられる分散手段を含み、 該分散手段は、前記水平軸線に平行な平面部と、平面部
    の基端側に連続し、一定半径を有する円筒面部とを有
    し、 前記投入シュート下方に、分散手段の円筒面部を収納す
    る収納室が設けられることを特徴とする粉末原料の分散
    装置。
  2. 【請求項2】 前記分散手段の平面部の先端側は、前記
    水平軸線方向の中央部の方が、両端部よりも前記投入シ
    ュート内への突出長さが大きくなるように形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の粉末原料の分散装
    置。
  3. 【請求項3】 前記収納室には、前記水平軸線方向の両
    端側で、側壁内面と前記分散手段の側面との間に、予め
    定める距離以上の間隔が設けられることを特徴とする請
    求項2記載の粉末原料の分散装置。
  4. 【請求項4】 粉末原料が投入される投入シュートとガ
    スの上昇流が流れるダクトとの連結部に設けられ、粉末
    原料をガス流中に浮遊させるための分散装置において、 水平軸線まわりの角変位によって、最大限で投入シュー
    トの内径の1/2まで突出可能で、ダクト内への突出長
    さが予め定める長さ以下に抑えられる分散手段を含み、 該分散手段は、ケーシング内に円筒状の分散ドラムが収
    納され、該分散ドラムは軸芯と平行で軸芯からずれた回
    動軸まわりに角変位可能なことを特徴とする粉末原料の
    分散装置。
  5. 【請求項5】 前記分散ドラムには、複数のストッパ挿
    入孔が設けられ、ケーシング側のストッパ挿入孔ととも
    にストッパを貫通させることにより、投入シュート内へ
    の分散ドラムの突出量を設定可能としたことを特徴とす
    る請求項4記載の粉末原料の分散装置。
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