JP3285548B2 - 立坑用ライニング装置及びライニング方法 - Google Patents

立坑用ライニング装置及びライニング方法

Info

Publication number
JP3285548B2
JP3285548B2 JP35707798A JP35707798A JP3285548B2 JP 3285548 B2 JP3285548 B2 JP 3285548B2 JP 35707798 A JP35707798 A JP 35707798A JP 35707798 A JP35707798 A JP 35707798A JP 3285548 B2 JP3285548 B2 JP 3285548B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
projection
lining
impeller
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35707798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000179279A (ja
Inventor
雅孝 魚住
達男 伊藤
祐司 長野
成 鈴木
Original Assignee
三井建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三井建設株式会社 filed Critical 三井建設株式会社
Priority to JP35707798A priority Critical patent/JP3285548B2/ja
Publication of JP2000179279A publication Critical patent/JP2000179279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285548B2 publication Critical patent/JP3285548B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削した立坑の内
壁面にモルタルやコンクリート等のセメント系のライニ
ング材料を回転投射してライニングする立坑用ライニン
グ装置であり、特に大口径の立坑に対して効果的なライ
ニングを施すのに好適な立坑用ライニング装置及びライ
ニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】立坑用ライニング装置としては、例えば
本件出願人が先に提案して特開平9−256790号及
び特開平10−82272号の各公報に開示されたもの
等があり、前者の場合は立坑の坑底部に設置したベース
マシンのブーム先端に吊下げ状態で装着して使用する形
態であって、後者の場合は立坑の坑口部に設置した吊下
げユニットからウインチ等の昇降装置を介して吊下げ状
態で装着して使用する形態である。
【0003】上記ライニング装置は、流動状態にあるラ
イニング材料に急結剤を攪拌混合する攪拌混合手段と、
急結剤と混練りしたライニング材料をインペラ(羽根
車)の回転によって掘削壁面に投射する回転投射手段と
を備え、縦長に配置して水平回転する攪拌棒を内蔵した
攪拌筒内で、ライニング材料に急結剤を攪拌混合しなが
ら重力の作用で降下させた後に、混練りした投射ライニ
ング材は攪拌筒の下端側に配置したインペラで、所定の
投射方向へ遠心力で投射する構成である。
【0004】これらのライニング装置では、ライニング
材料を重力の作用で降下させながら急結剤との攪拌混合
が行われるので、撹拌混合手段中にライニング材料が滞
留したり固化する閉塞トラブルを防止できると共に、混
練りしたライニング材料を回転投射部へ円滑に移送する
ことができること、吹付けコンクリートのように圧縮空
気を使用しないでライニング材料を回転投射するので、
粉塵の発生を抑制して作業環境を改善できると共に、リ
バウンドを軽減して付着効率の良いライニングを行うこ
とができること、等を達成することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のライニング装置でも更に改善を必要とする余地が残さ
れており、例えば回転投射手段におけるライニング材料
の遠心力による投射に付いては、所定の投射方向へ正確
且つ集中的に投射させることが、良質なライニングを行
う上で重要であり、回転するインペラ中に設けた吐出口
から投射させる上記ライニング装置の構成では、投射方
向は保持されるが、集中範囲が比較的広いため一部の凹
部を埋め均す修復ライニングには適合できない恐れがあ
る。
【0006】また、特に大口径の立坑内壁面に対するラ
イニングを行う場合には、投射距離が不足しないように
立坑内壁面に近接した位置から投射方向を可変させなが
ら首振り状態で正確に投射できるようにすることが必要
であるが、上記ライニング装置の構成ではこれが不可能
であった。
【0007】また、撹拌混合手段におけるライニング材
料と急結剤との攪拌混合に付いては、ライニング材料に
対して急結剤を均一な分散状態で且つ短時間に攪拌混合
させることが、良質なライニングを行う上で重要であ
り、急結剤を単に攪拌筒中に噴射させる上記ライニング
装置の構成では必ずしも十分ではなかった。
【0008】また、ライニング作業は一定の深度を掘削
する毎に行われるが、特に大口径の立坑内壁面に対する
ライニングを行う場合において、上記した前者のライニ
ング装置の場合には、装着されたショベル系掘削機のブ
ーム先端を立坑内壁面から一定の距離を保持した状態で
広い範囲で昇降移動させることが困難であり、上記した
後者のライニング装置の場合には、掘削土砂の排出に支
障がないように装置をその都度撤去する必要があり、特
に大口径の立坑内壁面に対するライニングでは投射距離
が不足する。
【0009】また、攪拌筒やインペラ内に付着して残留
しているライニング材料を使用後に清掃したり、オーバ
ーホールする際に便利なように、これらを横転状態にで
きることが望ましいが、上記ライニング装置では格別に
そのような構成が採られていない。
【0010】また、取り扱い操作が容易で且つ安全が確
保されるように、装置全体がコンパクトであって吊り下
げた状態でのバランスが良いことが望ましいが、上記ラ
イニング装置では格別にそのような構成が採られていな
い。
【0011】そこで本発明では、上記ライニング装置で
改善の余地が残されていたこれらの点に更に改良を加え
た立坑用ライニング装置及びライニング方法の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による立坑用ライ
ニング装置は、各部を支持するフレーム部と、坑底部に
設置したベースマシンのブームにフレーム部を装着する
吊下げ機構部と、ライニング材料と急結剤を供給する材
料導入部と、ライニング材料と急結剤を混練りして投射
ライニング材を造る撹拌混合部と、インペラで投射ライ
ニング材を立坑の内壁面に回転投射する回転投射部と、
撹拌混合部と回転投射部を回転駆動する回転駆動部とを
設けている。
【0013】この立坑用ライニング装置では、前記撹拌
混合部は、縦長に配置した攪拌筒の軸心に攪拌棒を放射
状に突出させた攪拌回転軸を装着し、材料導入部を介し
て攪拌筒の上端側から供給されたライニング材料と急結
剤に対して、前記回転駆動部に設けた回転投射用モータ
で攪拌回転軸を回転させて攪拌棒で混練すると共に、混
練りした投射ライニング材を重力で下端側へ順次移送す
る構成を備え、前記回転投射部は、複数の羽根板を装着
したインペラを前記攪拌筒の下端側に装着し、このイン
ペラの外周囲には方向制御板に枢着された複数の各ロー
ラを配置させ、当該インペラの外周面と各ローラ間には
投射口を解放する態様で無端ベルトが巻き掛けられ、前
記インペラを前記回転投射用モータによって回転駆動さ
せ、前記攪拌回転軸及び無端ベルトを連動回転させると
共に、当該無端ベルトの連動回転を前記各ローラによっ
て案内させ、前記方向制御板を方向制御用モータで回転
駆動させ、前記インペラに対する投射口の位置を可変で
きる構成としたものである。(請求項1)
【0014】請求項1の構成によると、ライニング材料
を重力の作用で降下させながら急結剤との攪拌混合が行
われるので、撹拌混合手段中にライニング材料が滞留し
たり固化する閉塞トラブルを防止できると共に、混練り
したライニング材料を回転投射部へ円滑に移送すること
ができること、吹付けコンクリートのように圧縮空気を
使用しないでライニング材料を回転投射するので、粉塵
の発生を抑制して作業環境を改善できると共に、リバウ
ンドを軽減して付着効率の良いライニングを行うことが
できること等、先の提案と同様の効果を達成することが
できる。
【0015】これに加えて、方向制御板を静止させて投
射口を一定の位置にしておくと、所定の投射方向へ正確
且つ集中的に投射させることができると共に、方向制御
板を所望の回転角度範囲で揺動回転させて投射口を首振
り状態で可変させることができるので、大口径の立坑の
ライニングを施工する際にはベースマシンで立坑の内壁
面に近接させ、所定幅毎に正確且つ均一なライニングを
施工することができ、修復ライニングにも適合できる。
【0016】また回転投射用モータは、インペラを回転
させ同時に攪拌回転軸を回転させる構成としたので、モ
ータの使用個数を削減して且つ両者の同期回転がスムー
スに行われると共に、ローラに案内されてインペラの外
周に巻架された無端ベルトは、インペラが回転された際
に従動回転する構成としたので、当該ローラ及び無端ベ
ルトに支持されてインペラの回転がスムースに行われ且
つ、無端ベルトに大きな負荷が掛からないので強度を必
要としない。
【0017】 前記ライニング装置における前記回転投射
部は、前記インペラ内に前記攪拌筒の下端側を同心状に
収容して配置させた構成を採ることができ、これにより
機長を短くして吹付けライニング材の移送が円滑に行わ
れ且つ、投射するまでの時間を短縮することができ、材
料の劣化や固結を防止することにも寄与する。
【0018】 また、請求項1における前記撹拌混合部に
は、内部が急結剤導入室を形成する円錐筒状体を前記攪
拌回転軸の上端側に設け、この円錐筒状体の外周には放
射状に突出してライニング材料を攪拌筒の内面に飛散さ
せる複数枚の羽根板を設けると共に、急結剤導入室の出
口側には放射状に突出して急結剤を攪拌筒の内面に飛散
させる複数枚の羽根板を設けた構成にすることができ
る。(請求項2)
【0019】 請求項2の構成によると、攪拌混合部に導
入した直後のライニング材料は攪拌筒の内面に叩き付け
られるようにして引き延ばされ、その上に急結剤が分散
状態で付着されるので、先の提案による回転投射式と比
べて急結剤を短時間で均一に添加されて混練りすること
ができると共に、少量の急結剤で早強性の投射ライニン
グ材を効果的に得ることができ且つ粉塵の発生も少なく
なる。
【0020】 また、請求項1又は請求項2における前記
撹拌混合部と回転投射部及び回転駆動部を装着する基台
と、この基台をフレーム部から懸吊して昇降させる昇降
機構部を設けると共に、この昇降に追従して伸縮する延
長管を前記攪拌筒の上端に連結する態様で前記材料導入
部に設けた構成にすることができる。(請求項3)
【0021】 請求項3の構成によると、昇降機構部によ
って掘削深度に応じた高さ分だけ撹拌混合部と回転投射
部及び回転駆動部を昇降させると共に、材料導入部の延
長筒を伸縮させて対応し、投射口の高さ位置を緻密に可
変させながら首振り作動させてライニングを施工するこ
とができると共に、先の提案による装置のように掘削作
業の邪魔になることがない。
【0022】 また、請求項3における前記基台をフレー
ム部に対して重量のアンバランスな位置で着脱可能に係
止させると共に、前記攪拌筒と前記延長管を取り外し可
能に連結させ、基台をフレーム部に係止して延長管から
攪拌筒を取り外した状態で前記昇降機構部の懸吊を緩め
た際に、基台に装着した前記撹拌混合部と回転投射部及
び回転駆動部が横転する構成にすることができる。(請
求項4)
【0023】 請求項4の構成によると、前記撹拌混合部
及び回転投射部に対して使用後に清掃したりオーバーホ
ールする際に、その作業をきわめて容易に且つ安全に行
うことができる。
【0024】 本発明による立坑用ライニング方法は、坑
底部で自走するベースマシンのブーム先端にライニング
装置を装着し、前記ライニング装置を立坑の内壁面に近
接させた状態で垂直及び水平方向に投射位置を移動させ
ながら、インペラの回転で投射口からライニング材を遠
心投射してライニングを施工する立坑用ライニング方法
である。
【0025】 この方法では、前記ベースマシンの移動で
前記ライニング装置を立坑の内壁面 に近接させた状態に
し、フレームから懸吊して昇降作動させながら立坑の高
さ方向に対する投射位置を設定すると共に、前記投射口
による投射方向を首振り状態で可変させながら、立坑の
円周方向に対して一定の幅づつライニングを行う。(請
求項5)
【0026】請求項5の方法によると、ベースマシンの
移動でライニング装置を立坑の内壁面に近接させた位置
から、投射口の投射方向を可変させながら一定の幅づつ
ライニング材を遠心投射するので、大口径の立坑に対し
ても投射距離が不足することがなくライニングを施工で
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の立坑用ライニング装置及
び方法を適用した望ましい実施形態に付いて、添付した
図面を参照して詳細に説明するが、図1はライニング装
置の使用状態を示す正面図であり、図2は同平面図であ
り、図3はライニング装置の一部は断面で示す全体正面
図であり、図4は同側面図であり、図5はライニング装
置の一部は断面で示す要部拡大正面図であり、図6はラ
イニング装置の回転投射部を底板を取り外した状態で示
す底面図であり、図7はライニング装置の駆動機構部を
含む要部を示す平面図である。
【0028】 このライニング装置1は、図1及び2で示
すように、立坑4の坑底部で掘削作業を行うショベル系
掘削機等の自走するベースマシン2のブーム3先端に吊
下げ状態で装着され、掘削した立坑の内壁面5に近接さ
せた状態で内壁面5に沿って垂直及び水平方向に位置を
移動させながら、掘削された内壁面5に対して投射ライ
ニング材6を回転投射して土留め用のライニング7を施
工するものである。
【0029】 投射ライニング材6は、地上からバケツ8
でコンクリートポンプ9へ順次供給されたライニング材
料を、コンクリートポンプ9からホース10を介してラ
イニング装置1に圧送し、ベースマシン2に搭載した急
結剤供給装置11からホース12を介して圧送した急結
剤とを混練りして造られる。
【0030】 ライニング装置1は、図3〜5で示すよう
に各部を支持するフレーム部1Aと、フレーム部1Aを
自走可能なベースマシン2のブーム3に装着する吊下げ
機構部1Bと、ライニング材料6aと急結剤6bを供給
する材料導入部1Cと、ライニング材料6aと急結剤6
bを混練りして投射ライニング材6を造る撹拌混合部1
Dと、投射ライニング材6を立坑4の内壁面5に回転投
射してライニングする回転投射部1Eと、撹拌混合部1
Dと回転投射部1Eを回転駆動する回転駆動部1Fと、
フレーム部1Aに対して上記1C,1D,1Eの各部を
昇降させる昇降機構部1Gとで構成される。
【0031】 フレーム部1Aは、前方及び後方の左右に
配置して4隅に立設した各支柱13,14と、上端側で
左右の支柱13,13間と支柱14,14間及び前後の
支柱13,14間に架設して連結する各上部連結材1
5,16と、下端側で前後の支柱13,14間に架設し
て連結する各下部連結材17,17によって方形枠状に
形成されている。
【0032】 各支柱13.14は、中空で下端側の開口
から各伸縮支柱18,19が嵌合状態で連結されると共
に、内外の支柱には複数のピン穴を設け、各伸縮支柱1
8,19を所望の長さに引き出してピン穴を整合させて
係止ピン20を差し込んで、所望長さの連結状態で固定
することができる。
【0033】 吊下げ機構部1Bは、フレーム部1Aの各
上部連結材15,16に繋着部21,22,23を設
け、この繋着部21,22,23にチェーンやワイヤロ
ープなどの吊りひも24,25の一端側を連結させると
共に、吊りひも24,25の他端側には、ベースマシン
2のブーム3先端に着脱可能なフックなどの係止具(図
示せず)を取付けておく。
【0034】 材料導入部1Cは、基部側がフレーム部1
Aに支持されて先端側にコンクリートポンプ9からのホ
ース10が接続されるライニング材料6aの導入管26
と、小径筒の外周に順次大径筒を嵌合させた伸縮筒で、
上端側を導入管26の基部側に下端側を撹拌混合部1D
の攪拌筒27にそれぞれ連結させた延長筒28と、攪拌
筒27に連結されて急結剤供給装置11からのホース1
2が接続される急結剤6bの導入管29を備えている。
【0035】 延長筒28は、攪拌筒27とフランジ部を
相互に接合して取付けボルト30で取り外し可能に連結
されており、昇降機構部1Gを操作して撹拌混合部1D
が昇降されると伸縮筒の伸縮によって流路の長さを可変
できるものであるが、定期点検や清掃などの際に攪拌筒
27から取り外すと伸長して邪魔になるので、その際の
伸長を係止するために最外周筒に設けた係止部31と上
部連結材15に設けた係止部32の間をチェーンやワイ
ヤロープなどの吊りひも33で繋着する。
【0036】 撹拌混合部1Dは、縦長に配置した円筒状
の撹拌筒27の軸心に撹拌回転軸34を配置させ、撹拌
回転軸34の外周には円周方向及び軸心方向に沿った所
定間隔毎に複数の撹拌棒35を放射状に突出させ、各撹
拌棒35の各先端部分は撹拌筒27の内面に対して所定
の間隔が保持されており、撹拌回転軸34の下端側は回
転投射部1E側に連結支持されている。
【0037】 撹拌回転軸34の上端側には、内部に急結
剤6bの導入管29の先端が挿入されて急結剤導入室3
6を形成する円錐筒状体37を設け、この円錐筒状体3
7の外周には延長筒28を介して材料導入部1C側から
流入するライニング材料6aを撹拌するために、放射状
に突出する複数枚の(例えば4枚)の羽根板38が突設
され、急結剤導入室36の出口側には急結剤導入室36
からの急結剤6bを撹拌筒27内に均一に分散させるた
めに、放射状に突出する複数枚の(例えば4枚)の羽根
板39が突設されている。
【0038】 攪拌棒35は、撹拌回転軸34の軸線方向
に所定の間隔を置いて例えば90度ずつ突出角度を変え
て4本以上(この実施形態では、30度間隔で12本設
けられている。)を配設させると共に、その先端は撹拌
筒27の内周面に対して例えば2〜5mm程度に近接す
る位置まで突出させることが望ましい。
【0039】 回転投射部1Eは、円板状で中央の開口部
から撹拌回転軸34の下端側が挿入される上面板40
と、円板状で中央の開口部に底蓋41が被着される下面
板42を、中空のスペーサ43を介して所定間隔で上下
へ対向状に配置し、当該上面板40と下面板42の間に
は円周方向に沿った所定間隔毎に放射状に複数枚の(例
えば4枚)の羽根板44を設けたインペラ45を備えて
いる。
【0040】 このインペラ45には、底蓋41を介して
撹拌回転軸34の下端が下面板42に連結されると共
に、スペーサ43に挿通させた連結ねじ46で連結筒4
7の下端部を取り付けることで回転駆動部1Fに連結さ
れる。
【0041】 インペラ45と協働して回転投射部1Eを
構成する構成として、図6で詳細を示すように、投射方
向Fが解放される状態でインペラ45の外周面に巻き付
けられる無端ベルト48と、インペラ45の外周囲に配
置して無端ベルト48を案内する複数個(例えば5個)
のローラ49と、ローラ49が枢着軸50と摺動性の案
内ローラ51を介して取付けられる方向制御板52とを
備え、無端ベルト48は平ベルトにはずれ防止用の突部
を設け、ローラ49にはこの突部が嵌合する溝を設けた
構成にしている。
【0042】 投射口53は流路を制限する案内部材54
によって形成され、ローラ49の一つは枢着軸50を長
孔55内で可動できるようにし、案内ローラ51を弾発
付勢するスプリング56を設け、これにより無端ベルト
48に張力を与えると共に、無端ベルト48を交換する
際などにおける着脱操作を容易にしている。
【0043】 回転駆動部1Fは、図7で詳細を示すよう
に、前記撹拌混合部1Dの外周囲に配置され、攪拌筒2
7が中央を挿通する態様で基台57に取り付けられ、こ
の基台57上には攪拌軸34及びインペラ45等の回転
駆動源となる2機の回転投射用モータ58(58A,5
8B)と、方向制御板52の回転駆動源となる1機の方
向制御用モータ59が搭載されている。
【0044】 モータ58は、回転軸に装着したステップ
プーリ60に一端側を巻架した無端ベルト61(61
A,61B)の他端側を、攪拌筒27の外周に軸受部材
62を介して回転自在に装着した連結筒47のプーリ溝
63に巻架させており、モータ58の回転で無端ベルト
61を介して連結筒47が回転すると、この連結筒47
に連結されたインペラ45と、当該インペラ45に連結
された攪拌軸34と羽根板38,39及び無端ベルト4
8が回転駆動される。
【0045】 またモータ59は、回転軸に装着したスプ
ロケット64に一端側を巻架した無端チェーン65の他
端側を、方向制御板52に装着して攪拌筒27の外周に
配置した伝動筒66のスプロケット67に巻架させ、伝
動筒66は支持軸68に枢着されて基台57に取付けた
案内ローラ69に環状フランジ70を介して回転自在に
支持されており、モータ59の回転で無端チェーン65
を介して伝動筒66が回転すると、この伝動筒66に連
結された方向制御板52が回転駆動される。
【0046】 この回転駆動部1Fは、2機の回転投射用
モータ58と1機の方向制御用モータ59を攪拌筒27
の外周にバランス良く配置して、装置の小型化と吊り下
げ時における重量バランスの保持を図り、特に2機の回
転投射用モータ58を用いたことで小型モータの使用が
可能になると共に、攪拌筒27に対するベルトの張力を
相殺することができ、動力の伝達も良好に行われる。
【0047】 また回転投射用モータ58は、連結筒47
を介してインペラ45を回転させ、同時にインペラ45
の同軸上に連結された攪拌回転軸34を回転させる構成
としたので、モータの使用個数を削減して且つ両者の同
期回転がスムースに行われると共に、ローラ49に案内
されてインペラ45の外周に巻架された無端ベルト48
は、インペラ45が回転された際に従動回転する構成と
したので、当該ローラ49及び無端ベルト48に支持さ
れてインペラ45の回転がスムースに行われ且つ、無端
ベルト48に大きな負荷が掛からないので強度を必要と
しない。
【0048】 昇降機構部1Gは、フレーム部1Aの上部
連結材15,16に設けたフック受け71に、フック7
2を係止して2機のチェーンブロック73を装着させ、
このチェーンブロック73から引き出されるチェーン7
4の下端側を、基台57に取り付けた係止板75に対し
て重量バランスが保持される位置で固定させ、余剰のチ
ェーン74は付属のチェーン袋76に収納させるように
している。
【0049】 この昇降機構部1Gは、チェーンブロック
73に内蔵されたモータを回転駆動させると、チェーン
74に懸吊された基台57を介して撹拌混合部1Dと回
転投射部1E及び回転駆動部1Fが昇降されると共に、
これに連動して延長筒28が伸縮しながら材料導入部1
Cも昇降されるが、この昇降機構部1Gを利用して撹拌
混合部1Dと回転投射部1E及び回転駆動部1Fを横転
させる機構が設けられている。
【0050】 この横転させる機構は、係止板75の吊下
げ位置より偏倚した重量バランスが崩れる位置に支持筒
77を設けると共に、連結材17に挿通して支持筒77
内に先端が遊嵌される係止軸78を設け、吊下げ状態で
昇降作動を行う際には係止軸78を取り外しておき、清
掃やオーバーホールする際には係止軸78を挿着すると
共に、取付けボルト30を取り外して攪拌筒27から分
離した延長筒28を吊りひも33で保持させ、チェーン
ブロック73からチェーン74を順次繰り出すと、支持
筒77を支点に基台57が横転される。
【0051】 なお、上記以外の構成としては、各駆動部
分に対する制御部を内蔵させた制御盤79がフレーム部
1Aに取り付けられており、この制御盤79から各駆動
部分へ電源及び信号線の配線や油圧配管が接続されてお
り、また上記構成中における昇降機構部1Gはチェーン
ブロックに代えウインチを使用することもできる。
【0052】 次に、ライニング装置1の動作について説
明すると、材料導入部1C側から延長筒28を介して攪
拌混合部1Dの攪拌筒27内に供給された流動性のライ
ニング材料6aは、攪拌筒27内で回転する羽根板38
で放射方向へ飛散されて攪拌筒27の内周面に叩き付け
られて引き延ばされ、導入管29を介して急結剤導入室
36に供給された粉体(液体でも良い)の急結剤6b
は、回転する羽根板39で放射方向へ飛散されて攪拌筒
27の内周面に付着したライニング材料6aの上に分散
状態で添加される。
【0053】 これにより、少量の急結剤6bを用いてラ
イニング材料6a中に短時間で効果的に添加させること
ができ、ライニング材料6aに対して急結剤6bの混合
状態を全体に亘って均一に分散させた投射ライニング材
6を得ることができると共に、粉塵の発生も少なくする
ことができる。
【0054】 ライニング材料6a中に急結剤6bが添加
された投射ライニング材6は、攪拌棒35を設けた攪拌
回転軸34側へ重力によって順次降下されるが、攪拌筒
27は降下する投射ライニング材6の量に対して有効断
面積が十分に広く形成されており、この攪拌筒27内を
分散した粗の状態で降下する投射ライニング材6に対し
て、水平面上に沿って高速回転する撹拌棒35で撹拌混
合を加えながら混練りした後に、回転投射部1Eのイン
ペラ45内へ移送される。
【0055】 この撹拌棒35による攪拌混合では、撹拌
棒35によって切るようにして攪拌混合された投射ライ
ニング材6は、飛散して攪拌筒27の内面に叩き付けら
れて展延状態で流動するが、付着した一部の投射ライニ
ング材6は撹拌棒35の先端で掻き取られるようにして
再度混合撹拌され、これを繰り返しながら回転投射部1
E側へ順次移送される。
【0056】 攪拌筒27内における投射ライニング材6
の移送速度は、特に撹拌棒35の回転速度によって影響
を受け、投射ライニング材6の性状を左右する混練り滞
留時間を決定する上で重要であるが、撹拌棒35の回転
速度を所望に制御することによって適正な混練り滞留時
間に設定することができる。
【0057】 また攪拌混合部1Dの構成によると、スク
リューコンベア等による従来の混合撹拌の場合に比べて
各種の利点があり、例えばスクリューコンベアではライ
ニング材は密集した状態で混練りされるので、局部的に
なってムラを生じて均一な混合撹拌が得られなかった
り、局部的に滞留を生じて固結する恐れがあり、而も高
負荷の状態でスクリューコンベアを回転させるために大
きな動力を必要とするのに対し、攪拌混合部1Dのよう
にライニング材を分散した粗の状態にして高速回転する
撹拌棒35で混練りすると、ライニング材全体に対して
均一に攪拌混合が作用すると共に、局部的に滞留を生じ
て固結することが無く、而も軽負荷の状態で撹拌棒35
は回転されるので大きな動力を必要としない。
【0058】 また運転を休止した際に、スクリューコン
ベアの場合にはライニング材が内部に残留するので、こ
れを取り除くために煩雑な作業を必要とするが、ライニ
ング材を重力で移送する攪拌混合部1Dの場合には、イ
ンペラ45内へ降下して攪拌筒27内に残留することが
なく、インペラ45内のライニング材も新たな材料供給
を停止した状態で空運転させることによって、外部に放
出させて容易に除去することができるので、残留するラ
イニング材の固結によって移送管路を閉塞させることが
ない。
【0059】 回転投射部1Eに移送された投射ライニン
グ材6は、外周が無端ベルト48で囲まれて内部が羽根
板44で区分されたインペラ45に収容され、回転する
インペラ45によって遠心力を受けて加速されながら接
線方向へ飛散され、無端ベルト48から解放された投射
口53から、羽根板44に押し出されるようにして投射
方向Fへ回転投射される。
【0060】 攪拌筒34とインペラ45の配置関係は、
攪拌筒34の下端側をインペラ45内に収容される構成
として機長を短くしたので、投射ライニング材6の移送
が円滑に行われ且つ投射するまでの時間を短縮すること
ができ、材料の劣化や固結を防止することにも寄与する
ものである。
【0061】 また、投射ライニング材6の投射方向F
は、無端ベルト48から解放された投射口53の位置に
よって定まり、回転するインペラ45の影響を受けない
構成としたので、投射方向Fを一定に保持した状態で精
度の良いライニングを行うことができると共に、方向制
御用モータ59で方向制御板52を回転して投射口53
の位置を移動させることで投射方向Fを可変できるの
で、一定の投射方向Fに選定してライニングしたり、揺
動角度範囲内で首振りさせながら連続状にライニングす
ることもできる。
【0062】 ライニング装置1を用いて立坑4の内壁面
5にライニング7を施工する際には、所定深度の掘削を
行って坑底部にあるショベル系掘削機等のベースマシン
2のブーム3先端に対し、吊りひも24,25の先端に
設けた係止具を介してライニング装置1を吊り下げ、ラ
イニングを施す内壁面5に近接させた位置で回転投射部
1Eから投射ライニング材6を投射してライニング7を
施工する。
【0063】 その際には、掘削深度に応じて高さ方向H
に対しては昇降機構部1Gのチェーンブロック73を作
動させて、チェーン74に吊り下げられた基台57を介
して撹拌混合部1Dと回転投射部1E及び回転駆動部1
Fを昇降させると共に、材料導入部1Cの延長筒28を
伸縮させて対応し、円周方向Wに対しては方向制御用モ
ータ59を作動させて、インペラ45の投射口53の位
置を変えながら投射方向Fを可変させて対応することが
できる。
【0064】 このライニング作業では、高さ方向Hに対
しては昇降機構部1Gによる昇降作動によって、円周方
向Wに対しては方向制御用モータ59による投射口53
の位置設定によって、それぞれ正確な位置決めがなされ
て良質なライニングを施工することができ、縦方向の平
面及び曲面に対するライニングは勿論、掘削面の凹部に
対する埋め均しや傾斜面に対するライニングにも適合で
きる。
【0065】 このライニング装置1では、ベースマシン
2の移動でライニングを施す内壁面5に近接させた位置
から、投射口53によって投射方向Fを可変させなが
ら、一定の幅づつ投射してライニングを施工できるの
で、大口径の立坑に対しても先の提案の装置ように投射
距離が不足することがない。
【0066】 また、小口径の立坑のライニングに対して
も、ベースマシン2を立坑4の中心に設置した状態でブ
ーム3の旋回によって投射口53の位置を連続回転させ
ながら、立坑4の全周に亘ってライニングを施工するこ
とが可能であり、この場合には地上から懸吊してライニ
ングを施工する先の提案の装置のように、掘削作業の邪
魔になることがない。
【0067】 また、攪拌混合部1Dに導入した直後のラ
イニング材料6aに対して急結剤6bを分散状態で飛散
させたことにより、先の提案による回転投射式と比べて
急結剤6bを短時間で均一に混練りすることができ、こ
の投射ライニング材6を回転投射することによってライ
ニング効果を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したライニング装置の使用状態を
示す正面図である。
【図2】同ライニング装置の使用状態を示す平面図であ
る。
【図3】同ライニング装置の一部は断面で示す全体正面
図である。
【図4】同ライニング装置の一部は断面で示す全体側面
図である。
【図5】図3の要部拡大正面図である。
【図6】同ライニング装置の回転投射部を底部を取り外
した状態で示す底面図である。
【図7】同ライニング装置の駆動機構部を含む要部を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 立坑用ライニング装置 1A フレーム部 1B 吊下げ機構部 1C 材料導入部 1D 撹拌混合部 1E 回転投射部 1F 回転駆動部 1G 昇降機構部 2 ベースマシン 3 ブーム 4 立坑 5 (立坑の)内壁面 6 投射ライニング材 6a ライニング材料 6b 急結剤 7 ライニング 8 バケツ 9 コンクリートポンプ 10,12 ホース 11 急結剤供給装置 13,14 支柱 15,16 上部連結材 17 下部連結材 18,19 伸縮支柱 20 係止ピン 21,22,23 繋着部 24,25,33 吊りひも 26 (ライニング材料の)導入管 27 攪拌筒 28 延長筒 29 (急結剤の)導入管 30 取付けボルト 31,32 係止部 34 撹拌回転軸 35 撹拌棒 36 急結剤導入室 37 円錐筒状体 38,39,44 羽根板 40 上面板 41 底板 42 下面板 43 スペーサ 45 インペラ 46 連結ねじ 47 連結筒 48,61 無端ベルト 49 ローラ 50 枢着軸 51 案内ローラ 52 方向制御板 53 投射口 54 案内部材 55 長孔 56 スプリング 57 基台 58 回転投射用モータ 59 方向制御用モータ 60 ステッププーリ 62 軸受部材 63 プーリ溝 64,67 スプロケット 65 無端チェーン 66 伝動筒 68 支持軸 69 案内ローラ 70 環状フランジ 71 フック受け 72 フック 73 チェーンブロック 74 チェーン 75 係止板 76 チェーン袋 77 支持筒 78 係止軸 79 制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 成 東京都立川市錦町2−4−4 (56)参考文献 特開 平9−256790(JP,A) 特開 平7−180496(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 5/00 E21D 11/10 B05C 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各部を支持するフレーム部と、坑底部に
    設置したベースマシンのブームにフレーム部を装着する
    吊下げ機構部と、ライニング材料と急結剤を供給する材
    料導入部と、ライニング材料と急結剤を混練りして投射
    ライニング材を造る撹拌混合部と、インペラで投射ライ
    ニング材を立坑の内壁面に回転投射する回転投射部と、
    撹拌混合部と回転投射部を回転駆動する回転駆動部とを
    設け、前記撹拌混合部は、縦長に配置した攪拌筒の軸心
    に攪拌棒を放射状に突出させた攪拌回転軸を装着し、材
    料導入部を介して攪拌筒の上端側から供給されたライニ
    ング材料と急結剤に対して、前記回転駆動部に設けた回
    転投射用モータで攪拌回転軸を回転させて攪拌棒で混練
    すると共に、混練りした投射ライニング材を重力で下端
    側へ順次移送する構成を備え、 前記回転投射部は、複数の羽根板を装着したインペラを
    前記攪拌筒の下端側に装着し、このインペラの外周囲に
    は方向制御板に枢着された複数の各ローラを配置させ、
    当該インペラの外周面と各ローラ間には投射口を解放す
    る態様で無端ベルトが巻き掛けられ、前記インペラを前
    記回転投射用モータによって回転駆動させ、前記攪拌回
    転軸及び無端ベルトを連動回転させると共に、当該無端
    ベルトの連動回転を前記各ローラによって案内させ、前
    記方向制御板を方向制御用モータで回転駆動させ、前記
    インペラに対する投射口の位置を可変できる構成とし、 前記撹拌混合部には、内部が急結剤導入室を形成する円
    錐筒状体を前記攪拌回転軸の上端側に設け、この円錐筒
    状体の外周には放射状に突出してライニング材料を攪拌
    筒の内面に飛散させる複数枚の羽根板を設けると共に、
    急結剤導入室の出口側には放射状に突出して急結剤を攪
    拌筒の内面に飛散させる複数枚の羽根板を設けたことを
    特徴とする立坑用ライニング装置。
  2. 【請求項2】 各部を支持するフレーム部と、坑底部に
    設置したベースマシンのブームにフレーム部を装着する
    吊下げ機構部と、ライニング材料と急結剤を供給する材
    料導入部と、ライニング材料と急結剤を混練りして投射
    ライニング材を造る撹拌混合部と、インペラで投射ライ
    ニング材を立坑の内壁面に回転投射する回転投射部と、
    撹拌混合部と回転投射部を回転駆動する回転駆動部とを
    設け、 前記撹拌混合部は、縦長に配置した攪拌筒の軸心に攪拌
    棒を放射状に突出させた攪拌回転軸を装着し、材料導入
    部を介して攪拌筒の上端側から供給されたライニング材
    料と急結剤に対して、前記回転駆動部に設けた回転投射
    用モータで攪拌回転軸を回転させて攪拌棒で混練すると
    共に、混練りした投射ライニング材を重力で下端側へ順
    次移送する構成を備え、 前記回転投射部は、複数の羽根板を装着したインペラを
    前記攪拌筒の下端側に装着し、このインペラの外周囲に
    は方向制御板に枢着された複数の各ローラを配置させ、
    当該インペラの外周面と各ローラ間には投射口を解放す
    る態様で無端ベルトが巻き掛けられ、前記インペラを前
    記回転投射用モータによって回転駆動させ、前記攪拌回
    転軸及び無端ベルトを連動回転させると共に、当該無端
    ベルトの連動回転を前記各ローラによって案内させ、前
    記方向制御板を方向制御用モータで回転駆動させ、前記
    インペラに対する投射口の位置を可変できる構成とし、 前記撹拌混合部と回転投射部及び回転駆動部を装着する
    基台と、この基台をフレーム部から懸吊して昇降させる
    昇降機構部を設けると共に、この昇降に追従して伸縮す
    る延長管を前記攪拌筒の上端に連結する態様で前記材料
    導入部に設けたことを特徴とする立坑用ライニング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記基台をフレーム部に対して重量のア
    ンバランスな位置で着脱可能に係止させると共に、前記
    攪拌筒と前記延長管を取り外し可能に連結させ、基台を
    フレーム部に係止して延長管から攪拌筒を取り外した状
    態で前記昇降機構部の懸吊を緩めた際に、基台に装着し
    た前記撹拌混合部と回転投射部及び回転駆動部が横転す
    る請求項2に記載の立坑用ライニング装置。
JP35707798A 1998-12-16 1998-12-16 立坑用ライニング装置及びライニング方法 Expired - Fee Related JP3285548B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35707798A JP3285548B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 立坑用ライニング装置及びライニング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35707798A JP3285548B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 立坑用ライニング装置及びライニング方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001286659A Division JP2002129868A (ja) 2001-09-20 2001-09-20 立坑用ライニング装置及びライニング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000179279A JP2000179279A (ja) 2000-06-27
JP3285548B2 true JP3285548B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=18452274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35707798A Expired - Fee Related JP3285548B2 (ja) 1998-12-16 1998-12-16 立坑用ライニング装置及びライニング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3285548B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000179279A (ja) 2000-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2762241B2 (ja) 深礎基礎コンクリート打設装置
CN109667604B (zh) 一种煤矿巷道用喷浆装置的工作方法
JP3285548B2 (ja) 立坑用ライニング装置及びライニング方法
JP2002129868A (ja) 立坑用ライニング装置及びライニング方法
JP3210899B2 (ja) トンネル用ライニング装置
CN215311932U (zh) 一种室内装饰工程用涂料搅拌装置
JP3256917B2 (ja) 立坑吹付け装置及び立坑吹付け工法
JP4238116B2 (ja) 円筒容器の内壁ライニング装置
JP2965495B2 (ja) 立坑内壁ライニング装置
CN109779658B (zh) 一种煤矿巷道用喷浆装置
JP5475099B2 (ja) 現地採取土砂混合装置
JPH08246475A (ja) 深礎坑内壁ライニング方法および装置
JPH1129941A (ja) 土留めライニング装置
KR200460543Y1 (ko) 타일 부착용 접착제 믹싱장치
JPH1082272A (ja) 立坑内壁ライニング装置
JP4009027B2 (ja) トンネル用ライニング装置
JP3427095B2 (ja) 深礎坑内壁用ライニング装置
JPH0941361A (ja) 地盤改良装置
JPS6018218B2 (ja) 円筒状構造体又は冶金設備の如きに対する内面ライニング装置
CN218234372U (zh) 一种便于调整的混凝土料斗
CN117428939B (zh) 一种工程弃土搅拌设备
SU1599548A1 (ru) Стволовой породопогрузочный агрегат
JP2003113698A (ja) 立坑用ライニング装置
CN207934029U (zh) 一种自动刮泥水泥搅拌桩机
JP5269670B2 (ja) 現地採取土砂混合装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140308

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees