JP3267180B2 - 複合画面表示装置 - Google Patents

複合画面表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビなど
の単一のディスプレイ上に互いに異なった信号フォーマ
ットの複数の画像を合成して表示するための複合画面表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の複合画面表示装置の一例を
示す構成図である。図8に示すように、従来の複合画面
表示装置は、第1のNTSC画像信号を水平方向に圧縮
処理して出力するとともに、第1のNTSC画像信号よ
り分離した同期信号を入力同期として、この入力同期に
対し一定の位相関係を保持して出力同期を出力する水平
圧縮回路1と、第2のNTSC画像信号を水平垂直方向
に圧縮処理して第2のNTSC画像信号より分離した同
期信号を入力同期として、その入力同期に基づいて圧縮
データを画像メモリ3に記憶するとともに、水平圧縮回
路1から出力される出力同期を読み出し同期として画像
メモリ3から読み出すことにより第1のNTSC画像信
号に同期(以下、ゲンロックと称す)して第2のNTS
C画像信号を同期変換して出力するスキャンコンバータ
回路2を備えている。
【0003】さらに、画像メモリ3と、水平圧縮回路1
から出力される水平圧縮処理された第1のNTSC画像
信号とスキャンコンバータ回路2から出力される同期変
換された第2のNTSC画像信号との両者を時分割して
出力するマルチプレクサ回路4と、マルチプレクサ回路
4によって合成された第1のNTSC画像信号と第2の
NTSC画像信号との複合画面を表示するCRT5と、
水平圧縮回路1から出力される出力同期を読み出し同期
として入力し、CRT5をドライブする偏向回路6とを
備えている。なお、図8において、信号の入出力はコン
ポーネント又はRGB形式などで行われ、画像信号をま
とめて1系統として表示している。
【0004】ここで、水平圧縮回路1の機能について、
その内部構成を示す図9に示すブロック図を参照してさ
らに説明する。水平圧縮回路1は、入力される第1のN
TSC画像信号を、水平プリフィルタ1a及び水平圧縮
補間フィルタ1bを経て水平方向に所定のサイズに圧縮
し、その圧縮データをラインメモリ1cに書き込み、順
次ラインメモリ1cより圧縮データを読み出すことによ
ってその機能を果たす。
【0005】その際、水平圧縮補間フィルタ1bによる
水平圧縮補間処理及びラインメモリ1cの書き込み制御
は、第1のNTSC画像信号より同期分離された入力同
期に基づいて水平圧縮制御回路1dにより制御され、ま
た、ラインメモリ1cの読み出し制御は、入力同期に基
づいて読み出し制御回路1eにより制御され、読み出し
制御回路1eからは、入力同期に対して一定の位相を保
ち周波数が一致した出力同期が外部に出力される。な
お、入力同期と出力同期はそれぞれ水平、垂直同期信号
から成る。
【0006】また、スキャンコンバータ回路2の機能に
ついて、その内部構成を示す図10に示すブロック図を
参照して説明する。スキャンコンバータ回路2は、入力
される第2のNTSC画像信号を、圧縮に伴って発生す
る折り返しノイズを軽減するための水平垂直プリフィル
タ2aを経て水平垂直圧縮補間フィルタ2bに入力し水
平垂直方向に所定のサイズに圧縮して画像メモリ3を介
して同期変換して出力する。その際、水平垂直プリフィ
ルタ2a及び水平垂直圧縮補間フィルタ2bはそれぞれ
ラインメモリを内蔵して垂直方向の処理を行うようにな
され、また、水平垂直圧縮補間フィルタ2b及び画像メ
モリ3は、水平垂直圧縮制御回路2cによって、また画
像メモリ3は読み出し制御回路2dによって制御される
ようになされている。
【0007】すなわち、水平垂直圧縮制御回路2cに
は、第2のNTSC画像信号より分離した同期信号が入
力同期として入力され、その入力同期に基づいて水平垂
直圧縮補間フィルタ2bの圧縮補間処理及び画像メモリ
3への圧縮データの書き込みを制御し、また、読み出し
制御回路2dには、水平圧縮回路1が発生する出力同期
が読み出し同期として入力され、その読み出し同期に基
づいて画像メモリ3からの圧縮データの読み出し制御を
行い、第1のNTSC画像信号に同期して第2のNTS
C画像信号を同期変換して出力する。
【0008】このようにして、水平圧縮回路1及びスキ
ャンコンバータ回路2により処理される結果、第1のN
TSC画像信号は、水平圧縮回路1によって水平方向に
圧縮されて出力されるとともに、第1のNTSC画像信
号の入力同期は一定の位相関係を保持して出力同期とな
って出力される。この出力同期はスキャンコンバータ回
路2の読み出し同期としてスキャンコンバータ回路2に
入力される。同時に、CRT5をドライブする偏向回路
6にも与えられる。そして、水平圧縮された第1のNT
SC画像信号とスキャンコンバータ回路2により同期変
換された第2のNTSC画像信号はマルチプレクサ回路
4によって合成され、CRT5上で複合画面となって表
示される。
【0009】図11はCRT5に表示される複合画面の
表示例を示す。ここで、CRT5として、アスペクト比
が16:9のワイド型CRTを用いており、図中左側の
大きな親画面が第1のNTSC画像信号によるもの、図
中右側の小さな子画面が第2のNTSC画像信号による
ものである。画面左側の親画面を構成する第1のNTS
C画像信号は、水平、垂直周波数がそれぞれ15.75
kHz、60Hzであり、水平圧縮ブロックによって水
平方向を50パーセント強に、垂直方向のライン数を4
80本に偏向的手段によって圧縮している。また、画面
右側の子画面を構成する第2のNTSC画像信号は、水
平、垂直周波数がそれぞれ第1のNTSC画像信号にゲ
ンロックした15.75kHz、60Hzであり、スキ
ャンコンバータ回路2によって水平方向を50パーセン
ト弱に、垂直方向のライン数を400本に圧縮して表示
している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の複合画面表示装置においては次のような欠点を有す
る。すなわち、従来の装置ではNTSC画像信号とVG
A(Video Graphics Array:31.5kHz)などのパ
ーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)画像信
号との複合画面が表示できない。具体的には、VGAな
どのパソコン画像信号の水平周波数は30〜40kHz
であり、NTSC画像信号の水平周波数が15.75k
Hzであるのに対して約2倍である。したがって、図8
において、例えば第1のNTSC画像信号が入力される
回路(水平圧縮回路1)側にVGAなどのパソコン画像
信号を入力し、第2のNTSC画像信号が入力される回
路(スキャンコンバータ回路2)側にNTSC画像信号
を入力したり、又はその逆にすることは不可能である。
【0011】また、スキャンコンバータ回路2は、入力
画像信号を特定のフォーマット、つまり本例の場合はN
TSC画像信号フォーマットに変換している。ここで、
第1のNTSC画像信号が入力される回路側にVGAな
どのパソコン画像信号を入力すると、その出力は水平周
波数が31.5kHzであるので、出力が15.75k
Hz近傍で動作するスキャンコンバータ回路2をゲンロ
ックさせることができない。すなわち、図8に示す従来
例に係る複合画面表示装置の構成では、スキャンコンバ
ータ回路2の2次側(出力側)がNTSC画像信号の水
平周波数近傍にのみゲンロックするため、親信号、子信
号ともにNTSC信号であることが条件である。したが
って、第1のNTSC画像信号が入力される回路側にV
GAなどのパソコン画像信号を入力すると、スキャンコ
ンバータ回路2を同期させることができない。すなわ
ち、上述した従来の複合画面表示装置は、NTSC画像
信号とその信号フォーマットとは異なったフォーマット
を有する他の画像信号とを合成して表示することができ
ないという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は上述した従来例に係る問
題点を解消するためになされたもので、水平周波数が相
異なる複数のフォーマットの画像信号の複合表示を可能
にする複合画面表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一つの態様に係る複合画面表示装置は、第
1のラインメモリを有し、入力される第1の画像信号よ
り分離された同期信号に基づいて第1の画像信号を水平
方向に圧縮処理して前記第1のラインメモリへの書き込
み及び読み出しを行う水平圧縮回路と、画像メモリを有
し、入力される第2の画像信号より分離された同期信号
に基づいて第2の画像信号を水平垂直方向に圧縮処理し
て前記画像メモリへ書き込むとともに前記画像メモリか
ら第2の画像信号を読み出すスキャンコンバータ回路
と、前記水平圧縮回路から出力される水平圧縮処理され
た第1の画像信号と前記スキャンコンバータ回路から出
力される第2の画像信号との双方の出力を時分割して表
示装置に出力するマルチプレクサ回路とを備えた複合画
面表示装置において、第2のラインメモリを有し、前記
水平圧縮回路の出力端に直列接続されていて、前記水平
圧縮回路側から出力される同期信号を所定の変換比に従
って水平同期変換して出力同期を得、前記出力同期を前
記スキャンコンバータ回路側に画像信号を読み出す際の
読み出し同期として与えるとともに、前記水平圧縮回路
側から出力される画像信号の水平周期を前記変換比に応
じてレート変換して前記第2のラインメモリへの書き込
み及び読み出しを行うラインコンバータ回路を備え、前
記読み出し同期に基づいて読み出される前記スキャンコ
ンバータ回路側からの画像信号と前記ラインコンバータ
回路を介して出力される前記水平圧縮回路側からの画像
信号との双方の出力を前記マルチプレクサ回路により時
分割して出力するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0014】また、他の態様に係る複合画面表示装置
は、第1のラインメモリを有し、入力される第1の画像
信号より分離された同期信号に基づいて第1の画像信号
を水平方向に圧縮処理して前記第1のラインメモリへの
書き込み及び読み出しを行う水平圧縮回路と、画像メモ
リを有し、入力される第2の画像信号より分離された同
期信号に基づいて第2の画像信号を水平垂直方向に圧縮
処理して前記画像メモリへ書き込むとともに前記画像メ
モリから第2の画像信号を読み出すスキャンコンバータ
回路と、前記水平圧縮回路から出力される水平圧縮処理
された第1の画像信号と前記スキャンコンバータ回路か
ら出力される第2の画像信号との双方の出力を時分割し
て表示装置に出力するマルチプレクサ回路とを備えた複
合画面表示装置において、前記スキャンコンバータ回路
は、前記水平圧縮回路側から出力される同期信号を読み
出し同期として入力する構成とするとともに、第3のラ
インメモリを有し、前記スキャンコンバータ回路の出力
端に直列接続されていて、前記水平圧縮回路側から出力
される同期信号を読み出し同期として入力し前記スキャ
ンコンバータ回路から出力される画像信号の水平周期を
前記変換比に応じてレート変換して前記第3のラインメ
モリへの書き込み及び読み出しを行うラインコンバータ
回路を備え、前記水平圧縮回路側から出力される画像信
号と前記ラインコンバータ回路を介して前記スキャンコ
ンバータ回路から出力される画像信号との双方の出力を
前記マルチプレクサ回路により時分割して出力するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0015】さらに、他の態様に係る複合画面表示装置
は、第1のラインメモリを有し、入力される第1の画像
信号より分離された同期信号に基づいて第1の画像信号
を水平方向に圧縮処理して前記第1のラインメモリへの
書き込み及び読み出しを行う水平圧縮回路と、画像メモ
リを有し、入力される第2の画像信号より分離された同
期信号に基づいて第2の画像信号を水平垂直方向に圧縮
処理して前記画像メモリへ書き込むとともに前記画像メ
モリから第2の画像信号を読み出すスキャンコンバータ
回路と、前記水平圧縮回路から出力される水平圧縮処理
された第1の画像信号と前記スキャンコンバータ回路か
ら出力される第2の画像信号との双方の出力を時分割し
て表示装置に出力するマルチプレクサ回路とを備えた複
合画面表示装置において、第2のラインメモリを有し、
前記水平圧縮回路の出力端に直列接続されていて、前記
水平圧縮回路側から出力される同期信号を所定の変換比
に従って水平同期変換して出力同期を得、前記出力同期
を前記スキャンコンバータ回路側に画像信号を読み出す
際の読み出し同期として与えるとともに、前記水平圧縮
回路側から出力される画像信号の水平周期を前記変換比
に応じてレート変換して前記第2のラインメモリへの書
き込み及び読み出しを行う第1のラインコンバータ回路
と、第3のラインメモリを有し、前記スキャンコンバー
タ回路の出力端に直列接続されていて、前記第1のライ
ンコンバータ回路側から出力される同期信号を読み出し
同期として入力し前記スキャンコンバータ回路から出力
される画像信号の水平周期を前記変換比に応じてレート
変換して前記第3のラインメモリへの書き込み及び読み
出しを行う第2のラインコンバータ回路とを備え、前記
読み出し同期に基づいて前記第2のラインコンバータ回
路を介して読み出される前記スキャンコンバータ回路側
からの画像信号と前記第1のラインコンバータ回路を介
して出力される前記水平圧縮回路側からの画像信号との
双方の出力を前記マルチプレクサ回路により時分割して
出力するように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1に係る複
合画面表示装置を示す構成図である。図1において、図
8に示す従来例と同一部分は同一部分を示し、その説明
は省略する。新たな符号として、10は第1の画像信号
としてパソコン画像信号であるVGA画像信号が入力さ
れ、VGA画像信号より分離した同期信号を入力同期と
してその入力同期に基づいてVGA画像信号を水平方向
に圧縮処理して出力するとともに、入力同期に対し一定
の位相関係を保持して出力同期を出力する水平圧縮回
路、11は水平圧縮回路10の出力端に直列接続されて
いて、水平圧縮回路1からの同期信号を所定の変換比に
従って水平同期変換して出力同期を得てスキャンコンバ
ータ回路2に画像信号を読み出す際の読み出し同期とし
て出力するとともに、水平圧縮回路1からの水平圧縮さ
れた水平画像信号を入力して、変換比に応じて出力され
る1水平期間の画像信号を入力された1水平期間の画像
信号のN倍に拡大(又は1/Nに圧縮)して出力するラ
インコンバータ回路である。
【0017】図1に示す複合画面表示装置において、水
平圧縮回路10には第1の画像信号としてVGA画像信
号が入力される一方、スキャンコンバータ回路2には、
第2の画像信号として、VGA画像信号とは水平周波数
が相違するフォーマットのNTSC画像信号が入力さ
れ、水平圧縮回路10からラインコンバータ回路11を
介して出力されるVGA画像信号の水平周期は、ライン
コンバータ回路11により、元の画像信号の水平周期の
N倍となってレート変換され、水平圧縮回路10からの
出力同期も、ラインコンバータ回路11により、そのと
きの変換比に従って水平同期変換されてスキャンコンバ
ータ回路2への読み出し同期となる。
【0018】その結果、スキャンコンバータ回路2は、
水平圧縮回路10及びラインコンバータ回路11より出
力される出力同期にゲンロックして同期変換したNTS
C画像信号を出力することになり、ラインコンバータ回
路11を介して水平周期がレート変換された水平方向に
圧縮されたVGA画像信号と、ラインコンバータ回路1
1の出力同期にゲンロックして同期変換されたスキャン
コンバータ回路2からのNTSC画像信号との双方の出
力は、マルチプレクサ回路4により時分割してCRT5
に表示されることになり、水平周波数が相違するフォー
マットの画像信号の複合表示を行うことができる。
【0019】以下、図1に示す複合画面表示装置におい
て、水平圧縮回路10及びラインコンバータ回路11の
動作を詳細に説明する。なお、図1において、スキャン
コンバータ回路2の基本的構造は図10で説明したもの
と同様なので、ここでは省略する。
【0020】図2は本実施の形態に係る水平圧縮回路1
0及びラインコンバータ回路11の内部構成を示すブロ
ック図である。図2において、水平圧縮回路10は、基
本的に図9に示す従来例と同様な構成を備えているが、
さらに、ラインメモリを内蔵する垂直プリフィルタ10
aを有する。すなわち、上述したように、ラインコンバ
ータ回路11により画像信号の水平周期がレート変換さ
れる際に、折り返し妨害を発生するので、入力されるV
GA画像信号の垂直方向の高域周波数成分を制限するた
めのラインメモリを内蔵する垂直プリフィルタ10a
と、同様にVGA画像信号の水平方向の高域周波数成分
を制限するための水平プリフィルタ10bと、これら垂
直プリフィルタ10a及び水平プリフィルタ10bを介
したVGA画像信号を水平方向に所定のサイズに圧縮補
間処理する水平圧縮補間フィルタ10cと、その圧縮デ
ータを格納するラインメモリ10dと、VGA画像信号
より同期分離された入力同期に基づいて水平圧縮補間フ
ィルタ10cの圧縮補間処理を制御する水平圧縮制御回
路10eと、同様に入力同期に基づいてラインメモリ1
0dへの圧縮データの書き込み制御及び読み出し制御を
行う書き込み・読み出し制御回路10fとが設けられ、
書き込み・読み出し制御回路10fからは、入力同期に
対して一定の位相を保ち周波数が一致した出力同期が出
力される。
【0021】また、ラインコンバータ回路11は、水平
圧縮回路10から出力される出力同期を所定の変換比に
従って水平同期変換して出力同期を得て、この出力同期
をスキャンコンバータ回路2への読み出し同期として出
力するとともに、変換比に応じて水平圧縮回路10から
出力されるVGA画像信号の水平周期をレート変換すべ
くクロックを発生する水平同期変換回路11aと、水平
圧縮回路10からの水平圧縮されたVGA画像信号を格
納するラインメモリ11bと、水平同期変換回路11a
からのクロックに基づいて水平圧縮回路10から出力さ
れるVGA画像信号の水平周期をレート変換すべくライ
ンメモリ11bへの書き込み制御信号及び読み出し制御
信号を出力して1水平期間の画像信号を入力された1水
平期間の画像信号のN倍に拡大(又は1/Nに圧縮)し
て出力するラインコンバータ11cとを備えている。
【0022】図1及び図2に示す構成において、水平圧
縮回路10の出力は、図9に示す場合と同様に、VGA
画像信号は水平方向に圧縮され同期が一致し位相が一定
である。すなわち、水平圧縮回路10の出力は水平方向
に画像が圧縮された入力の水平同期信号に同期した水平
同期信号を持つ水平圧縮されたVGA画像信号になる。
この水平圧縮回路10からの画像信号及び出力同期はラ
インコンバータ回路11に与えられる。
【0023】一般的に、ラインコンバータ回路11は、
水平画像信号を内蔵するラインメモリ11bを使用して
出力の1水平期間の映像信号を入力の1水平期間の映像
信号のN倍に拡大又は1/Nに圧縮する役割を持つ。画
像信号はラインコンバータ回路11によってレート変換
され、水平同期信号は水平同期変換によって画像信号の
場合と同様にレート変換される。この場合、ラインコン
バータ回路11の出力は、画像信号の水平周期が元の画
像信号の水平周期の2倍、したがって、水平周波数が元
の1/2つまり15.75kHzとなる。つまり、水平
圧縮回路10により水平方向に圧縮されたVGA画像信
号はラインコンバータ回路11によって1/2にダウン
レートされる。
【0024】すなわち、例えば水平方向の1ライン分の
画像信号がラインメモリ11bにラインコンバータ11
cからの書き込み制御信号によって書き込まれるのに対
し、読み出す際は、水平周期を2倍にしたラインコンバ
ータ11cからの読み出し制御信号によってラインメモ
リ11bから1ライン分の画像信号を2回出力させるこ
とにより、時間的に1/2に圧縮された2ライン分の画
像信号が出力される。このようなダウンレートはノンイ
ンターレース信号をインターレース信号に変換すること
を意味し、折り返し妨害を発生するので、図2に示すよ
うに水平圧縮回路10には必要に応じラインメモリを内
蔵した垂直プリフィルタ10aを挿入することが好まし
い。また、スキャンコンバータ回路2は、上述したライ
ンコンバータ回路11より出力される出力同期を読み出
し同期として入力することにより、ラインコンバータ回
路11より出力される出力同期にゲンロックしてその同
期変換したNTSC画像信号を出力する。
【0025】図3は上述した処理に基づいてCRT5に
表示される複合画面の表示例である。ここで、CRT5
として、アスペクト比が16:9のワイド型CRTを用
いており、図11と同様の表示形態で、図中左側の大き
な親画面にVGA画像信号が配置され、図中右側の小さ
な子画面にNTSC画像信号が配置された状態を示して
いる。親画面のVGA画像信号の垂直圧縮処理は行われ
ず、50パーセント強の水平圧縮処理のみが行われてい
る。したがって、親画面の垂直画素数は、水平圧縮回路
10では垂直方向の圧縮処理は行われることがないの
で、480個(480ライン)をキープする。つまり、
表示サイズを最適にするための垂直圧縮処理は垂直偏向
の振幅を調節することによって行う。子画面のNTSC
画像信号は水平垂直とも必要な圧縮処理がスキャンコン
バータ回路2によって行われる。この場合、図11の場
合と同様に、子画面の垂直方向は表示ラインで480本
を400本に圧縮し、水平方向は50パーセント弱の圧
縮を行っている。
【0026】以上は、水平圧縮回路10にVGA画像信
号が入力されるものとしたが、水平周波数の異なる複数
種類のパソコンを含む画像信号、例えばPC98パソコ
ン画像信号(水平周波数=24kHz)、MACパソコ
ン画像信号(水平周波数=35kHz)、SVGA(Su
per Video Graphics Array)パソコン画像信号(水平周
波数=40kHz)などが入力される場合も、ラインコ
ンバータ回路11によってそれらの画像信号及び水平同
期信号は1/2にダウンレートすることができる。その
結果、その出力水平周波数は12〜20kHzとNTS
C画像信号の水平周波数15.75kHzの近傍とな
り、スキャンコンバータ回路の2次側は十分にゲンロッ
ク可能である。また、NTSC画像信号のみを複合表示
する場合は、水平圧縮回路10及びラインコンバータ回
路11に、前述のパソコン画像信号の代わりに、NTS
C画像信号を入力し、ラインコンバートせずにそのまま
出力(スルー)すればよい。
【0027】また、上述した構成は、複合画面を水平周
波数15.75kHzの近傍で動作させるシステムであ
るが、本発明は水平周波数を31.5kHz近傍で動作
させる場合にも適用できる。すなわち、水平圧縮回路1
0に直列的に接続されるラインコンバータ回路11は、
パソコン画像信号が入力される場合にスルーとする。一
方、スキャンコンバータ回路2にラインコンバータ回路
11を直列接続して、NTSC画像信号を2倍にアップ
コンバートする。これによって、CRT5を駆動する水
平周波数が31.5kHz近傍の複合画面表示装置とな
る。NTSC画像信号の複合表示を行う場合は、水平圧
縮回路10に直列接続されるラインコンバータ回路11
の動作を2倍のアップコンバートに切り替える。
【0028】[実施の形態2]上述した実施の形態1で
は、図1に示すように、水平圧縮回路10側にラインコ
ンバータ回路11を付加したものであるが、この実施の
形態2では、図4に示すように、スキャンコンバータ回
路2側にのみ新たなラインコンバータ回路12を付加し
ている。図4に示す実施の形態2は、例えば、水平圧縮
回路10にVGA画像信号、スキャンコンバータ回路2
にNTSC画像信号がそれぞれ供給され、両者ともにV
GA画像信号に変換して複合画面表示を行う場合に必要
とする回路構成を示す。
【0029】本実施の形態2において、スキャンコンバ
ータ回路2は、水平圧縮回路10側から出力される同期
信号を読み出し同期として入力する構成となっており、
水平圧縮回路10側にゲンロックされる。また、ライン
コンバータ回路12の構成は、上述した図2に示す実施
の形態1のラインコンバータ回路11の構成と同一の構
成を備えており、スキャンコンバータ回路2の出力端に
直列接続されていて、前記水平圧縮回路10側から出力
される同期信号を読み出し同期として入力し前記スキャ
ンコンバータ回路2から出力される画像信号の水平周期
を所定の変換比に応じてレート変換して内蔵するライン
メモリ(第2のラインメモリ)への書き込み及び読み出
しを行うようにされている。そして、前記水平圧縮回路
10側から出力される画像信号と前記ラインコンバータ
回路12を介して前記スキャンコンバータ回路2から出
力される画像信号との双方の出力をマルチプレクサ回路
4により時分割して出力するように構成されており、水
平周波数が相違するフォーマットの画像信号を互いに確
実に同期をとって複合表示させることができる。
【0030】[実施の形態3]次に、実施の形態3で
は、図5に示すように、水平圧縮回路10側とスキャン
コンバータ回路2側の両者にラインコンバータ回路1
1、12をそれぞれ付している。図5に示す実施の形態
3は、例えば、水平圧縮回路10に第1のVGA画像信
号、スキャンコンバータ回路2に第2のVGA画像信号
がそれぞれ供給され、両者ともNTSC画像信号に変換
して複合画面表示を行う場合に必要とする回路構成とな
っている。
【0031】本実施の形態3においても、スキャンコン
バータ回路2側は第1のラインコンバータ回路11を介
して水平圧縮回路10側からの出力同期を読み出し同期
として入力しゲンロックされる。そして、第1と第2の
ラインコンバータ回路11、12の構成は、上述した図
2に示す実施の形態1のラインコンバータ回路11の構
成と同一の構成を備えており、第1のラインコンバータ
回路11は、水平圧縮回路10の出力端に直列接続され
ていて、前記水平圧縮回路10側から出力される同期信
号を所定の変換比に従って水平同期変換して出力同期を
得、前記出力同期を前記スキャンコンバータ回路2側に
画像信号を読み出す際の読み出し同期として与えるとと
もに、前記水平圧縮回路10側から出力される画像信号
の水平周期を前記変換比に応じてレート変換して内蔵す
るラインメモリ(第2のラインメモリ)への書き込み及
び読み出しを行う。また、第2のラインコンバータ回路
12は、スキャンコンバータ回路2の出力端に直列接続
されていて、前記第1のラインコンバータ回路11側
(水平圧縮回路10側)から出力される同期信号を読み
出し同期として入力し前記スキャンコンバータ回路2か
ら出力される画像信号の水平周期を前記変換比に応じて
レート変換して内蔵するラインメモリ(第3のラインメ
モリ)への書き込み及び読み出しを行うようにされてお
り、前記読み出し同期に基づいて前記第2のラインコン
バータ回路12を介して読み出される前記スキャンコン
バータ回路2側からの画像信号と前記第1のラインコン
バータ回路11を介して出力される前記水平圧縮回路1
0側からの画像信号との双方の出力をマルチプレクサ回
路4により時分割して出力するように構成されている。
【0032】この実施の形態3の場合、上述した実施の
形態1及び2と同様に、水平周波数が相違するフォーマ
ットの画像信号を互いに確実に同期をとって複合表示さ
せることができるという効果に加え、水平周波数が同じ
画像信号が水平圧縮回路10及びスキャンコンバータ回
路2に供給された場合に、複合画面表示を入力画像信号
とは水平周波数が異なるフォーマットの画像信号で行う
ことができ、より多様な用途の対応が可能となり、使い
勝手が一層よいものとなる。
【0033】[実施の形態4]次に、実施の形態4に係
る複合画面表示装置を図6に示し、図6及びさらに図7
を参照して実施の形態4を説明する。図6と図7は図1
に示す実施の形態1に係る複合画面表示装置において画
像信号の輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−Yの圧縮
処理としてそれぞれ4:4:4圧縮処理方式と4:2:
2圧縮処理方式を採用したものである。
【0034】図6に示す実施の形態4に係る複合画面表
示装置では、親信号(第1の画像信号)としてVGA画
像信号が入力される水平圧縮回路10及びラインコンバ
ータ回路11側の輝度信号Yと色差信号R−Y及びB−
Yの圧縮処理を、子信号(第2の画像信号)としてNT
SC画像信号が入力されるスキャンコンバータ回路2の
入力側のような4:2:2圧縮処理ではなく、4:4:
4圧縮処理とした点に特徴がある。
【0035】ところで、図7に示す複合画面表示装置で
は、親信号(第1の画像信号)としてのVGA画像信号
側及び子信号(第2の画像信号)としてのNTSC画像
信号側共に、圧縮処理には4:2:2方式を採用してお
り、この4:2:2方式によれば、一般に、メモリ容量
を小型化することができる。NTSC画像信号などのT
V信号の色信号の帯域幅は輝度信号の帯域幅に比べ1/
4程度に制限されており、この意味でも、一般的に、
4:2:2圧縮処理することを前提にしているのが普通
である。
【0036】図7に示す複合画面表示装置において、マ
ルチプレクサM1は親信号としてのVGA画像信号から
なるパソコン画像信号の2つの色差信号R−Y,B−Y
をマルチプレクスし、色差交互信号に変換する。従っ
て、水平圧縮回路10及びラインコンバータ回路11に
はパソコン画像信号が4:2:2変換されて入力され
る。一方、スキャンコンバータ回路2にもNTSC画像
信号の2つの色差信号R−Y,B−Yがマルチプレクサ
M2によってマルチプレクスされ、4:2:2変換され
て入力される。
【0037】ラインコンバータ回路11及びスキャンコ
ンバータ回路2それぞれの出力はクロックレートが同一
の輝度信号と色差交互信号の2系統になっており、親信
号としてのVGA画像信号からなるパソコン画像信号と
子信号としてのNTSC画像信号の合成は、マルチプレ
クサ回路4内の単純な2個の同期型セレクタS1、S2
によって行われる。また、色信号出力はデマルチプレク
サD1によってR−Y、B−Yに分離される。
【0038】しかしながら、図7に示すように、4:
2:2圧縮処理方式では、色信号帯域の制限が行われる
ので、VGA画像信号からなるパソコン画像信号のよう
な高精彩信号の場合には画質の劣化が目立つ場合があ
る。そこで、本実施の形態4では、図6に示す複合画面
表示装置のように、高精彩信号入力側であるVGA画像
信号側の圧縮処理のみを4:4:4圧縮処理とし、画像
品位を向上させたものである。
【0039】図6に示す本実施の形態4に係る複合画面
表示装置(図1に示す複合画面表示装置に4:4:4圧
縮処理方式を採用した例)において、親信号であるVG
A画像信号としてのパソコン画像信号入力は、色差信号
のマルチプレクス処理を行わず、4:4:4圧縮方式の
水平圧縮回路10及びラインコンバータ回路11に入力
する。一方、子信号であるNTSC画像信号入力は、色
信号のマルチプレクスがマルチプレクサM3によって行
われ、4:2:2方式の色信号帯域の制限を行ってスキ
ャンコンバータ2に入力される。
【0040】4:4:4圧縮処理方式は4:2:2圧縮
処理方式に比べメモリが1.5倍に増大する。スキャン
コンバータ2は、一般に大容量のフレームメモリを有す
る。従って、4:2:2圧縮処理方式ではメモリを例え
ば12Mbitから8Mbitに減少することができ、
大いにコスト低減効果がある。従って、NTSC画像信
号の通過する子信号の処理回路は従来例と同様に4:
2:2などの色帯域圧縮処理を行う。
【0041】一方、水平圧縮回路10及びラインコンバ
ータ回路11は同じくラインメモリの容量が4:4:4
圧縮処理方式の方が4:2:2圧縮処理方式に比べ1.
5倍になるが、ラインメモリの容量は8kbit程度な
ので、例えば4:2:2圧縮処理方式で36kbitに
対して4:4:4圧縮処理方式の場合で48kbitと
その増大量は軽微であり、デバイス規模に大きな影響を
及ぼさない。従って、親信号であるVGA画像信号とし
てのパソコン画像信号側は、回路規模及びコスト増をほ
とんど招くことなく、4:4:4圧縮処理方式を実現で
き、なおかつ、4:4:4圧縮処理方式とすることによ
って親信号(VGA画像信号)側の表示画質を大幅に改
善することができる。
【0042】図6に戻って、水平圧縮回路10及びライ
ンコンバータ回路11の出力は3系統(Y、R−Y、B
−Y)の4:4:4であり、スキャンコンバータ回路2
の出力は2系統(Y、色差マルチプレクス)の4:2:
2である。これらから複合画面を生成するため、スキャ
ンコンバータ回路2の色差マルチプレクス信号は、複合
画面合成を行うマルチプレクサ回路4a内のデマルチプ
レクサD2を介してR−Y信号とB−Y信号に分離され
る。マルチプレクサ回路4aでは、3個の同期型セレク
タS3、S4、S5によって複合画面が生成される。そ
の出力はY、R−Y、B−Yの3系統であり、親系統
(VGA画像信号)の色帯域は一切制限を受けることな
く表示デバイスに対して出力される。
【0043】以上は各ブロックからの信号がマルチプレ
クサ回路4aなどへディジタルデータとして直結される
場合について示したが、変形として、D/A、D/A変
換を介して次段へ結合したり、色差マルチプレクス信号
のデータレートを高くして4:4:4方式をキープする
手段もある。また、マルチプレクサ回路4aをディジタ
ルで実現するものとして説明したが、アナログ的に実現
しても何ら支障はない。また、子画面入力(NTSC画
像信号側)は4:2:2処理をするものとして説明した
が、さらにメモリを節約するために4:1:1処理や
4:2:0処理を行う場合も考えられる。
【0044】いずれにしても、本実施の形態4の本質
は、親信号が入力される水平圧縮回路10及びラインコ
ンバータ回路11の信号処理を子信号の場合のような圧
縮処理を行わず、4:4:4処理を行うことにある。こ
の4:4:4処理はY、R−Y、B−Y信号に対して行
うものとしたが、入力をその他のY,Pb,Pr信号に
対して行う場合も考えられる。親信号と子信号の信号フ
ォーマットが異なる場合はマルチプレクサ回路4aの入
力部または出力部に方式変換のためのマトリクス回路を
挿入して整合させればよい。
【0045】なお、上述した実施の形態2及び3におい
て、ラインコンバータ回路12への読み出し同期として
は、水平圧縮回路10側から直接与えられる出力同期に
より得られているが、この出力同期は、スキャンコンバ
ータ回路2を介して与えるようにしてもよい。また、上
述した実施の形態1及び3において、スキャンコンバー
タ回路2への読み出し同期としては、ラインコンバータ
回路11からの出力同期により得られているが、水平圧
縮回路10から直接出力される出力同期から得てもよ
い。
【0046】以上説明したとおり、本発明は、水平周波
数が相異なる複数のフォーマットの画像信号の複合表示
を行う場合、ラインコンバータ回路11、12によって
それらの水平周波数をほぼ揃え、スキャンコンバータ回
路2によって完全同期を行うものである。その際、実施
の形態では、ラインコンバータ回路11、12は1/2
又は2倍の水平画像信号の変換例を中心にして述べた
が、目的に応じて1/N又はN倍の動作を行うことも本
発明の適用範囲内である。
【0047】また、実施の形態では、2個の複合画面表
示を実現する手段について説明したが、3個以上の複合
画面を表示する場合は、スキャンコンバータ回路2の入
った回路側を複数並列配置し、すべてを水平圧縮回路1
0の出力にゲンロックさせればよく、本発明を適用する
ことによって容易に実現できる。
【0048】また、NTSC画像信号とパソコン画像信
号の複合画面表示を中心に説明したが、本発明を適用す
れば、PAL方式などのその他のカラーテレビ放送方
式、HDTV(high definition television:高精細度
テレビ)、EDTV(extendeddefinition televisio
n:クリアビジョン)などを含めた複合画面表示が可能
である。
【0049】また、CRT5を、バリアブルスキャン方
式の偏向回路によって複数の異なる水平又は垂直周波数
によって駆動できるテレビジョン受信機に本複合画面表
示装置を内蔵すれば、一層使い勝手のよいテレビジョン
受信機を構成することができる。さらに、ディスプレイ
自体を複数の異なる水平又は垂直周波数によって駆動で
きる表示装置に、本複合画面表示装置を内蔵させてもよ
い。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、水平
圧縮回路側の出力同期をスキャンコンバータ回路側に読
み出し同期として与えることで、スキャンコンバータ回
路側を水平圧縮回路側にゲンロックさせることができ、
ラインコンバータ回路を付加するのみで、従来の構成を
大きく変更することなく、水平周波数が相異なる複数の
フォーマットの画像信号を互いに確実に同期をとって複
合表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による複合画面表示装置
を示す構成図である。
【図2】図1の水平圧縮回路及びラインコンバータ回路
の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による複合画面表示例の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2による複合画面表示装置
を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の形態3による複合画面表示装置
を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の形態4による複合画面表示装置
を示す構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4の説明に供するもので、
図1に示す実施の形態1に係る複合画面表示装置に4:
2:2圧縮処理方式を採用した例を示す説明図である。
【図8】従来例の複合画面表示装置を示す構成図であ
る。
【図9】図8の水平圧縮回路の内部構成を示すブロック
図である。
【図10】図8のスキャンコンバータ回路の内部構成を
示すブロック図である。
【図11】従来の複合画面表示例の説明図である。
【符号の説明】
1、10 水平圧縮回路 1a、10b 水平プリフィルタ 1b、10c 水平圧縮補間フィルタ 1c、10d、11b ラインメモリ 1d、10e 水平圧縮制御回路 1e、2d 読み出し制御回路 2 スキャンコンバータ回路 2a 水平垂直プリフィルタ 2b 水平垂直圧縮補間フィルタ 2c 水平垂直圧縮制御回路 3 画像メモリ 4、4a マルチプレクサ回路 5 CRT 6 偏向回路 10a 垂直プリフィルタ 10f 書き込み・読み出し制御回路 11、12 ラインコンバータ回路 11a 水平同期変換回路 11c ラインコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 - 5/46 G09G 5/00 - 5/40 H04N 5/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のラインメモリを有し、入力される
    第1の画像信号より分離された同期信号に基づいて第1
    の画像信号を水平方向に圧縮処理して前記第1のライン
    メモリへの書き込み及び読み出しを行う水平圧縮回路
    と、 画像メモリを有し、入力される第2の画像信号より分離
    された同期信号に基づいて第2の画像信号を水平垂直方
    向に圧縮処理して前記画像メモリへ書き込むとともに前
    記画像メモリから第2の画像信号を読み出すスキャンコ
    ンバータ回路と、前記水平圧縮回路から出力される水平
    圧縮処理された第1の画像信号と前記スキャンコンバー
    タ回路から出力される第2の画像信号との双方の出力を
    時分割して表示装置に出力するマルチプレクサ回路とを
    備えた複合画面表示装置において、 第2のラインメモリを有し、前記水平圧縮回路の出力端
    に直列接続されていて、前記水平圧縮回路側から出力さ
    れる同期信号を所定の変換比に従って水平同期変換して
    出力同期を得、前記出力同期を前記スキャンコンバータ
    回路側に画像信号を読み出す際の読み出し同期として与
    えるとともに、前記水平圧縮回路側から出力される画像
    信号の水平周期を前記変換比に応じてレート変換して前
    記第2のラインメモリへの書き込み及び読み出しを行う
    ラインコンバータ回路を備え、 前記読み出し同期に基づいて読み出される前記スキャン
    コンバータ回路側からの画像信号と前記ラインコンバー
    タ回路を介して出力される前記水平圧縮回路側からの画
    像信号との双方の出力を前記マルチプレクサ回路により
    時分割して出力するように構成したことを特徴とする複
    合画面表示装置。
  2. 【請求項2】 第1のラインメモリを有し、入力される
    第1の画像信号より分離された同期信号に基づいて第1
    の画像信号を水平方向に圧縮処理して前記第1のライン
    メモリへの書き込み及び読み出しを行う水平圧縮回路
    と、 画像メモリを有し、入力される第2の画像信号より分離
    された同期信号に基づいて第2の画像信号を水平垂直方
    向に圧縮処理して前記画像メモリへ書き込むとともに前
    記画像メモリから第2の画像信号を読み出すスキャンコ
    ンバータ回路と、前記水平圧縮回路から出力される水平
    圧縮処理された第1の画像信号と前記スキャンコンバー
    タ回路から出力される第2の画像信号との双方の出力を
    時分割して表示装置に出力するマルチプレクサ回路とを
    備えた複合画面表示装置において、 前記スキャンコンバータ回路は、前記水平圧縮回路側か
    ら出力される同期信号を読み出し同期として入力する構
    成とするとともに、 第3のラインメモリを有し、前記スキャンコンバータ回
    路の出力端に直列接続されていて、前記水平圧縮回路側
    から出力される同期信号を読み出し同期として入力し前
    記スキャンコンバータ回路から出力される画像信号の水
    平周期を前記変換比に応じてレート変換して前記第3の
    ラインメモリへの書き込み及び読み出しを行うラインコ
    ンバータ回路を備え、 前記水平圧縮回路側から出力される画像信号と前記ライ
    ンコンバータ回路を介して前記スキャンコンバータ回路
    から出力される画像信号との双方の出力を前記マルチプ
    レクサ回路により時分割して出力するように構成したこ
    とを特徴とする複合画面表示装置。
  3. 【請求項3】 第1のラインメモリを有し、入力される
    第1の画像信号より分離された同期信号に基づいて第1
    の画像信号を水平方向に圧縮処理して前記第1のライン
    メモリへの書き込み及び読み出しを行う水平圧縮回路
    と、 画像メモリを有し、入力される第2の画像信号より分離
    された同期信号に基づいて第2の画像信号を水平垂直方
    向に圧縮処理して前記画像メモリへ書き込むとともに前
    記画像メモリから第2の画像信号を読み出すスキャンコ
    ンバータ回路と、前記水平圧縮回路から出力される水平
    圧縮処理された第1の画像信号と前記スキャンコンバー
    タ回路から出力される第2の画像信号との双方の出力を
    時分割して表示装置に出力するマルチプレクサ回路とを
    備えた複合画面表示装置において、 第2のラインメモリを有し、前記水平圧縮回路の出力端
    に直列接続されていて、前記水平圧縮回路側から出力さ
    れる同期信号を所定の変換比に従って水平同期変換して
    出力同期を得、前記出力同期を前記スキャンコンバータ
    回路側に画像信号を読み出す際の読み出し同期として与
    えるとともに、前記水平圧縮回路側から出力される画像
    信号の水平周期を前記変換比に応じてレート変換して前
    記第2のラインメモリへの書き込み及び読み出しを行う
    第1のラインコンバータ回路と、 第3のラインメモリを有し、前記スキャンコンバータ回
    路の出力端に直列接続されていて、前記第1のラインコ
    ンバータ回路側から出力される同期信号を読み出し同期
    として入力し前記スキャンコンバータ回路から出力され
    る画像信号の水平周期を前記変換比に応じてレート変換
    して前記第3のラインメモリへの書き込み及び読み出し
    を行う第2のラインコンバータ回路とを備え、 前記読み出し同期に基づいて前記第2のラインコンバー
    タ回路を介して読み出される前記スキャンコンバータ回
    路側からの画像信号と前記第1のラインコンバータ回路
    を介して出力される前記水平圧縮回路側からの画像信号
    との双方の出力を前記マルチプレクサ回路により時分割
    して出力するように構成したことを特徴とする複合画面
    表示装置。
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