JP3266130B2 - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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JP3266130B2
JP3266130B2 JP3440799A JP3440799A JP3266130B2 JP 3266130 B2 JP3266130 B2 JP 3266130B2 JP 3440799 A JP3440799 A JP 3440799A JP 3440799 A JP3440799 A JP 3440799A JP 3266130 B2 JP3266130 B2 JP 3266130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの駆動方法に関し、特に交流放電型プラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラズマディスプレイパネル
(以下、「PDP」とも略記する)は、薄型で大画面表
示が比較的容易にできること、視野角が広いこと、応答
速度が速いことなど、数多くの特長を有している。この
ため、近年、フラットディスプレイとして、壁掛けテレ
ビや公共表示板などとして利用されている。PDPは、
その動作方式により、電極が放電空間(放電ガス)に露
出して直流放電の状態で動作させる直流放電型(DC
型)と、電極が誘電体層に被覆されて放電ガスには直接
露出させず、交流放電の状態で動作させる交流放電型
(AC型)とに分類される。
【0003】DC型では、電圧が印加されている期間中
放電が発生し、AC型では電圧の極性を反転させること
により放電を持続させる。
【0004】さらに、AC型には、1セル内の電極数が
2電極のものと3電極のものがある。
【0005】ここで、従来の3電極AC型プラズマディ
スプレイパネルの構造および駆動方法について説明す
る。図7は、従来のプラズマディスプレイパネルの構成
を説明するための図であり、セル断面を示す図である。
【0006】図7を参照すると、AC3電極型プラズマ
ディスプレイパネルは、互いに対向する前面基板20及
び背面基板21と、双方の基板間20、21間に配置さ
れた複数の走査電極22、共通電極23及びデータ電極
29と、走査電極22、共通電極23及びデータ電極2
9の各交差部分に行列状に配置された表示セルとを有す
る。
【0007】前面基板20としてガラス基板等を用い、
走査電極22と共通電極23が所定の間隔を隔てて設け
られている。これらの上には、透明誘電体層24と、透
明誘電体層24を放電から保護するMgO等からなる保
護層25が形成されている。背面基板21としてガラス
基板等を用い、データ電極29が走査電極22や共通電
極23と直交するように設けられている。さらに、デー
タ電極29上には、白色誘電体層28、蛍光体層27が
設けられている。
【0008】これら2枚のガラス基板の間には所定の間
隔を隔てて隔壁が紙面に平行に形成されている。隔壁
は、放電空間26を確保するとともに、画素を区切る役
割を果たしている。
【0009】放電空間26内にはHe、Ne、Xe等の
混合ガスが放電ガスとして封入されている。このような
従来の構造として、例えば文献(ソサエティ・フォー・
インフォメーション・ディスプレイ98ダイジェスト、
279頁〜281頁、1998年5月(SID 98 DIGEST,p
279−281,May,1998))等の記載が参照される。
【0010】図8に、従来の3電極AC型プラズマディ
スプレイパネルの平面図を示す。図8を参照すると、走
査電極22のSiおよび共通電極23のCi(i=1〜
m)と、データ電極29のDj(j=1〜n)との各交
差部分に、表示セル31が行列状に配置される。
【0011】次にPDPの駆動方法について説明する。
現在、主流とされている駆動方法は、走査期間と維持期
間とが分離されている走査維持分離方式(「ADS方
式」という)である。以下、この走査維持分離方式の駆
動方法について説明する。図6は、3電極AC型プラズ
マディスプレイパネルの1サブフィールド1(以下、
「SF」とも略記される)の駆動波形の一例を示す図で
ある。
【0012】1サブフィールド1は、予備放電期間2、
走査期間3、および維持期間4の3つの期間で構成され
ている。
【0013】まず、予備放電期間2について説明する。
予備放電パルス12が共通電極23に印加される。これ
により、前SFの発光状態による、前SFの最終時点で
の壁電荷の形成状態の違いをリセットし、初期化すると
同時に、全ての画素を強制的に放電させ、その後の書込
放電を低い電圧で起こすためのプライミング効果を果た
す。したがって、この予備放電パルス12は全ての画素
を放電させるため、走査パルスや維持パルスよりも高い
電圧でなくてはならない。
【0014】また、図6では、予備放電パルスは1回で
あるが、前SFの状態をリセットする維持消去パルスを
印加した後、全画素を放電させプライミング効果を起こ
すプライミングパルスを印加するというように、2つの
役割を分離してパルスを印加する場合もある。このと
き、維持消去パルスは1回とは限らず、異なるパルスを
複数回印加することもある。
【0015】また、プライミング効果は必ずしも毎SF
必要なわけではなく、数SFに1度しかプライミングパ
ルスを印加しない駆動法もある。
【0016】プライミングパルスは表示に関係なく全画
素を発光させてしまうので、プライミングパルスの印加
回数を減らすことにより、黒表示時の輝度を低く押さえ
ることができる。
【0017】図6に示した例のように、予備放電パルス
12を用いる場合には、全画素を強制的に放電させるプ
ライミング効果を数SFに1度にするために、図6以外
のSFでは、予備放電パルス12を低くし、リセットの
役割だけを行うようにすることもある。
【0018】このとき、リセットを確実に行うために予
備放電パルスの代わりに、異なるパルスを複数回印加す
ることもできる。
【0019】ついで、予備放電消去パルス7が印加され
る。これにより、予備放電によって形成された誘電体上
の壁電荷を消去または適正な量にコントロールする。
【0020】図6に示す例では、予備放電消去パルスは
1回であるが、パルスの役割を確実に行うことや、面内
ばらつきを抑えたり、表示の負荷変動に対応するために
複数のパルスを印加したり、他の電極にも印加すること
がある。
【0021】次に走査期間3に入る。走査期間3では、
図8のS1〜Smの走査電極22に対して、順次、走査パ
ルス8が印加される。この走査パルス8に合わせて、図
8のD1〜Dnのデータ電極30に表示パターンに応じて
データパルス9が印加される。
【0022】データパルス9が印加された画素では、走
査電極22とデータ電極30との間に高い電圧が印加さ
れるので、書込放電が発生し、走査電極22側には大き
な正の壁電荷が形成され、データ電極30側には負の壁
電荷が形成される。
【0023】一方、データパルス9が印加されない画素
では、印加電圧が低くなるので放電が発生せず、壁電荷
の状況は変化しない。
【0024】このように、データパルス9の有無によ
り、2種類の壁電荷の状況を作り出すことができる。図
6において、データパルス9の斜線は、表示データによ
ってデータパルス9の有無が変わることを意味する。
【0025】走査パルス8を全ラインに印加し終わる
と、維持期間4に移る。維持パルス10は、全走査電極
22と全共通電極23に交互に印加される。
【0026】維持パルス10の電圧値は、それ自身の電
圧では放電が開始しない電圧に設定されている。
【0027】したがって、書込放電が発生していない画
素では壁電荷が少ないため、維持パルスが印加されても
放電は発生しない。一方、書込放電が発生した画素で
は、走査電極22側に大きな正の壁電荷が存在するた
め、共通電極23に印加されるはじめの負の維持パルス
(「第一維持パルス」という)にこの正の壁電荷が重畳
され、放電開始電圧以上の電圧が放電空間に印加され、
維持放電が発生する。
【0028】この維持放電により、走査電極22側には
負の壁電荷が蓄積され、共通電極23側には正の壁電荷
が蓄積される。
【0029】次の維持パルス(「第二維持パルス」とい
う)は走査電極22側に印加され、上記の壁電荷が重畳
されることから維持放電がここでも発生し、第一維持パ
ルスとは逆の極性の壁電荷が、走査電極22側と共通電
極23側に蓄積される。
【0030】これ以降も同様の原理で放電が持続的に発
生する。つまりx回目の維持放電により発生した壁電荷
による電位差が、x+1回目の維持パルスに重畳され維
持放電が持続されている。この維持放電の持続回数によ
り発光量が決定される。
【0031】以上の維持消去期間2、走査期間3、維持
期間4を合わせて「サブフィールド」と呼ぶ。階調表示
を行う場合、1画面の画像情報を表示する期間である1
フィールドが、この複数のサブフィードから構成されて
いる。各サブフィールドの維持パルス数を変え、各サブ
フィールドを点灯させるか非点灯にするかによって階調
表示を行うことができる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の駆動法のように、予備放電期間2において、予
備放電パルス12を1回印加し、リセットとプライミン
グ効果を同時に行う方法では、前SFの壁電荷の形成状
態により、予備放電パルス12印加時の放電空間に印加
される電圧が異なる。すなわち、放電空間には、印加パ
ルス電圧に壁電荷電圧が重畳された電圧が印加され、前
SFの点灯/非点灯の状態に応じて、壁電荷の形成量が
異なるため、予備放電パルス12の印加時に、前SFの
状態により異なった電圧が、放電空間に印加されること
になる。プライミング効果は、放電空間に印加される電
圧により、その大きさが異なり、その後の書込放電の放
電開始電圧が異なってくる。
【0033】このため、前SFの点灯、非点灯の如何に
より、点灯しないはずの画素が、点灯するという誤灯
や、点灯するはずの画素が点灯しないという誤消灯が発
生し易くなる、という問題点がある。
【0034】一方、予備放電期間2において、維持消去
パルスとプライミングパルスを用いる場合には、維持消
去パルスで一旦リセットしてから、プライミングパルス
が印加されているので、上記のような誤灯や誤消灯は発
生しにくい。
【0035】しかしながら、この場合、予備放電期間2
が長くなるため、1サブフィールド1の期間を一定とす
ると、維持期間4を短くしなくてはならない。そして、
維持期間4が短くなると、輝度が低下し、画質が低下す
る、という問題点がある。なお、例えば特開平6−43
829号公報には、全画面における表示データの書き込
みを、該表示データに応じて維持放電に必要な壁電荷を
形成することで行なうアドレス期間と、発光のための維
持放電を繰り返して行なう維持期間とを分離してプラズ
マディスプレイを駆動し、維持期間における表示データ
に応じた壁電荷の形成のための順次駆動を1ライン毎に
飛び越しで駆動することで、輝度を上げ、安定駆動を図
る駆動方法が提案されている。
【0036】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
創案されたものであって、その目的は、短い予備放電期
間に確実に前サブフィールドの状態をリセットし、前サ
ブフィールドが点灯している場合にも、点灯していない
場合にも、同じプライミング効果が得られ、その後の書
込放電の放電開始電圧を揃えることを可能とするプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法を提供することにあ
る。
【0037】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係るAC型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
は、マトリクス状に配置された画素にある複数の電極上
の誘電体層の上に壁電荷を表示信号に基づいて形成する
ための書込放電を順次行う走査期間と、前記走査期間に
形成された前記壁電荷に基づいて点灯させるための放電
を行う維持期間と、前記維持期間に放電が発生している
かどうかにより異なってくる壁電荷の形成状態をリセッ
トし、次の走査期間の書込放電の放電開始電圧を低くす
るための放電を行う予備放電期間と、を有するAC型プ
ラズマディスプレイパネルの駆動方法において、前記予
備放電期間の直前の前記維持期間で放電が発生している
場合にのみ放電を起こすような第一の予備放電パルス
と、前記予備放電期間の直前の前記維持期間で放電が発
生していない場合にのみ放電を起こすような第二の予備
放電パルスと、を前記予備放電期間中に、前記電極間に
印加する、ようにしたものである。上記目的は特許請求
の範囲の請求項2乃至10のいずれの発明によっても達
成することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態及び実施例に
ついて以下に説明する。まず、本発明の原理・作用につ
いて説明する。
【0039】本発明者らは、鋭意研究した結果、上記し
た課題を解決するためには、維持消去パルスをなくし、
その代わりに、前SFの維持期間の放電状態、つまり、
前SFの維持期間の最終時点での壁電荷の形成量を考慮
した2種類のパルスを印加することにより、前SFの維
持消去を、この2種類のそれぞれのパルスで行うと共
に、どちらも同程度の適正なプライミング効果を与える
という駆動方法を知見するに至った。
【0040】さらに、3電極AC型プラズマディスプレ
イの場合、3つの電極に異なる大きな壁電荷が形成され
た場合、1回のパルス印加で全ての壁電荷をなくすこと
は難しい。
【0041】そこで、本発明では、上記2種類のパルス
を印加するのと同時に、データ電極上の壁電荷をほぼゼ
ロ近辺とし、その後の壁電荷の消去を容易化している。
【0042】すなわち、本発明に係るAC型プラズマデ
ィスプレイパネルの駆動方法は、マトリクス状に配置さ
れた画素にある複数の電極上の誘電体層の上に壁電荷を
表示信号に基づいて形成するための書込放電を順次行う
走査期間(図1の3)と、前記走査期間に形成された前
記壁電荷に基づいて点灯させるための放電を行う維持期
間(図1の4)と、前記維持期間に放電が発生している
かどうかにより異なってくる壁電荷の形成状態をリセッ
トし、次の走査期間の書込放電の放電開始電圧を低くす
るための放電を行う予備放電期間(図1の2)と、を1
サブフィールド(図1の1)に含む駆動方法において、
前記予備放電期間の直前の前記維持期間(4)で、放電
が発生している場合のみ放電を起こすような第一の予備
放電パルス(図1の5)と、前記予備放電期間の直前の
前記維持期間(4)で、放電が発生していない場合のみ
放電を起こすような第二の予備放電パルス(図1の6)
を、前記予備放電期間(図1の2)中に、走査電極と共
通電極間に印加する。
【0043】本発明においては、好ましくは、パルス電
圧を低く抑えるために、(a)前記第一の予備放電パル
ス(図1の5)が印加された電極(例えば走査電極と共
通電極)間の電位差が、前記第二の予備放電パルス(図
1の6)が印加された時の電極(例えば走査電極と共通
電極)間の電位差よりも小さいか、(b)あるいは、同
一の前記予備放電期間中で、前記第一の予備放電パルス
(図1の5)が、前記第二の予備放電パルス(図1の
6)よりも先に印加されるか、(c)あるいは、前記第
一の予備放電パルス(図1の5)および前記第二の予備
放電パルス(図1の6)が、前記維持期間(図1の4)
に表示の発光を持続させるために印加される維持パルス
(図1の10)が印加された電極間と同じ電極間に印加
され、前記維持パルスが印加されたときと前記電極間の
電位差が逆極性になるようにする。このとき、好ましく
は、前記第一の予備放電パルスを印加したときの前記電
極間の電位差が、前記第二の予備放電パルスを印加した
ときの前記電極間の電位差よりも、前記維持パルス電圧
だけ低くすることにより、第一の予備放電と第二の予備
放電の強さをそろえることができ、プライミング効果を
等しくすることができる。
【0044】さらに、AC型プラズマディスプレイパネ
ルが、一方の基板に走査電極(図7、図8の22)と共
通電極(図7、図8の23)が設けられ、他方の基板に
前記走査電極および前記共通電極と交差するようにデー
タ電極(図7、図8の29)が設けられている、3電極
型プラズマディスプレイパネルであり、この3電極型プ
ラズマディスプレイパネルに本発明の駆動方法を適用し
た場合、前記第一の予備放電パルスの電圧と前記第二の
予備放電パルスの電圧は共に、前記走査電極と前記共通
電極の間に印加することにより、前サブフィールド(S
F)の維持パルスによって発生した壁電荷を、第一の予
備放電パルスによって、適正な量にすることができる。
【0045】このとき、好ましくは、前記第一の予備放
電パルスと前記第二の予備放電パルスが印加される期間
に、前記データ電極の電位を、前記走査電極の電位と前
記共通電極の電位の間にすることにより、データ電極上
の壁電荷量を小さくすることができる。
【0046】さらに、本発明においては、好ましくは、
前記走査電極と前記データ電極の電位差が、前記走査電
極と前記共通電極の電位差の1/2になるようにするこ
とにより、データ電極上の壁電荷量をほぼゼロにするこ
とができる。かかる駆動方法により、その後のその他の
電極上の壁電荷の消去がし易くなるため、少ないパルス
で消去できる。
【0047】さらに、好ましくは、前記データ電極の電
位が、前記走査期間に点灯と非点灯の表示データに基づ
いてデータ電極に印加される2種類の電位のどちらかで
あるようにすることにより、データドライバの設定電圧
を新たに設ける必要がなく、コストの上昇を抑えること
ができる。
【0048】また、好ましくは、前記データ電極の電位
が接地されているようにすると、前記第一の予備放電パ
ルスと前記第二の予備放電パルスの電圧を低くすること
ができる。
【0049】上記のように、前記第一の予備放電パルス
と第二の予備放電パルスを印加した電極以外の電極上の
壁電荷がほぼゼロの場合、前記第一の予備放電パルスと
第二の予備放電パルス印加後には、前記走査電極と前記
共通電極上の壁電荷のみを消去すればよいことになる。
これを実現するためには、電圧が時間と共に徐々に変化
していくなまりパルス(図1の7)、または三角パルス
(図2の7)を、前記第一の予備放電パルスおよび第二
の予備放電パルスを印加したときに、前記第一の予備放
電パルスと第二の予備放電パルスを印加した電極間に発
生した電位差と逆極性の電位差に、前記なまりパルスま
たは三角パルスの終了時点でなるようにする。以下各種
実施例に即して詳説する。
【0050】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。
【0051】[実施例1]図1は、本発明の第一の実施
例を説明するための波形図であり、3電極AC型プラズ
マディスプレイの走査維持分離型の1サブフィールドの
駆動波形を示す図である。なお、本発明の駆動方法が実
施されるプラズマディスプレイパネルについて、そのパ
ネル構造およびセル構造は、従来のものと同様のものが
用いられ、例えば図7及び、図8に示した構成とされて
おり、本発明の一実施例の説明において、走査電極2
2、共通電極23、データ電極29等については図7及
び図8が適宜参照される。
【0052】図1において、走査期間3と維持期間4
は、図6を参照して説明した従来の駆動波形と同じであ
る。走査パルス8の電圧は、−180〜−200V程
度、パルス幅は2〜3マイクロ秒(μsec)に設定さ
れている。
【0053】データパルス9の電圧(振幅)は80〜9
0V程度、パルス幅は3〜4マイクロ秒に設定されてい
る。維持パルス10は−160〜−180V程度に設定
されている。
【0054】次に、本発明の特徴をなす予備放電期間2
について説明する。維持期間4の最終維持パルスは、走
査電極22に印加されている。これに対し、第一の予備
放電パルス5および第二の予備放電パルス6は共に、走
査電極22に正のパルスを、共通電極23に同電圧の負
のパルスが印加されることにより構成されている。
【0055】つまり、走査電極22と共通電極23の電
位差が、維持期間4の最終維持パルス印加時とは逆極性
となるように設定されている。
【0056】第一の予備放電パルス5の電圧値は、維持
パルス10の半分程度の80〜90Vとされている。第
二の予備放電パルス6の電圧値は、維持パルス10と同
程度とし、160〜180Vとされている。第一の予備
放電パルス5と第二の予備放電パルス6は連続的に印加
し、どちらもそのパルス幅は3〜5マイクロ秒とされて
いる。
【0057】この第一の予備放電パルス5と第二の予備
放電パルス6を印加している期間、データ電極29の電
位は接地電位とされる。
【0058】次に、全ての電極を一旦接地させた後、走
査電極22に対して、予備放電消去パルス7を印加す
る。
【0059】本実施例では、容量と抵抗を用いて波形を
なまらせた、なまりパルスを、予備放電消去パルス7に
用いている。そのパルス幅は80〜150マイクロ秒と
し、最終電圧値は−180〜−210Vとしている。
【0060】次に、このときの動作について説明する。
はじめに、前SF(サブフィールド)が非点灯の場合に
ついて説明する。この場合、前SFの予備放電期間2以
降、放電が発生していないので、壁電荷はほとんど形成
されていない。この状態で、第一の予備放電パルス5が
印加されると、走査電極22と共通電極23の電極間電
位差は、壁電荷がほとんどないことから、第一の予備放
電パルスの電位差である160〜180Vとなる。
【0061】このパネルの放電開始電圧は、データ電極
電位にもよるが、200V前後であることが分かってお
り、上記の電位差では、放電は発生しなかった。
【0062】次に、連続して、第二の予備放電パルス6
が印加される。このとき、走査電極22と共通電極23
の間には、320〜360V程度の電圧が印加され、強
い放電が発生する。
【0063】これにより、セル内に荷電粒子が増加し、
その後の走査期間の放電開始電圧を下げることができ
る。このとき、データ電極29の電位は、走査電極22
と共通電極23の電位の丁度中間になるように、その電
位を接地させてある。
【0064】これにより、走査電極22または共通電極
23とデータ電極29間の対向放電や、走査電極22と
共通電極23との間の面放電による荷電粒子の吸着によ
っても、データ電極29上にはほとんど壁電荷は形成さ
れない。このことは、その後の予備放電消去パルス7に
おいて、走査電極22上と共通電極23上の壁電荷だけ
を消去すればよいことになり、消去がし易くなり、多く
のパルスを印加させずにすむことができる。
【0065】一方、この放電により、走査電極22側に
負、共通電極23側に正の大きな壁電荷が形成される。
この壁電荷は、第二の予備放電パルス6の立ち下がり時
に、逆極性の電位差を電極間に発生させ、自己消去放電
を起こすことにより、ある程度の壁電荷量を消滅させる
ことができる。
【0066】その、壁電荷をさらに小さくするために、
予備放電消去パルス7が印加される。
【0067】本実施例では、予備放電消去パルス7とし
て、立ち上がりの速度をなまらせ、徐々に電圧が上昇し
ていくなまりパルスを用いており、弱い放電が持続的に
発生しており、壁電荷量が徐々に減少していき、パルス
終了時点でほぼゼロとなるようにした。
【0068】次に、前SFが点灯の場合について説明す
る。前SFの維持期間4の最終の維持パルス10(最終
維持パルスと呼ぶ)は、走査電極22に負のパルスが印
加されているので、最終維持パルスによる放電で、走査
電極22上に正の壁電荷、共通電極23上に負の壁電荷
が形成されている。
【0069】また、データ電極29の電位は接地電位と
されているので、データ電極29上には負の壁電荷が形
成されていると考えられる。この壁電荷により、走査電
極22上と共通電極23上の透明誘電体層24には合わ
せて160〜180V程度の電位差が発生していると考
えられる。
【0070】この状態に、第一の予備放電パルス5が印
加されると、走査電極22と共通電極23の電位差は、
第一の予備放電パルスの電位差に、上記透明誘電体層2
4に印加されている電位差を重畳させた320〜360
V程度の電圧となっていると考えられる。
【0071】したがって、前述した前SFが非点灯の場
合とほぼ同等の電圧が印加され、前SFの点灯、非点灯
に関係なく同等のプライミング効果が得られる。これに
より、走査期間の放電開始電圧をそろえることができ、
誤灯や誤消灯等の誤った書込放電が発生しなくなった。
【0072】さらに、この放電時にも、データ電極29
の電位は、走査電極22と共通電極23の電位のちょう
ど中間になるように、その電位を接地電位としてある。
【0073】前SFが非点灯の場合と同様、これによ
り、その後の予備放電消去パルス7において、消去がし
易くなり、多くのパルスを印加させずにすむことができ
る。
【0074】以上のように、本実施例によれば、少ない
パルス数で確実に前SFの壁電荷状態をリセットでき、
それと共に、前SFの点灯状態に関係なく、同等のプラ
イミング効果が得られ、誤灯、誤消灯などの発生をなく
すことができ、安定した駆動をすることができた。
【0075】なお、上記した実施例では、最終維持パル
スが走査電極22側の負のパルスの場合について説明し
たが、共通電極23側の負のパルスで維持期間4が終了
している場合には、予備放電期間2中の走査電極22と
共通電極23に印加する駆動波形を入れ替えることによ
り、同様の効果が得られる駆動ができる。以下に説明す
る他の実施例についても、同様のことが言える。
【0076】[実施例2]本発明の第二の実施例につい
てその駆動波形を示す図2を参照して説明する。パネル
構造、セル構造は第一の実施例のものと同様とされる。
【0077】本実施例は、予備放電消去パルス7の波形
を三角パルス(鋸波)とした以外は、前記第一の実施例
と同じである。
【0078】三角パルスにすることにより、なまりパル
スのはじめの部分の急峻な電圧の立ち上がり部分がなく
なり、そこでの誤放電をなくすことができる。
【0079】[実施例3]本発明の第三の実施例につい
てその駆動波形を示す図3を参照して説明する。パネル
構造、セル構造は第一の実施例のものと同じである。
【0080】図3において、走査期間3と維持期間4
は、図6に示した従来の駆動波形と同じである。走査パ
ルス8の電圧は−180〜−200V程度、パルス幅は
2〜3マイクロ秒に設定した。
【0081】データパルス9の電圧は70〜90V程
度、パルス幅は3〜4マイクロに設定した。維持パルス
10は−160〜−180V程度に設定した。
【0082】次に、予備放電期間2について説明する。
維持期間4の最終維持パルスは走査電極22に印加され
ている。これに対し、第一の予備放電パルス5では走査
電極22に正のパルス、第二の予備放電パルス6では、
走査電極22に正のパルス、共通電極23に同電圧の負
のパルスが印加されることにより構成されている。
【0083】つまり、走査電極22と共通電極23の電
位差が、最終維持パルス印加時とは逆極性となるように
設定した。第一の予備放電パルスの電圧値は、維持パル
ス10と同程度の160〜180Vとした。第二の予備
放電パルスの電圧値は、維持パルス10と同程度とし、
160〜180Vのパルスを両電極間に印加した。第一
の予備放電パルス5と第二の予備放電パルスは連続的に
印加し、どちらもパルス幅は3〜5マイクロ秒とした。
【0084】第一の予備放電パルス5を印加している期
間は、データ電極29にデータパルス9と同じ電圧値の
データバイアスパルスを印加した。
【0085】次に、全ての電極を一旦接地させた後、走
査電極22に予備放電消去パルス7を印加する。本実施
例では、容量と抵抗を用いて波形をなまらせた、なまり
パルスを予備放電消去パルス7に用いた。
【0086】パルス幅は80〜150マイクロ秒とし、
最終電圧値は−180〜−210Vとした。図3では、
予備放電消去パルス7をなまりパルスとしたが、本発明
の第二の実施例と同様に、三角パルスを印加しても同様
の効果が得られる。
【0087】[実施例4]本発明の第四の実施例につい
てその駆動波形を示す図4を参照して詳細に説明する。
パネル構造、セル構造は、前記第一の実施例のものと同
じである。
【0088】図4において、走査期間3と維持期間4
は、図6に示した従来の駆動波形と同じである。走査パ
ルス8の電圧は−180〜−200V程度、パルス幅は
2〜3マイクロ秒に設定した。データパルス9の電圧は
70〜90V程度、パルス幅は3〜4マイクロ秒に設定
した。維持パルス10は−160〜−180V程度に設
定した。
【0089】次に、予備放電期間2について説明する。
維持期間4の最終維持パルスは走査電極22に印加され
ている。これに対し、第一の予備放電パルス5および第
二の予備放電パルス6は、共に走査電極22に正のパル
スを、共通電極23に同電圧の負のパルスが印加される
ことにより構成されている。
【0090】つまり、走査電極22と共通電極23の電
位差が、最終維持パルス印加時とは逆極性となるように
設定した。第一の予備放電パルスは、維持パルス10の
1/2程度の80〜90Vのパルスを両電極間に印加す
ることにより構成され、第二の予備放電パルスは、第一
の予備放電パルスと同電圧のパルスを共通電極23に印
加し、それと同時に維持パルス10の3/2程度の24
0〜270Vのパルスを印加することにより構成されて
いる。どちらもパルス幅は、3〜5マイクロ秒とした。
第二の予備放電パルス6を印加している期間は、データ
電極29にデータパルス9と同じ電圧値のデータバイア
スパルスを印加した。
【0091】次に、全ての電極を一旦接地させた後、走
査電極22に予備放電消去パルス7を印加する。本実施
例では、容量と抵抗を用いて波形をなまらせた、なまり
パルスを予備放電消去パルス7に用いた。パルス幅は8
0〜150マイクロ秒とし、最終電圧値は−180〜−
210Vとした。
【0092】図4では、予備放電消去パルス7をなまり
パルスとしたが、本発明の第2の実施例と同様に、三角
パルスを印加しても同様の効果が得られる。
【0093】[実施例5]本発明の第五の実施例につい
て図5を参照して詳細に説明する。パネル構造、セル構
造は、前記第一の実施例のものと同じである。
【0094】図5において、走査期間3と維持期間4
は、図6に示した従来の駆動波形と同じである。走査パ
ルス8の電圧は−180〜−200V程度、パルス幅は
2〜3マイクロ秒に設定した。データパルス9の電圧は
70〜90V程度、パルス幅は3〜4マイクロ秒に設定
した。維持パルス10は−160〜−180V程度に設
定した。
【0095】次に、予備放電期間2について説明する。
維持期間4の最終維持パルスは走査電極22に印加され
ている。これに対し、第一の予備放電パルス5では走査
電極22に正のパルス、第二の予備放電パルス6では、
走査電極22に正のパルス、共通電極23に同電圧の負
のパルスが印加されることにより構成されている。
【0096】つまり、走査電極22と共通電極23の電
位差が、最終維持パルス印加時とは逆極性となるように
設定した。第一の予備放電パルス5の電圧値は、維持パ
ルス10と同程度の160〜180Vとした。第二の予
備放電パルス6は、走査電極22に印加される維持パル
ス10の3/2程度の240V〜270Vのパルスと、
共通電極に印加される維持パルス10の1/2程度の−
80〜−90Vのパルスにより構成されている。
【0097】第一の予備放電パルス5と第二の予備放電
パルス6は連続的に印加し、どちらもパルス幅は3〜5
マイクロ秒とした。第一の予備放電パルス5を印加して
いる期間は、データ電極にデータパルス9と同じ電圧値
のデータバイアスパルスを印加した。
【0098】次に、全ての電極を一旦接地させた後、走
査電極22に予備放電消去パルス7を印加する。本実施
例では、容量と抵抗を用いて波形をなまらせた、なまり
パルスを予備放電消去パルス7に用いた。そのパルス幅
は80〜150マイクロ秒とし、最終電圧値は−180
〜−210Vとした。
【0099】図5に示した波形の例11では、予備放電
消去パルス7をなまりパルスとしたが、本発明の第二の
実施例と同様に、三角パルスを印加しても同様の効果が
得られる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
維持消去パルスを設けることなしに、前SFの点灯、非
点灯に関係なく、同程度のプライミング効果を得ること
ができる、という効果を奏する。
【0101】また本発明によれば、予備放電後の壁電荷
の消去をし易くし、少ないパルス数で、誤放電、誤消灯
がなく安定した駆動を得ることができる、という効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における1サブフィルド
の駆動波形を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例における1サブフィルド
の駆動波形を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例における1サブフィルド
の駆動波形を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例における1サブフィルド
の駆動波形を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施例における1サブフィルド
の駆動波形を示す図である。
【図6】従来の3電極AC型プラズマディスプレイパネ
ルの1サブフィルドの駆動波形示す図である。
【図7】3電極AC型プラズマディスプレイパネルのセ
ル断面を示す図である。
【図8】3電極AC型プラズマディスプレイパネルの平
面図である。
【符号の説明】
1 1サブフィールド 2 予備放電期間 3 走査期間 4 維持期間 5 第一の予備放電パルス 6 第二の予備放電パルス 7 予備放電消去パルス 8 走査パルス 9 データパルス 10 維持パルス 11 データバイアスパルス 12 予備放電パルス 20 上部絶縁性基板 21 下部絶縁性基板 22 走査電極 23 維持電極 24 透明誘電体層 25 保護層 26 放電空間セル 27 蛍光体層 28 白色誘電体層 29 データ電極 30 ディスプレイ表示画面 31 1セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配置された画素にある複数
    の電極上の誘電体層の上に壁電荷を表示信号に基づいて
    形成するための書込放電を順次行う走査期間と、前記走
    査期間に形成された前記壁電荷に基づいて点灯させるた
    めの放電を行う維持期間と、前記維持期間に放電が発生
    しているかどうかにより異なってくる壁電荷の形成状態
    をリセットし、次の走査期間の書込放電の放電開始電圧
    を低くするための放電を行う予備放電期間と、を有し、
    前記走査期間、前記維持期間、前記予備放電期間の順で
    繰り返されることにより表示を行うAC型プラズマディ
    スプレイパネルの駆動方法において、 前記予備放電期間の直前の前記維持期間で放電が発生し
    ている場合にのみ放電を起こすような第一の予備放電パ
    ルスと、 前記予備放電期間の直前の前記維持期間で放電が発生し
    ていない場合にのみ放電を起こすような第二の予備放電
    パルスと、を前記予備放電期間中に、前記電極間に印加
    する、ことを特徴とするAC型プラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】前記第一の予備放電パルスが印加された電
    極間の電位差が、前記第二の予備放電パルスが印加され
    た電極間の電位差よりも小さい、ことを特徴とする請求
    項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】同一の前記予備放電期間中に、前記第一の
    予備放電パルスが、前記第二の予備放電パルスよりも先
    に印加される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】前記第一の予備放電パルスおよび前記第二
    の予備放電パルスが、前記維持期間に表示の発光を持続
    させるために印加される維持パルスが印加された電極間
    と同じ電極間に印加され、前記維持パルスが印加された
    ときと前記電極間の電位差が逆極性になるようにする、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】前記第一の予備放電パルスを印加したとき
    の前記電極間の電位差が、前記第二の予備放電パルスを
    印加したときの前記電極間の電位差よりも、前記維持パ
    ルス電圧だけ低い、ことを特徴とする請求項4に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】前記予備放電期間、前記走査期間、および
    前記維持期間が、全ての前記画素の駆動において一致し
    ている走査維持分離駆動であることを特徴とする、請求
    項1乃至5のいずれか一に記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】前記AC型プラズマディスプレイパネル
    が、一方の基板に走査電極と共通電極が設けられ、他方
    の基板に、前記走査電極および前記共通電極と交差する
    ようにデータ電極が設けられている、3電極型プラズマ
    ディスプレイパネルであることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれか一に記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法。
  8. 【請求項8】前記第一の予備放電パルスの電圧と前記第
    二の予備放電パルスの電圧は共に、前記走査電極と前記
    共通電極の間に印加される、ことを特徴とする請求項7
    に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】前記第一の予備放電パルスと前記第二の予
    備放電パルスが印加される期間に、前記データ電極の電
    位が、前記走査電極の電位と前記共通電極の電位の間に
    あることを特徴とする請求項8に記載のプラズマディス
    プレイパネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】前記走査電極と前記データ電極の電位差
    が、前記走査電極と前記共通電極の電位差の1/2であ
    ることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法。
  11. 【請求項11】前記データ電極の電位が、前記走査期間
    に、点灯と非点灯の表示データに基づいて前記データ電
    極に印加される2種類の電位のいずれかであることを特
    徴とする請求項9または10に記載のプラズマディスプ
    レイの駆動方法。
  12. 【請求項12】前記データ電極の電位が接地されてい
    る、ことを特徴とする請求項6乃至11のいずれか一に
    記載のプラズマディスプレイの駆動方法。
  13. 【請求項13】前記第一の予備放電パルスと第二の予備
    放電パルスを印加した後に、前記予備放電期間内に、電
    圧が時間と共に徐々に変化していくなまりパルスまたは
    三角パルスを印加し、前記第一の予備放電パルスおよび
    前記第二の予備放電パルスを印加したときに、前記第一
    の予備放電パルスと前記第二の予備放電パルスを印加し
    た電極間に発生した電位差と逆極性の電位差に、前記な
    まりパルスまたは三角パルス終了時点でなる、ことを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれか一に記載のプラズ
    マディスプレイの駆動方法。
  14. 【請求項14】(a)維持期間に放電が発生しているか
    どうかにより異なってくる壁電荷の形成状態をリセット
    し、次の走査期間の書込放電の放電開始電圧を低くする
    ための放電を行う予備放電期間と、(b)マトリクス状
    に配置された画素に設けられた複数の電極上の誘電体層
    の上に壁電荷を表示信号に基づいて形成するための書込
    放電を順次行う走査期間と、(c)前記走査期間に形成
    された前記壁電荷に基づいて点灯させるための放電を行
    う維持期間と、を1サブフィールドに含み、前記走査期
    間、前記維持期間、前記予備放電期間の順で繰り返され
    ることにより表示を行うAC型プラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法において、 前サブフィールドが点灯の場合と非点灯の場合でそれぞ
    れ異なるパルスで放電するような2種の予備放電パルス
    を前記予備放電期間内に設け、それぞれの壁電荷量に応
    じた電圧値にすることにより、前サブフィールドの点
    灯、非点灯にかかわらずいずれも同程度のプライミング
    効果を得ることができるようにしたことを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  15. 【請求項15】前記2種の予備放電パルスがともに走査
    電極と共通電極に印加され、その際、前記走査電極と前
    記共通電極の電位差が、前記維持期間の最終維持パルス
    と印加時と逆極性となるように設定され、前記2種の予
    備放電パルスが印加される間データ電極の電位を接地電
    位とする、ことを特徴とする請求項14記載のプラズマ
    ディスプレイの駆動方法。
  16. 【請求項16】前記予備放電期間中のデータ電極の電位
    を走査電極と共通電極の中間の電位にすることを特徴と
    する請求項14記載のプラズマディスプレイパネルの駆
    動方法。
  17. 【請求項17】前記2種の予備放電パルス印加後、前記
    予備放電期間内に、前記走査電極に対して、波形のなま
    ったパルスもしくは三角パルスよりなる予備放電消去パ
    ルスを印加し、パルス終了時点で壁電荷量がほぼゼロと
    なるようにしたことを特徴とする請求項15記載のプラ
    ズマディスプレイの駆動方法。
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