JP3223082U - 小型粉ふるい器 - Google Patents

Abstract

【課題】保存容器や袋から直接すくえる大きさながら、少量の粉でも目詰まりせず、軽い力で左右にふるだけで粉ふるいでき、また周りに飛び散らない小型粉ふるい器を提供する。【解決手段】粉を保持し底面に網を有するカップ部１と、先端に粉ふるい棒４を有する握手部が接合軸３によって左右に揺れるように取付られ、粉ふるい棒はカップ部の底面をバネ弾性によって押付られ、握手部を左右に揺らすと粉ふるい棒が網面を擦り、確実に粉が下に落ちる。【選択図】図１

Description

本考案は小型粉ふるい器に関するものである。詳しくは保存容器や袋から直接粉をすくえる大きさながら、少量の粉でも目詰まりせず、周りに飛び散らない小型粉ふるい器である。

料理やお菓子作りにおいて粉をふるう作業は、一般的な主婦にとって頻度はそれ程多くない。しかしながら料理の種類によっては欠かせない作業である。そこで場所を取らない小型の粉ふるい器は広く求められるものであった。また従来の小型粉ふるい器においては目詰まりが多く、綺麗に（均一に）粉がふるえるものがなかった。

公開実用新案昭５９−１３６７５０号広報

従来の粉ふるい器には次のような欠点があった。
（イ）従来の粉ふるい器はその大きさから、粉をふるい器に入れる際は別のスプーンなどで移さなければならなかった。またふるい終わった後は残った粉を戻す手間、粉をふるい器自体を洗って乾燥させてしまう手間があった。
（ロ）小型の粉ふるい器も考案されているが、カップの小さな粉ふるい器は、すくった粉の自重が軽いため粉が下に落ちずに目詰まりを起こした。また強く降ると粉が左右に飛び散り失敗することが多かった。
（ハ）先行技術、公開実用新案昭５９−１３６７５０号広報など一般的によくある粉ふるいは、粉ふるい部と網の間に僅かな隙間が生まれるため、粉が少量であると（ロ）と同様に粉粉が下に落ちずに目詰まりを起こした。
本考案は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。

（イ）小型粉ふるい器は、粉をすくい保持するカップ部１と、左右に揺らす際に手で保持する把手部２の２部品から構成される。２部品は接合軸３で接合され把手部２を持って揺らすとカップ部１は左右に揺れる。
（ロ）その際に粉の量が少ないと粉の自重だけでは落ちないのだが、把手部２の先には粉をふるう粉ふるい棒４が取り付けられている。カップ部１の底面は網５が設けられていて粉がふるい落とされるのであるが、ここでも単に粉ふるい棒４が平行に揺れるだけでは、粉の自重が軽いために下に落ちにくい。
（ハ）そこで解決策としてカップ部１の網５に対し、粉ふるい棒４がバネ弾生をもって常に押し付けられている状態を作り出す。粉ふるい棒４はカップ部の底面に並行より僅かに角度を設けて設置される。これにより網５の上を粉ふるい棒４が粉を擦り切りながら移動するため粉が確実に下に落ちるのである。

（イ）本考案は保存容器や袋から直接すくえる大きさなので、スプーンなど粉を移す道具がいらない分洗いものが減る。またそのまま袋の中に入れておくこともできる。
（ロ）本考案は非常に小型に作れるため保管場所に困らない。
（ハ）本考案は軽い力で揺らすだけで粉がふるえるため力が要らず疲れない。また子供などでも簡単使える。
（ハ）本考案は射出成形など樹脂で容易に生産が可能なため、消費者に安価に提供できる。

本考案の斜視図である。

粉をすくい保持するカップ部１と、左右に揺らす際に手で保持する把手部２の２部品から構成される。２部品は接合軸３で接合され把手部を持って左右に揺らすとカップ部１は左右に揺れる。把手部２の先には粉をふるうための粉ふるい棒４が設置される。またカップ部１の底面は網５が設けられていて粉がふるい落とされる。その際粉ふるい棒４はバネ弾生をもって網５に常に押し付けられているため、確実に粉ふるい棒が粉を擦り切りながら移動する。
本考案は以上のような構造である。

１ カップ部
２ 把手部
３ 接合軸
４ 粉ふるい棒
５ 網

Claims (1)

1. 粉をすくうカップ部と握手部の２部品が軸で接合され、左右に揺らすことのできる小型粉ふるいである。握手部の先には粉ふるい棒が設けられ、カップ部の網目にバネ弾性をもって常に押し付けられている。それにより握手部を持って左右に軽い力で揺らすだけで粉がふるえる小型粉ふるい器。

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