JP3217590B2 - メッセージの再生装置 - Google Patents

メッセージの再生装置

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JP3217590B2
JP3217590B2 JP12533194A JP12533194A JP3217590B2 JP 3217590 B2 JP3217590 B2 JP 3217590B2 JP 12533194 A JP12533194 A JP 12533194A JP 12533194 A JP12533194 A JP 12533194A JP 3217590 B2 JP3217590 B2 JP 3217590B2
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浩三 林
稔 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守番電話の録音再生
ユニット等に使用されるメッセージの再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】留守番電話における音声メッセージの録
音再生装置には、マイクロカセットテープレコーダーか
らなる録音再生ユニットが広く用いられている。また、
最近では、半導体メモリーやディスクメモリーを用いた
録音再生ユニットも開発されている。
【0003】半導体メモリーやディスクメモリーを用い
た録音再生ユニットでは、メッセージを管理するため
に、メッセージの録音順にシリアル番号を付けるように
なっている。このため、メッセージを録音順に再生する
ことができるだけでなく、シリアル番号を指定すること
により、特定のメッセージだけを再生することもでき
る。さらに、特定のメッセージだけを消去することもで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、メッセージを再生中に何らかの都合で再
生を中断し、後から続きのメッセージを再生しようとし
たとき、まだ聴いていないメッセージを誤って飛ばして
しまうことがある。このような場合、すべてのメッセー
ジを確実に受け取ることができないという問題点を有し
ている。
【0005】本発明は、一度も再生されていないメッセ
ージ、あるいは再生回数が少ないメッセージを優先して
再生させることにより、メッセージをより確実に受け取
ることができるメッセージの再生装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るメ
ッセージの再生装置は、上記の課題を解決するために、
複数のメッセージを記録する記憶手段と、該記憶手段か
らメッセージを読み出して再生する再生手段とを備えた
メッセージの再生装置において、上記記憶手段には各メ
ッセージに対応して、上記再生手段による各々の再生回
が複数回数であっても記憶可能な再生回数記憶領域を
設け、再生時に上記再生回数記憶領域に記録されている
再生回数に基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の
少ない順で上記記憶手段に記録されているメッセージを
再生させる制御手段を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明に係るメッセージの再生装
置は、上記の課題を解決するために、複数のメッセージ
を記録する記憶手段と、該記憶手段からメッセージを読
み出して再生する再生手段とを備えたメッセージの再生
装置において、上記記憶手段には各メッセージに対応し
て、上記再生手段による各々の再生回数を記憶する再生
回数記憶領域を設け、再生時に上記再生回数記憶領域に
記録されている再生回数に基づいて上記再生手段を制御
し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録されてい
るメッセージを再生させる制御手段を備えており、上記
記憶手段には、さらに、メッセージの記録順を記録する
記録順記憶領域が設けられており、上記制御手段は、上
記記録順記憶領域に記録されている記録順と上記再生回
数記憶領域に記録されている再生回数とに基づいて再生
順位を決定することを特徴としている。
【0008】請求項3の発明に係るメッセージの再生装
置は、上記の課題を解決するために、複数のメッセージ
を記録する記憶手段と、該記憶手段からメッセージを読
み出して再生する再生手段とを備えたメッセージの再生
装置において、上記記憶手段には各メッセージに対応し
て、上記再生手段による各々の再生回数を記憶する再生
回数記憶領域を設け、再生時に上記再生回数記憶領域に
記録されている再生回数に基づいて上記再生手段を制御
し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録されてい
るメッセージを再生させる制御手段を備えており、上記
制御手段は、再生順位に応じたアドレステーブルを作成
し、このアドレステーブルにしたがってメッセージを順
次再生させることを特徴としている。
【0009】請求項4の発明に係るメッセージの再生装
置は、上記の課題を解決するために、請求項2のメッセ
ージの再生装置であって、上記記憶手段には、メッセー
ジの再生回数とそのメッセージの記録順とを固定バイト
長のデータとして記憶すると共に該データの上位バイト
側に再生回数を、かつ、下位バイト側に記録順を配置す
る一方、上記の制御手段は、固定バイト長のデータに基
づいて再生順位を決定することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、上記記憶手段には各
メッセージに対応して、上記再生手段による各々の再生
回数を記憶する再生回数記憶領域を設けたので、メッセ
ージ毎に再生回数を記録することができる。また、再生
時に上記再生回数記憶領域に記録されている再生回数に
基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の少ない順で
上記記憶手段に記録されているメッセージを再生させる
制御手段を備えたので、上記記憶手段に記録されている
メッセージを再生回数の少ない順に再生することができ
る。これにより、一度も再生されていないメッセージが
まず再生され、以下、再生回数が少ないメッセージが優
先して再生される。これにより、メッセージを確実に受
け取ることができる。
【0011】請求項2の構成によれば、上記記憶手段に
は、さらに、メッセージの記録順を記録する記録順記憶
領域が設けられており、上記制御手段は、上記記録順記
憶領域に記録されている記録順と上記再生回数記憶領域
に記録されている再生回数とに基づいて再生順位を決定
するので、上記記憶手段に記録されているメッセージを
再生回数の少ない順に再生し、再生回数が同じ場合には
例えば記録の新しい方を優先順位とすることができる。
【0012】請求項3の構成によれば、上記記憶手段に
は各メッセージに対応して、上記再生手段による各々の
再生回数を記憶する再生回数記憶領域を設けたので、メ
ッセージ毎に再生回数を記録することができる。また、
再生時に上記再生回数記憶領域に記録されている再生回
数に基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の少ない
順で上記記憶手段に記録されているメッセージを再生さ
せる制御手段を備えたので、上記記憶手段に記録されて
いるメッセージを再生回数の少ない順に再生することが
できる。これにより、一度も再生されていないメッセー
ジがまず再生され、以下、再生回数が少ないメッセージ
が優先して再生される。これにより、メッセージを確実
に受け取ることができる。さらに、上記制御手段は、再
生順位に応じたアドレステーブルを作成し、このアドレ
ステーブルにしたがってメッセージを順次再生させるの
、アドレステーブルにしたがってメッセージを順次再
生させることができる。
【0013】請求項4の構成によれば、請求項2の作用
に加え、上記記憶手段には、メッセージの再生回数とそ
のメッセージの記録順とを固定バイト長のデータとして
記憶すると共に該データの上位バイト側に再生回数を、
かつ、下位バイト側に記録順を配置する一方、上記の制
御手段は、固定バイト長のデータに基づいて再生順位を
決定するので、再生順位を容易に決定することができ
る。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図7に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例の音声メッセージの記録再生装置
は、図1に示すように、音声メッセージを記憶するメモ
リーカード6(記憶手段)と、メモリーカード6に対し
音声メッセージの記録再生を行う記録再生部1とからな
っている。
【0016】記録再生部1は、記録系と、再生系と、こ
れらを制御すると共にメモリーカード6に対し圧縮デー
タ(後述)の読み書きを行うシステムマイコン7(制御
手段)と、システムマイコン7に対し記録、再生、消去
等の指示をユーザーが行うためのキースイッチ12と、
システムマイコン7の動作状況等を示す表示部13とを
備えている。
【0017】記録系は、音声メッセージを電気信号に変
換するマイク2と、電気信号を増幅する増幅器3と、増
幅器3の出力をディジタル信号に変換するAD(アナロ
グ−ディジタル)コンバーター4と、システムマイコン
7からの制御信号によりADコンバーター4からのディ
ジタル信号を圧縮データに変換し、システムマイコン7
に送る音声圧縮回路5とからなっている。
【0018】再生系は、システムマイコン7からの制御
信号によりシステムマイコン7からの圧縮データを元の
ディジタル信号に変換する音声伸長回路8と、音声伸長
回路8からのディジタル信号をアナログ信号に変換する
DA(ディジタル−アナログ)コンバーター9と、DA
コンバーター9からのアナログ信号を増幅する増幅器1
0と、増幅器10の出力を音に変換するスピーカー11
とからなっており、これら再生系の各部とシステムマイ
コン7とにより再生手段を構成する。
【0019】システムマイコン7は、音声圧縮回路5か
らの圧縮データをメモリーカード6の指定したアドレス
(後述の記録開始アドレス)から順に書き込むと共に、
メモリーカード6の指定したアドレスから順に圧縮デー
タを読み出して音声伸長回路8に送る働きをする。
【0020】また、システムマイコン7は、図2に示す
ように、メモリーカード6の4つのインデックスXN−
1〜XN−4に、メッセージ毎に、メッセージの記録開
始アドレス、メッセージのシリアル番号、メッセージの
再生回数、メッセージの記録終了アドレスをそれぞれ書
き込む働きをする。
【0021】さらに、システムマイコン7は、メモリー
カード6から読み出した上記のインデックスXN−1〜
XN−3から読み出した内容を一時記憶するメモリー
(図示されていない)を内部に備えている。
【0022】メモリーカード6は、具体的には例えば、
図3に示すように、F−EEPROM(一括電気的消去
型プログラマブルリードオンリーメモリー)14…と、
F−EEPROM14…を選択するためのチップセレク
ト信号(図のCS1〜CS4)を出力するアドレスデコ
ーダー15とから構成されている。
【0023】システムマイコン7からのデータバス、下
位のアドレスバス、データ書き込みのためのライトイネ
ーブル信号(WE)、および、データを一括消去するた
めの消去信号(ER)は、F−EEPROM14…のそ
れぞれに接続されている。
【0024】また、システムマイコン7からの上位のア
ドレスバス、および、すべてのF−EEPROM14…
をデータバスから切り離すためのカードイネーブル信号
(CE)は、アドレスデコーダー15に接続されてい
る。
【0025】チップセレクト信号は、アドレスデコーダ
ー15によりアドレスバスの上位アドレスをデコードす
ることにより得られる。ただし、カードイネーブル信号
がアクティブでない場合、F−EEPROM14…のい
ずれに対してもアクセスできない。
【0026】上記の構成において、音声メッセージの録
音を行う場合、キースイッチ12の中の録音キーを押
す。音声はマイク2から取り込まれ、増幅器3、ADコ
ンバーター4、音声圧縮回路5を通り圧縮データに変換
される。システムマイコン7は、音声圧縮回路5からの
圧縮データを、アドレスのインクリメントを行いなが
ら、メモリーカード6に順次書き込む。
【0027】録音の途中でキースイッチ12の中のエン
ドマークキーを押すと、システムマイコン7はメモリー
カード6のインデックスXN−4にメッセージの記録終
了アドレスを書き込み、録音を続ける。これにより、そ
れまでの圧縮データを一つのメッセージとして扱うこと
ができる。このようにして、キースイッチ12の中のス
トップキーが押されるまで、一つあるいは複数のメッセ
ージの録音が行われる。なお、ストップキーが押された
ときにも、その時の録音終了アドレスをインデックスX
N−4に書き込む。
【0028】音声メッセージの再生を行う場合、キース
イッチ12の中のプレイキーを押す。システムマイコン
7は、メモリーカード6から圧縮データを読み出し、音
声伸長回路8に送る。音声伸長回路8では、圧縮データ
が元のディジタル信号に変換され、DAコンバーター
9、増幅器10を通ることにより、音声メッセージがス
ピーカー11から再生される。
【0029】上記の録音処理について、図4のフローチ
ャートに基づいてさらに詳細に説明する。
【0030】録音キーを押すと、システムマイコン7
は、ステップ1(以下、ステップをSと略す)として、
メモリーカード6のブランクエリアを探し、ブランクエ
リアのアドレスを録音開始アドレスにセットする。ここ
で、ブランクエリアとは何も記録されていないメッセー
ジブロックあるいは、再生回数と録音順とで判断して優
先順位の一番低い(つまり、消去してもよい)メッセー
ジブロックを指す。
【0031】次に、システムマイコン7は、録音開始ア
ドレスをメモリーカード6のインデックスX1−1に書
き込む(S2)。それから、現在すでに録音されている
メッセージのシリアル番号の最大値を探し(S3)、最
大値に1を加えた値をメモリーカード6のインデックス
X1−2に書き込む(S4、5)。そして、再生回数の
ディフォールト値(例えば、7FH)をインデックスX
1−3に書き込む(S6)。
【0032】以下、ストップキー(あるいは、エンドマ
ークキー)が押されるまで、システムマイコン7はメモ
リーカード6にメッセージを録音する(S7,8)。ス
トップキー(あるいは、エンドマークキー)が押される
と、録音終了アドレスをメモリーカード6のインデック
スX1−4に書き込む(S9)。
【0033】次に、再生開始時の処理について、図5の
フローチャートに基づいてさらに詳細に説明する。
【0034】プレイキーを押すと、システムマイコン7
は、録音終了直後であるかどうかを判定する(S1
1)。録音終了直後である場合、S12〜S15のソー
ティング処理を実行し、最優先のメッセージのアドレス
をセットしてからS17の再生処理を実行し、録音終了
直後でない場合、S17の再生処理をすぐ実行する。
【0035】録音終了直後の場合、システムマイコン7
は、まず、メモリーカード6上のインデックスXN−1
〜XN−3から録音開始アドレス、シリアル番号、再生
回数をシステムマイコン7の内部のメモリーに読み込む
(S12〜14)。それから、再生回数が少ない順に、
また同じ再生回数であればシリアル番号の大きい順に並
んだメッセージのアドレステーブルをメモリー内に作成
する(S15)。そして、アドレステーブルにおける優
先度の一番高いメッセージのアドレスをセットし(S1
6)、再生処理を実行する(S17)。
【0036】なお、装置の電源オンに伴いソーディング
を行ってアドレステーブルを作成してもよく、電源オン
後の再生開始操作に伴いソーディングを行ってアドレス
テーブルを作成してもよい。
【0037】再生処理について、図6のフローチャート
に基づいて詳細に説明する。
【0038】メッセージの再生中(S21)には、再生
回数の更新タイミングであるかどうかのチェック(S2
2)、再生中のメッセージを中断して次のメッセージに
移行するか否かを判定するための、スキップキーからの
信号の有無のチェック(S23)、メッセージの終了で
あるかどうかのチェック(S24)を順次実行する。最
後に、次のメッセージを続けて再生するかどうかのチェ
ックを実行し(S25)、次のメッセージを続けて再生
する場合、S21に戻り、次のメッセージを続けて再生
しない場合、再生処理を終了する。
【0039】上記S22において、再生回数の更新タイ
ミングは、メッセージを最後まで再生した時点、あるい
は、メッセージの先頭を再生した時点、あるいは、メッ
セージの中間部分まで再生した時点、あるいは、これら
を組み合わせた時点に設定される。更新タイミングであ
る場合、インデックスXN−3の再生回数を更新する
(S26)。それから、S25を実行する。
【0040】なお、本実施例では再生回数を16進法に
よるコードで示しており、例えば、0回、1回、2回、
…、7回の再生回数を、それぞれ、1バイトの7FH、
3FH、1FH、0FH、07H、03H、01H、0
0Hで示し、8段階に区分している。これは、フラッシ
ュメモリの特性上、一度”0”にしたビットはブロック
単位で消去してFFHにしない限り”1”にできないこ
とを考慮したためであり、特定のアドレスを消去せずに
何回か書き換えるのに非常に有効である。
【0041】上記S23において、メッセージをスキッ
プする場合、または、S24において、メッセージの終
了である場合、次の優先度の高いメッセージ(つまり、
再生回数が次に少ないメッセージ)のアドレスを、既に
並べ換えられているアドレステーブルから読み出し、そ
のアドレスをセットする(S27)。それから、S25
を実行する。
【0042】上記のS12〜S15のソーティング処理
について、図7に基づいて詳細に説明する。
【0043】同図(a)は、メモリーカード6上のイン
デックスXN−1〜XN−3からシステムマイコン7の
内部のメモリーに読み込まれた録音開始アドレス、シリ
アル番号、再生回数を示しており、アドレス順に録音・
再生を行った結果得られたものである。ここでは、0
回、1回、2回、…、7回の再生回数を、それぞれ、1
バイトの7FH、3FH、1FH、0FH、07H、0
3H、01H、00Hに対応させている。
【0044】メモリー内では、シリアル番号および再生
回数は、4バイト長のデータとして記憶され、各データ
の上位の1バイト(図のMSB側)に再生回数が配置さ
れており、下位の3バイト(図のLSB側)にシリアル
番号が配置されている。
【0045】そこで、データを数値として扱い、0回、
1回、2回、…、7回の再生回数を、それぞれ、1バイ
トの7FH、3FH、1FH、0FH、07H、03
H、01H、00Hに対応させた場合、データ値の大き
い順にアドレスをソーティングすることにより、同図
(b)に示すように、再生回数が少ない順に、かつ、シ
リアル番号の大きい順に並んだメッセージのアドレステ
ーブルを容易に得ることができる。
【0046】以上のように、本実施例の音声メッセージ
の記録再生装置では、メッセージと、そのメッセージの
再生回数と、そのメッセージが格納されているアドレス
とを、メッセージ毎に記憶するメモリーカード6を備え
ている。したがって、システムマイコン7で再生回数が
少ない順にメッセージのアドレスをソーティングするこ
とにより、再生回数が少ない順にメッセージを再生する
ことができる。これにより、一度も再生されていないメ
ッセージがまず再生され、以下、再生回数が少ないメッ
セージが優先して再生される。これにより、メッセージ
を確実に受け取ることができる。
【0047】さらに、本実施例の音声メッセージの記録
再生装置では、メモリーカード6にメッセージの記録順
にシリアル番号を記憶させており、システムマイコン7
は、メッセージのアドレスと、メッセージの再生回数
と、そのメッセージのシリアル番号とを固定バイト長の
データとして記憶するメモリーを備えている。そして、
メモリー上で、データの上位バイト側に再生回数を配置
し、かつ、データの下位バイト側にシリアル番号を配置
したので、データ値の大きさ順にアドレスをソーティン
グすることにより、再生回数が少ない順で、かつ、シリ
アル番号の大きい順にメッセージのアドレスを並べ換え
ることができる。これにより、ソーティングが極めて容
易になる。つまり、各データを一つの数値として扱うこ
とにより、ハードウェアの負担を軽減でき、しかも、ソ
フトウェアが簡単になる。
【0048】なお、本実施例では、ソーティングのキー
ワードとして、再生回数とシリアル番号とを使用した
が、必要に応じて、別のキーワードを使用してもよい
し、キーワードの数を増やしてもよい。ただし、少なく
とも再生回数をソーティングのキーワードに用いる必要
がある。
【0049】さらに、本実施例の音声メッセージの記録
再生装置では、音声メッセージの圧縮を行う音声圧縮回
路5を備えたので、音声メッセージを圧縮しない場合と
比較して、メモリーカード6の容量を数分の一〜数十分
の一にすることができる。また、圧縮データの伸長を行
う音声伸長回路8を備えたので、圧縮データを記録した
メモリーカード6から音声メッセージを再生することが
できる。
【0050】また、メモリーカード6として、F−EE
PROM14…等の半導体メモリーを搭載したカードを
使用しているので、メッセージの早送り、巻き戻しを瞬
時に実行できる。メモリーカード6としては、この他、
磁気カード等の記録カードを使用することもできるし、
記録ディスクを使用することもできる。また、メモリー
カード6は脱着可能である方が取り扱いが便利である
が、固定内蔵にすれば、音声メッセージの記録再生装置
を小型化することができる。
【0051】さらに、以上の実施例では、録音再生の指
示をキースイッチ12で行ったが、システムマイコン7
にシリアルインターフェース(あるいは、パラレルイン
ターフェース)を設けることにより、外部信号により自
動的に録音再生を行わせることができる。これにより、
例えば留守番電話において、メッセージを自動的に送信
あるいは受信することが可能になる。
【0052】また、以上の実施例では、音声メッセージ
の長さを可変長としたが、固定長にしてもよい。固定長
にした場合、インデックスXN−1(メッセージの記録
開始アドレス)およびXN−4(メッセージの記録終了
アドレス)が不要になる。つまり、シリアル番号だけで
音声メッセージの記録アドレスを知ることが可能にな
る。このため、上記の録音処理、再生開始時の処理をよ
り簡素化することができる。
【0053】本実施例の音声メッセージの記録再生装置
は、留守番電話に使用されるメッセージ録音再生ユニッ
トだけでなく、音声をメモとして記録できる録音機、外
国語の学習に使用される音声録音再生機等の、音声メッ
セージの記録再生装置や再生装置に広く応用できる。さ
らに、メモリーカード6に画像を記憶させるようにすれ
ば、画像メッセージの記録再生装置や再生装置にも応用
できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明に係るメッセージの再生
装置は、以上のように、記憶手段には各メッセージに対
応して、再生手段による各々の再生回数が複数回数であ
っても記憶可能な再生回数記憶領域を設け、再生時に上
記再生回数記憶領域に記録されている再生回数に基づい
て上記再生手段を制御し、再生回数の少ない順で上記記
憶手段に記録されているメッセージを再生させる制御手
段を備えた構成である。
【0055】これによれば、メッセージ毎に再生回数を
記録することができる。また、再生時に上記再生回数記
憶領域に記録されている再生回数に基づいて上記再生手
段を制御し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録
されているメッセージを再生させる制御手段を備えたの
で、上記記憶手段に記録されているメッセージを再生回
数の少ない順に再生することができる。これにより、一
度も再生されていないメッセージがまず再生され、以
下、再生回数が少ないメッセージが優先して再生され
る。これにより、メッセージを確実に受け取ることがで
きるという効果を奏する。
【0056】請求項2の発明に係るメッセージの再生装
置は、以上のように、記憶手段には各メッセージに対応
して、再生手段による各々の再生回数を記憶する再生回
数記憶領域を設け、再生時に上記再生回数記憶領域に記
録されている再生回数に基づいて上記再生手段を制御
し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録されてい
るメッセージを再生させる制御手段を備えており、上記
記憶手段には、さらに、メッセージの記録順を記録する
記録順記憶領域が設けられており、上記制御手段は、上
記記録順記憶領域に記録されている記録順と上記再生回
数記憶領域に記録されている再生回数とに基づいて再生
順位を決定する構成である。
【0057】これによれば、上記記憶手段に記録されて
いるメッセージを再生回数の少ない順に再生し、再生回
数が同じ場合には例えば記録の新しい方を優先順位とす
ることができるという効果を奏する。
【0058】請求項3の発明に係るメッセージの再生装
置は、以上のように、記憶手段には各メッセージに対応
して、再生手段による各々の再生回数を記憶する再生回
数記憶領域を設け、再生時に上記再生回数記憶領域に記
録されている再生回数に基づいて上記再生手段を制御
し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録されてい
るメッセージを再生させる制御手段を備えており、上記
制御手段は、再生順位に応じたアドレステーブルを作成
し、このアドレステーブルにしたがってメッセージを順
次再生させる構成である。
【0059】これによれば、メッセージ毎に再生回数を
記録することができる。また、再生時に上記再生回数記
憶領域に記録されている再生回数に基づいて上記再生手
段を制御し、再生回数の少ない順で上記記憶手段に記録
されているメッセージを再生させる制御手段を備えたの
で、上記記憶手段に記録されているメッセージを再生回
数の少ない順に再生することができる。これにより、一
度も再生されていないメッセージがまず再生され、以
下、再生回数が少ないメッセージが優先して再生され
る。これにより、メッセージを確実に受け取ることがで
きるとともに、アドレステーブルにしたがってメッセー
ジを順次再生させることができるという効果を奏する。
【0060】請求項4の発明に係るメッセージの再生装
置は、以上のように、請求項2のメッセージの再生装置
であって、上記記憶手段には、メッセージの再生回数と
そのメッセージの記録順とを固定バイト長のデータとし
て記憶すると共に該データの上位バイト側に再生回数
を、かつ、下位バイト側に記録順を配置する一方、上記
の制御手段は、固定バイト長のデータに基づいて再生順
位を決定する構成である。
【0061】これによれば、請求項2の効果に加え、再
生順位を容易に決定することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声メッセージの記録再生装置の
概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記録再生装置で使用されるインデックス
を示す説明図である。
【図3】図1の記録再生装置におけるメモリーカードの
具体例を示す回路図である。
【図4】図1の記録再生装置におけるシステムマイコン
による録音処理を示すフローチャートである。
【図5】図1の記録再生装置におけるシステムマイコン
による再生開始時の処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の記録再生装置におけるシステムマイコン
による再生中の処理を示すフローチャートである。
【図7】図1の記録再生装置におけるシステムマイコン
内のメモリー上のデータの配置およびアドレステーブル
を示す説明図であり、同図(a)はソーティング前を示
し、同図(b)はソーティング後を示す。
【符号の説明】 5 音声圧縮回路 6 メモリーカード(記憶手段) 7 システムマイコン(再生手段、制御手段) 8 音声伸長回路(再生手段) 9 DAコンバーター(再生手段) 10 増幅器(再生手段) 11 スピーカー(再生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248741(JP,A) 特開 平4−360446(JP,A) 特開 平6−168000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のメッセージを記録する記憶手段と、
    該記憶手段からメッセージを読み出して再生する再生手
    段とを備えたメッセージの再生装置において、 上記記憶手段には各メッセージに対応して、上記再生手
    段による各々の再生回数が複数回数であっても記憶可能
    再生回数記憶領域を設け、 再生時に上記再生回数記憶領域に記録されている再生回
    数に基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の少ない
    順で上記記憶手段に記録されているメッセージを再生さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とするメッセージの再
    生装置。
  2. 【請求項2】複数のメッセージを記録する記憶手段と、
    該記憶手段からメッセージを読み出して再生する再生手
    段とを備えたメッセージの再生装置において、 上記記憶手段には各メッセージに対応して、上記再生手
    段による各々の再生回数を記憶する再生回数記憶領域を
    設け、 再生時に上記再生回数記憶領域に記録されている再生回
    数に基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の少ない
    順で上記記憶手段に記録されているメッセージを再生さ
    せる制御手段を備えており、 上記記憶手段には、さらに、メッセージの記録順を記録
    する記録順記憶領域が設けられており、上記制御手段
    は、上記記録順記憶領域に記録されている記録順と上記
    再生回数記憶領域に記録されている再生回数とに基づい
    て再生順位を決定することを特徴とするメッセージの再
    生装置。
  3. 【請求項3】複数のメッセージを記録する記憶手段と、
    該記憶手段からメッセージを読み出して再生する再生手
    段とを備えたメッセージの再生装置において、 上記記憶手段には各メッセージに対応して、上記再生手
    段による各々の再生回数を記憶する再生回数記憶領域を
    設け、 再生時に上記再生回数記憶領域に記録されている再生回
    数に基づいて上記再生手段を制御し、再生回数の少ない
    順で上記記憶手段に記録されているメッセージを再生さ
    せる制御手段を備えており、 上記制御手段は、再生順位に応じたアドレステーブルを
    作成し、このアドレステーブルにしたがってメッセージ
    を順次再生させることを特徴とするメッセージの再生装
    置。
  4. 【請求項4】上記記憶手段には、メッセージの再生回数
    とそのメッセージの記録順とを固定バイト長のデータと
    して記憶すると共に該データの上位バイト側に再生回数
    を、かつ、下位バイト側に記録順を配置する一方、 上記の制御手段は、固定バイト長のデータに基づいて再
    生順位を決定することを特徴とする請求項2記載のメッ
    セージの再生装置。
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