JP3213239B2 - 赤系塗色の補修塗装方法 - Google Patents

赤系塗色の補修塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤系塗色の補修塗
装方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】自動車外板などに塗装された
塗膜は、通常、下塗り塗膜、中塗り塗膜、及び上塗り塗
膜からなる複層塗膜であることが多く、該塗膜面に発生
した損傷の補修方法は、通常、該損傷部を中心にその周
囲までサンディングして、いわゆる「フェザ−エッジ出
し」を行った後、そのサンディング部分に補修用パテ付
け、プライマ−サ−フェ−サ−塗装をし、さらにサンデ
ィング部分の周囲の正常塗膜部分まで含めて上塗り塗装
を行うものである。
【0003】上記自動車外板などの上塗り塗色が赤系塗
色の場合には、隠蔽性の悪い塗色であるために、これら
の上塗り塗色は、通常、中塗り塗色の影響を受けたスカ
シの濃い(濁った)仕上がり色となっている。
【0004】そこでこの赤系塗色の補修においては、正
常塗膜部分の中塗り塗色の影響を受けた色味を同様に出
すために、従来より、赤色上塗りを塗装する前に隠蔽性
が良好で明度調整可能な下塗り(共色)をあらかじめ塗
装し、この共色と赤色上塗りとの組合せで正常塗膜部分
と色を一致させてきた。
【0005】この共色には、一般に、隠蔽と明度調整を
兼ねて白と黒原色の混合によるグレ−色が用いられてい
たが、以下のような問題点があった。
【0006】 赤系塗色の上塗り塗装をサンディング
部分の周囲の正常塗膜部分まで含めて行う際に、図1に
示すように、サンディング部分の周囲で正常塗膜部にか
けて上塗りの膜厚を徐々に薄くするボカシ補修を行う
と、矢印1の部分で上塗りがスケて下塗りである共色の
有無が目立ってしまう。
【0007】 の矢印1の共色部分上の上塗りの膜
厚を通常膜厚にしようとすると、この周囲の正常塗膜部
分上にも通常膜厚の上塗りが重なることになるため、こ
の部分の塗色が、赤色の隠蔽がよくなり、隣接する未補
修の正常塗膜部の塗色と色味に差が生じやすい。
【0008】 共色の上に塗られる赤系塗色上塗りの
塗装回数(膜厚)により、赤色上塗り塗色が変化しやす
い。
【0009】 グレ−共色の塗装時、そのミストがマ
スキング困難なドアの隙間などに付着すると目立ち易
く、その除去に手間がかかる。
【0010】 グレ−共色は無彩色であり色味がない
ため、この上に塗られる赤色上塗り塗色がニゴル傾向に
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、赤系塗色上塗りの共色
として、明度及び色味から上塗り塗色に近い塗色で隠蔽
性の良好な下塗り(共色)塗料を用いることにより、ボ
カシ補修の際に隠蔽性の悪い上塗りでも共色が目立たな
くなり、上塗りの膜厚による塗色への影響も受けにくく
なって、上記問題を解決しうることを見出だし本発明に
到達した。
【0012】即ち本発明は、ソリッド系赤色塗膜面の損
傷部を、該損傷部よりやや大きめの範囲にサンディング
した後、該サンディング部分に必要により補修用パテ付
け、プライマ−サ−フェ−サ−塗装をし、さらにサンデ
ィング部分の周囲の正常塗膜部分まで含めて下塗り塗装
及びソリッド系赤色上塗り塗装を行う補修塗装方法であ
って、該下塗り塗装による塗膜が、該塗膜面に対する垂
線から30°の角度から照明し、この照明角度の正反射
方向から照明光源側に25°の角度で受光する測色条件
で、正常塗膜部分の塗色に対するΔL値の絶対値が5.
0以下、Δa値の絶対値が6.0以下の範囲内となる塗
色を有してなることを特徴とする赤系塗色の補修塗装方
法、及び光輝系赤色塗膜面の損傷部を、該損傷部よりや
や大きめの範囲にサンディングした後、該サンディング
部分に必要により補修用パテ付け、プライマ−サ−フェ
−サ−塗装をし、さらにサンディング部分の周囲の正常
塗膜部分まで含めて下塗り塗装及び光輝系赤色上塗り塗
装を行う補修塗装方法であって、該下塗り塗装による塗
膜が、該塗膜面に対する垂線から30°の角度から照明
し、この照明角度の正反射方向から照明光源側に95°
の角度で受光する測色条件で、正常塗膜部分の塗色に対
するΔL値の絶対値が5.0以下、Δa値の絶対値が
6.0以下の範囲内となる塗色を有してなることを特徴
とする赤系塗色の補修塗装方法を提供するものである。
【0013】以下、本発明について説明する。
【0014】本発明方法を適用する赤色塗膜は、電着層
を含む下塗り塗膜、さらに中塗り塗膜、及び赤系上塗り
塗膜からなる従来公知の複層塗膜であり、ソリッド系、
あるいはパ−ル系やメタリック系の光輝系のいずれの赤
系塗色でもよい。該塗膜面に生じた損傷部は、該損傷部
よりやや大きめの範囲までサンディングして、いわゆる
「フェザ−エッジ出し」を行っておくことが適当であ
る。かかるサンディング部分を適宜脱脂洗浄後、該部分
に、必要により補修用パテ付け、プライマ−サ−フェ−
サ−塗装をし、それぞれについて研磨作業などにより表
面を平滑に調整し損傷部の充填処理をする。
【0015】次いで該サンディング部分の周囲の正常塗
膜部分まで含めて下塗り塗装(共色塗装)を行なう。
【0016】本発明方法では、かかる共色塗装として該
塗膜の塗色が、上塗り塗色がソリッド系の場合、該塗膜
面に対する垂線から30°の角度から照明し、この照明
角度の正反射方向から照明光源側に25°の角度で受光
する測色条件で、正常塗膜部分の塗色に対するΔL値の
絶対値が5.0以下、好ましくは3.5以下、Δa値の
絶対値が6.0以下、好ましくは4.0以下の範囲内と
なる下塗り塗料(共色塗料)を使用し、一方、上塗り塗
色がパ−ルやメタリック等の光輝系の場合には、光輝顔
料のフリップフロップ性のため測色時の受光条件によっ
て色味の変動が大きく、測色値と目視の一致性の点か
ら、該塗膜面に対する垂線から30°の角度から照明
し、この照明角度の正反射方向から照明光源側に95°
の角度で受光する測色条件で、正常塗膜部分の塗色に対
するΔL値の絶対値が5.0以下、好ましくは3.5以
下、Δa値の絶対値が6.0以下、好ましくは4.0以
下の範囲内となる下塗り塗料(共色塗料)を使用するも
のである。
【0017】ここで測色は、2方向測色機器「CR35
3」(ミノルタ社製)を用いて、正常塗膜部分と共色塗
膜のL、a値(ハンタ−の色差式による)を上記条件に
て夫々測定してその差を求めてなるものである。上記2
5°方向は通称、ハイライト(正面視)と呼ばれ、95
°方向は通称、シェ−ド(すかし、又は底色)と呼ばれ
ている角度である。この共色塗膜のL、a値は、共色塗
膜が下地を隠蔽する膜厚を有するときの測定値である。
【0018】上記ΔL、Δa値の絶対値がそれぞれ上記
範囲を越えると、補修部と隣接する未補修の正常塗膜部
の塗色と色味に差が生じやすく、色一致性が低下するの
で好ましくない。
【0019】また共色塗装に用いる塗料の調色におい
て、隠蔽の面から、顔料濃度が塗液に対し5〜24重量
%、好ましくは10〜24重量%である赤〜橙の主原色
塗液を用いることが望ましい。特に共色塗膜のa値が約
40以上(25°照射・正面受光の測色条件)になるよ
うな場合には、隠蔽が低下しやすいので、主原色塗液の
顔料濃度が15〜24重量%と高めであるのが望まし
い。
【0020】上記共色塗膜の塗布量は、通常、乾燥膜厚
で約15〜30μm程度である。
【0021】上記共色塗膜の上に、共色塗膜部分の周囲
の正常塗膜部分まで含めて赤系上塗り塗装を行なう。こ
こで用いる赤系上塗り塗料は、損傷部以外の正常塗膜部
分の塗色から調色してなる塗料である。かかる上塗り塗
装は、ソリッド系の場合には、通常、ソリッド系上塗り
塗料を乾燥膜厚で約20〜60μm程度塗装し、光輝系
の場合には、光輝系上塗り塗料を乾燥膜厚で約20〜6
0μm程度塗装した後、さらにクリヤ−塗料を乾燥膜厚
で約40〜80μm程度塗装してなり、共色部分から正
常塗膜部分にかけて上塗りの膜厚を徐々に薄くするボカ
シ補修塗装を行うことができる。本発明では、上記共色
によって色一致性が良好なので、上塗り塗膜によって共
色が隠蔽されなくても(隠蔽膜厚まで塗装しなくても)
よい。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0023】試験板の作成 ・試験板P1:300×450×0.8mmの電着塗装
鋼板に中塗り塗料(「アミラックTP65」、関西ペイ
ント社製、グレ−色)を乾燥膜厚30μmとなるよう塗
装し焼付け後、上塗り塗料(「マジクロン/トヨタ35
8」、関西ペイント社製、パ−ル色)を乾燥膜厚20μ
mとなるよう塗装し、さらにウェットオンウェットでク
リヤ−塗料(「マジクロンクリヤ−」、関西ペイント社
製)を乾燥膜厚40μmとなるよう塗装し焼付けて、試
験板P1を得た。この試験板P1の上塗り塗膜面のL、
a値は、それぞれ6.7、11.3(シェ−ド測色条
件)であった。
【0024】・試験板P2:試験板P1において、上塗
り塗料として「マジクロン/ホンダR72P」(関西ペ
イント社製上塗り塗料、パ−ル色)を用いる以外は試験
板P1と同様にして試験板P2を得た。この試験板P2
の上塗り塗膜面のL、a値は、それぞれ9.0、22.
5(シェ−ド測色条件)であった。
【0025】・試験板P3:試験板P1において、上塗
り塗料として「マジクロン日産AH3」(関西ペイント
社製上塗り塗料、パ−ル色)を用いる以外は試験板P1
と同様にして試験板P3を得た。この試験板P3の上塗
り塗膜面のL、a値は、それぞれ19.0、30.2
(シェ−ド測色条件)であった。
【0026】・試験板S1:300×450×0.8m
mの電着塗装鋼板に中塗り塗料(「アミラックTP6
5」、関西ペイント社製、グレ−色)を乾燥膜厚30μ
mとなるよう塗装し焼付け後、上塗り塗料(「マジクロ
ン/トヨタ3H7」、関西ペイント社製、ソリッド色)
を乾燥膜厚40μmとなるよう塗装し焼付けて、試験板
S1を得た。この試験板S1の上塗り塗膜面のL、a値
は、それぞれ28.3、43.0(ハイライト測色条
件)であった。
【0027】・試験板S2:試験板S1において、上塗
り塗料として「マジクロン/マツダSQ」(関西ペイン
ト社製上塗り塗料、ソリッド色)を用いる以外は試験板
S1と同様にして試験板S2を得た。この試験板S2の
上塗り塗膜面のL、a値は、それぞれ31.7、56.
4(ハイライト測色条件)であった。
【0028】(注1)塗膜面のL、a値は、2方向測色
機器「CR353」(ミノルタ社製)を用いて、測定塗
膜面に対する垂線から30°の角度から照明し、この照
明角度の正反射方向から照明光源側に95°の角度で受
光する測色条件(シェ−ド測色条件)と、測定塗膜面に
対する垂線から30°の角度から照明し、この照明角度
の正反射方向から照明光源側に25°の角度で受光する
測色条件(ハイライト測色条件)でそれぞれ測定した。
【0029】下塗り(共色)塗料の製造 下記に示す原色塗料〜を用いて、表1に示す配合に
て各下塗り(共色)ベ−ス塗料A〜Fを作成した。
【0030】原色塗料:ウォッチングマンガン系赤色
顔料使用、固形分51重量%、(顔料/樹脂)重量比
1.31、塗料中の顔料濃度24重量% 原色塗料:ペリレン系赤色顔料使用、固形分37重量
%、(顔料/樹脂)重量比0.29、塗料中の顔料濃度
7.3重量% 原色塗料:キナクリドン系赤色顔料使用、固形分26
重量%、(顔料/樹脂)重量比0.18、塗料中の顔料
濃度6.2重量% 原色塗料:酸化第2鉄系赤色顔料使用、固形分41重
量%、(顔料/樹脂)重量比0.37、塗料中の顔料濃
度11重量% 原色塗料:ベンズイミダゾロン系黄色顔料使用、固形
分41重量%、(顔料/樹脂)重量比0.55、塗料中
の顔料濃度15重量% 原色塗料:チタン白系白色顔料使用、固形分51重量
%、(顔料/樹脂)重量比1.26、塗料中の顔料濃度
28重量% 原色塗料:アゾ系黄色顔料使用、固形分36重量%、
(顔料/樹脂)重量比0.17、塗料中の顔料濃度6.
0重量% 原色塗料:カ−ボンブラック顔料使用、固形分34重
量%、(顔料/樹脂)重量比0.05、塗料中の顔料濃
度1.8重量%
【0031】
【表1】
【0032】補修塗装 実施例1 試験板P1の中央部に電着塗膜まで達する傷をつけ、該
傷部よりやや大きめの範囲まで耐水研磨紙でサンディン
グし水洗後、この部分を脱脂洗浄して十分乾燥させた。
次いで該部分に、ポリエステル系パテ「SUパテ」(関
西ペイント社製)でパテ付けし乾燥後研磨し、その上に
プライマ−サ−フェ−サ−「KARプラサフグレ−」
(関西ペイント社製)を塗装し乾燥後研磨して平滑に調
整した。
【0033】次いでこの部分の周囲の正常塗膜部分まで
含めた部分に、上記で得られた共色ベ−ス塗料Aに硬化
剤を加えこれを適宜塗装粘度に希釈して得られる共色塗
料をスプレ−塗装した。隠蔽に要した塗装回数は2回で
乾燥膜厚16μmであった。この共色塗膜面のL、a値
(シェ−ド測色条件)を測定し、これより正常塗膜に対
するΔL、Δaの絶対値は、ともに2.0であった。
【0034】次いでこの共色塗膜の上に、共色塗膜部分
の周囲の正常塗膜部分まで含めて、試験板P1の正常塗
膜部分の塗色から調色したパ−ル系赤色上塗り塗料をス
プレ−塗装した。隠蔽に要した塗装(乾燥)膜厚30μ
mであった。さらにこの上にクリヤ−上塗り塗料をスプ
レ−塗装し補修塗板を得た。該補修塗膜面のL、a、b
値の測色から正常面とのΔEは、ハイライトで0.8、
シェ−ドで0.7と良好であった。
【0035】実施例2〜5及び比較例1〜10 実施例1において、試験板、共色塗装を表2に示す通り
とし、各試験板の正常塗膜部分の塗色から調色した上塗
り塗料を用いて上塗り塗装する以外は実施例1と同様に
して各補修塗板を得た。各補修塗膜面のL、a、b値の
測色から正常面とのΔEは表2に示す通りであった。こ
れより、実施例の補修塗板では、共色と上塗りとのト−
タルで、ハイライト、シェ−ドのいずれの角度からも補
修部と未補修の正常塗膜部とで非常に良好な色の一致が
得られたが、比較例の補修塗板では、実施例塗板と同じ
膜厚だけ上塗り塗装しても十分な色の一致が得られなか
った。
【0036】また各補修塗装について下記評価試験を行
った。結果を表2に示す。
【0037】(評価試験) (1)上塗との色一致性 上記各補修塗板を得る際に、補修時の上塗り塗装を乾燥
膜厚で40μmとなるようにして、補修部と未補修の正
常塗膜部との色味の一致性を目視評価した(○:良好、
△:やや色味が異なる、×:かなり色味が異なる)。
【0038】(2)上塗塗装回数による色安定性 上記各補修塗板を得る際に、補修時の上塗り塗装が乾燥
膜厚で20、40、60μmとなるようそれぞれ作成
し、この3枚の塗装板から塗装回数による色の安定性を
目視評価した(○:安定している、△:やや色が変化す
る、×:かなり色が変化する)。
【0039】
【発明の効果】本発明方法によれば、赤色塗膜の補修塗
装において色味が近く隠蔽の良い共色塗装を行うことに
より、上塗りによって共色が隠蔽されなくても正常面と
の色一致性が良好なので、隠蔽の悪い赤色でもボカシ際
(フェザ−部)などの共色の有無が目立たなくなり、ま
た上塗りの膜厚による色への影響が少なくなり、上塗り
が薄膜でも正常部分との色の一致性が向上した。さらに
共色が上塗り色に近い有彩色なので、彩度の高い色の上
塗りでも色のニゴリが少なくなり調色しやすく実用性が
高い。
【0040】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】補修塗装方法を説明するための塗膜断面図。
【符号の説明】 1 フェザ−部(補修の上塗り塗膜の膜厚が徐々に薄く
なる部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 良彦 兵庫県尼崎市神崎町33番1号 関西ペイ ント株式会社内 審査官 村山 禎恒 (56)参考文献 特開 平6−447(JP,A) 特開 平7−228807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッド系赤色塗膜面の損傷部を、該損
    傷部よりやや大きめの範囲にサンディングした後、該サ
    ンディング部分に必要により補修用パテ付け、プライマ
    −サ−フェ−サ−塗装をし、さらにサンディング部分の
    周囲の正常塗膜部分まで含めて下塗り塗装及びソリッド
    系赤色上塗り塗装を行う補修塗装方法であって、該下塗
    り塗装による塗膜が、該塗膜面に対する垂線から30°
    の角度から照明し、この照明角度の正反射方向から照明
    光源側に25°の角度で受光する測色条件で、正常塗膜
    部分の塗色に対するΔL値の絶対値が5.0以下、Δa
    値の絶対値が6.0以下の範囲内となる塗色を有してな
    ることを特徴とする赤系塗色の補修塗装方法。
  2. 【請求項2】 光輝系赤色塗膜面の損傷部を、該損傷部
    よりやや大きめの範囲にサンディングした後、該サンデ
    ィング部分に必要により補修用パテ付け、プライマ−サ
    −フェ−サ−塗装をし、さらにサンディング部分の周囲
    の正常塗膜部分まで含めて下塗り塗装及び光輝系赤色上
    塗り塗装を行う補修塗装方法であって、該下塗り塗装に
    よる塗膜が、該塗膜面に対する垂線から30°の角度か
    ら照明し、この照明角度の正反射方向から照明光源側に
    95°の角度で受光する測色条件で、正常塗膜部分の塗
    色に対するΔL値の絶対値が5.0以下、Δa値の絶対
    値が6.0以下の範囲内となる塗色を有してなることを
    特徴とする赤系塗色の補修塗装方法。
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