JP3209763U - フットカバー - Google Patents

フットカバー Download PDF

Info

Publication number
JP3209763U
JP3209763U JP2017000249U JP2017000249U JP3209763U JP 3209763 U JP3209763 U JP 3209763U JP 2017000249 U JP2017000249 U JP 2017000249U JP 2017000249 U JP2017000249 U JP 2017000249U JP 3209763 U JP3209763 U JP 3209763U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
foot
foot cover
periphery
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017000249U
Other languages
English (en)
Inventor
暁宇 潘
暁宇 潘
Original Assignee
ハンス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハンス株式会社 filed Critical ハンス株式会社
Priority to JP2017000249U priority Critical patent/JP3209763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3209763U publication Critical patent/JP3209763U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

【課題】履き心地が低下することが少なく、着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こることが少ないフットカバーを提供する。【解決手段】足裏部2、爪先部3、両側辺部5および踵部6を覆うカバー全体を伸縮性の編地で編成し、足10を出し入れするための上方開口部12について、その周縁13自体が伸縮性を有するとともに、周縁に沿って内側に粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部14を形成し、樹脂縦縞部は所定間隔の連続間欠を有する多数本の横並列帯状片で構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、履き心地が比較的良好であり且つ着用者の歩行時などに脱げることが少ないフットカバーに関する。
フットカバーは薄い靴下の一種であり、ソックスカバー、インナーソックス、カバーソックスなどと称する場合もある。女性や若者において、パンプスやスニーカーを素足で履くことがファッションとして定着しており、素足で着用する際に着用者の足と靴裏とが直接接触することによる不快感を軽減するために、あらかじめフットカバーを履くことが一般的になっている。
フットカバーを履くと、通常、足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆うけれども、足甲部の大半および足首部は露出することにより、着用時にパンプスやスニーカーからフットカバーの一部が外部から見えないように配慮されており、外観的には、素足にパンプスやスニーカーを直接履いているように見える。この種のフットカバーは、靴着用時に外部から見えないように履き口の上方開口部が大きくカットされているため、着用者の歩行時に脱げやすく、該カバーの履き位置がズレることが多発している。
フットカバーが歩行時に脱げやすいという欠陥を改善するために、既に数多くの発明が提案されている。例えば、特開平10−292206号では、踵当接部の内面に摩擦付与体を取り付け、該摩擦付与体は、ゴムやシリコーンゴムなどの突起状弾性体またはシートである。特開2014−133952号では、踵部および上方開口部近辺の側辺部に伸縮性の細幅生地を設け、該細幅生地は側辺部の表側および裏側に設けられている。特開2015−137426号では、踵部および上方開口部近辺の側辺部に伸縮性および粘着性を有する幅5〜15mmの帯状シリコーン部を設け、このシリコーンテープは接着剤で接着してもシルク印刷で形成してもよい。
また、特開2016−50373号では、上方開口部の縫着線はゴム糸を挿入してダブルウェルトに編成され、該縫着線は他の編み地部分よりも締め付け力が高く、この縫着線に沿って平ゴムなどの伸縮性生地を上方開口部の生地に熱接合することも可能である。特開2016−56479号では、上方開口部の内周において樹脂製の滑り止め縁部材をほぼリング状に設け、爪先部および両側辺部を内リングと外リングとの2重リング状に形成している。特開2016−69750号では、上方開口部を袋状のダブルウェルトに編成するとともに、フットカバーのボディ部が、短繊維または長繊維からなる表糸とウレタン糸を芯糸とする弾性糸である裏糸とで構成する添糸編で編成され、ダブルウェルトの編み始め部分が、ボディ部の裏糸のウレタン芯糸よりも太い200dtex以上の太さのウレタン糸を芯糸とするシングルカバーの被覆弾性糸で編成されている。
特開平10−292206号公報 特開2014−133952号公報 特開2015−137426号公報 特開2016−50373号公報 特開2016−56479号公報 特開2016−69750号公報
特開平10−292206号は、踵当接部の内面に取り付けた摩擦付与体だけでフットカバーの脱落や履き位置ズレを防ぐため、脱落や履き位置ズレを完全に防止することは困難である。特開2014−133952号および特開2015−137426号は、踵部および上方開口部近辺の側辺部において、伸縮性の細幅生地または帯状のシリコーン部を設けるので、細幅生地やシリコーンテープがある程度の幅と厚みを有することにより、足甲部を必要以上に締め付け、フットカバーの履き心地が低下する。
また、特開2016−50373号および特開2016−69750号は、上方開口部を袋状のダブルウェルトに編成することにより、該ダブルウェルトにゴム糸を挿入していないと、太いウレタン糸を芯糸とする被覆弾性糸を用いて編成しても締め付け力が低下しやすい。特開2016−56479号では、上方開口部の内周においてシリコーン樹脂製の滑り止め縁部材をほぼ2重のリング状に設けるため、滑り止めシリコーン樹脂で足甲部を必要以上に締め付けたり、この締め付けが不十分であるとフットカバーが使用時に脱落したり履き位置ズレが起こりやすい。
本考案は、従来のフットカバーに関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、履き心地が低下することが少なく、着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こることが少ないフットカバーを提供することを目的としている。本考案の他の目的は、上方開口部の周縁において足甲部を締め付けることが少なくても滑り止め効果が大きいフットカバーを提供することである。
本考案に係るフットカバーは、着用者が足に履いた際に、足甲部の大半および足首部が露出するフットカバーであり、足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆うカバー全体を伸縮性の編地で編成する。このフットカバーは、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁自体が伸縮性を有するとともに、該周縁に沿って粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部を内側に形成し、この樹脂縦縞部は所定間隔の連続間欠を有する多数本の横並列帯状片で構成する
本考案に係る他のフットカバーは、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁の内側に伸縮性を備える樹脂細幅部を設けるとともに、該周縁に沿って粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部を内側に形成し、この樹脂縦縞部は所定間隔の連続間欠を有する多数本の横並列帯状片で構成する。
本考案に係るフットカバーにおいて、上方開口部の周縁内側に環状に設けた樹脂細幅部は幅が1.5〜3mmであり、該樹脂細幅部と連接する樹脂縦縞部は横幅が8〜13mmであり、この樹脂縦縞部を構成する並列帯状片の幅は1〜2mm、連続間欠の幅は0.7〜1.5mmであると好ましい。
また、本考案に係るフットカバーにおいて、上方開口部の後方周縁に接して、周囲に並列帯状片を配設した樹脂半楕円部を内側に形成することが可能であり、該樹脂半楕円部が着用者の踵部と当接することにより、フットカバーが着用時に脱げることを防止する。さらに、上方開口部の周縁に内側に設けた樹脂細幅部、該周縁に沿って内側に形成した樹脂縦縞部、カバー開口部の後方周縁に接して内側に形成した樹脂半楕円部は、いずれもシリコーン樹脂からなると好ましい。
本考案に係るフットカバーでは、上方開口部の周縁に沿って内側に広幅の樹脂縦縞部を形成し、該樹脂縦縞部は薄くて広がりやすく、該カバー編地との違和感が小さくても粘着性および滑り止め性が高い。この樹脂縦縞部をカバー内側に形成すると履き心地が低下することが少なく、このフットカバーが着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こりにくくなる。また、本考案のフットカバーについて、上方開口部の周縁の内側に樹脂細幅部を設けると、上方開口部の周縁において足甲部を締め付けることが少なくても滑り止め効果が大きい。
本考案に係るフットカバーは、上方開口部の周縁内側に設けた樹脂縦縞部のほかに、上方開口部の後方周縁に接して樹脂半楕円部を内側に形成することができる。この結果、樹脂縦縞部による滑り止めに加えて、樹脂半楕円部が着用者の踵部と当接することにより、このフットカバーが着用時に脱げたりズレたりすることをいっそう有効に防止できる。この樹脂半楕円部には、その周囲に並列帯状片を配設しているので、カバー編地が伸びた際に樹脂半楕円部の個所における引っ張り変形が緩和される。
本考案に係るフットカバーを示す全体斜視図である。 図1のフットカバーを構成する足周囲部の展開平面図であり、この足周囲部の平面形状は概略的に示している。 カバー開口部の周縁に内側に形成した広幅の樹脂縦縞部を拡大して示す部分平面図である。 カバー開口部の後方周縁に接して内側に形成した樹脂半楕円部を拡大して示す部分平面図である。
本考案に係るフットカバー1は、着用者が足に履いた際には、図1に示すような立体形状になり、非着用状態では通常の靴下と同様にほぼ平らになる。フットカバー1は、通常、伸縮性を備えた薄い編地で全体を編成する。この編地は、パンティストッキングなどに用いるナイロンとポリウレタンの混合素材であっても、さらに綿を加えて感触性を良くすることも可能であり、他の素材の編地も使用可能である。
フットカバー1は、通常、複数片の編地片を縫製して形成される。一般的に、フットカバー1は、足形平面の足底部2と、爪先部3、両側辺部5および踵部6を含む細長い足周囲部7(図2参照)とを別個に編成し、足底部2の周囲に足周囲部7の下辺を環状に縫着線8で縫着し、さらに足周囲部7の両側縁を縫着線9で縫着すればよい。このフットカバーは、足底部2、爪先部3、側辺部5および踵部6をそれぞれ別個に編成し、ついで全体を縫着して一体化してもよく、さらに爪先部3および踵部6を一体的に編成したり、または両側辺部5および踵部6を一体的に編成することも可能である。この結果、足底部2の全周囲に縫着線8が形成され、さらに足周囲部7において高さ方向に縫着線9が形成され、編地片の数に応じて縫着線9が2本以上になる。
着用時のフットカバー1は、図1に示すように、着用者の足10の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆い、足甲部の大半および足首部は露出する。フットカバー1は、着用時にパンプスやスニーカーなどの靴から露出しないように、履き口である上方開口部12が大きく開いている。すなわち、上方開口部12は、足周囲部7の周縁13によって構成されるか、または爪先部3の上周縁、両側辺部5の上周縁および踵部6の各周縁の組み合わせによって構成される。
フットカバー1には、上方開口部12の環状周縁13に沿って粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部14を内側に形成し、図1と図3に示すように、樹脂縦縞部14は所定間隔の連続間欠16を有する多数本の横並列帯状片18で構成し、通常、該帯状片は等長で等間隔である。樹脂縦縞部14および樹脂細幅部20は、同一または異なるシリコーン樹脂または他の粘着性樹脂からなり、シルクスクリーン機による厚盛り印刷、凸版や凹版印刷機による印刷、テープ状素材の熱融着などによって形成すればよい。
樹脂縦縞部14の上辺は、上方開口部12の環状周縁13と多少の間隔を有していてもよく、該周縁の内側に樹脂細幅部20を設けていれば、該樹脂細幅部に連接させるのが一般的である。樹脂縦縞部14の各隅部および該樹脂縦縞部と樹脂細幅部20との連接部は、図3のように面取り状に湾曲させると、その個所から剥がれたり破損することが少なくなるので好ましい。
樹脂縦縞部14は、その横幅が8〜13mmであると好ましく、横幅8mm未満であると滑り止め効果が不足し、横幅13mmを越えるとカバー着用時に違和感が生じやすい。また、樹脂縦縞部14を構成する並列帯状片18の幅は1〜2mm、連続間欠16の幅は0.7〜1.5mmであると、伸縮性を阻害することが少なくて感触性が良好であるので好ましい。並列帯状片18は、図示のような長手方向に対して直交平行だけでなく、斜め平行や逆斜め平行または複数の平行部分の組み合わせでもよい。
樹脂細幅部20は、図1と図3に示すように、上方開口部12の環状周縁13の内側に設け、つまり足周囲部7の全周縁13または爪先部3、両側辺部5および踵部6の各周縁に沿って内側に形成すればよい。樹脂細幅部20の幅は1.5〜3mmであると好ましく、幅1.5mm未満ではずれ防止効果が少なく、幅が3mmを越えるとフットカバー1の着用時の感触が悪くなりやすい。
一方、このフットカバーでは、前記の樹脂細幅部20を形成する代わりに、上方開口部12の周縁自体が伸縮性を有する構造にしてもよい。この例として、上方開口部12の上周縁をダブルウェルトに形成し、ウレタン糸を芯にした細い糸で被覆した太い被覆弾性糸でダブルウェルトを編成しても、または袋状のダブルウェルトの中にゴム糸やウレタン糸などの弾性糸を挿入してもよい。
フットカバー1には、図1と図4に示すように、上方開口部12の後方周縁に接して、周囲に並列帯状片22を配設した樹脂半楕円部24を内側に平らに形成し、該半楕円部が着用者の踵部と当接することにより、フットカバーが着用時に脱げたり位置ズレすることを防止する。樹脂半楕円部24は、着用者の踵幅に相当する横幅を有し、その縦幅はカバー高さのほぼ半分である。並列帯状片22は、樹脂縦縞部14と同様に連続間欠26を有する帯状片28で構成し、半楕円部24が伸長した際のカバー変形を緩和し且つ滑り止め効果を有する。樹脂半楕円部24は、通常、図2のように樹脂縦縞部14と連続しており、該樹脂縦縞部と同様にシリコーン樹脂または他の粘着性樹脂からなる。
フットカバー1において、樹脂縦縞部14、樹脂細幅部20および樹脂半楕円部24は、シロキサン結合(≡Si−O−Si≡)を骨格とするシリコーン樹脂によって構成すると好ましい。シリコーン樹脂は、離型性および消泡性が優れているので、例えば、ロータリーまたは扇型スクリーン印刷機などによる厚盛り印刷が容易であり、樹脂部の厚さを約80〜350μmに設定すると、使用樹脂量が少なく且つフットカバー1の編地との違和感が小さくなるので好ましい。
この際に、フットカバー1の爪先部3、両側辺部5および踵部6は、図2に示す1枚の足周囲部7で代用することができ、該足周囲部は1本の縫着線9および環状の縫着線8で縫着するだけでフットカバー1を製造できる。足周囲部7は、公知の縦編機によって連続的に編成でき、図2の一点鎖線で裁断すれば小分けでき、足底部2に縫着すると、部分7aが爪先部3に相当し、部分7bが踵部6に相当する。
足周囲部7の編地において、樹脂縦縞部14、樹脂細幅部20および樹脂半楕円部24を形成する場合、ロータリーまたは扇型スクリーン印刷機によって周縁13に沿って連続的に厚盛り印刷でき、この印刷後に図2の一点鎖線で小分けすれば、フットカバー1を効率的に製造できる。また、足周囲部7を図2の部分7'を含む倍幅で編成すると、樹脂縦縞部14、樹脂細幅部20および樹脂半楕円部24を該足周囲部および部分7'に同時に印刷した後に、倍幅の樹脂細幅部20の中心線で裁断すれば2枚の足周囲部7を同時に製造でき、この際に編地に浸透したシリコーン樹脂によって周縁13がほつれることはない。
本考案に係るフットカバー1は、上方開口部12の周縁13に沿って樹脂縦縞部14を内側に有し、該樹脂縦縞部が比較的薄くて広がりやすいので、該フットカバーの履き心地が低下することが少なく、該樹脂縦縞部によってフットカバー1が着用者の歩行時などに脱げたり、履き位置ズレが起こりにくい。また、上方開口部12の周縁内側に樹脂細幅部20を設けると、該上方開口部の周縁13において着用者の足甲部を締め付けることが少なくても滑り止め効果が大きく、しかも樹脂細幅部20によって周縁13の編地がほつれることも防止できる。
また、着用者の踵部には、上方開口部12の後方周縁13に接してカバー内側に形成した樹脂半楕円部24が存在することにより、薄いシリコーンシートの踵部滑り止めを別個に設けなくても、樹脂半楕円部24によって着用者の足10の踵部との密着性を高め、フットカバー1が足10からズレれることを防止できる。樹脂半楕円部24では、その周囲に並列帯状片22が配設され、該並列帯状片によって、カバー編地が伸びた際に樹脂半楕円部24の個所における引っ張り変形が緩和され且つ踵部6における滑り止め効果が高くなる。
次に、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案は実施例によって限定されるものではない。フットカバー1を製造するために、足形平面の足底部2と、爪先部3、両側辺部5および踵部6を含む細長い足周囲部7とを別個に編成する。足底部2は、フットカバー1を形成する足周囲部7よりも厚手の編地で編成して、クッション性を持たせる。
図1に示すように、足底部2には、その下側に、シリコーン樹脂からなる薄い滑り止め部30を設けることが可能である。滑り止め部30は、適宜の平面模様で分散配列すればよく、パンプスやスニーカーなどの靴内底との密着性を高め、フットカバー1の履き位置がズレることを効果的に防止する。
図2に示す細長い足周囲部7は、公知の縦編機によって適宜に幅を変えながら連続的に編成する。足周囲部7の連続編地は、ロータリーまたは扇型スクリーン印刷機に送り込み、周縁13に沿って上側に樹脂縦縞部14、樹脂細幅部20および樹脂半楕円部24を連続的に約200μmの厚盛りで印刷する。この印刷後に図2の一点鎖線で裁断すれば各足周囲部7に小分けできる。樹脂半楕円部24は、図2のように樹脂縦縞部14および樹脂細幅部20と連続配列される。樹脂半楕円部24には、各フットカバー1の着用側の足が判るように「L」32または「R」の抜き模様を設ける。
足周囲部7において、樹脂細幅部20の幅は約2mmであり、樹脂縦縞部14の横幅は10mmである。樹脂縦縞部14を構成する並列帯状片18の幅は約2mm、連続間欠16の幅は約1mmである。樹脂半楕円部24は、着用者の踵幅に相当する横幅を有し、その縦幅はカバー高さのほぼ半分であり、並列帯状片22の横幅は10mmであると好ましい。樹脂縦縞部14の各隅部および該樹脂縦縞部と樹脂細幅部20との接続部は、図3のように面取り状に湾曲させ、樹脂半楕円部24の並列帯状片22の各隅部も図4のように面取り状に湾曲させる。
フットカバー1を製造する際には、足底部2の周囲に足周囲部7の下辺を環状に縫着線8で縫着し、さらに足周囲部7の両側縁を縫着線9で縫着する。足周囲部7を足底部2に縫着すると、部分7aが爪先部3に相当し、部分7bが踵部6に相当する。シリコーン樹脂の樹脂細幅部20は、上方開口部12の周縁13の内側に環状に形成され、つまり爪先部3、両側辺部5および踵部6の各周縁に沿って内側に形成される。また、樹脂半楕円部24は、フットカバー1の製造後に上方開口部12の後方周縁の内側に位置する。
縫製完了後のフットカバー1は、図1に示すように、着用者の足10の足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を被覆するとともに、足甲部の大半および足首部は露出する。フットカバー1は、厚手の編地の足底部2を除いて薄手の編地で編成され、着用時にパンプスやスニーカーなどの靴から露出しないように、履き口である上方開口部が大きく開かれている。フットカバー1は、足底部2の全周囲に縫着線8が形成され、さらに足周囲部7において縫着線9が高さ方向に1本形成されるだけであるので、縦縫着線が複数本である従来品と比べて着用者の足10に与える違和感は小さい。
1 フットカバー
2 足底部
3 爪先部
5 両側辺部
6 踵部
7 足周囲部
8,9 縫着線
14 樹脂縦縞部
16 連続間欠
18 横並列帯状片
20 樹脂細幅部

Claims (5)

  1. 着用者が足に履いた際に、足甲部の大半および足首部が露出するフットカバーであって、足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆うカバー全体を伸縮性の編地で編成し、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁自体が伸縮性を有するとともに、該周縁に沿って内側に粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部を形成し、この樹脂縦縞部は所定間隔の連続間欠を有する多数本の横並列帯状片で構成するフットカバー。
  2. 着用者が足に履いた際に、足甲部の大半および足首部が露出するフットカバーであって、足裏部、爪先部、両側辺部および踵部を覆うカバー全体を伸縮性の編地で編成し、足を出し入れするための上方開口部について、その周縁の内側に伸縮性を備える樹脂細幅部を設けるとともに、該周縁に沿って粘着性を備える広幅の樹脂縦縞部を内側に形成し、この樹脂縦縞部は所定間隔の連続間欠を有する多数本の横並列帯状片で構成するフットカバー。
  3. 上方開口部の周縁内側に環状に設けた樹脂細幅部は幅が1.5〜3mmであり、該樹脂細幅部と連接する樹脂縦縞部は横幅が8〜13mmであり、この樹脂縦縞部を構成する並列帯状片の幅は1〜2mm、連続間欠の幅は0.7〜1.5mmである請求項1または2記載のフットカバー。
  4. 上方開口部の後方周縁に接して、周囲に並列帯状片を配設した樹脂半楕円部を内側に形成し、該樹脂半楕円部が着用者の踵部と当接することにより、フットカバーが着用時に脱げることを防止する請求項1または2記載のフットカバー。
  5. 上方開口部の周縁に内側に設けた樹脂細幅部、該周縁に沿って内側に形成した樹脂縦縞部、カバー開口部の後方周縁に接して内側に形成した樹脂半楕円部は、いずれもシリコーン樹脂からなる請求項1または2記載のフットカバー。
JP2017000249U 2017-01-25 2017-01-25 フットカバー Expired - Fee Related JP3209763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017000249U JP3209763U (ja) 2017-01-25 2017-01-25 フットカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017000249U JP3209763U (ja) 2017-01-25 2017-01-25 フットカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3209763U true JP3209763U (ja) 2017-04-06

Family

ID=58484316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017000249U Expired - Fee Related JP3209763U (ja) 2017-01-25 2017-01-25 フットカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3209763U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10709204B2 (en) Shoes
JP6803331B2 (ja) フットレットおよび該フットレットの製造方法
EP3053460B1 (en) Legwear
JP6210905B2 (ja) フットカバー
US20170318872A1 (en) Supporter and method for manufacturing same
JP6335072B2 (ja) フットカバー
JP2022140650A (ja) フットカバー
JP3224536U (ja) フットカバー
JP6472167B2 (ja) フットカバー
JP6121695B2 (ja) ソックス
JP3209763U (ja) フットカバー
JP6705884B2 (ja) レッグウェア
JP6253257B2 (ja) フットカバー
TWM620964U (zh) 隱形襪
JP3224804U (ja) 踵抜きフットカバー
KR20200049779A (ko) 덧버선 및 그러한 덧버선의 제조 방법
JP3228866U (ja) 足袋型フットカバー
US20180332899A1 (en) Padded Sock
JP3224932U (ja) 足裏サポータ
JP7150395B2 (ja) フットカバー
CN210581217U (zh) 一种易折弯的舞蹈鞋
JP5795169B2 (ja) 装着部材
JP7516698B2 (ja) フットカバー
JP6918316B2 (ja) フットカバー
JP6052007B2 (ja) 足被覆体および足サポート部材

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3209763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees