JP3201516U - 蓄光発光体 - Google Patents

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Abstract

【課題】夜間や暗所でも印刷表示層を見えるようにするとともに、蓄光層の劣化等を抑制する蓄光発光体の提供。【解決手段】蓄光発光体1は、透明な表面フィルム10を備えている。表面フィルム10の背面に印刷表示層11を好ましくはデジタル印刷によって形成する。印刷表示層11の裏側に蓄光層12を被膜する。更に好ましくは、蓄光層12の背面に裏地材13を設ける。【選択図】図2

Description

本考案は、蓄光により発光する蓄光発光体に関する。
例えば特許文献1には、蓄光インクを用いた発光ポスターが開示されている。該ポスターの文字部分は蓄光インクで印刷されている。
実用新案登録第3095767号
前掲文献では、蓄光インクが製品の表側に露出されているために、劣化したり傷んだり変質したりしやすい。
前記問題点を解決するために、本考案に係る蓄光発光体は、
透明な表面フィルムと、
前記表面フィルムの背面に印刷された印刷表示層と、
前記印刷表示層の裏側に被膜された蓄光層と、
を備えたことを特徴とする。
この蓄光発光体によれば、夜間や暗所でも、蓄光層が発光することによって、印刷表示層を視認することができる。蓄光層が、印刷表示層の背面に設けられており、ひいては表面フィルムによって覆われるため、蓄光層の劣化、損傷、変質等を抑制又は防止できる。
前記印刷表示層が、デジタル印刷にて形成されたものであることが好ましい。これによって、多品種少量の蓄光発光体を作成できる。
前記蓄光層の背面に裏地材が設けられていることが好ましい。これによって、蓄光層の劣化、損傷、変質等を一層確実に防止できる。
本考案によれば、夜間や暗所でも、蓄光層が発光することによって、印刷表示層を見えるようにすることができる。更に、蓄光層が、印刷表示層の背面に設けられており、ひいては表面フィルムによって覆われるため、蓄光層の劣化、損傷、変質等を抑制又は防止できる。
図1は、本考案の一実施形態に係る蓄光発光体の平面図である。 図2は、前記蓄光発光体の断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、蓄光発光体1を簡略化して示したものである。蓄光発光体1は、例えばポスター、広告チラシ、包装、装飾、看板、標識等の表示体として適用される。
図2に示すように、蓄光発光体1は、表面フィルム10と、印刷表示層11と、蓄光層12と、裏地材13を含む。これらが表側(図1において紙面手前、図2において上側)から順次積層されている。なお、図2において、各層10,11,12,13の厚みは誇張されている。
表面フィルム10は、透明材質にて構成され、透光性を有している。表面フィルム10の材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ましくは、表面フィルム10は、PETにて構成されている。表面フィルム10の厚みは、例えば数十μm〜数mm程度であるが、これに限られるものではない。
図2に示すように、表面フィルム10の背面(図2において下面)に印刷表示層11が形成されている。図1に模式的に示すように、印刷表示層11は、文字、図形、絵、デザイン、柄、模様、写真画像等の表示11aを含む。印刷表示層11は、デジタル印刷機を用いて表面フィルム10にデジタル印刷することによって形成されている。デジタル印刷用のインクは、特に限定がないが、光(特に紫外線)に対して透過性を有していることが好ましい。印刷表示層11の厚みは、例えば数μm〜数百μm程度であるが、これに限られるものではない。
図2に示すように、印刷表示層11の背面(表面フィルム10側とは反対側の面、図2において下面)に蓄光層12が被膜されている。蓄光層12は、印刷表示層11の背面全体に設けられている。逆に言うと、蓄光層12の全体が、印刷表示層11を介して、表面フィルム10によって覆われている。蓄光層12の厚みは、例えば数μm〜数百μm程度であるが、これに限られるものではない。
蓄光層12は、蓄光粒子12aと、バインダ12b(結合剤)を含む。蓄光粒子12aは、例えばCaS:Bi、CaSnS:Bi、ZnS:Cu、ZnS:Ag、ZnS:Mn、ZnCdS:Cu、ZnCdS:Cu等の、上掲特許文献1等に開示された物質の結晶によって構成されている。蓄光粒子12aの粒径は、例えば数μm〜数百μm程度であるが、これに限られるものではない。蓄光粒子12aは、光エネルギーを吸収して励起し、暗所で発光する性質を有している。特に、紫外線に対する吸収率が高いことが好ましい。また、蓄光粒子12aは、できるだけ白色に近い光を発光することが好ましい。これによって、印刷表示層11の色変わりを抑えることができる。また、発光性の観点からは、蓄光粒子12aの粒径はできるだけ大きいことが好ましい。
蓄光粒子12aを励起させる光は、太陽光に限られず、照明の光でもよい。
多数の蓄光粒子12a,12a…が集まることでパウダー状になる。パウダー状の蓄光粒子12a,12a…がバインダ12bに混練されることで、セメント状の蓄光層12が形成されている。バインダ12b内に蓄光粒子12aが分散されて閉じ込められている。バインダ12bの材質としては、例えばウレタン系やエポキシ系等の樹脂が挙げられる。バインダ12bは好ましくは透明であるが、白色であってもよい。蓄光層12が、印刷表示層11の最も背面側の白ベタ層を兼ねていてもよい。さらに、バインダ12bは、耐水性を有していることが好ましい。
図2において二点鎖線にて示すように、蓄光層12の裏側(図2において下側)には、裏地材13が設けられている。裏地材13は、シート状ないしは板状になっているが、必ずしもこれに限られず、蓄光発光体1の用途によってはブロック状になっていてもよく、曲面状になっていてもよい。裏地材13の材質は、蓄光発光体1の用途によって適宜選択され、例えばアクリル、ガラス、樹脂、紙であるが、金属、木材、セラミック等であってもよい。裏地材13は、蓄光発光体1の用途に応じて透明であっても非透明であってもよい。裏地材13の厚みは、適宜設定され、例えば数十μm〜数mm程度である。
裏地材13が蓄光発光体1に固定されている。固定手段としては、接着、溶着、ピン止め、ビス止め等を適用できる。接着又は溶着の場合、蓄光発光体1の全面を裏地材13と接着又は溶着してもよく、一部分(例えば端部等)だけを接着又は溶着してもよい。裏地材13が筒状であり、これに蓄光発光体1を巻き付けてもよい。
蓄光発光体1は、次のようにして製造される。
デジタル印刷機を用いて、表面フィルム10の背面に印刷表示層11をデジタル印刷する。
印刷表示層11の印刷データは、パーソナルコンピュータ(PC)等によって作成できる。
印刷のたびに印刷データを簡単に修正、変更できるから、多品種少量の蓄光発光体1を製造できる。
初期状態(被膜前)の蓄光層12は、高粘度の液状になっている。この蓄光層12を印刷表示層11上にベタ塗工する。これによって、印刷表示層11の全体ひいては表面フィルム10の裏面の全体を蓄光層12で覆う。なお、蓄光層12の粘度によっては、蓄光層12を吹付塗布してもよい。
次いで、蓄光層12を乾燥させる。乾燥時間は数秒〜数分間である。
次に、蓄光層12の裏側(図2において下側)に裏地材13を配置する。
また、蓄光発光体1のサイズ、形態、用途等に応じて、複数に分割したり不要部をカットしたりする断裁加工、人物等の特定の表示11aを輪郭に沿って抜き出す抜き加工、粘着テープ化するテープ加工等を行なってもよい。
蓄光発光体1によれば、昼間に太陽光等の光が蓄光層12に入射することで、蓄光粒子12aが励起する。夜間になると、蓄光粒子12aが励起エネルギーを放出することで発光する。これによって、暗闇で照明がついていなくても、印刷表示層11を可視状態にできる。照明用の電力を使用する必要が無い。暗所における蓄光発光体1の発光時間は、例えば数時間程度である。
蓄光層12を表面フィルム10の全域に被膜しておくことで、印刷表示層11の全体を光らせることができる。
蓄光発光体1によれば、蓄光層12が印刷表示層11の背面に設けられており、ひいては蓄光層12が表面フィルム10によって覆われるため、蓄光層12の劣化、損傷、変質等を抑制又は防止できる。さらに、蓄光層12の裏側に裏地材13を設けることで、蓄光層12の劣化、損傷、変質等を一層確実に防止できる。
本考案は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、蓄光発光体1を、天窓等に取り付けることで、一時的な照明代わりにしてもよい。
蓄光発光体1を倉庫内や業務用冷蔵庫内を一時的に照らす照明として使用してもよい。
蓄光発光体1を物品の包装として使用してもよい。その場合、裏地材13が前記物品の本体であってもよい。例えば、裏地材13が飲料用ペットボトルであり、蓄光発光体1がその包装ラベルであってもよい。裏地材13は、必ずしも蓄光発光体1の構成要素でなくてもよく、蓄光発光体1を支持する支持体であってもよい。
裏地材13を省略してもよい。
印刷表示層11は、デジタル印刷に限られず、オフセット印刷等によって形成されていてもよい。
蓄光層12をグラビア印刷やオフセット印刷等の印刷によって形成してもよい。
本考案は、例えば、ポスター等の表示物に適用できる。
1 蓄光発光体
10 表面フィルム
11 印刷表示層
11a 表示
12 蓄光層
12a 蓄光粒子
12b バインダ
13 裏地材

Claims (3)

  1. 透明な表面フィルムと、
    前記表面フィルムの背面に印刷された印刷表示層と、
    前記印刷表示層の裏側に被膜された蓄光層と、
    を備えたことを特徴とする蓄光発光体。
  2. 前記印刷表示層が、デジタル印刷にて形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の蓄光発光体。
  3. 前記蓄光層の背面に裏地材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄光発光体。
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