JP3188743B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP3188743B2
JP3188743B2 JP04490692A JP4490692A JP3188743B2 JP 3188743 B2 JP3188743 B2 JP 3188743B2 JP 04490692 A JP04490692 A JP 04490692A JP 4490692 A JP4490692 A JP 4490692A JP 3188743 B2 JP3188743 B2 JP 3188743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基準階床より測定し
た各階床の床レベル(以下、階高値と称する)を適宜補
正して記憶装置に記憶させるようにしたエレベータの制
御装置に関するもののである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開昭56−117969号公報
に示された従来のエレベータの制御装置の構成図であ
る。図において、1はエレベータのかご(以下、単にか
ごと記する)であり釣り合い錘2とともにメインロープ
3を介し、電動機4によって駆動されるシーブ(図示し
ない)につるべ状に吊るされている。
【0003】5は前記電動機4の速度を検出し速度信号
5aを出力する速度検出器、6は前記電動機4を駆動す
る駆動回路、7は電動機4を速度制御するための速度制
御信号7aを速度信号5aと後述する速度指令8aに基
づいて演算し、駆動回路6へ出力する速度制御演算手段
である。
【0004】8はかご1の移動距離に応じた速度指令8
aを演算し、速度制御演算手段7へ出力するとともに、
後述する通過階床の階高値をディジタル値で演算する速
度指令演算手段、9は速度指令演算手段8に対し運転、
停止等の起動指令9aを出力する運転指令演算手段であ
る。
【0005】10はかご1に接続部10aを介して接続
され、かご1の走行に伴って上下移動するガバナロー
プ、11はガバナロープ10を巻回するとともに、かご
1の走行速度に伴った回転数で回転し、この回転数より
かご1の走行速度を監視するガバナ、12はガバナ11
に係合し、且つ、ガバナ11の回転に伴ってパルスをか
ごの位置信号12aとして速度指令演算手段8に出力す
る位置検出器、13a〜13dは昇降路に沿って配置さ
れていて、各乗場14a〜14dの床レベルを検出する
ためのプレート、15a,15bはかご1上に所定間隔
を設けて配置し、かご1の走行に伴って各プレート13
a〜13dに係合する階床検出器であり、プレート13
a〜13dに係合毎に速度指令演算手段8に対し、パル
スカウント値出力用の階床検出信号15as,15bs
を出力する。尚、前記出力させるパルスカウント値と
は、出発階床を基準レベルとして測定した場合の各かご
通過階床の階高値を示す。
【0006】図15は速度指令演算手段8のハードウェ
ア構成図であり、この速度指令演算手段8には起動指令
9aに基づいて速度指令8aの速度指令演算、階床検出
信号15as、15bsの入力に同期して通過階床の階
高値演算等を行うCPU81、各演算プログラムを記憶
したROM82、入力データ或は演算結果を一時記憶す
るRAM(階高メモリ)83、位置検出信号12aをC
PU81に入力するインタフェース84、各階床検出信
号15as,15bsをCPU81に入力するインタフ
ェース85、起動指令9aをCPU81に入力するイン
タフェース86、CPU81によって演算された速度指
令8aを速度制御演算手段7へ出力するインタフェース
87、これら、速度指令演算手段8の各構成要素を接続
するバス88を有している。
【0007】図16はRAM83のアドレス構成図であ
る。RAM83内には、各同一のプレート13a〜13
dに対し、階床検出器15aと15bが時間差をおいて
係合する毎に、別々の階高値が各アドレス領域(階高メ
モリ)に記憶される。例えば階床14cにおいては、階
高値Ac,Bcが個々に記憶される。また、階高値Ac
とBcの平均値が階床14c対応にCcとして記憶され
る。
【0008】次に、動作について図17のフロチャート
を参照して説明する。尚、本フローチャートはエレベー
タ据え付け時の調整、保守時において行われる階高測定
運転を示し、特にCPU81による階高測定処理を示
す。この階高測定処理においては、かごを最下階より最
上階へ連続運転し、その時、かご1が通過する各階床1
4a〜14dの階高値を演算し、RAM83に記憶する
ものとする。
【0009】先ず、CPU81が他の処理より本処理に
入り、処理が階高測定運転処理か否かを判定し(ステッ
プS1)、否であれば再び他の処理に移る。また、階高
測定運転処理が判定されると、かご1の位置が最下階基
準位置14aであるか否かを判定し(ステップS2)、
最下階基準位置14aであればCPU81内に設定した
階高カウンタと最下階床14aに対応するRAM83の
アドレス領域Aa,Ba,Caに初期値を設定し(ステ
ップS3)、再度他処理に移る。
【0010】次に、最下階基準位置14aが判定されず
最上基準位置(最上階床14d)が判定されたならば
(ステップS4)、各階床のアドレス領域Ad,Bd,
Cdに階高値を設定し階高測定運転を終了する(ステッ
プS5)。
【0011】尚、前記ステップS4でかご1の最上階到
達が判定されなかった場合、現在階床から次の階床へか
ご1が到達するまで、CPU81は位置検出器12より
パルスでなる位置信号12aを入力し続け、このパルス
をカウントアップする(ステップS6〜S7)。そし
て、例えば、かご1が階床14bを通過し階床14cの
床レベルに設けたプレート13cに、階床検出器15a
が係合し、論理1の階床検出信号15asがインタフェ
ース85を通してCPU81に入力されると(ステップ
S8)、CPU81内の階高カウンタがそれまでカウン
トしていた値をアドレス領域Acに記憶する(ステップ
S9)。
【0012】この後、CPU81は他の処理に移り、再
び本処理に入ってステップS8では、論理“1”の階床
検出信号15asが検出されず、階床検出器15bがプ
レート13cに係合した時出力される論理“1”の階床
検出信号15bsを検出すると(ステップS10)、そ
の時、階高カウンタがカウントしたカウント値をアドレ
ス領域Bcに記憶する(ステップS11)。次に、CP
U81は各アドレス領域Ac,Bcに記憶されたカウン
ト値の平均値を求めアドレス領域Ccに記憶する(ステ
ップS11b)。CPU81は以上の処理を、かごが最
上階14dに到達するまで行う。
【0013】尚、各階床毎のメモリ領域Ca〜Ccに記
憶された平均値は最下階基準位置よりみた各乗り場(階
床)の床レベルを示すものである。このように計測され
た階高値により、速度指令演算手段8は目的階までの残
距離に応じた速度指令を算出し、かご1を正確に目的階
の床レベルに停止する速度指令8aを速度制御演算手段
7に出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの制
御装置は以上のように構成されているので、両終端階を
除く階の階高値はかご1が上昇運転した場合のものにな
る。しかし、現実にはガバナ11とかご1との間にはガ
バナロープ10や接続部10aが存在するためかご1が
走行している間、とりわけかご1が加減速中にはガバナ
ロープ10の伸縮により上昇運転と下降運転とで測定値
に差が生じることになる。
【0015】例えば、上昇運転加速中に下方階を通過す
る時はガバナロープ10等が伸びることにより加速が遅
れ、かご1の実際の位置よりもガバナ11で検出したか
ご位置の方がを示す。
【0016】反対にかご1が下降運転減速中に下方階を
通過する時は、ガバナロープ10等が伸びることにより
減速が遅れ、かご1の実際の位置よりもガバナ11で検
出したかご位置の方がを示す。この傾向は昇降行程が
長くなるほど顕著になる。特に超高層になると、ガバナ
ロープ10の振動などの影響を軽減させるために接続部
10aに制振バネを適用することがあり、そのため上記
の誤差はさらに大きくなる問題点がある。
【0017】また、通常稼働中に、RAM83中の階高
値と、その時の走行中の位置信号12aによりカウント
した値すなわち走行距離との差が大きいと目的階までの
残距離計算が正しく行われなくなるため、停止位置がず
れる等の不具合が発生する。この場合には停止した後に
ずれ量が所定値以上であることを判断して再び階高測定
運転を実行することになる。しかしながら、このような
方法であると目的の階に行く前に測定運転を行うため
に、かご1の中に残っている乗客に不審感を与えるとと
もにサービスを著しく低下させてしまう。
【0018】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、かごの上昇運転、下降運転に拘
わりなく各階床に対する階高値を精度良く演算するとと
もに、RAMに記憶された階高メモリ値と通常稼働時に
実際に測定された走行距離との誤差を演算し、この誤差
量に基づいてエレベータ停止時に階高メモリ値を補正す
ることができるエレベータの制御装置を得ることを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑みこの発
明は、かごの移動距離に比例した個数のパルスを発生す
る位置検出器と、この発生したパルスを前記かごの基準
階より目的階への上昇走行時にカウントアップし、且つ
目的階より基準階への下降走行時にカウントアップ値を
カウントダウンするカウント手段と、前記かごが、走行
方向にある各階床の床レベル通過毎に前記カウント手段
よりカウント値を取り出し、各通過した階床対応にカウ
ントアップ値、及びカウントダウン値を記憶する階床位
置記憶手段と、前記記憶された各通過床レベル毎にカウ
ントアップ値とカウントダウン値の平均値を演算し、前
記階床位置記憶手段に記憶する平均値演算手段と、を備
えたことを特徴とするエレベータの制御装置にある。ま
た、かごの移動距離に比例した個数のパルスを発生する
位置検出器と、この発せられたパルスをカウントするカ
ウント手段と、前記かごが、走行方向にある各階床の床
レベル通過毎に前記のカウント手段よりカウント値を取
り出し、通過した階床対応に記憶する階床位置記憶手段
と、前記位置検出器より発せられたパルス数より出発階
床より現停止階床までの走行距離を測定する走行距離測
定手段と、この走行距離測定値と予め設定された走行距
離設定値とに基づいて各走行距離間の差の絶対値を演算
する偏差演算手段と、前記差の絶対値が所定値以上の場
合に目的階から終端階まで、前記差に基づき前記階床位
置記憶手段に記憶したカウント値をそれぞれ補正するカ
ウント値補正手段と、を備えたことを特徴とするエレベ
ータの制御装置にある。
【0020】また、かごの移動距離に比例した個数のパ
ルスを発生する位置検出器と、この発せられたパルスを
カウントするカウント手段と、前記かごが、走行方向に
ある 各階床の床レベル通過毎に前記のカウント手段より
カウント値を取り出し、通過した階床対応に記憶する階
床位置記憶手段と、前記位置検出器より発せられたパル
ス数より出発階床より現停止階床までの走行距離を測定
する走行距離測定手段と、この走行距離測定値と予め設
定された走行距離設定値とに基づいて各走行距離間の差
を演算する偏差演算手段と、前記差が所定値以上の場合
に目的階から終端階まで、該差を前記走行距離測定値で
徐した値に出発階から各階までの距離を乗じて前記階床
位置記憶手段に記憶したカウント値をそれぞれ補正する
カウント値補正手段と、を備えたことを特徴とするエレ
ベータの制御装置にある。また、かごの移動距離に比例
した個数のパルスを発生する位置検出器と、この発せら
れたパルスをカウントするカウント手段と、前記かご
が、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に前記のカ
ウント手段よりカウント値を取り出し、通過した階床対
応に記憶する階床位置記憶手段と、前記位置検出器より
発せられたパルス数より出発階床より現停止階床までの
走行距離を測定する走行距離測定手段と、この走行距離
測定値と予め設定された走行距離設定値とに基づいて、
前記走行距離測定値の方が大きいことを条件に各走行距
離間のこれらの偏差量を演算する偏差演算手段と、前記
偏差量が所定値以上の場合に出発階から目的階までの1
階毎に順番に該偏差量に基づいて前記階床位置記憶手段
に記憶したカウント値を補正するカウント値補正手段
と、を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置に
ある
【0021】
【作用】第1の発明におけるエレベータの制御装置は、
かごの上昇走行時にカウント手段をカウントアップ動作
させ、下降走行時には前記カウントアップ値を減算する
カウントダウン動作させ、これら上昇走行時と下降走行
時の各カウント値を所定階床通過毎に読み出し、通過階
床対応に階床位置記憶手段に記憶した後、同一通過階床
におけるカウントアップ値とカウントダウン値の平均値
を平均値演算手段にて演算し、当該階床の階高値とす
る。
【0022】第2の発明におけるエレベータ制御装置
は、基準階床より目的階床に至る走行距離測定値と予め
設定した走行距離設定値間に偏差を偏差演算手段にて算
出したならば、階床位置記憶手段に記憶された各通過階
床に対応するカウント値を前記偏差量に基づいて補正す
る。
【0023】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
は本実施例に係るエレベータの制御装置の構成図であ
る。尚、図中、図14と同一符号は、同一又は相当部分
を示す。図において、8Aは本実施例における速度指令
演算手段である。図2は速度指令演算手段8Aの構成を
示すブロック図である。尚、図中、図15と同一符号
は、同一又は相当部分を示す。図2において、81aは
速度指令演算処理、及び、階高測定処理等を行うCP
U,82aは各処理プログラムを記憶したROM、83
aは測定された各階高値を記憶する階高メモリとしての
RAMである。また、カウント手段、平均値演算手段、
走行距離測定手段、偏差演算手段、及びカウント値補正
手段はCPU81aがその機能を有する。更に階床位置
記憶手段はRAM83aに相当する。
【0024】次に、本実施例の動作を図3のフローチャ
ートにしたがって説明する。このフローチャート中、図
17に示すフローチャートとステップ数値が同一の数値
は同じ機能を果たすルーチンである。
【0025】今、ステップS1aにおいて、CPU81
aはかご1は上昇走行中であると判定し、且つステップ
S4においてかご1は最上階基準位置14dに到達して
いないと判定すると、位置検出器12より出力されるパ
ルス信号からなる位置検出信号12aを取り込みカウン
トアップ動作する(ステップS6,S7)。
【0026】CPU81aがカウントアップ動作継続時
に、階床位置検出器15aより論理“1”の階床検出信
号15asを受けると、その時のカウントアップ値を図
4に示すように通過階床に対応するアドレス領域(例え
ばUAc)に記憶する(ステップS9a)。次に、CP
U81aが階高測定処理に入った時、階床検出器15b
より論理“1”の階床検出信号15bsが出力されたこ
とを判定すると(ステップS10)CPU81aはそ
の時のカウントアップ値をアドレス領域UBcに記憶す
る(ステップS11a)。
【0027】前記処理はかご1が最上階基準位置14d
に到達するまで行われ、各アドレス領域UAa〜UA
d,UBa〜UBdに各通過階床毎のカウントアップ値
(階高値)が記憶される。
【0028】次に、かご1が最上階基準位置14dに到
達し、最下階基準位置14a方向に下降しながら階高測
定運転を行う過程で、位置検出器12より位置検出信号
12aを受ける毎に、CPU81a中の階高カウンタ
(図示せず)にある、上昇走向によってカウントアップ
した値をカウントダウンする(ステップS14,S1
5)。このカウントダウン動作時に、CPU81aは階
床位置検出器15bより論理“1”の階床位置検出信号
15bsを取り込むと、その時のカウントダウン値(階
高値)を、図4に示す下降時の通過階床に対応するアド
レス領域(例えばDBc)に記憶する(ステップS1
6,S17)。
【0029】次に、CPU81aが階高測定処理に再び
入った時、階床位置検出器15aより論理“1”の階床
位置検出信号15asの出力を判定したならば、その時
のカウントダウン値を取り込み、アドレス領域DAcに
記憶する(ステップS18,S19)。前記各アドレス
領域UAc,UBc,DAc,DBcに同一の通過階床
に対するカウント値が記憶されたならば、これらカウン
ト値の平均値を求めアドレス領域Ccに記憶する(ステ
ップS20)。
【0030】次に、かご1が最下階基準位置14aに到
達するとステップS13において最下階の階高値をアド
レス領域DAa,DBa,Caに設定して測定運転を終
了する。最下階に対応する各階高値はいずれも最下階の
基準位置に停止中に測定するため同一の値となる。
【0031】実施例2. 以下、この発明の実施例2を図について説明する。図5
は本実施例に係るエレベータの制御装置の構成図であ
る。尚、図中、図14と同一符号は、同一又は相当部分
を示す。図において、8Bは本実施例における速度指令
演算手段である。図6は本実施例における速度指令演算
手段8Bの機能を示すブロック図である。尚、図中、図
15と同一符号は、同一又は相当部分を示す。図におい
て81bは速度指令演算処理、階高測定処理等を行うC
PU、82bは図7に示すプログラムを記憶したROM
である。
【0032】次にこの発明の実施例2の動作を図7のフ
ローチャートに従って説明する。先ず、エレベータが通
常稼働運転、つまり全自動運転であると判定されると
(ステップS21)かご1は停止中か否かが判定され
る(ステップS22)。そして走行中が判定さると、
CPU81bは位置検出器12よりの位置検出信号12
aをカウントし出発階より現在の走行位置までの距離を
測定して変数Lに格納する(ステップS24)。次にC
PU81bが階高値補正処理に入った時、かご1が停止
中であると判定すると(ステップS22)この停止階
は出発階以外の階、即ち目的階に到達したか否かを判定
する(ステップS25)。
【0033】ここで、否であれば停止階が出発階となっ
ており次の起動待ち状態を示す。この時の走行距離測定
が停止階と出発階が異なり目的階に到達したことを判定
すると、値Lと予め設定した出発階より目的階までの走
行距離設定値を比較する(ステップS26)。比較の結
果、走行距離測定値Lが走行距離設定値よりも短い場合
は何も行わず処理を終了する。
【0034】だが、走行距離測定値Lが長い場合は、C
PU81bは予めRAM83に記憶してある目的階の階
高値と出発階の階高値の偏差の絶対値を走行距離測定値
Lより引き、その差eの絶対値を求める(ステップS2
7)。そして、差eが所定値未満であれば、CPU81
bは現停止階を出発階とし(ステップS34)、更に走
行距離測定値Lを0にしてクリアする(ステップS3
5)。
【0035】或は、前記ステップS28において差eが
所定値以上と判定された場合は、CPU81bは各階高
値を差eに基づいて補正するため次の処理に入る。先
ず、現在の階床nを呼び出し(ステップS29)、現在
階床の階高値に差eを加えて階高値を補正する(ステッ
プS30)。この時終端階、すなわち出発階床に対する
階高値の補正が終了したか否かを判定し(ステップS3
0a)、終了していなければ、かごは出発階床より現停
止階床まで、上昇走行を行ったか下降走行を行ったかを
判定する(ステップS31)。
【0036】その結果、上昇走行が判定されると、CP
U81bは現停止階床より上方向にある各階床対応の階
高値を呼び出し、差eを加えて補正する(ステップS3
2,S30)。また、下降走行が判定されると、現停止
階床より下方向にある各階床対応の階高値を呼び出し、
差eを加えて補正する(ステップS33,S30)。
【0037】その結果、階高値の補正が終端階に対応す
る階高値まで終了したことを判定すると(ステップS3
0)、現在階を出発階に設定し、走行距離測定値Lを0
にクリアにする(ステップS34,S35)。
【0038】実施例3. 以下、この発明の実施例3を図について説明する。図8
は本実施例に係るエレベータの制御装置の構成図であ
る。尚、図中、図14と同一符号は、同一又は相当部分
を示す。図において、8Cは本実施例における速度指令
演算手段である。図9は本実施例における速度指令演算
手段8Cの機能を示すブロック図である。尚、図中、図
15と同一符号は、同一又は相当部分を示す。図におい
て81cは速度指令演算処理、階高測定処理等を行うC
PU、82cは図10に示すプログラムを記憶したRO
Mである。
【0039】次に、この発明の実施例3の動作を図10
のフローチャートに従って説明する。このフローチャー
ト中、図3に示すフローチャートとステップの符号が同
一の符号は同機能を果たすルーチンである。従ってここ
では本実施例の特徴的な部分から説明を始める。
【0040】先ず、CPU81cは走行距離測定値Lが
予め設定した走行距離測定値より長いと判定されると
(ステップS26)RAM83に記憶してある目的階
の階高値C(目的階)と出発階の階高値C(出発階)と
の差の絶対値と走行距離測定値Lとの差eを算出する
(ステップS27)。この算出の結果、差eが所定値未
満の場合は、CPU81cは現在階、すなわち現停止階
を出発階に設定し(ステップS34)、走行距離測定値
Lを零にクリアする(ステップS35)。
【0041】また、差eが所定値以上と判定された場合
は、出発階より現停止階(目的階)方向に向けて終端階
までの各階高値を、差eを走行距離Lで除した値に、出
発階から各階までの距離を乗じて補正する。すなわち式
で表すならば以下のようである。
【0042】 階高メモリ(階高値)C(n)←C(n)+|C(n)−C(出発階)|×e/L
【0043】従って、今、かご1が出発階より上昇走行
で停止階に到達したならば、出発階より上方向にある各
階床対応の階高値を、終端階に至るまで補正するため、
先ず、CPU81cは出発階床に加算する変数△nを1
に初期設定し(ステップS37)、次に出発階に△n
(=1)を加算して出発階より次の階床を求める(ステ
ップS39)。次に、CPU81cはこの求められた次
階床に対応する階高値をRAM83より読み出し上式に
従って次階床に対応する階高値を補正する(ステップS
40)。
【0044】階高値を補正した後、CPU81cは終端
階、すなわち最上階までの各階高値を補正したか、否か
を判定し(ステップS30a)。否であれば、次の階高
値を補正するため、階床数nに△n(=1)を加算しn
を更新する(ステップS41)。更新した後、CPU8
1cは再びステップS40を処理し終端階に至るまでの
階高値を補正し、終端階に至ったならば、ステップS3
4,S35を実行する。
【0045】或は、ステップS36において、CPU8
1cはかご1の下降走行にて出発階より停止階に至った
と判定したならば、変数△nを−1に設定し(ステップ
S38)、前記同様ステップS40,S30a,S41
を繰り返し、最下階に至るまでの各階床対応の階高値を
補正する。
【0046】実施例4. 以下、この発明の実施例4を図について説明する。図1
1は本実施例に係るエレベータの制御装置の構成図であ
る。尚、図中、図14と同一符号は、同一又は相当部分
を示す。図において、8Dは本実施例における速度指令
演算手段である。図12は本実施例における速度指令演
算手段8Dの機能を示すブロック図である。尚、図中、
図15と同一符号は、同一又は相当部分を示す。図にお
いて81dは速度指令演算処理、階高測定処理等を行う
CPU、82dは図13に示すプログラムを記憶したR
OMである。
【0047】次に、この発明の実施例4の動作を図13
のフローチャートに従って説明する。このフローチャー
ト中、図3に示すフローチャートとステップの符号が同
一の符号は同機能を果たすルーチンである。従ってここ
では本実施例の特徴的な部分から説明を始める。先ず、
CPU81dはかご1が走行中であることを判定すると
(ステップS22)、位置検出信号12aよりなるパル
スをカウントし、走行距離Lを測定する(ステップS2
4)。この時、またCPU81dは階床検出信号15a
sを取り込み、かご1が階床レベルに至ったことを判定
すると(ステップS42)、出発階対応の階高値にパル
ス数で表される現走行距離Lを加算し、現在階床に対応
する階高値を算出する(ステップS43)。
【0048】更に、CPU81dはかご1が停止階、す
なわち目的階に到達したことを判定すると(ステップS
25)、停止階である現在階に対応する階高値を求める
ため、現在階に至るまでの走行距離測定値Lを出発階対
応の階高値に加算する(ステップS44)。
【0049】しかしながら、CPU81dは取り込んだ
走行距離測定値Lが予め設定した走行距離設定値以上で
あることを判定すると(ステップS26)、出発階床よ
り目的階床に至るまでの階高値の差の絶対値とLとの差
eの絶対値を求め、差eの絶対値が所定値以上か、否か
を判定する(ステップS27,S28)。この時、以上
でないと判定されると実施例2,3同様にステップS3
4,S35の実行に移る。
【0050】或は、差eが所定値以上であると判定され
ると、CPU81dは前記実施例2,3同様にステップ
S36〜S39,S45,46,S41を繰り返し、エ
レベータの走行方向に応じて停止階床より離れる方向の
各階床対応の階高値を、ステップ43で求めた各現在階
対応の階高値に更新する。
【0051】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、か
ごの移動距離に比例した個数のパルスを発生する位置検
出器と、この発生したパルスを前記かごの基準階より目
的階への上昇走行時にカウントアップし、且つ目的階よ
り基準階への下降走行時にカウントアップ値をカウント
ダウンするカウント手段と、前記かごが、走行方向にあ
る各階床の床レベル通過毎に前記カウント手段よりカウ
ント値を取り出し、各通過した階床対応にカウントアッ
プ値、及びカウントダウン値を記憶する階床位置記憶手
段と、前記記憶された各通過床レベル毎にカウントアッ
プ値とカウントダウン値の平均値を演算し、前記階床位
置記憶手段に記憶する平均値演算手段とを備えて構成し
たので、かごを昇降路に沿って高速に一往復した際に測
定した上昇走行時と下降走行時における各階床対応の階
高値の平均値を真の階高値として記憶することができ
る。したがって各階高値を正確にしかも迅速に記録でき
る効果がある。
【0052】また、第2の発明によれば、かごの移動距
離に比例した個数のパルスを発生する位置検出器と、こ
の発せられたパルスをカウントするカウント手段と、前
記かごが、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に前
記のカウント手段よりカウント値を取り出し、通過した
階床対応に記憶する階床位置記憶手段と、前記位置検出
器より発せられたパルス数より出発階床より現停止階床
までの走行距離を測定する走行距離測定手段と、この走
行距離測定値と予め設定された走行距離設定値とに基づ
いて各走行距離間の偏差量を演算する偏差演算手段と、
前記偏差量に基づいて前記階床位置記憶手段に記憶した
カウント値を補正するカウント値補正手段とを備えて構
成したので、通常稼働中に測定した走行距離と予め測定
し記憶した階高値より算出した走行距離の間に大きな差
が生じた場合は、エレベータ停止時に差分に応じて前記
階高値を修正することができる。従って、通常稼働時で
あっても乗客に不審感を与えず階高値修正を行える効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図2】本実施例に係る速度指令演算手段の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本実施例に係る階床位置記憶手段(RAM83
a)の構成図である。
【図5】この発明の実施例2によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図6】本実施例に係る速度指令演算手段の構成を示す
ブロック図である。
【図7】本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図8】この発明の実施例3によるエレベータの制御装
置を示す構成図である。
【図9】本実施例に係る速度指令演算手段の構成を示す
ブロック図である。
【図10】本実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】この発明の実施例4によるエレベータの制御
装置を示す構成図である。
【図12】本実施例に係る速度指令演算手段の構成を示
すブロック図である。
【図13】本実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図14】従来のエレベータの制御装置を示す構成図で
ある。
【図15】従来のエレベータの制御装置の速度指令演算
手段の構成を示すブロック図である。
【図16】従来のエレベータの制御装置の階床位置記憶
手段であるRAM83の構成図である。
【図17】従来のエレベータの制御装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 かご 12 位置検出器 8A 速度指令演算手段 13a〜13d プレート 15a,15b 階床検出器 81a CPU

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの移動距離に比例した個数のパルス
    を発生する位置検出器と この発生したパルスを前記かごの基準階より目的階への
    上昇走行時にカウントアップし、且つ目的階より基準階
    への下降走行時にカウントアップ値をカウントダウンす
    るカウント手段と 前記かごが、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に
    前記カウント手段よりカウント値を取り出し、各通過し
    た階床対応にカウントアップ値、及びカウントダウン値
    を記憶する階床位置記憶手段と 前記記憶された各通過床レベル毎にカウントアップ値と
    カウントダウン値の平均値を演算し、前記階床位置記憶
    手段に記憶する平均値演算手段と を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 かごの移動距離に比例した個数のパルス
    を発生する位置検出器と この発せられたパルスをカウントするカウント手段と 前記かごが、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に
    前記のカウント手段よりカウント値を取り出し、通過し
    た階床対応に記憶する階床位置記憶手段と 前記位置検出器より発せられたパルス数より出発階床よ
    り現停止階床までの走行距離を測定する走行距離測定手
    段と この走行距離測定値と予め設定された走行距離設定値と
    に基づいて各走行距離間の差の絶対値を演算する偏差演
    算手段と 前記差の絶対値が所定値以上の場合に目的階から終端階
    まで、前記差に基づき 前記階床位置記憶手段に記憶した
    カウント値をそれぞれ補正するカウント値補正手段と を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 かごの移動距離に比例した個数のパルス
    を発生する位置検出器と、 この発せられたパルスをカウントするカウント手段と、 前記かごが、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に
    前記のカウント手段よりカウント値を取り出し、通過し
    た階床対応に記憶する階床位置記憶手段と、 前記位置検出器より発せられたパルス数より出発階床よ
    り現停止階床までの走行距離を測定する走行距離測定手
    段と、 この走行距離測定値と予め設定された走行距離設定値と
    に基づいて各走行距離間の差を演算する偏差演算手段
    と、 前記差が所定値以上の場合に目的階から終端階まで、該
    差を前記走行距離測定値で徐した値に出発階から各階ま
    での距離を乗じて前記階床位置記憶手段に記憶したカウ
    ント値をそれぞれ補正するカウント値補正手段と、 を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 かごの移動距離に比例した個数のパルス
    を発生する位置検出器と、 この発せられたパルスをカウントするカウント手段と、 前記かごが、走行方向にある各階床の床レベル通過毎に
    前記のカウント手段よりカウント値を取り出し、通過し
    た階床対応に記憶する階床位置記憶手段と、 前記位置検出器より発せられたパルス数より出発階床よ
    り現停止階床までの走行距離を測定する走行距離測定手
    段と、 この走行距離測定値と予め設定された走行距離設定値と
    に基づいて、前記走行距離測定値の方が大きいことを条
    件に各走行距離間のこれらの偏差量を演算する偏差演算
    手段と、 前記偏差量が所定値以上の場合に出発階から目的階まで
    の1階毎に順番に該偏差量に基づいて前記階床位置記憶
    手段に記憶したカウント値を補正するカウント値補正手
    段と、 を備えたことを特徴とするエレベータの制御装置
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