JP3187400U - 所定の容器入りのペット用糞尿処理材 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で消臭性および吸水性に優れ、家屋内の環境改善にも貢献し得る糞尿処理材を提供する。
【解決手段】い草の粉砕物または、い草と木質材の粉砕混合物100重量部に対し、結合剤5〜15重量部および水分を基本組成として配合した混合物を造粒・乾燥して得られる、粒径が3〜6mm、長さが5〜15mmであり、含水率が10〜15%であるペット用糞尿処理材1。
【選択図】図1

Description

本考案は、ペット用トイレ砂に使用されるペット用糞尿処理材(以下、糞尿処理材と称す。)に関し、さらに詳しくは安価で消臭性および吸水性に優れ、家屋内の環境改善にも貢献し得る糞尿処理材に関する。
従来、犬や猫などのペット用トイレ粒材では消臭が問題になっており、その問題を解決した消臭効果の高いペット用トイレ粒材の一例として、ゼオライトやセピオライト等の天然鉱物を利用したものがある。(例えば特許文献1)
実用新案登録第3154924号
しかしながら、特許文献1記載の動物用トイレ粒材は結果的には高価になり、また鉱物質を使用しているためトイレに流されないという問題があった。
本考案はこのような課題を解決するためになされたもので、消臭および吸水効果があり、安価で、かつ環境改善効果を付加した糞尿処理材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案者はスポンジ構造(多孔質構造)を有するとともに、アロマテラピー効果を有し、近年需要が落ち込んでいるい草に着目し、本考案を成すに至ったもので、その構成は、い草の粉砕物または、い草と木質材の粉砕混合物100重量部に対し、結合剤5〜15重量部および造粒に敵した水分を基本組成として配合した混合物を造粒、乾燥してなり、粒径が3〜6mm、長さが5〜15mmで、かつ含水率が10〜15%であることを第一の特徴とする。
また、い草と木質材の粉砕混合物中のい草の含有率が20〜90重量%であることを第二の特徴とする。
また、前記基本組成にクエン酸0.1〜1.2重量部をさらに配合したことを第三の特徴とする。
さらに、い草の粉砕物のみを使用して得られた糞尿処理材と汎用の木質材から成る糞尿処理材を体積比80:20〜20:80の割合で混合してなることを第四の特徴とする。
上記した本考案のペット用糞尿処理材は以下の効果を有する。
1.安価で入手できるい草を利用しているため糞尿処理材を安価に製造できる。
2.い草の有する独特の香り成分とスポンジ構造により、優れた消臭性および吸水性が得られる。またクエン酸を加えると、さらに消臭効果は大きくなる。
3.糞尿処理材の置かれた家屋内の、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド、アセトアルデヒドや二酸化窒素などを吸着し、空気の清浄化に寄与し、また、い草のアロマテラピー効果と相まって、家屋内の不快感を除去する。
4.軽量で焼却が可能であり、トイレにも流すことが出来る。
本考案の糞尿処理材を示す斜視図である。 本考案の糞尿処理材を使用した猫砂トイレの斜視図である。
本考案におけるい草は、10〜20mmに切断した細片を粉砕機で粉砕して得られる粉状体で使用される。い草としては、独特の薄緑のような青色を保持している茎の中央部が上質であり、好適なものとして使用される。また、い草の材料として、畳を作る時に生じた新しい畳表の切れ端なども上記と同様にして粉砕して得られる粉状体も使用できる。
い草と木質材の粉砕混合物中の含有率は、20〜90%であるが、さらに好ましい範囲は50〜80%である。含有率が20%より小さくなると、目的とする効果が得られない。
い草と併用される木質材の粉砕物は、成形性および消臭効果の点から特に杉、松、ヒノキなどの針葉樹の粉砕物が好適なものとして挙げられ、単独または併用して使用される。
上記これらの粉砕物は該針葉樹の原木の他、風倒木・間伐材・建築廃材や再生木材などをスライスマシンによりチップ化し、チップ化した木材を粉砕機により十分に粉砕して得られる。粉砕物の大きさは0.01〜1mm、好適には0.05〜0.5mmである。
本考案の基本組成である結合剤は、造粒物中の前記粉砕物粒子を相互に接着して固形化する作用をするものであり、使用後水中で短時間に崩壊するものが好ましい。これらに該当するものとしては、コーンスターチ、グアーガム、ビーンガム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース(CMC)などが好適なものとして挙げられる。
この結合材は、い草の粉砕物またはい草と木質材の粉砕混合物100重量部に対し5〜15重量部配合されるが、さらに好ましくは8〜12重量部配合されるのが好適である。5重量部より少ないと目的とする造粒物が得られず、一方、15重量部より多くなると造粒機による造粒は出来るが、造粒物の表面のゲル化がはげしくなる。
また、他の基本組成である水分は造粒しやすくするために加えるものであり、造粒に適した水分の量は、い草の粉砕物または、い草と木質材の粉砕混合物を手で握り、崩れない程度に固まる量で良い。粉砕物の状態で異なるが、粉砕物100重量部に対し15〜35重量部、さらに好ましくは20〜30重量部配合するのが好適である。
請求項3に記載のクエン酸は消臭効果を有するため、犬や猫の尿臭を消臭する効果をさらに高めるものであり、い草の粉砕物またはい草と木質材の粉砕混合物100重量部に対し0.1〜1.2重量部配合されるが、さらに好ましくは0.5〜1.0重量部配合されるのが好適である。0.1重量部より少ないと消臭のプラス効果が得られず、1.2重量部より多いと造粒物が硬くなり、使用に適さなくなる。
尚、本考案の糞尿処理材には、本考案の効果を妨げない範囲で、香料、着色剤、界面活性剤、殺菌剤なども含有させることが出来る。
い草の粉砕物のみを使用して得られる本考案の糞尿処理材は汎用の木質材の粉砕物を使用した糞尿処理材と混合して使用しても、本考案の効果と同様の効果が得られる。
上記前者と後者の混合割合は体積比で80:20〜20:80である。さらに好ましい割合は、70:30〜50:50である。
つぎに、本考案の糞尿処理材の製造方法について説明する。い草の粉砕物または、い草と木質材の粉砕混合物、結合剤、および水分を、また、必要に応じクエン酸をリボンミキサーやヘンシェルミキサーなどで十分攪拌混合し、この混合物をロール式加圧成形機(ディスクペレッタ)で造粒化し、得られた造粒物を振動乾燥機で乾燥することにより目的物が得られる。
前記製法で得られた糞尿処理材は、粒径が3〜6mmであり、長さが5〜15mm、好適には5〜15mmの円柱状体で、かつ、含水率が10〜15%、好ましくは10〜12%である。特に水分は10%より少ないと空気中の水分を吸収して12〜13%程度になるので意味がなくなる。一方、15%より多いと尿の吸収効果が小さくなる。
以下、本考案を実施例によりさらに詳しく説明するが、本考案がこれらの実施例に限定されないことは言うまでもない。
表1に示す配合を基本にして、い草の粉砕物のみからなる用糞尿処理材を前記製法により製造し、粒径3mm、長さ5〜12mmの該処理材を得た。
表1に示す配合にクエン酸1部を加え、前記製法により、い草粉砕物と杉材の粉砕物を50:50に混合した粉砕物からなる糞尿処理材を製造し、粒径3mm、長さ5〜12mmの該処理材を得た。
〔比較例1〕
実施例2と同様にクエン酸1部を加え、杉材の粉砕物のみからなる糞尿処理材を製造し、粒径3mm、長さ5〜12mmの該処理材を得た。
〔比較例2〕
現在広く販売され、使用されている鉱物系の猫砂を下記試験の比較対象として組み入れた。
上記実施例、比較例で得られた糞尿処理材および猫砂を用いて、下記試験法により吸水性、消臭性の各性能を調べた。その結果を表1にまとめて示す。
〔吸水性の評価〕
径75mm、高さ65mmの円筒状容器に満杯(表面を水平カット)の糞尿処理材、猫砂を各々入れ、36℃の3%アンモニア水20gを表面から注入する。該注入後1分経過して該処理材、猫砂とアンモニア水との塊の重量と体積を測定し、かつ、消費された該処理材の重量を測定した。
〔消臭性の評価〕
上記で得られた各塊を崩して三角フラスコに全量入れ、口をラップで密閉する。この三角フラスコを40℃の庫内で4分間加熱す。その後、前記ラップにアンモニア用の気体検知管(北川式)を差し込み、内部のガスを吸引してアンモニアの濃度を測定した。
Figure 0003187400
A:アンモニア水20gを吸収したペット用糞尿処理材、猫砂の塊の重量
B:ペット用糞尿処理材、猫砂の消費量
C:Aにおける塊の体積
実施例1は、クエン酸は使用せず。
表1からわかるごとく、実施例1,2の糞尿処理材は、B,Cの値から比較例1、2より吸収性が優れていた。また、アンモニア臭気についても値が小さく、消臭性についても優れていた。
なお、実施例、比較例における糞尿処理材、猫砂の臭いは無く、またアンモニア水を吸収した塊の固まり具合や硬さについても良好で問題無かった。
1 ペット用糞尿処理材
2 猫砂トイレ

Claims (4)

  1. い草の粉砕物または、い草と木質材の粉砕混合物100重量部に対し、結合剤5〜15重量部および造粒に適した量の水分を基本組成として配合した混合物を造粒・乾燥して得られる、粒径が3〜6mm、長さが5〜15mmで、かつ含水率が10〜15%であることを特徴とするペット用糞尿処理材。
  2. い草と木質材の粉砕混合物中のい草の含有率が20〜90重量%であることを特徴とする請求項1記載のペット用糞尿処理材。
  3. 前記基本組成にクエン酸0.1〜1.2重量部をさらに配合したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のペット用糞尿処理材。
  4. い草の粉砕物のみを使用して得られた請求項1記載のペット用糞尿処理材と汎用の木質材から成るペット用糞尿処理材を体積比80:20〜20:80の割合で混合して成ることを特徴とするペット用糞尿処理材。
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