JP3182698B2 - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP3182698B2
JP3182698B2 JP28072991A JP28072991A JP3182698B2 JP 3182698 B2 JP3182698 B2 JP 3182698B2 JP 28072991 A JP28072991 A JP 28072991A JP 28072991 A JP28072991 A JP 28072991A JP 3182698 B2 JP3182698 B2 JP 3182698B2
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光弘 遠藤
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のブレーキ系統に
用いられるマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスタシリンダの一例として、図
6に示すようなタンデム型のものがある。図において、
シリンダ本体1には、プライマリピストン2の摺動部2
a及びセカンダリピストン3を摺動自在に挿入する有底
の小径孔4が形成されており、この小径孔4には後方
(図6右方向)側が開口した大径孔5が段部6を介して
連接されている。大径孔5には、プライマリピストン2
のロッド部を嵌挿して案内する軸受7が装着されてい
る。軸受7のプライマリピストン2の摺動部2a側の中
央部には凹部7aが形成されている。この凹部7aに
は、軸受7と前記ロッド部2bとの間からのブレーキ液
の漏れを防止するシール部材10が、前記ロッド部2b
に嵌挿して設けられている。このシール部材10は、ロ
ッド部2bを挿通する孔11aを形成した略リング状の
シール本体部11と、該シール本体部11にプライマリ
ピストン2の摺動部2a側に延びて形成された小径、大
径のリング状の内径側、外径側リップ部12,13とか
らなっている。
【0003】軸受7と前記段部6との間には、略円板状
の規制部材8が前記プライマリピストン2のロッド部2
bを挿通させて設けられている。この規制部材8にはそ
の中央側に軸方向に延びるように屈曲して形成した突起
部9が設けられており、前記内径側、外径側リップ部1
2,13との間を通して前記シール本体部11にこの突
起部9を当接させることにより、シール部材10が前方
へ移動するのを規制するようになっている。
【0004】プライマリピストン2の摺動部2aの前方
における小径孔4の部分には第1圧力室14が形成さ
れ、かつプライマリピストン2の摺動部2aの後方にお
ける小径孔4の部分には第1補給室15が形成されてい
る。またセカンダリピストン3は両側に摺動部3a,3
bを有し、該摺動部3a,3bをロッド部3cで結合し
た形態を成し、ロッド部3cに対応する小径孔4に第2
補給室16を形成すると共にシリンダ本体1の底部との
間に第2圧力室17を形成している。第1圧力室14に
連通してリザーバ18が設けられており、このリザーバ
18と前記第1補給室15を連通するサプライポート1
9がシリンダ本体1に形成されている。
【0005】このマスタシリンダは、プライマリピスト
ン2が図6の左方向に押圧されることにより、プライマ
リピストン2及びセカンダリピストン3が前進し、プラ
イマリピストン2の前進により第1圧力室14に液圧を
発生させ、この液圧をブレーキに伝達すると共に、セカ
ンダリピストン3の前進により第2圧力室17に液圧を
発生させ、この液圧を前記ブレーキとは別系統のブレー
キに伝達するようにしている。また、プライマリピスト
ン2及びセカンダリピストン3が後退するときには、サ
プライポート19及び補給室を介してブレーキ液を前記
第1圧力室14に供給して常時ブレーキ液で充満するよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にマス
タシリンダに用いられるブレーキ液は低温時には粘度が
大きくなるが、上述したマスタシリンダでは、このよう
な低温時にプライマリピストン2を急作動したような場
合、サプライポート19が抵抗となって第1補給室15
に負圧が発生してシール部材10の内径側リップ部12
が径方向外方に向けて撓み、これにより外部から空気を
吸入するおそれがあった。
【0007】なお、この問題点の改善のために、サプラ
イポート19の内径を大きくして流通抵抗を小さくしこ
れにより負圧の発生を防止することが考えられる。しか
し、サプライポート19はリザーバ18の取付け側から
のドリルによる加工で得ており、シリンダ本体1の開口
端部の構造上、ドリルの挿入角度に制約があることなど
により、容易にはサプライポート19の内径を大きくで
きないというのが実状であった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、補給室に負圧が発生しても外部から空気を吸入す
ることがないマスタシリンダを提供することを目的とす
る。
【0009】請求項1の発明は、上記目的を達成するた
めに、ブレーキ液をリザーバから供給されるシリンダ本
体に、ピストンの摺動部を挿入する有底の小径孔を形成
すると共に該シリンダ本体の一端側に開口する大径孔を
該小径孔に段部を介して連接させて形成し、該大径孔
に、前記ピストンのロッド部を嵌挿して案内する軸受を
装着し、該軸受の前記小径孔側の中央部に形成した凹部
に、前記ロッド部に嵌挿して前記軸受と該ロッド部との
間からのブレーキ液の漏れを防止するリング状のシール
部材を設け、前記軸受と前記段部との間に該シール部材
の移動を規制する規制部材を前記ピストンのロッド部に
挿通させて設け、前記ピストンの摺動部に対して前記シ
リンダ本体の底部側における前記小径孔の部分に圧力室
を形成すると共に、前記ピストンの摺動部と前記軸受と
の間に補給室を形成し、シリンダ本体に、前記リザーバ
と前記補給室とを連通させるサプライポートを形成し、
前記ピストンの前記底部方向への移動時に、前記圧力室
に液圧を発生させ、かつ該ピストンの前記開口部方向へ
の移動時に、前記サプライポート及び前記補給室を通し
て前記圧力室にブレーキ液を補給するマスタシリンダに
おいて、前記規制部材の中央側に、前記シリンダ本体の
前記開口部に向けて延びかつ内径を先端側になるに従っ
て大きくなるように形成し、前記シール部材の内径側リ
ップ部を前記ロッド部に押圧する突起部を設け、該突起
部は、前記シール部材の内径側リップ部の外周に比して
先端側内周が大径で基端側内周が小径とされることを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、ブレーキ液をリザーバ
から供給されるシリンダ本体に、ピストンの摺動部を挿
入する有底の小径孔を形成すると共に該シリンダ本体の
一端側に開口する大径孔を該小径孔に段部を介して連接
させて形成し、該大径孔に、前記ピストンのロッド部を
嵌挿して案内する軸受を装着し、該軸受の前記小径孔側
の中央部に形成した凹部に、前記ロッド部に嵌挿して前
記軸受と該ロッド部との間からのブレーキ液の漏れを防
止するリング状のシール部材を設け、前記軸受と前記段
部との間に該シール部材の移動を規制する規制部材を前
記ピストンのロッド部に挿通させて設け、前記シール部
材は、前記規制部材に対して移動可能に設け、前記ピス
トンの摺動部に対して前記シリンダ本体の底部側におけ
る前記小径孔の部分に圧力室を形成すると共に、前記ピ
ストンの摺動部と前記軸受との間に補給室を形成し、シ
リンダ本体に、前記リザーバと前記補給室とを連通させ
るサプライポートを形成し、前記ピストンの前記底部方
向への移動時に、前記圧力室に液圧を発生させ、かつ該
ピストンの前記開口部方向への移動時に、前記サプライ
ポート及び前記補給室を通して前記圧力室にブレーキ液
を補給するマスタシリンダにおいて、前記規制部材に軸
方向に延びて形成された突起部に対するシール部材の内
径側リップ部における側面部の接触部分を前記開口部に
向うに従って径方向外方になる構造にし、かつ前記突起
部の内周は前記シール部材の内径側リップ部の先端側の
外周に比して僅かに大径に設定したことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明は、上記のように構成したの
で、低温時などにピストンを急作動して補給室が負圧に
なっても、規制部材の突起部がピストンの作動に伴って
前側に進むシール部材の内径リップ部を押さえつけるこ
とにより、軸受とロッド部との間は確実にシールされた
状態にされる。
【0012】請求項2の発明は、上記のように構成した
ので、ピストンの前進時にシール部材が前進すると、内
径側リップ部はシール部材の前進に応じてピストンのロ
ッド部に徐々に強く押されて、これによりついには軸受
とロッド部との間を確実にシールすることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基いて説明する。
【0014】図において、30は2系統のブレーキに用
いられるタンデム型のマスタシリンダで、31はそのシ
リンダ本体である。該シリンダ本体31には、プライマ
リピストン32の摺動部32a及びセカンダリピストン
33を摺動自在に挿入する小径孔34が形成されてお
り、この小径孔34には後方(図1右方向)側が開口し
た大径孔35が段部36を介して連接されている。プラ
イマリピストン32とセカンダリピストン33との間の
小径孔34には、圧力室である第1圧力室37が形成さ
れ、かつプライマリピストン32の摺動部32aの後方
における小径孔34の部分には補給室である第1補給室
38が形成されている。またセカンダリピストン33は
両側に摺動部33a,33bを有し、該摺動部33a,
33bをロッド部33cで結合した形態を成し、ロッド
部33cに対応する小径孔34に第2補給室40を形成
すると共にシリンダ本体31の底部31aとの間に第2
圧力室41を形成している。
【0015】第1圧力室37及び第2圧力室41は、そ
れぞれプライマリピストン32及びセカンダリピストン
33の外周面に保持されたシール部材42,43,44
により液密性が確保されており、第1圧力室37は通路
45を介してブレーキ液が貯留されているリザーバ46
内に連通している。第1補給室38は段部36に開口し
て形成されたサプライポート47を介して前記リザーバ
46に連通していると共に、プライマリピストン32の
摺動部32aに形成された通路48を介して第1圧力室
37に連通可能になっている。
【0016】大径孔35には、プライマリピストン32
のロッド部32bを嵌挿して案内する軸受49が装着さ
れている。軸受49のプライマリピストン32の摺動部
32a側の中央部には凹部52が形成されている。この
凹部52には、軸受49と前記ロッド部32bとの間か
らのブレーキ液の漏れを防止するシール部材53が、前
記ロッド部32bに嵌挿して設けられている。このシー
ル部材53は、ロッド部32bを挿通する孔54aを形
成した略リング状のシール本体部54と、該シール本体
部54にプライマリピストン32の摺動部32a側に延
びて形成された小径、大径のリング状の内径側、外径側
リップ部55,56とからなっている。
【0017】軸受49と前記段部36との間には、前記
シール部材53の移動を規制する規制部材50が前記プ
ライマリピストン32のロッド部32bを挿通させて設
けられている。この規制部材50にはその中央側にシリ
ンダ本体31の開口端部31bに向けて内径が一定の割
合で大きくなるように形成された突起部51が設けられ
ている。この突起部51は、該マスタシリンダ30が作
動していない通常状態ではシール部材53の内径側リッ
プ部55から所定距離離れていると共に、プライマリピ
ストン32が作動されてシール部材53が所定量前側に
進んだときに該シール部材53の内径側リップ部55に
当接してこれを押圧するように設定されている。
【0018】プライマリピストン32の前面にはボルト
57が取付けられており、このボルト57の先端にはカ
ップ状のばね受58が遊嵌されている。このばね受58
とプライマリピストン32との間には第1戻しばね59
が介装されている。また、セカンダリピストン33の前
面にはばね受60が設けられており、このばね受60と
シリンダ本体31の底部31aとの間には第2戻しばね
61が介装されている。
【0019】このマスタシリンダ30は、例えば気圧式
倍力装置のフロントシェルに一体化され、該気圧式倍力
装置から延びる出力軸(図示省略)がそのプライマリピ
ストン32のロッド部32bに連結されて用いられる。
そして、ブレーキペダル(図示省略)が踏み込まれる
と、その動きが気圧式倍力装置の出力軸を介してプライ
マリピストン32のロッド部32bに伝達され、プライ
マリピストン32は、図1の左方向(前方)へ移動す
る。このプライマリピストン32の移動はセカンダリピ
ストン33に伝えられ、両者は一体的に前進し、これに
より第1圧力室37、第2圧力室41の液圧が高まり、
この液圧が第1圧力室37、第2圧力室41に対応して
シリンダ本体31に設けたポートを介してそれぞれ独立
したブレーキ系統に供給される。また、プライマリピス
トン32の前進により第1補給室38の容積は徐々に大
きくなるが、この拡大に追従してリザーバ46からブレ
ーキ液が補充されて第1補給室38はブレーキ液で充満
される。
【0020】一方、プライマリピストン32とセカンダ
リピストン33とは、第1、第2戻しばね59,61に
より図1に示す原位置に復帰するが、このとき、第1補
給室38のブレーキ液が通路48を通して第1圧力室3
7に補給されて第1圧力室37内をブレーキ液で充満さ
せる。
【0021】また、低温時などにブレーキペダルを急作
動させると、これによりプライマリピストン32は急前
進して第1補給室38の容積が急激に大きくなり、サプ
ライポート47を介したブレーキ液の流入が遅れてしま
って第1補給室38が負圧になることがある。この際、
プライマリピストン32の前進に伴ってシール部材53
が前側に進み、これによって規制部材50の突起部51
がシール部材53の内径側リップ部55に当接してこれ
を押圧することになって軸受49とプライマリピストン
32のロッド部32bとの間を確実にシールした状態に
して第1補給室38が負圧になっていても気圧倍力装置
から空気を吸入するようなことを防止する。
【0022】本実施例では、規制部材50の突起部51
は、マスタシリンダ30が作動していない通常状態では
シール部材53の内径側リップ部55から所定距離離
し、シール部材53が所定量前進した段階でその内径側
リップ部55を押圧するように設定しているので、常時
突起部51が内径側リップ部55を押圧するように設定
した場合に比べてシール部材53の摩耗を抑えることが
できる。しかし、本発明は、これに限定されるものでは
なく、上述したように常時内径側リップ部55を押圧す
るように突起部を設けてもよいし、マスタシリンダ30
が作動していない通常状態で内径側リップ部55に接触
した状態になるように突起部を設けてもよい。
【0023】本実施例では、突起部がシリンダ本体31
の開口端部31bに向けて内径が一定の割合で大きくな
るように形成された場合を例にしたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、図3に示すようにシ
リンダ本体31の開口端部31bに向けて湾曲しつつ内
径が大きくなるように形成した突起部70であってもよ
い。
【0024】図4は、本発明の第2実施例を示す。この
第2の実施例は第1の実施例に比べ、突起部51に替え
て、規制部材50にその中央部に軸方向に延びて形成し
た突起部60を設け、かつ内径側リップ部55に替え
て、シール部材53に、基端側(開口端部31b側)を
大径とする略円錐台筒状の内径側リップ部61を設けた
ことが異なっている。他の構成部材は、第1実施例と同
一であり、これらについては同一符号を付している。
【0025】図4のマスタシリンダでは、ピストンの前
進時にシール部材53が前進すると、内径側リップ部6
1の側面部61aに対して規制部材50の突起部60が
当接し、さらにシール部材53が前進することに伴って
内径側リップ部61は規制部材50の突起部60により
徐々に大きな反力を受けついには軸受49とプライマリ
ピストン32のロッド部32bとの間を確実にシールす
ることとなる。このため、低温時などにプライマリピス
トン32を急作動して第1補給室38が負圧になってい
ても気圧倍力装置側から空気を吸入するようなことを防
止する。
【0026】図4に示す例では内径側リップ部61が略
円錐台筒状である場合を例にしたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、内径側リップ部61に替えて、
シール部材53に、例えば図5に示すように側面部62
aが湾曲した略円錐台形状、即ち側面部62aを、開口
端部31bに向うに従って径方向外方に向くように湾曲
させた構造の内径側リップ部62を設けてもよい。この
マスタシリンダは、内径側リップ部62が規制部材50
の突起部60により図3に示すものと同様に徐々に大き
な反力を受けついには軸受49とプライマリピストン3
2のロッド部32bとの間を確実にシールすることとな
る。このため、低温時などにプライマリピストン32を
急作動して第1補給室38が負圧になっていても気圧倍
力装置側から空気を吸入するようなことを防止する。
【0027】なお、図4及び図5に示すマスタシリンダ
では、規制部材の突起部に対して内径側リップ部の側面
部が周方向全面にわたって接触し、側面部全体が接触部
を構成しているが、これに替えて、規制部材に周方向に
複数個の突起部を設け、かつ複数個の突起部に接触する
ように内径側リップ部の側面部に複数個の接触部を形成
してマスタシリンダを構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、低温時などにピストンを急作
動して補給室が負圧になっても、軸受とロッド部との間
を確実にシールした状態にするので、このような補給室
の負圧発生時にも外部から空気を吸入するようなことを
防止できる。
【0029】シール部材の内径側リップ部における、規
制部材の突起部に対する接触部分を開口部に向うに従っ
て径方向外方になる構造にしたことにより、ピストン前
進時に軸受とロッド部との間を確実にシールした状態に
するので、低温時などにピストンを急作動して補給室が
負圧になっても、外部から空気を吸入するようなことを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のマスタシリンダを示す断
面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】第1実施例における他のマスタシリンダを示す
断面図である。
【図4】本発明の第2実施例のマスタシリンダを示す断
面図である。
【図5】第2実施例における他のマスタシリンダを示す
断面図である。
【図6】従来のマスタシリンダの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
31 シリンダ本体 31a 底部 31b 開口端部 32 プライマリピストン 32a 摺動部 32b ロッド部 34 小径孔 35 大径孔 36 段部 37 第1圧力室 38 第1補給室 46 リザーバ 47 サプライポート 49 軸受 50 規制部材 51 突起部 52 凹部 53 シール部材 55 内径側リップ部 60 突起部 61 内径側リップ部 61a 側面部 62 内径側リップ部 62a 側面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−32686(JP,U) 実開 平2−11763(JP,U) 実開 昭60−7263(JP,U) 実開 平2−93174(JP,U) 実開 昭61−148747(JP,U) 実開 平4−95864(JP,U) 実開 平4−114863(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 11/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ液をリザーバから供給されるシ
    リンダ本体に、ピストンの摺動部を挿入する有底の小径
    孔を形成すると共に該シリンダ本体の一端側に開口する
    大径孔を該小径孔に段部を介して連接させて形成し、該
    大径孔に、前記ピストンのロッド部を嵌挿して案内する
    軸受を装着し、該軸受の前記小径孔側の中央部に形成し
    た凹部に、前記ロッド部に嵌挿して前記軸受と該ロッド
    部との間からのブレーキ液の漏れを防止するリング状の
    シール部材を設け、前記軸受と前記段部との間に該シー
    ル部材の移動を規制する規制部材を前記ピストンのロッ
    ド部に挿通させて設け、前記ピストンの摺動部に対して
    前記シリンダ本体の底部側における前記小径孔の部分に
    圧力室を形成すると共に、前記ピストンの摺動部と前記
    軸受との間に補給室を形成し、シリンダ本体に、前記リ
    ザーバと前記補給室とを連通させるサプライポートを形
    成し、前記ピストンの前記底部方向への移動時に、前記
    圧力室に液圧を発生させ、かつ該ピストンの前記開口部
    方向への移動時に、前記サプライポート及び前記補給室
    を通して前記圧力室にブレーキ液を補給するマスタシリ
    ンダにおいて、前記規制部材の中央側に、前記シリンダ
    本体の前記開口部に向けて延びかつ内径を先端側になる
    に従って大きくなるように形成し、前記シール部材の内
    径側リップ部を前記ロッド部に押圧する突起部を設け、
    該突起部は、前記シール部材の内径側リップ部の外周に
    比して先端側内周が大径で基端側内周が小径とされるこ
    とを特徴とするマスタシリンダ。
  2. 【請求項2】 ブレーキ液をリザーバから供給されるシ
    リンダ本体に、ピストンの摺動部を挿入する有底の小径
    孔を形成すると共に該シリンダ本体の一端側に開口する
    大径孔を該小径孔に段部を介して連接させて形成し、該
    大径孔に、前記ピストンのロッド部を嵌挿して案内する
    軸受を装着し、該軸受の前記小径孔側の中央部に形成し
    た凹部に、前記ロッド部に嵌挿して前記軸受と該ロッド
    部との間からのブレーキ液の漏れを防止するリング状の
    シール部材を設け、前記軸受と前記段部との間に該シー
    ル部材の移動を規制する規制部材を前記ピストンのロッ
    ド部に挿通させて設け、前記シール部材は、前記規制部
    材に対して移動可能に設け、前記ピストンの摺動部に対
    して前記シリンダ本体の底部側における前記小径孔の部
    分に圧力室を形成すると共に、前記ピストンの摺動部と
    前記軸受との間に補給室を形成し、シリンダ本体に、前
    記リザーバと前記補給室とを連通させるサプライポート
    を形成し、前記ピストンの前記底部方向への移動時に、
    前記圧力室に液圧を発生させ、かつ該ピストンの前記開
    口部方向への移動時に、前記サプライポート及び前記補
    給室を通して前記圧力室にブレーキ液を補給するマスタ
    シリンダにおいて、 前記規制部材に軸方向に延びて形成された突起部に対す
    るシール部材の内径側リップ部における側面部の接触部
    分を前記開口部に向うに従って径方向外方になる構造に
    し、かつ前記突起部の内周は前記シール部材の内径側リ
    ップ部の先端側の外周に比して僅かに大径に設定したこ
    とを特徴とするマスタシリンダ。
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