JP3176500U - 空調吹出口及び省エネ空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギーでかつ効果的に室内温度の均一化を図ることができる空調吹出口及びそれを利用した省エネ空調システムを提供する。
【解決手段】天井埋設式で空調空気の吹出口を複数備える業務用空調機の分岐ダクトに連設するとともに室内側が開口した枠体と、前記枠体に連設するとともに天井材に固定され上下が開口したる第一筒体と、前記枠体及び第一筒体との間にスペースを確保して前記第一筒体に連設し前記枠体側及び室内側に開口を備える第二筒体と、前記第二筒体内に連設し吹き出される風の向き調節するガイドと、前記第二筒体内の上部に固定されるファンモータと、からなり、前記ファンモータを回転させることで、前記スペースから室内の空気を吸引し、前記空調空気と室内の還空気を前記ファンモータで混合し、前記第二筒体の室内側の開口及び前記ガイドの吹出口から混合空気として吹き出し、室内温度を均一化する空調吹出口の構成とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、天井に埋設され空調機の温調空気を吹き出す空調吹出口、及び空調設備がない室内に、或いは空調効率を向上させるため室内空気を強制、混合及び循環させて、室内温度を一定にするようにした省エネルギーな空調システムに関する。
従来から、室内の温度を一定にさせるために、室内空気を還流させることは知られている。また、業務用空調機から空調空気を取得して、空調設備を備えない部屋に送り、空調するシステムが知られている(特許文献2)。
特許文献2に記載の発明は、室内に空調空気を送る送風ダクトとともに使用される空気攪拌装置であって、空調風車と室内ファンとを有し、前記空調風車は前記送風ダクトから前記室内に送風される前記空調空気により回転可能に設けられ、前記室内ファンは前記空調風車の回転とともに回転し、前記空調風車の下流側で前記空調空気と混合されるよう送風可能に設けられ、設置コストおよび運転コストを低減することができるという空気攪拌装置である。
確かに、送風された空調空気で空調風車が回転することで、運転コストを低く抑えられる。しかしながら、モータでなく空調空気で回転させるため、空調風車は十分な回転スピードにならない。従って、効果的に室内の空気を循環させることができず、室内温度の均一化の観点では満足するものではなかった。
特開2007−163089号公報
そこで、本考案は、省エネルギーでかつ効果的に室内温度の均一化を図ることができる空調吹出口及びそれを利用した省エネ空調システムを提供することを目的とするものである。
本考案は、上記の課題を解決するために、
(1)
天井埋設式で空調空気の吹出口を複数備える業務用空調機の分岐ダクトに連設するとともに室内側が開口した枠体と、前記枠体に連設するとともに天井材に固定され上下が開口したる第一筒体と、前記枠体及び第一筒体との間にスペースを確保して前記第一筒体に連設し前記枠体側及び室内側に開口を備える第二筒体と、前記第二筒体内に連設し吹き出される風の向き調節するガイドと、前記第二筒体内の上部に固定されるファンモータと、からなり、
前記ファンモータを回転させることで、前記スペースから室内の空気を吸引し、前記空調空気と室内の還空気を前記ファンモータで混合し、前記第二筒体の室内側の開口及び前記ガイドの吹出口から混合空気として吹き出し、室内温度を均一化することを特徴とする空調吹出口の構成とした。
(2)
天井埋設式で空調空気の吹出口を複数備える業務用空調機と、前記業務用空調機の分岐ダクトに連結したダクトと、前記ダクトに連結され天井材に固定された請求項1に記載の空調吹出口と、からなり、
前記分岐ダクトに連設されている前記業務用空調機の吹出口から吐出される送風量を抑制したことを特徴とする省エネ空調システムの構成とした。
本考案は、以上の構成であるため、設備費、工事費が低廉で、工期が短い上、10ワット程度のファンモータを使用することができるので省エネルギーで、室内温度の均一化を図ることができ、足元の冷えを解消することができる。特に、業務用空調設備がない室内においても、隣接する空調設備の分岐ダクトから空調空気を強制的に取得して空調することができるため、最適である。
冷暖房が多少必要な春、秋(中間期)においては、業務用空調設備を稼働させることなく、本考案である空調吹出口のファンモータのみ稼働させるだけで、室内温度の均一化が図られ、快適な室内温度とすることができ、経済的である。
本考案である空調吹出口の断面模式図である。 本考案である省エネ空調システムを導入した試験室の模式図である。 本考案である省エネ空調システムを稼働させたときの試験結果である。
以下、添付の図面を参照し、本考案の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2に示すように、空調吹出口1は、枠体2と、第一筒体3と、第二筒体4と、ガイド6と、ファンモータ5と、からなる。
枠体2は、天井材21a上部に位置し、一端に連結管2aを他端(室内側)には開口2cを備える。連結管2aは、天井20a埋設式で空調空気12の吹出口10bを複数備える業務用空調機10の分岐ダクト10aに連設するダクト11に接続する。ダクト11は、保温材で被覆されることが望ましい。
枠体2の開口2c側端部には、横に張り出したフランジ2bを備え第一筒体3と着脱可能に連結する。枠体2と第一筒体3とを着脱可能とすることで、ファンモータ5の修理、交換等のメンテナンスが容易になる。また、上部には穴2dが穿設され、ファンモータ5に電力を供給するコード5bを挿通させる。
第一筒体3は、枠体2に連設するとともに天井材21aに固定され上下が開口3cする。一端には、第一筒体3のフランジ2bとビス4fなどで連結するフランジ3aを備える。他端には、天井材21a(室内側)に係止するフランジ3bを備える。
また、第一筒体3は、天井材21aにあけた穴に嵌め、天井材21a上部において垂木9をビス9aなどで固定する。その結果、垂木9とフランジ3bで天井材21aを挟むことなり、天井材21aに空調吹出口1を固定することができる。
第二筒体4は、室内側が広い拡張部4aと、拡張部4aの上部に連設した筒部4bとからなり、枠体2及び第一筒体3との間にスペース7を確保して、第一筒体3に連設する。図1では、第一筒体3に連設する連結部は省略した。そして、枠体2側及び室内側に開口4e、4dを備える。
拡張部4a下端には横方向に突出した突出部4gを備え、室内空気の循環を助ける。筒部4bの上端には、内側に突出して、ファンモータ5とクリアランスを調節する内突起4cを備える。
ガイド6は、第二筒体4内に連結部6dを介して連設し、底部に向かって拡張した複数の壁6cと、壁6cの底部に横方向に突出した突出部6bと、上部の開口と、底部に混合空気8を噴出する吹出口6aからなり、吹き出される混合空気8の向き調節する。連結部6dは格子、網、棒状で混合空気8を通す。
ファンモータ5は、コード5bを通して供給される電気によりフィン5aが回転する。フィン5aの先端が筒部4bの開口4eの内突起4cの位置に位置するよう、第二筒体4内の上部に固定される。固定手段は特に限定されるものではないが、ここでは、第二筒体4の内部に渡された支持部5c上にビスなどで固定している。支持部5cは壁でなく格子、網、棒状で混合空気8を通す。
なお、第一筒体3と、第二筒体4、連結部6d、ガイド6、支持部5cは、一体成形することもできるし、別体として組み立ててもよい。
このようにしてなる空調吹出口1は、ファンモータ5を回転させることで、スペース7に室内の空気(還空気8a(白抜き矢印))を吸引し、業務用空調機10から送られてく空調空気12(濃グレー矢印)をファンモータ5で混合し、第二筒体4の室内側の開口4e及びガイド6の吹出口6aから混合空気8(薄グレー矢印)として吹き出す。業務用空調機10からの空調空気12は、ファンモータ5に回転、吹き出しによってスペース7が負圧になることによる強制吸引であり、極めて効率的に空調空気12を引き込むことができる。
このとき、分岐ダクト10aに連設されている業務用空調機10の吹出口10bから噴出する送風量を抑制することで、業務用空調機10から空調吹出口1へ送風或いは吸引される空調空気12の量が一層増加し、空調吹出口1を備える室内を一層効果的に空調することができる。
その結果、室内空気が上下に循環しつつ、空調空気12も混合し、図2に示す循環空気21dのような空気の流れを形成し、室内温度を均一化することができる。
図2の試験例(省エネ空調システム13)について説明する。省エネ空調システム13は、空調室20の天井20aに埋設され空調空気12の吹出口10bを複数備える業務用空調機10と、業務用空調機10の分岐ダクト10aに連結したダクト11と、ダクト11に連結され試験室21の天井材21aに固定された空調吹出口1とからなる。分岐ダクト10aは吹出口10bに連設し、吹出口10bの数だけ備えられるのが一般的である。
空調室20は、床20cと、高さ約240cmの壁20bと天井20aからなり、天井20aに業務用空調機10を備える。業務用空調機10から空調室20に吹き出す空調空気12は、図2のような空気の流れを形成するも、上方に暖かい空気、下方に冷たい空気が位置する。冷暖房いずれであっても元が冷える。
試験室21は、空調室20に壁20bを隔てて隣接し、縦3.8m×横2.6mで面積10mの床21cと、高さ約240cmの壁21b、20bと天井材21aからなり、容積約24mであった。空調吹出口1のファンモータ5を稼働させることで、空調空気12を強制吸引するとともに、試験室の空気を吸引し、混合して混合空気8として吹きだす。その結果、図2に示す循環空気21dの流れを形成する。従って、室内の温度を一定化することができ、冷暖時の足元の冷えを解消することができるようになる。
分岐ダクト10aに連設されている業務用空調機10の吹出口10bから吐出される送風量を抑制することで、一層空調空気12の吸引量が増し、効果的に試験室21の空調することができる。
空調吹出口1のファンモータ5は、電力の供給を受けるコード5bで壁21bなどに設けたスイッチ22に接続し、フィン5aの回転のオンオフを制御できる。業務用空調機10を稼働することなく、空調吹出口1を単独で稼働することでも、室内空気を循環させることができ、多少冷暖房が必要な時期でも快適な室内温度にすることができる。
また、空調吹出口1は、図2に示すように、空調室20と別室(試験室21)でなく,空調室20の天井220aに設置しても、室内の上部、下部の温度を一定化することに利用できる。また、連結管2aをダクト11に接続することなく、封止して、空調設備のある部屋、ない部屋に設置して、室内空気を循環させることに利用することもできる。
図3に、図2の省エネ空調システム13を稼働させたときの試験室21の温度変化を示す。試験日(平成24年2月22日)は、外気7.4℃であった。省エネ空調システム13前の室内温度は、図3に示す通り、中間部(床から140cm/測定点B)は約14℃、床部(床から10cm/測定点C)は約11℃であった。業務用空調機10の設定温度は暖房25℃とした。このときのファンモータ5は、1時間当たり280mの流量のものを使用した。
省エネ空調システム13を稼働後10分(9:00)から温度を測定し、温度測定開始後約60分(1:00)で、試験室21内の天井部(床から240cm/測定点A)、中間部、床部で均一化され、業務用空調機10の設定温度である25〜26℃を示した。このことから、本発明である省エネ空調システムは、省エネで、効果的に室内温度の均一化を図ることができるといえる。
1 空調吹出口
2 枠体
2a 連結管
2b フランジ
2c 開口
2d 穴
3 第一筒体
3a フランジ
3b フランジ
3c 開口
4 第二筒体
4a 拡張部
4b 筒部
4c 内突起
4d 開口
4e 開口
4f ビス
4g 突出部
5 ファンモータ
5a フィン
5b コード
5c 支持部
6 ガイド
6a 吹出口
6b 突出部
6c 壁
6d 連結部
7 スペース
8 混合空気
8a 還空気
9 垂木
9a ビス
10 業務用空調機
10a 分岐ダクト
10b 吹出口
11 ダクト
12 空調空気
13 省エネ空調システム
20 空調室
20a 天井
20b 壁
20c 床
21 試験室
21a 天井材
21c 床
21d 循環空気
22 スイッチ

Claims (2)

  1. 天井埋設式で空調空気の吹出口を複数備える業務用空調機の分岐ダクトに連設するとともに室内側が開口した枠体と、
    前記枠体に連設するとともに天井材に固定され上下が開口したる第一筒体と、
    前記枠体及び第一筒体との間にスペースを確保して前記第一筒体に連設し前記枠体側及び室内側に開口を備える第二筒体と、
    前記第二筒体内に連設し吹き出される風の向き調節するガイドと、
    前記第二筒体内の上部に固定されるファンモータと、からなり、
    前記ファンモータを回転させることで、前記スペースから室内の空気を吸引し、前記空調空気と室内の還空気を前記ファンモータで混合し、前記第二筒体の室内側の開口及び前記ガイドの吹出口から混合空気として吹き出し、室内温度を均一化することを特徴とする空調吹出口。
  2. 天井埋設式で空調空気の吹出口を複数備える業務用空調機と、
    前記業務用空調機の分岐ダクトに連結したダクトと、
    前記ダクトに連結され天井材に固定された請求項1に記載の空調吹出口と、からなり、
    前記分岐ダクトに連設されている前記業務用空調機の吹出口から吐出される送風量を抑制したことを特徴とする省エネ空調システム。
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