JP3167130U - ヘッドホン - Google Patents

Abstract

【課題】反射音の拡散を解消して、音の再生効果を改善したヘッドホンを提供する。【解決手段】ヘッドホンのカバー６の全体あるいは一部分は球面状で、その上に低域用スピーカー３、中域用スピーカー４、高域用スピーカー５が設置される。それぞれのコイルと振動板の接着部分が同一球面上に配置され、その球面の中心を耳口９にすることにより、それぞれの音源の耳口までの距離が同一にする。【選択図】図３

Description

本考案はヘッドホンの構造に関し、特に三個のスピーカーユニットを球面状のカバーに配置することにより、複数の再生音を同時に耳に達せられるヘッドホンに関するものである。

通常のヘッドホンのカバーの形状は平板であり、単一のスピーカーで構成されていた。

通常のヘッドホンのカバーの形状は平板であり、単一のスピーカーで構成されていたため、反射音が拡散されて、音の再生効果が良くなかった。

本考案に係るヘッドホンは、ハンガー繋がりのハウジングとカバーとイヤパッドで構成され、そのカバーの全体あるいは一部分を球面状とし、その上に低域用スピーカー、中域用スピーカー、高域用スピーカーを設置する。
更にそれぞれのスピーカーのコイルと振動板の接着部分を同一球面上に配置し、その球面の中心を耳口にすることにより、それぞれの音源の耳口までの距離を同一距離とするものである。

本考案に係るヘッドホンは、低域用スピーカー、中域用スピーカー、高域用スピーカーを同一球面状に配置し、その球面の中心を耳口にすることにより、それぞれの音源の耳口までの距離が同一になっている。
したがって、低域用スピーカー、中域用スピーカー、高域用スピーカーから耳口までの距離が等しくなるので、より自然な合成音を再生できて、従来のヘッドホンと比較して音の再生効果が良くなる。

本考案に係るヘッドホンの立体組み立て図。 本考案に係るヘッドホンの立体図。 本考案に係るヘッドホンを耳に掛けたときのヘッドホンの断面図。

以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。

［実施例］
本考案に係るヘッドホンは、ハンガー（１）を具備する。ハンガー（１）にはハウジング（２）が繋がれ、ハウジング（２）にはカバー（６）およびイヤパッド（７）が繋がれている。
カバー（６）はその全体、あるいは一部分が球面状を呈している。
カバー（６）の上には、低音域スピーカー（３）、中音域スピーカー（４）および高音域スピーカー（５）を設置する。
更にそれぞれのスピーカー（３）、（４）および（５）の各コイルと振動板の接着部分をカバー（６）の同一球面上に位置させるとともに、各スピーカー（３）、（４）および（５）の音波直射弧面（８）を球面の中心に向ける。
これにより、低音域スピーカー（３）、中音域スピーカー（４）および高音域スピーカー（５）と球面状を呈するカバー（６）の中心までの距離、すなわち聴取者の耳口までの距離を同一距離に設定する。

本考案に係るヘッドホンを使用する時は、カバー（６）の上に設置した低音域スピーカー（３）、中音域スピーカー（４）と高音域スピーカー（５）から発せられる音がそれぞれ同時に耳口に達せられる。
そのため、本考案のヘッドホンは反射音が拡散することがなく、より自然な合成音を再生できて、従来のヘッドホンと比較して音の再生効果が良くなる。

１・・・・・ハンガー
２・・・・・ハウジング
３・・・・・低音域スピーカー
４・・・・・中音域スピーカー
５・・・・・高音域スピーカー
６・・・・・カバー
７・・・・・イヤパッド
８・・・・・音波直射弧面
９・・・・・聴取者の耳口

Claims (1)

1. ハンガーに繋がったハウジングとカバーとイヤパッドとを具備するヘッドホンであって、
   前記カバーの全体、または一部分を球面状に形成し、
   前記球面状のカバー上に低域用スピーカー、中域用スピーカー、および高域用スピーカーを設置し、
   前記各スピーカーのコイルと振動板の接着部分を、前記球面状のカバーの同一球面上に配置し、
   前記各スピーカーの向きを前記球面状のカバーの中心に向け、
   前記各スピーカーの音源から前記球面状のカバーの中心までの距離を同一にしたことを特徴とする、
   ヘッドホン。

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