JP3164388B2 - スリーブ付き投与びん - Google Patents

スリーブ付き投与びん

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JP3164388B2
JP3164388B2 JP31650291A JP31650291A JP3164388B2 JP 3164388 B2 JP3164388 B2 JP 3164388B2 JP 31650291 A JP31650291 A JP 31650291A JP 31650291 A JP31650291 A JP 31650291A JP 3164388 B2 JP3164388 B2 JP 3164388B2
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エイチ ワイラー ガーハード
コメドウスキー ヘンリー
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オートマチック リキッド パッケイジング インコーポレイテッド
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M31/00Devices for introducing or retaining media, e.g. remedies, in cavities of the body

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体組織や体腔にその
内容物を投与するためのパッケージに係る。より詳細に
は、本発明は、ビン又はアンプルのような容器を備えて
いて、この容器が上部の蓋構造体にハーメチックシール
されそしてこの蓋構造体はこわれ易いウェブによって容
器に接続されているようなパッケージに係る。
【0002】
【従来の技術】一体的な蓋を有するハーメチックシール
された容器は公知である。このような容器は、一般に、
本体部分と、ネック部分と、このネック部分の開口を閉
じてシールするための上部、即ち蓋構造体とを有してい
る。又、容器の上部にあるか又は容器のシールされた上
部と容器の本体部分との間で容器のネック部分にあるシ
ールされた蓋を破壊することにより容器を開けられるよ
うにする手段を容器に設けることも知られている。
【0003】このような容器を開け易くするために、容
器のネック部分と蓋構造体との間にこわれ易いウェブが
一般的に設けられる。こわれ易いウェブは、容器を形成
する材料の壁に厚みの薄い領域を備えている。このよう
な容器は、こわれ易いウェブの片側で容器の一部分をね
じるか又は曲げてこわれ易いウェブのところで上記厚み
の薄い材料領域を壊すか又は切断することにより開けら
れる。
【0004】上記のこわれ易いウェブ構造体を組み込ん
だ容器は、通常、ポリオレフィンのような熱可塑性材料
で形成される。このような容器は、従来、分割平面に沿
って閉じる分割型部分においてブロー成形及び/又は真
空成形することにより製造されている。このように成形
された容器は、典型的に、分割平面に沿った外面に材料
の張り出し即ち継ぎ目を有する。
【0005】こわれ易いウェブは、容器の成形プロセス
中に従来技術によって容器のネックに形成することがで
きる。もちろん、上部の蓋を容器に成形する前に、充填
ノズルから所望の内容物が容器に充填される。この形式
の典型的な“成形、充填及びシール”された容器が米国
特許第4,671,763号に開示されている。該特許
は、製造方法及びそのための装置についても開示してい
る。
【0006】上記のハーメチックシールされた熱可塑性
容器は、種々の物質を収容するのに用いられる。このよ
うな容器は、薬剤液や軟膏のような殺菌流体の付与に用
いるのに特に適していることが分かっている。これらの
従来の容器は、それらが設計された目的に対しては満足
に機能するが、このようなハーメチックシールされた容
器によってもたらされる利点を他の用途にも使用できれ
ば、なお望ましいものとなる。特に、体腔に物質を投与
するのにこのような容器を使用できれば有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな容器をこれらの目的に使用する場合には、全く満足
な結果が得られない。このような容器の多くは、構造的
な一体性、容器内容物との適合性、成形の容易さ、等に
とって所望される特性を与えるために、ポリプロピレン
からブロー成形又は真空成形される。このような成形容
器の分割平面において容器製造中に形成される張り出し
即ち継ぎ目は比較的顕著なものであり、通常の成形又は
成形後のフラッシュ除去技術では全く除去できず、経費
のかかる手順によってこれを行うことが必要となる。し
かし、このような張り出し部即ち継ぎ目があると、傷を
生じないまでも、敏感な組織や粘膜を刺激することにな
る。これは、ユーザが容器の投与端を体腔に挿入して容
器の内容物を体腔に直接投与しようとするような場合に
特に問題となる。例えば、この問題は、膣潤滑剤のよう
なものを直接膣に投与するためのハーメチックシール式
のブロー成形(又は真空成形)ポリプロピレン投与容器
の使用を妨げるものである。
【0008】更に、こわれ易い接続ウェブに沿って蓋を
裂くか又はねじることにより容器から蓋を取り外したき
には、こわれたウェブにおける表面を定める比較的粗面
のでこぼこした又はぎざぎざした領域によって容器の露
出した投与オリフィスが取り巻かれる。これも、敏感な
組織や粘膜を刺激したり傷付けたりする。分割線の張り
出し部と、蓋除去後のウェブのこわれた部分の粗面との
両方を減少する成形方法を提供するための試みがなされ
ているが、今日までのこのような試みは、ある意図され
た用途については完全に満足とはいえない。これについ
ては、ねじって切る蓋の便利さをもちながら粗いエッジ
や部分が使用中に人体組織に接触することのない改良さ
れたハーメチックシール式の投与パッケージを提供する
ことが所望される。
【0009】又、このような改良されたパッケージは比
較的小さく且つ内蔵できるものであれば効果的である。
更に、このような改良されたパッケージは、従来の比較
的経費のかからない方法によって容易に製造できれば効
果的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の利便さ
及び特徴を提供するものである。本発明は、人体組織又
は体腔に物質を投与するのに適したハーメチックシール
され成形された熱可塑性容器のための新規ななパッケー
ジ構造体を提供するものである。本発明によるパッケー
ジは、容器本体と一体的な投与ノズルにわたって継ぎ目
なしのスリーブを設けることにより、成形材料の分割平
面張り出し部によるか、及び/又はこわれ易い接続ウェ
ブに沿って蓋を裂くか又はねじって容器を開けたときに
生じることのある材料の粗面部分によって人体組織が刺
激を受けたり傷付いたりしないように保護する。
【0011】この継ぎ目なしのスリーブもしくはシュラ
ウドは、容器のノズルに取り付けられ、ノズルの少なく
とも遠方端を取り巻く一般的に滑らかな外壁を有してい
る。スリーブの先端即ち遠方端は、投与オリフィスに隣
接するがそこから離間された穴を画成する。これによ
り、蓋を除去した後に人体組織と容器ノズルとの間の接
触を保持しつつ容器本体からそれに収容された材料又は
物質を投与することができる。容器の内容物の投与は、
容器本体に連通する圧縮可能な室によって促進される。
【0012】
【実施例】本発明の他の多数の特徴及び効果は、本発明
の以下の詳細な説明、特許請求の範囲、及び添付図面か
ら容易に明らかとなろう。以下、同様の部分を同じ参照
番号で示した添付図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本発明は、多数の種々の形態で実施でき
るが、本明細書及び添付図面は本発明の特定の態様を一
例として開示するだけである。本発明はここに示した実
施例に限定されるものではなく、本発明の範囲は特許請
求の範囲に指摘する。
【0013】説明を容易にするため、本発明のパッケ─
ジは通常の(上下反転した)投与位置で説明し、従っ
て、上、下、水平等の表現はこの位置を基準にして使用
する。しかしながら、本発明のパッケ─ジは、ここに示
す位置以外の向きでも保管、運搬、使用及び販売できる
ことを理解されたい。このパッケ─ジ内に含まれる容器
は、図2に示す位置で成形−充填−シール技術により製
造される。
【0014】本発明のパッケ─ジは、従来の成形装置及
び他の機構で製造及び組み立てすることができ、それら
の詳細については、ここでは充分に図示して説明しない
が、当業者にとっては明らかであろうし、又、このよう
な装置及び機構の必要なファンクションについても理解
できるであろう。これらの装置又は他の機構の詳細な説
明は本発明を理解する上で必要なものではなく、又、こ
のような装置及び他の機構は本発明の部分を構成しない
ので、ここでは詳細に説明しない。
【0015】本発明は、種々の熱可塑性材料、好ましく
は低密度ポリエチレン、を分割成形プロセスによって成
形して、ハーメチックシールされた投与パッケージを形
成できるようにするもので、このパッケージは、投与オ
リフィスのまわりにあるこわれ易いウェブを破壊して薬
剤等の物質を体腔に投与するのに使用できるものであ
る。本発明は、分割平面の張り出し部及び/又はもし存
在すれば開いた容器の投与端の粗面に人体組織が接触し
ないように防止する手段を提供する。従って、投与パッ
ケージは、物質を体腔或いは組織に直接投与するのに使
用できる。
【0016】本発明によるパッケージの一部である容器
の第1の形式が図1と図8に示されている。この容器
は、参照番号10(図1)によって一般的に示され、ス
リーブは参照番号60(図8)で示されている。図1で
は、容器10は、スリーブ60を取り外しそしてこわれ
易い接続領域即ちウェブ14において容器の他部分から
蓋12を破壊することによって開けられた状態で示され
ている。
【0017】容器10は、ウェイラー氏等の米国特許第
4,671,763号に開示された技術及び装置を一般
的に用いて一体的なハーメチックシールされた構造体
(図2ないし5)として最初に成形されて充填される
が、この容器は図2に示す位置において形成され、ウェ
ブ14が主型部分によって形成されそしてシール型部分
が充填後の容器の上部の形状を決める。
【0018】容器10は、細長い中空本体部分20と、
該部分に一体的で且つ該部分の一端から延びる投与ノズ
ル即ちネック22とを備えている。ノズル22は、本体
20の内部と連通する投与通路26を画成する。ノズル
22、ひいては、通路26は蓋12によって最初に閉塞
される投与オリフィス30を定める遠方端で終わる。ウ
ェブ14は、蓋12をノズル22に接続する。ねじって
切る蓋として、ウェブ14はこわれるに足る薄さに作ら
れる。或いは又、ウェブ14は、ナイフや挟みのような
器具で切断するように比較的厚くすることもできる。
【0019】蓋12は、一般的に球状の閉塞部即ち蓋部
分50のようなプラグと、把持可能な偏円タブ52とを
備えている。球状の蓋部分50は、ウェブ14において
オリフィス30をまたいでノズル22をシールする。蓋
部分50の内部は、投与通路26に向かって開く中空の
凹形状を呈するのが好ましい。好ましくはこわれ易いも
のであるウェブ14は、容器10の一体部分として成形
中に環状に作られ、容器ノズル22と蓋部分50との間
の接合部を取り囲む。こわれ易いウェブ14は、以下に
述べるように容器10を開けるときに容器ノズル22か
ら蓋12が切り離されるところの破壊場所を定める。ウ
ェブ14に隣接した容器内部には、ウェブ14よりも巾
の広い滑らかな円筒状の壁部分がある。こわれ易くする
ために、ウェブ14の厚みは、典型的に、ウェブの各側
における壁の厚みよりも相当に薄くされる。
【0020】容器10を開けるために、容器10のノズ
ル22のまわりを片手で把持し、他方の手の親指と人差
し指との間にタブ52を把持する。次いで、タブ52を
容器ノズル22に対してねじるか又は曲げ、ウェブ14
において容器ノズル22から蓋12を切り離す。これに
より、ウェブの接続が破壊される。蓋12及びノズル2
2の少なくとも一部分は比較的堅牢なものであって、蓋
12を操作すると、こわれ易いウェブが壊れて、容器ノ
ズル22から蓋12が完全に分離するようになっている
のが好ましい。
【0021】こわれ易いウェブ14は、これを把持して
操作するのに適したものであれば、いかなるものでもよ
い。このこわれ易いウェブ構造体の詳細な設計は、本発
明の部分を形成しない。容器10は、従来のブロー成形
方法及び装置により適当な熱可塑性物質、通常の低密度
ポリエチレン、等から形成される。典型的に、容器は型
組立体においてブロー成形されそして充填され、型組立
体は、容器本体20、ノズル22、こわれ易いウェブ1
4及び蓋12を成形するための2つの協働する主型半部
分を備えている。圧縮可能な球手段27のような圧縮可
能な室を含む容器の上部は、一対の協働するシール型半
部分によって形成される。或いは又、こわれ易いウェブ
14は、オリフィス30に挿入されたマンドレルに対し
て形成されてもよいし、或いは他の適当な通常のプロセ
スによって形成されてもよい。
【0022】容器が主型半部分においてブロー成形され
そして充填組立体を経て所望の物質が充填された後に、
シール型半部分が閉じられて、容器上部の成形が完了さ
れると共に、容器の内容物がハーメチックシールされ
る。このような容器成形プロセス又は他の適当な変形態
様は、公知であり、本発明の部分を構成しない。図1か
ら図5及び図8に示した本発明の好ましい実施例におい
て、容器10の一部分は、上記したように容器を開けた
後に容器又はその一部分を圧縮して容器の内容物をノズ
ル22を経て投与できるようにする壁厚及び形状をもつ
ようになっていてもよい。このために、ある用途では、
容器10から投与されるべき材料(1つ又は複数)に加
えて、ある量の空気又は不活性ガスを容器10内に損量
として入れることが所望される。容器内容物の投与を更
に容易にするために、中空の球27のような圧縮可能な
室が、ノズル22で終わる端とは反対の容器本体部分2
0の端に設けられている。この中空の球は、種々の形状
をとることができる。
【0023】1つの意図された用途においては、容器1
0に、膣潤滑剤のような比較的粘性の高い調合剤が充填
される。このような用途に使用するときには、容器10
が投与中に接触することのある粘膜を不当に刺激しない
ようにすることが明らかに所望される。しかしながら、
投与容器10が分割型において熱可塑性材料から形成さ
れる場合には、容器の外部が通常分割平面に沿って張り
出し部即ち継ぎ目をもつことになる。これは、分割平面
に対して閉じる2つの型半部分を用いた従来のブロー成
形技術によって容器10がポリエチレン材料で形成され
る場合に特に問題となる。熱可塑性材料は分割平面に小
さなアップセット張り出し部25を形成する傾向があ
り、これは、容器ノズル22の全長に沿って(及び容器
本体20に沿って)若干先鋭なもしくはラフな形状を生
じる。
【0024】更に、こわれ易いウェブを破壊することに
より容器を開いたときには、鋭い、ぎざぎざのある又は
粗い表面もしくはバリがその破壊されたウェブに形成さ
れることがある。このように開けられた容器10が皮膚
に保持されるか又は体腔に挿入されるときには、分割平
面の張り出し材料25及び/又は破壊されたウェブ14
が人体組織と接触する場所で組織にある程度の刺激が生
じる。
【0025】本発明のパッケージは、分割平面の材料張
り出し部25及び/又は開いた投与オリフィス30のま
わりの破壊したウェブ14の粗面が人体組織に接触しな
いようにする新規なパッケージを提供する。特に、独特
の継ぎ目なしシュラウド即ちスリーブ60(図6ないし
8)が容器10に設けられていて、ノズル22の少なく
とも遠方端を包囲する。スリーブ60は、滑らかな継ぎ
目なしの外壁62を有している。図6ないし8に示され
た実施例では、スリーブ60の継ぎ目なしの壁62がウ
ェブ14を越えて突出するが、タブ52に達することな
く止まり、穴68を画成する。この穴は、ウェブ14及
びオリフィス30に実質的に整列されそしてそこから軸
方向に離間され、人体組織とノズル22との接触を防止
する。
【0026】スリーブ60の遠方端部分即ちベースは、
容器10の環状チャンネル即ちグルーブ74に係合する
内方を向いた環状リブ70を備えている。好ましくは、
環状チャンネル74は、容器本体20と中空の圧縮可能
な球27との間に配置され、図8に示すようにスリーブ
リブ70をスナップ嵌合状態で受け入れる。或いは又、
バイオネットロック、のり付け、又は同様の手段によっ
て、継ぎ目なしのスリーブ60を容器ノズルに固定する
こともできる。
【0027】タブ52及び容器10上にスリーブ60の
組立体を受け入れるために、スリーブ60の遠方端部分
が穴68において一対の対向したスロット即ちチャンネ
ル80を画成する。このように、蓋タブ52は、スリー
ブ60がノズル22に対して軸方向に完全係合位置(図
8に示す)に向かって移動されるときに受け入れられ
る。
【0028】スリーブ60の遠方端は、内方にカーブし
ていて、ある程度の外方の変形を受け入れるように穴6
8のまわりで充分な弾力性を有しているのが好ましい。
相対的な寸法にもよるが、これは、球状の蓋部分50が
穴68の直径よりも若干大きな直径を有している場合に
この球状部分を経て穴68が移動できるようにするため
に必要である。スリーブ60が容器10の完全安住位置
即ち係合位置(図8)にあるときには、スリーブ60の
遠方端が依然として若干外方に変形し、球状蓋部分50
の表面と密接に係合する。
【0029】図1から図5及び図8に示された実施例で
は、容器ノズル22が遠方端に向かって半径方向内方に
テーパ付けされている。この実施例では、スリーブ60
に複数の内部リブ88が設けられ、これらのリブは、容
器ノズル22の外面に対して相補的であって、スリーブ
60をノズル22に整列するように働き、そしてスリー
ブ及び全組立体に剛性を与えるものであるのが好まし
い。
【0030】蓋12を取り去ると、蓋の球状部分50が
スリーブ60の遠方端から解離される。従って、穴68
の直径は、スリーブ60のチップ即ち遠方端がストレス
を受けない状態に戻るときに若干減少する。スリーブ6
0は、容器10の内容物が投与される間に人体組織と最
終的に接触する滑らかな継ぎ目なしの表面を呈する。ス
リーブの穴68(これを通して容器の内容物が放出され
る)及びスリーブの外面は両方とも滑らかで、接触して
もすり傷が生じることはない。
【0031】スリーブ60の滑らかな外面は射出成形に
よって容易に実現できる。スリーブ60に若干の傾斜即
ちテーパを付けることにより、成形されたスリーブを射
出成形空胴から容易に引き出すことができる。更に、こ
われ易いウェブを破壊することによって容器10を開け
たときにスリーブ60のチップ即ち遠方端は通常ウェブ
14からその残留部を越えて突出するので、スリーブの
穴68は投与オリフィスから離間され、それによって投
与オリフィスのまわりに生じる鋭い又は粗いエッジは必
然的にスリーブ60のチップの内方にへこまされる。好
ましくは、投与オリフィスは、スリーブの穴から約1/
16ないし1/8インチだけへこまされる。従って、完
全に除去されなくても、容器ノズル22に組織が接触す
るおそれは相当に減少される。
【0032】投与を助成するためのベロー型球手段が設
けられた本発明のパッケージの第2の実施例が図9から
図11に示されている。この特定の実施例においては、
図1から図8に示された実施例と同様の機能を果たす部
分が同じ2桁の数字に100を加えた番号で示されてい
る。従って、図9において、容器110は、容器本体部
分120と、偏長の継ぎ目なしスリーブ160に包囲さ
れたテーパ付き投与ノズル122とを有するものとして
示されている。投与ノズル122と反対の容器本体12
0の端には圧縮可能な室127が設けられており、これ
は、細長い容器本体120の長手軸に沿って実質的につ
ぶすことのできるベロー型シリンダ129の形態であ
る。特に、このベロー型シリンダ129は、本体部分1
20と一体的に形成されると共に、周囲のフレキブルな
ひだ121とも一体的に形成され、シリンダの長手方向
に沿って圧縮力を加えたときにシリンダ129をつぶす
ことができるようになっている。
【0033】継ぎ目なしのスリーブ160は、本体部分
120に成形された周囲グルーブ174に受け入れられ
る内方に突出したビード即ちフランジ170によって容
器110に取り付けられる。球127へ圧縮力を加え易
くするために、継ぎ目なしのスリーブ160は、カーブ
した対向する指置き177のような一体的な指置きを遠
方端に有している。
【0034】図10及び図11から明らかなように、継
ぎ目なしのスリーブ160は、壁162の内面に対して
互いに離間された複数の長手方向内部リブ188を有し
ている。図11には、約90度離間された4つの長手方
向リブ188が示されているが、3つのこのようなリブ
を約120度離間して用いることもできるし、或いは2
つのこのようなリブを約180度離間して用いることも
できる。
【0035】継ぎ目なしのスリーブ160のチップ即ち
近方端にある対向スロット180は、パッケージの組み
立て中に蓋112のタブ152を受け入れるようにスリ
ーブの穴168から半径方向外方に延びる。本発明のパ
ッケージは、ブロー成形された容器に分離線が存在して
も人体空洞へ物質を投与するようにこの容器を使用でき
るようにする。本発明の新規なパッケージは、人体組織
と、ブロー成形容器の張り出した分離線及び/又は粗い
投与オリフィスとの間の実質的な接触を防止する。本発
明の改良されたパッケージは、通常の比較的安価なプロ
セスにより単一量の内蔵形態で容易に製造することがで
きる。
【0036】本発明の上記の詳細な説明から、本発明の
新規な概念又は原理から逸脱することなく多数の他の変
更や修正がなされ得ることが容易に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋を有する一体的な容器の第1実施例を示す斜
視図で、蓋を容器ノズルに通常接続しているこわれ易い
ウェブを破壊することにより容器ノズルから蓋を除去し
たところを示す図である。
【図2】蓋を除去する前の一体的な状態で図1の容器を
示す拡大前面図で、内部を詳細に示すために構造体の一
部分を破断して示した図である。
【図3】容器の側面図である。
【図4】図3の4−4面に沿った端面図である。
【図5】図3の5−5面に沿った端面図である。
【図6】容器のスリーブの側面図で、内部を詳細に示す
ために一部分を破断してスリーブを示した図である。
【図7】図6の7−7面に沿った拡大端面図である。
【図8】図3と同様の図であるが、容器を若干回転し、
スリーブを容器に組み立てて、投与パッケージを完成す
るところを示す図である。
【図9】ベロー型の圧縮球と、容器スリーブ上の指置き
とを備えた本発明のパッケージの第2の実施例を示す前
面図である。
【図10】図9に示すパッケージのスリーブを示す側面
図で、内部を詳細に示すために一部分を破断した図であ
る。
【図11】図10に示すスリーブの平面図である。
【符号の説明】
10 容器 12 蓋 14 ウェブ 20 中空本体部 22 投与ノズル即ちネック 25 張り出し部 26 投与通路 27 中空の球 30 投与オリフィス 52 タブ 60 スリーブ 62 継ぎ目なしの壁 68 穴
フロントページの続き (72)発明者 ヘンリー コメドウスキー アメリカ合衆国 イリノイ州 60018 デス プレインズ クレイグ ドライブ 2645 (56)参考文献 特開 昭51−144092(JP,A) 実開 平2−111439(JP,U) 米国特許2065795(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 1/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔に物質を投与するのに適したハーメ
    チックシール式の成形パッケージにおいて、一端が一体
    的な投与ノズルで終わりそして他端が圧縮可能な室で終
    わる細長い容器本体であって、上記ノズルがその遠方端
    にある一体的な蓋によって閉塞される投与オリフィスを
    画成するような容器本体と、上記投与オリフィスのまわ
    りで上記蓋を上記ノズルにシール接続するこわれ易いウ
    ェブであって、これがこわれた際に上記蓋を除去できる
    ようになっているウェブと、上記ノズルのまわりで上記
    容器に取り付けられそして上記投与オリフィス及び上記
    ノズルの少なくとも遠方端部分は取り巻くが上記一体的
    な蓋は取り巻かないようになった継ぎ目なしスリーブで
    あって、上記スリーブの遠方端部は、上記蓋が取り去ら
    れた後にパッケージの内容物を投与するための穴を画成
    するスリーブとを具備することを特徴とするパッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】 上記投与ノズルは上記投与オリフィスに
    向かってテーパ付けされている請求項1に記載のパッケ
    ージ。
  3. 【請求項3】 上記スリーブは、その内部の周囲に離間
    されている複数のリブを備えている請求項1に記載のパ
    ッケージ。
  4. 【請求項4】 各々の上記リブは、上記スリーブが上記
    容器に取り付けられたときにその長さに沿って上記投与
    ノズルに接触するような大きさにされている請求項3に
    記載のパッケージ。
  5. 【請求項5】 上記スリーブはその遠方端において内側
    にカーブしていて上記穴を画成する請求項1に記載のパ
    ッケージ。
  6. 【請求項6】 更に、上記スリーブは、上記穴に向かっ
    て各々開く一対の対向したスロットを画成する請求項5
    に記載のパッケージ。
  7. 【請求項7】 上記スリーブは、上記容器とスナップ嵌
    合する環状のビードを備えている請求項1に記載のパッ
    ケージ。
  8. 【請求項8】 上記室は、容器本体と連通する圧縮可能
    な一体的球手段である請求項1に記載のパッケージ。
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