JP3154352B2 - ゲート装置および非接触パスゲートシステム - Google Patents

ゲート装置および非接触パスゲートシステム

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JP3154352B2
JP3154352B2 JP22119592A JP22119592A JP3154352B2 JP 3154352 B2 JP3154352 B2 JP 3154352B2 JP 22119592 A JP22119592 A JP 22119592A JP 22119592 A JP22119592 A JP 22119592A JP 3154352 B2 JP3154352 B2 JP 3154352B2
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隆司 前野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電鉄駅の改札口に設
置される自動改札機等のゲート装置と定期券等の記憶媒
体とで構成されるパスゲートシステムに関し、特にゲー
ト装置と記憶媒体との間でデータを無線送受信する非接
触パスゲートシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲート通過時における利用者の操
作性の向上を考慮して、ゲート装置と媒体との間でデー
タを無線送受信し、得られたデータに基づいて通行可否
の判定を行うようにした非接触パスゲートシステムが提
案されている。このような非接触パスゲートシステム
は、駅の改札処理や、ビルの入退出管理、店舗における
顧客管理等に利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記非
接触パスゲートシステムを駅の改札口において適用する
場合には、ゲート装置によって構成される単一の通路を
双方向について通行可能にされる場合があるとともに、
複数の通路が並設される場合がある。このような場合に
おいて、通行者が記憶媒体を携帯位置から取り出す際や
携帯位置に再度収納する場合に、誤って隣接する通路又
は同一通路の逆方向の通過に対応する送受信位置に記憶
媒体を提示する場合がある。このように、単一の記憶媒
体について複数の通路又は複数の方向でゲート装置とデ
ータの送受信が行われると、同時に複数の通行者がゲー
ト内に位置する場合を生じ易く、記憶媒体と通行者との
対応が取れなくなり、ゲート装置において誤動作を生じ
る問題があった。また、複数の通路について単一の記憶
媒体から送信されたデータによって通行を許可する場合
が生じ、記憶媒体の不正使用が発生する問題があった。
【0004】この発明の目的は、ゲート装置の近傍にお
ける記憶媒体の異常操作を検出し、記憶媒体を所持する
適正な通行者の通過通路及び通過方向以外でのデータ処
理を禁止することにより、ゲート装置における誤動作の
発生及び記憶媒体の不正使用を確実に防止することかで
きる非接触パスゲートシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
のゲート装置は、通行方向が双方向である通路を構成す
るとともに、通行方向毎に通行者が携帯する記憶媒体
間で通行可否判定に係るデータを無線送受信する送受
信手段を備えた、ゲート装置において、 上記通路の一方
向に対応する送受信手段が前記記憶媒体との間でデータ
の送受信を実行している際に上記通路の他方向に対応す
る送受信手段を無効にする送受信無効手段を設けたこと
を特徴とする。
【0006】請求項2に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、送受信手段を備えたゲート装置と、通行
者が携帯する記憶媒体と、の間で通行可否判定に係るデ
ータを無線送受信する非接触パスゲートシステムにおい
て、前記記憶媒体に、ゲート装置との間のデータ送受信
時刻を記憶する時刻記憶手段と、ゲート装置から送信さ
れたデータの受信時刻時刻記憶手段に記憶しているデ
ータ送受信時刻と比較する時刻比較手段と、時刻比較
手段において両者の時間差が一定時間以下である場合に
ゲート装置に対するデータの送信を規制する送信規制手
段と、を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項3に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記記憶媒体に、ゲート装置との間のデータ
送受信時刻を記憶する時刻記憶手段と、ゲート装置から
送信されたデータの受信時刻時刻記憶手段に記憶して
いるデータ送受信時刻と比較する時刻比較手段と、時
刻比較手段において両者の時間差が一定時間以下である
場合にゲート装置に対するデータの送信を規制する送信
規制手段と、を設け、前記時刻記憶手段が、データ送受
信時刻をゲート装置から受信した通路番号とともに記憶
する手段であり、前記時刻比較手段が、ゲート装置から
送信されてきたデータを受信したとき、受信データに含
まれている通路番号に基づいて、隣接する通路であると
判断された場合にのみ時刻の比較を行う手段であること
を特徴とする
【0008】請求項4に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記ゲート装置に、今回のデータ送受信処理
開始前の一定時間内にデータ送受信処理を終了した記憶
媒体に対する今回の通行可否判定処理を中止する通行可
否判定中止手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記ゲート装置に、データ処理を実行した記
憶媒体の識別データおよび処理時刻を含む処理データを
隣接する通路を構成する他のゲート装置に供給する処理
データ供給手段と、他のゲート装置から供給された処理
データを記憶する供給データ記憶手段と、、今回受信し
記憶媒体の識別データおよび現在時刻を供給データ記
憶手段に記憶されている処理データと比較し、識別デー
タが一致し、且つ処理時刻と現在時刻との差が一定時間
以下である場合に通行可否判定処理を中止する通行可否
判定中止手段と、を設けたことを特徴とする
【0010】請求項6に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記ゲート装置に、ータ送受信処理を実行
中の記憶媒体に関する識別データを隣接する通路を構成
する他のゲート装置に供給する媒体データ供給手段と、
他のゲート装置から供給された識別データを記憶する識
別データ記憶手段と、 通行可否判定処理が終了した際に
処理終了を示す処理終了データを隣接する通路を構成す
る他のゲート装置に供給する処理終了データ供給手段
と、 今回のデータ受信に係る記憶媒体の識別データと前
記識別データ記憶手段に記憶している識別データとを比
較し、識別データが一致した場合に、処理終了通知が隣
接する他のゲート装置から供給されるまで、通行可否判
定処理を中止することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、請求項3、5または7に記載した構成に
おいて、前記隣接する通路が、送受信手段の設置側の逆
方向の通路及び送受信手段の設置側と反対側の同方向の
通路としたものである。
【0012】請求項8に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記ゲート装置に、受信手段のデータ処理
に係る記憶媒体と同一の記憶媒体が隣接する通路を構成
する他のゲート装置において、一定時間前までにデータ
送受信が行われたかどうかを判断する同一媒体送受信判
断手段と、 前記同一媒体送受信判断手段の判断結果に基
づき、隣接する通路を構成する他のゲート装置において
一定時間前までにデータ送受信が行われたと判断された
場合、該他のゲート装置に処理の取消を要求する取消要
求手段と、を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項9に記載した発明の非接触パスゲー
トシステムは、通路を構成するとともに、通行者が携帯
する記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線
送受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣
接する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステム
において、前記ゲート装置に、送受信手段のデータ処理
に係る記憶媒体と同一の記憶媒体が、隣接する通路を構
成する他のゲート装置において、通行許可処理が行われ
たかどうかを判断する同一媒体通行処理判断手段と、
記同一媒体通行処理判断手段の判断結果に基づき、隣接
する通路を構成する他のゲート装置において通行許可処
理が行われたと判断された場合、通行可否判定処理にお
ける通行許可回数と通行者の通過回数との比較を行い、
通行許可回数が通過回数を越える場合には、通行許可回
数を減算することにより通行許可を取り消す手段と、
設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載した発明においては、双方向の
通路を構成するゲート装置に対して一方向から通行者が
進入し、通行者が携帯する記憶媒体と進入方向に対応す
る送受信手段との間でデータの送受信を実行している際
には、他方向の通路に対応する送受信手段が無効にさ
れ、反対方向(他方向)から進入した通行者が携帯する
記憶媒体との間でのデータの送受信は行われない。例え
ば、送受信無効手段は記憶媒体に対する受付コマンドの
送信を停止することで、送受信手段と記憶媒体との間に
おけるデータの送受信が行われないようにする。したが
って、単一のゲート装置に対して二方向の通行可否判断
が同時に行われることがない。
【0015】請求項2に記載した発明においては、記憶
媒体が通行可否判定に係るデータの送受信を実行した時
刻を記憶するとともに、この記憶した時刻をゲート装置
から送信されたデータの受信時刻と比較し、両者の時間
差が一定時間以下である場合には記憶媒体では送信規制
手段によってゲート装置に対するデータの送信を規制す
る。例えば、ゲート装置に対して通行可否判定に係るデ
ータを送信しない。したがって、近接して構成された複
数の通路のそれぞれに対応する送受信手段に対して同一
の記憶媒体が一定時間以下の時間差で連続して送信領域
に進入した場合には、先に通信可能領域内に進入した送
受信手段に対してのみ通行可否判定用のデータを送信
し、後に受信可能領域に進入した送受信手段に対しては
記憶媒体から通行可否判定に係るデータが送信されるこ
とがない。このため、記憶媒体が先に通信領域に進入し
た送受信手段が対応する通路においてのみ通行可否判定
が行われる。
【0016】請求項3に記載した発明においては、記憶
媒体が通行可否判定に係るデータの送受信を実行した時
刻とともに通路番号を記憶し、データ送受信時刻とゲー
ト装置から送信されたデータの受信時刻との比較が隣接
する通路についてのみ実行される。したがって、記憶し
ているデータ送受信時刻に係る通路に隣接しない通路に
対応する送受信手段から送信されたデータを受信した場
合には、比較手段による比較は行われない。また、隣接
して構成された通路のそれぞれに対応する送受信手段に
対して同一の記憶媒体が一定時間以下の時間差で連続し
て送信領域に進入した場合には、先に通信可能領域内に
進入した送受信手段に対してのみ通行可否判定用のデー
タを送信し、後に受信可能領域に進入した送受信手段に
対しては記憶媒体から通行可否判定に係るデータが送信
されることもない。
【0017】請求項4に記載した発明においては、今回
のデータ送受信処理の開始前の一定時間内に、既にデー
タ送受信処理を終了している記憶媒体に対しては通行可
否判定処理が中止される。たがって、通行者が携帯す
る記憶媒体を通過しようとする通路の送受信手段に提示
した後、誤って隣接する通路に対応する送受信手段の通
信可能領域に記憶媒体を提示した場合には、隣接する通
路において通行可否判定が行われることがない。
【0018】請求項5に記載した発明においては、
タ処理を実行した記憶媒体の識別データおよび処理時刻
が隣接する通路を構成するゲート装置に対して供給さ
れ、この記憶媒体の識別データおよび処理時刻の供給を
受けたゲート装置は、今回のデータ送受信処理に係る記
憶媒体の識別データが供給された識別データと一致し、
且つ現在時刻と供給された処理時刻との差が一定時間以
下である場合に、今回の通行可否判定処理を中止する。
したがって、同一の記憶媒体について一定時間内に他の
送受信手段との間でデータ送受信処理が実行されたか否
かの判断は隣接する送受信手段についてのみ実行され
る。
【0019】請求項6に記載した発明においては、記憶
媒体とのデータ送受信処理を実行中の送受信手段から、
隣接する通路に対応する送受信手段に対して記憶媒体に
関するデータが供給される。隣接する送受信手段からデ
ータ送受信処理を実行中の記憶媒体に関するデータが供
給されると、処理規制手段によってその記憶媒体につい
てのデータ送受信処理が規制される。処理規制手段は、
例えば、隣接する通路に対応する送受信手段からデータ
送受信処理を実行中の記憶媒体に関するデータが供給さ
れると、この記憶媒体について通行可否判定に係る処理
を実行しない。したがって、隣接する通路に対応する複
数の送受信手段の通信可能領域に同一の記憶媒体が提示
された場合には、後に提示された送受信手段において通
行可否判定が実行されることがない。
【0020】請求項7に記載した発明においては、請求
項3、5又は6に記載した発明における記憶媒体又はゲ
ート装置における処理が、送受信手段の設置側の逆方向
の通路及び送受信手段の設置側と反対の同方向の通路と
の間においてのみ実行される。したがって、一の通路に
対応する送受信手段に近接する他の通路の送受信手段に
ついてのみ処理がなされ、処理の実行頻度が低くなる。
【0021】請求項8に記載した発明においては、記憶
媒体との間でデータ送受信を開始した送受信手段が、そ
の送受信手段の設置側と反対側に隣接する同方向の通路
に対応する送受信手段が一定時間内にデータ処理を開始
した場合には、その隣接する通路に対応する送受信手段
に対してデータ処理の取消を要求する。したがって、通
行者が通行しようとする通路に隣接する通路の送受信手
段に先に記憶媒体が提示された場合であっても、適正通
路に対応する送受信手段においてのみ通行可否判定が行
われる。
【0022】請求項9に記載した発明においては、各通
路における通行許可処理の回数と通行者の通過回数とが
比較され、隣接する通路において同一の記憶媒体に対す
るデータ処理が実行された際に、通行許可処理回数が通
行者の通過回数を超える場合にその通行許可回数が減算
される。したがって、同一の記憶媒体に対して隣接する
複数の通路において通行可否判定が実行され、先の通行
可否判定処理において通行が許可された場合、既にその
通路を通行者通過していれば後にゲート処理を開始し
た通路における通行が禁止され、先にゲート処理を実行
した通路において未だ通行者が通過していない場合に
は、その通路における通行が禁止される。
【0023】
【実施例】図1はこの発明の実施例である非接触パスゲ
ートシステムを構成するゲート装置の制御部のブロック
図である。同ゲート装置は駅の改札口に設置される自動
改札機である。自動改札機1のCPU2にはインタフェ
ース回路5〜7を介して表示器ドライバ9、送受信回路
10及びセンサ11が接続されている。表示器ドライバ
9は自動改札機1の上面において利用者に対するメッセ
ージを表示する表示器13を駆動する。送受信回路10
はアンテナ14を介して媒体である定期券21等との間
でデータを送受信する。このアンテナ14は自動改札機
1の上面に設けられており、その上方の近傍に通信可能
領域を形成する。センサ11は自動改札機1の通路側側
面に設けられており、通路を通過する通行者を検出す
る。
【0024】CPU2はROM3に書き込まれているプ
ログラムにしたがってこれらデータの入出力処理を行
い、この間に入出力されるデータがRAM4の所定のメ
モリエリアに格納される。また、CPU2にはタイマ8
が接続されており、CPU2はこのタイマ8から現在時
刻の読み取りを行う。
【0025】図2は、上記非接触パスゲートシステムを
構成する記憶媒体である定期券の制御部のブロック図で
ある。定期券21のCPU22にはインタフェース回路
25を介して送受信回路27が接続されている。この送
受信回路27はアンテナ29を介して前述の自動改札機
1の送受信回路10との間で無線通信を行う。定期券2
1はICカードにより構成されており、ICカードの各
回路は電源回路28から電力供給を受ける。この電源回
路28は自動改札機1から送信される電力搬送波の電力
成分を各回路に供給するものとして構成することがで
き、また自動改札機1から送信された信号の受信をトリ
ガとしてバッテリの電力を各回路に供給するものであっ
てもよい。
【0026】CPU22はROM23に予め書き込まれ
ているプログラムにしたがって通信処理を実行する。こ
の間に入出力されるデータはRAM24に格納されると
ともに、一部のデータはEEPROM26に書き込まれ
る。このEEPROM26に書き込まれるデータとして
は、カードに固有の認識データ、通行可能区間及び有効
期限等の通行可否判定用データ等である。
【0027】なお、図1に示す自動改札機1において送
受信回路10及びアンテナ14は各通路毎に設けられ
る。したがって、複数の通路が構成されている場合、及
び単一の通路を双方向に使用する場合には複数の送受信
回路10及びアンテナ14が備えられる。
【0028】図3は、請求項1に記載した非接触パスゲ
ートシステムが適用される自動改札機の構成を示す平面
の略図である。並設された自動改札機1a,1bの間に
通路31が形成される。この通路31は双方向の通路で
あり、矢印X方向及びY方向の双方向に通行することが
できる。通路31を矢印X方向に通行する場合には自動
改札機1aに設けられたアンテナ14aを介して記憶媒
体である定期券等との間でデータの送受信が行われる。
また、通路31を矢印Y方向に通行する場合には、自動
改札機1bに設けられたアンテナ14bを介してデータ
の送受信が行われる。
【0029】図4は、上記請求項1に記載した発明の実
施例に係る自動改札機の制御部の処理手順を示すフロー
チャートである。自動改札機1a及び1bのそれぞれが
有するCPU2は、一定の時間間隔で受付コマンドを送
信し(n1)、定期券等の記憶媒体21からのレスポン
スの受信を待機する(n2)。CPU2はこのレスポン
スの受信の待機中において、他方の自動改札機から受
付禁止命令の入力の有無をチェックしている(n3)。
記憶媒体21からレスポンスを受信すると他方の自動
改札機に対して受付禁止命令を出力する(n4)。この
後、レスポンスに含まれる通行可否判定用のデータの照
合を行い(n5)、この照合結果に応じてゲートの開閉
を行う(n6〜n8)。この後、通路31内から通行者
が退出するのを待機し(n9)、通路31から通行者が
退出すると他方の自動改札機に対して受付禁止を解除
する命令を出力する(n10)。
【0030】CPU2は記憶媒体からのレスポンスデー
タの受信を待機している間(n1〜n3)において、他
の自動改札機から受付禁止命令が入力されると、受
付禁止解除命令が入力されるまで受付コマンドの送信を
停止する(n11)。したがって、自動改札機1a又は
1bのいずれかが通路31に対してX方向又はY方向の
いずれかに通行しようとする通行者が携帯する記憶媒体
との間でデータの送受信を開始すると、他方の自動改札
機1b,1aは通路31から通行者が退出するまで受付
コマンドの送信を停止し、単一の通路31において同時
に双方向に通行者が進入することを未然に防止すること
ができる。
【0031】図5は、請求項2に記載した発明の実施例
が適用される自動改札機の平面の略図である。互いに背
面を当接して設置された自動改札機1a,1bは、それ
ぞれ通路31a,31bを構成している。自動改札機1
aによって構成される通路31aは矢印X方向の通路で
あり、自動改札機1bによって構成される通路31bは
矢印Y方向の通路である。自動改札機1aは、通路31
aを矢印X方向に通過する通行者が提示した記憶媒体と
の間で14aを介してデータの送受信を行う。
【0032】また、自動改札機1bはアンテナ14bを
介して通路31b内を矢印Y方向に通過する通行者が提
示する記憶媒体との間でデータの送受信を行う。
【0033】図6は請求項2に記載した発明の実施例に
おいて適用される記憶媒体の制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。記憶媒体21のCPU22は自動
改札機1a,1bから送信される受付コマンドの受信を
待機する(n21)。受付コマンドを受信すると、RA
M24に記憶されている前回のデータ送受信時刻Trを
読み出す(n22)。この記憶時刻Trを今回の受付コ
マンドを実施した時刻を表す受付時刻Taと比較する
(n23)。この受付時刻Taは自動改札機1a,1b
から送信される受付コマンドに含まれる。なお、記憶媒
体21内にタイマを設け、受付コマンドの受信時にこの
タイマが計時する時刻を読み取るようにしてもよい。
【0034】記憶時刻Trと受付時刻Taとの比較にお
いて、両者の差が一定時間kを超える場合にはEEPR
OM26に記憶されている通行可否判定用のデータを読
み出し(n25)、レスポンスデータとして自動改札機
1a,1bに送信する(n26)。この後、今回の受付
時刻Taを記憶時刻TrとしてRAM24の所定のメモ
リエリアに書き込む(n27)。
【0035】n24における記憶時刻Trと受付時刻T
aとの比較において両者の差が一定時間kを下回る場合
にはレスポンスデータの送信は行われない。この一定時
間kは例えば5秒程度の時間が設定される。図5に示す
自動改札機1a,1bにおいて通路31aを矢印X方向
に進入した通行者が、自動改札機1aのアンテナ14a
に対して記憶媒体を提示した後、この記憶媒体を隣接す
る自動改札機1bのアンテナ14bに提示すると、自動
改札機1bは通路31b内を通過する通行者が居ないに
も係わらず通行可否判定処理を行う。このような状況
は、記憶媒体をアンテナ14aに対して提示した通行者
が、その記憶媒体をカバンやポケット内に収納する際に
生じる可能性がある。
【0036】本実施例では、上記の状況において、通路
31a内を矢印X方向に通過する通行者が携帯する記憶
媒体21がアンテナ14aを介して自動改札機1aとの
間でデータの送受信を実行したのち、通路31aを通行
中にアンテナ14bの通信可能領域内に記憶媒体21を
提示した場合には、アンテナ14bから受付コマンドを
受信した記憶媒体21は自動改札機1bに対してレスポ
ンスデータを送信することがなく、自動改札機1bは隣
接する他の通路31aを通行する通行者が携帯している
記憶媒体についての通行可否判定処理を行うことがない
ため、自動改札機の誤動作が未然に防止される。なお、
自動改札機1a,1bが送信する受付コマンドに、その
自動改札機が構成する通路を特定する通路番号を含める
とともに、記憶媒体においてこの通路番号を記憶時刻T
rとともに記憶し、今回受信した受付コマンドに含まれ
る通路番号が前回のデータ処理に係る通路番号に隣接す
るものである場合にのみ受付時間Taと記憶時間Trと
を比較するようにしてもよい。このように構成すること
によって記憶媒体における処理時間を短縮することがで
きる。
【0037】図7は、請求項4に記載した発明に係る非
接触パスゲートシステムの実施例を構成する自動改札機
の制御部の処理手順を示すフローチャートである。図5
に示すように設置された自動改札機1a,1bが有する
CPU2は、所定のタイミングで受付コマンドを送信す
るとともに、記憶媒体21からのレスポンスの送信を待
機する(n31,n32)。記憶媒体21から送信され
たレスポンスデータを受信すると、タイマ8が計時して
いる現在時刻Tnを読み取る(n33)。次いで、記憶
媒体21から送信されたレスポンスデータに含まれる処
理時刻Tsと現在時刻Tnとの比較を行う(n34)。
この処理時刻Tsは記憶媒体21における前回のデータ
送受信の処理時刻であり、記憶媒体21自身が備えるタ
イマから読み出すか又は、自動改札機1a,1bから送
信される受付コマンドに含まれる現在時刻データを処理
時刻Tsとして記憶している。記憶媒体21はこの処理
時刻Tsを通行可否判定に係るデータとともに自動改札
機1a,1bに送信する。
【0038】現在時刻Tnと処理時刻Tsとの比較にお
いて両者の差が一定時間k以上である場合には、記憶媒
体21から送信された通行可否判定用データの照合を行
い(n35,n36)、通行可否判定用データの適否に
応じてゲートを開閉処理する(n37〜n40)。
【0039】現在時刻Tnと処理時刻Tsとの比較にお
いて両者の差が一定時間kを下回る場合には通行可否判
定に係る処理を実行しない(n35→n31)。したが
って、図5に示す一方の自動改札機において適正に通行
可否判定処理を終了した記憶媒体について、隣接する通
路を構成する自動改札機において通行可否判定処理が行
われることがなく、通路内の通行者が通行していない自
動改札機において誤動作を生じることがない。
【0040】図8は、請求項5に記載した発明の実施例
である非接触パスゲートシステムを構成するゲート装置
の制御部の処理手順を示すフローチャートである。CP
U2は、受付コマンドを一定のタイミングで送信し(n
41)、記憶媒体21からのレスポンスデータの送信又
は隣接するゲート装置からの処理データの入力を待機す
る(n42,n43)。隣接するゲート装置から処理デ
ータが入力されると、これをRAM4の所定のメモリエ
リアに格納する。この処理データは、隣接するゲート装
置において実行されたデータ処理に係る記憶媒体の識別
コード及び処理時刻を表すデータを含む。CPU2はこ
の待機中において記憶媒体21から送信されたレスポン
スデータを受信すると、RAM4に記憶されている処理
データを読み出し(n42→n45)、受信したレスポ
ンスデータに含まれる記憶媒体21の識別データと、処
理データに含まれる識別データとの一致を判別する(n
46)。レスポンスデータに含まれる識別データと処理
データに含まれる識別データとが一致しなかった場合に
は通行可否判定に係るデータの照合を行い、この照合結
果に応じてゲートの開閉処理を行う(n47〜n5
1)。また、通行可否判定処理においてデータの照合が
適正に行われた場合には、通行可否判定処理を実行した
記憶媒体の識別データ及び処理時刻を隣接するゲート装
置に対して出力する(n52)。
【0041】一方、n46においてレスポンスに含まれ
る識別データと、隣接するゲート装置から供給された処
理データに含まれる識別データとが一致した場合には、
現在時刻Tnと処理データに含まれる処理時刻Tsとを
比較する(n53)。この比較において現在時刻Tnと
処理時刻Tsとの時間差が一定時間k以上である場合に
はn47に進んで通行可否判定処理を実行する。また、
両時刻の差が一定時間kを下回る場合には通行可否判定
に係る処理を実行しない(n54→n41)。
【0042】以上の処理により、隣接する複数の通路の
内の一つの通路を通行した通行者が携帯する記憶媒体
が、その通路に対応するゲート装置に提示された後、誤
って隣接する通路を構成するゲートに対して提示された
場合には、隣接するゲート装置において読み取ったレス
ポンスデータに含まれる識別データが、通行者が通過し
たゲート装置においてなされた通行可否判定処理に係る
記憶媒体の識別データと一致する。これとともに、二つ
の通路における記憶媒体からのデータの自身は一定時間
内に連続して生じるため、現在時刻Tnと処理時刻Ts
との比較において両者が近似する。そこで、隣接するゲ
ート装置においては通行可否判定処理が行われないた
め、隣接する通路においてゲートの誤動作を生じること
がない。
【0043】図9は、請求項6に記載した発明の実施例
である非接触パスゲートシステムの制御部の処理手順を
示すフローチャートである。CPU2は、記憶媒体から
のレスポンスの受信の待機中において隣接するゲート装
置からの識別データの入力をも待機しており、この間に
所定のタイミングで受付コマンドを送信する(n61〜
n63)。隣接するゲート装置から通行可否判定処理を
終了した記憶媒体の識別データが入力されるとこれをR
AM4の所定のメモリエリアに記憶する(n64)。
【0044】CPU2は記憶媒体から送信されたレスポ
ンスを受信すると、RAM4に記憶されている識別デー
タを読み出し(n65)、これとレスポンスデータに含
まれる識別データとを比較する(n66)。RAM4に
記憶されていた識別データとレスポンスデータに含まれ
る識別データとが一致しなかった場合には、レスポンス
データに含まれる通行可否判定用のデータに基づいて照
合処理を行い、この照合結果にしたがってゲートを開閉
する(n67〜n72)。通行可否判定処理においてデ
ータが適正である場合にはその通行可否判定処理に係る
処理終了データを隣接するゲート装置に出力する(n7
3)。
【0045】一方、n66においてレスポンスデータに
含まれる識別データとRAM4に記憶されている識別デ
ータとが一致した場合には隣接するゲート装置からの処
理終了データの有無を判断し(n74)、隣接するゲー
ト装置から処理終了データが入力された場合にはRAM
4に記憶している識別データを消去する(n75)。
【0046】以上の処理により隣接する複数の通路が構
成されている場合には、一方の通路で通行可否判定処理
を実行中の記憶媒体について、隣接する通路において通
行可否判定処理が行われることがない。
【0047】なお、請求項3、5又は6に記載の発明の
実施例に係る非接触パスゲートシステムを構成するゲー
ト装置は、隣接する通路が、ゲート装置の送受信手段の
設置側の逆方向の通路及び送受信手段の設置側と反対側
の同方向の通路に限定することにより全体として隣接す
るゲート装置間のゲートの入出力処理の発生頻度を低く
することができる。このようにアンテナの設置側の逆方
向の通路及び設置側と反対側の同方向の通路に適用を優
するのは、このような場合に隣接する通路を構成する
ゲート装置のアンテナが接近し、誤検出を生じやすいた
めである。
【0048】図10は、請求項8に記載した発明の実施
例に係る非接触パスゲートシステムを構成するゲート装
置の平面の略図である。同図に示すようにゲート装置1
a,1bによりX方向の隣接する通路31a,31bが
形成される。このように構成されたゲート装置において
通路31aを通行する通行者の携帯する記憶媒体が、隣
接する通路31bのアンテナ14bの通信可能領域に提
示されてから通路31aを構成するゲート装置1aのア
ンテナ14aの通信可能領域に提示される場合が生じ
る。このような場合においてもゲート装置1bは誤動作
を生じる。
【0049】図11は、請求項8に記載した発明の実施
例に係る非接触パスゲートシステムを構成するゲート装
置の処理手順を示すフローチャートである。ゲート装置
1a又は1bが有するCPUには、アイドリング状態に
おいて一定時間間隔で受付コマンドを送信するととも
に、記憶媒体から送信されたレスポンスデータの受信を
待機し、且つ隣接するゲート装置1b又は1aからの処
理データの入力を待機する(n81〜83)。隣接する
ゲート装置から処理データが入力されると、一定時間を
計時するタイマTを起動し(n84)、処理データに含
まれる記憶媒体の識別データをRAM4の所定のメモリ
エリアに記憶する(n85)。
【0050】記憶媒体から送信されたレスポンスデータ
を受信すると、そのレスポンスデータに含まれる識別デ
ータとRAM4に記憶している識別データとの一致を判
断し(n86)、両者が一致する場合にはタイマTがタ
イムアップしているか否かの判別を行う(n87)。タ
イマTがタイムアップしていない場合には隣接するゲー
ト装置に対して通行可否判定処理を取り消すコマンドを
出力する(n88)。
【0051】この後、レスポンスデータに含まれる通行
可否判定用のデータの照合処理を行い、照合結果に応じ
てゲートを開閉する(n89〜n93)。通行可否判定
処理が終了すると隣接するゲート装置に対して通行可否
判定処理に係る記憶媒体の識別データを出力する(n9
4)。
【0052】以上のようにして、隣接する同方向の通路
の一方を通過する通行人が携帯する記憶媒体が、隣接す
る通路を構成するゲート装置のアンテナとの間でデータ
の送受信を行い、誤ってそのゲート装置において通行可
否判定処理が実行された場合に、通行者が通過しない通
路を構成するゲート装置における誤動作を未然に防止で
きる。
【0053】図12は、請求項9に記載した発明の実施
例に係る非接触パスゲートシステムを構成するゲート装
置の処理手順を示すフローチャートである。CPU2
は、一定時間間隔で受付コマンドを送信するとともに、
記憶媒体からのレスポンスデータの送信を待機し、且つ
隣接するゲート装置から処理データの入力を待機してい
る(n101〜n103)。記憶媒体が送信されたレス
ポンスデータを受信するとそのレスポンスデータに含ま
れる通行可否判定用データの照合を行い、この照合結果
に基づいてゲートの開閉を行う(n104〜n10
8)。通行可否判定データが適正である場合には通行許
可回数を計数するカウンタをインクリメントする。この
カウンタはRAM4の所定のメモリエリアに割当てられ
ている。ゲートを開放後一定時間内に通行者が通路を通
過すると通行回数をカウントするカウンタをインクリメ
ントして待機状態に戻る(n109,n110)。
【0054】待機中において隣接するゲート装置から処
理データが入力されると、この処理データに含まれる識
別データと直前に通行可否判定処理を行った記憶媒体の
識別データとが一致するか否かの判別を行う(n11
1)。両者が一致する場合にはRAM4に設けられたカ
ウンタが計数している通行許可回数と通行回数とを比較
し(n112)、両者の回数が一致しない場合には通行
許可回数をデクリメントする(n113,n114)。
【0055】以上の処理によって、図10に示す構成の
ゲート装置において隣接する複数の通路において通行者
が不正に通行を許可されようとした場合には、先に通行
可否判定処理を行った通路を構成するゲート装置におい
て通行許可回数と通行回数との一致/不一致が判定さ
れ、通行許可回数が長期間通行回数を上回っている場合
には不正使用が発生したと判断して通行許可回数が減算
される。これによって、通行許可回数と通行回数とが一
致し、その通路においてゲートは閉鎖される。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、複数のゲート装置に
よって隣接する複数の通路又は双方向の通路が構成され
た場合に、故意により又は誤って通行者の記憶媒体が通
過しようとする通路以外の通路を構成するゲート装置の
送受信手段に提示された場合であっても、通行者か通行
しない通路を構成するゲート装置において誤動作の発生
を未然に防止できるとともに、通行者の不正使用を確実
に規制できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る非接パスゲートシステ
ムを構成するゲート装置の制御部のブロック図である。
【図2】同非接触パスゲートシステムを構成する記憶媒
体の制御部のブロック図である。
【図3】請求項1に記載した発明の実施例に係る非接触
パスゲートシステムを構成するゲート装置の平面の略図
である。
【図4】同ゲート装置の制御部の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図5】請求項3〜6に記載した発明の実施例に係る非
接触パスゲートシステムを構成するゲート装置の平面の
略図である。
【図6】請求項3に記載した発明の実施例に係る非接触
パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】請求項4に記載した発明の実施例に係る非接触
パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図8】請求項5に記載した発明の実施例に係る非接触
パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】請求項6に記載した発明の実施例に係る非接触
パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の処
理手順を示すフローチャートである。
【図10】請求項8および9に記載した発明の実施例に
係る非接触パスゲートシステムを構成するゲート装置の
平面の略図である。
【図11】請求項8に記載した発明の実施例に係る非接
触パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】請求項9に記載した発明の実施例に係る非接
触パスゲートシステムを構成するゲート装置の制御部の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b−ゲート装置 14a,14b−アンテナ(送受信手段) 21−記憶媒体 31a,31b−通路

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通行方向が双方向である通路を構成すると
    ともに、通行方向毎に通行者が携帯する記憶媒体との
    で通行可否判定に係るデータを無線送受信する送受信手
    段を備えた、ゲート装置において、 上記通路の 一方向に対応する送受信手段が前記記憶媒体
    の間でデータの送受信を実行している際に上記通路の
    他方向に対応する送受信手段を無効にする送受信無効手
    段を設けたことを特徴とするゲート装置
  2. 【請求項2】送受信手段を備えたゲート装置と、通行者
    が携帯する記憶媒体と、の間で通行可否判定に係るデー
    タを無線送受信する非接触パスゲートシステムにおい
    て、 前記記憶媒体に、ゲート装置との間のデータ送受信時刻
    を記憶する時刻記憶手段と、 ゲート装置から送信されたデータの受信時刻時刻記憶
    手段に記憶しているデータ送受信時刻と比較する時刻
    比較手段と、 時刻比較手段において両者の時間差が一定時間以下であ
    る場合にゲート装置に対するデータの送信を規制する送
    信規制手段と、を設けたことを特徴とする非接触パスゲ
    ートシステム。
  3. 【請求項3】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記記憶媒体に、ゲート装置との間のデータ送受信時刻
    を記憶する時刻記憶手段と、 ゲート装置から送信されたデータの受信時刻時刻記憶
    手段に記憶しているデータ送受信時刻と比較する時刻
    比較手段と、 時刻比較手段において両者の時間差が一定時間以下であ
    る場合にゲート装置に対するデータの送信を規制する送
    信規制手段と、を設け、 前記時刻記憶手段が、データ送受信時刻をゲート装置か
    ら受信した通路番号とともに記憶する手段であり、 前記時刻比較手段が、ゲート装置から送信されてきたデ
    ータを受信したとき、 受信データに含まれている通路番
    号に基づいて、隣接する通路であると判断された場合に
    のみ時刻の比較を行う手段であることを特徴とする非接
    触パスゲートシステム。
  4. 【請求項4】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記ゲート装置に、今回のデータ送受信処理開始前の一
    定時間内にデータ送受信処理を終了した記憶媒体に対す
    る今回の通行可否判定処理を中止する通行可否判定中止
    段を設けたことを特徴とする非接触パスゲートシステ
    ム。
  5. 【請求項5】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記ゲート装置に、データ処理を実行した記憶媒体の識
    別データおよび処理時刻を含む処理データを隣接する通
    路を構成する他のゲート装置に供給する処理データ供給
    手段と、 他のゲート装置から供給された処理データを記憶する供
    給データ記憶手段と、、今回受信した 記憶媒体の識別データおよび現在時刻を供
    給データ記憶手段に記憶されている処理データと比較
    し、識別データが一致し、且つ処理時刻と現在時刻との
    差が一定時間以下である場合に通行可否判定処理を中止
    する通行可否判定中止手段と、を設けたことを特徴とす
    非接触パスゲートシステム。
  6. 【請求項6】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記ゲート装置に、ータ送受信処理を実行中の記憶媒
    体に関する識別データを隣接する通路を構成する他のゲ
    ート装置に供給する媒体データ供給手段と、他のゲート装置から供給された識別データを記憶する識
    別データ記憶手段と、 通行可否判定処理が終了した際に処理終了を示す処理終
    了データを隣接する通路を構成する他のゲート装置に供
    給する処理終了データ供給手段と、 今回のデータ受信に係る記憶媒体の識別データと前記識
    別データ記憶手段に記憶している識別データとを比較
    し、識別データが一致した場合に、処理終了通知が隣接
    する他のゲート装置から供給されるまで、通行可否判定
    処理を中止する ことを特徴とする非接触パスゲートシス
    テム。
  7. 【請求項7】前記隣接する通路が、送受信手段の設置側
    の逆方向の通路及び送受信手段の設置側と反対側の同方
    向の通路である請求項3、5又は6に記載の非接触パス
    ゲートシステム。
  8. 【請求項8】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記ゲート装置に、受信手段のデータ処理に係る記憶
    媒体と同一の記憶媒体が隣接する通路を構成する他のゲ
    ート装置において、一定時間前までにデータ送受信が行
    われたかどうかを判断する同一媒体送受信判断手段と、 前記同一媒体送受信判断手段の判断結果に基づき、隣接
    する通路を構成する他のゲート装置において一定時間前
    までにデータ送受信が行われたと判断された場合、該他
    のゲート装置に処理の取消を要求する取消要求手段と、
    を設けたことを特徴とする非接触パスゲートシステム。
  9. 【請求項9】通路を構成するとともに、通行者が携帯す
    る記憶媒体との間で通行可否判定に係るデータを無線送
    受信する送受信手段を備えた複数のゲート装置で、隣接
    する複数の通路を構成した非接触パスゲートシステムに
    おいて、 前記ゲート装置に、送受信手段のデータ処理に係る記憶
    媒体と同一の記憶媒体が、隣接する通路を構成する他の
    ゲート装置において、通行許可処理が行われたかどうか
    を判断する同一媒体通行処理判断手段と、 前記同一媒体通行処理判断手段の判断結果に基づき、隣
    接する通路を構成する他のゲート装置において通行許可
    処理が行われたと判断された場合、通行可否判定処理に
    おける通行許可回数と通行者の通過回数との比較を行
    い、通行許可回数が通過回数を越える場合には、通行許
    可回数を減算することにより通行許可を取り消す手段
    と、 を設けたことを特徴とする非接触パスゲートシステ
    ム。
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