JP3152859U - ヘアカーラの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪に優しく、かつ汎用性のあるヘアカーラの構造を提供する。【解決手段】可撓性の筒状のヘアカーラ本体に、取付け部を設け、取付け部にグリップ部を設け、ヘアカーラ本体に設けた発熱体と、コード線、及びコード線に設けた電源接続部を設ける。ロッドに捲装した毛髪上に、可撓性の樹脂性シートを設け、この上に、ヘアカーラ本体を外嵌支持し、樹脂性シートと、ヘアカーラ本体で、加熱と、毛髪から発生する湿度を閉じ込める。【選択図】図1

Description

本考案は、ロッドとロッドにより捲装した毛髪とを一体的に固定した後に、この捲装した毛髪の上に、防湿用の樹脂性シートを外嵌し、加温・加湿しながらパーマをかけるヘアカーラの構造に関する。
従来のパーマの施術(術法)は、順次、進化しており、この施術は、1浴式の施術と、2浴式の施術が標準的な施術である。そして、この1浴式等の施術において、使用されるヘアカーラの構造においても、さらに順次、進化している。
この進化したヘアカーラの構造と、パーマの施術においても、各人の好みと、髪の状態に合うことは難しく、また、毛髪に優しく、かつ各顧客の満足するパーマ等を施すには至っていないと考えられる。一方、店側や美容師側では、顧客等が希望する、簡単な操作によるヘアカーラの使用と、その施術、又は加温の程度の適宜な制御と、また、加温の浪費を少なくし、省電力等が図れるヘアカーラの構造と、その施術が、強く希望されている。
上記に鑑み、従来の技術文献を列挙する。
文献(1)は、実開昭49−37183号の「毛髪のカール装置」で、筒状ローラに、毛髪を捲装し、発熱体付の筒状カバーで弾着し、発熱体の発熱で、捲装した毛髪を加熱し、カールする。この考案は、毛髪を傷めずに強いカールを短時間に施術できる特徴がある。しかし、この考案は、筒状カバーを、捲装した毛髪上に、外嵌するには、大変な力と、手間を要するものであり、複数個の筒状カバーを外嵌するには、大変である。また、この筒状カバーを、弱い力で拡開する構造とすると、前述の問題は解消できる。しかし、筒状カバーの復帰力が十分でなく、樹脂疲労の要因となることと、損傷の原因となることが考えられる。
また文献(2)は、特開2001−137040の「髪パーマ用器具と、そのカーラ布及びカーラ」の発明で、カーラ布に発熱体を付設し、カーラ布を、カーラ本体に捲装して施術する構造であり、カーラ布に接続したコードを介して発熱することを特徴とする。従って、カーラ布の捲装で、パーマの施術ができること、スピード化を図りつつ、持続性の優れたカール、ウエーブを付与できること、又は布地の柔らかさと、カーラの外形変化を利用し、多様なカール、ウエーブが楽しめる特徴がある。しかし、このカール布をその都度、捲装することから、思ったほど簡便でないこと、また、前述の文献(1)と同様に、多数個のカーラ布をいちいち捲装することは、大変であること、また、その施術作業において、固定が面倒なため、熟練と、余分の手間を要すること、等の改良の余地がある。
また、文献(3)は、特開2003−102534の「パーマ装置」の発明で、カーラに捲装した毛髪を挾持する発熱体を備えた二枚の湾曲板による挾み具と、この挾み具の発熱体に接続したコードとで構成したクリップ方式であり、カーラに捲装した毛髪を、直接挾み具で挾み、効果の優れたカール、ウエーブを付与し、かつセラミック粒子の発熱効果を利用することを特徴とする。しかし、二枚の湾曲板による挾み具によるクリップ方式であり、毛髪に対する加熱が充分でなく、また、この構造の挾み具では、挟み付けができない毛髪箇所のカールが付与できなく、もって、カールの均一性がなく、かつ好みの施術できないこと、等の問題を抱えている。
さらに、文献(4)は、特開2006−230538の「パーマネントウエーブの方法」の発明で、第1の工程は、ロッドに毛髪を捲装し、この毛髪の上に断熱材を捲装して発熱装置を設けて、毛髪を加熱して施術するパーマであって、捲装前の毛髪にパーマ第1剤を塗布した後、パーマ第1剤を洗い流し、毛髪をロッドに巻き付けるワインディングを施し、その後、ロッドの加熱で、捲装した毛髪を加熱する。その第2の工程は、ロッドアウトした毛髪にパーマ第2剤を塗布し、間接加熱処理促進機により毛髪処理し、良好なカールを形成できることを特徴とする。しかし、断熱材と、発熱装置を個別に設ける施術であり、複数の部材を用いた施術であり、この施術に手間を要することと、各部材の保管と処理に手間を要すること、等の問題点を抱えている。
尚、文献(5)は、文献(1)〜文献(4)が抱えている改良点と、問題点の改良として、発明を提案しているので、この文献(5)は、特許第4148531号の「パーマネントウエーブの方法」の発明で、自由端側が接離する可撓性のヘアカーラ本体と、このヘアカーラ本体に設けた発熱体、及びコードと、このコードに接続した接続具で構成したヘアカーラであり、このヘアカーラは、ロッドに捲装した毛髪に、外嵌した透明の樹脂性シートの上に、被嵌される構造であり、毛髪より発生した湿度を閉じ込めながら、加熱し、パーマを掛ける構造である。従って、ロッドに捲装した毛髪に加圧することなく、外嵌支持し、毛髪に、ダメージを与えることなく、所望するパーマを施術できる特徴がある。
実開昭49−37183号 特開2001−137040 特開2003−102534 特開2006−230538 特許第4148531号
前述した如く、文献(1)〜文献(4)では、それぞれ改良点と、問題点を抱えていることから、その解消が望まれること、また、毛髪に優しく、かつ汎用性のあるヘアカーラが要望される処である。
また、文献(5)においては、ヘアカーラ本体の可撓性に幾分の問題がある。この問題を解決する手段は、丁寧な取扱いと、肉厚構造を採用することで可能であるが、材料の問題と、そのコスト面での工夫とが要求される改良点が挙げられる。
上記に鑑み、本考案の請求項1は、次のことを意図する。
「A」 筒状のヘアカーラ本体に、グリップ部を設け、このヘアカーラ本体の強度と、使用時の樹脂疲労の軽減を図る。
「B」 ヘアカーラ本体に、グリップ部を設けて、このヘアカーラの可撓性が担持される構造とする。
「C」 ヘアカーラが十分な可撓性を保持できる構造となり、ロッドの種類に関係なく、使用できる汎用性を備えた構造である。
請求項1は、接離可能な、対の自由端側を有する可撓性でなる筒状のヘアカーラ本体の背面に、取付け部を設け、この取付け部に(側面視してコ字形)グリップ部を設け、また、このヘアカーラ本体の内面に設けた発熱体には、このヘアカーラ本体の外側に延設されたコード線、及びこのコード線に設けた電源接続部を設ける構造の可撓性を備えたヘアカーラであって、
このヘアカーラ本体を、ロッドに捲装した毛髪の上に設けた可撓性の樹脂性シートの上に、外嵌支持し、この毛髪にヘアカーラを保持するとともに、このヘアカーラで、毛髪に熱と、毛髪から発生する湿度を閉じ込める構成としたヘアカーラの構造である。
本考案の請求項2は、前記請求項1に記載の意図を達成し、かつヘアカーラ本体の背面に設けた取付け部と、グリップ部の好ましい構造を提案する。
請求項2は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
前記ヘアカーラ本体の背面に設けた取付け部は、この背面より突設形成した対の突条を間隔おいて設け、この突条に、前記グリップ部の対の挾持片を、外嵌する構成としたヘアカーラの構造である。
本考案の請求項3は、前記請求項1に記載の意図を達成し、かつヘアカーラ本体の保温性を確保できる構造を提案する。
請求項3は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
前記ヘアカーラ本体の外周面に、断熱シートを添着する構成としたヘアカーラの構造である。
本考案の請求項4は、前記請求項1に記載の意図を達成し、かつヘアカーラ本体の背面に設けた突条の最適な構造を提案する。
請求項4は、請求項2に記載のヘアカーラの構造において、
前記突条は、その自由端側に向かって外方に拡開し、途中で内方に曲った後、その自由端側を絞り込んだ形状とし、また、前記挾持片は、その自由端側に向かって内側にそれぞれ曲がった側面視して略ヘ字形状を呈する構成としたヘアカーラの構造である。
本考案の請求項5は、前記請求項1に記載の意図を達成し、かつヘアカーラが十分な可撓性を担持できるグリップ部の構造と、ヘアカーラの毛髪及び樹脂性シートからの取外しに有効なグリップ部の構造を提案する。
請求項5は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
前記グリップ部は、側面視して、コ字形を呈しており、本体背骨部と、この本体背骨部より延設した対の挾持片で構成としたヘアカーラの構造である。
請求項1の考案は、接離可能な、対の自由端側を有する可撓性でなる筒状のヘアカーラ本体の背面に、取付け部を設け、取付け部にグリップ部を設け、また、ヘアカーラ本体の内面に設けた発熱体には、ヘアカーラ本体の外側に延設されたコード線、及びコード線に設けた電源接続部を設ける構造の可撓性を備えたヘアカーラであって、
ヘアカーラ本体を、ロッドに捲装した毛髪の上に設けた可撓性の樹脂性シートの上に、外嵌支持し、毛髪にヘアカーラを保持するとともに、ヘアカーラで、毛髪に熱と、毛髪から発生する湿度を閉じ込める構成としたヘアカーラの構造である。
従って、請求項1は、次の特徴を有する。
「A」 筒状のヘアカーラ本体に、グリップ部を設け、このヘアカーラ本体の強度と、使用時の樹脂疲労の軽減が図れる。
「B」 ヘアカーラ本体に、グリップ部を設けて、このヘアカーラの可撓性が担持される構造を提供できる。
「C」 ヘアカーラが十分な可撓性を保持できる構造となり、ロッドの種類に関係なく、使用できる汎用性を備えた構造を提供できる。
請求項2の考案は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
ヘアカーラ本体の背面に設けた取付け部は、背面より突設形成した対の突条を間隔おいて設け、突条に、グリップ部の対の挾持片を、外嵌する構成としたヘアカーラの構造である。
従って、請求項2は、請求項1に記載の特徴を達成し、かつヘアカーラ本体の背面に設けた取付け部と、グリップ部の好ましい構造を提案できる。
請求項3の考案は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
ヘアカーラ本体の外周面に、断熱シートを添着する構成としたヘアカーラの構造である。
従って、請求項3は、前記請求項1に記載の特徴を達成し、かつヘアカーラ本体の保温性を確保できる構造を提案できる。
請求項4の考案は、請求項2に記載のヘアカーラの構造において、
突条は、自由端側に向かって外方に拡開し、途中で内方に曲った後、自由端側を絞り込んだ形状とし、また、挾持片は、自由端側に向かって内側にそれぞれ曲がった側面視して略ヘ字形状を呈する構成としたヘアカーラの構造である。
従って、請求項4は、前記請求項1に記載の特徴を達成し、かつヘアカーラ本体の背面に設けた突条の最適な構造を提案できる。
請求項5の考案は、請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
グリップ部は、側面視して、コ字形を呈しており、本体背骨部と、本体背骨部より延設した対の挾持片で構成としたヘアカーラの構造である。
従って、請求項5は、前記請求項1に記載の特徴を達成し、かつヘアカーラが十分な可撓性を担持できるグリップ部の構造と、ヘアカーラの毛髪及び樹脂性シートからの取外しに有効なグリップ部の構造を提案できる。
図1はヘアカーラの全体を示した一部欠截斜視図 図2は環状の端部に複数の切込みを設けたロッドの一例を示した斜視図 図3は樹脂性シートの全体を示した斜視図 毛髪を湿らせ、紙を添着した状態の模式図 図4−1の状態を進め、ロッドに捲装する状態の側面図 図4−2の状態を進め、ロッドへの捲装が終了した状態の側面図 図4−3の状態において、樹脂性シートを差込む状態を示した側面図 図4−4の状態を進め、樹脂性シートを外嵌した状態の側面図 図4−5の状態において、毛髪、樹脂性シートに、ヘアカーラを外嵌支持する状態の側面図 図4−6の状態を進め、ヘアカーラを外嵌支持した状態の側面図 ロッドに捲装した毛髪を加圧することなく、樹脂性シートを介して、ヘアカーラを、ロッドに捲装した毛髪に外嵌支持した状態と、ロッドに捲装した毛髪の状態とを区別して示した縮尺した斜視図 図5−1の要部の斜視図 ロッド本体に、毛髪を絡み付けるループを備えたロッドの他の一例を示した斜視図 毛髪を湿らせ、紙を添着した状態の模式図 図7−1の状態を進め、ロッドに捲装する状態の側面図 図7−2の状態を進め、ロッドへの捲装が終了した状態の側面図 図7−3の状態において、樹脂性シートを差込む状態を示した側面図 図7−4の状態を進め、樹脂性シートを外嵌した状態の側面図 図7−5の状態において、毛髪、樹脂性シートに、ヘアカーラを外嵌支持する状態の側面図 図7−6の状態を進め、ヘアカーラを外嵌支持した状態の側面図 ロッドに捲装した毛髪を加圧することなく、樹脂性シートを介して、ヘアカーラを、ロッドに捲装した毛髪に外嵌支持した状態と、ロッドに捲装した毛髪の状態とを区別して示した縮尺した斜視図 図8−1の要部の斜視図
図1に示したヘアカーラAの構造を説明すると、このヘアカーラAは、可撓性のヘアカーラ本体1と、このヘアカーラ本体1の背面1aに設けたグリップ部2と、その内面1bに設けた発熱体3には、このヘアカーラ本体1の外側に延設されたコード線4、及びこのコード線4に設けた電源接続部5で構成される。以下、このヘアカーラ本体1と、このヘアカーラ本体1の内面1aに設けた発熱体3には、このヘアカーラ本体1と、グリップ部2と、発熱体3、及びコード線4、並びに電源接続部5について個別に説明する。
このヘアカーラ本体1は、一枚の樹脂素材本体1−1を側面視して、筒状で、略横向き略Ω形状に構成するとともに、この樹脂素材本体1−1の環状方向Qの両側となる自由端側100、100(対の場合には、原則として、一方の符号を付する)は、端片101であって、この端片101間には、適宜、間隔Bを持って離間されている。しかし、この間隔Bは、このヘアカーラ本体1が可撓性を有すること、及び筒状であることから、拡縮可能(接離可能)な構造である。勿論、この拡縮は、このヘアカーラ本体1(ヘアカーラ)には、必要な条件である。そして、このヘアカーラ本体1の背面1aには、その放射方向1−3に向かって突設形成するとともに、このヘアカーラ本体1の長手方向1−2全体に設けた突条102(取付け部)を有する。そして、この突条102の間には、適宜、間隔Cを有する。尚、この突条102は、端面102bに向かって、外方に拡開102b−1し、途中で内方に曲った後、その端面102b側を絞り込んだ形状102b−2とする。この絞り込んだ形状102b−2は、後述するグリップ部2(挾持片201)の自由端側201aの差込みの容易化を図り、また、この拡開102b−1と内方に曲った形状は、グリップ部2を差込み後、このグリップ部2が、確実にグリップかつ、固定される構造となっている。尚、前記自由端側100は、その外側方向に向かって、図示の如く、僅かな反りを形成することで、毛髪Hへの装着容易性と、ダメージの軽減化等が図れて重宝する。
また、グリップ部2は、ヘアカーラ本体1と同材料で構成した、側面視して、コ字形を呈しており、摘み片200aを備えた本体背骨部200と、本体背骨部200より延設した対の挾持片201(一方で説明する)で構成され、この挾持片201は、その自由端側201aに向かって内側にそれぞれ曲がった側面視して略ヘ字形状を呈する。この略ヘ字形状が、ヘアカーラ本体1の突条102の拡開102b−1と絞り込んだ形状102b−2に嵌合する構造とする。この嵌合を介して、ヘアカーラ本体1とグリップ部2の一体化が図れる。尚、グリップ部2の摘み片200aは、このグリップ部2を突条102に差込みと、又は取外しの際に、摘みとして利用する。また、前記ヘアカーラAを後述する透明性の樹脂性シートに外嵌支持の際と、その取外しの際、摘みとして利用する。尚、このグリップ部2の挾持片201を、突条102の自由端側102aの端部を少し押えた状態で、この端部より、順次、差込み支持し、この挾持片201と突条102(両者)を重畳、かつこの両者の樹脂の備えた、それぞれの復帰を利用して、この両者を合体し、結果的に、グリップ部2は、突条102、即ち、ヘアカーラ本体1に取付けられる(両者が一体となる)。勿論、このグリップ部2(挾持片201)の自由端側201aを拡開し、突条102の端面102bより、嵌着することも可能である(樹脂の特性を利用する)。また、このグリップ部2は、例えば、射出成形と、切断手段を利用し、容易かつ効率的に成形する。尚、例えば、ヘアカーラ本体1と、グリップ部2を同じ樹脂材料で成形する場合には、ヘアカーラAの品質・体裁の確保、又はコストの低廉化と、その美感の確保等に役立ち、また、違和感がない使用及び/又は顧客の楽しみ等に役立つこと、等の有益がある。
前記ヘアカーラ本体1の内面1bには、発熱体3が添着されており(設けられており)、この発熱体3に接続されたコード線4が、ヘアカーラ本体1の孔(図示せず)と、グリップ部2の孔202を貫通し、このグリップ部2の外方に延設されている。そして、このコード線4の自由端側には、電源接続部5が設けられている。尚、前記ヘアカーラ本体1とグリップ部2の一体化には、このコード線4を拘っており、この両者の不意の離間を防止し、安全性の確保と、施術者と顧客の満足度・安心感の向上と、施術の容易化と、仕上がり・美感の向上に有効である。
図中8はロッドで、このロッド8は、図2〜図5−2示した第1実施例では、その両端部8aに、ゴム10を係止する凹部800が複数個設けられており、図4−1〜図4−7に示した如く、毛髪Hを捲装した状態で、この毛髪Hを、ロッド8に固定するために、ゴム10を、端部8aの凹部800に係止し、かつ毛髪Hの外周を、環状に捲装する。また、図6〜図8−2に示した第2実施例では、その表面8bに、ループ801を備えている。従って、この例では、毛髪Hを、このループ801に係止することで、自然に捲装できる構造であること、また、第1実施例の如く、ゴム10を使用する必要がなく、簡便かつ重宝する。
また、ロッド8の上に捲装した毛髪Hの上には、透明樹脂性で、筒状の樹脂性シート11を被嵌する構造であり、この樹脂性シート11の環状方向Qの自由端側11aは、端片1100とし、この端片1100を離間して開放される。この解放を利用して、前述の如く、毛髪Hの上に被嵌される。
続いて、図4−1〜図4−7の図面を、基にして、施術方法の一例を説明すると、毛髪Hを湿らせて施術する場合には、湿らせた毛髪Hの先端部に、紙Sを添着し(毛髪Hがバラバラになることを防止し、かつ施術を簡易かつ確実にする)、その後、紙Sを基点にして、ロッド8に順次、捲装する状態を図4−2と、図4−3に示している。そして、このロッド8への捲装が終了した状態が図4−3となる。続いて、毛髪Hとロッド8の凹部800にかけたゴム10で、ロッド8の捲装した毛髪Hを固定し、このゴム10に、前述の如く、樹脂性シート11を差込み、かつ外嵌した状態を、図4−4、図4−5に示してある。また、この捲装した毛髪Hの上に、樹脂性シート11を外嵌支持する替わり、ラップ、ビニール(図示せず)等の防湿材を一重又は多重に捲装することも可能である。この様に、毛髪Hを、樹脂性シート11で外嵌支持(被覆)することで、施術時において、防熱(熱が逃げることを回避)、防湿を図り、良好な温湿度下において、パーマをかけ得る。また、温度の均一化と、持続性が確保できることから、低温での施術が図れて、安心感と落着いた雰囲気での施術と、低コストでの施術が図れること、さらには良質なカールを確保できること、又は毛髪Hに優しく、しっとり感のあるパーマが楽しめる等の特徴があり、また、さらにパサ付き、チリ付きの解消に有効であり、良好な促進性機能を発揮し得ること、等の多くの特徴を有する。
以上のようにして、毛髪Hに、樹脂性シート11を外嵌支持した後に、ヘアカーラAで外嵌支持する状態が図4−6であり、その完了した状態で、かつ毛髪Hに加圧することなく、ヘアカーラ本体1(ヘアカーラA)の可撓性を介して、ロッド8に捲装した毛髪Hを外嵌支持した状態が図4−7に示されている。この図4−6に至るには、ヘアカーラ本体1の可撓性、端片101の僅かな間隔Bを介して、樹脂性シート11に被嵌しつつ、その自由端側100を、強制的に、環状方向Qに拡開することで、このヘアカーラ本体1は、樹脂性シート11の上に、確実かつスムーズに跨架(外嵌支持)される。この状態が、前述した、図4−7である。尚、前述したヘアカーラ本体1の樹脂性シート11の上への取付け作業は、美容師の疲労の軽減と、女子でも安全で容易な作業となり得る。また、ヘアカーラ本体1の突条102の拡開102b−1を利用する別の例では、この拡開102b−1を、指で圧着し、ヘアカーラ本体1の自由端側100の拡開し、この自由端側100の拡開を利用して、樹脂性シート11の上に、前述の如く、外嵌支持される構造も可能である。
尚、第一、第二処理による施術の一例を説明すると、第一液を付着した毛髪Hをロッド8に捲装し、その上から樹脂性シート11を介して、ヘアカーラ本体1(ヘアカーラA)を外嵌支持し、加温して第一処理をする。この第一処理をした毛髪Hに、テストカールをした後に、必要により、洗浄する。そして、この第一処理をした毛髪Hと、ロッド8の上に、ゴム10を介して、樹脂性シート11を外嵌支持する。そして、再度樹脂性シート11の上に、ヘアカーラ本体1を外嵌支持し、この樹脂性シート11で防湿しながら、加温し、その後、第二液を塗布し、パーマを施術する方法が望ましい。その効果は、前述の効果の達成と、また、この各効果の拡充にある。尚、樹脂性シート11は、毛髪Hから蒸発した水分を閉じ込め、毛髪Hに適度の湿り気を与えて、パーマを施術できることで、前述した各効果を確保できる。その他の例として、例えば、ロッド8に捲装した毛髪Hの上に、樹脂性シート11に替わり、ラップ、ビニール(図示せず)等の防湿材を一重又は多重に捲装し、防熱、防湿し、適度の温湿度下において、パーマをかけ得ることも可能であり、この例でも前述の施術と同様である。尚、樹脂性シート11には、ロッド8に捲装したゴム10を掬うための鰭片1101を備えている。
また、本発明では、ヘアカーラ本体1の外周面1cに設けた断熱シート13(断熱材)が添着された構造であり、漏熱・漏湿の防止が図れる。そして、本発明では、ヘアカーラ本体1を可撓素材で構成することと、対の自由端側100を確実に、樹脂性シート11で覆われたロッド8に捲装し、毛髪Hに添接することで、加温(加熱)の向上と、漏熱・漏湿の防止と、施術効果の向上等が図れ、かつ資源の有効利用と、コストの低廉化を図る。そして、その特徴は、断熱シート13を添着する施術で、極めて、顕著であり、有益である。
さらに、本発明では、樹脂性シート11で被嵌され、毛髪Hを捲装したロッド8の上からヘアカーラAを外嵌支持することによって、毛髪Hを先端H10から捲装するので、ヘアカーラAの熱が直接毛髪Hの先端H10に伝わることはなく、ロッド8の最も近くに接する毛髪Hの先端H10に対するダメージの回避、又はカールの過剰なかかりの回避と、頭皮H2に対する熱傷回避等が図れる実益がある。
その他の例として、コード線4に温度調整手段を付設し、各発熱体3の温度調整を図る構造、また電源接続部5を介して、コード線4に接続されるパーマ施術装置(図示せず)に設けた温度調整手段によって、発熱体3の温度調整を図る構造を自由に選択でき、又は毛髪Hの箇所、カールに強弱を付けること、又は各人の好みと、状況に対応したパーマが付与できること等の特徴がある。
次に、図7−1〜図7−7の図面を、基にして、施術方法の他の一例を説明すると、この施術は、ロッド8のループ801を利用し、捲装した毛髪Hを、こみのループ801に係止することで、ゴム10の使用を省略できる利点と、施術後において、このゴム10の痕が、毛髪Hに残らない利点とが考えられる。また、このループ801を設けたロッド8を使用した、他の一例の如く、樹脂性シート11は、鰭片1101をなくした単純な筒状でもよい。その他は、前述の一例に準ずる。
1 ヘアカーラ本体
1−1 樹脂素材本体
1−2 長手方向
1−3 放射方向
1a 背面
1b 内面
1c 外周面
100 自由端側
101 端片
102 突条
102a 自由端側
102b 端面
102b−1 拡開
102b−2 絞り込んだ形状
2 グリップ部
200 本体背骨部
200a 摘み片
201 挾持片
201a 自由端側
202 孔
3 発熱体
4 コード線
5 電源接続部
8 ロッド
8a 端部
8b 表面
800 凹部
801 ループ
10 ゴム
11 樹脂性シート
11a 自由端側
1100 端片
1101 鰭片
13 断熱シート
A ヘアカーラ
B 間隔
C 間隔
H 毛髪
H2 頭皮
H10 先端
Q 環状方向
S 紙

Claims (5)

  1. 接離可能な、対の自由端側を有する可撓性でなる筒状のヘアカーラ本体の背面に、取付け部を設け、この取付け部にグリップ部を設け、また、このヘアカーラ本体の内面に設けた発熱体には、このヘアカーラ本体の外側に延設されたコード線、及びこのコード線に設けた電源接続部を設ける構造の可撓性を備えたヘアカーラであって、
    このヘアカーラ本体を、ロッドに捲装した毛髪の上に設けた可撓性の樹脂性シートの上に、外嵌支持し、この毛髪にヘアカーラを保持するとともに、このヘアカーラで、毛髪に熱と、毛髪から発生する湿度を閉じ込める構成としたヘアカーラの構造。
  2. 請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
    前記ヘアカーラ本体の背面に設けた取付け部は、この背面より突設形成した対の突条を間隔おいて設け、この突条に、前記グリップ部の対の挾持片を、外嵌する構成としたヘアカーラの構造。
  3. 請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
    前記ヘアカーラ本体の外周面に、断熱シートを添着する構成としたヘアカーラの構造。
  4. 請求項2に記載のヘアカーラの構造において、
    前記突条は、その自由端側に向かって外方に拡開し、途中で内方に曲った後、その自由端側を絞り込んだ形状とし、また、前記挾持片は、その自由端側に向かって内側にそれぞれ曲がった側面視して略ヘ字形状を呈する構成としたヘアカーラの構造。
  5. 請求項1に記載のヘアカーラの構造において、
    前記グリップ部は、側面視して、コ字形を呈しており、本体背骨部と、この本体背骨部より延設した対の挾持片で構成としたヘアカーラの構造。
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JP2015164538A (ja) * 2012-06-11 2015-09-17 ティーエフ3 リミテッド ヘアスタイリング装置

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