JP3152484U - 撮影時の倍率設定器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトデジタルカメラのグリッドラインと合わせ使用することで、撮影画像の拡大率を決定する歯科医療等に有効な倍率設定具を提供する。【解決手段】撮影時に、倍率設定器具の先端部に形成した計測枠を被写体に直接当てて、コンパクトデジタルカメラのモニター画面のグリッドラインと計測枠とを重ね合わせて、画像の拡大率を確認後、該倍率設定器具を外して撮影することにより、撮影画像の拡大率を常に一定倍率にして撮影することを可能とする。【選択図】図8

Description

本考案は、撮影時の倍率設定器具に関する。
歯科医療では歯の形状、全顎の形状、顔貌などを撮影する必要が生じる。治療前、治療後の撮影画像は、被写体との距離が一定しなければ拡大倍率に誤差の生じる不便があった。このことを満足させる従来の方法は、一眼レフカメラではカメラレンズ内において目盛り線を入れた特殊構造のものが用意されていた。しかし、現在一般に普及しているコンパクトデジタルカメラなどではこのような目盛りが用意されていず拡大率を一定に保つのは困難であった。
一眼レフカメラのレンズを拡大率に対応した焦点距離に設定し、カメラと被写体の距離を、カメラを被写体から前後させることによって、その焦点距離に調整すれば、一定の拡大率の写真が撮れる。しかし、特殊なレンズを用いるために高価である。近年はデジタル撮影技術が非常に高度に発達しており、また、コンパクトデジタルカメラなども手軽な撮影手段として一般に普及している。
コンパクトデジタルカメラでは、被写体とカメラとの光学的な距離固定手段がない。また、光学ズーム機能やデジタルズーム機能も用意されているので、距離を何らかの固定手段で一定にしたとしても、光学ズーム機能やデジタルズーム機能を用いて撮影毎での拡大率を変化させれば、画像の拡大率に変化が生じる。
本考案は、撮影時における距離変化やズーム率変化により生じる画像の拡大率の大小変化の原因となるものを解決しようとするものであり、コンパクトデジタルカメラでの画像の拡大率変化が生ずる欠点を簡便な方法で解決することを目的としており、特には歯科医療方面に使用することを主とする。
本考案は、撮影時に、倍率設定器具の先端部に形成した計測枠を被写体に直接当てて、コンパクトデジタルカメラのモニター画面のグリッドラインと計測枠とを重ね合わせて、画像の拡大率を確認後、該倍率設定器具を外して撮影することにより、撮影画像の拡大率を常に一定倍率にして撮影することが可能となり、撮影距離やズーム倍率の誤差から生じる撮影画像の拡大率の問題を解決することができる。
グリッドラインに関してであるが、デジタルカメラには撮影表示画面に縦横に一定間隔の格子状の線即ちグリッドラインを表示させる機能がある。グリッドラインは画像配置を視覚的に把握しやすいといったメリットがある。なお、グリッドラインは撮影画面の表示でのみ表れ、後で画像を見るときや印刷する場合には反映されない。デジタルカメラでは、グリッドラインの表示と非表示の選択ができる。一般的なグリッドラインの表示は、縦横に2本づつのグリッドラインが表示される。このグリッドラインは画像を縦に3分割、横に3分割、合計9分割している。35ミリ銀塩フィルの横幅は36ミリに設計されている。この36ミリ幅に36ミリの被写体を収めることを1:1の規格写真と読んでいる。この1:1は1/1倍と表現しても同じ意味である。1/1倍を撮影する場合には、倍率設定器具の計測枠は、グリッドラインの1/3横幅であるから約12ミリとなる。拡大率を1/2倍にしたい場合は、12ミリ×2=24ミリであり、倍率設定器具の計測枠は24ミリとなる。なお、本考案はグリッドラインがモニター画面を3分割している場合を想定しているが、その他の分割数の場合は、この計算式を基に倍率設定器具の計測枠の幅を計算すればよい。
以上の説明で明らかなように、本考案に係る撮影時の倍率設定器具は、近接撮影時での倍率設定を簡単に行えるようになっているので、カメラ知識のないものにも被写体といかに距離をあけるかを直観的に理解させることができる。
また、この際に、カメラの画像表示部に設けられたグリッドラインの基準表示に対応するように倍率設定器具との位置関係を合致させて、近接撮影時における撮影範囲を誤まりなく、理解させるようにしている。
本考案の倍率設定器具は、特に歯科方面を主に開発したものであるが、この考案の原理を用いれば、他の医療方面にも用いることができる。例えば傷の発生状態、数日後の経過状態、完治状態などを正確に同一倍率で表現することができる。このデジタルカメラのグリッドラインと倍率設定器具計測枠を使用した倍率設定のアイデアを用いれば、近接撮影に限らず一般的な標準撮影や望遠撮影にも適用可能である。
本考案の倍率設定器具は、計測枠としてS1部を有している。計測枠は一つに限定されず複数設けてよく、実施例では他端に計測枠S2部を設けている。このS1部およびS2部の計測枠は、倍率設定用として撮影時に補助使用するものであり、画像撮影準備が終われば取り除いてシャッターを押すから、通常撮影にはこの倍率設定器具の計測枠を映し込むことはない。
別途の使用法として、倍率設定器具の計測枠を共に撮影する方法がある。この計測枠に目盛りを施せば、撮影部位とともにスケール付の計測枠を映し込むことができるので、このスケール付倍率設定器具を用いれば、ガン細胞など部位の大きさを確認できるものとして、学会誌などへの発表に関してより正確な表現をすることが可能となる。なお、倍率設定器具への目盛り表示技術に関しては慣用手段を用いる。
本考案に係る倍率設定器具は、握り部を有する部材の一端に、大きさがカメラの画像確認部に形成されるグリッドの大きさを基準とした計測枠を形成する。この計測枠は四角に限定されず、枠の上半分切断したものを形成してもよい。歯科医療を目的とした撮影においては、上半分切断の計測枠は視認し易くなり画像の撮影が容易となる。握り部と計測枠は、同一平面に形成しても良いが、先端部の計測枠と握り部とに階段状の段差を設けると、患者など被撮影者に倍率設定器具の計測枠をあてがうのが容易となる。
以下、本考案の1実施例を添付図面を用いて詳細に説明する。
先ず、本考案に係る撮影時の倍率設定器具の実施例の要部を示す平面図である図1を用いて説明する。
図1は倍率設定器具1の平面図であり、主として歯科医療関係に用いる。以下、この倍率設定器具1を用いて、歯科用場面での使用説明をする。2の計測枠S1部は倍率測定器具1の1/2倍画像用の計測枠であり、一般にL1を歯面に沿わせて1/2倍の撮影をするのに用いる。3は倍率設定器具1の握り部である。4の計測枠S2部は倍率設定器具1の1/2倍および1/1倍用画像用の計測枠であり、L2を歯面に沿わせて1/1倍の撮影をするのに用いたり、横方向に支持し、L1を舌面に沿わせて1/2倍の咬合面観の撮影に用いる。
L1またはL2を市販カメラのグリッドラインが構成する画面の1/3の横幅に合わせるようカメラを前後するか、ズーム倍率を変化させてライン幅と倍率設定器具1のL1またはL2を合わせるだけで正しい倍率の撮影ができる。計測枠S2部4のL1は計測枠S1部2のL1と同一のため、横に持てば、咬合面観の1/2倍の画像が撮れる。咬合面観を撮るには倍率設定器具1を横にして舌と平行に持たなければ、器具を保持している手が邪魔になる。また咬合面観は1/2倍でないとフィルム(モニター画面)に入りきらないのでこの方向は1/2のみで問題ない。
倍率設定器具1を歯に当てたときに歯が見えるよう、計測枠S1部2および計測枠S2部4にはクリアランスがある。計測枠S2部4はクリアランスのため強度不足にならないようフレーム形状に形成している。また、歯にフィットさせるために段差を持たせて形成する。
握り部3は、平板状に形成されているが保持し易いように厚みを待たせた取手状に形成しても良い。計測枠L1.L2の長さを変えれば、分割の異なるグリッドラインのカメラにも対応が可能となる。
本考案の実施例の倍率設定器具は歯科用であり、滅菌を必要とするため、蒸気滅菌に耐える材質を使用することが望ましい。本考案では錆に強いステンレス鋼を使用している。
本考案の倍率設定器具は、前記の滅菌方法に耐えるなら他の材質を用いても良い。
本考案の1実施例を示す平面図である。 図1のA−A’断面図である。 計測枠S1部を用いて撮影するときの横顔との関係を示す図である。 計測枠S2部を用いて撮影するときの下顎との関係を示す図である。 計測枠S1部を用いて撮影するときの上顎前歯との関係を示す図である。 計測枠S2部を用いて撮影するときの前歯との関係を示す図である。 カメラのモニター画面のグリッドラインを示す図である 倍率設定器具を用いてカメラで患者を撮影中の斜視図
符号の説明
1 倍率設定器具
2 計測枠S1部
3 握り部
4 計測枠S2部
5 コンパクトデジタルカメラ
6 グリッドライン
7 患者
8 歯
9 舌

Claims (3)

  1. コンパクトデジタルカメラの撮影範囲を確認する水平と垂直の複数本のグリッドラインが交わって構成する長方形の水平線と同一長さの寸法を有する計測枠を先端部に形成したことを特徴とする撮影時の倍率設定器具。
  2. 請求項1に記載の倍率設定器具の他端に、請求項1に記載の枠と垂直に同一寸法の計測枠を形成し、水平方向の枠幅を請求項1記載の2分の1の長さにしたことを特徴とする倍率設定器具。
  3. 請求項1および2に記載の倍率設定器具のそれぞれの計測枠を握り部と階段状の段差を設けて、形成したことを特徴とする倍率設定器具。
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