JP3139906B2 - 多軸ソイルミキシングウォール楕円形掘削機 - Google Patents

多軸ソイルミキシングウォール楕円形掘削機

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JP3139906B2
JP3139906B2 JP06038557A JP3855794A JP3139906B2 JP 3139906 B2 JP3139906 B2 JP 3139906B2 JP 06038557 A JP06038557 A JP 06038557A JP 3855794 A JP3855794 A JP 3855794A JP 3139906 B2 JP3139906 B2 JP 3139906B2
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】多軸ソイルミキシングウォール工
法で、地中連続壁を施工する場合に、従来の串形の掘削
形状で施工すると、壁の仕上がり面に凹凸が出来る。
【0002】有効壁厚、応力材(鋼材)の建込位置など
を考慮すると、この掘り残しの三角部分を除去すること
は、壁の設計上、非常に有効である。
【0003】本発明は、この掘り残しの三角部分を除去
するゾーンカッタに関するものである。
【0004】
【従来の技術】これまでに提案されている前述の掘り残
し三角部分を除去するゾーンカッタを列挙すると、
(a)スクリュ1と共に回転するスプロケット2に三軸
のスクリュ1を取り巻いてチェン3を掛け渡し、そのチ
ェン3に取り付けたカッタにより地山を切削するもの
(図7)、(b)スクリュ1の回転力をウォーム・ホイ
ール4とウォーム5で水平回転力に変え、ドラム6を駆
動してそれに取り付けたチップ7で地山を切削するもの
(図8、図9)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし(a)について
はチェンに礫をかみ込んでスクリュが回転不能となるこ
とがあり、また(b)についてはカッタドラムに泥土が
からみ付き掘削能力が低下したり、泥土が攪拌されなが
らスクリュの間を通り抜けるためのスペースが殆どなく
なり掘削能力が低下する等の問題点がある。
【0006】また前記(a)および(b)のいづれの形
式のものにも次の共通した問題点がある。
【0007】(1)スクリュからの駆動力の変換機構が
複雑である。(2)したがって、三軸スクリュの掘削形
状の中で泥土混練(環流)のためのオープンスペースが
少ない。(3)地山切削用の刃先(チップ)の向きが水
平であるため掘削能率が低い。(4)磨耗したチップの
交換に時間がかかる。
【0008】本発明は、駆動力の変換機構が簡単で、部
品の交換、メンテナンスも容易であり、またコンパクト
な装置とすることができ、そして切削用のチップを下向
きに取り付けることができるようにして掘削能率を高
め、かつ磨耗したチップのみならず部分の交換が容易に
できる掘削機を提供して従来の掘削機の問題を解決しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】多軸オーガスクリュによ
り構成された掘削機により掘削して地中連続壁を施工す
るに際し掘り残し三角部分を除去するゾーンカッタであ
り、ドリルヘッド近くでスクリュ間においてスクリュの
間隔保持のための連結板に軸受を介して軸付カムを支承
し、その軸付カムの軸に切削用刃先の付いたホルダを取
付け、またオーガスクリュにカム板を取付け、そのカム
板により軸付カムのカムを駆動して前記ホルダを首振り
動させ、ホルダの切削用刃先により前記掘り残し三角部
分を除去するゾーンカッタを備えていることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】オーガスクリュに取付けたカム板により駆動さ
れる軸付カムの動きは軸を通して刃物ホルダに伝えら
れ、刃物ホルダは40°の首振りを行う。この刃物ホル
ダには刃物と下向けに切る切削チップが取付けられてお
り、スクリュの地山への押付け力と回転力により掘り残
しの三角部分を切削する。これにより掘り残しの三角部
分を切削して楕円形掘削が行われる。
【0011】また、本発明の実施に際して、前述のカム
式ゾーンカッタに近接して、ロータリーカッタ式ゾーン
カッタを外側の2本のスクリュに装着し、このロータリ
ーカッタ式ゾーンカッタによりスクリュ外側を切削する
ことにより、掘削形状を長方形に近似させることができ
る。
【0012】
【実施例】図1ないし図3において、三軸オーガススク
リュよりなる掘削機のスクリュ11間においてスクリュ
11の間隔を保持するための連結板を利用してゾーンカ
ッタ用の軸受を設けその軸受により軸付カム12を支承
する。軸付カム12の軸14には刃物ホルダ15が取り
付けられており、その刃物ホルダ15には刃物16と下
向けに切る切削チップ17が取り付けられている。スク
リュ11と共に回転するカム板18がスクリュ11に設
けられており、そのカム板18は軸付カム12のカム1
3を駆動し、図4のリンクモーション図に示す動作をさ
せる。軸付カム12の動きは軸14を通して刃物ホルダ
15に伝えられ、刃物ホルダ15は40°の首振りを行
う。刃物ホルダ15には前述のように刃物16と下向け
に切る切削チップ17が取り付けられており、スクリュ
の地山への押付け力と回転力により掘り残しの三角部分
を切削する。
【0013】図8、図9に示す従来の回転ロッドタイプ
のゾーンカッタを示すものであるが、本発明でも図1な
いし図3に示すカム式ゾーンカッタも同様に極力スクリ
ュ先端のドリルヘッド10(図9)に近づけて取付けて
掘削し、スクリュ先端から1m程度の串形の削孔形状部
分については余堀り部分として処理する。
【0014】軸付カム12、刃物ホルダ15、刃物1
6、カム板18のそれぞれはボルトにより取付けるよう
にし、取付け・取外しを容易にする。また、図示のカム
形状ではスクリュ1回転当り刃物ホルダは2往復するこ
とになるが、カムの形状を変更することにより動作回数
を変えることが可能である。
【0015】以上、楕円形掘削機について述べたが、こ
のカム式ゾーンカッタに近接して、ロータリーカッタ式
ゾーンカッタを外側の2本のスクリュに装着することに
より掘削形状を長方形に近似させることも可能である。
【0016】図5及び図6にその例を示し、外側のスク
リュ11にカム板19が回転一体に設けられており、そ
のカム板19によりゼネバ式カムホルダ20が回転駆動
される。ゼネバ式カムホルダ20の軸は軸受ブラケット
23で支承されその先端にチップ22を設けたカッタホ
ルダ21が取り付けられている。スクリュ11間の掘り
残し三角部分は前述のカム式ゾーンカッタにより切削さ
れ、スクリュ11の外側はこのロータリカッタ式ゾーン
カッタにより切削され、長方形掘削がなされる。
【0017】
【発明の効果】ゾーンカッタを駆動する駆動力の変換機
構は、軸付カムとカム板とで構成されたカム機構よりな
るものであって機構的に簡単なものであり、部品の交
換、メンテナンスも容易であり、かつ装置をコンパクト
にすることができる。また駆動力の変換機構が前記のカ
ム機構よりなるものであるので、泥土が攪拌されながら
スクリュの間を通り抜けるためのスペースを十分確保す
ることができ、ゾーンカッタを設けてもオーガスクリュ
としての掘削能力が特に低下することはない。また、切
削用のチップを下向きに取け付けることができ、チップ
の向きが水平であった従来のものに比べゾーンカッタと
しての掘削能率を向上させることができる。さらに摩耗
したチップのみならず部品の変換が容易にできるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカム式ゾーンカッタの正
面図。
【図2】本発明の実施例に係るカム式ゾーンカッタの平
面図。
【図3】刃物ホルダ部分の平面図。
【図4】カム板により駆動される軸付カムの動作を示す
リンクモーション図。
【図5】長方形掘削のためのロータリーカッタ式ゾーン
カッタの正面図。
【図6】長方形掘削のためのロータリーカッタ式ゾーン
カッタの平面図。
【図7】従来のチェンタイプのゾーンカッタの正面図。
【図8】従来の回転ロッドタイプのゾーンカッタの正面
図。
【図9】図8の回転ロッドタイプのゾーンカッタを示す
平面図。
【図10】従来の回転翼タイプのゾーンカッタの正面
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/18 - 5/20 E02F 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多軸オーガスクリュにより構成された掘
    削機により掘削して地中連続壁を施工するに際し掘り残
    し三角部分を除去するゾーンカッタであり、ドリルヘッ
    ド近くでスクリュ間においてスクリュの間隔保持のため
    の連結板に軸受を介して軸付カムを支承し、その軸付カ
    ムの軸に切削用刃先の付いたホルダを取付け、またオー
    ガスクリュにカム板を取付け、そのカム板により軸付カ
    ムのカムを駆動して前記ホルダを首振り動させ、ホルダ
    の切削用刃先により前記掘り残し三角部分を除去するゾ
    ーンカッタを備えていることを特徴とする多軸ソイルミ
    キシングウォール楕円形掘削機。
JP06038557A 1994-03-09 1994-03-09 多軸ソイルミキシングウォール楕円形掘削機 Expired - Fee Related JP3139906B2 (ja)

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