JP3128026U - 洋式便器 - Google Patents

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敏行 市井
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Abstract

【課題】 簡易な構成で小用時の飛沫の床面への飛散を防止する。
【解決手段】 便器本体の開口外周に、開口内周に向かって開設した複数のエア吹出口を設ける。便器本体の開口外周に設けたエア吹出口から空気(X)を噴出させると、便器本体の開口内周に向かってエアカーテンが出来る。空気流であるエアカーテンは、高い位置から連続的に重力落下する男性の小水は透過させるが、便器に反射して上方に飛び散る飛沫や貯留水に衝突して上方に飛び散る飛沫のように、軽量の飛沫水(水滴)は透過させずに遮断し、便器の外への飛散を防止する。エア供給は、小型の送風機またはエアコンプレッサによって、装置コストを抑えつつ容易に実現できる。故障も少ない。
【選択図】 図1

Description

本考案は、洋式便器に係り、とくに男性の小用時における飛沫の飛散を防止する構造に関する。
洋式便器は、腰掛けて使用するには便利である。しかし、男性の小用時には放尿水の直接反射、あるいは便器内の貯留水と放尿水とが衝突して飛沫が飛び散り床面を汚す問題がある。
従来、このような問題を解決するため、特許文献1には、男性の小用時にモータによって便器を上昇させることが開示されている。
特開2004−285632
問題は、モータ駆動による便器の昇降動は装置コストが嵩む点にある。
そこで、本考案の目的は、より簡易な構成で小用時の飛沫の飛散を防止することにある。
前記目的を達成して、課題を解決するため、本考案に係る洋式便器は、便器本体の開口に、開口内周に向かって開設した複数のエア吹出口を設ける(請求項1)。また管部材にエア吹出口を設け、当該管部材を便器本体の開口に着脱自在に配する場合がある(請求項2)。
便器本体の開口に設けたエア吹出口からエアを供給すると、便器本体の開口には開口内周に向かってエアカーテンが出来る。
空気流であるエアカーテンは、高い位置から連続的に重力落下する男性の小水は透過させるが、便器に反射して上方に飛び散る飛沫や貯留水に衝突して上方に飛び散る飛沫のように、軽量の飛沫水(水滴)は透過させずに遮断し、便器の外への飛散を防止する。エア供給は、小型の送風機またはエアコンプレッサによって、装置コストを抑えつつ容易に実現できる。故障も少ない。
本考案に係る洋式便器によれば、便器の開口内周に向かって開設したエア吹出口があるので、男性の小用時にエアを供給することにより、便器に反射する飛沫水や便器内の貯留水との衝突で発生する飛沫が便器外部に飛び散ることを防止することができる。
図1は、本考案に係る洋式便器の一実施形態を示すものである。この洋式便器は、スイッチ1のオン操作によって起動するエア供給装置2と、このエア供給装置2に接続したエア供給管3と、エア供給管3に接続させたエア吹出管4とを備える。7は便座カバー、8は蓋である。矢印で示す符号Xは、エアの吹き出し方向を例示するものである。
エア吹出管4は、例えば、洋式便器本体の開口上面に固定する。この場合、エア吹出管4は、例えば図2に示すように角管を用いる。便座カバー7を閉じて使用するときの安定性を図るためである。安定性や耐久性が保証できる限り丸管を用いても良い。エア吹出管4の固定には、例えば逆U字状の固定クリップや吸盤を用いる。エア吹出管4に取付用のフランジを一体成形している場合は、ネジ止めやクリップ使用など、適宜の固定手段を用いることができる。
エア吹出管4は、便器の開口内周に向かう複数のエア吹出口5を備える(図2参照)。エア供給管4の取付時には、エア吹出口5の向きを正しくセットする。
エア吹出口5は、便器の開口内周に向かって流れるエア噴流によって、開口部に所謂エアカーテンを作る。このためエア吹出口5は、隣接する開口同士をできるだけ接近させることが望ましい。エア噴流の隙間を生じさせないようにするためである。
エアカーテンを作るときのエア吹出口5の形状と大きさは、エア吹出口5同士の離隔寸法、エア供給管4の内径、エア供給装置2の送風能力などによって条件が異なるが、例えば、コストを低減できる簡易な構成とするには、エア吹出口5を径5mm程度の円孔または横長穴として、隣接するエア吹出口5同士を3〜10mm程度の離隔距離とする。このようにエア吹出口5同士を接近させると、エア供給装置2のパワー(エアの圧送能力)が比較的小さい場合でも、便器の開口に隙間のないエアカーテンを作ることが出来る。
エア供給管4の材質は樹脂でも金属(難錆金属)でも良い。ただし、本実施形態のようにエア供給管4を便器の開口上面に配するときは、好ましくは硬質樹脂を用いる。弾性のある樹脂でもよいが、便座カバー7を使用して腰掛けることを繰り返すと、体重負荷によってエア吹出管4の劣化が早まる可能性があるからである。圧送されるエアを吹き出すことが出来れば良いから、荷重強度がある限りエア吹出管4の外径は例えば5mm〜20mmのものを使用できる。
エア供給装置2を起動させるスイッチ1は、例えば手の届きやすいトイレの壁面に配置することが望ましい。肛門を洗浄するいわゆる衛生洗浄装置を備える場合は、当該衛生洗浄装置のスイッチパネル部にスイッチ1を設けてもよい。
この実施形態では、既存の洋式便器にエア吹出管4を取り付け可能とするため、エア供給装置2に接続させたエア供給管3を用いている。エア供給管3の路長は短い方が好ましい。エア供給装置2に無用な能力負担をかけないようにするためである。エア供給管3を省略して、エア供給装置2が供給するエアを直接エア吹出管4に送り込んでも良いことは勿論である。
従って、かかる構成によれば、エア供給装置2からエア吹出管4に供給された空気流が、エア吹出口5から噴流となって吹き出され、便器開口にエアカーテンを形成する。この結果として、小水の反射等飛沫の床面への飛散を防止することができる。エアカーテンがあっても重力落下する大量の小水は便器内に収まるから、通常の用便使用ができるのは当然である。
本考案に係る洋式便器は、このような実施形態に限定されない。前記実施形態では、エア吹出管4を環状に図示してあるが、図3に示すように、環状ではないものを使用してもよい。エアカーテンを作るときエアの吹出量が十分であれば、側部からのみエアを吹き出しても十分に効果を発揮するからである。
図3のように、エア吹出管4を便器本体の開口外周の側面に固定する場合、
エア吹出管4は、例えば図4に示すように、上端に湾曲をもったものを用い、その下端の適宜箇所に吸盤Qを設けて、便器の開口外周の側壁に固定する。もちろん、固定金具、例えば逆U字状のクリップ等を用いて洋式便器本体に取り付けることも可能である。
エア吹出管4は、便器の開口内周に向かう複数のエア吹出口5を備える(図2参照)。エア供給管4の取付時には、エア吹出口5の向きを正しくセットする。エア吹出管4は、便器本体の外周側面に配する場合でも、単純な丸管や角管を用いて構成することができる。
便器開口の内周に向かって設ける複数のエア吹出口は、必ずしもエア吹出管4のようにオプションとして後付けできる付属品に設ける必要はない。便器本体の開口外周にエア吹出口を形成することも出来るからである。その場合は、エアの通り道(空洞)とエア吹出口(5)を便器本体に予め形成する。
エア供給装置2の起動は、手動のスイッチ1によらずにも構成できる。例えば、便座カバー7を上に持ち上げたときにオンするリミットスイッチや、光学センサスイッチを用いる等である。しかしながら、便座カバー7の持ち上げを検出するセンサ類を使用すると製品コストが高まる問題があり、またスイッチセンサ類の故障に基づく不具合もあり、好ましいエア供給装置2の起動方法にはならない場合もある。壁面等にスイッチ1を設けておけば、使用に際してエア供給装置2を随時オンオフ制御できる。
すでに述べたように便器開口の内周に向かって設けるエア吹出口は、360度の環状に設ける必要はない。エアーの吹き出し量が十分であれば、例えば、正面(立ち位置側)から左右約180〜270度の範囲にのみ設けても良いし、後ろ側(便座カバー7のヒンジの取付位置)から左右約180〜270度の範囲にのみ設けても良い。衛生洗浄装置を設けている場合は、ヒンジ段差があったり洗浄ノズルの格納部があるため略U字状に設ける方が容易である。
エア吹出口を360度の環状に設ける場合であって、エアの吹き出し量が十分に多い場合は、対向するエア吹出口の上下方向を微妙にずらせておくこともできる。一方のエア吹出口をやや上向きにし、他方のエア吹出口をやや下向きにすることによって、エア噴流同士の衝突を避けることが出来るからである。
エア供給装置2を起動するスイッチは、床面に配しても良い。足の押圧によりオンオフ操作できれば、トイレ使用時の操作がより容易になるからである。もちろん、便座カバー7や蓋8の開閉状態をリミットスイッチや光学センサ等によって検出し、当該検出結果に基づいてエア供給装置2を制御しても良い。
エア供給装置2の配設位置は特に限定されない。衛生洗浄装置と一体化して当該装置の化粧カバー内部に設けることもできる。
実施形態に係る洋式便器を例示する斜視図である。 実施形態に係るエア供給管を例示する断面図である。 他の実施形態に係るエア供給管の配設例を例示する平面図である。 図3に係るエア供給管を断面から例示する図である。
符号の説明
1 スイッチ
2 エア供給装置
3 エア供給管
4 エア吹出管
5 エア吹出口
7 便座カバー
8 蓋
X エアの吹き出し方向
Q 吸盤

Claims (2)

  1. 便器本体の開口に、開口内周に向かって開設した複数のエア吹出口を備えることを特徴とする洋式便器。
  2. 管部材にエア吹出口を設け、当該管部材を便器本体の開口に着脱自在に配することを特徴とする請求項1記載の洋式便器。
JP2006008237U 2006-10-10 2006-10-10 洋式便器 Expired - Lifetime JP3128026U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167530A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Satoshi Takagi 洋式便器の飛沫防止装置
JP2019000431A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 良章 竹川 洋式大便器装置
JP2020143537A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 謙三郎 森田 後付け型トイレ小水はね防止装置
JP7492892B2 (ja) 2020-09-30 2024-05-30 株式会社Lixil 便器装置

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