JP3119526B2 - 配管継手の耐久試験装置 - Google Patents

配管継手の耐久試験装置

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JP3119526B2 JP04110868A JP11086892A JP3119526B2 JP 3119526 B2 JP3119526 B2 JP 3119526B2 JP 04110868 A JP04110868 A JP 04110868A JP 11086892 A JP11086892 A JP 11086892A JP 3119526 B2 JP3119526 B2 JP 3119526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送水管に用いられる
ビクトリック型配管継手の耐久性を調べる試験装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】管径が最大300ミリメートルまでの送
水管の配管継手には、ビクトリック型と呼ばれる継手が
用いられる。
【0003】図4にみられるように、このビクトリック
型の配管継手Jは、断面U字状のパッキング20とそれ
を覆う同じく断面U字状をした連結具21とからなり、
かつ、パッキング20の内周面にはシール部20a,2
0bが、また、連結具21の内周面には接合フランジ2
1a,21bがそれぞれ形成されている。
【0004】一方、この配管継手Jによって互いに接合
される送水管22a,22bは、その接合端近くの外周
面に環状溝23a,23bを有し、この環状溝23a,
23bと接合端との間がそれぞれパッキンシート部24
a,24bとなっている。
【0005】かくして、送水管22a,22bをこの配
管継手Jで接合するに当たり、両送水管22a,22b
の接合部を覆って配管継手Jを取付ける。
【0006】この際に、連結具21の接合フランジ21
a,21bを送水管22a,22bの環状溝23a,2
3bに隙間を残して嵌め、これによって、送水管22
a,22bを連結具21で互いに接合する。
【0007】また同時に、この連結具21を通してパッ
キング20のシール部20a,20bをパッキンシート
部24a,24bに押付けることとにより、送水管22
a,22bの接合部をパッキング20で水密にシールす
る。
【0008】ところで、このような送水管は、各種装置
の冷却水配管や水道などにもみられるように、一般に十
数年から数十年もの長期間に亙って使用され、しかも、
外部から繰り返し振動を受ける場所に用いられる場合が
多い。
【0009】したがって、特にパッキング20の摩耗に
よる漏水の発生には注意を払わなければならない。
【0010】そこで、従来から耐久試験装置を用いて配
管継手Jにおけるパッキング20の耐久性を試験し、適
応性の確認とその形状や材質の改良が試みられてきた。
【0011】すなわち、この従来の耐久試験装置は、図
3に示す概略図のように基台1に対して可動的に掴み具
3を配置し、この掴み具3を配管継手J1,J2によっ
て互いに接合された送水管22a,22b,22c(以
下、テストピースという。)の中間送水管22bに取付
け、加振機4で掴み具3を送水管の軸方向にプラス・マ
イナス2ミリメートル程度加振させることによって耐久
試験を行う。
【0012】この場合、テストピースの両開放端はそれ
ぞれ密閉してその内部に水圧をかけて実施するが、テス
トピースの両端はブラケット2a,2bで保持しておく
ので掴み具3には水圧による力はかからない。
【0013】しかし、掴み具3と加振機4の軸心間には
どうしても送水管の半径以上のずれが生じるので、耐久
試験中に掴み具3の軸心に発生する加振方向への大きな
反力により掴み具3に転倒モーメントが加わる。
【0014】したがって、この転倒モーメントにより掴
み具3が傾かないように考慮しなければならない。
【0015】そのために、基台1に対してガイド用の治
具25を可動的に配置し、この治具25に掴み具3を取
付け、かつ、加振機4と治具25とを基台1に設けたガ
イドベアリング26でガイドしたシャフト27を介して
互いに連結するようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の耐
久試験装置にあっては、ガイド用の治具25とガイドベ
アリング26でガイドされたシャフト27からなる掴み
具3用の支持治具を必要とし、しかも、この支持治具
は、直径300ミリメートルの送水管を対象とし製作し
なければならないので相当の強度が要求され、そのため
に、これらの製作に多大な手数を要するばかりか、コス
ト的にも加成り嵩むという欠点があった。
【0017】したがって、この発明の目的は、このよう
な掴み具用の支持治具を必要としない新規な構造を備え
たビクトリック型配管継手の耐久試験装置を提供するこ
とである。
【0018】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明にあっては、加振力をテストピースの中
央部分に伝える掴み具の前後に位置して、変位同調制御
される2台の加振機を配置し、これら加振機の出力シャ
フトを掴み具の前後対称位置に連結したのである。
【0019】
【作用】その結果、この発明によれば、掴み具と加振機
の軸心間に従来装置と同様のずれがあったとしても、掴
み具にはその左右対称位置に2台の加振機からの力が加
わるので、軸心に発生する反力に基づくモーメントによ
って掴み具に傾き力が作用することがない。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明を説明する。
【0021】図1および図2にみられるように、この発
明の一実施例である配管継手の耐久試験装置Tは、基台
1と、テストピースPの両端を固定して保持するブラケ
ット2a,2b、およびテストピースPの中間部分を前
後から挟む掴み具3a,3b、並びに油圧加振機4a,
4bとから構成されている。
【0022】テストピースPの両端を保持するブラケッ
ト2a,2bは、基台1上にガイドレール5a,5bを
介して左右方向へと移動自在に載置されており、かつ、
基台1の受け部6a,6bに装着した送りねじ7a,7
bでそれぞれ左右に移動されるようになっている。
【0023】そのために、送りねじ7a,7bは端部に
ハンドル19a,19bを備え、このハンドル19a,
19bを回すことによってブラケット2a,2bが基台
2上をガイドレール5a,5bに沿って左右に移動す
る。
【0024】前記ブラケット2a,2bには、テストピ
ースPの両端外周面を挟圧・保持する前後一組の固定具
8a,8bが設けられており、これら固定具8a,8b
はブラケット2a,2bに螺挿した締付ねじ9a,9b
を回すことによって前後方向に移動し、テストピースP
の両端を挟圧・保持すると共に、その前後方向の位置決
め調整をも行う。
【0025】テストピースPの中間部分を前後から挟む
掴み具3a,3bは、基台1上に敷設したガイドレール
10に沿って前後方向へと移動自在に載置されており、
かつ、掴み具3aの上下部分から延びるガイドロッド1
1a,11b(図2に上方のガイドロッド11aのみを
示す。)の先端部分を掴み具3bの同じく上下に明けた
ガイド孔12a,12b(図2に上方のガイド孔12a
のみを示す。)に挿通することで互いに連結されてい
る。
【0026】これまで述べてきた構成は、従来から使用
されている配管継手の耐久試験装置と大略同じであり、
この実施例の主要点すなわち本発明の特徴は、以下に説
明する加振機の配置構成にある。
【0027】すなわち、この実施例にあっては、掴み具
3a,3bの前後に位置して基台1上に2台の油圧加振
機4a,4b(必ずしも油圧駆動である必要はなく、そ
の他の駆動源を用いた加振機であってもよい。)を配置
し、これら2台の油圧加振機4a,4bを変位同調制御
して駆動するようにしてある。
【0028】これら2台の油圧加振機4a,4bは、基
台1上に取付けた台座13a,13bにガイドレール1
4a,14bを介して前後方向へと移動自在に載置され
ており、かつ、ハンドル15a,15bをもつ送りねじ
16a,16bによって前後に送られるようになってい
る。
【0029】そして、これら油圧加振機4a,4bにお
ける出力シャフト17a,17bの先端は、継手28
a,28bを通して前記掴み具3a,3bの背面から延
びるア−ム18a,18bに連結されている。
【0030】次に作用について説明する。
【0031】両端を密閉しかつ内部に水圧を加えたテス
トピースPを、耐久試験装置Tの掴み具3a,3bの間
を通して左右ブラケット2a,2b間に配置し、この状
態でハンドル19a,19bにより送りねじ7a,7b
を回転してこれらブラケット2a,2bの固定具8a,
8bをテストピースPの端部外周面に対向させる。
【0032】しかる後、締付けねじ9a,9bを回して
テストピースPの両端位置を調整しながら固定具8a,
8bをテストピースPの両端外周面に押付け、テストピ
ースPを耐久試験装置Tに対して固定する。
【0033】続いて、ハンドル15a,15bにより送
りねじ16a,16bを回し、掴み具3a,3bを油圧
加振機4a,4bと共にガイドレール14a,14bに
沿って互いに近づく方向に移動し、これら掴み具3a,
3bをテストピースPの中央外周面に押付けて固定す
る。
【0034】この状態から油圧加振機4a,4bを起動
し、これら両油圧加振機4a,4bを変位同調制御しつ
つテストピースPの軸方向にプラス・マイナス2ミリメ
ートル程度に亙って振動させ、この振動を掴み具3a,
3bからテストピースPに伝えることによりビクトリッ
ク型配管継手Jにおけるパッキング20(図4参照)を
加振して耐久試験を行う。
【0035】この場合、掴み具3a,3bと油圧加振機
4a,4bの軸心間には従来装置と同様にずれがある
が、しかし、掴み具3a,3bはその左右対称位置に油
圧加振機4a,4bからの力を受けるので、軸心に発生
する反力に基づくモーメントによって掴み具3a,3b
に傾き力が作用することはない。
【0036】なお、耐久試験装置TからテストピースP
を取外す場合には、前記取付け時の操作と逆操作を行え
ばよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、2台
の加振機を用いてこれらを変位同調制御するだけで掴み
具に加わる傾き力を除去することができ、したがって、
従来装置のような複雑なガイド機構を必要としないの
で、製作が容易になると共にコストの低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である配管継手の耐久試験
装置を示す正面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】従来から使用されてきた配管継手の耐久試験装
置を説明するための概略図である。
【図4】ビクトリック型配管継手の説明図である。
【符号の説明】
J ビクトリック型配管継手 P テストピース T 配管継手の耐久試験装置 2a,2b ブラケット 3a,3b 掴み具 4a,4b 加振機 8a,8b 固定具 17a,17b 出力シャフト 18a,18b アーム 20 パッキング 28a,28b 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−285137(JP,A) 特開 平2−263138(JP,A) 実開 平2−135845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/00 G01M 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビクトリック型の配管継手に用いられる
    パッキングの耐久試験装置において、加振力をテストピ
    ースの中央部分に伝える掴み具の前後に位置して変位同
    調制御される2台の加振機を配置し、これら加振機の出
    力シャフトを掴み具の前後対称位置に連結したことを特
    徴とする配管継手の耐久試験装置。
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