JP3109655B2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP3109655B2
JP3109655B2 JP22741696A JP22741696A JP3109655B2 JP 3109655 B2 JP3109655 B2 JP 3109655B2 JP 22741696 A JP22741696 A JP 22741696A JP 22741696 A JP22741696 A JP 22741696A JP 3109655 B2 JP3109655 B2 JP 3109655B2
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cap
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博之 川上
隆 橋本
長一朗 藤居
誠 入江
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品、特にリー
ド端子付きの電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リード端子付きの電子部品、特に
回路素子をその周囲を樹脂で拘束せずにシールする構造
の電子部品の場合、例えば特公平1−48695号公報
に記載のように、素子の電極にリード端子を電気的に接
続し、素子をケース内に収容した上、リード端子をケー
スの開口部から外部へ引き出した状態で、ケースの開口
部をシール用樹脂で密封するのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構造で
は商品設計段階で、ケースの開口部をリード端子の形状
に応じて個々に設計する必要があり、また製造に際して
は、ケースの開口部にシール用樹脂を1個ずつ塗布する
必要があった。そのため、大量生産が困難であり、製造
コストが高くなるという問題があった。
【0004】また、シール用樹脂を塗布する前の段階で
は、素子にリード端子が直接接続された状態であるた
め、素子に負荷が掛かりやすく、特に素子が圧電素子の
ような脆弱な部品である場合には、素子に割れやクラッ
クが入りやすく、歩留りを低下させるという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明の目的は、量産が簡単でか
つ低コストであり、素子に負荷がかかりにくく、素子を
完全にシールできる構造の電子部品を提供することにあ
る。また、他の目的は、基板を小型化できる電子部品を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、パターン電極が設けられた絶縁性基板
と、第1と第2の電極を有し、上記基板の表面に搭載さ
れ、第2の電極が上記基板のパターン電極と電気的に接
続された回路素子と、上記回路素子を覆うように基板の
表面に接着封止された導電性材料よりなるキャップと、
上記回路素子の表面に形成された第1の電極と上記キャ
ップの内面とを電気的に接続する導電性接着剤 と、上記
キャップの外面に電気的に接続された第1のリード端子
と、上記基板のキャップ外の部位へ導出されたパターン
電極に電気的に接続された第2のリード端子と、を備え
ことを特徴とする電子部品を提供する。
【0007】回路素子の第2の電極は基板のパターン電
極と接続され、このパターン電極は基板のキャップ外の
部位まで導出されている。キャップ外へ導出されたパタ
ーン電極に第2のリード端子を接続することにより、
2のリード端子と回路素子とは基板を介して電気的に接
続される。また、回路素子の表面に形成された第1の電
極はキャップの内面と電気的に接続され、このキャップ
の外面に接続された第1のリード端子を介して外部へ導
出される。つまり、キャップが回路素子の第1電極と第
1のリード端子とを接続する配線としての役割を果たす
ので、基板にそのためのパターン電極やリード端子接続
用のスペースを形成する必要がなく、基板を小型化でき
る。また、リード端子をアース端子とすれば、導電性キ
ャップが電磁シールド機能を果たすことができる。さら
に、回路素子の表面に形成された第1の電極とキャップ
の内面とが導電性接着剤によって接続されるので、回路
素子の表面電極に対してワイヤーボンディングを行う必
要がなく、回路素子に衝撃荷重がかからない。
【0008】請求項2のように、キャップ外の基板の部
位に導出されたパターン電極を基板の裏面側へ延長し、
このパターン電極の延長部にリード端子を接続すれば、
基板の表面にリード端子を接続する場合に比べて基板を
一層小型化できる。
【0009】請求項3のように、キャップの外面に凹部
を形成し、この凹部に第1のリード端子を嵌合して接続
するとともに、上記凹部によってキャップの内側へ突出
した凸部と回路素子の第1の電極とを導電性接着剤によ
り接続すれば、電子部品の厚みを薄くできるとともに、
リード端子を凹部で安定に保持できるので、接続作業が
簡単となる。また、キャップの内面に凹部による凸部が
形成されるので、この凸部に導電性接着剤を塗布してお
くことで、回路素子の表面電極とキャップとを簡単に導
通させることができ、導電性接着剤が回路素子の上に拡
がるのを防止でき る。
【0010】さらに、請求項4のように、回路素子が長
さ振動モードまたは拡がり振動モードを利用した圧電共
振子であり、回路素子の第2の電極が回路素子の裏面に
形成されている場合、この第2の電極を、導電性接着剤
により基板のパターン電極と接続固定するのが望まし
い。つまり、回路素子がワイヤボンディングを用いずに
基板のパターン電極に接続固定されるので、回路素子が
圧電素子であっても破損の恐れが少ない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の前提となる
電子部品の一例を示す。この電子部品は、基板1,圧電
素子10,キャップ20,リード端子30〜32等を備
えた圧電フィルタである。
【0012】基板1はアルミナセラミックス,ガラスエ
ポキシ樹脂等の絶縁性材料からなる四角形の薄板であ
り、基板1の表面には3個のパターン電極2,3,4が
スパッタリング,蒸着,印刷などの公知の手法で形成さ
れている。そのうち、入力電極2と出力電極3の内側端
部が基板1の中央部で近接するように形成され、外側端
部は基板1の一側部に向かって帯状に延びている。アー
ス電極4の内側端部は入,出力電極2,3の内側端部に
対して直角方向に近接しており、外側端部は入,出力電
極2,3の外側端部と同様に基板1の一側部に向かって
帯状に延びている。
【0013】基板1の表面、特にキャップ接着部には、
絶縁レジストインクなどを印刷することにより、枠形の
絶縁層5が形成されている。絶縁層5の中央空間部に
は、上記パターン電極2〜4の内側端部が露出してい
る。この絶縁層5は、基板1のパターン電極2〜4と金
属キャップ20との短絡防止、および電極2〜4の厚み
による基板1表面の凹凸を緩和し、キャップ20の封止
不良を防止する目的で設けられる。
【0014】圧電素子10は、例えば長さ振動モードや
拡がり振動モードを利用した圧電共振子であり、長方形
の圧電セラミック基板の表面には全面電極11が形成さ
れ、裏面には2個の個別電極12,13が形成されてい
る。振動のノード点近傍である表面電極11の中央部に
はワイヤー14の一端が接続されており、ワイヤー14
の他端は絶縁層5の中央空間部から露出したアース電極
4の内側端部と接続されている。圧電素子10の裏面電
極12,13の中央部寄りの部分は、それぞれ導電性接
着剤15,16によって、絶縁層5の中央空間部から露
出した入,出力電極2,3の内側端部と接続固定されて
いる。上記導電性接着剤15,16はディスペンサーや
印刷などで内側端部上に塗布した後、その上に素子10
を搭載し、例えば150℃で30分間加熱することによ
り、導電性接着剤15,16を硬化させたものである。
これにより、基板1と素子10との固定、および基板1
の電極2,3と素子10の裏面電極12,13との電気
的接続が行われる。なお、素子10の振動を阻害しない
ように、素子10と絶縁層5との間には僅かな空隙が設
けられている。また、導電性接着剤15,16は、予め
圧電素子10の裏面電極12,13上に付与しておいて
もよい。
【0015】上記基板1上には、素子10を覆う金属製
キャップ20が接着封止されている。この例ではキャッ
プ20としてアルミニウム,銅などの金属製キャップを
用いたが、アルミナセラミックスや樹脂などの絶縁性キ
ャップを用いてもよい。絶縁性キャップを用いた場合に
は、絶縁層5は必ずしも必要ではない。キャップ20の
開口部には、予め封止用接着剤21が転写などにより均
一な厚みで塗布されており、このキャップ20を素子1
0を搭載した基板1に被せることにより、キャップ20
の開口部は基板1の絶縁層5上に密着する。この状態
で、例えば150℃で30分間加熱すれば、封止用接着
剤21が硬化し、キャップ20の基板1への接着封止が
完了する。なお、この実施例の封止用接着剤21は絶縁
性であり、かつ基板1のキャップ接着部には絶縁層5が
形成されているので、キャップ20と基板1のパターン
電極2〜4との絶縁性は十分に確保されている。
【0016】キャップ20の接着封止後、キャップ20
外の基板1上に導出されたパターン電極2〜4の外側端
部にそれぞれリード端子30〜32が半田33〜35を
用いて電気的に接続される。リード端子30〜32の引
出部は予め帯状金属板よりなるキャリヤ36に溶接等に
よって連結されており、リード端子30〜32をパター
ン電極2〜4に接続し、後述する外装樹脂40をディッ
プコーティングした後、リード端子30〜32はキャリ
ヤ36と分離される。
【0017】なお、リード端子30〜32の先端部に予
め半田33〜35を塗布しておき、基板1のパターン電
極2〜4に接続する際にこの半田33〜35を溶融させ
るようにすれば、接続作業が簡単となる。この場合、リ
ード端子30〜32の先端部に半田33〜35の塗布量
をコントロールするためのスリット、溝、凹凸などを形
成しておいてもよい。また、この例では、リード端子3
0〜32として丸リード端子を用いているが、平板状端
子を用いてもよい。また、リード端子30〜32の接続
方法は、半田付に限らず、抵抗溶接などの他の方法を用
いてもよい。
【0018】リード端子30〜32の接続後、リード端
子30〜32の接続部分を含む基板1とキャップ20の
周囲を絶縁性の外装樹脂40でディップコーティングす
ることにより、本電子部品を完成する。外装樹脂40で
コーティングする目的は、本電子部品をプリント基板な
どに半田実装する際の熱でリード端子30〜32を基板
1に接続固定している半田33〜35が溶融するのを防
止するため、および、基板1およびキャップ20を電気
的,機械的に保護するためである。
【0019】上記のような構造とすれば、キャップ20
外へ導出されたパターン電極にリード端子30〜31を
接続することにより、リード端子と回路素子10とは基
板1を介して電気的に接続される。そのため、回路素子
10にはリード端子が直接接続されず、回路素子10に
かかる負荷が軽減される。また、回路素子10は基板1
上に搭載された状態でキャップ20によりシールされる
ので、回路素子10が完全に封止される。さらに、全て
のリード端子30〜31を基板1のパターン電極2〜4
に接続すればよく、接続すべき対象が基板1のみである
ため、接続作業が簡単となり、量産が簡単でかつ低コス
トである。 しかしながら、上記構造の電子部品の場合、
基板1に入,出力用のパターン電極2,3の他にアース
用のパターン電極4を形成しなければならず、しかもこ
のパターン電極4とリード端子32とを接続するための
スペースを設けなければならないので、基板1が大型と
なる。また、圧電素子10の表面電極11を基板1のア
ース用のパターン電極4と接続するためにワイヤーボン
ディングを行う必要があるため、圧電素子10に衝撃荷
重がかかる。
【0020】図3,図4は本発明の第1実施例を示し、
図1,図2と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。この実施例では、基板1に入,出力用のパターン
電極2,3のみを形成し、これら電極2,3の金属キャ
ップ20の両側部に導出された外側端部にリード端子3
0,31を半田33,34で接続してある。また、金属
キャップ20の内面と素子10の表面電極11とを導電
性接着剤17で接続し、キャップ20の外面にアース用
リード端子32を半田35で接続したものである。な
お、3本のリード端子30〜32の引出部がインライン
状に並ぶように、アース用リード端子32は基板1の厚
み方向に折曲されている。この実施例の場合も、基板1
およびキャップ20の周囲が外装樹脂(図示せず)でコ
ーティングされている。
【0021】この実施例では、基板1の一側部にリード
端子30〜32を接続するための部分を形成する必要が
なく、かつアース用のパターン電極4を省略できるの
で、基板1を小型化でき、特に高さ寸法を短縮できる。
また、金属キャップ20を素子10の表面電極11とリ
ード端子32とを接続するための配線として用いてお
り、しかも図1,図2のようなワイヤー14に代えて導
電性接着剤17を用いているので、ワイヤボンディング
作業を省略でき、素子10に加わる衝撃を軽減できる。
【0022】なお、金属キャップ20と素子10の表面
電極11との接続に導電性接着剤17を用いたが、電極
11とキャップ20とのクリアランスを考慮して、ワイ
ヤー,導電性テープ,半田,金属ばね片などを単独また
は組み合わせて用いてもよい。
【0023】図5は本発明の第2実施例を示し、図3と
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。この実
施例は第1実施例の変形例であり、金属キャップ20の
中央部外面に凹部22を形成し、この凹部22にアース
用リード端子32を嵌合させた状態で半田35で接続し
たものである。この場合には、リード端子32を凹部2
2で安定に保持できるので、半田付け作業が簡単とな
る。また、キャップ20の内面に凹部22による凸部が
形成されるので、この凸部にクリーム半田18を塗布し
ておき、キャップ20を基板1に被せた後、半田溶融温
度まで加熱すれば、素子10の表面電極11とキャップ
20とを簡単に導通させることができる。なお、クリー
ム半田に限らず、上記第2実施例と同様に導電性接着剤
等を用いてもよい。
【0024】この実施例では、リード端子32を凹部2
2に嵌合させることで、電子部品全体の厚みを薄くでき
る。また、導電剤(半田または導電性接着剤)18が凸
部に集中し、導電剤の塗布量のばらつきや、素子10の
表面電極11とキャップ20との間のクリアランスにバ
ラツキがあっても、導電剤18が素子10の上に拡がる
のを防止できる。
【0025】図6〜図8は本発明の第3実施例を示し、
図3,図4と同一部分には同一符号を付して説明を省略
する。この実施例は第1実施例のさらなる変形例であ
り、基板1に入,出力用のパターン電極2,3のみが形
成され、これら電極2,3の外側端部2a,3aは基板
1の側部に形成されたスルーホール溝1aを介して基板
1の裏面側へ延設されている。そして、基板1の裏面側
へ延設された電極2,3の端部2a,3aに入,出力用
リード端子30,31が半田付けされている。また、金
属キャップ20の上面にはアース用リード端子32が半
田35で接続されている。なお、上述した第2実施例
同様にキャップ20にリード端子32が嵌合する凹部を
形成してもよい。
【0026】リード端子30〜32は丸リードよりな
り、その先端部30a〜32aは図8に示されるように
潰し成形により平板形状化されている。したがって、電
極2,3およびキャップ20への半田付けが容易とな
る。また、リード端子30〜32は引出部をインライン
状に並べるため、入,出力用リード端子30,31を基
板表面側へ、アース用リード端子32を基板裏面側へそ
れぞれ折曲してある。基板1およびキャップ20の周囲
は外装樹脂40でディップコーティングされるが、その
際、リード端子30〜32の折曲部が流れ止めとなっ
て、これより引出部側へ外装樹脂40が流れるのを規制
している。また、上記各リード端子をプリント基板に形
成した穴に挿入して、この電子部品(圧電フィルタ)を
プリント基板に取り付ける際に、上記の折曲部がプリン
ト基板表面上に当接することにより、リード端子の挿入
深さを一定に制限することができ、プリント基板上での
取付位置を正確に揃えることができる。
【0027】上記実施例の場合には、入,出力用リード
端子30,31が基板1の裏面で接続されるので、基板
1の長さ方向の寸法を第1実施例(図3参照)に比べて
更に短縮でき、基板1を一層小型化できる。また、3本
のリード端子30〜32で基板1およびキャップ20を
上下から挟む構造であるため、半田付け前にリード端子
によって電子部品を仮保持でき、半田付け時の作業性が
向上する。また、入,出力用のリード端子30,31と
キャップ20との距離を確保できるので、リード端子3
0,31がキャップ20と短絡するのをより確実に防止
できる。
【0028】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。図1,図2では、基板1の一側部にパターン電極
2〜4を延設し、この部分にリード端子30〜32を接
続したが、図6のようにパターン電極2〜4を基板1の
裏面側へ延長し、この延長部にリード端子30〜32を
接続してもよい。これによると、基板1の高さ寸法を短
縮できる。
【0029】例えば、上記実施例では単一の回路素子を
基板上に搭載したが、複数の回路素子を基板上に搭載
し、これらを1個のキャップで覆うようにしてもよい。
【0030】また、回路素子として表面側に1個の電極
を、裏面側に2個の電極を有する圧電素子を用いたが、
これに限るものではなく、例えば表裏面にそれぞれ1個
ずつ電極を有する圧電素子でもよい。また、回路素子は
圧電共振子のような圧電素子に限らず、コンデンサ素子
や回路モジュールなどでもよい。さらには、この発明の
適用される電子部品は、圧電素子を用いた圧電フィルタ
に限らず、圧電発振子等の他の部品であってもよいこと
は言うまでもない。回路素子数や電極数に応じて、リー
ド端子の数も3本に限らず、2本あるいは4本以上であ
ってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、導電性のキャップが回路素子の第1電極と第1
のリード端子とを接続する配線としての役割を果たすの
で、基板にそのためのパターン電極やリード端子接続用
のスペースを設ける必要がなく基板を小型化できる。
また、回路素子の表面に形成された第1の電極とキャッ
プの内面とが導電性接着剤によって電気的に接続される
ので、回路素子の表面電極に対してワイヤーボンディン
グを行う必要がなく、回路素子に衝撃荷重がかからない
という特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる電子部品の一例の斜視図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例の表側斜視図である。
【図7】図6に示す電子部品の裏側斜視図である。
【図8】図6に示す電子部品の一部側面図である。
【符号の説明】
1 基板 2,3,4 パターン電極 10 回路素子(圧電素子) 11 表面電極 12,13 裏面電極 14 ワイヤー 17 導電性接着剤 20 キャップ 30〜32 リード端子 40 外装樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 誠 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−263451(JP,A) 特開 平6−112346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12 H01L 23/02 - 23/04 H01L 23/48 - 23/50 H03H 9/10 H03H 9/17

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターン電極が設けられた絶縁性基板と、第1と第2の電極を有し、 上記基板の表面に搭載され、
    第2の電極が上記基板のパターン電極と電気的に接続さ
    れた回路素子と、 上記回路素子を覆うように基板の表面に接着封止され
    導電性材料よりなるキャップと、上記回路素子の表面に形成された第1の電極と上記キャ
    ップの内面とを電気的に接続する導電性接着剤と、 上記キャップの外面に電気的に接続された第1のリード
    端子と、 上記基板のキャップ外の部位へ導出されたパターン電極
    に電気的に接続された第2のリード端子と、を備えたこ
    とを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】上記基板のキャップ外の部位へ導出された
    パターン電極は基板の裏面側へ延長され、このパターン
    電極の延長部に上記第2のリード端子が電気的に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 【請求項3】上記キャップの外面には凹部が形成され、
    この凹部に第1のリード端子が嵌合されて接続されると
    ともに、上記凹部によってキャップの内側へ突出した凸
    部と上記回路素子の第1の電極とが上記導電性接着剤に
    より接続されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の電子部品。
  4. 【請求項4】上記回路素子は長さ振動モードまたは拡が
    り振動モードを利用した圧電共振子であり、 上記回路素子の第2の電極は回路素子の裏面に形成さ
    れ、 この第2の電極は、導電性接着剤により上記基板のパタ
    ーン電極と接続固定されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の電子部品。
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