JP3090438B2 - 錠キャップ - Google Patents

錠キャップ

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JP3090438B2
JP3090438B2 JP10221425A JP22142598A JP3090438B2 JP 3090438 B2 JP3090438 B2 JP 3090438B2 JP 10221425 A JP10221425 A JP 10221425A JP 22142598 A JP22142598 A JP 22142598A JP 3090438 B2 JP3090438 B2 JP 3090438B2
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博之 峯村
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サンポウロック販売株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠前を不正に解錠
されないように鍵穴の正面に取り付ける、錠キャップの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の錠前は、錠前の正面の鍵
穴が常に開放されている形式のものであった。また、シ
ャッターの付いた錠前であっても、鍵等を挿入する事に
より、容易に開く形式のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の鍵穴が常に開放された錠前では、不正に開錠された
り、鍵穴を破壊されたりする虞が存在した。また、鍵穴
からほこり等が進入して内筒のタンブラー等の動きを悪
くすると云う欠点が存在した。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
み、不正解錠を防止して錠前の安全性を高める錠キャッ
プを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る状キャップ
は、錠前の正面に装着される事により、鍵穴を覆い鍵を
挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によって取り
外す事ができるキャップであり、前記装着は、キャップ
側に形成された係合突起と錠前の正面側に形成した環状
溝とによって行われると共に、キャップの取り外しは、
キャップ側に形成されたV字溝を解錠治具にて拡開する
事によって行うことを特徴とするものである。
【0006】前記装着は、キャップ側に正規のロック部
材と、偽のロック部材を配設し、解錠治具によって正規
のロック部材を操作した場合のみ取り外しできることで
ある。また、錠前の正面側に回動可能に取り付けられ内
周に螺子を有したカラーと、キャップ側に形成された螺
子との螺合によって行われることである。
【0007】前記装着は、錠前の正面側に形成した環状
溝にキャップ側に配設された環状スプリングが係合する
ことによって行われ、解除はキャップ正面に形成された
孔から解錠治具の一部を挿入する事により前記環状スプ
リングを外方に押し拡げることで前記環状溝と前記環状
スプリングとの係合を解除することによって行われるこ
とである。また、キャップ側に形成され軸を中心に回動
可能なロック部材と、錠前側に形成された係合溝とによ
って行われ、前記回動可能なロック部材はその係止爪が
前記軸を中心に回動して基準円から突出して前記係合溝
と係合するようにバネ付勢され、キャップ側に設けた孔
から解錠治具の出没自在な先端を進入させて、前記係止
爪を周方向に押して回動させて当該係止爪を基準円から
後退させることにより前記係合溝との係合を外すことで
ある。更に、キャップ側に形成された錠前の先端部を収
納する凹部に突出形成された係合突起と、錠前の先端部
から突出して形成された弾性ロック部材とによって行わ
れ、前記キャップにおいて正面から凹部に貫通させた治
具穴に前記解錠治具の湾曲した脚を挿入し回転させて前
記弾性ロック部材を基準円から後退させることにより、
当該キャップを錠前の先端部に対して脱着させることで
ある。また、キャップ側に前記錠前の凹部に収納される
突部に遊嵌される閂部材と、前記錠前の凹部に形成した
環状溝とによって行われ、前記解錠治具のマークと錠前
の外筒に設けたマークとを一致させて該解錠治具を取付
けたキャップを錠前に挿入し回転させ前記解錠治具を抜
き取って前記閂部材が自重で前記突部の開口部から突出
し前記環状溝に係合することで当該キャップが錠前に取
り付けられることである。更に、装着は、ダイヤルの軸
に回転可能に装着され隣接するタンブラーを回転させる
ための係合突起を有した複数のタンブラー及び当該軸の
奥端に軸と共に回転するように設けられ隣接する前記タ
ンブラーを係合突起によって回転させるタンブラーと、
前記錠前に形成したフランジとによって行われ、前記ダ
イヤルを所定角度回転させることで、前記複数のタンブ
ラーの切欠きが前記フランジの位置に一致して錠キャッ
プを錠前に対して着脱できること、を特徴とするもので
ある。
【0008】このように、本発明に係る錠キャップは、
不正解錠を防止して錠前の安全性を高める事が出来、操
作が容易である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
一実施例を説明する。図1は本発明の錠キャップの第1
の実施例を示す一部切欠き図、図2は本発明の錠キャッ
プの第1の実施例を示す要部側面図である。本実施例で
は、錠キャップ10は、円盤状をしており、錠前11の
先端部11aを収納する凹部10aを有している。ま
た、この凹部10a内には、環状スプリング12が配設
されている。環状スプリング12は、凹部10aの周面
に形成された環状溝13に遊嵌されており、径の拡開が
可能となるように一部が切断されている。
【0010】錠キャップ10の正面には、図3に示すよ
うに4個の孔14が形式されており、凹部10aまで貫
通している。この孔14に解錠治具15の脚15aを挿
入する事が出来る。一方、錠前11の先端部11aに
は、周囲に溝16が形成されており、錠キャップ10の
環状スプリング12が嵌合する。
【0011】次に、以上の様に構成された錠キャップの
使用方法について説明する。先ず、錠前11に装着する
場合、図1,2に示す様に先端部11aに凹部10aを
合わせて押し付ける。すると、環状スプリング12が先
端部11aの溝16に嵌合し、装着され鍵穴17が覆わ
れる(図2参照)。
【0012】また、錠キャップを取り外す場合、正面か
ら解錠治具15の脚15aを孔14に挿入する。挿入さ
れた脚15aは、環状スプリング12を外方へ押し拡
げ、溝16から外れる。この様に錠キャップは、解錠治
具15と共に先端部11aから取り除かれる(図5参
照)。錠キャップを取り除いた後、通常の鍵を鍵穴17
に挿入する事によって錠前11を解錠する事が出来る。
【0013】図6は、本発明の第2の実施例を示す錠キ
ャップ18の斜視図である。本実施例では、錠キャップ
18はV字状の切欠き19を有しており、切欠き19の
側縁近傍に治具穴20を有している。錠キャップ18
は、弾性部材から構成されており、解錠治具によって治
具穴20を矢印A方向に拡開する事が出来る。また、錠
キャップ18は、フランジ21を有しており、錠前の先
端部22に形成された溝23に係合可能となっている。
【0014】以上のように構成された錠キャップを錠前
に装着する場合、錠前の先端部に押し付けると、弾性部
材からできているので、フランジ21が矢印A方向に開
いて、錠前の溝23に係合する。これによって、錠穴が
覆われて不正解錠が困難となる。また、取り外す場合
は、治具によって治具穴20を拡開方向に拡げる。これ
によって、フランジ21の径が拡大し錠前の溝23から
外す事ができる。
【0015】
【0016】
【0017】図9〜12は、本発明の錠キャップ27の
第3の実施例を示すものである。本実施例において、錠
キャップ27は回動可能なロック部材28を有してい
る。ロック部材28は、軸30を中心に回動し、基準円
31から係止爪28aが突出して錠前の先端部の凹部に
形成した溝32と係合する。図10において、α、β
は、軸30,33を中心に回転するロック部材28,2
9の回転範囲を示している。また、作動腕28bは、回
動すると、他のロック部材29の作動腕29bを押す位
置に配設されている。
【0018】ロック部材29は、軸33を中心に回動
し、作動腕28bと当接する作動腕29bと、基準円3
1から突出し係合溝32と係合する係止爪29aとを有
している。更に、錠キャップ27は、解錠治具34の先
端34aが進入する孔35を有している。この孔35を
進入して来た先端34aは、図11に示すように係止爪
28aを押して、矢印方向に付勢されているロック部材
28をその矢印B方向に対向させる方向に回動させる。
更に、ロック部材28が押されると、図12に示すよう
に係止爪28aは、基準円31から後退する。
【0019】ロック部材28が回動すると、作動腕28
bが作動腕29bを押し、係止爪29aを基準円31か
ら後退させる。これによって、錠キャップ27は、係合
溝32との係合が外れ取り外す事ができる。なお、ロッ
ク部材28、29は、係止爪28a、29aが突出する
方向(矢印B,C)にバネ付勢されている。
【0020】図13〜15は、解錠治具34を説明する
為のものである。解錠治具34は、把持部36と、操作
釦37とを有しており、操作釦37を押すと先端34a
が把持部36から突出する。突出した先端34aは、弾
性を有しており、横方向に曲げる事もできる(図15参
照)。また、使用しない時は、図13に示す様に先端3
4aを把持部36に収納する事が出来る。
【0021】図16〜19は、本発明の第4の実施例を
示すものである。錠キャップ38は、正面に数字の印字
されたダイヤル39と、このダイヤル39の軸39aに
回転可能に装着された複数のタンブラー40を有してい
る。タンブラー40は、2個の切欠き40aを有してい
る。また、隣りのタンブラーと係合する係合突起40b
を夫々有している。側端に配置されたタンブラーは、隣
り合うタンブラー側に一個、中間に位置するタンブラー
は、表裏に夫々一個の係合突起40bを有している。奥
端のタンブラー41は、ダイヤル39の軸39aと共に
回転する。
【0022】ここで、ダイヤル39を回転すると、タン
ブラー41も同時に回転する。しかし、隣りのタンブラ
ー40はそのまま停止している。タンブラー41が回転
し、係合突起41bが隣りの係合突起に当接すると、タ
ンブラー40も回転する。次に、タンブラー40が所定
角度回転すると、隣のタンブラー40も係合突起40b
が当接する事により回転する。ダイヤル39を左右に夫
々所定角度回す事により、切欠き40aが錠前側に形成
したフランジ42と一致すると、錠キャップを錠前に対
して着脱する事が出来る。
【0023】以上のように構成した場合、ダイヤル39
を廻してタンブラー錠を解錠する事により始めて、錠穴
に鍵を差し込んで施錠、解錠操作をする事が出来る。し
たがって、錠前の安全性を向上できる。
【0024】図20〜25は、本発明の第5の実施例を
示すものである。本実施例において、錠キャップ44
は、図20に示すように、錠前の先端部43が収納され
る凹部44aと、該凹部44aに内向きの係合フランジ
45を有している。また、正面から凹部44aまで貫通
した治具穴46が穿設されている。
【0025】前記先端部43には、弾性ロック部材47
が突出形成されており、錠キャップ44の係合フランジ
45と係合する。また、解錠治具48は、図21に示す
ように、二本の脚48aを有している。脚48aの先端
は、図22に示すように湾曲した鈎型に形成されてい
る。この脚48aは、前記治具穴46から挿入する事が
出来る。図24に示すように、治具穴46から挿入した
脚48aを、図25に示す様に反時計方向に廻すと、弾
性ロック部材47が押し曲げられて、基準円49から後
退する。弾性ロック部材47が後退すると、前記フラン
ジ45との係合が解除されて、錠キャップ44は、錠前
の先端部43に対して着脱が可能となる。
【0026】図26〜28は、本発明の第6の実施例を
示すものである。錠キャップ50は、錠前先端の収納さ
れる凹部50aと、正規のロック部材51と偽のロック
部材52を有している。ロック部材51は、バネによっ
て突出方向に付勢されている。また、正面側から凹部5
0aまで貫通した治具穴53を有している。また、錠前
正面部54には、ロック部材51の退避する凹部54a
が形成されている。
【0027】以上のように構成された錠キャップ50
は、先ず装着する場合、正面部54に押し当てる事によ
り、一旦後退したロック部材51が突出し、フランジ5
0bに係合してロックされる。また、解錠する場合、正
面の治具穴53から治具を装着する。この時、図26
(B)のように正規のロック部材51を押した時、ロッ
ク部材51がバネ力に抗して後退し、錠キャップが外れ
る。
【0028】一方、図26(A)に示すように、偽のロ
ック部材52を治具が押した場合、ロック部材52がフ
ランジ50bに係合し、外れる事がない。尚、治具に
は、正規のロック部材51を押す位置にのみピン55が
形成されている。
【0029】図29,30は、本発明の第7の実施例を
示すものである。ここで、錠キャップ56は、錠前58
の正面側に回転可能に取り付けられたカラー57に螺合
される。カラー57は、錠前58にリング59によって
回転可能に取り付けられており、内周に螺子60が形成
されている。更に、カラー57の外周には、治具と係合
する為の切欠き61が形成されている。
【0030】錠キャップ56は、外周に螺子が形成され
ると共に、正面に治具と係合する凹部62が形成されて
いる。凹部62には、突起62aが形成されており、治
具63と係合する。治具63は、回転可能なツマミ64
を有しており、先端に突起63aを有している。
【0031】以上のように構成された錠キャップの使用
方法について説明する。先ず、装着する場合、治具63
によって錠キャップ56を錠前58の正面に螺着する。
この時、カラー57は、回転するので、治具63によら
なければ螺着する事が出来ない。また、取り外す場合
は、治具63を錠キャップ56に装着し、ツマミ64を
廻す事により行う。
【0032】つまり、治具63の突起63aをカラー5
7の切欠き61に嵌合する。また、錠キャップ正面の突
起62aをツマミ64の正面に形成された凹部に係合さ
せる。この状態で、ツマミ64を廻すと、錠キャップ5
6のみが回転し、取り外す事ができる。この様に、錠キ
ャップ56は、錠前58の鍵穴を覆う事により、不正開
錠を防止する事が出来る。
【0033】図31〜34は本発明の錠キャップの第8
の実施例を示すものである。本実施例では、錠キャップ
65は、円盤状の正面部65aと、錠前66の正面に形
成された凹部66aに収納される突部65bを有してい
る。また、凹部66aには、径の大きな環状溝67が形
成されている。更に、錠前66の外筒には、解錠治具7
1との位置合わせ用のマーク75が形成され、その内側
に閂部材68抜き出し用の切欠き76が形成されてい
る。
【0034】また、突部65bには、閂部材68が裏蓋
69及びCリング70を介して遊嵌されている。閂部材
68は、中間部が拡大しており、突部65bの上下の開
口部65cから両端の細部68aが突出可能となってい
る。したがって、錠キャップ65が回転して、開口部6
5cが下端に来た時、閂部材68は、自重で図31に示
すように突出する。更に、閂部材68は、解錠治具71
に立設された脚72の挿入される孔68bが形成されて
いる。
【0035】解錠治具71は、円板に2本の脚72,7
3が立設されており、脚72が長く、脚73が短い。脚
72は、錠キャップ65に取り付けた際に、閂部材68
の孔68bまで到達する。また、円板の中央には、磁石
74が取り付けられている。更に、解錠治具71の円板
には、位置合わせ用マーク71aが形成されている。
【0036】錠キャップ65の正面には、図32に示す
ように2個の孔65dが形式されており、背面まで貫通
している。この孔65dに解錠キャップ65の脚72,
73を挿入する事が出来る。
【0037】次に、以上の様に構成された錠キャップ6
5の使用方法について説明する。先ず、取り付ける場合
には、錠キャップ65に解錠治具71を取り付けた状態
で、外筒と解錠治具71の位置合わせ用マーク71aと
マーク75を一致させ、挿入した後、少し回転させてか
ら解錠治具71を抜き取る。これにより、閂部材68が
環状溝67に係合して装着される。閂部材68は、自重
で下端に降りて、環状溝67と係合する。
【0038】取り外す場合は、解錠治具71の長い脚7
2を錠キャップ65の下側の孔65dに、短い脚73を
上側の孔65dに差し込む。そして、マーク71aと外
筒に形成されたマーク75を合わせることで取り外す事
ができる。
【0039】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る錠キャップによれば、錠前の正面に装着される事によ
り、鍵穴を覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解
錠治具によって取り外す事のできるキャップであり、前
記装着は、キャップ側に形成された係合突起と錠前の正
面側に形成した環状溝とによって行われると共に、キャ
ップの取り外しは、キャップ側に形成されたV字溝を解
錠治具にて拡開する事によって行うので、不正解錠を防
止して錠前の安全性を高める事ができる。また、キャッ
プ側に正規のロック部材と、偽のロック部材を配設し、
解錠治具によって正規のロック部材を操作した場合のみ
取り外しできるので、偽のロック部材を操作した場合に
ロックされてしまい取り外す事ができない。
【0041】前記装着は、錠前の正面側に形成した環状
溝にキャップ側に配設された環状スプリングが係合する
ことによって行われ、解除はキャップ正面に形成された
孔から解錠治具の一部を挿入する事により前記環状スプ
リングを外方に押し拡げることで前記環状溝と前記環状
スプリングとの係合を解除することによって行われるの
で、錠キャップの装着がワンタッチでできる。更に、解
錠治具により容易に錠キャップの取り外しができる。
【0042】また、前記装着は、キャップ側に形成され
軸を中心に回動可能なロック部材と、錠前側に形成され
た係合溝とによって行われ、前記回動可能なロック部材
はその係止爪が前記軸を中心に回動して基準円から突出
して前記係合溝と係合するようにバネ付勢され、キャッ
プ側に設けた孔から解錠治具の出没自在な先端を進入さ
せて、前記係止爪を周方向に押して回動させて当該係止
爪を基準円から後退させることにより前記係合溝との係
合を外すこと、更に、前記装着は、キャップ側に形成さ
れた錠前の先端部を収納する凹部に突出形成された係合
突起と、錠前の先端部から突出して形成された弾性ロッ
ク部材とによって行われ、前記キャップにおいて正面か
ら凹部に貫通させた治具穴に前記解錠治具の湾曲した脚
を挿入し回転させて前記弾性ロック部材を基準円から後
退させることにより、当該キャップを錠前の先端部に対
して脱着させることなので、不正に錠キャップを取り外
す事が困難である。したがって、防犯性の向上に寄与で
きる。
【0043】また、前記装着は、錠前の正面側に回動可
能に取り付けられ内周に螺子を有したカラーと、キャッ
プ側に形成された螺子との螺合によって行われるので、
専用の解錠治具によってのみ着脱ができる。更に、前記
装着は、ダイヤルの軸に回転可能に装着され隣接するタ
ンブラーを回転させるための係合突起を有した複数のタ
ンブラー及び当該軸の奥端に軸と共に回転するように設
けられ隣接する前記タンブラーを係合突起によって回転
させるタンブラーと、前記錠前に形成したフランジとに
よって行われ、前記ダイヤルを所定角度回転させること
で、前記複数のタンブラーの切欠きが前記フランジの位
置に一致して錠キャップを錠前に対して着脱できるの
で、専用の解除治具を必要とすることなく錠キャップの
着脱が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の錠キャップの第1の実施例を示す一部
切欠き図である。
【図2】本発明の錠キャップの第1の実施例を示す要部
側面図である。
【図3】同錠キャップの正面図である。
【図4】同錠キャップの背面図である。
【図5】同錠キャップを治具を使用して取り外した状態
を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す錠キャップの斜視
図である。
【図7】同錠キャップの装着状態を示す要部断面図であ
る。
【図8】本発明の錠キャップの第3の実施例を示す説明
図である。
【図9】本発明の錠キャップの第4の実施例を示す要部
断面図である。
【図10】同錠キャップの背面図である。
【図11】同錠キャップにおける、要部構成図である。
【図12】同錠キャップにおける、作動状態を示す要部
説明図である。
【図13】同錠キャップに使用される、解錠治具を示す
説明図である。
【図14】同錠キャップに使用される、解錠治具を示す
説明図である。
【図15】同錠キャップに使用される、解錠治具を示す
説明図である。
【図16】本発明の錠キャップの第4の実施例を示す正
面図である。
【図17】同錠キャップの側面図である。
【図18】同錠キャップに使用される、タンブラーを示
す正面図である。
【図19】同錠キャップを取り付ける錠前を示す説明図
である。
【図20】本発明の錠キャップの第5の実施例を示す断
面図である。
【図21】同錠キャップに使用される、解錠治具を示す
説明図である。
【図22】同錠キャップに使用される、解錠治具の図2
1に於けるX−X線断面図である。
【図23】同錠キャップを示す正面図である。
【図24】同錠キャップの作動状態を示す説明図であ
る。
【図25】同錠キャップの作動状態を示す説明図であ
る。
【図26】(A)(B)は、本発明の錠キャップの第6
の実施例を示す要部断面図である。
【図27】同錠キャップの作動状態を示す要部断面図で
ある。
【図28】同錠キャップの正面図である。
【図29】本発明の錠キャップの第7の実施例を示す断
面図である。
【図30】同錠キャップと解錠治具を示す斜視図であ
る。
【図31】本発明の錠キャップの第8の実施例を示す説
明図である。
【図32】同錠キャップを示す分解斜視図である。
【図33】同錠キャップの使用される錠前の外筒を示す
斜視図である。
【図34】同錠キャップの使用される錠前の外筒を示す
正面図である。
【符号の説明】
10 錠キャップ 10a 凹部 11 錠前 11a 先端部 12 環状スプリング 13 環状溝 14 孔 15 解錠治具 15a 脚 16 溝 17 鍵穴 18 錠キャップ 19 切欠き 20 治具穴 21 フランジ 22 先端部 23 溝 24 錠キャップ 24a 凹部 25 先端部 26 磁石 27 錠キャップ 28 ロック部材 28a 係止爪 28b 作動腕 29 ロック部材 29a 係止爪 29b 作動腕 30 軸 31 基準円 32 係合溝 33 軸 34 解錠治具 34a 先端 35 孔 36 把持部 37 操作釦 38 錠キャップ 39 ダイヤル 40 タンブラー 40a 切欠き 40b 係合突起 41 タンブラー 41a 切欠き 41b 係合突起 42 フランジ 43 先端部 44 錠キャップ 45 係合フランジ 46 治具穴 47 弾性ロック部材 48 解錠治具 48a 脚 49 基準円 50 錠キャップ 50a 凹部 50b フランジ 51 ロック部材 52 ロック部材 53 治具穴 54 正面部 54a 凹部 55 ピン 56 錠キャップ 57 カラー 58 錠前 59 リング 60 螺子 61 切欠き 62 凹部 63 治具 64 ツマミ 65 錠キャップ 65a 正面部 65b 突部 65c 開口部 65d 孔 66 錠前 66a 凹部 67 環状溝 68 閂部材 68a 細部 68b 孔 69 裏蓋 70 Cリング 71 解錠治具(円板部) 71a マーク 72,73 脚 74 磁石 75 マーク 76 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 17/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、前記装着は、
    キャップ側に形成された係合突起と錠前の正面側に形成
    した環状溝とによって行われると共に、キャップの取り
    外しは、キャップ側に形成されたV字溝を解錠治具にて
    拡開する事によって行うこと、 を特徴とする錠キャップ。
  2. 【請求項2】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、キャップ側に
    正規のロック部材と、偽のロック部材を配設し、解錠治
    具によって正規のロック部材を操作した場合のみ取り外
    しできること、 を特徴とする 錠キャップ。
  3. 【請求項3】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、装着は、錠前
    の正面側に回動可能に取り付けられ内周に螺子を有した
    カラーと、キャップ側に形成された螺子との螺合によっ
    て行われること、 を特徴とする 錠キャップ。
  4. 【請求項4】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、装着は、錠前
    の正面側に形成した環状溝にキャップ側に配設された環
    状スプリングが係合することによって行われ、解除はキ
    ャップ正面に形成された孔から解錠治具の一部を挿入す
    る事により前記環状スプリングを外方に押し拡げること
    で前記環状溝と前記環状スプリングとの係合を解除する
    ことによって行われること、 を特徴とする 錠キャップ。
  5. 【請求項5】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、装着は、キャ
    ップ側に形成され軸を中心に回動可能なロック部材と、
    錠前側に形成された係合溝とによって行われ、前記回動
    可能なロック部材はその係止爪が前記軸を中心に回動し
    て基準円から突出して前記係合溝と係合するようにバネ
    付勢され、 キャップ側に設けた孔から解錠治具の出没自
    在な先端を進入させて、前記係止爪を周方向に押して回
    動させて当該係止爪を基準円から後退させることにより
    前記係合溝との係合を外すこと、 を特徴とする 錠キャップ。
  6. 【請求項6】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、装着は、キャ
    ップ側に形成された錠前の先端部を収納する凹部に突出
    形成された係合突起と、錠前の先端部から突出して形成
    された弾性ロック部材とによって行われ、前記キャップ
    において正面から凹部に貫通させた治具穴に前記解錠治
    具の湾曲した脚を挿入し回転させて前記弾性ロック部材
    を基準円から後退させることにより、当該キャップを錠
    前の先端部に対して脱着させること、 を特徴とする錠キャップ。
  7. 【請求項7】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に、専用の解錠治具によ
    って取り外す事ができるキャップであり、装着は、キャ
    ップ側に前記錠前の凹部に収納される突部に遊嵌される
    閂部材と、前記錠前の凹部に形成した環状溝とによって
    行われ、前記解錠治具のマークと錠前の外筒に設けたマ
    ークとを一致させて該解錠治具を取付けたキャップを錠
    前に挿入し回転させ前記解錠治具を抜き取って前記閂部
    材が自重で前記突部の開口部から突出し前記環状溝に係
    合することで当該キャップが錠前に取り付けられるこ
    と、 を特徴とする 錠キャップ。
  8. 【請求項8】錠前の正面に装着される事により、鍵穴を
    覆い鍵を挿入できなくすると共に取り外す事ができるキ
    ャップであり、装着は、ダイヤルの軸に回転可能に装着
    され隣接するタンブラーを回転させるための係合突起を
    有した複数のタンブラー及び当該軸の奥端に軸と共に回
    転するように設けられ隣接する前記タンブラーを係合突
    起によって回転させるタンブラーと、前記錠前に形成し
    たフランジとによって行われ、前記ダイヤルを所定角度
    回転させることで、前記複数のタンブラーの切欠きが前
    記フランジの位置に一致して錠キャップを錠前に対して
    着脱できること、 を特徴とする 錠キャップ。
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