JP3076758B2 - コンパクトな化粧容器組立体 - Google Patents

コンパクトな化粧容器組立体

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JP3076758B2
JP3076758B2 JP08181586A JP18158696A JP3076758B2 JP 3076758 B2 JP3076758 B2 JP 3076758B2 JP 08181586 A JP08181586 A JP 08181586A JP 18158696 A JP18158696 A JP 18158696A JP 3076758 B2 JP3076758 B2 JP 3076758B2
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ヨングァン ビョン
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中村 憲司
ヨングァン ビョン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトな化粧容
器に関するものであり、より詳細には、化粧ブラシの引
き出しおよび収納が容易で、パフが一体に内蔵される形
式の、携帯および使用に便利であるコンパクトな化粧容
器組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、コンパクトな化粧容器は、容器内
に化粧品や薬品等が粉末状または粉末を混合したクリー
ムおよび焼結させた固形物の状態で入れられ、携帯や使
用に便利なようにコンパクトに製作されたものを指す。
【0003】こうしたコンパクトな化粧容器としては、
鏡、パフ、ブラシまたはスポンジ棒等が一体になって入
っている化粧品容器と、主に幼児や子供たち向けの「シ
ッカロール」容器等が代表的な例としてある。
【0004】このような容器は、比較的嵩が小さく携帯
が非常に容易で、いつどこでも手軽に使用できるという
特長がある。
【0005】しかし、従来の化粧用コンパクト容器は、
化粧をする際に容器内に入っているパフに粉をつけて顔
や皮膚にはたいて化粧をするようになっているが、実際
はパフ以外にもブラシを使って化粧をすることが多く、
そのためには化粧用ブラシが別途に必要になる。
【0006】勿論、唇の化粧用のコンパクト容器等には
口紅等を塗りやすいように小型ブラシが付属している
が、それは顔や皮膚のように面積が広いところには適さ
ない。一方、そうした用途に適したブラシが開発されて
はいるが、そうしたものは嵩が大きく携帯には適さない
という問題点がある。
【0007】また、前述のコンパクト容器に入っている
ブラシは容器内に入っている状態になっており、容器の
外部からブラシだけを引き出したり収納したりすること
は事実上困難になっている。ブラシは製作時にベンディ
ングによってラッパ状に作られるが、ブラシが収納され
る容器の収納部にブラシを出し入れする際に、ブラシが
容器の縁などに引っ掛かって変形したり、あるいは入ら
なかったり、またはその際にブラシについている化粧品
が周囲を汚すことになり、美観を損ねたり清潔さを損ね
るからである。
【0008】こうした問題点を改善した化粧ブラシ組立
体として、本出願人が出願した、大韓民国実用新案公報
第93ー1144号と米国特許第5,339,483号
明細書がある。
【0009】添付した図面の図5は、上述した米国特許
第5,339,483号明細書に開示された化粧ブラシ
組立体の一例を示したものである。
【0010】この化粧ブラシ組立体は、ホルダー38
B、フック部材74、スリーブ管18B、化粧ブラシが
装着された装着スリーブ16Bおよび蓋20Bからな
り、収納時に上記の装着スリーブ16Bをスリーブ管1
8B内に挿入し、上記フック79を上記パッキング86
部の内面に弾性的に密着結合させて固定し、化粧ブラシ
19が上記のスリーブ管18B内に収納され、上記の蓋
20Bを簡単に閉じて結合することができるようになっ
ていることが特長である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の化粧ブ
ラシ組立体を、パフが内蔵された化粧容器組立体の外部
に一体に形成しパフの使用と化粧ブラシの使用をより容
易にし、携帯し易くするために発明されたものである。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、携帯可能なように製作
されたコンパクトな容器に入っている化粧品または薬剤
を皮膚に塗るとき、パフまたはブラシを選んで簡単に使
用できるよう、容器の外部からブラシの出し入れおよび
収納が容易に行えるようにしたコンパクトな容器組立体
を提供することにある。
【0013】本発明のもうひとつの目的は、ブラシの使
用時に容器の蓋を開かなくても手軽にブラシを使用する
ことができるという効果を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の目的を、コンパクトな化粧容器組立体が、底を有する
円筒形状の容器と、該容器の上端部に着脱可能に結合さ
れる分割板と、該分割 板に置かれるパフと、天頂部およ
び円周面を有する円筒形状の上蓋と、化粧ブラシ組立体
とを含んでおり、前記上蓋の天頂部は平面と該平面より
低い凹部から形成されており、該凹部は前記平面に連な
る2つの側壁と該側壁間に延びる底部とからなり、前記
2つの側壁および底部は前記上蓋の円周面まで達してい
て、前記2つの側壁および底部で区間される箇所には円
周面が存在せず、開いた状態となっており、該凹部は化
粧ブラシ組立体を収納するための収納部であり、前記化
粧ブラシ組立体は前記収納部に相応する形状を有してお
り、該化粧ブラシ組立体が前記収納部に収納された状態
で、化粧ブラシ組立体の平面および側面がそれぞれ前記
上蓋の平面および円周面と同一になるような高さおよび
曲率半径を有していることを特徴とするコンパクトな化
粧容器組立体により達成する。
【0015】
【発明の実施の形態】上記の構成からなる本発明を上述
した米国特許第5,339,483号明細書に記載の形
式の化粧ブラシ組立体に実施する場合には、前記化粧ブ
ラシ組立体(20)は、ホルダー(38B)、フック部
材(74)、スリーブ管(18B)、化粧ブラシが付着
した装着スリーブ(16B)および蓋(20B)からな
る。前記装着スリーブ(16B)を前記スリーブ管(1
8B)内に挿入し、前記フック部材(74)のフック
(79)を前記スリーブ管(18B)のパッキング(8
6)部の内面に弾性的に密着結合することによって固定
する。化粧ブラシ(19)が前記のスリーブ(18
B)内に収納され、前記化粧容器組立体における上蓋に
設けられた収納部(17)内に容易に収納されるように
なっている。
【0016】
【実施例】本発明の目的に沿ったコンパクトな化粧容器
組立体について、以下、添付された図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0017】図1および図2を参照して、図1は本発明
に係るブラシが内蔵されるコンパクトな容器組立体を概
略的に図示した斜視図であり、図2は図1の組立体の分
解組立の状態を図示した分解斜視図であり、このコンパ
クトな容器組立体は大きく分けて上蓋18、パフ15、
分割板14および容器10に分けられる。
【0018】上記の上蓋18は図1および図2に示すよ
うに、天頂部18aおよび円周面18bを有する円筒形
状である。上蓋18の天頂部18aには、平面部18
a′と円周面に化粧ブラシ組立体20が収納される収納
部17が形成されており、上記の収納部17の中に化粧
ブラシ組立体20が挿入されることになる。すなわち、
図1および図2に示すように、上蓋の天頂部18aは平
面18a′と平面18a′より低い凹部17から形成さ
れている。図2、図3および図4に示すように、凹部1
7は平面18a′に連なる2つの側壁19aと側壁間に
延びる底部17bとからなる。図2に示すように、2つ
の側壁17aおよび底部17bは上蓋の円周面18bま
で達していて、前記2つの側壁17aおよび底部17b
で区間される箇所には円周面が存在せず、開いた状態と
なっている。このような凹部17が化粧ブラシ組立体2
0を収納するための収納部17となっている。なお、図
1〜図3に示す実施例では図示したように化粧ブラシ組
立体20はブラシ(刷毛の部分)19とブラシ19を保
持するホルダー(柄の部分)21を有する。
【0019】上記の化粧ブラシ組立体20は、上蓋18
の収納部17に挿入されたとき平面と側面が上蓋の平面
および円周面と同一になるような曲率半径からなってい
る。すなわち、図1に示すように、収納部17に挿入し
たときに外部から見える化粧ブラシ組立体20の平面2
0aおよび側面20bがそれぞれ上蓋18の平面18
a′および円周面18bと同一になるような高さおよび
曲率半径を有している
【0020】また、上記の上蓋18の下端部には、上蓋
18の内径と同一な直径を持つ内蓋16が結合されるも
のであり、上記の内蓋16の内壁にはねじ山11a(図
3および図4参照)が形成されている。
【0021】上記の上蓋18の下端部には前述の内蓋1
6の円周面が結合され、内蓋16の円周面に形成された
ねじ山11とねじ込みで結合される。
【0022】容器10は、上述した上蓋18の円周面と
同一な円周面を持つ内部が空の容器で、その上側の円周
面にねじ山11が形成されている。容器10の上部には
表面に多数の穴13が形成された分割板14が挿入さ
れ、分割板14上にパフ15が置かれることになる。
【0023】以上のように構成された本発明による、ブ
ラシ内蔵のコンパクトな容器組立体について、その作用
と作用効果を次に説明する。
【0024】容器10内に入れられている粉末状の化粧
品または薬剤の一定量を分割板14上に移し、パフ15
またはブラシ19の表面につけて顔または皮膚に塗る。
【0025】このときに、上記の分割板14上に置かれ
た粉末は分割板14の表面に形成された穴13を通って
一部が容器10の中に落ちることになる。
【0026】上記の容器10の外周縁には端にねじ山1
1が形成され、上蓋のねじ山とねじ結合される。また、
上記の容器10上には容器の内径と同一な直径の外形を
持つ分割板14が装着されている。上記の分割板14は
容器に入れられた粉末の化粧品または薬剤の一部を移し
ておくところになっており、その表面に多数の穴13が
形成されている。
【0027】上述した通り本発明によれば、パフ化粧容
器外面に、収納および引き出しが容易で、かつコンパク
トに、化粧ブラシ組立体が添付されており、化粧ブラシ
およびパフ化粧容器の携帯および使用が非常に手軽にな
るという効果がある。
【0028】以上、本発明について、記載された具体例
についてのみ詳細に説明したが、本発明の技術的思想の
範囲内で多様な変形および修正が可能なことは明らかで
あり、こうした変形および修正が、添付された特許請求
の範囲に属することは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンパクトな化粧容器組立体を概
略的に図示した斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線での断面図である。
【図4】図1のB−B線での断面図である。
【図5】化粧ブラシ組立体の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 容器 11 ねじ山 11a ねじ山 14 分割板 15 パフ 16 内蓋 16B 装着スリーブ 17 収納部(天頂部の凹部) 18 上蓋18a 上蓋の天頂部 18a′ 天頂部の平面部 18b 上蓋の円周面 18B スリーブ管 19 化粧ブラシ 20 化粧ブラシ組立体20a 化粧ブラシ組立体の平面 20b 化粧ブラシ組立体の側面 20B 蓋 38B ホルダー 74 フック部材 79 フック 86 パッキング
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−4509(JP,U) 実開 昭60−161911(JP,U) 実開 平2−71412(JP,U) 実開 平2−40312(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 33/00 625 A45D 33/00 650

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトな化粧容器組立体が、底を有
    する円筒形状の容器と、該容器の上端部に着脱可能に結
    合される分割板と、該分割板に置かれるパフと、天頂部
    および円周面を有する円筒形状の上蓋と、化粧ブラシ組
    立体とを含んでおり、前記上蓋の天頂部は平面と該平面
    より低い凹部から形成されており、該凹部は前記平面に
    連なる2つの側壁と該側壁間に延びる底部とからなり、
    前記2つの側壁および底部は前記上蓋の円周面まで達し
    ていて、前記2つの側壁および底部で区間される箇所に
    は円周面が存在せず、開いた状態となっており、該凹部
    は化粧ブラシ組立体を収納するための収納部であり、前
    記化粧ブラシ組立体は前記収納部に相応する形状を有し
    ており、該化粧ブラシ組立体が前記収納部に収納された
    状態で、化粧ブラシ組立体の平面および側面がそれぞれ
    前記上蓋の平面および円周面と同一になるような高さお
    よび曲率半径を有していることを特徴とするコンパクト
    な化粧容器組立体。
  2. 【請求項2】 前記化粧ブラシ組立体、ホルダー、フ
    ック部材、スリーブ管、化粧ブラシが付着した装着スリ
    ーブおよび蓋から構成され、該化粧ブラシ組立体は前記
    収納部に相応する形状を有しており、前記収納部内に収
    納されるようになっていることを特徴とする請求項1記
    載のコンパクトな化粧容器組立体。
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