JP3061908U - 保冷具 - Google Patents

保冷具

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JP3061908U
JP3061908U JP1999001216U JP121699U JP3061908U JP 3061908 U JP3061908 U JP 3061908U JP 1999001216 U JP1999001216 U JP 1999001216U JP 121699 U JP121699 U JP 121699U JP 3061908 U JP3061908 U JP 3061908U
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flat sheet
bag
sheet
cooler
shaped
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JP1999001216U
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一郎 飯島
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一郎 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自在の形状、大きさに切断可能で、保冷する
物に隙間なく密着させて冷却可能とする。 【解決手段】 屈曲可能な平面シート2の一表面側に、
適宜間隔を空けて突出する複数の袋状凸部3を形成す
る。各袋状凸部3内には保冷剤6を詰める。平面シート
2には熱伝導性の良好な金属製材料を使用する。 【作用】 平面シート2を切断して自在の形状や大きさ
にして使用できる。屈曲可能であるとともに平坦な平面
シート2であるため、保冷する物に合わせて屈曲させて
ぴったりと密着させることができる。金属製材料によっ
て熱が良好に伝達して良好な保冷が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は長時間に渡り低温を保ち、空間や物を低温に保つ保冷具に関するも のであり、特に生鮮魚介類や肉類を低温に保存するために使用する保冷具に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
魚介類や肉類の鮮度を保つために、低温にて保存することが好適であることが 知られており、一般的には熱媒体をモーターでサーキュレーションさせて内部の 温度を下げる電気冷蔵庫の中での保存が採用されている。この電気冷蔵庫は常に モーターが駆動しているのではなく、温度が一定以上になると再び駆動して内部 の温度を下げるサーモスタット形式が一般的である。このような冷蔵庫の内部の 温度は、駆動直後の一番低い温度からモーターが再び回転を始める直前までの温 度差の間を上下しているのであって、その温度差はかなりある。魚介類や肉類を 保存するにはそれらが凍り付かない、言わば氷温が適当であって、その氷温は0 ℃〜−5℃程度である。しかし電気冷蔵庫は駆動時に一挙に冷やすので、氷温保 管室にはそれ以下の冷気が流れ込むことになる。このような温度の上昇下降は食 品にとっては余り良い環境とは言えず、冷蔵庫内の保管も魚介類や肉類の保管に は完璧な場所とは言えない。
【0003】 これら魚介類等の保管には、温度変化が少ない低温の保管が有効であって、そ の保管方法として氷を使用しての保管も採用されている。氷をビニールの袋等に 小分けして詰め、これを魚介類の近くに詰めて低温を保つのであるが、反復使用 できない氷を大量に使用するためコストの問題があり、また氷を小分けするなど の作業が面倒で、袋などが破れて融け出た水が魚介類に触れて悪影響を及ぼすと いう問題もある。
【0004】 氷の代わりに、ゲル状の低温維持性能の高い保冷剤を使用し、これを袋状のも のに詰めた反復使用可能な保冷具が開発されている。この保冷具を冷蔵庫の中に て冷やしておき、中の保冷剤が低温となった状態で魚介類等と一緒に箱などに詰 めて温度を低温に保つものであるが、単純に袋に詰めただけであるために、魚肉 のブロックなどに巻くように自在に屈曲させて接触させることができない。つま りは冷却効果を充分に発揮できない。また保存する物の大きさや保管する箱の大 きさに合わせて自在に大きさを選択できないという問題もある。このために実開 平5−88517号公報の考案のように、保冷剤を複数の袋状空間に分けた中に 詰めた蛇腹状保冷具も開発されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記先願の考案では、保冷剤を詰めた袋が表裏両面に複数連続し て突出している。このような保冷具aであると、図8に示すように屈曲し易くて 、魚肉のブロックbなどに巻き付けて使用することができるが、しかし出っ張っ た部分はブロックb表面に接触するが、出っ張りと出っ張りとの間はブロックb には接触せず、空隙が生じてしまう。つまりは接触面積が小さくなってしまうと ともに、空隙の部分は充分に冷却することができず、保冷効果を充分に発揮でき ない課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる保冷具は、以上の課題を解決するためになされたもので、フ ラットで屈曲可能な平面シートの一表面側に突出する袋状凸部を形成し、これら 凸部の中に保冷剤を詰め、全体が自在に屈曲可能とするとともに、魚肉類に平面 シートの平坦な面がぴったりと接触するようにして上記の課題を解決するもので ある。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案にかかる保冷具は、平面シートの一表面側に、適宜間隔を空けて突出 する複数の袋状凸部を形成するものである。袋状凸部は、塩化ビニールなどの合 成樹脂シートにエンボス加工などによって多数の凹部を形成し、この凹部にゲル 状の保冷剤を詰め、その上にフラットな平面シートを貼って袋状としたものであ る。つまり袋状凸部は、二枚のシートの間に形成した袋状の空間であり、エンボ ス加工したシートの各凹部が、平面シートの一表面側にのみ突出することになる 。平面シートは屈曲可能な材質を使用するもので、塩化ビニールなどの合成樹脂 シートなどの使用も可能であるが、アルミ箔のような熱伝導性の良好な金属製シ ートを使用することが好適である。金属製シートを使用した場合には、表面が破 損しないように樹脂をコーティングして複数層のラミネートシートとすることも 採用できる。樹脂シートの樹脂やコーティングする樹脂は塩化ビニールに限らず 様々なものが使用できる。
【0008】 袋状凸部は、多数形成するものであり、例えば平面シートの縦横に適宜間隔づ つ空けて並ぶように形成することも可能であるし、平面シートの縦若しくは横の 一方向のみに適宜間隔づつ空けて複数形成することもある。これら各袋状凸部内 に保冷剤を封入する。保冷剤としては公知の低温維持性能の高いゲル状材料など 様々な材料が選択して採用可能である。このようにして形成した大きなシート状 の保冷具を、凸部と凸部との間で自在に切って使用することが可能となる。つま りは、保冷剤が各袋状凸部の中に分けて収納されているため、凸部を破かないよ うに切断すれば、自在にどんな大きさや形状の保冷具としても使用できる。
【0009】 保冷具は収納する場所やケースや冷やす物の大きさに合わせて自在に切断し、 平面シート側に保存する物を載せるなり、接触させて収納する。魚肉のブロック などであれば、屈曲可能な平面シート側を接触させて巻き付けるようにすること も可能である。平面シートに熱伝導性の良好な金属製材料が使用してあれば、各 袋状凸部間に間隔が空いていても、金属製材料を伝って熱が吸収され、隙間無く 表面全体から保冷されることになる。
【0010】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づきこの考案を詳細に説明する。図において1この 考案にかかる保冷具であり、平面シート2とその一表面側に突出する袋状凸部3 から成っている。袋状凸部3は塩化ビニールシート4をエンボス加工して多数の 凹部5を形成したもので、凹部5は半裁円錐形状に窪んでいる。凹部5の形状は 限定されるものでなく、四角形などの多角形箱形なども採用できる。この凹部5 内にゲル状の保冷剤6が詰められている。図1〜図6に示す実施例では、四角い ビニールシート4に凹部5が縦横に等間隔空けて並んで形成されている。この上 に薄いアルミ製の平面シート2が貼着されて、更にその上に薄い樹脂シート7が 貼着してある。このようにして平面シート2の一表面は平坦なままで、ビニール シート4と平面シート2との間に形成された袋状凸部3は、平面シート2の他表 面側に多数突出することになる。
【0011】 このような保冷具1では、保冷剤6が各凸部2に封入されて分けられているた め、凸部2と凸部2との間を図4に示す二点鎖線の切断線のように切れば、自在 の大きさや形状とすることが可能である。このような保冷具1を使用した場合を 図5に示すが、ケース8などの底に平面シート2を上にして予め低温に冷やした 保冷具1を敷き、その上に魚の柵10などを入れたバット9を載せる。その上に 同じく予め冷やしておいた保冷具1を平面シート1を下にして載せ、保冷具1・ 1によって上下から挟み込むようにして冷やす。図6に示すのは魚を切り分けた ブロック11を保冷保存する場合であるが、平面シート2をブロック11表面に 接触させて、巻き付けるようにして保冷する。
【0012】 図7に示す実施例は、袋状凸部3を平面シート2の縦方向にのみ適宜間隔を空 けて突出させたもので、横方向に切断して適宜大きさにすることが可能である。
【0013】
【考案の効果】
この考案は以上のような構成を有し、以下の効果を得ることが可能である。 袋状凸部は平面シートの一表面側にのみ突出しているため、平坦な表面側を保 存する物の表面にぴったりと密着させ、空隙が生じない状態で全面から良好に熱 を吸収できる。 平面シートは屈曲可能であって、魚肉のブロックなどの複雑な形状のものにも 自在に屈曲させて、或いは巻き付けるなどして表面に密着させることができる。 袋状凸部は適宜間隔を空けて複数形成して、各凸部の中に保冷剤を封入したた め、自在に切断して、適宜形状や大きさにして使用できる。 平面シートとして熱伝導性の良好な金属製材料を使用することにより、接触し た平面シートを伝って熱が良好に伝達して各凸部の保冷剤によって冷やされ、接 触面全体で隙間なく良好な冷却効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる保冷具の一実施例の一部切り
欠き斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の側面図である。
【図3】保冷具の一部拡大断面図である。
【図4】保冷具の平面図である。
【図5】保冷具の使用状態を示す断面図である。
【図6】保冷具の他の使用状態を示す側面図である。
【図7】保冷具の他の実施例の平面図である。
【図8】従来の保冷具の側面図であ。
【符号の説明】
1 保冷具 2 平面シート 3 袋状凸部 4 塩化ビニールシート 5 凹部 6 保冷剤 7 樹脂シート 8 ケース 9 バット 10 柵 11 ブロック

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲可能な平面シートの一表面側にの
    み、適宜間隔を空けて突出する複数の袋状凸部を形成
    し、各袋状凸部内には保冷剤を詰めてなる保冷具。
  2. 【請求項2】 袋状凸部は平面シートの縦横に適宜間隔
    を空けて複数並べて形成してなる請求項1記載の保冷
    具。
  3. 【請求項3】 袋状凸部は平面シートの一方向に適宜間
    隔を空けて複数並べて形成してなる請求項1記載の保冷
    具。
  4. 【請求項4】 平面シートには熱伝導性の良好な金属製
    材料を使用してなる請求項1,2,又は3記載の保冷
    具。
JP1999001216U 1999-03-05 1999-03-05 保冷具 Expired - Lifetime JP3061908U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5119366B1 (ja) * 2012-03-15 2013-01-16 株式会社菱屋 保温・保冷具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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