JP3060593U - 管体の継手構造 - Google Patents

管体の継手構造

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JP3060593U JP1998010379U JP1037998U JP3060593U JP 3060593 U JP3060593 U JP 3060593U JP 1998010379 U JP1998010379 U JP 1998010379U JP 1037998 U JP1037998 U JP 1037998U JP 3060593 U JP3060593 U JP 3060593U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け作業における作業者の負担を軽減
し、且つ、十分なシール効果を得る。 【解決手段】 一対の管体1の対向する両端部が挿入さ
れた継手本体5の両側に、前記両端部に外挿された締付
体9を螺合することにより、前記両端部と継手本体5の
間に設けられたパッキン4を、継手本体5の厚肉部5b
の内周面に設けられた環状の第一押圧体6と、両管体1
の端部外周面に設けられた筒状の第二押圧体7とにより
押圧する一方、第二押圧体7により両端部外周面の溝3
に装着されたリング2を押圧して両管体1を接続し、厚
肉部5bに両締付体9の端部を位置させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、各種の管体を接続する場合に適用される管体の継手構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、管体の継手構造としては、図9に示す、特開平7−119868号公報 所載の考案が公知である。かかる公報所載の管体の継手構造は、鋼製の継手本体 50の内周面と管体51の外周面との間に、パッキン53が介装され、管体51 の外周溝54に装着される環状リング55を壁面56にて係止した状態で管体5 1にビス57で固定された押圧体58が、継手本体50の端部に螺着する締付体 59、60の螺動により、継手本体50の内周面に装着されたOリング61に保 持される可動リング62を介してパッキン53を押圧可能に移動する構成である 。
【0003】 従って、環状リング55が壁面56に係止されて、管体51の継手本体50か らの離脱が防止されると共に、押圧体58の押圧により可動リング61がパッキ ン53を押圧することで、パッキン53が膨径して、シール効果が高められるの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報所載の管体の継手構造にあっては、ビス57、締付体 60、Oリング61、可動リング62を含めて部品点数が多いため、実際の作業 における作業者の負担が大となると共に、これらの部品を紛失したり、付け忘れ たりすることが多発している。
【0005】 また、パッキン53は管体51の外周面でしか接触していないために十分なシ ール効果が得られず、これは、管体51が大径化するほど顕著となる。
【0006】 そこで本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、組み付け 作業における作業者の負担を軽減し、且つ、十分なシール効果を得ることができ る管体の継手構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の管体の継手構造は、一対の管体1 の対向する両端部が挿入された継手本体5の両側に、前記両端部に外挿された締 付体9を螺合することにより、前記両端部と前記継手本体5の間に設けられたパ ッキン4を、前記継手本体5の厚肉部5bの内周面に設けられた環状の第一押圧 体6と、前記両管体1の端部外周面に設けられた筒状の第二押圧体7とにより押 圧する一方、前記第二押圧体7により前記両端部外周面の溝3に装着されたリン グ2を押圧して前記両管体1を接続し、前記厚肉部5bに前記両締付体9の端部 を位置させさせたものである。
【0008】 また、請求項2記載の管体の継手構造は、一対の管体1の対向する端部にそれ ぞれ締付体9および筒状の第二押圧体7を外挿し、前記両端部周面の溝3にリン グ2を装着し、前記両端部の端面および端部外周面にパッキン4を外嵌し、この 状態で、前記両端部を鋼製の継手本体5の両側の薄肉部5aに挿入し、前記継手 本体5の中央部の厚肉部5bに圧入された樹脂製の環状の第一押圧体6を、前記 パッキン4の端面当接部4aに当接し、前記両締付体9の筒状の取付部9aを前 記継手本体5の両薄肉部5aに螺合し、前記締付体9の環状の押圧部9bを前記 第二押圧体7に圧接し、前記第二押圧体7を前記リング2に圧接するとともに、 前記パッキン4を、前記両押圧体6,7により圧接して前記両管体1を接続し、 前記取付部9aの端部を前記厚肉部5bに位置させるようにしたものである。
【0009】 これらの考案によれば、パッキン4を、継手本体5の厚肉部5bの内周面に設 けられた環状の第一押圧体6により前記両管体1の端面側から押圧するとともに 、前記両管体1の端部外周面に設けられた第二押圧体7により前記端部外周面側 から押圧するようにしたため、パッキン4は、膨径するように弾性変位して継手 本体5の内周面と管体1の端面および端部外周面に密着することとなる。
【0010】 また、第二押圧体7が両管体1の端部外周面の溝3に嵌入されたリング2を押 圧することにより、第二押圧体7の移動に伴って管体1も移動するため、パッキ ン4は、第二押圧体7および管体1の端面と、継手本体5の第一押圧体6とに圧 縮されるように弾性変位する。従って、パッキン4が軸長方向に圧縮することに よって継手本体5の第一押圧体6の端面、管体1の端面および端部外周面に密着 することとなる。
【0011】 以上の如くして、パッキン4と継手本体5の内周面との間を介する流通流体の 漏洩、および、パッキン4と管体1との間を介する流通流体の漏洩が完全に防止 されて、パッキン4の十分なシール効果が得られる。
【0012】 また、第一押圧体6と継手本体5とが別体であるため、第一押圧体6を継手本 体5に一体に形成する場合に比して、コストが安くなる。 しかも、鋼製の継手本体5の内周面に第一押圧体6が設けられているため、前 記内周面が両管体1内を流通する流体に直接接触することがなく、前記内周面に 錆が発生することがない。 なお、鋼製の継手本体5の内周面に第一押圧体6を圧入するのが好ましく、こ の場合、前記内周面と第一押圧体6とが密着し、防錆効果を向上することができ る。
【0013】 さらに、締付体9の取付部9aの端部が継手本体5の厚肉部5aに位置するた め、継手本体5の薄肉部5bと厚肉部5aとの境界部分の強度を、締付体9の取 付部9aによって補強することができ、継手本体5と管体1との接続部分の充分 な強度を確保することができる。 また、締付体9の取付部9aの端部によって、継手本体5の薄肉部5bと厚肉 部5aとの境界部分の強度を補強できることから、継手本体5の全体の肉厚を薄 くすることができる。
【0014】 さらに、従来の如く、第二押圧体7を管体1に固定するためのビス、第二押圧 体7を移動させるための締付体、パッキン4の全端面を押圧するための可動リン グ、および、該可動リングを保持するためのOリングが不要となるため、部品点 数が減って、組み付け作業における作業者の負担を軽減することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図1から図8を参照して説明する。
【0016】 まず、管体の継手構造を示した図1および図2において、1は一対の鋼製の管 体(鋼管)、2は両管体1の対向する端部周面の溝3に装着されたリング、4は パッキンであり、両管体1の端面に当接する端面当接部4aと、両管体1の端部 外周面に当接する端部外周面当接部4bを有し、この端部外周面当接部4bの先 端がリング2に当接している。5は鋼製の継手本体であり、両側の薄肉部5aに 両管体1の端部が挿入され、この薄肉部2aが端部外周面当接部4bおよびリン グ2を覆っている。6は環状の樹脂製の第一押圧体であり、継手本体5の中央部 に形成された厚肉部5bの内周面に圧入され、第一押圧体6の端面がパッキン4 の端面当接部4aに当接している。
【0017】 7は継手本体5の薄肉部5aの端部と両管体1との間に設けられた筒状の第二 押圧体、8は第二押圧体7の先端部であり、パッキン4の端部外周面当接部4b の肉厚よりも薄肉に形成され、この先端部8の内周面8aがリング2に当接する とともに、内周面8aのテーパ状の端面8bがパッキン4の端部外周面当部4b の端面に当接している。9は2個の締付体であり、筒状の取付部9aと、該取付 部9aの端部に形成された環状の押圧部9bとからなり、取付部9aの内周面が 継手本体5の両薄肉部5aに螺合し、押圧部9bが第二押圧体7に圧接している 。
【0018】 そして、前記リング2は、図3に示すように、切断部20によって3分割され た断面略真円状の芯材21の表面全周に、スプリング22が巻装されて拡縮自在 に形成されている。そして、リング2は、前記溝3に内向きに弾性力が加わる状 態、即ち、リング2が拡張した状態で装着されている。
【0019】 前記パッキン4は、図4および図5に示すように、前記端部外周面当接部4b の内周面および端面当接部4a部の外側端面には、複数個の環状壁40が全周に わたって突設されている。この環状壁40は、先端に向かって薄肉の断面視略三 角形状に形成されている。
【0020】 さらに、前記環状壁40には、端部外周面当接部4bの内周面若しくは端面当 接部4aの外側端面から窪んだ環状の窪み部41が隣接されてなり、該窪み部4 1は、環状壁40と同一且つ互いに内外反対形状に形成されてなる。
【0021】 また、前記端部外周面当接部4aの端面には、第二押圧体7の先端部8のテー パ状の端面8bと平行となる面取り部42が形成され、第二押圧体7の先端部8 による局所荷重によってパッキン4が亀裂破損することのないようになされてい る。
【0022】 なお、前記パッキン4の端部外周面当接部4bの端面の小径部側に形成された 面取り部43は、リング2の外周面と当接して、リング2が管体1から離脱する のを補助的に防止するためのものである。
【0023】 そして、締付体9の外周面には、等間隔に複数個の凹部9cおよび凸部9dが 形成され、これら凹部9cおよび凸部9dに引っ掛けスパナの先端が係止可能に なっている。
【0024】 また、前記締付体9の外周面中央部には、引っ掛けスパナの先端が係止可能な 複数個の突出部90が形成され、両締付体9を緊締する際の継手本体5の供回り を防止している。
【0025】 つぎに、本考案の継手を用いて両管体1を接続する手順について説明する。ま ず、両管体1に締付体9、第二押圧体7を外挿し、つぎに、、両管体1の溝3に リング2を装着した後、両管体1の端部にパッキン4を外嵌する。かかる状態に あっては、締付体9および第二押圧体7は、管体1の長手方向に沿って遊動可能 である一方、パッキン4の端部外周面当接部4b側の環状壁40は折れ曲がって 隣接する窪み部41内に嵌まり込んで、パッキン4の端面当接部4aおよび端部 外周面当接部4bの内周面が管体1の端面および外周面に当接した状態になる
【0026】 そして、この両管体1を継手本体5の両薄肉部5aに挿入し、両管体1の端面 を第一押圧体6の両端面に当接する。つぎに、両締付体9を継手本体5の両薄肉 部5aに螺着させる。さすれば、第二押圧体7は、締付体9の螺合によって押圧 移動され、第二押圧体7の先端部8の端面8bがパッキン4の端部外周面当接部 4bの端面を押圧する。そして、パッキン4は、両押圧体6,7の押圧によって 膨径するよう弾性変位し、継手本体5の内周面と両管体1の外周面とに密着した 状態になる。
【0027】 しかる後、第二押圧体7の移動が進み、第二押圧体7の内周面8aと、リング 2とが当接した状態から、さらに両締付体9を螺動することで、第二押圧体7お よび両管体1は共に移動することとなり、パッキン4は、両押圧体6,7により 圧縮するように弾性変位し、端面当接部4aの環状壁40は折れ曲がって隣接す る窪み部41内に嵌まり込み、第一押圧体6の両端面と両管体1の端面とに密着 した状態となる。 また、両締付体9が緊締された状態では、両締付体9の取付部9aが締付体5 の厚肉部5bに位置する。
【0028】 従って、前記形態の管体の継手構造およびその組み付け方法によれば、パッキ ン4が両押圧体6,7により膨径するよう弾性変位し、且つ、パッキン4が管体 1の端面と継手本体5の内部とに圧縮されるように弾性変位するため、パッキン 4と第一押圧体5aの内周面との間を介する流通流体の漏洩、および、パッキン 4と管体1との間を介する流通流体の漏洩を完全に防止して、十分なシール効果 を得ることができる。
【0029】 また、第一押圧体6と継手本体5とが別体であるため、第一押圧体6を継手本 体5に一体に形成する場合に比して、コストが安くなる。 しかも、鋼製の継手本体5の内周面に第一押圧体6が圧入されているため、前 記内周面と第一押圧体6とが密着し、前記内周面が両管体1内を流通する流体に 直接接触することがなく、前記内周面に錆が発生することがない。したがって、 メンテナンスの回数を低減することができる。 さらに、締付体9の取付部9aの端部が継手本体5の厚肉部5aに位置するた め、継手本体5の薄肉部5bと厚肉部5aとの境界部分の強度を、締付体9の取 付部9aによって補強することができ、継手本体5と管体1との接続部分の充分 な強度を確保することができる。 また、締付体9の取付部9aの端部によって、継手本体5の薄肉部5bと厚肉 部5aとの境界部分の強度を補強できることから、継手本体5の全体の肉厚を薄 くすることができ、継手本体5の径を小さくすることができ、美観を向上するこ とができる。
【0030】 また、第二押圧体7の内周面は、管体1の揺動を可能とすべく、テーパ状に形 成されてなると共に、パッキン4の端部当接部4aおよび端部外周面当接部4b の表面に、それぞれ全周にわたって突出した環状壁40が形成されてなるため、 例えば、地震発生時、継手本体5に対する管体1の揺れを許容して、継手本体5 と管体1との接続部分の破損を防止できると共に、揺れによって継手本体5に対 して管体1の芯ずれが起こっても環状壁40が流通流体の外部への漏洩を阻止す るので、継手本体5と管体1とのシール性が確保され、漏洩を確実に防止できる という利点を有する。
【0031】 なお本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、処々の変更は可能で ある。 例えば、継手本体5の厚肉部5aに第一押圧体6を圧入するようにしたが、圧 入に限らず、接着等により固着するようにしてもよい。 また、第一押圧体6の両周縁部に凸部を形成し、厚肉部5aと両管体1の端部 との隙間に前記凸部を嵌入すようにしてもよい。但し、継手本体5の厚肉部5a と第一押圧体6との密着性を考慮すると、圧入、固着の方が好ましい。 また、前記第一押圧体の材料としては、樹脂に限らず、ステンレス鋼であって もよく、防錆効果を有するものであればよい。 また、管体1は上記実施形態の如く、鋼管に限定されず、薄肉管、ステンレス 鋼管、樹脂管、内面ライニング鋼管、図6に示す厚肉内面ライニング鋼管であっ てもよい。図中の10は管体1の内面に形成されたライニング面である。
【0032】 また、図7のパッキン30、即ち、端面当接部31の外側端面に環状突起32 が形成され、且つ、端面当接部31の先端から直交して突出し、管体1の内周面 に当接する内周面当接部33が形成されたパッキン30は、内面ライニング鋼管 、図6に示す厚肉内面ライニング鋼管に適用可能である。そして、パッキン30 は、内面ライニング鋼管、若しくは、厚肉内面ライニング鋼管の外周面、端面、 および、内周面に当接して、管体1の腐食を防止することができる。 このパッキン30は、従来採用されていた防食コアを取付けなくとも同等の防 食効果を得ることができ、防食コアを付け忘れて管体1が不用意に腐食されるの を好適に防止することができるとともに、部品点数が減って作業負担を軽減する ことができる。 なお、前記形態の何れかのパッキンを使用する場合であっても、管体1の端面 の押圧によるパッキンの移動を規制し、且つ、圧縮作用を好適に得るためには、 継手本体1の第一押圧体6の厚さをパッキンの端面当接部の厚さ以上に設定する ことが好ましい。
【0033】 また、継手本体5の形状等の具体的な構成も本考案の意図する範囲において全 て任意に設計変更可能である。
【0034】 さらに、パッキン4の環状壁40の形成位置も、上記パッキン4のものに限定 されるものではなく、要は、継手本体5の内周面との間、および、管体1の外周 面との間にそれぞれ一箇所ずつ形成すれば、パッキン4と継手本体5の内周面と の間を介する流通流体の漏洩、および、パッキン4と管体1の外周面との間を介 する流通流体の漏洩の両者を好適に防止でき、二重のシール効果を得ることがで きる。 但し、環状壁40をパッキン4の端部外周面当接部4bに形成することで、該 部分にてパッキン4が拡径し、管体1を継手本体5内に挿入する際の抵抗が大と なるため、環状壁40は、パッキン4の端面当接部4aに形成するのがより好ま しい。
【0035】 また、管体1の組み付け方法として、上記実施形態では、管体1の端部にパッ キン4を外嵌した状態で、該管体1を継手本体5内に挿入したが、これに限定さ れず、継手本体5内にパッキン4を挿着させておいた後、管体1を継手本体5内 に挿入する方法であっても本考案の意図するところである。
【0036】
【考案の効果】
以上の如く、本考案に係る管体の継手構造によれば、パッキンを、継手本体の 厚肉部の内周面に設けられた環状の第一押圧体により両管体の端面側から押圧す るとともに、両管体の端部外周面に設けられた第二押圧体により前記端部外周面 側から押圧するようにしたため、パッキンは、膨径するように弾性変位して継手 本体の内周面と管体の端面および端部外周面に密着し、パッキンと継手本体の内 周面との間を介する流通流体の漏洩、および、パッキンと管体との間を介する流 通流体の漏洩が完全に防止されて、パッキンの十分なシール効果を得ることがで きる。
【0037】 また、一対の管体の対向する両端部が挿入された継手本体の厚肉部の内周面に 環状の第一押圧体を設けたため、第一押圧体と継手本体とが別体に構成されるこ とから、第一押圧体を継手本体に一体に形成する場合に比して、コストが安くな る。
【0038】 しかも、第一押圧体により、継手本体の内周面が両管体内を流通する流体に直 接接触することがなく、前記内周面に錆が発生することがない。
【0039】 さらに、締付体の取付部が継手本体の厚肉部に位置するため、継手本体の薄肉 部と厚肉部との境界部分の強度を、締付体の取付部の端部によって補強すること ができ、継手本体と管体との接続部分の充分な強度を確保することができる。 また、締付体の取付部の端部によって、継手本体の薄肉部と厚肉部との境界部 分の強度を補強できることから、継手本体の全体の肉厚を薄くすることができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の1形態を示す管体の継手構造の
半裁断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】(イ)図1の環状リングの正面図、(ロ)は図
3(イ)の一部の拡大断面図である。
【図4】図1のパッキンの断面図である。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】厚肉内面ライニング鋼管の要部拡大断面図であ
る。
【図7】内面ライニング用のパッキンの断面図である。
【図8】図7の要部拡大断面図である。
【図9】従来例の管体の継手構造の半裁断面図である。
【符号の説明】
1…管体、2…リング、3…溝、4…パッキン、4a…
端面当接部、4b…端部外周面当接部、5…継手本体、
5a…薄肉部、5b…厚肉部、6…第一押圧体、7…第
二押圧体、9…締付体、9a…取付部、9b…押圧部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の管体(1)の対向する両端部が挿
    入された継手本体(5)の両側に、前記両端部に外挿さ
    れた締付体(9)を螺合することにより、前記両端部と
    前記継手本体(5)の間に設けられたパッキン(4)
    を、前記継手本体(5)の厚肉部(5b)の内周面に設
    けられた環状の第一押圧体(6)と、前記両管体(1)
    の端部外周面に設けられた筒状の第二押圧体(7)とに
    より押圧する一方、前記第二押圧体(7)により前記両
    端部外周面の溝(3)に装着されたリング(2)を押圧
    して前記両管体(1)を接続し、前記厚肉部(5b)に
    前記両締付体(9)の端部を位置させてなることを特徴
    とする管体の継手構造。
  2. 【請求項2】 一対の管体(1)の対向する端部に締付
    体(9)および筒状の第二押圧体(7)を外挿し、前記
    両端部周面の溝(3)にリング(2)を装着し、前記両
    端部の端面および端部外周面にパッキン(4)を外嵌
    し、前記両端部を鋼製の継手本体(5)の両側の薄肉部
    (5a)に挿入し、前記継手本体(5)の中央部の厚肉
    部(5b)に樹脂製の環状の第一押圧体(6)を圧入
    し、該第一押圧体(6)に前記パッキン(4)の端面当
    接部(4a)を当接し、前記両締付体(9)の筒状の取
    付部(9a)を前記継手本体(5)の両薄肉部(5a)
    に螺合し、前記締付体(9)の環状の押圧部(9b)を
    前記第二押圧体(7)に圧接し、前記第二押圧体(7)
    を前記リング(2)に圧接するとともに、前記パッキン
    (4)を前記両押圧体(6),(7)により圧接して前
    記両管体(1)を接続し、前記取付部(9a)の端部を
    前記厚肉部(5b)に位置させてなることを特徴とする
    管体の継手構造。
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