JP3058255B2 - 沈降製炭酸カルシウムの製造方法 - Google Patents
沈降製炭酸カルシウムの製造方法Info
- Publication number
- JP3058255B2 JP3058255B2 JP8249128A JP24912896A JP3058255B2 JP 3058255 B2 JP3058255 B2 JP 3058255B2 JP 8249128 A JP8249128 A JP 8249128A JP 24912896 A JP24912896 A JP 24912896A JP 3058255 B2 JP3058255 B2 JP 3058255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- calcium carbonate
- added
- calcium hydroxide
- carbon dioxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paper (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
集が少なく、分散性の良好な沈降製炭酸カルシウムの製
造方法に関するものである。
造方法としては、炭酸ガス法が広く採用されている。こ
のようにして製造された炭酸カルシウムは、その一次粒
子の大きさに応じて、配合時の物性を更に向上させるた
めに、粒子表面に無機又は有機系の様々な表面処理剤を
表面処理され、ゴム、プラスチック、紙、塗料等に配合
され、広く大量に使用されている。しかしながら、これ
ら炭酸ガス法で製造される沈降製炭酸カルシウムは、元
来粒子間の凝集力が強く、一次粒子が多数凝集して大き
な二次凝集体を形成しており、中でも一次粒子径が0.
2μm以下のものについてはその凝集力が特に強く、多
大なエネルギーを用いても初期の一次粒子径を維持した
まま二次凝集体をなくすことは不可能とされている。
製炭酸カルシウムは、ゴム、プラスチック、紙、塗料等
に配合した場合、二次凝集粒子があたかも大きな一次粒
子のごとく挙動し、分散不良、強度低下、光沢低下、粘
性不足等の物性低下をきたし、本来微細な一次粒子に対
して期待される様々な配合効果が得られない。同様に、
このような二次凝集体を多数含有する沈降製炭酸カルシ
ウムに無機又は有機系の様々な表面処理剤を表面処理し
ても、二次凝集粒子を表面処理するにすぎず十分な効果
を発揮しない。
ために加温、攪拌等の条件下で炭酸カルシウムスラリー
を熟成させる工程が用いられている。しかし、この分散
方法では各粒子の分散の進行と共に一次粒子が成長して
もとの粒子の数倍の大きさになる。即ち、熟成による分
散工程において、炭酸化反応が終了した直後の微細な一
次粒子径を維持することと、これらの凝集体を分散させ
ることは相反する事象である。以上のように、従来技術
では、工業的に広くその用途が期待される微粒子状態の
ままで、出来る限り一次粒子に近い分散状態を得ること
は不可能であった。
に鑑み、従来の沈降製炭酸カルシウムよりも微細で分散
性の良好な炭酸カルシウムを得る製造方法である。即
ち、炭酸カルシウムの凝集粒子を分散させるために、た
とえ従来と同じ熟成工程を使用しても、一次粒子を極力
成長させることなく良好な分散状態にする、沈降製炭酸
カルシウムの製造方法を提供するものである。
解決するために鋭意検討の結果、特定の物質を添加して
炭酸化反応を行うことにより、微細かつ分散性良好な沈
降製炭酸カルシウムの製造方法を見い出した。即ち、本
発明は、水酸化カルシウム水懸濁液(以下、石灰乳と記
す)に炭酸ガスを吹き込んで炭酸カルシウムを製造する
にあたり、水酸化カルシウム水懸濁液に、金属イオンに
配位して錯体を形成する物質(以下、錯体形成物質と記
す)を添加して、炭酸化反応により炭酸カルシウムを生
成し、しかる後、該炭酸カルシウムを熟成させることを
特徴とする沈降製炭酸カルシウムの製造方法を内容とす
る。
説明する。石灰乳濃度が3.5〜19.3%(重量%、
以下同じ)、好ましくは6.1〜13.3%の石灰乳
に、錯体形成物質を添加する。
は、クエン酸、シュウ酸、リンゴ酸等のヒドロキシカル
ボン酸とそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及び
アンモニウム塩;グルコン酸、酒石酸等のポリヒドロキ
シカルボン酸とそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩及びアンモニウム塩;イミノジ酢酸、エチレンジアミ
ン4酢酸、ニトリロトリ酢酸等のアミノポリカルボン酸
とそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモ
ニウム塩;ヘキサメタ燐酸、トリポリ燐酸等のポリ燐酸
とそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモ
ニウム塩;グルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸
とそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモ
ニウム塩;アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセ
ト酢酸アリル等のケトン類等が挙げられ、これらは単独
で又は2種以上組み合わせて用いられる。
好ましくは0.1〜10%、より好ましくは0.3〜5
%添加される。0.1%未満ではあまり効果が無く、1
0%を越えるとコスト的に好ましくないばかりでなく、
凝集が強くなりすぎ分散しにくくなる傾向がある。添加
の時期は炭酸化反応前、反応途中のいずれでもよく、反
応前と反応途中の両方に添加してもよい。
ウムスラリーを生成する。このときの条件は石灰乳濃度
は3.5〜19.3%が好ましい。3.5%未満では工
業的にコストが高くなるので好ましくなく、また19.
3%を越えると生成した炭酸カルシウム粒子が大きくな
るので好ましくない。反応開始温度は8〜30℃が好ま
しい。8℃未満では工業的にコストが高くなるので好ま
しくなく、30℃を越えると生成した炭酸カルシウム粒
子が大きくなるので好ましくない。炭酸ガス流量は40
〜1800L/hrが好ましい。40lLhr未満では生成した
炭酸カルシウム粒子が大きくなるので好ましくなく、1
800L/hrを越えると工業的にコストが高くなるので好
ましくない。
リーを炭酸カルシウム粒子の分散を目的として液温20
〜70℃で撹拌し、もとの凝集体の一次粒子径からほと
んど成長していない炭酸カルシウムスラリーを得る。こ
のときの温度が20℃未満では分散に時間が掛かるので
好ましくなく、70℃を越えると工業的にコストが高く
なるので好ましくない。また攪拌条件は5rpm 以上が好
ましく、より好ましくは5〜360rpm である。攪拌力
が大きいほど熟成時間が短くなるが、360rpm を越え
るとコストが高くなり好ましくなく、また5rpm 未満で
は熟成期間が長くなりコスト的に好ましくない。
か否かの判断は、粒度分布計、電子顕微鏡、炭酸カルシ
ウムスラリーの経時における増粘状態等から確認でき
る。一方、粒子が分散過程においてほとんど成長せず微
粒子の状態で存在することの確認は、BET法による比
表面積の測定、電子顕微鏡写真等が適当である。従来の
攪拌、加温条件下での熟成方法では、炭酸化直後の粒子
の比表面積がBET法で測定して例えば50m2/g程度の
粒子径である場合、熟成によって粒子を分散させると2
0m2/g以下になってしまう。即ち、熟成によって粒子が
成長して粒子径が大きくなるわけである。これに対し
て、本発明の方法であれば、たとえ従来の熟成方法を用
いてもBET法の比表面積は40m2/g以上に維持するこ
とが出来る。更に、その粒子の分散状態は従来の熟成方
法で得られるのと同等以上のものである。凝集粒子を分
散させる方法としては、上述の攪拌、加温等による熟成
方法の他に、ガラスビーズを使用した湿式ミルによる湿
式粉砕方法、超音波分散方法、アルカリを除去しながら
脱水、加水を繰り返す方法等があるが、状況に応じ適時
好適な方法を用いればよい。
成長をより一層抑制する方法として、上記化合直後の炭
酸カルシウムスラリーに燐含有物質を添加し上記条件で
熟成し、粒子成長のない分散した炭酸カルシウムスラリ
ーを得る方法が挙げられる。ここで言う燐含有物質とし
ては、燐酸、亜燐酸、ホスホン酸、それらの誘導体、そ
れらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩等が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合
わせて用いられる。添加量は炭酸カルシウムに対し0.
01〜0.6%程度が好ましい。0.01%未満では炭
酸カルシウムの粒子成長速度が速くなり分散と同時に粒
子成長が顕著になり、また0.6%を越えると粒子成長
は抑えられるものの、分散も遅くなる傾向があり、また
コスト的にも好ましくない。
ウムは、塗料の増粘剤、シーリング材、塩化ビニルペー
ストゾルのチキソ性付与剤、ゴムの補強剤、プラスチッ
クの補強剤、各種分野での紫外線吸収剤、コート紙の塗
工用顔料、印刷インキ用顔料、農薬のキャリアー、イン
キジェット紙のトナー等、化粧品原料等において好適に
用いられる。
細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し8%添加
し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり170
0L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウ
ムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーを
温度45〜50℃で2日間撹拌(180rpm )すること
により、平均粒径0.44μmのBET比表面積50m2
/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結果を
表1に示す。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し0.5%
添加し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり1
700L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カル
シウムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリ
ーを温度45〜50℃で2日間撹拌(180rpm )する
ことにより、平均粒径0.34μmのBET比表面積2
8m2/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結
果を表1に示す。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し1.0%
添加し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり4
0L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウ
ムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーを
温度45〜50℃で2日間撹拌(180rpm )すること
により、平均粒径0.37μmのBET比表面積28m2
/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結果を
表1に示す。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し1.0%
添加し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり4
0L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウ
ムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーに
燐酸を0.3%添加し、温度45〜50℃で2日間撹拌
(180rpm )することにより、平均粒径0.37μm
のBET比表面積40m2/gの炭酸カルシウムスラーを得
た。反応条件及び結果を表1に示す。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し3%添加
し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり170
0L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウ
ムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーを
同栄商事のM3型ホモジナイザーにより圧力570kg/c
m2で粉砕して平均粒径0.56μmのBET比表面積5
5m2/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結
果を表1に示す。
エン酸3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し1.0%
添加し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり1
700L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カル
シウムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリ
ーに燐酸を0.3%添加し、同栄商事のM3型ホモジナ
イザーにより圧力570kg/cm2で粉砕して平均粒径0.
54μmのBET比表面積45m2/gの炭酸カルシウムス
ラーを得た。反応条件及び結果を表1に示す。
ム1kg当たり1700L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを
導通し、炭酸化率15%の段階で10%濃度のクエン酸
3ナトリウムを水酸化カルシウムに対し3%添加した。
この後同じ炭酸ガス流量で炭酸カルシウムを生成した。
次いで、この炭酸カルシウムスラリーを温度45〜50
℃で2日間撹拌(180rpm )することにより、平均粒
径0.50μmのBET比表面積34m2/gの炭酸カルシ
ウムスラーを得た。反応条件及び結果を表1に示す。
石酸ナトリウムを水酸化カルシウムに対し3%添加し、
このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり1700L/
hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウムを
生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーを温度
45〜50℃で2日間撹拌(180rpm )することによ
り平均粒径0.42μmのBET比表面積48m2/gの炭
酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結果を表1に
示す。
ュウ酸ナトリウムを水酸化カルシウムに対し3%添加
し、このスラリーに水酸化カルシウム1kg当たり170
0L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを導通し炭酸カルシウ
ムを生成した。次いで、この炭酸カルシウムスラリーを
温度45〜50℃で2日間撹拌(180rpm )すること
により平均粒径0.44μmのBET比表面積49m2/g
の炭酸カルシウムスラーを得た。反応条件及び結果を表
1に示す。
ム1kg当たり1700L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを
導通し炭酸カルシウムを生成した。次いで、この炭酸カ
ルシウムスラリーを温度45〜50℃で2日間撹拌(1
80rpm )することにより平均粒径0.55μmのBE
T比表面積12m2/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反
応条件及び結果を表1に示す。
ム1kg当たり1700L/hrの炭酸ガス流量で炭酸ガスを
導通し炭酸カルシウムを生成した。次いで、この炭酸カ
ルシウムスラリーをM3型ホモジナイザーにより圧力5
70kg/cm2で粉砕して平均粒径0.36μmのBET比
表面積10m2/gの炭酸カルシウムスラーを得た。反応条
件及び結果を表1に示す。
ルシウムに脂肪酸ソーダを炭酸カルシウムに対し7〜1
0%表面処理した後、フィルタープレスで脱水し、乾燥
粉末化により各々の炭酸カルシウムの粉体を得た。これ
らの粉体を使用し、下記配合により塩化ビニルペースト
ゾルを作成し、その粘性(2rpm 、20rpm の粘度)及
びチキソ性(TI値)を調べた。結果を表2に示す。
オン株式会社製)30部 DOP 90部 炭酸カルシウム試料 30部
オン株式会社製)30部 DOP 90部 炭酸カルシウム試料 60部
シウムを原料として調製された粉体は、従来品に比べて
より微粒子で分散しているため、比較例1〜2の炭酸カ
ルシウムの粉体と比較して、高い粘性及びチキソ性(T
I値)を示し、分散性が極めて良好であることが確認さ
れる。
シウムの凝集体を微粒子の状態のままで分散した炭酸カ
ルシウムが得られ、塗料の増粘剤、シーリング材、塩化
ビニルペーストゾルのチキソ性付与剤、ゴムの補強剤、
プラスチックの補強剤、各種分野での紫外線吸収剤、コ
ート紙の塗工用顔料、印刷インキ用顔料、農薬のキャリ
アー、インキジェット紙のトナー、化粧品原料等に有用
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 水酸化カルシウム水懸濁液に炭酸ガスを
吹き込んで炭酸カルシウムを製造するにあたり、水酸化
カルシウム水懸濁液に、金属イオンに配位して錯体を形
成する物質を添加して、炭酸化反応により炭酸カルシウ
ムを生成し、しかる後、該炭酸カルシウムを熟成させる
ことを特徴とする沈降製炭酸カルシウムの製造方法。 - 【請求項2】 金属イオンに配位して錯体を形成する物
質が、ヒドロキシカルボン酸、ポリヒドロキシカルボン
酸、アミノポリカルボン酸、ポリ燐酸、アミノ酸、それ
らのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウ
ム塩、及びケトン類よりなる群から選ばれる少なくとも
1種である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 ヒドロキシカルボン酸がクエン酸、シュ
ウ酸又はリンゴ酸、ポリヒドロキシカルボン酸がグルコ
ン酸又は酒石酸、アミノポリカルボン酸がイミノジ酢
酸、エチレンジアミン4酢酸又はニトリロトリ酢酸、ポ
リ燐酸がヘキサメタ燐酸又はトリポリ燐酸、アミノ酸が
グルタミン酸又はアスパラギン酸、ケトン類がアセチル
アセトン、アセト酢酸メチル又はアセト酢酸アリルであ
る請求項2記載の製造方法。 - 【請求項4】 金属イオンに配位した錯体を形成する物
質を水酸化カルシウムに対して0.1〜10重量%添加
する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 生成した炭酸カルシウムスラリーに燐含
有物質を添加し熟成させる請求項1記載の製造方法。 - 【請求項6】 燐含有物質を炭酸カルシウムに対して
0.01〜0.6重量%添加する請求項5記載の製造方
法。 - 【請求項7】 燐含有物質が燐酸、亜燐酸、ホスホン酸
及びそれらの誘導体、それらのアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩及びアンモニウム塩よりなる群から選ばれ
る少なくとも1種である請求項5又は6記載の製造方
法。 - 【請求項8】 炭酸化反応を水酸化カルシウム水懸濁液
濃度が3.5〜19.3%、反応開始温度が8〜30
℃、及び炭酸ガス流量が水酸化カルシウム1kg当たり4
0〜1800L/hrの条件下で行う請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項9】 熟成を、温度20〜70℃で湿式粉砕又
は超音波分散又は攪拌により行う請求項1記載の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249128A JP3058255B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 沈降製炭酸カルシウムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249128A JP3058255B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 沈降製炭酸カルシウムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1072215A JPH1072215A (ja) | 1998-03-17 |
JP3058255B2 true JP3058255B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=17188358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8249128A Expired - Fee Related JP3058255B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 沈降製炭酸カルシウムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058255B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1547465A4 (en) * | 2002-08-02 | 2011-06-08 | Maruo Calcium | BL TENREDUZIERUNGSMITTEL |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100370433B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2003-01-29 | 한국지질자원연구원 | 에탄올-에틸렌 글리콜계에서 탄산화법을 통해 합성한 비정질 탄산칼슘을 이용한 칼사이트 제조방법 |
CN100349801C (zh) * | 2001-11-16 | 2007-11-21 | 丸尾钙株式会社 | 经表面处理的碳酸钙、其制备方法以及混合有该碳酸钙而成的树脂组合物 |
TWI283235B (en) * | 2001-11-16 | 2007-07-01 | Maruo Calcium | Surface-treated calcium carbonate, production method thereof, and resin composition containing the calcium carbonate |
CN1705616A (zh) * | 2002-10-15 | 2005-12-07 | 丸尾钙株式会社 | 团聚粒子及配合该粒子而成的树脂组合物 |
US8017101B2 (en) * | 2003-06-05 | 2011-09-13 | Okutama Kogyo Co., Ltd. | Precipitated calcium carbonate, method for producing the same and filler for loading paper using the same |
JP4698994B2 (ja) * | 2004-09-16 | 2011-06-08 | 日本コークス工業株式会社 | 炭酸カルシウムスラリーの製造方法 |
JP5009024B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-08-22 | 日本製紙株式会社 | 軽質炭酸カルシウムの粉砕方法 |
ATE480597T1 (de) * | 2007-12-12 | 2010-09-15 | Omya Development Ag | Verfahren zur herstellung von oberflächenreaktives fällungskalziumkarbonat |
JP5506228B2 (ja) * | 2008-04-04 | 2014-05-28 | 丸尾カルシウム株式会社 | コロイド炭酸カルシウム填剤及びその製造方法、並びに該填剤を配合してなる樹脂組成物 |
JP5320242B2 (ja) * | 2009-09-29 | 2013-10-23 | 日本製紙株式会社 | 炭酸カルシウムの製造方法 |
JP5079144B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2012-11-21 | 丸尾カルシウム株式会社 | 樹脂用表面処理炭酸カルシウムフィラー及び該フィラーを含有してなる樹脂組成物 |
EP2870987B1 (en) | 2012-07-05 | 2020-01-08 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Alkali metal and/or alkali earth metal extraction method |
EP3127867B1 (en) | 2014-03-31 | 2020-08-05 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Manufacturing method for calcium-carbonate microparticles |
JP6742867B2 (ja) | 2016-09-07 | 2020-08-19 | 日本製紙株式会社 | 無機炭酸塩の製造方法 |
KR101953443B1 (ko) * | 2016-12-23 | 2019-02-28 | 두산중공업 주식회사 | 제강 슬래그를 이용한 탄산염의 회수 방법 및 그 시스템 |
KR101993550B1 (ko) * | 2018-01-19 | 2019-06-26 | 두산중공업 주식회사 | 제강 슬래그를 이용한 탄산염의 회수 방법 및 그 시스템 |
EP3594281A1 (en) * | 2018-07-13 | 2020-01-15 | ImerTech | Alkaline earth metals for retarding polymer degradation |
KR102092824B1 (ko) * | 2019-06-18 | 2020-03-24 | 두산중공업 주식회사 | 제강 슬래그를 이용한 탄산염의 회수 방법 및 그 시스템 |
CN112479242B (zh) * | 2020-12-01 | 2023-02-07 | 连州市凯恩斯纳米材料有限公司 | 一种粒径小于20nm的纳米碳酸钙的制备方法 |
CN113087005A (zh) * | 2021-04-23 | 2021-07-09 | 山东宇信纳米科技有限公司 | 一种立方体的超细碳酸钙的制备方法及pvc压延膜的制备方法 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP8249128A patent/JP3058255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1547465A4 (en) * | 2002-08-02 | 2011-06-08 | Maruo Calcium | BL TENREDUZIERUNGSMITTEL |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1072215A (ja) | 1998-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3058255B2 (ja) | 沈降製炭酸カルシウムの製造方法 | |
JP5226688B2 (ja) | 単分散しておりかつ安定であるナノメートルの水酸化マグネシウムの製造方法、およびその生成物 | |
US4211667A (en) | Process for producing alumina sols | |
CN1330039A (zh) | 一种纳米活性碳酸钙的工业制备方法 | |
WO2022110127A1 (zh) | 类立方纳米碳酸钙的制备方法 | |
WO2012111692A1 (ja) | アルカリ土類金属炭酸塩微粉末 | |
EP3498782B1 (en) | Preparation of silica-coated calcium carbonates with increased surface area and mesoporosity and silica hollow shells obtained from them | |
JP2857806B2 (ja) | 沈降炭酸カルシウム | |
JP3910503B2 (ja) | 塩基性炭酸マグネシウムの製造方法 | |
JPS62202817A (ja) | 微細炭酸カルシウム粒子の製造方法 | |
US2479836A (en) | Finishing of pigments | |
DE102005027246A1 (de) | Verfahren zur Herstellung eines alpha-Aluminiumoxidpulvers | |
US3152001A (en) | Process for the production of a filler | |
JP2011522079A (ja) | 良好な分散性を有する貯蔵安定性のよい硫酸バリウムの製造方法 | |
JPH054929B2 (ja) | ||
JP2008137845A (ja) | 酸化マグネシウムの製造方法 | |
JPS62241827A (ja) | 磁気記録用強磁性微粉末の製造方法 | |
CN114853049A (zh) | 一种高稳定性纳米碳酸钙的制备方法 | |
CA2196124C (en) | Process for preparing colloidal calcium carbonate by particle size | |
JP3786717B2 (ja) | 炭酸カルシウム分散体の調製方法 | |
CN106698494B (zh) | 一种球形微纳米级碳酸钙的制备方法 | |
JP3288393B2 (ja) | 塩化ビニルペーストゾル組成物 | |
JP3167261B2 (ja) | 沈降性合成炭酸カルシウムの製造方法 | |
JP2004244461A (ja) | 着色顔料 | |
CN113905988B (zh) | 稀土类碳酸盐微粒的制造方法及稀土类碳酸盐微粒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000314 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |