JP3055990U - 軸受けの油洩れ防止機構 - Google Patents

軸受けの油洩れ防止機構

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JP3055990U
JP3055990U JP1998002523U JP252398U JP3055990U JP 3055990 U JP3055990 U JP 3055990U JP 1998002523 U JP1998002523 U JP 1998002523U JP 252398 U JP252398 U JP 252398U JP 3055990 U JP3055990 U JP 3055990U
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oil
bearing
shaft
flowing out
annular projection
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JP1998002523U
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Inventor
健一 木塚
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健一 木塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は軸受け部より流出する油が外部へ洩
れ流出することを防止することで軸受け本来の寿命の改
善と使用機器への悪影響を防止する目的である。 【解決手段】 本考案はFANモータ等の軸受け機構に
於て、FANの取付け姿勢に無関係に軸受けから油が外
部へ流出しない構造に改善した軸受け構造で1外枠と一
体成形された1a筒状の先端部に3軸よりやや大きい穴
を施し穴の内側に1b環状突起状を設けることと、5軸
受けから3軸を伝わり流出する油を10油流出防止環で
油の流出を止め1bの環状突起部に油を溜める軸受け機
構で11補油不織布の補油機構と相俟って5軸受けの寿
命向上と使用機器の油洩れの悪影響を改善することに役
立つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は特にFANモータ等に於けるモータの軸受け構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来型はモータの取付け姿勢(特に出力軸垂直、FANモータの場合は回転羽 根が下方)によっては軸受けより流出した油が軸やワッシャーに付着流出し、モ ータの回転に伴いワッシャーの遠心力で飛散し、外部へ流出するため、モータ寿 命の信頼性の低下と油による使用機器への悪影響を及ぼしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
最近のように製品自体が更に軽小化されて来ると発熱の問題も多く冷却するF ANモータ自体も高温になり軸受けの油流出や寿命等にも影響を及ぼすことが多 い。 本考案は以上のことを考え、使用環境が高温下で軸受けの油が流出し易く又モ ータの如何なる取付け姿勢に於ても油溜めや、補油機構により油が外部へ流出す るのを完全に防ぐと共に、スラストガタ調整ワッシャーも廃止のため、軸受け端 面の摩擦熱や摩擦音もなく油の流出も低減し従って軸受け寿命の向上、及び騒音 の改善にも大きな効果が得られる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は軸受けを固定する円筒状の片側を軸径よりやや大きめの穴を中心部に 設け穴の内側に環状の突起を一体成形で有し、環状の突起部で軸受けより流出し た油を溜め、外部への流出を防ぐことが出来る。 尚、軸受けより軸を伝わって外部へ流出する油は、軸受けと突起部の間の軸に 樹脂製の油流出防止環を強圧入することで油の流出を防止し、又、防止環外周部 より油が滴下しても油溜め部に落下するように防止環外径を穴径より大きく設定 しておくことで外部へ流出することもない。 又、防止環に付着した油はモータ回転時の遠心力で飛散するが全て筒の内部壁 を伝わって油溜めに溜まるため外部への流出はない。 又、筒内部の油溜めと軸受け端面の間には環状の不織布等を設け補油機構とな る。この目的の他に軸受けより流出し、油溜め機構に溜まった油を不織布の毛細 管現象にて、軸受け端面に戻す二重の効果が得られる。 以上のように軸受けより流出した油がモータ外部に洩れ出すことを取付け姿勢 に関係なく完全に防止しモータ寿命の信頼性の向上と、使用機器への悪影響を防 止出来ることが解決出来る。
【0005】
【考案の実施の形態】
実施形態として軸流プロペラ型FANについて説明する。 外枠と一体成形された中央部の軸受け固定用筒状の先端の中央に軸径よりやや 大きめの穴を有し、筒の内側の穴の外周に環状の突起部を設け油が溜まる構造に する。 回転羽根に固定された軸に樹脂製油流出防止環を圧入固定し軸受けより軸を伝 わって流出する油を防止する。 従って、FANモータの如何なる取付け姿勢によっても油が外部に洩れない構 造である。 尚、以上説明した軸受けの反対側の油洩れ防止については従来の構造にある外 枠中央部の穴にゴム又は樹脂製蓋を圧入、又は接着し油洩れ対策は施されている ので説明は省略する。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面に従って実施例を説明する。 1外枠は樹脂製成形素材にて一体成形された中央部の1a筒状があり5軸受け が固定される。1a筒の先端中央部には軸径よりやや大きめの穴と内側に1b環 状突起部を設ける。組立はあらかじめ6鉄心部に絶縁を施し捲かれた7巻線の固 定子組を9回路基板に半田付された駆動回路を一体化したものを1a筒の外周へ 圧入固定する。次に2回転羽根にインサート固定された3軸を1b環状突起部の 中央の穴を貫通した後10油流出防止環を設定の位置に圧入固定する。 次に5軸受けを3軸を貫通させて1a筒に圧入固定する。更に12スラスト受 け板を固定した8ゴム蓋を1外枠中央の穴部に圧入し3軸の先端と12スラスト 受け板がやや接触する位置で固定する。
【0007】
【考案の効果】
上述のように本考案はモータの取付け姿勢に無関係に軸受けから流出した油が 油溜めや補油機構に留まり外部へ流出することがないため、軸受けの寿命の向上 を計り且つ使用機器の油洩れによる弊害をなくすことが出来る。且つスラストワ ッシャー等もなくて摩擦熱、音も改善され構造も単純でモータ寿命の信頼性向上 と、低価格で実現出来る特長が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軸流プロペラ型FANの構造断面図を
示す。
【図2】本考案の油流出の状態を示す構造断面を示す。
図の……A部は油が溜められる水準を示す。
【図3】従来型の軸流プロペラ型FANの構造断面図を
示す。
【図4】従来型の油流出の状態を示す構造断面を示す。
【符号の説明】
1.外枠 1a筒 1b環状突起部 2.回転羽根 3.軸 4.磁石 5.軸受け 6.固定子鉄芯 7.巻線 8.ゴム蓋 9.回路基板 10.油流出防止環(兼回転羽根抜け止め防止環) 11.補油不織布 12.スラスト受け板 13.スラストガタ調整ワッシャー 14.緊定ワッシャー(抜け止めワッシャー)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの軸受けを固定する筒状の先端の
    中心部に軸径よりやや大きい穴を有し、この穴の内側に
    環状の突起部を筒と一体成形で設け軸受けより流出した
    油が、モータの取付け姿勢に無関係に外部へ流出飛散す
    ることを防止出来る油溜め機構と筒内部の軸受けと環状
    突起部の間に不織布等の補油機構を備えて軸受けの油切
    れ現象を改善し軸受け寿命の信頼性を向上する軸受けの
    構造。
  2. 【請求項2】 上記軸受け機構に於て、軸受けと環状突
    起部の間の軸に、樹脂製の油流出防止環を有し、軸受け
    より軸を伝わり流出する油を外部へ洩れることを防止す
    ると共に、回転子が抜けないように保持する役目を兼用
    する環を有する構造。
JP1998002523U 1998-03-16 1998-03-16 軸受けの油洩れ防止機構 Expired - Lifetime JP3055990U (ja)

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