JP3040694B2 - 複合多層フィルム - Google Patents

複合多層フィルム

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JP3040694B2 JP7141455A JP14145595A JP3040694B2 JP 3040694 B2 JP3040694 B2 JP 3040694B2 JP 7141455 A JP7141455 A JP 7141455A JP 14145595 A JP14145595 A JP 14145595A JP 3040694 B2 JP3040694 B2 JP 3040694B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汎用のポリオレフィン系
樹脂フィルムとヒートシール可能で、温水中で加熱殺菌
処理を行っても透明性を維持し、開封口を確保するだけ
の耐熱性を有し、流通過程における密封性に優れ、且つ
開封時には容易に剥離できることを目的とした食品包装
用複合多層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品包装においては完全密封性があり、
且つ開封時には容易に開封できる特性(以下イージーピ
ール性)を持った包装材料が広く使用されている。プラ
スチック包装材料を用いて、イージーピール性を得るた
めの方法は、大きく分けて次の三つの方法がある。第1
の方法は、相手側のシール層とヒートシールする層を予
めある程度薄くしておき、開封時にこの層を相手シール
層に剥離させることによって開封する方法である。次
に、第2の方法として、シール層を異樹脂からなる混合
物とし、相手側のシール層とのシール強度を適度に制御
する方法である。最後に、第3の方法として、シールす
べき材料を別々の樹脂とし、ヒートシールにより疑似的
に密着させて、開封時にその界面から開封する方法であ
る。しかし第3の方法は密封性が十分得られない場合が
多かった。
【0003】さて、最近では、食習慣の変化から、家庭
で手軽に調理できる調理済み食品が広く普及し始めてい
る。これらの食品は、真空パックした包装物を温水中で
加熱殺菌或いは加熱調理した上で、販売される。これら
の食品は、小売店でのディスプレイ効果や消費者が予め
内容食品を確認できるように、加熱処理後のフィルムの
透明性は大変重要である。又包装材料が易開封性をもっ
ているにも拘わらず、開封口が温水に曝されたことによ
り融着していては、折角のイージーピール機能が無意味
なものとなってしまう。従って、開封口が融着しないだ
けの耐熱性も併せて必要である。又、食品包装の場合に
は、単にイージーピール性があるというだけでは不十分
であり、開封した時に剥離面に繊維状になったシール層
が残っている(以下ヒゲの現象という)と、商品価値を
落とすことになり良くない。更には、ハンバーグ等の食
品においては、中身やタレに油脂分が多く含まれている
が、この油脂分によってシール層が侵され、輸送途中等
に破袋するようであってはいけない。この意味で、シー
ル層材料には充分な耐油性も必要とされる。
【0004】ところが、上述の各技術は第1の方法の場
合、内容物やそれに付随する各種の油脂分により薄くし
たシール層が侵されデラミネーションを生じ、シールの
信頼性に欠ける。又、相手シール層も単一樹脂に限定さ
れることが多く、汎用性にも欠ける。次に、第2の方法
の場合も、多くの場合混合系の配合が良くないと、加熱
処理の前段階から透明性が良くなかったり、温水加熱処
理時の水分や油分により、シール層が白濁するという欠
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の加熱
殺菌処理を行う際に使用される食品包装フィルムにおけ
る易開封性シール層の問題点である透明性、耐油性及び
耐熱性の不足を同時に解決するために種々の検討の結果
なされたもので、その目的とするところは、ヒートシー
ルすべき相手材料として汎用のポリオレフィン系樹脂群
から幅広く選択出来、温水中での加熱殺菌処理後も優れ
たイージーピール性と透明性を保持し、且つ流通過程に
おける密封性を併せ持つシール層を与える複合多層フイ
ルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シール層がエ
チレン系アイオノマー樹脂100重量部に対し、融点が
170℃以上の結晶性ポリアミド樹脂5〜100重量
部、ポリプロピレン樹脂10〜160重量部及びエチレ
ン−メタクリル酸共重合体樹脂10〜50重量部からな
る組成物であることを特徴とする複合多層フィルムであ
り、好ましくは結晶性ポリアミド樹脂が、ナイロン6、
ナイロン66及びこれらの共重合体であり、エチレン系
アイオノマー樹脂が、α、β不飽和カルボン酸含有量6
〜15モル%、遷移金属陽イオンによる中和度が20〜
100%のエチレン系アイオノマー樹脂であり、シール
層の厚みが、2〜100μmであり、共押出し方式で製
造される4記載の複合多層フィルムである。
【0007】本発明において用いられるアイオノマーと
しては、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体の一部が
金属陽イオンによって中和されたエチレン系アイオノマ
ー樹脂を用いることができる。本アイオノマーの構成と
して好ましくは、アイオノマーのベースとなる共重合体
を構成する不飽和カルボン酸の酸含量としては6〜15
モル%の範囲のものが、結晶性ポリアミド樹脂と良く相
溶し、金属陽イオンとしては亜鉛、マンガン、コバルト
等の遷移金属陽イオンが良く、しかもその中和度として
は20%以上であることが、耐熱性の点で最も好まし
い。
【0008】本発明において用いられるポリアミドとし
ては、融点が170℃以上の結晶性ポリアミド樹脂樹脂
を用いることができる。このようなポリアミドとして、
具体的には、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナ
イロン46、MXD6ナイロン、及びこれらの共重合体
や混合体である。耐熱性を効率良く改善するためには、
融点が200℃以上の結晶性ポリアミド樹脂が良く、ナ
イロン6、ナイロン66及びこれらの共重合体が特に好
ましく用いられる。又、本発明における結晶性ポリアミ
ド樹脂の25℃における98%硫酸での比粘度は0.5
〜10のものが好ましい。本発明における結晶性ポリア
ミド樹脂の配合比率としては、エチレン系アイオノマー
樹脂100重量部に対し、結晶性ポリアミド樹脂が5重
量部未満では耐熱性改良の効果があまり認められず、逆
に100重量部より多いとアイオノマー本来の性質が失
われ、相手材のエチレン系シーラントとのシールが困難
となるため、5〜100重量部、好ましくは20〜80
重量部の割合が好適である。
【0009】本発明において用いられるポリプロピレン
樹脂としては、ポリプロピレンのホモポリマー及びエチ
レン・プロピレン共重合体が含まれる。プロピレンのホ
モポリマーは共重合体に比較し、やや透明性は落ちる
が、逆にイージーピール性を付与する効果は大きい。ポ
リプロピレンとしてエチレン・プロピレン共重合体を採
用する場合はエチレン含量は少ない方がよく、1〜5重
量%程度が好ましい。エチレンの含量が多くなるとシー
ルすべき相手のフィルムがアイオノマーの場合は比較的
影響を受けないが、ポリエチレンやエチレン酢酸ビニル
共重合体の場合イージーピール性を損なうことになる。
ポリプロピレンの230℃におけるMFRは0.1〜1
0g/10分程度と低い方が好ましい。ポリプロピレン
のMFRを高くすると、フィルムの透明性は向上する
が、剥離時のヒゲの現象が発生し易くなり、実用的では
ない。本発明におけるポリプロピレン樹脂の配合比率と
しては、使用目的によっても異なるが、エチレン系アイ
オノマー樹脂100重量部に対し、ポリプロピレン樹脂
が10重量部未満では易開封性の効果があまり認められ
ず、逆に100重量部より多いとアイオノマー本来の性
質が失われ、相手材のエチレン系シーラントとのシール
が困難となるため、10〜100重量部、好ましくは1
5〜80重量部の割合が好適である。
【0010】本発明において、エチレン−メタクリル酸
共重合体には次の2つの効果がある。先ず第一にエチレ
ン系アイオノマー、結晶性ポリアミド及びポリプロピレ
ンの3元混合系における加工助剤的な役割を果たす。そ
の役割とは、結晶性ポリアミドやポリプロピレンの配合
の比率が高い場合において、2軸のスクリュー押出し機
やバンバリーミキサー等の加工装置を用いて予めコンパ
ウンディングしておいた場合には問題とならないが、単
軸スクリューでいきなりシート化を図った場合うまく相
溶させることが出来ず、透明性が得られにくいことがあ
る。この際に、エチレン−メタクリル酸共重合体を加え
ることによって、透明性を格段に向上させることが出来
る。この理由は必ずしも明らかではないが、エチレン−
メタクリル酸共重合体の酸成分がアイオノマーのそれと
相まってポリアミドとの相溶性向上に大きく関与してい
るものと考えられる。次に、これも結晶性ポリアミド及
びポリプロピレンの配合の比率が高い場合において効果
を発揮するのだが、両成分を本特許請求の範囲内で添加
した場合であっても、用途によってシール強度が十分で
ない場合がある。この様な場合に、不足しているシール
強度を補うことが出来る。エチレン−メタクリル酸共重
合体は、メタクリル酸の酸含量が3〜15wt%で、1
90℃におけるMFRが0.3〜10g/10分で、且
つJIS K−7215によって測定した場合の硬度
(Dスケール)が30〜60であるエチレン−メタクリ
ル酸共重合体を利用することが出来る。本発明における
エチレン−メタクリル酸共重合体の配合比率としては、
アイオノマー100重量部に対し、エチレン−メタクリ
ル酸共重合体が10重量部未満では上述の効果はあまり
認められず、逆に50重量部より多いと易開封性を阻害
することになるため、10〜50重量部、好ましくは1
5〜40重量部の割合が好適である。
【0011】本発明によるシール層にはフィルムのブロ
ッキング防止を目的として、粒子径0.1〜2.0μm
の酸化珪素、珪酸マグネシウム、あるいは珪酸アルミニ
ウムから選ばれる無機充填剤を、本熱可塑性樹脂組成物
100重量部に対して0.1〜5.0重量部添加しても
良い。包装する食品の種類及び形態により求められるシ
ール強度は変わってくるので、流通過程における密閉性
と開封時のイージーピール性のバランスを考え、シール
強度を調整する必要があるが、本発明で示した範囲内で
あれば、各成分のMFR及び構成比率を調整することに
より、目的を達成することができる。
【0012】本発明によるボイル適性に優れたイージー
ピール可能なシール層を有する複合多層フィルムとして
は、従来加熱処理を行う場合の食品包装に用いられてき
た層構成を採用する事ができる。例えば、最外層(A)
としてポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、或いは6ナイロン、12ナイロン、66ナイ
ロン又はこれらの共重合体等のポリアミド樹脂、中間層
としてエチレン・ビニルアルコール共重合体やポリ塩化
ビニリデン等のガスバリアー層(B)、耐ピンホール性
付与層(C)としてポリアミド樹脂樹脂、及び本発明に
よるシール層(D)を、必要に応じて接着性樹脂層
(E)を設けて積層させて使用することができる。具体
的な層構成としては例えば、A/E/C/E/D、A/
E/C/B/E/D、A/E/B/C/E/D、A/E
/B/E/D、A/E/C/B/C/E/D、A/E/
B/C/B/E/D、又は最外層からエチレン・ビニル
アルコール共重合体層(ガスバリアー性付与層)、接着
性樹脂層、ポリアミド樹脂層、接着層及び本発明による
シール層からなる5層共押出しフィルム等の外層に、反
りの防止や印刷の目的でポリプロピレンをドライラミネ
ートした複合多層フィルム等々を採用し、実用に供する
事ができる。
【0013】本発明のシール層を有する複合多層フィル
ムに適する相手方のシール層の樹脂としては低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、エチレ
ンメタクリル酸メチル共重合体、エチレン系アイオノマ
ー、エチレンプロピレン共重合体等が使用される。勿論
本シール層同志をシールして使用しても構わない。最後
に、本シール層を有する複合多層フィルムの製造方法と
しては、上述の様に複雑な多層構成を必要とすることに
よる生産性や深絞り成形性等の観点から、共押出し法に
よるのが望ましい。
【0014】
【実施例】600mm巾の6層共押出しT字型ダイスを
用い常法により複合多層フィルムを作成した。各層の構
成は最外層に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
30μm、以下順次接着性樹脂(AD層)15μm、
ポリアミド樹脂(6Ny)15μm、エチレン・ビニル
アルコール共重合体(EVOH)15μm、接着性樹脂
(AD層)15μm、及び本発明によるシール層60
μm或いは本発明によらないシール層60μmを配し
た。得られたフィルムの総厚みは150μmである。シ
ール層に配合した熱可塑性樹脂は次の通りである。アイ
オノマーとしては、メタクリル酸含量が9モル%で、亜
鉛イオンによる中和度が50%のもの(ION)を用
い、結晶性ポリアミドとしては比粘度2.0のナイロン
6−66(DSC法による融点195℃)、ポリプロピ
レンとしてはホモポリマーで、230℃におけるMFR
が2.5g/10分のもの(PP)を用い、エチレン−
メタクリル酸共重合体としては、酸含量9重量%で19
0℃におけるMFRが8g/10分のもの(EMAA)
を用いた。
【0015】シール層以外の各層に使用した樹脂は次の
通りである。 ・LLDPE:三井石油化学工業(株)製 ウルトゼック ス3520L ・AD層 :三井石油化学工業(株)製 アドマー NF500 ・6Ny :宇部興産(株)製 宇部ナイロン 1030B ・EVOH :(株)クラレ製 エバール EP-E154B ・AD層 :三井石油化学工業(株)製 アドマー NF550
【0016】得られた複合多層フィルムを20mm深絞
り圧空成形し、内容物としてハンバーグを充填し、外層
からポリプロピレン、ビニリデンコートポリエステル及
びシール層として直鎖状低密度ポリエチレンの3層で合
計80μmの蓋材で真空シールを行った。この際、包装
体の1つのコーナー部分を意図的にシールしないで、開
封口に相当する場所を作成した。更にこの包装体を沸騰
水中で30分間加熱処理した。こうして得られたサンプ
ルについて、透明性、耐熱性、耐油性及びシール性につ
いて調べた。尚、透明性等のこれらの特性は、次に記載
する方法で調べた。 (イ)透明性:サンプルから内容物を取り出し、台所用
中性洗剤とぬるま湯で洗浄した成形フィルムについて、
ヘイズを測定した。 (ロ)耐熱性:サンプルの隅に意図的に作成した未シー
ル部が、加熱殺菌処理により融着していないかどうかを
調べた。 (ハ)耐油性:得られたサンプルを各々20個ずつ段ボ
ールケースに入れ、1mの高さからコンクリート上に段
ボールケースの6面についてそれぞれ5回落下させて、
段ボールケースを開封し破袋しているものの個数を調べ
た。 (ニ)シール強度:オートグラフを用い、テストピース
幅15mm、剥離速度200mm/分で行った。
【0017】実験内容及び実験結果を表1にまとめた。
表中実施例1〜5は本発明による4元熱可塑性樹脂組成
物をシール層としたものであり、透明性、耐熱性、耐油
性及びイージーピール性の何れにも優れており、大変バ
ランスがとれている事を示している。比較例1、2はポ
リアミドの添加量が少ないため、耐熱性が十分得られて
いない。比較例2、3はポリプロピレンの添加量が少な
いため、シール強度が強すぎて開封が困難である。比較
例4はポリプロピレンの添加量が多すぎるため、シール
強度も弱いため破袋が発生している。比較例5はポリア
ミドの添加量が多すぎるため、透明性が悪くなり、シー
ル強度も十分でない。
【0018】 表 1 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 配合(重量部) アイオノマー 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 ナイロン6−66 10 10 50 80 80 3 3 25 50 150 PP 10 55 35 15 140 35 5 5 200 35 EMAA 15 25 15 25 40 20 15 15 25 15 評価項目 1透明性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 2耐熱性 ○ ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ 3耐油性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × 4シール性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × ×
【0019】評価基準 透明性:○ ボイル後のヘイズ値が10%未満である。 × ボイル後のヘイズ値が10%以上である。 耐熱性:○ 開封口の融着が起こらない。 × 開封口の融着が起こる。 耐油性:○ 破袋した個数が0〜2個である。 × 破袋した個数が3個以上である。 シール性:○ シール強度が100gf/15mm以上500gf
15mm未満である。 × シール強度が100gf/15mm未満又は500gf/15mm以
上である。
【0020】
【発明の効果】本発明によるシール層を持つ複合多層フ
ィルムを用いると、真空包装後加熱殺菌処理を行う包装
体においても、イージーピール性や透明性を損なうこと
無く、従来の欠陥である耐熱性や耐油性を補えるため、
定形のもののみならず、不定形で塊状の内容物を深絞り
や袋で真空包装を行う用途において好適に使用できる。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール層が、エチレン系アイオノマー樹
    脂100重量部に対し、融点が170℃以上の結晶性ポ
    リアミド樹脂5〜100重量部、ポリプロピレン樹脂1
    0〜160重量部及びエチレン−メタクリル酸共重合体
    樹脂10〜50重量部からなる組成物であることを特徴
    とする複合多層フィルム。
  2. 【請求項2】 結晶性ポリアミド樹脂が、ナイロン6、
    ナイロン66及びこれらの共重合体である請求項1記載
    の複合多層フィルム。
  3. 【請求項3】 エチレン系アイオノマー樹脂が、α、β
    不飽和カルボン酸含有量6〜15モル%、遷移金属陽イ
    オンによる中和度が20〜100%のエチレン系アイオ
    ノマー樹脂である請求項1又は2項記載の複合多層フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 シール層の厚みが、2〜100μmであ
    る請求項1、2又は3記載の複合多層フィルム。
  5. 【請求項5】 共押出し方式で製造される請求項1、
    2、3又は4記載の複合多層フィルム。
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