JP3039460U - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

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JP3039460U
JP3039460U JP1997000089U JP8997U JP3039460U JP 3039460 U JP3039460 U JP 3039460U JP 1997000089 U JP1997000089 U JP 1997000089U JP 8997 U JP8997 U JP 8997U JP 3039460 U JP3039460 U JP 3039460U
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friction
rotation
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pulley
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国男 沢井
博司 浜端
成 金子
勝則 大西
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦部材であるフェルトを駆動部材であるプ
ーリーに取り付ける作業が簡単になり、摩擦部材の中心
と駆動部材の中心とを簡単に一致させることができ、し
かもコスト的にも有利なものとする。 【構成】 回転中心を中心として凸部110が設けられ
たプーリー100と、プーリー100の凸部110に対
応する孔210が開設され、孔210に凸部110が嵌
合されるフェルト200と、フェルト200に押圧され
る従動側回転体300と、従動側回転体300をプーリ
ー100の側に押圧する圧縮スプリング400とを備え
ており、従動側回転体300に取り付けられたフェルト
200に押圧される面には、回転中心を中心とする2つ
の突脈330が同心円状に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばビデオカセットデッキ等において回転駆動力の伝達に用いら れる摩擦クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカセットデッキでは、回転駆動力を伝達する手段として摩擦クラッチが 用いられている。例えば、モータからの回転を2つのリール、すなわち供給側リ ールと巻取側リールとに伝達する機構に用いられている。
【0003】 この摩擦クラッチは、モータで回転駆動される駆動部材と、この駆動部材に貼 付される摩擦部材と、この摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆 動部材側に押圧する弾性部材とを有している。
【0004】 例えば、駆動部材としては、モータからの回転駆動力をベルトで伝達されるプ ーリーがあり、摩擦部材としてはフェルトがある。この摩擦部材は、両面テープ 或いは接着剤で駆動部材としてのプーリーの一面に張り付けられていた。
【0005】 そして、従動部材は弾性部材により、駆動部材側、すなわち摩擦部材側に押圧 されることにより、駆動部材の回転駆動が伝達されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、摩擦部材を駆動部材に張り付ける作業は、摩擦部材の中心と駆 動部材の回転中心とが一致するように行わなければならない。すなわち、摩擦部 材が駆動部材の回転中心からずれていれば、回転にガタツキが生じるおそれがあ るためである。従って、この摩擦部材の張付作業は、高い精度が要求される。そ のため、手間のかかる作業となるともに、両面テープ等の材料が必要となるので 、コストが高くなる問題点があった。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、摩擦部材を駆動部材に取り付け る作業が簡単になるとともに、摩擦部材の中心と駆動部材の中心とを簡単に一致 させることができ、しかもコスト的にも有利な摩擦クラッチを提供することを目 的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心として凸部が設けられた駆動部 材と、この駆動部材の前記凸部に対応する孔が開設され、当該孔に前記凸部が嵌 合される摩擦部材と、この摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆 動部材側に押圧する弾性部材とを備えており、前記従動部材に取り付けられた摩 擦部材に押圧される面には、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状 に設けられている。
【0009】 また、本考案に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心として凹部が設けられた 駆動部材と、この駆動部材の前記凹部に対応する形状に形成され、前記凹部に嵌 合される摩擦部材と、この摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆 動部材側に押圧する弾性部材とを備えており、前記従動部材に取り付けられた摩 擦部材に押圧される面には、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状 に設けられていてもよい。
【0010】 さらに、本考案に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心とした開口が設けられ るとともに、当該開口の周囲に凸部が設けられた駆動部材と、前記開口を貫通す る軸が突設され、この軸の周囲に凸部が設けられた第1の従動部材と、この第1 の従動部材の凸部に嵌合する孔が開設され、第1の従動部材と駆動部材との間に 介在される第1の摩擦部材と、前記開口を貫通した軸が嵌合する嵌合孔が開設さ れた第2の従動部材と、前記駆動部材の凸部に嵌合する孔が開設され、第2の従 動部材と駆動部材との間に介在される第2の摩擦部材と、前記第2の従動部材を 駆動部材側に押圧する弾性部材とを備えており、前記第1の従動部材が第1の摩 擦部材に押圧される面と、第2の従動部材が第2の摩擦部材に押圧される面とに は、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状に設けられていてもよい 。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチの概略的断面図、図2は 本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチに用いられるフェルトの概略的平 面図、図3は本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチに用いられる従動側 回転体のフェルトに押圧される側の面の概略的平面図、図4は本考案の第2の実 施の形態に係る摩擦クラッチの概略的断面図、図5は本考案の第2の実施の形態 に係る摩擦クラッチに用いられるフェルトの概略的平面図、図6は本考案の第2 の実施の形態に係る摩擦クラッチに用いられるプーリーの凹部が設けられた側の 概略的平面図、図7は本考案の第3の実施の形態に係る摩擦クラッチの概略的断 面図である。
【0012】 本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心として凸部 110が設けられた駆動部材としてのプーリー100と、このプーリー100の 前記凸部110に対応する孔210が開設され、当該孔に前記凸部110が嵌合 される摩擦部材としてのフェルト200と、このフェルト200に押圧される従 動部材としての従動側回転体300と、この従動側回転体300をプーリー10 0の側に押圧する弾性部材としての圧縮スプリング400とを有している。
【0013】 前記プーリー100は、中心に貫通孔120が開設されている。この貫通孔1 20は、プーリー100の回転中心となる回転軸500が貫通される部分である 。また、このプーリー100の一方の面、すなわち従動側回転体300と対向す る面には、凸部110が形成されている。この凸部110は、プーリー100の 回転中心を中心点とした正六角形に形成されており、その厚さ寸法は取り付けら れるフェルト200の厚さ寸法より小さく、詳しくは圧縮スプリング400で従 動側回転体300がプーリー100の側に押圧されたとしても、従動側回転体3 00が凸部110に接しない程度の寸法に設定されている。
【0014】 一方、摩擦部材としてのフェルト200は、図2に示すように、中心に正六角 形の孔210が開設されている。この孔210は、前記プーリー100の凸部1 10の形状及び大きさに対応しており、孔210に凸部110がぴったりと嵌合 されるようになっている。
【0015】 従動側回転体300は、中心から軸310が突出された略こま形に形成されて おり、前記軸310には、貫通孔311が開設され、この貫通孔311にはプー リー100の回転中心ともなる回転軸500が貫通されている。従って、この従 動側回転体300は、プーリー100と同軸に設けられていることになる。また 、この従動側回転体300は、前記回転軸500に沿ってスライド可能となって いる。
【0016】 また、この従動側回転体300が前記プーリー100と対向する面、すなわち 前記軸310が突出されていない面320には、図3に示すように、回転中心を 中心とする複数条(図面では2条)の突脈330が同心円状に設けられている。 この突脈330は、前記フェルト200に食い込む部分であって、その突出寸法 はフェルト200の厚さ寸法より若干小さく設定されている。また、この突脈3 30は、図1に示すように、断面略三角形状となっている。
【0017】 さらに、従動側回転体300の他面、すなわち前記突脈330が形成されてい る面320とは異なる面であり、軸310が突設される側の面には、弾性部材と しての圧縮スプリング400が圧接されている。すなわち、従動側回転体300 は、圧縮スプリング400によって、プーリー100の側へと押圧されているの である。
【0018】 すなわち、このように構成された摩擦クラッチでは、プーリー100の回転は 、フェルト200を介して従動側回転体300に伝達される。この際、フェルト 200に従動側回転体300の突脈330が食い込んでいるが、突脈330は、 従動側回転体300の回転中心を中心点とした同心円上に形成されているため、 回転軸500に直交する方向、すなわち横方向にフェルト200がずれることは ない。なお、このフェルト200の横方向へのずれの防止は、凸部110によっ ても行われる。
【0019】 また、フェルト200をプーリー100に取り付ける際、プーリー100の凸 部110にフェルト200の孔210を対応させるだけで正確に位置決めサレル ので、従来のように両面テープ等を用いることなく、きわめて容易にフェルト2 00をプーリー100に取り付けることが可能となる。
【0020】 そして、プーリー100に過大な回転力が伝わると、フェルト200と従動側 回転体300との間でスリップが生じるため、プーリー100の回転は従動側回 転体300には伝達されない。
【0021】 一方、本考案の第2の実施の形態に係る摩擦クラッチでは、図4に示すように 、回転中心を中心として凹部150が設けられた駆動部材であるプーリー100 と、このプーリー100の前記凹部150に対応する形状に形成され、前記凹部 150に嵌合される摩擦部材であるフェルト200と、このフェルト200に押 圧される従動部材である従動側回転体300と、この従動側回転体300をプー リー100の側に押圧する弾性部材である圧縮スプリング400とを有している 。
【0022】 ここで、第2の実施の形態に係る摩擦クラッチが、第1の実施の形態に係る摩 擦クラッチと異なる点は、プーリー100に対するフェルト200の位置決めの 構造である。 すなわち、第2の実施の形態に係る摩擦クラッチでは、プーリー100の外周 部に、回転中心を中心とした壁部160が形成されることによって、この壁部1 60の内側部分が凹部150となり、この凹部150にフェルト200を嵌合す るのである。
【0023】 すなわち、この壁部160は、図6に示すように正六角形に形成されて、その 内側の凹部150は正六角形になっている。一方、この凹部150に嵌合される フェルト200は、その外周が凹部150に対応した正六角形に形成されている 。また、このフェルト200の中心には、回転軸500が貫通される孔220が 開設されている。
【0024】 なお、凹部150を構成する壁部160の高さ寸法、すなわち凹部150の深 さ寸法は、取り付けられるフェルト200の厚さ寸法より小さく、詳しくは圧縮 スプリング400で従動側回転体300がプーリー100の側に押圧されたとし ても、従動側回転体300が壁部160に接しない程度の寸法に設定されている 。
【0025】 第2の実施の形態に係る摩擦クラッチのその他の点は、上述した第1の実施の 形態に係る摩擦クラッチと略同一である。
【0026】 従って、この第2の実施の形態に係る摩擦クラッチは、プーリー100の回転 がフェルト200を介して従動側回転体300に伝達され、その際フェルト20 0に従動側回転体300の突脈330が食い込むことにより、フェルト200の 横ずれが防止される。なお、フェルト200の横ずれの防止は、突脈330のみ ならず、凹部150を構成する壁部160によっても行われる。また、プーリー 100に過大な回転力が伝わると、フェルト200と従動側回転体300との間 でスリップが生じるため、プーリー100の回転は従動側回転体300には伝達 されない。
【0027】 次に、本考案の第3の実施の形態に係る摩擦クラッチについて、図7を参照し つつ説明する。
【0028】 この第3の実施の形態に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心とした開口12 0が設けられるとともに、当該開口120の周囲に凸部110が設けられた駆動 部材であるプーリー100と、前記開口120を貫通する軸620が突設され、 この軸620の周囲に凸部610が設けられた第1の従動部材である第1の従動 側回転体600と、この第1の従動側回転体600の凸部610に嵌合する孔7 10が開設され、第1の従動側回転体600とプーリー100との間に介在され る第1の摩擦部材である第1のフェルト700と、前記開口120を貫通した軸 620が嵌合する嵌合孔810が開設された第2の従動部材である第2の従動側 回転体800と、前記プーリー100の凸部110に嵌合する孔910が開設さ れ、第2の従動側回転体800とプーリー100との間に介在される第2の摩擦 部材である第2のフェルト900と、前記第2の従動側回転体800をプーリー 100側に押圧する弾性部材である圧縮スプリング400とを有している。
【0029】 前記プーリー100は、上述した第1及び第2の実施の形態に係る摩擦クラッ チと同様であるが、開口120は、回転軸500が貫通するだけでなく、第1の 従動側回転体600の軸620が貫通するようになっている。
【0030】 このプーリー100の開口120の周囲には、正六角形の凸部110が形成さ れている。この凸部110は、取り付けられる第2のフェルト900の孔910 が嵌合する部分であり、その厚さ寸法は第2のフェルト900の厚さ寸法より若 干小さく設定されている。詳しくは圧縮スプリング400で第2の従動側回転体 800がプーリー100の側に押圧されたとしても、第2の従動側回転体800 が凸部110に接しない程度の寸法に設定されている。
【0031】 また、第1の従動側回転体600の一面には、貫通孔621が貫通した軸62 0が回転中心に突設されている。この軸620は、前記開口120を貫通すると ともに、ギア950が嵌合されるようになっている。また、前記貫通孔621は 回転軸500が貫通される部分である。
【0032】 また、前記軸620の一部、すなわち第2の従動側回転体800が嵌合する部 分は、断面視正六角形に設定されている。
【0033】 さらに、当該軸620の基端部には、正六角形の凸部610が設けられている 。この凸部610は、後述する第1のフェルト700の孔710が嵌まり込む部 分であって、その厚さ寸法は、第1のフェルト700の厚さ寸法より若干小さく 設定されている。
【0034】 また、当該第1の従動側回転体600の一面、すなわち軸620が突設された 面であり、第1のフェルト700に押圧される面には、回転中心、すなわち軸6 20を中心とする2つの突脈630が同心円状に設けられている。
【0035】 一方、プーリー100の反対側には、第2の従動側回転体800が取り付けら れる。この第2の従動側回転体800の回転中心には、前記軸620の正六角形 に対応する正六角形の嵌合孔810が開設されている。従って、第2の従動側回 転体800と第1の従動側回転体600とは、軸620を介して回転方向には連 結されていることになる。
【0036】 また、この第2の従動側回転体800が第2のフェルト900に押圧される面 には、回転中心、すなわち嵌合孔810を中心とする2つの突脈830が同心円 状に設けられている。
【0037】 この、第2の従動側回転体800と、プーリー100との間に介在される第2 のフェルト900は、前記凸部110に対応した正六角形の孔910が開設され ている。従って、この第2のフェルト900は、凸部110に嵌合されることに よって位置決めされるのである。
【0038】 また、前記第2の従動側回転体800は、軸620に嵌合されたギア950と の間に介在された圧縮スプリング400によって、プーリー100の側に押圧さ れている。
【0039】 このように構成された摩擦クラッチの動作について説明する。 プーリー100に伝えられた回転は、第1のフェルト700及び第2のフェル ト900を介して前記1の従動側回転体600及び第2の従動側回転体800に 伝達される。すなわち、第2の従動側回転体800は、圧縮スプリング400に よってプーリー100の側へと押圧されているので、第2のフェルト900を介 して回転が伝達される。また、第1の従動側回転体600と第2の従動側回転体 800とは、軸620で連結されているので、第2の従動側回転体800の回転 が第1の従動側回転体600に伝達されるとともに、第1の従動側回転体600 は第1のフェルト700を介してプーリー100と接しているので、第1の従動 側回転体600はプーリー100の回転が伝達されるのである。
【0040】 プーリー100に過大な回転力が加わると、第1のフェルト700第2のフェ ルト900と、第1の従動側回転体600及び第2の従動側回転体800との間 でスリップが生じるため、プーリー100の回転は、第1の従動側回転体600 及び第2の従動側回転体800には伝達されない。
【0041】
【考案の効果】
本考案に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心として凸部が設けられた駆動部 材と、この駆動部材の前記凸部に対応する孔が開設され、当該孔に前記凸部が嵌 合される摩擦部材と、この摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆 動部材側に押圧する弾性部材とを備えており、前記従動部材に取り付けられた摩 擦部材に押圧される面には、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状 に設けられている。
【0042】 このため、この摩擦クラッチは、摩擦部材の孔に駆動部材の凸部を嵌め込むだ けで、摩擦部材の位置決めを正確に行うことが可能となるとともに、従来のよう に両面テープや接着剤等を使用することなしに、摩擦部材を駆動部材に取り付け ることができ、摩擦部材の取付作業が非常に容易になり、かつ製造コストの低減 にも寄与する。また、突脈が摩擦部材に食い込むために、摩擦部材の横方向への ずれが生じない。特に、前記孔と凸部との寸法に若干の誤差があってもずれは生 じない。従って、摩擦部材のずれに起因する回転ムラは生じることがない。
【0043】 また、本考案に係る摩擦クラッチを回転中心を中心として凹部が設けられた駆 動部材と、この駆動部材の前記凹部に対応する形状に形成され、前記凹部に嵌合 される摩擦部材と、この摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆動 部材側に押圧する弾性部材とを備え、前記従動部材に取り付けられた摩擦部材に 押圧される面には、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状に設けら れるように構成しても同様の効果を発揮する。
【0044】 さらに、本考案に係る摩擦クラッチは、回転中心を中心とした開口が設けられ るとともに、当該開口の周囲に凸部が設けられた駆動部材と、前記開口を貫通す る軸が突設され、この軸の周囲に凸部が設けられた第1の従動部材と、この第1 の従動部材の凸部に嵌合する孔が開設され、第1の従動部材と駆動部材との間に 介在される第1の摩擦部材と、前記開口を貫通した軸が嵌合する嵌合孔が開設さ れた第2の従動部材と、前記駆動部材の凸部に嵌合する孔が開設され、第2の従 動部材と駆動部材との間に介在される第2の摩擦部材と、前記第2の従動部材を 駆動部材側に押圧する弾性部材とを備えており、前記第1の従動部材が第1の摩 擦部材に押圧される面と、第2の従動部材が第2の摩擦部材に押圧される面とに は、回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状に設けられている。
【0045】 このように構成された摩擦クラッチは、上述した効果を発揮するとともに、駆 動部材の両面から摩擦部材を介して従動部材が押圧されているので、より高トル クの場合にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチ
の概略的断面図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチ
に用いられるフェルトの概略的平面図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態に係る摩擦クラッチ
に用いられる従動側回転体のフェルトに押圧される側の
面の概略的平面図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態に係る摩擦クラッチ
の概略的断面図である。
【図5】本考案の第2の実施の形態に係る摩擦クラッチ
に用いられるフェルトの概略的平面図である。
【図6】本考案の第2の実施の形態に係る摩擦クラッチ
に用いられるプーリーの凹部が設けられた側の概略的平
面図である。
【図7】本考案の第3の実施の形態に係る摩擦クラッチ
の概略的断面図である。
【符号の説明】
100 プーリー(駆動部材) 110 凸部 200 フェルト(摩擦部材) 210 孔 300 従動側回転体(従動部材) 330 突脈 400 圧縮スプリング(弾性部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 33/12 313 G11B 33/12 313C (72)考案者 大西 勝則 大阪府大東市中垣内7丁目7番1号 船井 電機株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心を中心として凸部が設けられた
    駆動部材と、この駆動部材の前記凸部に対応する孔が開
    設され、当該孔に前記凸部が嵌合される摩擦部材と、こ
    の摩擦部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆
    動部材側に押圧する弾性部材とを具備しており、前記従
    動部材に取り付けられた摩擦部材に押圧される面には、
    回転中心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状に設
    けられていることを特徴とする摩擦クラッチ。
  2. 【請求項2】 回転中心を中心として凹部が設けられた
    駆動部材と、この駆動部材の前記凹部に対応する形状に
    形成され、前記凹部に嵌合される摩擦部材と、この摩擦
    部材に押圧される従動部材と、この従動部材を駆動部材
    側に押圧する弾性部材とを具備しており、前記従動部材
    に取り付けられた摩擦部材に押圧される面には、回転中
    心を中心とする1又は複数の突脈が同心円状に設けられ
    ていることを特徴とする摩擦クラッチ。
  3. 【請求項3】 回転中心を中心とした開口が設けられる
    とともに、当該開口の周囲に凸部が設けられた駆動部材
    と、前記開口を貫通する軸が突設され、この軸の周囲に
    凸部が設けられた第1の従動部材と、この第1の従動部
    材の凸部に嵌合する孔が開設され、第1の従動部材と駆
    動部材との間に介在される第1の摩擦部材と、前記開口
    を貫通した軸が嵌合する嵌合孔が開設された第2の従動
    部材と、前記駆動部材の凸部に嵌合する孔が開設され、
    第2の従動部材と駆動部材との間に介在される第2の摩
    擦部材と、前記第2の従動部材を駆動部材側に押圧する
    弾性部材とを具備しており、前記第1の従動部材が第1
    の摩擦部材に押圧される面と、第2の従動部材が第2の
    摩擦部材に押圧される面とには、回転中心を中心とする
    1又は複数の突脈が同心円状に設けられていることを特
    徴とする摩擦クラッチ。
JP1997000089U 1997-01-13 1997-01-13 摩擦クラッチ Expired - Lifetime JP3039460U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230162A (ja) * 2009-03-05 2010-10-14 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

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JP2010230162A (ja) * 2009-03-05 2010-10-14 Aisin Seiki Co Ltd トルク変動吸収装置

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