JP3036714U - 紫外線をカットする採光カーテン - Google Patents

紫外線をカットする採光カーテン

Info

Publication number
JP3036714U
JP3036714U JP1996010043U JP1004396U JP3036714U JP 3036714 U JP3036714 U JP 3036714U JP 1996010043 U JP1996010043 U JP 1996010043U JP 1004396 U JP1004396 U JP 1004396U JP 3036714 U JP3036714 U JP 3036714U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain
ultraviolet rays
light
curtains
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996010043U
Other languages
English (en)
Inventor
憲宏 磯田
Original Assignee
株式会社サンテックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンテックス filed Critical 株式会社サンテックス
Priority to JP1996010043U priority Critical patent/JP3036714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036714U publication Critical patent/JP3036714U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線をカットする採光カーテンに関するも
のである。 【解決手段】 光を通す複数枚の薄いカーテン地の上
部、裾部、両側部などを縫い合わせなどの手段によっ
て、その間に適宜の間隔を設けた状態とし、それらの薄
いカーテン地のいずれか、または各々に、予め紫外線吸
収剤が含浸または塗布されており、光が拡散した状態で
紫外線をカットすることを特徴とする紫外線をカットす
る採光カーテンの構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、紫外線の透過を制限する機能を有す るカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】窓のカーテンは、布地の厚さによって外部からの紫外線の透 過を制限する機能を有しており、それは厚地の布地のカーテンにおいては、殆ど 紫外線を透過しないが、薄地のものは紫外線を前記厚地のものより多く透過させ ることとなる。そこで紫外線を通しにくくするには、カーテンの布地を厚くすれ ばよいが、そうすると外の光そのものが通らなくなる。ここで外の光は部屋の中 へ充分に入ってくるが、紫外線だけを透過させないということは非常に困難なこ ととなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、前記の事情を解決して外の光 は部屋の中へ充分に入るが、紫外線だけは透過させないようにするために考案さ れたもので、それは光が充分透過する薄い布地のカーテンであって、紫外線だけ は透過を制限するようにしたカーテンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】光を通す複数枚の薄いカーテン地の上部、裾 部、両側部などを縫い合わせなどの手段によって、その間に適宜の間隔を設けた 状態とし、それらの薄いカーテン地のいずれか、または各々に、予め紫外線吸収 剤が含浸または塗布されており、光が拡散した状態で紫外線をカットすることを 特徴とする紫外線をカットする採光カーテン、およびカーテン地が二枚または三 枚からなることを特徴とする前記記載の紫外線をカットする採光カーテンの構成 とする。
【0005】
【考案の実施の形態】この考案は、光を通すたとえば二枚の薄いポリエステ ル繊維製のカーテン地の上部、裾部、両側部などにおいて、それらを縫い合わせ によって合布し、その間に適宜の間隔を設けた状態とし、それらの薄いカーテン 地のいずれか、または各々に、予め紫外線吸収剤が含浸または塗布されており、 光が拡散した状態で紫外線をカットすることを特徴とする紫外線をカットする採 光カーテンとする。
【0006】
【実施例】この考案のカーテン(X) の実施例として、図1において説明する と、光をよく通す二枚の薄いポリエステル繊維製のカーテン地(A),(B) からなる カーテン(X) は上部(T) にタック(t1),(t2),……が設けられており、このカーテ ン(X) はカーテン地(A),(B) が上部(T) 、裾部(R) 、両側部(M),(N) においての み、たとえば縫い合わなどの手段によって合布されており、その他の部分は単に 重ねた状態で、とくに接着などはされていない。このような合布の状態では薄い カーテン地(A),(B) には当然、その間に隙間が生じ、その間隔は3〜5mmあるい はそれ以上に空いた状態で合わされているものである。さらにこの薄いカーテン 地(A),(B) のいずれか一方または両方のカーテン地は、予め紫外線吸収剤が含浸 または塗布されている。
【0007】 図2はカーテン(X) の断面を示すもので、カーテン地(A),(B) が3〜5mmの間 隔で空間をもって合布された状態の概略図である。カーテン地(A) は経糸(a) と 緯糸(c) から構成されており、カーテン地(B) は経糸(b) と緯糸(d) から構成さ れている。ここで外の光[太陽の光](H) は矢印のようにカーテン地(B) を透過 する際、その経糸(b) 、緯糸(d) によって部分的に透過が遮られ、邪魔されて拡 散し、光(h) となる。この拡散状態の光(h) は二枚目のカーテン地(A) を透過す る際にその経糸(a) 、緯糸(c) に遮られ邪魔されて、さらに拡散され透過光(h') となる。その際、カーテン地(A),(B) のそれぞれの経糸(a),(b) 、緯糸(c),(d) に予め紫外線吸収剤が含浸または塗布されているので、外からの太陽光の中の紫 外線のみがカーテン地(A),(B) に吸収されて透過が著しく制限される。このよう にして光は通るが、紫外線の透過を遮ることができるカーテンとなる。
【0008】 カーテン地にはポリエステル繊維が一般的に用いられるが、このポリエステル 繊維のカーテン地に対する紫外線吸収剤の含浸加工処理の例としては、紫外線吸 収剤[たとえば第一工業製薬株式会社製:商品名ユニガード E-200N 、または日 華化学株式会社製:商品名サンライフ LP-200 ]2g 、アクリル樹脂 PS-20 4 g 、水 94g 計100g の割合の溶液を、40〜60%の絞り率で、ポリエステ ル繊維製カーテン地に含浸させた後、 130度Cで2分間の中間乾燥の後、 180度 Cで1分間熱セットする。さらに糊状のものを塗布する例としては、紫外線吸収 剤[たとえば前記ユニガード E-200N ]2g 、アクリル系バインダー 90g、 水 8g 計100g の割合の糊状物を、ポリエステル繊維製カーテン地にコーテ ィングし、中間乾燥の後、 180度Cで1分間熱セットする。このようにして光を よく通す薄い布地のカーテン地を二枚重ねて用いることによって、光がカーテン 地を透過する際の光の拡散が二重に生じて、光は通るが、向側が透けて見えない だけでなく、予めカーテン地に含浸または塗布されている紫外線吸収剤によって 、拡散して透過する紫外線がカーテン地に吸収されて、紫外線が透過しにくいカ ーテンを得ることができる。
【0009】 図3は予め紫外線吸収剤を含浸または塗布した光をよく通すカーテン地(A),(B ),(C) のそれぞれの経糸(a),(b),(e) と、緯糸(c),(d),(f) から構成された三枚 合わせカーテンを、太陽の光(H) が透過する際、カーテン地(A),(B),(C) の経糸 、緯糸に邪魔されて拡散し、カーテン地を透過するごとに柔らかい光となり、光 (h),(h'),(h") となって通過してゆく過程を示す。ちなみに一枚のカーテン地の 場合は、光も通るが向側も見えるし、またたとえそれにおいて紫外線吸収剤を用 いても、拡散して透過するいわゆる拡散透過が、一重すなわち一回であり、紫外 線の透過を制限する効果はあまり期待できない。この考案ではこれまでは二枚の カーテン地からなる光を通す薄いカーテンについてのべたが、予め紫外線吸収剤 を含浸または塗布した光をよく通す薄いカーテン地を三枚合わせで用いると、光 は通すが向側は見えにくく、そして紫外線透過を著しく制限する効果をさらに増 大するカーテンを得ることができる。なおこのような二枚合わせ、三枚合わせの カーテン地の一部、または一枚に紫外線吸収剤処理を行わないこともできる。
【0010】 さらに上記のように紫外線吸収剤を含浸または塗布したカーテン地を、カレン ダーロールにより加熱押圧加工を行うと、光を通す(採光)にはあまり影響がな くして、紫外線の透過をさらに著しく制限することができる。またポリエステル 繊維製カーテンについてのべたが、ポリエステル繊維製以外のたとえば綿繊維製 の薄地のカーテンの場合は、綿繊維用の紫外線吸収剤(市販されている)を、前 記に準じて用いることにより、綿繊維製カーテンとして同様の作用効果を得るこ とができる。
【0011】
【考案の効果】この考案は二枚または三枚のカーテン地を合わせて用いると きにおいて、太陽の光がカーテン地を透過するときの、拡散と拡散した光相互の 干渉により、柔らかい光となる現象に着目し、カーテン地に紫外線吸収剤を含浸 または塗布することによって、光は通るが紫外線の透過は著しく制限されるとこ ろの紫外線をカットする採光カーテンを得ることができる。
【提出日】平成8年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】この考案のカーテン(X)の実施例として、図1において説明す ると、光をよく通す二枚の薄いポリエステル繊維製のカーテン地(A),(B) からなるカーテン(X)は上部(T)にタック(t),(t),……が設け られており、このカーテン(X)はカーテン地(A),(B)が上部(T)、裾 部(R)、両側部(M),(N)においてのみ、たとえば縫い合わなどの手段 によって合布されており、その他の部分は単に重ねた状態で、とくに接着などは されていない。このような合布の状態では薄いカーテン地(A),(B)には当 然、その間に隙間が生じ、その間隔は3〜5mmあるいはそれ以上に空いた状態 で合わされているものである。さらにこの薄いカーテン地(A),(B)のいず れか一方または両方のカーテン地は、予め紫外線吸収剤が含浸または塗布されて いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のカーテンの前面からみた斜視図。
【図2】図1の断面による説明図。
【図3】他の実施例の断面による説明図。
【符号の説明】
(X) カーテン (A),(B),(C) カーテン地 (H) 太陽光 (a),(b),(e) 経糸 (c),(d),(e) 緯糸 (h),(h'),(h") 光
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のカーテンの前面からみた斜視図。
【図2】図1の断面による説明図。
【図3】他の実施例の断面による説明図。
【符号の説明】 (X) カーテン (A),(B),(C) カーテン地 (H) 太陽光 (a),(b),(e) 経糸 (c),(d),(e) 緯糸 (h),(h’),(h”) 光

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を通す複数枚の薄いカーテン地の上部、
    裾部、両側部などを縫い合わせなどの手段によって、そ
    の間に適宜の間隔を設けた状態とし、それらの薄いカー
    テン地のいずれか、または各々に、予め紫外線吸収剤が
    含浸または塗布されており、光が拡散した状態で紫外線
    をカットすることを特徴とする紫外線をカットする採光
    カーテン。
  2. 【請求項2】カーテン地が二枚または三枚からなること
    を特徴とする請求項1記載の紫外線をカットする採光カ
    ーテン。
JP1996010043U 1996-09-13 1996-09-13 紫外線をカットする採光カーテン Expired - Lifetime JP3036714U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010043U JP3036714U (ja) 1996-09-13 1996-09-13 紫外線をカットする採光カーテン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010043U JP3036714U (ja) 1996-09-13 1996-09-13 紫外線をカットする採光カーテン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3036714U true JP3036714U (ja) 1997-05-02

Family

ID=43171464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996010043U Expired - Lifetime JP3036714U (ja) 1996-09-13 1996-09-13 紫外線をカットする採光カーテン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036714U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490013Y1 (ko) * 2018-09-17 2019-09-09 주식회사 룩스온 커튼박스용 차광장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490013Y1 (ko) * 2018-09-17 2019-09-09 주식회사 룩스온 커튼박스용 차광장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070010147A1 (en) Flexible glass fiber weave
JPH0628934B2 (ja) 歪まない複合積層針編み帆布材料とその製法
JP3036714U (ja) 紫外線をカットする採光カーテン
JP2002054050A (ja) 調光性布帛
JPH09425A (ja) 遮光性織物
JP3036581U (ja) 赤外線、紫外線対策を施した採光カーテン
JPS58179640A (ja) 通風性シ−ト
CN108382032A (zh) 变色织带
US2625689A (en) Drapery
JP4910213B2 (ja) 絣調織編布帛
JPS62250243A (ja) 通風性シ−ト
JP3038277U (ja) 紫外線の透過を制限した衣料用資材
KR200405677Y1 (ko) 직물 벽지
JPS61120742A (ja) 通風性シートの補修方法
JPH0118114B2 (ja)
ATE3662T1 (de) Schwerentflammbares sonnenschutzrollo.
ES8106341A1 (es) Perfeccionamientos en laminillas de tejido textil para la fabricacion de persianas y cortinajes
JPS61115980A (ja) 通風性シ−ト補修用シ−ト
CN217671553U (zh) 带有纳米涂层结构的感光型涤纶布
KR100540465B1 (ko) 셀룰로오스계 섬유의 판상 적층체 및 그의 제조방법
CN215904084U (zh) 防辐射窗帘装饰布
KR200242799Y1 (ko) 자외선 차단 직물지
JP3018852U (ja) 中空複合布
JPH0739450A (ja) 遮光カーテンおよびその製造方法
JPH07299888A (ja) 遮光カーテン用布帛