JP3021104U - ボルト及びナットの防錆キャップ - Google Patents

ボルト及びナットの防錆キャップ

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JP3021104U
JP3021104U JP1995008788U JP878895U JP3021104U JP 3021104 U JP3021104 U JP 3021104U JP 1995008788 U JP1995008788 U JP 1995008788U JP 878895 U JP878895 U JP 878895U JP 3021104 U JP3021104 U JP 3021104U
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JP
Japan
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bolt
nut
rust preventive
cap
nuts
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JP1995008788U
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English (en)
Inventor
渉 梅景
佳和 宮本
Original Assignee
大東電材株式会社
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、押圧して強制的に挿入するとい
う簡単な作業で、確実にボルト及びナットを挟持し、脱
落の心配がなく、錆の発生を防止できるボルト及びナッ
トの防錆キャップを提供すること。 【構成】 防錆グリースを充填する防錆キャップにおい
て、弾力性を有する合成樹脂より成形され、有底筒状の
胴体部1と、該胴体部1に連なり一端が開口された筒状
のスカート部2からなり、前記胴体部1の内周面、長手
方向全長にボルト挟持リブ3を形成し、前記スカート部
2の内周面、長手方向全長にナット挟持リブを形成した
構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地下に埋設されたガス管等における管の接続に使用されるボルト及 びナットの防錆キャップに関するものである。
【0002】 従来より、地下に埋設されたガス管において、マンホ−ル内に設置されている ドレッサ−カップリングは、複数本のボルトとナットで押さえ板を介して締結さ れている。しかも、振動等に対する緩み防止のため2コのナットを重ね合わせた 2重ナットで強く締め付けられている。そして、これらのナットはガス漏洩を防 ぐために、一般に、2〜3年に一度増締めすることがおこなわれる。しかるに、 マンホ−ル内には、外部より雨水や地下水が流入しており、これらのボルトとナ ットは、水面下に位置する状態におかれている。しかも、これらのボルトとナッ トは鋼製であり、亜鉛メッキを施しただけであることより、メッキが剥がれた所 より錆が発生することが多く、この錆のため増締めが困難になることが多く発生 した。
【0003】 ボルト及びナットを錆から守る従来のキャップとしては、実開平4−4451 3号公報に開示されたものがある。この従来のものは、ボルトのネジ溝に嵌合す るネジ溝孔を設け、これらをボルトのネジに螺合し、装着することで、ボルトか らの脱落を防止している。 また、実開平55−3020号公報に開示されてい るものは、ナットの下面外周の湾曲面の形状に合致する内輪部(リブ)と、内輪 部の周りに凹部を隔てて環状のリップを設けて、ボルトからの脱落を防止してい る。
【0004】
【考案が解決しようする課題】
しかしながら、ネジ溝を設けた従来技術にあっては、脱落の防止効果は確実な ものであるが、ボルトへの装着はキャップを複数回、回転しボルトのネジ溝に所 要長、螺合することになるため、作業性が悪く、煩わしいものであった。また、 ナットの下面外周の形状に合致する内輪部(リブ)と、リップを設けたものにあ っては、装着は、不確実になる場合が多く、ナット下面外周より一部でも外れて いる状態では、弱い力で脱落する危険があった。
【0005】 本考案は、上記問題点を解決するものであり、着脱が極めて簡単で、作業性が 良く、しかも確実にボルト及びナットを挾持し、脱落の心配のないボルト及びナ ットの防錆キャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、防錆グリ−スを充填する防錆キャップにおいて、弾力性を有する合 成樹脂より形成され、有底筒状の胴体部と、該胴体部に連なり一端が開口された 筒状のスカ−ト部とからなり、前記胴体部の内周面、長手方向全長にボルト挾持 リブを形成すると共に、前記スカート部の内周面、長手方面全長にナット挟持リ ブを形成してなることを特徴としている。
【0007】
【作用】
防錆キャップに防錆グリースを充填した後、ボルト及びナットを防錆キャップ 内に強制的に挿入し、ボルト挟持リブ及び胴体部の弾力によりボルトを挟持し、 ナット挟持リブ及びスカート部の弾力によりナットを挟持する。これらの挟持力 により確実に装着できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図1乃至図6を参照に説明する。
【0009】 図1は本考案のボルト及びナットの防錆キャップの一実施例を示す部分断面の 正面図、図2は図1の側面図、図3は使用状態を示す横断正面図、図4は使用状 態を示すスカート部の縦断側面図、図5は使用状態を示す胴体部の縦断側面図、 図6は二重ナットの方向のずれを説明する縦断側面図である。
【0010】 本実施例のボルト及びナットの防錆キャップ10は、弾力性を有する合成樹脂 で成形され、胴体部1とスカート部2とからなり、該胴体部1の内周面、長手方 向には角度90°の間隔で4本のボルト挟持リブ3を形成し、前記スカート部2 の内周面、長手方向には角度90°の間隔で4本のナット挟持リブ4をボルト挟 持リブ3と互い違いの位置に形成した構成である。
【0011】 防錆グリースを充填した防錆キャップをボルトA及びナットB、B’に装着す るには、スカート部2より連なり形成された開口部5の開口口5aよりボルトA に挿入していく。やがて、ボルトAの端部A1がボルト挟持リブ3のテーパ部6 に接触する。この状態より防錆キャップ10を押圧して強制的に挿入し、4本の ボルト挟持リブ3の間隙にボルトAを入れるとボルト挟持リブ3の側面がボルト Aを挟み、胴体部1の弾力とも相まって確実に挟持する。これと前後してナット 挟持リブ4の側面がナットB、B’を挟み、スカート部2とも相まって確実にナ ットB、B’を挟持する。そして、開口口5が、押え板9に接触する所まで挿入 し、防錆グリース8の流出を防ぐ。
【0012】 防錆キャップ10をボルトA、ナットB、B’に挿入した際、ボルト挟持リブ 3とナット挟持リブ4を形成した位置で、胴体部1とスカート部2が押し広げら れ、変形する場合がある。この場合、ボルト挟持リブ3とナット挟持リブ4を互 い違いの位置に形成することにより、変形箇所がずれて、互いに影響を及ぼすこ とがなく、挟持力を低下させることはない。
【0013】 二重ナットB、B’は、図6に示すように、辺20が一致するとは限らず、ず れを生じる場合が多く、30°ずれた場合は、辺20の中間に6コの頂点21が くる(図6(b)参照)。このように、ずれを生じた場合においても、取り付け 位置をずらすだけで、角度90°の間隔で形成したナット挟持リブ4は、安定し てナットB、B’を確実に挟持し、スカート部のほぼ真ん中に位置させるので、 防錆グリース8がナットB、B’の全体を覆い、密着し、錆の発生を確実に防止 出来る。 また、ボルト挟持リブ3を増加することで、挟持力を強く出来る。ある程度の 大きさの異なるボルト及びナットにも適応出来る。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、弾力性を有する合成樹脂を原料として成 形された有底筒状の胴体部と、該胴体部に連なり一端が開口されたスカート部か らなり、胴体部の内周面、スカート部の内周面、長手方向全長にそれぞれ所要数 のボルト挟持リブ及びナット挟持リブを形成しているので、ボルト、ナットに押 圧して強制的に挿入するという簡単な作業で迅速に装着でき、しかも確実に挟持 し脱落の心配がない。また、防錆キャップのほぼ真ん中にボルト、ナットを位置 させることができ、防錆グリースで全体を覆うための錆の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボルト及びナットの防錆キャップの一
実施例を示す部分断面の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】使用状態を示す横断正面図である。
【図4】使用状態を示すスカート部の縦断側面図であ
る。
【図5】使用状態を示す胴体部の縦断側面図である。
【図6】二重ナットの方向のずれを説明する縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 胴体部 2 スカート部 3 ボルト挟持リブ 4 ナット挟持リブ 5 開口部 5a 開口口 6 ボルト挟持リブのテーパ部 7 ナット挟持リブのテーパ部 8 防錆グリース 9 押さえ板 10 防錆キャップ A ボルト B、B’ ナット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防錆グリ−スを充填する防錆キャップにお
    いて、弾力性を有する合成樹脂より成形され、有底筒状
    の胴体部と、該胴体部に連なり一端が開口された筒状の
    スカ−ト部とからなり、前記胴体部の内周面、長手方向
    全長にボルト挾持リブを形成すると共に、前記スカ−ト
    部の内周面、長手方向全長にナット挾持リブを形成して
    なることを特徴とするボルト及びナットの防錆キャッ
    プ。
  2. 【請求項2】ナット挾持リブは、角度90°の間隔で4
    本形成すると共に、ボルト挾持リブは、所要の角度で複
    数本形成してなる請求項1記載のボルト及びナットの防
    錆キャップ。
  3. 【請求項3】ナット挾持リブは、角度90°の間隔で4
    本形成すると共に、該ナット挾持リブと互い違いの位置
    に、ボルト挾持リブを角度90°の間隔で4本形成して
    なる請求項1記載のボルト及びナットの防錆キャップ。
JP1995008788U 1995-07-28 1995-07-28 ボルト及びナットの防錆キャップ Expired - Lifetime JP3021104U (ja)

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