JP3020384B2 - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JP3020384B2
JP3020384B2 JP5155395A JP15539593A JP3020384B2 JP 3020384 B2 JP3020384 B2 JP 3020384B2 JP 5155395 A JP5155395 A JP 5155395A JP 15539593 A JP15539593 A JP 15539593A JP 3020384 B2 JP3020384 B2 JP 3020384B2
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expansion device
cooling
refrigerant
heat storage
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守也 宮本
宏明 浜
みどり 辻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄熱媒体を収容する蓄
熱槽を備えた蓄熱式空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄熱式空気調和装置は、
例えば先願の特願平5−30727号に示されているよ
うなものであった。すなわち、図10において、1は例
えば定格5馬力の圧縮機、2は圧縮機用四方切換弁で、
各々は冷媒回路101にて連結されている。3は冷房時
は凝縮器、暖房時は蒸発器として作用する室外側熱交換
器であり、圧縮機用四方切換弁2と、冷媒回路102に
て連結されている。
【0003】6は第1の絞り装置で室外側熱交換器3と
冷媒回路103で連結しており、7は第1のバルブ、8
は第2のバルブで、第1の絞り装置6からの冷媒回路1
08を分岐して冷媒回路109と110を構成し、各々
を第1のバルブ7と第2のバルブ8に連結している。9
は蓄熱槽で、内部に多数本の伝熱管を互いに並列に縦に
並べ、これらを連結して形成した蓄熱用熱交換器10が
設けられ、この蓄熱用熱交換器10により、槽内に貯留
した蓄熱媒体21例えば水を、冷房時は凍結、暖房時は
貯湯できるようにしている。また、蓄熱槽9は第2のバ
ルブ8と冷媒回路111で連結されている。
【0004】12はガス状冷媒を搬送する冷媒ポンプで
ポンプ容量は所定の運転条件にて圧縮機1の運転による
冷媒循環量と同量の循環量が得られるものを選んでい
る。11はその冷媒ポンプ12と冷媒回路114で連結
された冷媒ポンプ用四方切換弁、13は冷媒ポンプ用ア
キュムレータ、14は第3のバルブで蓄熱槽9からの冷
媒回路112を分岐して冷媒回路113と118を構成
し、各々を冷媒ポンプ用四方切換弁11と第3のバルブ
14に連結している。
【0005】冷媒ポンプ用四方切換弁11と冷媒ポンプ
用アキュムレータ13は、冷媒回路116で連結されて
おり、冷媒ポンプ用アキュムレータ13は、冷媒回路1
15で冷媒ポンプ12に連結されている。117は冷媒
ポンプ用四方切換弁11と冷媒回路120に接続された
冷媒回路、119は第3のバルブ14と冷媒回路125
に連結された冷媒回路、20は冷媒回路120と125
を接続する第4のバルブであり、冷媒回路125の他端
は前述の四方切換弁2に接続されている。
【0006】121は第1のバルブ7に連結された冷媒
回路で、この回路と冷媒回路120間に複数の室内ユニ
ット用冷媒回路系a,b,cを有し、各々の回路系は、
冷媒回路122、第2の絞り装置15、冷媒回路12
3、室内側熱交換器16、冷媒回路124を順次連結し
て成る。尚、各々の数字の末尾の英記号は前述の複数の
各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cの区別を表す。
【0007】圧縮機用四方切換弁2と圧縮機用アキュム
レータ17の間、圧縮機用アキュムレータ17と圧縮機
1の間は、それぞれ冷媒回路126,127にて連結さ
れている。
【0008】次に作用について、図11から図26を用
いて説明する。図11に、例えば夜間の蓄冷運転、即ち
製氷運転を示す。図において、第1のバルブ7、第4の
バルブ20を閉じ、第2、第3のバルブ8,14を開
き、圧縮機1を運転する。このとき、圧縮機1より吐出
された冷媒は室外側熱交換器3で凝縮し第1の絞り装置
6で断熱膨張し蓄熱用熱交換器10で蒸発し、蓄熱媒体
21例えば水より熱をうばい、蓄熱用熱交換器10の表
面を凍結させるとともに気化冷媒がアキュムレータ17
を経由して圧縮機にもどる。
【0009】この蓄冷運転時の運転状態を図12に示
す。図中数字にて表す運転点は、図11中の同一数字で
表す冷媒回路内の冷媒の状態を示しており、凝縮温度は
約40℃、蒸発温度は−3℃程度である。本システムは
かかる運転にて、例えば槽内の残水がないことを前提
に、22:00より製氷を開始、翌朝8:00に製氷を
終了する。
【0010】以下昼間の冷房運転について述べる。図1
3は蓄冷熱は利用せずに圧縮機1のみで冷房運転した場
合の、冷房運転を示す。図において第1のバルブ7、第
4のバルブ20を開き、第2、第3のバルブ8,14を
閉じて圧縮機1を運転する。図11と同様の作用にて凝
縮液化した高圧冷媒は、各室内ユニット用冷媒回路系
a,b,cに送られ、各々の第2の絞り装置15で冷媒
流量調節しながら減圧し、約6Kg/cm2 G程度の圧
力で室内側熱交換器16内に流入し蒸発する。このとき
周囲の室内空気より吸熱し、ガス化した冷媒は、圧縮機
用アキュムレータ17を経由し、圧縮機1に戻る。この
ときの圧縮機の運転容量は、各負荷検出手段130a,
130b,130cから室内機運転容量検出手段131
を経て、運転容量制御器132により制御されるが、そ
の制御容量は室内機の運転容量の総和により決定してい
る。
【0011】この一般冷房運転時の運転状態を図14に
示す。図中の数字は図12にて述べた通りで、凝縮温度
は約45℃、蒸発温度は約10℃である。本システムは
かかる運転にて、例えば蓄冷熱消費後の冷房を行なう。
【0012】図15に、蓄冷熱利用による冷房、即ち放
冷運転を示す。図において第1の絞り装置6、第3のバ
ルブ14及び第4のバルブ20を閉じ、第1、第2のバ
ルブ7,8を開いて、冷媒ポンプ12を運転する。この
とき冷媒ポンプ12により送出されたガス冷媒は槽内の
氷で冷却され22〜23℃で凝縮液化し約9Kg/
cm2 Gの冷媒が各室内ユニット用冷媒回路系a,b,
cに送られ、図13と同様にして冷房する。このとき冷
媒ポンプ12の冷媒循環量は、図13のときの圧縮機1
による冷媒循環量と同等のため、室内側熱交換器16に
は同温同圧の冷媒が同量流れることになり、動力として
は差圧が約3Kg/cm2 程度の小容量にも拘らず、冷
房能力としては圧縮機1の単独運転による図13の一般
冷房運転と同等となる。このときのガスポンプの運転容
量は、一般冷房運転と同様室内機の運転容量の総和によ
り決定している。
【0013】この放冷運転時の運転状態を図16に示
す。図中の数字は図12にて述べた通りで、凝縮温度は
22〜23℃程度、蒸発温度は約10℃である。本シス
テムはかかる運転にて、例えば軽負荷時の冷房を行な
う。
【0014】図17に、図13の一般冷房運転と、図1
5の放冷運転を同時に作用させた、蓄冷熱併用冷房運転
を示す。図において第3のバルブ14を閉じ、第1、第
2、第4のバルブ7,8,20を開いて、圧縮機1及び
冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷媒ポンプ12側
の蓄熱用熱交換器10で凝縮した液冷媒は、圧縮機1側
の第1の絞り装置6で減圧された冷媒と合流し、室内ユ
ニット用冷媒回路系a,b,cへは、図13の一般冷房
運転時あるいは図15の放冷運転時の約2倍の量の冷媒
が循環して、能力も2倍となる。このときの第1の絞り
装置6の開度は一定であり、上記合流部の圧力は8〜1
0Kg/cm2 程度となる。このときの運転容量は、ガ
スポンプは100%で運転し、圧縮機を容量制御運転し
て合算して決定するが、その容量制御の割合は、一般冷
房運転または放冷運転と同様室内機の運転容量の総和に
より決定している。
【0015】この蓄冷熱併用冷房運転時の運転状態を図
18に示す。図中の数字は図12にて述べた通りであ
る。蒸発温度は他の冷房運転と同様約10℃であるが、
凝縮温度は、室外側熱交換器3では約45℃、蓄熱用熱
交換器10では22〜23℃程度である。本システムは
かかる運転にて、通常の冷房負荷時の冷房を行なう。
【0016】以上は冷房に関する作用について説明した
が、以下は暖房に関する作用説明であり、従って特に断
らない限り圧縮機用四方切換弁2、及び冷媒ポンプ用四
方切換弁11は暖房モードに設定されている。図19
に、例えば夜間の蓄熱運転、即ち貯湯運転を示す。図1
9において、第1、第4のバルブ7,20を閉じ、第
2、第3のバルブ8,14を開き圧縮機1を運転する。
このとき圧縮機1より吐出された高温ガス冷媒は図中の
矢印の方向に流れ、蓄熱槽9の蓄熱用熱交換器10で凝
縮し、貯留水を昇温する。凝縮冷媒は第1の絞り装置6
で断熱膨張し、室外側熱交換器3で外気より吸熱して蒸
発し気化冷媒がアキュムレータ17を経由して圧縮機1
にもどる。
【0017】この蓄熱運転時の運転状態を図20に示
す。図中の数字は図12にて述べた通りで、槽水温の沸
き上がり温度は約50℃、このときの凝縮温度は約55
℃、蒸発温度は約0℃である。本システムはかかる運転
にて、夜間電力時間帯内に貯湯し、所定の槽水温に到達
次第運転を終了する。
【0018】以下昼間の暖房運転について述べる。図2
1は蓄熱は利用せずに圧縮機1のみで暖房運転した場合
の、一般暖房運転を示す。図において第1、第4のバル
ブ7,20を開き、第2、第3のバルブ8,14を閉じ
て、圧縮機1を運転する。圧縮機1より17Kg/cm
2 G前後の圧力で吐出された高温高圧ガスは各室内ユニ
ット用冷媒回路a,b,cに送られ、各々の室内側熱交
換器16で凝縮し、室内空気を加熱する。凝縮した液冷
媒は第2の絞り装置15で若干の減圧をし、更に第1の
絞り装置6で減圧して約4Kg/cm2 Gの圧力で室外
側熱交換器3内で蒸発し、以降図19と同作用にて圧縮
機1にもどる。このときの圧縮機の運転容量は、各負荷
検出手段130a,130b,130cから室内機運転
容量検出手段131を経て、運転容量制御器132によ
り制御されるが、その制御容量は室内機の運転容量の総
和により決定している。
【0019】この一般暖房運転時の運転状態を図22に
示す。図中の数字は図12にて述べた通りで、凝縮温度
は約42〜43℃程度、蒸発温度は約0℃である。本シ
ステムはかかる運転にて、蓄熱消費後の日中の軽負荷時
の暖房を行なう。
【0020】図23に、蓄熱利用による暖房、即ち放熱
運転を示す。図において第1の絞り装置6及び第3、第
4のバルブ14,20を閉じ、第1、第2のバルブ7,
8を開いて、冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷媒
ポンプ12は槽内で蒸発圧力約13Kg/cm2 Gで加
熱気化されたガス冷媒を冷媒ポンプ用アキュムレータ1
3を経由して吸引する。従って約4Kg/cm2 G程度
の昇圧で17Kg/cm2 G前後の高温・高圧のガス冷
媒を各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cに送り、以
降図21と同様の作用により室内空気の加熱を行なう。
凝縮した冷媒は第2の絞り装置15にて減圧し、約13
Kg/cm2 Gの気液二相冷媒となって蓄熱槽9に戻
る。このときのガスポンプの運転容量は、一般暖房運転
と同様室内機の運転容量の総和により決定している。
【0021】この放熱運転時の運転状態を図24に示
す。図中の数字は図12にて述べた通りで、凝縮温度は
42〜43℃程度、蒸発温度は35℃前後である。本シ
ステムはかかる運転にて、例えば軽負荷時の暖房を行な
う。
【0022】図25に、図21の一般暖房運転と、図2
3の放熱運転を同時に作用させた蓄熱併用暖房運転を示
す。図において、第3のバルブ14を閉じ、第1、第
2、第4のバルブ7,8,20を開き圧縮機1と冷媒ポ
ンプ12を運転する。このとき冷媒ポンプ12より送出
したガス冷媒は圧縮機1より吐出されたガス冷媒と合流
し、室内ユニット用冷媒回路系a,b,cへは、図21
の一般暖房運転時あるいは図23の放熱運転時の約2倍
の量の、圧力17Kg/cm2 G前後の高温・高圧冷媒
が循環して、能力も約2倍となる。第2の絞り装置15
で減圧した約13Kg/cm2 G程度の冷媒は、約1/
2が蓄熱用熱交換器10に流入し図23の放熱運転と同
様の作用をなすとともに、他の1/2の冷媒は第1の絞
り装置6にて更に減圧され、約4Kg/cm2 Gの圧力
となって室外側熱交換器3に流入し、図21の一般暖房
運転と同様の作用をなす。このときの運転容量は、ガス
ポンプは100%で運転し、圧縮機を容量制御運転して
合算して決定するが、その容量制御の割合は、一般暖房
運転または放熱運転と同様室内機の運転容量の総和によ
り決定している。
【0023】この蓄熱併用暖房運転時の運転状態を図2
6に示す。図中の数字は図12にて述べた通りである。
凝縮温度は他の暖房運転と同様42〜43℃程度である
が、蒸発温度は、蓄熱用熱交換器10では35℃前後、
室外側熱交換器3では0℃前後である。本システムはか
かる運転にて、暖房負荷の集中する例えば朝の立上がり
時の暖房を行なう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記のような各々の運
転を行なう従来の蓄熱式空気調和装置では、蓄冷熱併用
冷房運転時の第1の絞り装置の開度が一定であったた
め、外気温度の変動により室外側熱交換器での凝縮温度
が不安定となり、それに伴い、凝縮圧力が変動する。冷
媒ガスポンプの吐出圧力は上記凝縮圧力の影響を受ける
ため、吐出圧力が不安定となり、放冷側の能力や入力が
目標に満たなかったり、過剰になったりして運転が不安
定になるという問題があった。
【0025】また、蓄熱併用暖房運転時、冷媒ガスポン
プの吐出圧力は室内側熱交換器の吸込み空気温度等によ
り変動し、吸入圧力は蓄熱媒体である水温の変動によっ
て変化する。よって、冷媒ガスポンプの吐出圧力と吸入
圧力の差が一定でなく、能力に過不足が生じていた。
【0026】また、冷房もしくは暖房の運転を蓄熱分を
優先して作用するという観点から、放冷運転もしくは放
熱運転から行っていたので、蓄冷熱を優先的に使うとい
う点ではよいが、朝の立ち上がり等、蓄冷・蓄熱運転直
後の運転立ち上げ時の放冷時には、液溜に冷媒が溜まっ
た状態にあるため冷媒量の確保などの過渡的な運転がス
ムーズに行えないという問題があった。
【0027】また、運転モード切り換え時に室内機の吸
込み空気温度の変化に感度よく対応することができなか
った。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る蓄熱式空
気調和装置は、圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
形成された一般冷房用回路と、上記採熱用熱交換器と直
列に接続された冷媒搬送手段を有し、一端が上記第1の
絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他端が上記室
内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に接続された
直列回路、上記第2の絞り装置及び上記室内側熱交換器
により形成された放冷回路とを備えたものにおいて、上
記冷媒搬送手段の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段
と、上記冷媒搬送手段により蓄冷熱を利用して行なう放
冷運転並びに上記圧縮機による一般冷房運転を同時に行
なう蓄冷熱併用冷房運転時、上記第1の絞り装置によっ
て上記冷媒搬送手段の吐出圧力を制御する制御手段とを
設けたものである。また、この発明に係る蓄熱式空気調
和装置は、圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装置、
第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して形成
された一般冷房用回路と、上記圧縮機、室外側熱交換
器、第1の絞り装置、一端が上記第1の絞り装置と第2
の絞り装置間に接続され、他端が上記室内側熱交換器と
上記圧縮機の吸入側との間に接続された蓄熱用熱交換器
により構成された蓄熱用回路と、上記蓄熱用熱交換器と
この熱交換器に供給された冷媒と熱交換関係に充填され
た蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽と、上記蓄熱用熱交換器
と直列に接続された冷媒搬送手段(冷媒ガスポンプ)を
有し、一端が上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に
接続され、他端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸
入側との間に接続された直列回路、上記第2の絞り装置
及び上記室内側熱交換器により形成された放冷回路とを
備えたものにおいて、上記冷媒搬送手段の吐出圧力を検
出する吐出圧力検出手段と、上記冷媒搬送手段により蓄
冷熱を利用して行なう放冷運転並びに上記圧縮機による
一般冷房運転を同時に行なう蓄冷熱併用冷房運転時、上
記第1の絞り装置によって上記冷媒搬送手段の吐出圧力
を一定に制御する制御手段とを設けたものである。
【0029】また、圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞
り装置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続
して形成された一般冷房用回路と、上記圧縮機、室外側
熱交換器、第1の絞り装置、一端が上記第1の絞り装置
と第2の絞り装置間に接続され、他端が上記室内側熱交
換器と上記圧縮機の吸入側との間に接続された蓄熱用熱
交換器により構成された蓄熱用回路と、上記蓄熱用熱交
換器とこの熱交換器に供給された冷媒と熱交換関係に充
填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽と、上記蓄熱用熱
交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を有し、一端が
上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
接続された直列回路、上記第2の絞り装置及び上記室内
側熱交換器により形成された放冷回路とを備えたものに
おいて、上記冷媒搬送手段の吐出圧力を検出する吐出圧
力検出手段と、上記冷媒搬送手段の吸入圧力を検出する
吸入圧力検出手段と、上記冷媒搬送手段により蓄熱を利
用して行なう放熱運転並びに上記圧縮機による一般暖房
運転を同時に行なう蓄熱併用暖房運転時、上記冷媒搬送
手段の吐出圧力と吸入圧力の差が一定になるように上記
冷媒搬送手段の運転容量を制御する制御手段とを設けた
ものである。
【0030】また、圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞
り装置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続
して形成された一般冷房用回路と、上記圧縮機、室外側
熱交換器、第1の絞り装置、一端が上記第1の絞り装置
と第2の絞り装置間に接続され、他端が上記室内側熱交
換器と上記圧縮機の吸入側との間に接続された蓄熱用熱
交換器により構成された蓄熱用回路と、上記蓄熱用熱交
換器とこの熱交換器に供給された冷媒と熱交換関係に充
填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽と、上記蓄熱用熱
交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を有し、一端が
上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
接続された直列回路、上記第2の絞り装置及び上記室内
側熱交換器により形成された放冷回路とを備えたものに
おいて、室内機運転容量検出手段等の運転負荷検出手段
と、前記室内機運転容量検出手段等の運転負荷検出手段
の検出値によって運転モードを決定する運転モード決定
手段とを設けたものである。
【0031】また、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段の検出値が所定値以上の場合、冷房もしくは
暖房の運転を蓄冷熱併用冷房運転もしくは蓄熱併用暖房
運転から行なうものである。
【0032】また、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段の検出値が所定値以下の場合、冷房もしくは
暖房の運転を一般冷房運転もしくは一般暖房運転から行
なうものである。
【0033】
【作用】以上のように構成されているので、の発明に
おいては、蓄冷熱併用冷房運転時、第1の絞り装置によ
って冷媒搬送手段の吐出圧力を制御できる。
【0034】た、蓄熱併用暖房運転時、冷媒搬送手段
の吐出圧力と吸入圧力の差が一定になるように冷媒搬送
手段の運転容量を制御したので、放熱側の入力をほぼ一
定にして運転することができる。
【0035】また、冷房もしくは暖房の運転起動を、室
内機運転容量検出手段等の運転負荷検出手段の検出値に
よって起動する運転モードを決定したので、いつも最適
な運転モードで起動することができる。
【0036】また、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段の検出値が所定値以上の場合、冷房もしくは
暖房の運転起動を蓄冷熱併用冷房運転もしくは蓄熱併用
暖房運転から行うようにしたので、冷暖房の運転起動
時、放冷側と一般冷房側もしくは放熱側と一般暖房側で
各々自動的に適正冷媒量が確保されるため、運転の起動
がスムーズに行なえる。
【0037】また、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段の検出値が所定値以下の場合、冷房もしくは
暖房の運転起動を上記一般冷房運転もしくは一般暖房運
転から行なうようにしたので、冷媒量不足が生じること
なく、運転起動をスムーズに行なうことができる。
【0038】
【実施例】実施例1. 以下、本発明の実施例1に係わる蓄熱式空気調和装置を
図面に基づき説明する。図1は蓄熱式空気調和装置の基
本システムを示すものであり、同図において、従来例と
同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明
を省略する。従来例と異なるのは以下の点である。すな
わち、冷媒配管114に冷媒搬送手段としての冷媒ガス
ポンプ12の吐出圧力検出手段133が設けられてお
り、吐出圧力検出手段133の吐出圧力の検出値によっ
て第1の絞り装置6の開度を調節する開度調節器134
が吐出圧力検出手段133と第1の絞り装置6に接続さ
れている。
【0039】次いで、本実施例の動作について、図1〜
図2に基づき説明する。なお、蓄冷熱併用冷房運転以外
は従来の実施例と同様の作用なので、ここでは蓄冷熱併
用冷房運転についてのみ動作を説明する。
【0040】図において第3のバルブ14を閉じ、第
1、第2、第4のバルブ7,8,20を開いて、圧縮機
1及び冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷媒ポンプ
12側の蓄熱用熱交換器10で凝縮した液冷媒は、圧縮
機1側の第1の絞り装置6で減圧された冷媒と合流し、
室内ユニット用冷媒回路系a,b,cへは、図13の一
般冷房運転時あるいは図15の放冷運転時の約2倍の量
の冷媒が循環して、能力も2倍となる。このときの第1
の絞り装置6の開度は、冷媒ガスポンプ12の吐出圧力
検出手段133による圧力の検出値が9Kg/cm2
と一定になるように、開度調節器134によってその開
度を調整されている。
【0041】この蓄冷熱併用冷房運転時の運転状態を図
2に示す。蒸発温度は他の冷房運転と同様約10℃であ
るが、凝縮温度は、室外側熱交換器3では約45℃、蓄
熱用熱交換器10では22〜23℃程度である。本シス
テムはかかる運転にて、通常の冷房負荷時の冷房を行な
う。なお、蓄熱用熱交換器10は、蓄積された冷熱を採
取して利用する観点からは、採熱用熱交換器10と称す
ることもできる。なおまた、放冷運転では、蓄熱用熱交
換器10からは冷熱を採取するだけなので、これは採熱
用熱交換器10であってよい。
【0042】実施例2. 以下、本発明の実施例2に係わる蓄熱式空気調和装置を
図3〜図4に基づき説明する。従来例と異なるのは以下
の点である。すなわち、冷媒配管114に冷媒ガスポン
プ12の吐出圧力検出手段133が設けられており、冷
媒配管115に冷媒ガスポンプ12の吸入圧力検出手段
135が設けられている。136は冷媒ガスポンプ12
の吐出圧力と吸入圧力の差圧を演算する差圧演算器であ
り、132は差圧演算器136の差圧値によって冷媒ガ
スポンプ12運転容量を決定する。
【0043】次いで、本実施例の動作について説明す
る。なお、蓄熱併用暖房運転以外は従来の実施例と同様
の作用なので、ここでは蓄熱併用暖房運転についてのみ
動作を説明する。
【0044】図において第3のバルブ14を閉じ、第
1、第2、第4のバルブ7,8,20を開いて、圧縮機
1と冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷媒ポンプ1
2より送出したガス冷媒は圧縮機1より吐出されたガス
冷媒と合流し、室内ユニット用冷媒回路系a,b,cへ
は、一般暖房運転あるいは放熱運転時の約2倍の量の、
圧力17Kg/cm2 G前後の高温・高圧冷媒が循環し
て、能力も約2倍となる。第2の絞り装置15で減圧し
た冷媒は、約1/2が蓄熱用熱交換器10に流入し放熱
運転と同様の作用をなすとともに、他の1/2の冷媒は
第1の絞り装置6にて更に減圧され、約4Kg/cm2
Gの圧力となって室外側熱交換器3に流入し、一般暖房
運転と同様の作用をなす。このとき、冷媒ガスポンプ1
2の吐出圧力検出手段133と冷媒ガスポンプ12の吸
入圧力検出手段135による吐出圧力と吸入圧力の差圧
を演算する差圧演算器136で計算された差圧値によっ
て冷媒ガスポンプ12の運転容量を決定する。つまり、
運転容量制御器132から冷媒ガスポンプ12に差圧値
に基づいた運転容量の指令を送り、冷媒ガスポンプ12
の運転容量を制御する。
【0045】この蓄熱併用暖房運転時の運転状態を図4
に示す。凝縮温度は他の暖房運転と同様42〜43℃程
度であるが、蒸発温度は、室外側熱交換器3では約0
℃、蓄熱用熱交換器10では35℃程度である。本シス
テムはかかる運転にて、通常の暖房負荷時の暖房を行な
う。
【0046】以下、本発明の実施例2に係わる蓄熱式空
気調和装置の他の例を図5に基づき説明する。すなわ
ち、第2のバルブ8と並列に設けられた第1のバイパス
回路128と第1のバイパス回路128中に設けられた
第3の絞り装置18を有し、冷媒配管114に冷媒ガス
ポンプ12の吐出圧力検出手段133が、冷媒配管11
5に冷媒ガスポンプ12の吸入圧力検出手段135が設
けられている。136は冷媒ガスポンプ12の吐出圧力
と吸入圧力の差圧を演算する差圧演算器であり、134
は差圧演算器136の差圧値によって第3の絞り装置1
8の開度を調節する開度調節器である。
【0047】次いで、本実施例の動作について説明す
る。なお、蓄熱併用暖房運転以外は従来の実施例と同様
の作用なので、ここでは蓄熱併用暖房運転についてのみ
動作を説明する。
【0048】図において第2、第3のバルブ8,14を
閉じ、第1、第4のバルブ7,20を開いて、圧縮機1
及び冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷媒ポンプ1
2より送出したガス冷媒は圧縮機1より吐出されたガス
冷媒と合流し、室内ユニット用冷媒回路系a,b,cへ
は、一般暖房運転あるいは放熱運転時の約2倍の量の、
圧力17Kg/cm2 G前後の高温・高圧冷媒が循環し
て、能力も約2倍となる。第2の絞り装置15で減圧し
た冷媒は、約1/2が蓄熱用熱交換器10に流入し放熱
運転と同様の作用をなすとともに、他の1/2の冷媒は
第1の絞り装置6にて更に減圧され、約4Kg/cm2
Gの圧力となって室外側熱交換器3に流入し、一般暖房
運転と同様の作用をなす。このとき、冷媒ガスポンプ1
2の吐出圧力検出手段133と吸入圧力検出手段135
による、吐出圧力と吸入圧力の差圧を演算する差圧演算
器136で計算された差圧値によって、その差圧値が所
定の値、例えば4Kg/cm2 Gとすると、差圧が4K
g/cm2 より小さい場合は、第3の絞り装置18を開
く方向に、大きい場合は閉じる方向に制御する。この蓄
熱併用暖房運転時の運転状態は図4と同様である。
【0049】実施例3. 以下、本発明の実施例3に係わる蓄熱式空気調和装置を
図6に基づき説明する。すなわち、室外側熱交換器3と
第1の絞り装置6の間に液溜19を有し、室内機運転容
量検出手段131を設けており、室内機運転容量検出手
段131より運転容量値を受信して、冷房もしくは暖房
の運転モードを決定する運転モード決定手段138を設
けている。
【0050】次いで、本実施例の冷房運転時と暖房運転
時の運転モード選択に関する制御フロー内容を図7に基
づき説明する。
【0051】先に、起動時等の冷房運転モードの選択に
ついて説明する。まず、ステップ51にて運転を開始す
る。ステップ52では室内機運転容量検出手段131で
ステップ51における室内機の運転容量を検出する。ス
テップ53では、室内機運転容量検出手段131による
検出値によってステップ54〜56の冷房運転モードを
選択する。つまり、負荷小で蓄熱分がないときはステッ
プ54の一般冷房運転負荷小で蓄熱分があるときはス
テップ55の放冷運転、負荷大のときはステップ56の
蓄冷熱併用冷房運転とする。
【0052】起動時等の暖房運転モードの選択について
は、上記冷房運転モードの選択と同様であり、よって説
明を省略する。
【0053】実施例4. 以下、本発明の実施例4に係わる蓄熱式空気調和装置を
図8に基づき説明する。すなわち、室内機運転容量検出
手段131を設けており、室内機運転容量検出手段13
1より運転容量値を受信して所定の容量と比較する運転
容量比較手段139と、その結果にもとづき冷房もしく
は暖房の起動運転モードを決定する運転モード決定手段
138を設けている。
【0054】次いで、本実施例の冷房運転時と暖房運転
時の運転モード選択に関する制御フロー内容を図9に基
づき説明する。
【0055】先に、起動時の冷房運転モードの選択に
ついて説明する。まず、ステップ71にて運転を開始す
る。ステップ72では室内機運転容量検出手段131で
ステップ71における室内機の運転容量を検出する。ス
テップ73では、運転容量比較手段139によってステ
ップ72で検出した検出値と所定の運転容量比較値との
比較を行ない、比較結果が所定の運転容量比較値以上の
場合は、ステップ74の蓄冷熱併用冷房運転を行ない、
所定の運転容量比較値より小さい場合はステップ75の
一般冷房運転を行なう。
【0056】起動時の暖房運転モードの選択について
は、上記冷房運転モードの選択と同様であり、よって説
明を省略する。
【0057】
【発明の効果】この発明における蓄熱式空気調和装置
は、蓄冷熱併用冷房時に放冷運転側における冷媒搬送手
段の吐出圧力を制御できるようにしたので、放冷運転側
の能力と入力を調節できる。したがって、あらかじめ設
定した最適圧力値で制御すれば、放冷運転側の能力を高
効率で一定に安定して運転できる。
【0058】また、蓄熱併用暖房運転時、冷媒搬送手段
の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と冷媒搬送手段
の吸入圧力を検出する吸入圧力検出手段を備え、冷媒
送手段の運転容量によって冷媒搬送手段の吐出圧力と吸
入圧力の差を制御したので、蓄熱併用運転の能力と入力
を自在に調節できる。したがって、放熱側の入力をほぼ
一定にして運転するように制御することができ、放熱に
過不足が生じない。
【0059】更に、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段を設け、その検出値によって運転モード決定
手段によって起動時等の運転モードを決定したので、
の時点の空調負荷の大小、蓄熱残量の有無等に応じて、
常に最適な運転モードで運転を起動できる。
【0060】また、室内機運転容量検出手段等の運転負
荷検出手段を設け、その検出値が所定の値以上の場合、
冷房もしくは暖房の運転起動を上記蓄冷熱併用冷房運転
もしくは蓄熱併用暖房から行なうようにしたので、冷暖
房の運転起動時、放冷側と一般冷房側もしくは放熱側と
一般暖房側で各々自動的に適正冷媒量が確保されるた
め、運転の起動がスムーズに行える。また、その時点の
空調負荷にすみやかに対応した能力を発揮できるため、
空調の立上がりが良い。
【0061】そして、室内機運転容量検出手段等の運転
負荷検出手段を設け、その検出値が所定の値以下の場
合、冷房もしくは暖房の運転起動を上記一般冷房運転も
しくは一般暖房運転から行なうようにしたので、冷媒量
不足が生じることなく運転起動をスムーズに行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における蓄熱式空気調和装置
の冷媒回路図である。
【図2】実施例1の蓄冷熱併用冷房運転時の運転状態図
である。
【図3】実施例2における蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図4】実施例2の蓄熱併用暖房運転時の運転状態図で
ある。
【図5】実施例2における蓄熱式空気調和装置の他の冷
媒回路図である。
【図6】実施例3における蓄熱式空気調和装置の冷媒回
路図である。
【図7】実施例3の制御フローチャート図である。
【図8】実施例4,5における蓄熱式空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図9】実施例4,5の制御フローチャート図である。
【図10】従来の実施例の冷媒回路図である。
【図11】従来の実施例の蓄冷運転時の冷媒回路図であ
る。
【図12】図11の運転状態図である。
【図13】従来の実施例の一般冷房運転時の冷媒回路図
である。
【図14】図13の運転状態図である。
【図15】従来の実施例の放冷運転時の冷媒回路図であ
る。
【図16】図15の運転状態図である。
【図17】従来の実施例の蓄冷熱併用冷房運転時の冷媒
回路図である。
【図18】図17の運転状態図である。
【図19】従来の実施例の蓄熱運転時の冷媒回路図であ
る。
【図20】図19の運転状態図である。
【図21】従来の実施例の一般暖房運転時の冷媒回路図
である。
【図22】図21の運転状態図である。
【図23】従来の実施例の放熱運転時の冷媒回路図であ
る。
【図24】図23の運転状態図である。
【図25】従来の実施例の蓄熱併用暖房運転時の冷媒回
路図である。
【図26】図25の運転状態図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 圧縮機用切換弁 3 室外側熱交換器 6 第1の絞り装置7 第1のバルブ 8 第2のバルブ 9 蓄熱槽 10 蓄熱用熱交換器あるいは採熱用熱交換器 11 冷媒ポンプ用切換弁 12 冷媒ポンプ(冷媒搬送手段) 14 第3のバルブ 15 第2の絞り装置 15a 室内ユニット(a)内の、第2の絞り装置 15b 室内ユニット(b)内の、第2の絞り装置 15c 室内ユニット(c)内の、第2の絞り装置 16 室内側熱交換器 16a 室内ユニット(a)内の、室内側熱交換器 16b 室内ユニット(b)内の、室内側熱交換器 16c 室内ユニット(c)内の、室内側熱交換器 18 第3の絞り装置 19 液溜20 第4のバルブ 128 第1のバイパス回路 130a 負荷検出手段 130b 負荷検出手段 130c 負荷検出手段 131 室内機運転容量検出手段 132 運転容量制御器 133 吐出圧力検出手段 134 開度調節器 135 吸入圧力検出手段 136 差圧演算器 137 室内機運転容量検出手段 138 運転モード決定手段 139 運転容量比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−191260(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 13/00 351

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
    置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
    形成された一般冷房用回路と、 採熱用熱交換器とこの採熱用熱交換器に直列に接続され
    た冷媒搬送手段を有し、一端が上記第1の絞り装置と第
    2の絞り装置間に接続され、他端が上記室内側熱交換器
    と上記圧縮機の吸入側との間に接続された直列回路、上
    記第2の絞り装置、上記室内側熱交換器により形成され
    た放冷用回路と、 上記採熱用熱交換器と熱交換関係にある蓄熱媒体と、 上記蓄熱媒体を内蔵する蓄熱槽とを備えたものにおい
    て、 上記冷媒搬送手段の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手
    段と、 上記冷媒搬送手段により蓄冷熱を利用して行なう放冷運
    転並びに上記圧縮機による一般冷房運転を同時に行なう
    蓄冷熱併用冷房運転時、上記第1の絞り装置によって上
    記冷媒搬送手段の吐出圧力を制御する制御手段とを設け
    たことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
    置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
    形成された一般冷房用回路と、 上記圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装置、一端が
    上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
    端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
    接続された蓄熱用熱交換器により構成された蓄熱用回路
    と、 上記蓄熱用熱交換器とこの熱交換器に供給された冷媒と
    熱交換関係に充填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽
    と、 上記蓄熱用熱交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を
    有し、一端が上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に
    接続され、他端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸
    入側との間に接続された直列回路、上記第2の絞り装置
    及び上記室内側熱交換器により形成された放冷回路とを
    備えたものにおいて、 上記冷媒搬送手段の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手
    段と、 上記冷媒搬送手段により蓄冷熱を利用して行なう放冷運
    転並びに上記圧縮機による一般冷房運転を同時に行なう
    蓄冷熱併用冷房運転時、上記第1の絞り装置によって上
    記冷媒搬送手段の吐出圧力を制御する制御手段とを設け
    たことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
    置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
    形成された一般冷房用回路と、 上記圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装置、一端が
    上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
    端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
    接続された蓄熱用熱交換器により構成された蓄熱用回路
    と、 上記蓄熱用熱交換器とこの熱交換器に供給された冷媒と
    熱交換関係に充填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽
    と、 上記蓄熱用熱交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を
    有し、一端が上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に
    接続され、他端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸
    入側との間に接続された直列回路、上記第2の絞り装置
    及び上記室内側熱交換器により形成された放冷回路とを
    備えたものにおいて、 上記冷媒搬送手段の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手
    段と、 上記冷媒搬送手段の吸入圧力を検出する吸入圧力検出手
    段と、 上記冷媒搬送手段により蓄冷熱を利用して行なう放熱運
    転並びに上記圧縮機による一般暖房運転を同時に行なう
    蓄熱併用暖房運転時、上記冷媒搬送手段の吐出圧力と吸
    入圧力の差が一定になるように上記冷媒搬送手段運転容
    量を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする蓄熱
    式空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
    置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
    形成された一般冷房用回路と、 上記圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装置、一端が
    上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
    端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
    接続された蓄熱用熱交換器により構成された蓄熱用回路
    と、 上記蓄熱用熱交換器とこの熱交換器に供給された冷媒と
    熱交換関係に充填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽
    と、 上記蓄熱用熱交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を
    有し、一端が上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に
    接続され、他端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸
    入側との間に接続された直列回路、上記第2の絞り装置
    及び上記室内側熱交換器により形成された放冷回路とを
    備えたものにおいて、 室内機運転容量検出手段と、前記室内機運転容量検出手
    段の検出値によって運転モードを決定する運転モード決
    定手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 室内機運転容量検出手段の検出値が所定
    値以上の場合、冷房もしくは暖房の運転を蓄冷熱併用冷
    房運転もしくは蓄熱併用暖房運転から行なうことを特徴
    とする請求項4記載の蓄熱式空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内機運転容量検出手段の検出値が所定
    値以下の場合、冷房もしくは暖房の運転を一般冷房運転
    もしくは一般暖房運転から行なうことを特徴とする請求
    項4記載の蓄熱式空気調和装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装
    置、第2の絞り装置及び室内側熱交換器を順次接続して
    形成された一般冷房用回路と、 上記圧縮機、室外側熱交換器、第1の絞り装置、一端が
    上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に接続され、他
    端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸入側との間に
    接続された蓄熱用熱交換器により構成された蓄熱用回路
    と、 上記蓄熱用熱交換器とこの熱交換器に供給された冷媒と
    熱交換関係に充填された蓄熱媒体とを収容する蓄熱槽
    と、 上記蓄熱用熱交換器と直列に接続された冷媒搬送手段を
    有し、一端が上記第1の絞り装置と第2の絞り装置間に
    接続され、他端が上記室内側熱交換器と上記圧縮機の吸
    入側との間に接続された直列回路、上記第2の絞り装置
    及び上記室内側熱交換器により形成された放冷回路とを
    備えたものにおいて、 運転負荷検出手段と、前記運転負荷検出手段の検出値に
    よって運転モードを決定する運転モード決定手段とを設
    けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  8. 【請求項8】 運転負荷検出手段の検出値が所定値以上
    の場合、冷房もしくは暖房の運転を蓄冷熱併用冷房運転
    もしくは蓄熱併用暖房運転から行なうことを特徴とする
    請求項7記載の蓄熱式空気調和装置。
  9. 【請求項9】 運転負荷検出手段の検出値が所定値以下
    の場合、冷房もしくは暖房の運転を一般冷房運転もしく
    は一般暖房運転から行なうことを特徴とする請求項7記
    載の蓄熱式空気調和装置。
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