JP2995466B1 - 昇降式コンセント装置 - Google Patents

昇降式コンセント装置

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JP2995466B1 JP20173598A JP20173598A JP2995466B1 JP 2995466 B1 JP2995466 B1 JP 2995466B1 JP 20173598 A JP20173598 A JP 20173598A JP 20173598 A JP20173598 A JP 20173598A JP 2995466 B1 JP2995466 B1 JP 2995466B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コンセントの繰り出しが正規の管理者以外に
はできないようにして児童、生徒等の学校内での事故を
防止し、且つ作動に伴う給電ケーブルの繰り出しや巻き
取りも円滑に行える新規な昇降式コンセント装置を提供
する。 【解決手段】 本発明の昇降式コンセント装置1は、コ
ンセント22を具えた給電ケーブル2と、この給電ケー
ブル2を繰り出しまたは巻き取るケーブル昇降装置3と
を具え、ケーブル昇降装置3の作動指令を無線遠隔制御
装置11によって行う。またケーブル昇降装置3はケー
ブル格納体4と、ケーブル案内体5とを具え、ケーブル
格納体4は固定された板状の格納板41に対し給電ケー
ブル2を納める渦巻状の格納案内溝42を有し、一方ケ
ーブル案内体5は格納案内溝42の開放面をほぼ塞ぐ状
態で、回転自在に設けられるケーブル案内板51を有し
て成り、このケーブル案内板51にはケーブル案内開口
52が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内における電源取
出用のコンセント装置に関するものであって、特に天井
等の高い位置からコンセントを引き出して用いることが
できるようにした昇降式コンセント装置に係るものであ
る。
【0002】
【発明の背景】例えば学校の理科教室等には理科学実験
等に備えて給電用のコンセントが具えられているが、そ
の使い勝手等を考慮してこのコンセントを天井から、繰
り出し自在としたものが採用されている。この従来手法
は、例えば実公昭56−1658号「天井取付型電源装
置」等が提案されているが、いずれもコンセントが繰り
出しまたは巻取自在という作動態様に因み、それに関す
る相応の工夫が試みられている。
【0003】本発明ももちろんこの点での工夫は尽くさ
れているが、更にこの種の天井繰り出し型のものにあっ
ては、次のような配慮も必要となっている。すなわち児
童、生徒等が利用するこの種の理科教室等では、コンセ
ントの繰り出しスイッチ等が壁面等の比較的低い手元位
置にあると、児童、生徒等による不心得な操作により、
コンセントや給電ケーブルが不当に繰り出され、更にこ
の繰り出された給電ケーブル等により二次的な事故等の
発生も予想される。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであって、コンセントの繰り出し
が正規の管理者以外にはできないようにして児童、生徒
等の学校内での事故を防止し、且つ作動に伴う給電ケー
ブルの繰り出しや巻き取りも円滑に行える新規な昇降式
コンセント装置の開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
昇降式コンセント装置は、適宜の繰り出し長さを有しそ
の先端にコンセントを具えた給電ケーブルと、室内の手
元高さより充分に高い位置における天井面や壁面に設け
られ前記給電ケーブルを繰り出しまたは巻き取るケーブ
ル昇降装置とを具えて成るコンセント装置において、
記ケーブル昇降装置は、給電ケーブルを巻取状に格納す
るケーブル格納体と、このケーブル格納体へ給電ケーブ
ルを案内するケーブル案内体とを具えて成り、前記ケー
ブル格納体は固定状態に設けられた格納板の一方の面に
給電ケーブルを巻取状態において重ならないように納め
る渦巻状の格納案内溝を形成したものであり、一方前記
ケーブル案内体は、前記格納板に対しこのものにおける
格納案内溝の開放面をほぼ塞ぐ状態で、回転自在に設け
られるケーブル案内板を有し、このケーブル案内板に対
し設けられるケーブル案内開口は、前記格納案内溝に臨
んだ状態に開口されるとともに、前記ケーブル案内板の
半径方向に向かうように形成され、且つこのケーブル案
内板の回転駆動を行うモータの作動は、無線遠隔操作に
よって行われることを特徴として成るものである。この
発明によれば、学校の理科教室等に昇降式コンセント装
置を取り付けた場合、コンセントの繰り出しが無線遠隔
制御装置を所有する正規の管理者によってのみ行え、児
童、生徒等による不心得な操作を防止できる。また給電
ケーブルの繰り出しまたは巻き取りは、格納案内溝を形
成したケーブル格納体を固定し、ケーブル案内開口を形
成したケーブル案内体を回転させて行うため給電ケーブ
ルのからみや周辺部材の摩耗による作動不良を極力防止
でき、給電ケーブルの繰り出しまたは巻き取りが、円滑
且つ確実に行える。
【0006】また請求項記載の昇降式コンセント装置
は、前記請求項記載の要件に加え、前記ケーブル案内
開口には、給電ケーブルを囲み、且つ前記ケーブル案内
板の回転に伴い、ケーブル案内開口に沿って自由に移動
できる案内スライダが設けられることを特徴として成る
ものである。この発明によれば、例えばケーブル案内板
の回転に伴い案内スライダが渦巻状に移動するため、給
電ケーブルの繰り出しまたは巻き取りがスムーズに行
え、特に繰り出しは、ほとんど給電ケーブルの自重によ
って行え、装置にかかる負担を最大限に軽減させ得る。
【0007】更にまた請求項記載の昇降式コンセント
装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記
ケーブル案内体は、ケーブル案内板におけるケーブル繰
り出し側に漏斗状のケーブル案内フードが設けられるこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、ケ
ーブル案内フードが、給電ケーブルをガイドするととも
に、回転駆動されるケーブル案内板や渦巻運動を行う案
内スライダの保護が行える。
【0008】また請求項記載の昇降式コンセント装置
は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記
ケーブル昇降装置は、天井に固定される固定筐体に対し
て、ケーブル昇降装置を保持する取出筐体を固定するこ
とによって天井面に装着され、また取出筐体を固定筐体
から固定解除することによって天井面から下がった位置
に吊り下げ手段を介して吊り下げ状態に設定されること
を特徴として成るものである。この発明によれば、メン
テナンス時には取出筐体の固定を解除して、取出筐体の
みを固定筐体から取り外すためメンテナンスが簡単に行
える。
【0009】また請求項記載の昇降式コンセント装置
は、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、
前記ケーブル案内体の駆動は、商用電源を用いたモータ
により行われ、このモータ並びにその制御系回路には、
落雷のサージ機能、異常告知機能、異常時停止機能、ノ
イズフィルタ機能、作動音発信機能のうちの単一機能ま
たは二以上の機能を付設したことを特徴として成るもの
である。この発明によれば、適宜必要に応じた機能を種
々選択でき、また装置を破損させるような落雷、加熱、
過負荷等に対応できるため装置の維持費用の低減化が図
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて説明する。本発明の昇降式コンセント装置1
は、室内の手元高さより充分に高い位置の一例である天
井Cから給電用のコンセントを無線遠隔制御によって自
在に昇降させるものであり、一例として図1に示すよう
に給電ケーブル2と、この給電ケーブル2の昇降を担う
ケーブル昇降装置3と、このケーブル昇降装置3を天井
Cに装着する装着手段6とを具えて成るものである。な
おこの実施の形態では昇降式コンセント装置1を天井C
面に装着する形態を採るが、室内の手元高さより充分に
高い壁面等に装着する形態も採り得る。また無線遠隔制
御は、無指向性または指向性の電磁波、音波等を利用し
た無線遠隔制御装置11によって操作を行うものであ
る。以下各構成部について説明する。
【0011】まず給電ケーブル2について説明する。こ
のものは、ケーブル本体21と、その先端部に給電用の
コンセント22とを具えて成り、ケーブル本体21はコ
ンセント22を天井Cから適宜の長さまで繰り出し可能
としている。なおこの実施の形態では繰り出しまたは巻
取対象としてコンセント22を先端に具えた給電ケーブ
ル2を適用したが、この他にも例えば電話線やテレビ等
のアンテナ線あるいは各種電子機器の通信線等を適用す
ることが可能である。
【0012】次にケーブル昇降装置3について説明す
る。このものは給電ケーブル2を繰り出しまたは巻き取
ることによってコンセント22を昇降自在に設定するも
のであり、給電ケーブル2を巻取状に格納するケーブル
格納体4と、このケーブル格納体4へ給電ケーブル2を
案内するケーブル案内体5とを具えて成るものである。
ケーブル格納体4は、天井C部に対して固定状態に設け
られるものであり、一例として図1に併せて示すように
円板状に形成された格納板41に対して、給電ケーブル
2を納める渦巻状の格納案内溝42を具えて成るもので
ある。そしてこのケーブル格納体4には、給電ケーブル
2の巻取端または繰り出し端を設定するリミットスイッ
チ43が設けられている。もちろんこのリミットスイッ
チ43が、巻取端または繰り出し端を検知した場合には
給電ケーブル2の巻き取りまたは繰り出しが自動的に停
止される。なお図示した実施の形態では、オーバーラン
を防止するために予備のリミットスイッチ43が、巻取
端と繰り出し端とにそれぞれ設けられている。
【0013】一方ケーブル案内体5は、ケーブル案内板
51と、ケーブル案内フード54とを具えて成るもので
ある。ケーブル案内板51は、一例として円板状に形成
され、格納板41に対しその格納案内溝42の開放面を
ほぼ塞ぐ状態で、回転自在に設けられるものである。な
おケーブル案内板51の回転は、ケーブル格納体4の上
部に設けられたモータMによって行われ、回転の過負荷
を検知した場合に自動的に運転を停止するトルクリミッ
タ55を介してケーブル案内板51の軸部51aに伝達
されケーブル案内板51を回転させるものである。また
一例としてモータMが所定の温度以上に加熱した場合に
自動的に運転を停止するサーモスタットまたは温度ヒュ
ーズ等の温度検知手段が適宜の位置に設けられる。そし
てこのケーブル案内板51には、半径方向に向かうケー
ブル案内開口52が格納案内溝42に臨むように形成さ
れ、更にこのケーブル案内開口52に給電ケーブル2を
囲み、且つケーブル案内開口52に沿って移動自在に構
成される案内スライダ53が設けられている。
【0014】この案内スライダ53は、給電ケーブル2
の繰り出しまたは巻き取りの際、ケーブル案内板51の
回転に伴い、格納案内溝42に沿って渦巻状に移動し、
給電ケーブル2をガイドするものである。そしてこの案
内スライダ53は、一例として図1に併せて示すように
ケーブル案内開口52に沿って形成される二本のスライ
ドレール53aと、このスライドレール53aを内部に
挿入し、ケーブル案内板51の半径方向にスライド自在
に設定されるスライダブロック53bと、スライダブロ
ック53bとともに給電ケーブル2を挟み、給電ケーブ
ル2の繰り出しまたは巻き取りを円滑に行うガイドロー
ラ53cと、常時格納案内溝42に係止し、ケーブル案
内板51の回転に伴い格納案内溝42を移動する係合部
53dとを具えて成るものである。またケーブル案内フ
ード54は、ケーブル案内板51におけるケーブル繰り
出し側に漏斗状に形成されるものであり、給電ケーブル
2をガイドするとともに回転駆動されるケーブル案内板
51や渦巻運動を行う案内スライダ53を保護してい
る。
【0015】次に装着手段6について説明する。このも
のは、ケーブル昇降装置3を天井Cに装着するものであ
り、天井C部に固定状態に取り付けられる固定筐体61
と、この固定筐体61に固定されてケーブル昇降装置3
を保持する取出筐体62と、固定筐体61からケーブル
昇降装置3を吊り下げる吊り下げ手段63とを具えて成
るものである。固定筐体61は、一例として図2に示す
ように天井Cに形成された開口部内に設けられ、その取
り付けは天井Cより更に奥側に形成されている家屋の構
造材SからアンカーボルトAB等によって固定されるも
のである。取出筐体62は、一例として図2、3に示す
ようにケーブル昇降装置3の下方に一体的に設けられ、
ケーブル昇降装置3を天井Cに装着する際には、この取
出筐体62を固定筐体61にボルトB等によって固定接
続することにより行われる。また取出筐体62の底面に
は操作パネル64が設けらる。
【0016】また吊り下げ手段63は、固定筐体61か
らケーブル昇降装置3を吊り下げるものであり、チェー
ン、ワイヤ、紐、スプリング、蝶番等適宜の部材が適用
され一例として図3に併せて示すようにメンテナンス等
を行う際、取出筐体62の固定を解除し、取出筐体62
を固定筐体61から取り外した場合に、ケーブル昇降装
置3が固定筐体61の下方に40〜50cm程度突き出
せる長さを有するものである。そしてケーブル昇降装置
3を天井Cに装着した状態においては、図2に併せて示
すようにこの吊り下げ手段63を固定筐体61内で充分
屈曲した状態に格納するものである。なおこの吊り下げ
手段63は、上述したもののほかに例えば伸縮自在に構
成されたシフタを適用することも可能であるし、あるい
は複数のリンク部材をパンタグラフ的に構成し、ケーブ
ル昇降装置3を固定筐体61の下方に突き出すようにす
ることも可能である。
【0017】次に取出筐体62の底面に設けられる操作
パネル64について説明する。ここで昇降式コンセント
装置1は、通常無線遠隔制御によって操作されるもので
あるが、メンテナンス時等にあっては意図的に直接手動
操作によってケーブル昇降装置3を昇降させる場合もあ
る。このため、操作パネル64には図5に示すように手
動あるいは遠隔操作を切り換える切換スイッチ65と、
手動操作を行う場合の昇降スイッチ66と、ケーブル案
内板51の回転駆動を担うモータMの所定温度以上の加
熱を示す加熱表示ランプ67と、装置への通電状態を示
す通電表示ランプ68とが設けられ、更に図4の配線図
に図示する中継コンセント69と、雷サージユニット7
0とが併せて設けられる。なお中継コンセント69は室
内配線から得た電気を、給電ケーブル2に、あるいはモ
ータMと給電ケーブル2との双方に供給するものであ
り、雷サージユニット70は落雷による装置内部の電子
機器等への過電流伝搬を防止するものである。
【0018】そして雷サージユニット70は、電源プラ
グPと中継コンセント69との間に挟まれるように設け
られ、落雷の際には自ら過電流を吸収し破壊されること
により電子機器等を保護するものである。なお雷サージ
ユニット70は、破壊された状態にあってもそのまま使
用できるが、次の落雷に備えて新しいものに交換する形
態が望ましい。またこの実施の形態では、安全機能とし
てこのような落雷のサージ機能の他にも、加熱表示ラン
プ67等の異常告知機能や、サーモスタットやトルクリ
ミッタ55等による異常時停止機能、あるいは供給電源
のノイズを減衰あるいは除去するノイズフィルタ機能等
を付設するものであるが、これらに加えて更に装置の作
動状態を告知する作動音発信機能を併せて付設する形態
が採り得るし、これらの機能のうちの単一機能または二
以上の機能を適宜組み合わせて付設する形態等種々の形
態が採り得る。
【0019】次に以上のように構成される昇降式コンセ
ント装置1の作動態様について説明する。説明にあたっ
ては一基の無線遠隔制御装置11によって一基の昇降式
コンセント装置1を制御する形態を基本的に説明する
が、一部屋に複数基のコンセント装置を設けたような場
合等には一基の無線遠隔制御装置11によって複数基の
昇降式コンセント装置1を同時に制御することも可能で
ある。 (1)格納状態 昇降式コンセント装置1の初期状態は、給電ケーブル2
を最大限まで巻き取り、コンセント22を天井C近くま
で上昇させきった格納状態としている。なお通常この格
納状態では、巻取端側のリミットスイッチ43によって
巻取端が検知され、ケーブル案内板51の巻取方向への
回転が阻止されている。
【0020】(2)コンセントの繰り出し 次にこのような格納状態から適宜の高さまでコンセント
22を繰り出すには、無線遠隔制御装置11によりモー
タMを駆動させ、ケーブル案内板51を繰り出し方向に
回転させる。その際ケーブル案内板51の回転に伴い、
半径方向に形成されたケーブル案内開口52も回転運動
を行う。一方ケーブル案内開口52に沿って設けられた
案内スライダ53は、その係合部53dを固定状態に設
けられた格納案内溝42に係合させているため、ケーブ
ル案内板51の回転移動に伴い渦巻状の移動を開始す
る。またこれに伴い給電ケーブル2が、ほぼその自重に
よってスライダブロック53bとガイドローラ53cに
ガイドされながらスムーズに繰り出される。このため繰
り出しによる装置への負担が大幅に軽減され、給電ケー
ブル2にからみや摩耗等による作動不良を生じさせるこ
ともない。その後先端部分のコンセント22を適宜の高
さまで降ろすと無線遠隔制御によって給電ケーブル2の
繰り出しが停止される。なおこの停止状態で、給電ケー
ブル2が最大限まで繰り出されている場合には、繰り出
し端側のリミットスイッチ43によって繰り出し端が検
知され、ケーブル案内板51の繰り出し方向への回転が
阻止されている。
【0021】(3)コンセントの巻き取り コンセント22を適宜の長さに繰り出した状態で理科学
実験等を行った後、今度は給電ケーブル2の巻き取りが
行われる。その際上述した繰り出し時と同様にまず無線
遠隔制御装置11によりケーブル案内板51を巻取方向
に回転させる。この時案内スライダ53は、ケーブル案
内板51の回転に伴い渦巻状の移動を開始し、これに伴
い給電ケーブル2がスライダブロック53bと、ガイド
ローラ53cにガイドされてスムーズに格納案内溝42
に巻き取られる。そしてコンセント22を始発格納状態
と同じ高さまで上昇させて、給電ケーブル2の巻き取り
を終了する。
【0022】なおこの実施の形態では、落雷のサージ機
能の他に異常告知機能や異常時停止機能あるいはノイズ
フィルタ機能等を併せて付設しているため、作動中もこ
れらの機能が作用しており例えば落雷による過電流の伝
搬を防止し、またモータMの所定温度異常の加熱を検知
し、更にまたサーモスタットやトルクリミッタ55によ
って異常加熱時や過負荷時に自動的に運転を停止するも
のである。しかしながらこのほかにも例えば作動音発信
機能を付設している場合には、上述したようなコンセン
ト22の昇降動作に伴い作動音を発するものである。ま
たメンテナンス時等に直接手動操作によってケーブル昇
降装置3の昇降を行う場合には、操作パネル64の切換
スイッチ65を手動に切り換え、昇降スイッチ65によ
って直接手動操作を行うものである。
【0023】次に昇降式コンセント装置1のメンテナン
ス時の状態について説明する。まず通常ケーブル昇降装
置3を天井C部に装着している状態では、取出筐体62
が固定筐体61に対して螺合等によって固定されてお
り、ケーブル昇降装置3を吊り下げる吊り下げ手段63
も、固定筐体61内部において充分屈曲した状態で格納
されている。しかしながらメンテナンス時にあっては、
取出筐体62を固定筐体61から取り外すことによって
ケーブル昇降装置3を固定筐体61の下方40〜50c
m程度の位置に突き出してその吊り下げ状態を維持し、
メンテナンスを行うものである。なお、この実施の形態
では格納案内溝42を形成し、円板状のケーブル格納体
4を、ほぼ水平な状態に取り付けるものであるが、ほぼ
鉛直な状態または傾斜した状態に取り付けることも可能
である。
【0024】
【発明の効果】まず請求項1記載の昇降式コンセント装
置によれば、学校の理科教室等に昇降式コンセント装置
1を取り付けた場合、コンセント22の繰り出しが無線
遠隔制御装置を所有する正規の管理者によってのみ行
え、児童、生徒等による不心得な操作を防止できる。ま
た給電ケーブル2の繰り出しまたは巻き取りは、格納案
内溝42を形成したケーブル格納体4を固定し、ケーブ
ル案内開口52を形成したケーブル案内体5を回転させ
て行うため給電ケーブル2のからみや周辺部材の摩耗に
よる作動不良を極力防止でき、給電ケーブル2の繰り出
しまたは巻き取りが、円滑且つ確実に行える。
【0025】また請求項記載の昇降式コンセント装置
によれば、例えばケーブル案内板51の回転に伴い案内
スライダ53が渦巻状に移動するため、給電ケーブル2
の繰り出しまたは巻き取りがスムーズに行え、特に繰り
出しは、ほとんど給電ケーブル2の自重によって行える
ため、装置にかかる負担を最大限に軽減させ得る。
【0026】更にまた請求項記載の昇降式コンセント
装置によれば、ケーブル案内フード54が、給電ケーブ
ル2をガイドするとともに、回転駆動されるケーブル案
内板51や渦巻運動を行う案内スライダ53の保護が行
える。
【0027】また請求項記載の昇降式コンセント装置
によれば、メンテナンス時には取出筐体62の固定を解
除して、取出筐体62のみを固定筐体61から取り外す
ためメンテナンスが簡単に行える。
【0028】また請求項記載の昇降式コンセント装置
によれば、適宜必要に応じた機能を種々選択でき、また
装置を破損させるような落雷、加熱、過負荷等に対応で
きるため装置の維持費用の低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降式コンセント装置を示す斜視図、
並びにケーブル昇降装置を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図2】昇降式コンセント装置の天井への装着状態を示
す説明図である。
【図3】昇降式コンセント装置のメンテナンス時の状態
を示す説明図である。
【図4】昇降式コンセント装置の配線の一例を示す配線
図である。
【図5】取出筐体の底面部に設けられた操作パネルを示
す底面図である。
【符号の説明】
1 昇降式コンセント装置 2 給電ケーブル 3 ケーブル昇降装置 4 ケーブル格納体 5 ケーブル案内体 6 装着手段 11 無線遠隔制御装置 21 ケーブル本体 22 コンセント 41 格納板 42 格納案内溝 43 リミットスイッチ 51 ケーブル案内板 51a 軸部 52 ケーブル案内開口 53 案内スライダ 53a スライドレール 53b スライダブロック 53c ガイドローラ 53d 係合部 54 ケーブル案内フード 55 トルクリミッタ 61 固定筐体 62 取出筐体 63 吊り下げ手段 64 操作パネル 65 切換スイッチ 66 昇降スイッチ 67 加熱表示ランプ 68 通電表示ランプ 69 中継コンセント 70 雷サージユニット AB アンカーボルト B ボルト C 天井 M モータ P 電源プラグ S 構造材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−153364(JP,A) 特開 昭54−35382(JP,A) 特開 平9−156836(JP,A) 実開 昭58−15429(JP,U) 実開 平3−5534(JP,U) 実開 昭63−83774(JP,U) 実公 昭56−1657(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 11/00 - 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の繰り出し長さを有しその先端にコ
    ンセントを具えた給電ケーブルと、室内の手元高さより
    充分に高い位置における天井面や壁面に設けられ前記給
    電ケーブルを繰り出しまたは巻き取るケーブル昇降装置
    とを具えて成るコンセント装置において、前記ケーブル
    昇降装置は、給電ケーブルを巻取状に格納するケーブル
    格納体と、このケーブル格納体へ給電ケーブルを案内す
    るケーブル案内体とを具えて成り、前記ケーブル格納体
    は固定状態に設けられた格納板の一方の面に給電ケーブ
    ルを巻取状態において重ならないように納める渦巻状の
    格納案内溝を形成したものであり、一方前記ケーブル案
    内体は、前記格納板に対しこのものにおける格納案内溝
    の開放面をほぼ塞ぐ状態で、回転自在に設けられるケー
    ブル案内板を有し、このケーブル案内板に対し設けられ
    るケーブル案内開口は、前記格納案内溝に臨んだ状態に
    開口されるとともに、前記ケーブル案内板の半径方向に
    向かうように形成され、且つこのケーブル案内板の回転
    駆動を行うモータの作動は、無線遠隔操作によって行わ
    れることを特徴とする昇降式コンセント装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル案内開口には、給電ケーブ
    ルを囲み、且つ前記ケーブル案内板の回転に伴い、ケー
    ブル案内開口に沿って自由に移動できる案内スライダが
    設けられることを特徴とする請求項記載の昇降式コン
    セント装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル案内体は、ケーブル案内板
    におけるケーブル繰り出し側に漏斗状のケーブル案内フ
    ードが設けられることを特徴とする請求項1または2
    載の昇降式コンセント装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーブル昇降装置は、天井に固定さ
    れる固定筐体に対して、ケーブル昇降装置を保持する取
    出筐体を固定することによって天井面に装着され、また
    取出筐体を固定筐体から固定解除することによって天井
    面から下がった位置に吊り下げ手段を介して吊り下げ状
    態に設定されることを特徴とする請求項1、2または3
    記載の昇降式コンセント装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーブル案内体の駆動は、商用電源
    を用いたモータにより行われ、このモータ並びにその制
    御系回路には、落雷のサージ機能、異常告知機能、異常
    時停止機能、ノイズフィルタ機能、作動音発信機能のう
    ちの単一機能または二以上の機能を付設したことを特徴
    とする請求項1、2、3または4記載の昇降式コンセン
    ト装置。
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