JP2990373B2 - 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法 - Google Patents

中空製品成形用型及び中空製品の成形方法

Info

Publication number
JP2990373B2
JP2990373B2 JP2290890A JP29089090A JP2990373B2 JP 2990373 B2 JP2990373 B2 JP 2990373B2 JP 2290890 A JP2290890 A JP 2290890A JP 29089090 A JP29089090 A JP 29089090A JP 2990373 B2 JP2990373 B2 JP 2990373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
inner mold
molding
hollow
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2290890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04166306A (ja
Inventor
俊哉 藤嶋
昭徳 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akutagawa Confectionery Co Ltd
Okamoto Corp
Original Assignee
Akutagawa Confectionery Co Ltd
Okamoto Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akutagawa Confectionery Co Ltd, Okamoto Corp filed Critical Akutagawa Confectionery Co Ltd
Priority to JP2290890A priority Critical patent/JP2990373B2/ja
Publication of JPH04166306A publication Critical patent/JPH04166306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990373B2 publication Critical patent/JP2990373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チョコレート、チーズ、ゼリー、寒天等の
食料品の中空製品、ろうそくのような日用品の中空製
品、さらにシリコン樹脂、エポキシ樹脂など中空製品を
成形するための成形型、この成形型を使用して中空製品
を成形する方法、及びこの中空製品の中空部に充填材が
充填された中空製品をつくる方法に関する。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題) 従来の中空製品の製造は一般的には、金属或いは合成
樹脂で合わせ型をつくり、この合わせ型の中に流動状態
にある成形材料を入れ、次いで、この合わせ型をスピン
ナーを用いて回転させて、その後成形材料を固化させ、
最後に成形物を合わせ型より取り出して製造していた。
そして、中空製品成形のための金型は通常ポリカーボ
ネートなどの合成樹脂を射出成形することによりつくら
れているが、中空製品を成形するには上記したように合
わせ型、即ち左右域は上下2種類の金型を必要とし、特
に多種類の製品を少量生産する場合には、金型の製作に
コストがかかる欠点がある。
また、ポリカーボネートの合わせ型は、離型のために
逆テーパや抜け勾配を設ける必要があり、そのためデザ
インが制約され、消費者のニーズに応えられない欠点が
ある。
また、ポリカーボネートの合わせ型を用いてスピンナ
ーで回転させ、中空製品を成形する場合は、スピンナー
で縦軸方向及び横軸方向に同時に回転させながら、冷却
などにより成形材料を固化させる必要があるため生産設
備が大きくなり、且つ複雑になり、しかも肉厚が均一な
製品を得ることがむずかしかった。
さらに、中空製品の中に充填物が充填された製品を成
形するには、いわゆるワンショットデポジッターと呼ば
れる成形法が知られているが、この方法では単純な形状
のものしか成形できない欠点がある。
本発明は、前記合わせ型を用いる中空製品の成形法
や、中空部に充填材が充填された製品の成形法の欠点を
解消した新規な成形方法及びその成形に用いる型を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は、 (1)弾性材料からなる外型と弾性材料からなる内型と
で構成され、内型は流体の注入によって内型形状を保持
されていることを特徴とする中空製品成形用の成形型。
(2)弾性材料からなる外型と、弾性材料からなり流体
を注入して内型形状を保持させた内型との間隙に流動状
態の成形材料を流し込み、次いで成形材料を固化させ、
その後固化した成形品を内型と共に外型から引き抜き、
次いで内型から流体を排出して内型を収縮させ成形品か
ら取り外すことを特徴とする中空製品の成形方法。及
び、 (3)弾性材料からなる外型と、弾性材料からなり流体
を注入して内型形状を保持させた内型との間隙に流動状
態の成形材料を流し込み、成形材料を固化させた後、内
型の流体を排出し内型を収縮させて成形品から取り出
し、形成された成形品の中空部に充填材を充填し、必要
に応じ中空部の口部を密閉し、その後外型を成形品から
離型させることを特徴とする中空部が充填材で充填され
た中空製品の成形方法。
である。
本発明を詳しく説明する。先ず中空製品を成形する成
形型について説明する。
第1図の断面図において、1はゴムラテックスなどの
弾性材料でつくられた外型である。この外型1は、本体
型部1aとその開口に連続して外方へ円錐上に拡がる膜状
の円錐部1bを有する。この円錐部1bを設けておくと離型
操作などの操作が容易になる。2は同じくゴムラテック
スなどの弾性材料でつくられた内型である。3は内型2
を内型形状に保持するための液体、気体等の流体を注入
する流体注入管で、ホルダー(図示されていない)で支
持されており、この管にはバルブ4が設けられている。
5は外型1を支持するための環状のホルダーであり、こ
れは成形体6に取外し自在に結合されている。また成形
枠6には成形材料を注入するノズルが挿入される開口部
7が設けられている。
先ず、所望の形状に成形した外型1の端部をホルダー
5に支持させ、懸吊する。この外型1の本体型部1a中
に、内型2を収縮した状態で挿入し、次いで流体注入管
3から流体を注入して膨張させ所望の内型形状に保持す
る。これによって、外型と内型との間に間隙Sが構成さ
れる。本発明の中空製品成形用の成形型は、このよう
に、弾性材料からなる外型と、流体を注入によって内型
形状を保持した状態にある内型とで構成される成形型で
ある。しかして、前記の間隙Sに成形材料を流し込み、
固化することによって中空製品を成形することができ
る。
次に本発明の成形型を用いて中空製品を成形する方法
について、チョコレートの成形を例にして説明する。
所望の形状に成形した外型1の端部をホルダー5に支
持させる。このホルダー5に成形枠6を結合する。成形
枠6は、内型2のホルダーと外型1のホルダー5の芯出
し位置決めを行なうものである。外型1は所望の形状を
保持したまま成形枠6に懸吊された状態になる。この外
型1の中に内型を収縮した状態で挿入し、バルブ4を開
いて流体注入管3から内型2に冷気又は保冷液を注入し
て内型2を所望の形状に保持させる。かくして、外型1
と内型2の間に間隙Sが生じる。この間隙Sは全体にわ
たりほぼ均一になるようにするのが好ましい。そして、
成形枠6により内型2のホルダーと外型1のホルダー5
の芯出し位置決めを行なうので、内型2に流体を注入し
て内型形状を保持したときに外形1との間隙Sを繰り返
し一定に保つことができる。
開口部7にチョコレート注入用ノズル(図示せず)を
挿入し、該ノズルから加温して流動化させたチョコレー
トを間隙Sに流し込む。その際チョコレートの流し込み
によって内型が変形しないよう、バルブ4を調整する。
チョコレートを所定量流し込んだ後、そのまま放置する
か或いは冷却雰囲気中に保持してチョコレートAを固化
する。その状態を第2図に示す。
このようにして成形したチョコレートを型から外すに
は次のようにする。先ず、第3図に示すように、成形枠
6とホルダー5との結合を外し、成形枠6を持ち上げ
て、内型と成形チョコレートAとを一緒に外型1から剥
離して、取り出す。外型1は弾性材料で作られているの
で、この離型操作が容易である。
この内型と成形チョコレートAとを、適宜な場所に移
動させ、第4図に示すように、バルブ4を開いて内型2
内の冷気又は保冷液を排出する。内型2は収縮してしぼ
み、中空チョコレート成形品Aの中空部から取り出し可
能になる。かくして、この内型2を取り外すと、本発明
の目的物一つである中空チョコレート成形品Aが得られ
る。
次に、中空部分に充填材を充填、密閉した成形品の製
造について、中空チョコレート成形品の中空部に粒状物
を充填し、その開口部をチョコレートで密閉した製品の
製造を例にして説明する。
前記中空チョコレート製品の成形方法と同様にして、
第1図に示す外型1と内型2の間隙Sにチョコレートを
流し込み、固化し、第2図に示す状態となす。その後、
この例の場合は先ず内型2を離型する。すなわち、バル
ブ4を開いて内型の中の冷空又は保冷液を排除して、内
型をしぼませ、収縮させる。そして、成形枠6とホルダ
ー5との結合を外し、成形枠6を持ち上げて、内型2を
中空チョコレート成形品Aから取りはずす。その状態を
第5図に示す。次いで、中空チョコレート成形品Aの開
口部に、別に設けた充填材注入用ノズル(図示されてい
ない)を挿入してこのノズルを通して粒状物Bを、中空
部に充填する。
粒状物Bの充填が完了したら、充填材注入用ノズルを
取り外し、代わりにチョコレート注入用ノズルを中空部
の開口に当接してチョコレートCを注入する。次いで冷
却雰囲気に入れるか或いは放置して、ここで注入したチ
ョコレートCを固化する。第6図はその状態を示したも
のである。
その後第7、8図に示す如く離型用カップ8をホルダ
ー5に結合し、空気圧入口9から、空気を圧入して外型
1を外側から押圧する。成形品は外型1から押し出され
て離型する。円錐1bを設けておくとこの操作が円滑に行
なえる。この際、第7、8図に示すように外型を上側に
し、載置台10を当てがってこれを下方に移動させながら
外型1を離型させるとこの操作が容易になり、また製品
が傷つかない。また、この離型の際、上記の方法とは逆
に空気圧入口9から空気を吸引し離型用カップ内を減圧
して、外型を膨張させて成形品を取りだすようにしても
良い。
この例では充填物として粒状物を用いたが、これに代
えて液体、気体等を用いても良い。
(発明の効果) 本発明は、従来の中空製品の成形のように合わせ型を
用いることなく、また成形型としてセトモノ、ガラス等
安価に製作できる元型を用いてゴムラテックスから容易
に成形できるものを用いたので、中空製品の多品種少量
生産体制に有利である。また金型が弾性材料からなり、
その弾性を利用して離型するので、離型のための逆テー
パや抜け勾配をつける必要がないので、非常に微細な形
状の中空製品を製造できる。また生産設備も簡単であ
る。更に、中空製品の中空部に充填材を充填し、その上
を密閉した製品も、中空製品の製造工程を少し変更する
だけで製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成形型の一例を示す断面図である。第
2〜4図は、本発明の中空製品を成形する工程を示す断
面図である。また第5〜8図は、本発明の充填物を充填
し密閉した中空製品の成形工程を示す断面図である。 1……外型、2……内型、3……流体注入管 4……バルブ、5……ホルダー、6……成形枠 7……成形材料注入用開口部、8……離型用カップ 9……空気圧入口、10……載置台 A……中空成形品、B……充填材、C……密閉材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−165753(JP,A) 特開 昭51−111262(JP,A) 特開 昭63−312111(JP,A) 特開 平1−97611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 39/00 - 39/44 A23G 1/20 - 1/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料からなる外型と弾性材料からなる
    内型とで構成され、内型は流体の注入によって内型形状
    を保持されていることを特徴とする中空製品成形用の成
    形型。
  2. 【請求項2】弾性材料からなる外型と、弾性材料からな
    り流体を注入して内型形状を保持させた内型との間隙に
    流動状態の成形材料を流し込み、次いで成形材料を固化
    させ、その後固化した成形品を内型と共に外型から引き
    抜き、次いで内型から流体を排出して内型を収縮させ成
    形品から取り外すことを特徴とする中空製品の成形方
    法。
  3. 【請求項3】弾性材料からなる外型と、弾性材料からな
    り流体を注入して内型形状を保持させた内型との間隙に
    流動状態の成形材料を流し込み、成形材料を固化させた
    後、内型の流体を排出し内型を収縮させて成形品から取
    り出し、形成された成形品の中空部に充填材を充填し、
    必要に応じ中空部の口部を密閉し、その後外型を成形品
    から離型させることを特徴とする中空部が充填材で充填
    された中空製品の成形方法。
JP2290890A 1990-10-30 1990-10-30 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法 Expired - Lifetime JP2990373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2290890A JP2990373B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2290890A JP2990373B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04166306A JPH04166306A (ja) 1992-06-12
JP2990373B2 true JP2990373B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=17761837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2290890A Expired - Lifetime JP2990373B2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2990373B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU668135B2 (en) * 1992-02-14 1996-04-26 Gradual Pty Ltd Molding process and apparatus
JP6082618B2 (ja) * 2013-02-15 2017-02-15 株式会社 タナック 樹脂成形方法
CN113290827A (zh) * 2021-05-14 2021-08-24 北京化工大学 Ⅳ型高压储罐塑料内胆反应注射成型工艺及装备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04166306A (ja) 1992-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4426402A (en) Method for rapidly producing chocolate forms
US2874649A (en) Process for producing candies with inset designs
EP0695126B1 (en) Molding process and apparatus
JP2990373B2 (ja) 中空製品成形用型及び中空製品の成形方法
JP2950981B2 (ja) 集合物品の製造方法及び製造装置
FR2468455A1 (fr) Procede de moulage de produits fragiles a presentation soignee et de formes nouvelles et dispositif pour sa mise en oeuvre
US5814260A (en) Method of casting-masking-molding thermoplastic resin product
US5263844A (en) Elastic mold
JP3029540B2 (ja) 熱可塑性樹脂製品の流し込みマスキング成形方法
US5044419A (en) Hollow post cylindrical sprue casting method
GB1567836A (en) Moulded article reinforcing
JP3254941B2 (ja) 射出成形用金型
IL32611A (en) Method and device for the production of foamed products and products manufactured according to the method
JP2760770B2 (ja) 内部が複雑な形状のプラスチック射出成形中空製品の製造方法とこれに用いる水溶性中子
JPH09313106A (ja) 中空成形品の製造方法
JPH0462118A (ja) 中空樹脂成形品の成形方法
GB2342312A (en) Moulding hollow articles
JPH09313107A (ja) 中空成形品の製造方法
CN210406968U (zh) 全包覆式成型模具
CN206884081U (zh) 副仪表板模具
JPH018324Y2 (ja)
JPH03169518A (ja) 発泡成形品の製造方法
JPS5838290B2 (ja) プラスチツクセイケイカタノ セイサクホウホウ
JPH07178762A (ja) 樹脂成形方法および樹脂成形用金型
JPH0611688B2 (ja) 棒状化粧料の成型充填方法