JP2967048B2 - 軸組み木造建築の横架材の連結構造 - Google Patents

軸組み木造建築の横架材の連結構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軸組み木造建築
において横架材同士を連結する連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造住宅の軸組み工法で、例えば
小屋梁と母屋等の互いに90°の角度で互い違いに交差
する2構造材(この場合は横架材)を互いに連結するに
際して、例えば図11に示すように、小屋梁及び母屋等
の横架材1及び2の連結部の少なくとも一方に切欠部3
を形成し、この切欠部3で構造材1及び2を嵌め込むよ
うに連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような工法で小屋梁と母屋等の2本の構造材を連結する
場合は、切欠部における構造材の断面欠損が大きく、耐
震性等を高める上でのネックとなる。また、結合の一体
的強度もそれほどは期待できない。
【0004】この発明は互いに90°等の所定の角度で
互い違いに交差する構造材同士を、特定の金具を用いて
強固に連結して一体化する技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】請求項1の発明
では、軸組み木造建築においてほぼ90°の角度で互い
違いに交差する横架材同士をその交差部で連結するため
に、角パイプ形態の連結金具を用い、第1の前記横架材
の仕口部に、前記連結金具の一部を埋め込むための第1
の金具埋込み部を有底の行き止まり形態で形成して、こ
こに前記連結金具の一部を埋め込むとともに、その第1
横架材の側方から前記連結金具の相対向する壁部を貫
通するように偏平楕円状の頭部を有するピン状の固定部
材を突入させて前記連結金具の一部を前記第1の横架材
に固定する一方、第2の横架材の仕口部に、その連結金
具の他の部分を埋め込むための第2の金具埋込み部を有
底の行き止まり形態で形成し、その第2の金具埋込み部
に前記連結金具の他の部分を埋め込むとともに、その第
2の横架材の外部から該横架材と交差し、かつ前記連結
金具の前記壁部とはほぼ90度異なる別の相対向する壁
部を貫通するように頭部が偏平なピン状の固定部材を突
入させて前記連結金具の他の部分を前記第2の横架材
固定することにより、第1、第2の前記横架材同士を前
記連結金具を介して連結することを特徴とする。
【0006】ここで、例えば図12に示すように、横架
材1と2の連結部に双方に跨ってスリットを形成し、こ
れに板状の連結金具7を挿入して連結することも考えら
れる。しかし、図12のA方向からはピン49等の固定
部材を横架材2の側面に打ち込めるが、B方向からは板
状連結金具7の厚み分しかないため、横架材1の側面に
対し事実上固定部材の打ち込みができない。
【0007】さらに、この板状連結金具7に代えて、図
3に示すような円形パイプ状の連結金具8を用いること
も考えられる。この場合は横架材1の側方及び横架材2
の側方から、それぞれピン9等の固定部材を互い違いに
クロスして打ち込むことが可能である。しかしながら、
丸パイプ状の連結金具8が回転すると、その連結金具8
に形成された貫通孔10,12と横架材1,2に形成さ
れた貫通孔11,13との孔の位置関係がずれて、ピン
9の打込みが困難となる。
【0008】これに対し本発明の角パイプ形態等の連結
金具であれば、図12や図13の各不都合をともに解消
し、横架材1,2同士等の互い違いに交差する2構造材
を強固に連結することができる。また、この連結金具が
木材の中に埋め込まれるため、万一火災等があっても連
結金具に直接火が当たらず、熱で連結金具が変形して軸
組み構造自体が修復不能になるといった状態に陥りにく
い。しかも、連結金具が外部に露出しないので、見栄え
もよく、化粧面にもしやすい。
【0009】請求項2の発明は、軸組み木造建築におい
てほぼ90゜の角度で互い違いに交差する横架材同士を
その交差部で連結するために、コ字状断面のアングル形
態の連結金具を用い、第1の横架材の仕口部に、前記連
結金具の一部を埋め込むための第1の金具埋込み部を有
底の行き止まり形態で形成して、ここに前記連結金具の
一部を埋め込むとともに、その第1の横架材の側方から
前記連結金具の相対向する壁部を貫通するようにピン状
又はねじ状の固定部材を突入させて前記連結金具の一部
を前記第1の横架材に固定する一方、第2の横架材の仕
口部に、その連結金具の他の部分を埋め込むための第2
の金具埋込み部を有底の行き止まり形態で形成し、その
第2の金具埋込み部に前記連結金具の他の部分を埋め込
むとともに、その第2の横架材の外部から該横架材と交
差し、かつ前記連結金具の前記相対向する壁部とはほぼ
90度異なる別の壁部を貫通するようにピン状またはね
じ状の固定部材を突入させて前記連結金具の他の部分を
前記第2の横架材に固定することにより、第1、第2の
前記横架材同士を前記連結金具を介して連結することを
特徴とする。さらに請求項3の発明は、L字状断面のア
ングル形態の連結金具を用い、1つの壁部と貫通するよ
うにピン状又はねじ状の固定部材を突入させて前記連結
金具の一部を第1の横架材に固定する一方、その1つの
壁部とはほぼ90度異なる別の壁部を貫通するようにピ
ン状またはねじ状の固定部材を突入させて前記連結金具
の他の部分を第2の横架材に固定することにより、第
1、第2の前記横架材同士を前記連結金具を介して連結
することを特徴とする。
【0010】請求項の発明は、角パイプ形態の連結金
具の埋め込みのために、四角筒状の連結金具が入るスリ
ットを第1、第2の横架材にそれぞれ形成し、これらの
スリットは四角環状のスリット又は井桁状のスリットと
して形成される。請求項の発明は、コ字状若しくはL
字状断面のアングル形態の連結金具の埋め込みのため
に、コ字状若しくはL字状断面の連結金具の厚みが入る
コ字状若しくはL字状のスリットが第1、第2の横架材
にそれぞれ形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
つつ、この発明の実施の形態を説明する。図1は、小屋
梁等の横架材1と母屋等の横架材2とが、90°の角度
で互い違いに交差する場合に、その互い違いの交差部
で、連結金具15を介して構造材1,2を連結する工法
の一例を示すものである。下側に位置する横架材1に
は、その上面に開口する四角柱状の金具埋込み部(凹
所)16が、有底の付き止まり形態で形成され、この上
側にくる他方の横架材2には、その下面に開口するよう
に同様な四角柱状の金具埋込み部(凹所)17が有底の
行き止まり形態で形成される。
【0012】また、横架材1の側面からは、この金具埋
込み部16を貫通するピン孔18が形成される一方、上
側の横架材2にも、金具埋込み部17を横断するように
ピン孔19が形成され、これらのピン孔18,19は9
0°の角度差で互い違いに交差することとなる。なお、
ピン孔18,19は、横架材1,2の反対側の側面まで
貫通するように設けることもできるが、反対側の側面ま
では達しない行き止まり形態で形成した方が、ピン孔が
外部に現れないため、外観上好ましいといえる。
【0013】これら横架材1及び2の各金具埋込み部1
6及び17に埋め込まれる連結金具15は、ほぼ正方形
又は長方形の四角筒形態をなし、図2におけるその軸方
向の高さ寸法HAは、各金具埋込み部16及び17の各
深さd1及びd2の合計寸法と等しいか、それより多少短
く設定されている。またこの連結金具15は、下側の横
架材1の金具埋込み部16に嵌まり込む下側嵌合部15
aと、上側の横架材2の金具埋込み部17に嵌まり込む
上側嵌合部15bとを有して、これらが1本の四角筒形
態をなすものである。
【0014】そして図3及び図4に示すように、この連
結金具15の下側嵌合部15aには、この連結金具15
の対向する2壁部を共に貫通するピン孔21が形成さ
れ、また上側嵌合部15bには、下側のピン孔21とは
90°互い違いに交差して、別の2つの壁部を貫通する
ピン孔22が形成されている。これらのピン孔21及び
22は、連結金具15を貫通する貫通部としての役割を
果たすもので、下側のピン孔21は、図1及び図2の横
架材1のピン孔18と一致し、上側のピン孔22は、横
架材2のピン孔19とそれぞれ一致するようになってい
る。そして、横架材1のピン孔18と金具15のピン孔
21を貫通するように、例えばピン状の固定部材として
ドラフトピン20が打ち込まれ、また、横架材2のピン
孔19と金具15のピン孔22を貫通するように別のド
ラフトピン20が打ち込まれる。なお、ドラフトピン2
0の代わりに木ねじ状の固定部材を用いてもよい。
【0015】ドラフトピン20は、例えば図7に例示す
るように、円形断面の軸状のピン脚部20aと、その一
端に連続する偏平楕円状の頭部20bとを有し、これら
両部分が滑らかにつながったもので、頭部20bの長軸
寸法はピン脚部20aの直径より一定量大きくなってい
て、それだけピン脚部20aの外表面から両側に突出し
た形態となっている。このようなドラフトピン20が、
図1や図2の横架材1又は2に形成されたピン孔18や
19から打ち込まれ、金具15のピン孔21や22を貫
き、各横架材1及び2の内部で連結金具15の下側嵌合
部15a、上側嵌合部15bをそれぞれ横架材1及び2
に固定するとともに(図2(b)参照)、図7(b)に
示すように、その頭部20bがピン孔18等の開口部に
食い込んで抜け止めされる。
【0016】ところで、図2(a)に示すように、横架
材1や2に形成する金具埋込み部16及び17の各深さ
寸法d1,d2は、横架材1又は2の高さ寸法H1又はH2
のほぼ1/2から1/3程度とするのが望ましい。1/
2より深さ寸法d1及びd2を深く(大きく)すると、横
架材1及び2の断面欠損を小さくする効果が減殺され、
耐久性等に悪影響を及ぼす場合がある。逆に、その深さ
寸法d1やd2が1/3より浅いと、連結強度に支障が出
る場合もあるため、上述のような範囲にそれらの深さ寸
法d1やd2を設定するのがよい。
【0017】以上のような工法においては、例えば図8
のA部分の小屋梁1の金具埋込み部16に連結金具15
をはめ込み、その金具15の上側への突出部分に母屋2
をその金具埋込み部17において落とし込む。そして、
小屋梁1の側方からピン20を、母屋2の側方からピン
20を、それぞれ90°の互い違いの向きとなるように
打ち込むことにより、小屋梁1と母屋2とをこの連結金
具15を介して強固に連結することができる。このよう
な構造は、図8のB、C及びDの各連結部にも同様に適
用することができるし、さらに横架材同士の連結のみな
らず、垂直材が例えば90°の角度で互い違いに交差す
る交差部等にも適用できる。その場合、連結金具15は
横倒しにした状態で用いられることとなる。なお、図8
で小屋梁1と柱等の垂直材5とが直角に交差する部分に
は、例えば板状の連結金具14を双方のスリット1a,
5aに差し込んでドラフトピン20’で固定する構造を
とることができる。
【0018】図5は、図4より軸方向に長い長尺の連結
金具25を示すもので、この場合、下側嵌合部25a及
び上側嵌合部25bにはそれぞれ2以上のピン孔26,
27を形成することもできる。これは金具25の軸方向
寸法が大きくなることで、その固定を強化するために、
ピン孔ひいては打ち込むピンを増やす趣旨である。
【0019】また、四角筒状の金具15や25をはめ込
むために、四角柱状の金具埋込み部を形成する代わり
に、図6(a)に示すように、その四角筒状の連結金具
15又は25が入る四角筒状のスリット28(金具埋込
み部)を形成することもできる。この形成については、
図6(b)に示すように、チェーンソー式の切込装置3
0を用い、これで四角環状のスリット28を1辺ごとに
切込んでいく等の手法がある。ここでその環状のスリッ
ト28を形成する1辺が互いにはみ出して、井桁状のス
リットとなっても差し支えない。
【0020】図9は、角パイプ形態の1つの壁部を除い
た、断面コ字状のアングル形態の連結金具31を示すも
ので、横架材1等には、この連結金具31が入り込む箱
型の金具埋込み部32を形成してもよいし、同図(b)
に示すようにコ字状のスリット(金具埋込み部)33を
形成してもよい。いずれにしても、コ字状の連結金具3
1をその金具埋込み部32又は33にはめ込む。上側の
横架材との連結についても同様である。そして、連結金
具31の2つの壁面を貫通するようにピン孔34を、ま
たこれと90°異なる別の壁を貫通して、もう一つのピ
ン孔35を互い違いに形成することができる。
【0021】さらに図10に示すように、角パイプ形態
の2つの壁を除去したL字状のアングル形態をなす連結
金具36を用いることもできる。この場合、連結金具3
6の一方の壁部の下側にピン孔37が、他方の壁部の上
側にピン孔38が形成される。そして、この金具36を
埋め込むために、例えば下側の横架材1にL字状のスリ
ット(金具埋込み部)39を形成し、かつ例えば金具3
6のピン孔37と一致するようにその横架材1の側方か
らピン孔40を形成する。上側の横架材についても、同
様のL字状のスリットを形成し、かつ側方から金具36
のピン孔38と一致するようなピン孔を形成し、それぞ
れピンを打ち込んで固定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】その断面図。
【図3】連結金具とピンとの関係を示す斜視図。
【図4】連結金具の各ピン孔の位置を示す図。
【図5】長尺の連結金具の一例を示す斜視図。
【図6】金具埋込み部の変形例を示す斜視図。
【図7】ドラフトピンの一例を示す図。
【図8】角パイプ形態の連結金具を用いる連結箇所の一
例を示す図。
【図9】コ字状の連結金具を用いる場合の斜視図。
【図10】L字状の連結金具を用いる場合の斜視図。
【図11】従来の連結工法の一例を示す斜視図。
【図12】板状の連結金具を用いる場合の不都合を示す
説明図。
【図13】円筒状の連結金具を用いる場合の不都合を示
す説明図。
【符号の説明】
1,2 横架材 15 連結金具 15a 下側嵌合部 15b 上側嵌合部 16,17 金具埋込み部 18,19 ピン孔(横架材側) 20 ドラフトピン 21,22 ピン孔(金具側) 25,31,36 連結金具 28,32,33,39 金具埋込み部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸組み木造建築においてほぼ90゜の角
    度で互い違いに交差する横架材同士をその交差部で連結
    するために、角パイプ形態の連結金具を用い、 第1の横架材の仕口部に、前記連結金具の一部を埋め込
    むための第1の金具埋込み部を有底の行き止まり形態で
    形成して、ここに前記連結金具の一部を埋め込むととも
    に、その第1の横架材の側方から前記連結金具の相対向
    する壁部を貫通するように偏平楕円状の頭部を有するピ
    ン状の固定部材を突入させて前記連結金具の一部を前記
    第1の横架材に固定する一方、第2の横架材の仕口部
    に、その連結金具の他の部分を埋め込むための第2の金
    具埋込み部を有底の行き止まり形態で形成し、その第2
    の金具埋込み部に前記連結金具の他の部分を埋め込むと
    ともに、その第2の横架材の外部から該横架材と交差
    し、かつ前記連結金具の前記壁部とはほぼ90度異なる
    別の相対向する壁部を貫通するように偏平楕円状の頭部
    を有するピン状の固定部材を突入させて前記連結金具の
    他の部分を前記第2の横架材に固定することにより、第
    1、第2の前記横架材同士を前記連結金具を介して連結
    することを特徴とする軸組み木造建築の横架材の連結構
    造。
  2. 【請求項2】 軸組み木造建築においてほぼ90゜の角
    度で互い違いに交差する横架材同士をその交差部で連結
    するために、コ字状断面のアングル形態の連結金具を用
    い、 第1の横架材の仕口部に、前記連結金具の一部を埋め込
    むための第1の金具埋込み部を有底の行き止まり形態で
    形成して、ここに前記連結金具の一部を埋め込むととも
    に、その第1の横架材の側方から前記連結金具の相対向
    する壁部を貫通するようにピン状又はねじ状の固定部材
    を突入させて前記連結金具の一部を前記第1の横架材に
    固定する一方、第2の横架材の仕口部に、その連結金具
    の他の部分を埋め込むための第2の金具埋込み部を有底
    の行き止まり形態で形成し、その第2の金具埋込み部に
    前記連結金具の他の部分を埋め込むとともに、その第2
    の横架材の外部から該横架材と交差し、かつ前記連結金
    具の前記相対向する壁部とはほぼ90度異なる別の壁部
    を貫通するようにピン状またはねじ状の固定部材を突入
    させて前記連結金具の他の部分を前記第2の横架材に固
    定することにより、第1、第2の前記横架材同士を前記
    連結金具を介して連結することを特徴とする軸組み木造
    建築の横架材の連結構造。
  3. 【請求項3】 軸組み木造建築においてほぼ90゜の角
    度で互い違いに交差する横架材同士をその交差部で連結
    するために、L字状断面のアングル形態の連結金具を用
    い、 第1の横架材の仕口部に、前記連結金具の一部を埋め込
    むための第1の金具埋込み部を有底の行き止まり形態で
    形成して、ここに前記連結金具の一部を埋め込むととも
    に、その第1の横架材の側方から前記連結金具の1つの
    壁部を貫通するようにピン状又はねじ状の固定部材を突
    入させて前記連結金具の一部を前記第1の横架材に固定
    する一方、第2の横架材の仕口部に、その連結金具の他
    の部分を埋め込むための第2の金具埋込み部を有底の行
    き止まり形態で形成し、その第2の金具埋込み部に前記
    連結金具の他の部分を埋め込むとともに、その第2の横
    架材の外部から該横架材と交差し、かつ前記連結金具の
    前記1つの壁部とはほぼ90度異なる別の壁部を貫通す
    るようにピン状またはねじ状の固定部材を突入させて前
    記連結金具の他の部分を前記第2の横架材に固定するこ
    とにより、第1、第2の前記横架材同士を前記連結金具
    を介して連結することを特徴とする軸組み木造建築の横
    架材の連結構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の横架材の側面からは前記第1
    の金具埋込み部を横断するようにピン孔が形成される一
    方、前記第2の横架材にも前記第2の金具埋込み部を横
    断するようにピン孔が形成され、これらのピン孔はほぼ
    90゜の角度差で互い違いに交差し、かつ第1、第2の
    横架材の反対側の側面までは達しない行き止まり形態で
    形成されており、前記連結金具が第1、第2の金具連結
    部にまたがって埋め込まれた状態で、前記第1、第2の
    横架材のピン孔にピン状の固定部材が打ち込まれて、前
    記連結金具に形成されたピン孔をそれぞれ貫通し、かつ
    反対側の側面には貫通していない前記ピン孔の底部にほ
    ぼ対応する位置に前記固定部材の先端が位置してそこを
    突き抜けないようにされている請求項1ないし3のいず
    れかに記載の軸組み木造建築の横架材の連結構造。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4の角パイプ形態の連結金
    具の埋め込みのために、四角筒状の連結金具の厚みが入
    るスリットを第1、第2の横架材にそれぞれ形成し、こ
    れらのスリットは、四角環状のスリット又は井桁状のス
    リットとして形成されている軸組み木造建築の横架材の
    連結構造。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし4のいずれかに記載の
    字状若しくはL字状断面のアングル形態の連結金具の埋
    め込みのために、コ字状若しくはL字状断面の連結金具
    の厚みが入るコ字状若しくはL字状のスリットが第1、
    第2の横架材にそれぞれ形成されている軸組み木造建築
    の横架材の連結構造。
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