JP2957691B2 - 焼結原料の供給方法 - Google Patents

焼結原料の供給方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はドワイトロイド焼結機の焼結原料の供給方法
に係り、特に焼結鉱塊を容易に分割することができるよ
うにした焼結原料の供給方法に関するものである。
<従来の技術> 従来、焼結原料は、焼結機パレット上に20〜50mmの厚
みになるように床敷鉱を供給し、その上に配合により調
整した焼結原料を400〜700mmの層厚になるように供給し
て焼結している。ここで焼結された焼結鉱塊は、焼結機
端部で上層部は低温、下層部は高温の状態で排出され破
砕機で破砕し、クーラで冷却される。
このようにパレット上での焼結鉱塊の上層部はすでに
低温になっているにも拘らず上層部と下層部を一括して
破砕したのち、クーラにかけていた。これを改善して焼
結鉱塊を上層部と下層部に分割するため、焼結機パレッ
ト上に床敷鉱を供給し、その上に焼結原料を供給し、更
にその上に焼結用副原料の粉石灰石を供給し、その上に
前記同様の焼結原料を供給し、その後点火、焼結を行う
方法が特開昭63−130721に開示されている。即ち、約50
0mm層厚の焼結原料中間に粉石灰石を供給し焼結機出側
の排出口で落下させ二分割させて破砕したのち,クーラ
における冷却媒体の流れ方向上流側に低温の上半部焼結
鉱を、下流側に高温の下半部焼結鉱を供給するものであ
る。
<発明が解決しようとする課題> 前述従来の焼結鉱塊を二分割する方法には、クーラで
の冷却が効率よく行えるというメリットは得られるもの
の、二分割により発生したブロックの大きさが250mmH×
5000mmW×1500mmL=1875m3と体積が大きいので、焼結機
出側での衝撃が大きいため、粉化が著しく、篩上となる
正常な焼結鉱が減り、篩下となって再び焼結機にリター
ンされる返鉱原単位が高くなるという問題点がある。
本発明は前述従来技術の問題点を解消し、焼結鉱塊を
分割するのに好適な焼結原料の供給方法を提供すること
を目的とするものである。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、焼結鉱塊を容易に多分割する方法につ
いて研究を重ねた結果、焼結鉱塊の分割する位置に石灰
石粉およびコークス粉の混合粉を原料層内に格子状に挿
入することにより容易に多分割できるとの知見を得、こ
の知見に基づいて本発明をなすに至った。
本発明は、ドワイトロイド焼結機の原料ホッパからド
ラムフィーダを介してパレット上に焼結原料を供給する
方法において、前記ドラムフィーダからパレット上に供
給される焼結原料層内に層厚方向と幅方向に間隔を置い
て格子状に配列したスリット管を挿入し、当該スリット
管から石灰石粉とコークス粉とを配合した混合粉をキャ
リアガスによって噴出させ、前記焼結原料層内に格子状
の混合層を形成することを特徴とする焼結原料の供給方
法である。
具体的には、第1図に示すようにドワイトロイド焼結
機のパレット11上にまず床敷鉱ホッパ3から床敷鉱ドラ
ムフィーダ2を介して床敷鉱9を切り出して床敷層9aを
形成する。次に焼結原料ホッパ5から焼結原料ドラムフ
ィーダ4を介して焼結原料8を切り出し、シュート6上
を辷らせながら床敷鉱層9a上に供給して焼結原料層8aを
形成する。なお床敷鉱層9aおよび焼結原料層8aはそれぞ
れカットオフプレート10によって平面が平坦に均され
る。1は焼結機のスプロケットホイールを示す。
本発明においては、前述のようにして焼結原料ドラム
フィーダ4から切り出されパレット11上に形成される焼
結原料層8a内にスリット管7を挿入配置するものであ
る。スリット管7は第2図に示すように焼結原料層8a内
に層厚方向に間隔を置いて水平に挿入した複数本のスリ
ット管7aと、軸方向に間隔を置いて垂直に挿入した複数
本のスリット管7bとを組み合わせて格子状に配置し、ス
リット管7を構成する。
そしてスリット管7a、7bにはそれぞれ供給管7a′、7
b′が接続されていると共にスリット12が設けてある。
なお、スリット管7aと7bを組み合わせて構成されるスリ
ット管7は、第2図に示すような配置および本数に限定
されるものではなく、分割すべき焼結鉱塊の大きさに応
じてスリット管7に設けたスリット12からキャリアガス
と共に噴出される石灰石粉とコークス粉との混合粉によ
り焼結原料層8a内に格子状の混合層を形成することがで
きれば十分である。
このようなスリット管7より石灰石粉およびコークス
粉の混合粉を噴出させ、混合粉の格子区画を焼結原料層
8a内に形成し、その後、点火炉で点火して焼結を行い、
焼結機の出側でパレット11から排出口を介して落下させ
れば100mmH×1600mmW×1500mmL=0.24m3の大きさの焼結
鉱塊に容易に分割される。
<作 用> 本発明に係る焼結鉱原料の供給方法によると、焼結原
料と接触している石灰石のごく一部が反応溶融するが、
石灰石の殆どは石灰石の上の層で焼結が行われた熱が排
ガスとなって通過する際に分解し、CaCO3がCaOになり溶
融塊成化はしない。このため焼結鉱塊は石灰石を供給し
た格子区画で落下衝撃により分割することになる。
この時、コークスを混合するのは焼結過程のCaCO3がC
aOになる時の反応が吸熱反応を起こすため周囲の焼結層
は熱不足となり脆弱化するのを防止する。焼結鉱塊の好
適寸法は、0.2〜0.4m3であるのでスリット管の配置間隔
は、焼結鉱塊の好適寸法とほぼ同様とするのが良い。好
適寸法の上限値を超すと衝撃が大きく粉化し、返鉱原単
位の増加となり、下限値以下であるとスリット部の面積
が増大し、焼結層の容積が減少し、これによる生産性は
低下するので好ましくない。
また、焼結層の上層部はもともと強度が弱い焼結層で
あるためスリット管の挿入は好ましくない。
<実施例> 第1図に示すドワイトロイド焼結機のパレット上に30
mm厚の床敷鉱層と650mm厚の焼結原料層となるよう各々
のドラムフィーダを介して供給する。前記焼結原料の層
厚方向と幅方向対応に各々スリット管(スリット幅2m
m)を150mm間隔で3段および1500mm間隔に2ケ所配置
し、このスリット管より石灰石中にコークス粉3.5%を
配合した混合粉を15kg/minで噴出させ混合粉の格子区画
を焼結原料層内に作る。その時のパレット移動速度は3.
0m/min、原料装入密度は1.75t/m3である。その後、点
火、焼結を行い、焼結機出側の排出口で落下させほぼ15
0mmH×1600mmW×1500mmLの大きさの焼結鉱塊を得た。
比較例として上記配置の焼結原料層厚中央部横一線の
スリット管より上記同様の混合粉を15kg/minで噴出させ
焼結原料を二層に区画し、300mmH×5000mmW×1500mmL
大きさの焼結鉱塊を得た。その他の条件は実施例と同様
とした。
その製造結果を第1表に示す。第1表で分かるよう
に、返鉱原単位、5mm以下の%の各々に改善が見受けら
れる。
<発明の効果> 以上説明したように本発明の焼結鉱原料の供給方法に
よると、焼結機出側の排出口で落下の際好適の大きさの
焼結鉱塊に分割できるので、焼結鉱塊の粉化が防止でき
返鉱原単位の減少により歩留り向上が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る原料供給方法を示す概略の説明
図、第2図は第1図のA−A矢視を示す断面図である。 1……焼結機のスプロケットホイール、 2……床敷鉱ドラムフィーダ、 3……床敷鉱ホッパ、 4……焼結原料ドラムフィーダ、 5……焼結原料ホッパ、 6……シュート、 7……スリット管、 8……焼結原料、 9……床敷鉱、 10……カットオフプレート、 11……パレット、 12……スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−158334(JP,A) 特開 昭61−127827(JP,A) 特開 昭61−195926(JP,A) 特開 昭63−130721(JP,A) 特開 昭64−52030(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22B 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドワイトロイド焼結機の原料ホッパからド
    ラムフィーダを介してパレット上に焼結原料を供給する
    方法において、前記ドラムフィーダからパレット上に供
    給される焼結原料層内に層厚方向と幅方向に間隔を置い
    て格子状に配列したスリット管を挿入し、当該スリット
    管から石灰石粉とコークス粉とを配合した混合粉をキャ
    リアガスによって噴出させ、前記焼結原料層内に格子状
    の混合層を形成することを特徴とする焼結原料の供給方
    法。
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