JP2839898B2 - オートスタンド装置 - Google Patents

オートスタンド装置

Info

Publication number
JP2839898B2
JP2839898B2 JP1067552A JP6755289A JP2839898B2 JP 2839898 B2 JP2839898 B2 JP 2839898B2 JP 1067552 A JP1067552 A JP 1067552A JP 6755289 A JP6755289 A JP 6755289A JP 2839898 B2 JP2839898 B2 JP 2839898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stand
warning
motorcycle
state
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1067552A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02249776A (ja
Inventor
晴康 藤田
幸夫 宮丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1067552A priority Critical patent/JP2839898B2/ja
Publication of JPH02249776A publication Critical patent/JPH02249776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2839898B2 publication Critical patent/JP2839898B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動二輪車のオートスタンド装置に関する。
(従来の技術) 通常、オートスタンド装置は、自動二輪車のスタンド
の回転軸に連結された電動モータと、該電動モータを作
動させるためのスイッチとを備え、該スイッチをオン状
態としてバッテリから電動モータに通電することによ
り、該電動モータを作動させてスタンドを起伏させるよ
うにしている。そして、通常、停車時のエンジン停止状
態においてのみオートスタンド装置が作動するようにし
ている。
かかるオートスタンド装置では、例えば自動二輪車を
スタンドアップする際に、スタンドが所定の起立状態と
なるまで前記スイッチをオン状態に維持しておく必要が
あるが、スタンドが車体フレームやエンジン等の陰に隠
れてその位置が確認し難いため、運転者がスタンドを所
定の起立状態とする前にスタンドスイッチをオフ状態と
してしまい、スタンドの回動が途中で停止して確実なス
タンドアップが行われないことがある。そして、これと
は逆に、スタンドアップ状態からスタンドを格納する際
にも上記と同様に該格納が確実に行われないことがあ
る。
このため、この種のオートスタンド装置においては、
スタンドが確実に所定の起立状態または格納状態になっ
ているかどうかを運転者が容易に確認することができる
ようにすることが望まれていた。
(解決しようとする課題) 本発明はかかるオートスタンド装置において、その作
動によりスタンドを起伏させる際に、該スタンドが確実
に所定の起立状態または格納状態になっているかどうか
を運転者が容易に確認することのできるオートスタンド
装置を提供することを目的とする。
そして、上記の確認を必要な時にのみ行うことのでき
るオートスタンド装置を提供することを目的とする。
また、上記の確認を自動二輪車の停車時だけでなく走
行時にも行うことのできるオートスタンド装置を提供す
ることを目的とする。
さらに、上記の確認が自動二輪車のエンジンの稼働状
態で充電されるバッテリを電源として行われる場合にお
いて、該バッテリの節電をすることができるオートスタ
ンド装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明のオートスタンド装置はかかる目的を達成する
ために、自動二輪車のスタンドを遠隔操作でその回転軸
回りに回動させるオートスタンド装置において、前記ス
タンドが起立位置と格納位置との間の途中位置にあるこ
とを検知する検知手段と、運転者への警告信号を発生す
る警告手段と、前記スタンドが回動を停止したときに前
記検知手段による前記スタンドが前記途中位置にあるこ
との検知がある場合にのみ、前記警告手段により警告信
号を発生させる警告制御手段とを備えることを特徴とす
る。
また、前記警告手段が自動二輪車の停止状態及び走行
状態のいずれの状態でも前記警告制御手段の制御により
警告信号を発生することを特徴とする。
さらに、前記警告手段が自動二輪車のエンジンの稼働
状態で充電されるバッテリからの通電により警告信号を
発生する警告手段であって、前記遠隔操作後における該
エンジンの停止状態で該自動二輪車のイグニッションス
イッチをオフ状態とすることにより該警告手段への通電
量を該イグニッションスイッチのオン状態よりも減少さ
せる警告抑制手段を備えることを特徴とする。
また、自動二輪車のスタンドを遠隔操作でその回転軸
回りに回動させるオートスタンド装置において、前記ス
タンドが起立位置と格納位置との間の途中位置にあるこ
とを検知する検知手段と、前記スタンドが前記途中位置
にあることを前記検知手段が検知したときには自動二輪
車の停止状態及び走行状態のいずれの状態でも、自動二
輪車のエンジンの稼働状態で充電されるバッテリからの
通電により運転者への警告信号を発生する警告手段と、
前記遠隔操作後における該エンジンの停止状態で該自動
二輪車のイグニッションスイッチをオフ状態とすること
により該警告手段への通電量を該イグニッションスイッ
チのオン状態よりも減少させる警告抑制手段とを備える
ことを特徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記スタンドを起伏させる際
に、該スタンドが前記起立位置と格納位置との間の途中
位置に在る時は、該途中位置にスタンドが位置している
ことが前記検知手段により検知される。該スタンドが起
立位置または格納位置に在る時は、該検知手段による上
記の検知が無い。
そして、前記警告制御手段を設けたことにより、前記
スタンドを起伏させる際に、前記遠隔操作により該スタ
ンドが回動している時は、前記検知手段による上記の検
知の有無にかかわらず該警告制御手段による制御によっ
て前記警告手段は警告信号を発生せず、該スタンドの回
動が停止した時に、該検知手段による上記の検知が有る
ならば警告手段により警告信号が発せられる。尚、スタ
ンドの回動が停止した時に該スタンドが起立位置または
格納位置に在るならば上記と同様に警告信号は発せられ
ない。
また、前記警告手段が自動二輪車の停止状態及び走行
状態のいずれの状態でも前記警告制御手段の制御により
警告信号を発生する場合には、前記スタンドの回動が停
止したときに前記検知手段による上記の検知が有るとき
は、自動二輪車が停止状態のときだけでなく走行状態で
あっても該警告手段により警告信号が発せられる。一
方、前記スタンドが起立位置または格納位置に在るとき
は、警告信号に発せられない。
さらに、前記警告手段が自動二輪車のエンジンの稼働
状態で充電されるバッテリからの通電により警告手段を
発生する警告手段であって、前記警告制御手段を備える
ときには、前記スタンドの回動が停止したときに前記検
知手段による上記の検知が有ると該警告手段がバッテリ
から通電され、該通電により警告信号が発せられる。こ
の時、上記と同様に停車時だけでなく走行時にも、従っ
て該エンジンの停止状態及び稼働状態のいずれの状態で
あっても警告手段は警告信号を発生するが、スタンドを
前記遠隔操作により回動させた後に該エンジンが停止し
ている状態でバッテリが充電されていない時には、前記
イグニッションスイッチをオフ状態とすると、前記警告
抑制手段により該警告手段への通電量が該イグニッショ
ンスイッチのオン状態の時よりも減少され、バッテリの
消費電力が少なくなる。
なお、上記の場合において、前記警告制御手段を備え
ずに、前記警告手段が、前記スタンドが前記途中位置に
あることを前記検知手段が検知したときには自動二輪車
の停止状態及び走行状態のいずれの状態でも、自動二輪
車のエンジンの稼働状態で充電されるバッテリからの通
電により運転者への警告信号を発生する場合には、前記
検知手段による上記の検知が有る時は該スタンドが回動
中であっても警告信号が発せられる。
(実施例) 本発明のオートスタンド装置の第1の例を第1図乃至
第3図に従って説明する。第1図は自動二輪車の側面
図、第2図は該自動二輪車のスタンドの付近の側面図、
第3図はオートスタンド装置の回路図である。
第1図乃至第3図で、1は自動二輪車のスタンド、2
は前記検知手段としてのロータリスイッチ3と、前記警
告手段としてのブザー4と前記警告制御手段としての制
御回路5とを備えたオートスタンド装置である。
スタンド1は第1図示の車体フレーム6の下部に設け
られ、第2図示のように略直立状態となる起立位置Xと
略水平状態となる格納位置Yとの間で回転軸1aの回りに
回動自在とされている。
オートスタンド装置2はスタンド1を回動させる第1
図示の電動モータ6を備え、該電動モータ6は車体フレ
ーム7に固定されて図示しないクラッチ機構を介してス
タンド1に連結され、該電動モータ6の作動によりスタ
ンド1が回動される。
ロータリスイッチ3は第2図示のようにスタンド1の
回転軸1aの位置に設けられ、自動二輪車のバッテリ8の
接地側に結線されてスタンド1と共に回動自在な回動接
触片3aと前記ブザー4に結線されて車体フレーム7側に
固定された固定接触片3bとから成る。この回動接触片3a
は第2図実線示のようにスタンド1が前記起立位置X及
び格納位置Yの間の途中位置Zに在る時に固定接触片3b
に摺接し、これによってロータリスイッチ3がオン状態
となる。そして、スタンド1の起立位置Xまたは格納位
置Yでは回動接触片3aは固定接触片3bから離脱し、ロー
タリスイッチ3がオフ状態となる。
ブザー4は第1図示のように自動二輪車のハンドル9
の付近に固定され、上記のようにロータリスイッチ3を
介してバッテリ8の接地側に結線されていると共に、第
2図及び第3図示のように制御回路5を介してバッテリ
8のプラス側に結線されている。
制御回路5は第3図示のようにサイリスタ10とトラン
ジスタ11とを備え、サイリスタ10の入力側はヒューズ12
のみを介してバッテリ8のプラス側に直結され、その出
力側は第1抵抗13を介してロータリスイッチ3の固定接
触片3bに接続されると共にトランジスタ11のエミッタに
接続されている。そして、該サイリスタ10のゲートはト
ランジスタ11のエミッタ及びベース間に直列接続された
第2抵抗14及び第3抵抗15間の中点に接続されている。
トランジスタ11のコレクタはロータリスイッチ3に前
記したように結線されたブザー4に接続され、そのベー
スは、リレースイッチ16と自動二輪車のイグニッション
キースイッチ17(以下キースイッチと略称する)とダイ
オード18とを順に介してバッテリ8のプラス側に接続さ
れ、更に、第4抵抗19を介してロータリスイッチ3の固
定接触片3bに接続されている。リレースイッチ16は第1
図示の自動二輪車のエンジン20の停止時にオン状態とな
り、エンジン20の稼働時にオフ状態となるスイッチであ
る。
キースイッチ17は通常の自動二輪車と同様にイグニッ
ションのオフ状態に対応するOFF位置とそのオン状態に
対応するON位置とを備えると共に、スタンド1を電動モ
ータ6により回動させるためのSTAND位置を備え、該キ
ースイッチ17がSTAND位置とされた時にのみ第3図示の
回路におけるキースイッチ17がオン状態となり、且つ、
イグニッションがオフ状態となる。そして、電動モータ
6は該キースイッチ17がSTAND位置にされた時にオン状
態となるリレースイッチ21を介してバッテリ8に接続さ
れている。
尚、第3図で22は電動モータ6の前記クラッチを作動
させるためのソレノイドである。
次に、かかるオートスタンド装置2の作動を第3図及
び第4図に従って説明する。第4図は該作動を説明する
ためのフローチャートである。
例えばこの自動二輪車をスタンドアップする際には、
まず、その補助操作として運転者がスタンド1を前記格
納位置Yから前記起立位置Xに向かってある程度自力で
回動させた後にこのオートスタンド装置2によりスタン
ド1を起立位置Xまで回動させる。すなわち、運転者が
スタンド1をある程度自力で回動させた後に第4図示の
フローチャートに従って、前記キースイッチ17をSTAND
位置にする。この時、スタンド1は前記途中位置Zに在
るため、ロータリスイッチ3がオン状態となっていると
共に、前記したようにイグニッションがオフ状態となっ
てエンジン20が停止状態であるため、前記リレースイッ
チ16,21がオン状態となって電動モータ6が作動してス
タンド1が回動される。
一方、これと同時に制御回路5のサイリスタ10のゲー
トに第3抵抗15を介してバッテリ8から電圧が印加さ
れ、これによってサイリスタ10がオン状態となり、サイ
リスタ10及び第1抵抗13に電流が流れる。また、トラン
ジスタ11のベースにはダイオード18を介してバッテリ8
の電圧が印加されるため、トランジスタ11はオフ状態と
なってブザー4は通電されずに吹鳴しない。
そして、キースイッチ17をSTAND位置に維持してスタ
ンド1を回動し続け、スタンド1が前記起立位置Xまで
回動するとロータリスイッチ3がオフ状態となって電動
モータ6が停止すると共に、サイリスタ10に流れる電流
が遮断されて該サイリスタ10がオフ状態となり、ブザー
4は吹鳴しない。
ここで、スタンド1が起立位置Xに達する前に、従っ
てスタンド1が途中位置Zに在る時に、キースイッチ17
をON位置としてエンジン20を始動させるか、或いはキー
スイッチ17をOFF位置とすると、第3図示の回路におい
てキースイッチ17がオフ状態となるため、リレースイッ
チ21がオフ状態となって電動モータ6が停止し、スタン
ド1が途中位置Zに停止する。そして、これと同時にト
ランジスタ11のベースにサイリスタ10及び第3抵抗15を
介してバッテリ8から電圧が印加されるため、トランジ
スタ11がオン状態となってブザー4が通電されて吹鳴
し、運転者に警告を発する。
従って、このオートスタンド装置2では、キースイッ
チ17をSTAND位置にしてスタンド1を回動させた後に、
スタンド1が途中位置Zに停止した時にブザー4が吹鳴
し、スタンド1の回動中は制御回路5によりブザー4は
吹鳴しない。
また、ブザー4はスタンド1の回動後に上記のように
キースイッチ17をON位置としてエンジン20を始動させた
時及びキースイッチ17をOFF位置とした時のいずれであ
っても、従って、自動二輪車の停車時及び走行時のいず
れであっても、スタンド1が途中位置Zに停止した時に
は吹鳴する。そして、該吹鳴を停止させるためには、運
転者は第4図示のフローチャートに従って、再びキース
イッチ17をSTAND位置にしてスタンド1を起立位置Xま
で回動させなければならない。
このように、このオートスタンド装置2では運転者に
よるその操作後にスタンド1が途中位置Xに在る時はブ
ザー4による警告音が発せられるので、運転者は容易に
このことを確認することができる。
また、スタンド1を起立位置Xから格納位置Yに回動
させる時にも、第4図示のフローチャートに従って上記
と同様にキースイッチ17をSTAND位置にしてスタンド1
を回動させればよく、この時、該回動後にスタンド1が
途中位置Zに停止した時には上記と同様にブザー4が吹
鳴する。
尚、本実施例において、スタンド1の回動中もブザー
4が吹鳴するようにすることもできることはもちろんで
あるが、上記のように、スタンド1の回動後にブザー4
を吹鳴させることによって、運転者は必要な時にのみス
タンド1の位置を確認することができる。
次に、本発明のオートスタンド装置の第2の例を第5
図及び第6図に従って説明する。第5図は第2の例オー
トスタンド装置2′の回路図、第6図はその作動を説明
するためのフローチャートである。
このオートスタンド装置2′は、前記した第3図示の
回路において、キースイッチ17と連動する他のキースイ
ッチ17aと第5抵抗23とから成る前記警告抑制手段とし
ての抑制回路24を第5図示のように設け、エンジン20に
連動する前記リレースイッチ16をキースイッチ17の接地
側に設けたものである。
すなわち、前記サイリスタ10の入力側は、抑制回路24
の第5抵抗23を介してバッテリ8のプラス側に接続さ
れ、該第5抵抗23の両端はキースイッチ17aを介して接
続されている。このキースイッチ17aはキースイッチ17
と同様にOFF位置、ON位置及びSTAND位置を備え、ON位置
及びSTAND位置は短絡されている。そして、第5図示の
回路において、キースイッチ17aはON位置またはSTAND位
置においてのみオン状態となり、特にキースイッチ17,1
7aのSTAND位置においてはイグニッションはオフ状態と
なる。
かかるオートスタンド装置2′では、前記オートスタ
ンド装置2と同様に、例えば自動二輪車をスタンドアッ
プする際に補助的な操作として運転者がある程度自力で
スタンド1を格納位置Yから回動させた後に、第6図示
のフローチャートに従ってキースイッチ17,17aをSTAND
位置にすることによって電動モータ6が作動してスタン
ド1が回動し、該回動中は制御回路5によりブザー4は
吹鳴しない。そして、スタンド1が前記途中位置Zで回
動している時、従ってロータリスイッチ3がオン状態の
時にキースイッチ17,17aを、例えばON位置とすると、上
記したようにキースイッチ17aのオン状態が維持されて
第5抵抗23の両端が短絡されるため、第5図示の回路は
スタンド1が途中位置Zで停止した時の第3図示の回路
と等価となり、オートスタンド装置2と同様の通常音量
でブザー4が吹鳴して運転者に警告を発する。
一方、スタンド1が前記途中位置Zで回動している時
にキースイッチ17,17aをOFF位置とすると、キースイッ
チ17aがオフ状態となって第5抵抗23の両端が短絡され
ないため、ブザー4はバッテリ8から第5抵抗23を介し
て通電され、従って、該通電量が上記のようにキースイ
ッチ17,17aをON位置とした時よりも減少してブザー4の
警告音が小さくなる。また、キースイッチ17,17aのOFF
位置においてブザー4が小さな音量で吹鳴している時に
キースイッチ17,17aをON位置に切り換えれば、その音量
は上記の通常音量となる。
このように、オートスタンド装置2′では、スタンド
1が途中位置Zに在る時にキースイッチ17,17aをON位置
にしてスタンド1の回動を停止させるとブザー4が通常
の音量で吹鳴するが、この時、キースイッチ17,17aをOF
F位置にすることによって、ブザー4への通電量が減少
してブザー4の音量を小さくすることができる。
このことは次のような点で有効である。すなわち、キ
ースイッチ17,17aのON位置、従ってイグニッションのオ
ン状態では通常、エンジン20の稼働によりバッテリ8が
充電されるが、キースイッチ17,17aのOFF位置、従って
イグニッションのオフ状態ではエンジン20が停止してバ
ッテリ8が充電されないため、上記のようにキースイッ
チ17,17aのOFF位置においてブザー4への通電量を減少
させることによって、バッテリ8の消費電力を減少さ
せ、その節電を行うことができる。
また、このオートスタンド装置2′によるスタンド1
の回動後に、キースイッチ17,17aをON位置としてエンジ
ン20を始動させた場合において、スタンド1が途中位置
Zに停止している時にはブザー4が通常音量で吹鳴する
ので、運転者はエンジン20の稼働音に阻害されることな
く容易にその警告音を確認することができる。
尚、オートスタンド装置2′では、電動モータ6にバ
ッテリ8から通電させるための前記リレースイッチ21
は、第5図示の遅延回路22aにより、前記ソレノイド22
の作動後にオン状態となるようにされ、従って、前記ク
ラッチの接続後に電動モータ6に通電するようにしてい
る。
次に、本発明のオートスタンド装置の第3の例を第7
図に従って説明する。第7図は第3の例のオートスタン
ド装置2″の回路図である。
このオートスタンド装置2″では、前記した第3図示
の回路において、トランジスタ11のエミッタがサイリス
タ10の代わりに第7図示のようにスイッチ25を介してバ
ッテリ8に接続されていると共に、トランジスタ11のエ
ミッタ及びベースが前記第2抵抗14及び第3抵抗15の代
わりに第7図示のように第6抵抗26を介して接続されて
いる。そして、ロータリスイッチ3はスタンド1の起立
位置Xにおいてのみオフ状態となるように、従って、ス
タンド1の途中位置Z及び格納位置Yにおいてオン状態
となるように構成され、スイッチ25はロータリスイッチ
3と同様の構成でスタンド1の起立位置X及び格納位置
Yにおいてオフ状態となり、且つスタンド1の途中位置
においてオン状態となるように構成されている。
かかるオートスタンド装置2″では、オートスタンド
装置2と同様に、キースイッチ17をSTAND位置してスタ
ンド1を回動させている間は、トランジスタ11がオフ状
態となってブザー4は鳴らず、該回動後にスタンド1が
途中位置Zに在る時はロータリスイッチ3、スイッチ26
及びトランジスタ11がオン状態となってブザー4が吹鳴
する。そして、スタンド1の格納位置Yにおいてロータ
リスイッチ3がオン状態であるので、スタンド1を格納
位置Yから起立位置Xまで回動させて自動二輪車をスタ
ンドアップする際には、オートスタンド装置2のように
補助操作として運転者がスタンド1を格納位置Yからあ
る程度自力で回転させる必要はなく、キースイッチ17を
STAND位置にするだけで前記リレースイッチ21がオン状
態となって電動モータ6が通電されて作動し、これによ
ってスタンド1が回動される。従って、自動二輪車のス
タンドアップをより容易に行うことができる。
尚、本実施例では警告手段としてブザー4を用いた
が、警告ランプ等の他の警告手段を用いることもできる
ことはもちろんである。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明のオートスタ
ンド装置によれば、スタンドの遠隔操作において該スタ
ンドが回動を停止したときに、該スタンドが起立位置と
格納位置との間の途中位置にあることの検知手段による
検知がある場合にのみ、警告制御手段が警告手段により
警告信号を発生させるので、運転者は必要な時にのみス
タンドの位置を容易に確認することができる。
また、前記警告手段が自動二輪車の停止状態及び走行
状態のいずれの状態でも前記警告制御手段の制御により
警告信号を発生するときには、運転者は停車時だけでな
く走行時にもスタンドの位置を支障なく確認することが
できる。
さらに、警告手段が自動二輪車のエンジンの稼働状態
で充電されるバッテリからの通電により警告信号を発生
する警告手段であって、前記遠隔操作後におけるエンジ
ンの停止状態でイグニッションスイッチをオフ状態とす
ることにより該警告手段への通電量を該イグニッション
スイッチのオン状態よりも減少させる警告抑制手段を備
えるときには、バッテリが充電されないイグニッション
スイッチのオフ状態において、警告手段へのバツテリか
らの通電量が減少するので、バッテリの消費電力を減少
させてその節電をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオートスタンド装置の第1の例を備え
た自動二輪車の側面図、第2図はそのスタンドの付近の
側面図、第3図は該オートスタンド装置の回路図、第4
図はその作動を説明するためのフローチャート、第5図
は本発明のオートスタンド装置の第2の例の回路図、第
6図はその作動を説明するためのフローチャート、第7
図は本発明のオートスタンド装置の第3の例の回路図で
ある。 1…スタンド 2,2′,2″…オートスタンド装置 3…検知手段(ロータリスイッチ) 4…警告手段(ブザー) 5…警告制御手段、8…バッテリ 17,17a…イグニッションスイッチ 20…エンジン、24…警告抑制手段 X…起立位置、Y…格納位置 Z…途中位置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車のスタンドを遠隔操作でその回
    転軸回りに回動させるオートスタンド装置において、前
    記スタンドが起立位置と格納位置との間の途中位置にあ
    ることを検知する検知手段と、運転者への警告信号を発
    生する警告手段と、前記スタンドが回動を停止したとき
    に前記検知手段による前記スタンドが前記途中位置にあ
    ることの検知がある場合にのみ、前記警告手段により警
    告信号を発生させる警告制御手段とを備えることを特徴
    とするオートスタンド装置。
  2. 【請求項2】前記警告手段が自動二輪車の停止状態及び
    走行状態のいずれの状態でも前記警告制御手段の制御に
    より警告信号を発生することを特徴とする請求項1記載
    のオートスタンド装置。
  3. 【請求項3】前記警告手段が自動二輪車のエンジンの稼
    働状態で充電されるバッテリからの通電により警告信号
    を発生する警告手段であって、前記遠隔操作後における
    該エンジンの停止状態で該自動二輪車のイグニッション
    スイッチをオフ状態とすることにより該警告手段への通
    電量を該イグニッションスイッチのオン状態よりも減少
    させる警告抑制手段を備えることを特徴とする請求項2
    記載のオートスタンド装置。
  4. 【請求項4】自動二輪車のスタンドを遠隔操作でその回
    転軸回りに回動させるオートスタンド装置において、前
    記スタンドが起立位置と格納位置との間の途中位置にあ
    ることを検知する検知手段と、前記スタンドが前記途中
    位置にあることを前記検知手段が検知したときには自動
    二輪車の停止状態及び走行状態のいずれの状態でも、自
    動二輪車のエンジンの稼働状態で充電されるバッテリか
    らの通電により運転者への警告信号を発生する警告手段
    と、前記遠隔操作後における該エンジンの停止状態で該
    自動二輪車のイグニッションスイッチをオフ状態とする
    ことにより該警告手段への通電量を該イグニッションス
    イッチのオン状態よりも減少させる警告抑制手段とを備
    えることを特徴とするオートスタンド装置。
JP1067552A 1989-03-22 1989-03-22 オートスタンド装置 Expired - Fee Related JP2839898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1067552A JP2839898B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 オートスタンド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1067552A JP2839898B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 オートスタンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02249776A JPH02249776A (ja) 1990-10-05
JP2839898B2 true JP2839898B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=13348242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1067552A Expired - Fee Related JP2839898B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 オートスタンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2839898B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10039021A1 (de) * 2000-08-10 2002-02-21 Bayerische Motoren Werke Ag Wegfahrsperre für Motorräder mit Seitenstütze
CN101973325B (zh) * 2010-10-27 2012-04-04 宋方园 摩托车报警装置
CN103963875B (zh) * 2013-02-04 2018-11-13 雅马哈发动机株式会社 自动驻车装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0249479Y2 (ja) * 1985-07-16 1990-12-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02249776A (ja) 1990-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3154168A (en) Automobile engine time delay stop safety control
JP2839898B2 (ja) オートスタンド装置
JPH0528727Y2 (ja)
JPH0127941Y2 (ja)
JPH0349059Y2 (ja)
KR890006729Y1 (ko) 자동차용 경보장치
JPS6133687Y2 (ja)
US5097188A (en) Motorized automobile antenna control device
JPH07137580A (ja) 電動格納式ディスプレイ装置
JP2955394B2 (ja) 電動シート装置
JPH0730407Y2 (ja) 車両用空気清浄器の自動停止装置
JPS5845943Y2 (ja) 車輛用灯器の故障点検装置
JP2751605B2 (ja) バッテリ式産業車両における後進警報装置
JPS5842191Y2 (ja) 車両用ランプ回路
JP2000063100A (ja) 運転者不在時の原動機停止装置
JP2540917Y2 (ja) 車両用パワーウインド制御装置
JPS5952431B2 (ja) 車両用表示装置
JPS5846917Y2 (ja) 昼夜切替型警報回路
JPH0539018Y2 (ja)
JPH10217840A (ja) 自動車用ランプ制御装置
JPH0647206Y2 (ja) 対地作業車における動力取出し軸の駆動制御切換え装置
JPS6332749Y2 (ja)
JP3200483B2 (ja) パワーウインド制御装置
JP2792855B2 (ja) 電動車
JPH09203364A (ja) 自動車用エンジン遠隔始動装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees