JP2837098B2 - ボギー案内装置 - Google Patents

ボギー案内装置

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JP2837098B2
JP2837098B2 JP6249588A JP24958894A JP2837098B2 JP 2837098 B2 JP2837098 B2 JP 2837098B2 JP 6249588 A JP6249588 A JP 6249588A JP 24958894 A JP24958894 A JP 24958894A JP 2837098 B2 JP2837098 B2 JP 2837098B2
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    • B61F7/00Rail vehicles equipped for use on tracks of different width
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
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    • B61F3/00Types of bogies
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/38Arrangements or devices for adjusting or allowing self- adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves, e.g. sliding axles, swinging axles
    • B61F5/44Adjustment controlled by movements of vehicle body

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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輪間に可変の間隔を有
する四輪ボギーに適用可能な案内装置に関する。本発明
の目的は独立した車輪を備えたこの型式のボギーに固有
の動的な作用をなくして、踏み面の磨耗、特に両方のゲ
ージに共用されるリム、かじ取り装置およびブレーキ調
整装置の磨耗を減らすと共に、一つのゲージから他のゲ
ージに適合させるためになんらその他の付加的な操作を
必要としない案内装置を提供することにある。本発明は
鉄道産業に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】鉄道の乗
客および貨物輸送ネットワークの間に存在するゲージの
差異により生ずる問題に関しては、乗客および貨物輸送
における不便を回避するために、いくつかの調査が行わ
れ、そしていくつかの解決方法が提案されてきたことは
よく知られている。
【0003】それにもかかわらず、特に慣用の型式のボ
ギーを備えた客車または貨車の適合に関してこの問題を
満足に解決する解決方法は今日まで提案されていない。
【0004】現在の解決方法のうちの一つの方法はボギ
ーを完全に取り替えることであり、そのために車体とボ
ギーとの間の減衰要素(damping elemen
ts)または機械的な要素ならびにブレーキ装置および
電線等を取り外した後に客車の車体を吊り上げることが
必要であり、一連の面倒な作業が必要になる。
【0005】また、代表的なシステムにより軸がプレス
された車輪と同じ安全性、靭性等が得られるように軸本
体上での移動により車輪間に可変の間隔を有する軸を得
るためにその他の装置が採用されたきた。
【0006】さらに、もしも短い時間間隔で変更を自動
的に行いかつ修理工場で停車することなく完全な運転状
態で十分に長い距離にわたって車両を運転することが強
制されるとすれば、これらのすべての要求条件を実際に
満足させる機構を得ることは困難である。
【0007】この問題に対する明らかな解決方法は、先
ず、車輪を異なるゲージ上で走行することを可能にする
移動可能な独立した車輪が取り付けられているのみでな
く、また前記車輪が取り付けられたそのフレームがこの
型式のボギーを担持する車両がカーブに沿った軌道上を
走行するときにその車輪が案内されかつ配向されるよう
に設計されるべきであるボギーに依存することであろ
う。
【0008】同様に、この意図された解決方法において
は、案内装置が異なるゲージ上に走行可能であるように
一定の幅を有し、しかも移動可能でない独立した車輪が
取り付けられたボギーにも適用可能にすることを考慮す
べきである。
【0009】本発明の特許出願人の会社が本発明に部分
的に利用されている車輪間に可変の間隔を有する鉄道車
両用のボギーに関する特開平6−115431号公報の
出願人であり、上記公報に記載されるボギーが少なくと
も本出願人により今日まで知られていない求められてい
る成果を得るために、案内装置に関して異なる形態に適
合されていることを特に指摘すべきである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により提案した車
輪間に可変の間隔を有する四輪ボギーに適用可能な案内
装置は、ローリング組立体が欧州ネットワークを経由し
て毎日運転されているタルゴ二輪車両(Talgo t
wo−wheels)によりかつスペインネットワーク
の二つのゲージに利用されているローリング組立体とし
て商業用として多年試験されてきたものと同じ型式であ
るので、それ自体、この問題に対する明らかな解決方法
を構成し、そして一つのゲージから他のゲージへの変更
が前記のローリング組立体におけるゲージの変更を行う
ために現在使用されている装置と類似した切換装置とし
て知られている固定された装置において行われることを
特に述べるべきである。
【0011】また、かじ取り装置およびブレーキ調整装
置の両方が両方のゲージに共通であり、一つのゲージか
ら他のゲージに適合させるためになんら付加的な操作が
必要でなく、二つの案内装置のいずれもこの型式のボギ
ーのカーブ上の軌跡を改良する事実に依存し、それによ
り独立した車輪を備えたこの型式のボギーに固有の動的
な作用(dynamic effects)をなくすこ
とに寄与し、そして横揺れする(rolling)踏み
面の磨耗、特にリムの磨耗を減少させることを述べるべ
きである。
【0012】さらに詳細に述べると、車輪間に可変の間
隔を有する四輪ボギーに適用可能な案内装置は2個の全
く同じサブフレームが継手およびゴムサンドイッチによ
り連結された中央フレームを本質的に含むボギーから構
成されており、前記の2個の全く同じサブフレームがロ
ーリング組立体を支持している。
【0013】このサブフレームは、継手の垂直軸のまわ
りに回転することにより、後述するように、前記の2個
のローリング組立体が2個の全く同じサブフレームの各
々に向かって案内され、継手およびアームの組により連
結されることを可能にし、そして各々の組は共用のスリ
ーブと共同してフォーク形の硬い組立体を構成してい
る。
【0014】これらのフォークの各々の端部には、各々
の車輪の軸受箱と、二つのゲージの軌道の各々の上にロ
ーリング組立体を配置可能にしかつ運転中にこれらの組
立体の総合的なロックを保証するためにこれらの組立体
を閉塞する要素とが収容されている。
【0015】ボギーの中央フレームへの車体の垂直荷重
ならびに横揺れ力、制動力および横方向の力の伝達は1
対の空気ばねおよびかじ取り装置(二次サスペンショ
ン)を介して行われる。
【0016】また、空気ばねのかわりにコイルばねを使
用することも考えられる。
【0017】中央フレームからの荷重および力のローリ
ング組立体への伝達はコイルばね(一次サスペンショ
ン)を介して行うことができる。
【0018】詳細に後述する両方の案内装置は慣用の型
式の客車または貨車の車体に取り付けられる独立した移
動可能な車輪の二つのボギーを案内することを可能にす
る。
【0019】これらの案内装置は、車両が軌道のカーブ
に沿って走行し始めるときに走行方向において前方を走
行するボギーと車体との間の相対回転により作動するの
で、前記の客車または貨車をその他の車両または機関車
と連結する必要がない。
【0020】これらの案内装置は車体の中央の横方向の
平面に関して対称に設計されているために、その機能的
な性質は走行方向と無関係である。
【0021】既に述べたように、これらの案内装置は、
また、一定の幅を有する独立した車輪を備えたボギーを
案内するためにも効果的である。
【0022】各々のボギーには4個のローリング組立体
が取り付けられており、そしてローリング組立体の各々
は相互に一体に構成された半軸、車輪およびブレーキデ
ィスクと、半軸の端部に装着された軸受箱とからなって
いる。
【0023】軸受箱はそれらの上側部分に円筒形の面を
有している。円筒形の面上には、通常の走行位置におい
て、フォークアームの一方のアームの対応した端部が支
持されている。
【0024】荷重を支持面上に最も均一に分布させるた
めに、軸受箱とハウジングクレードルとの間に弾性シー
トを挿入することができる。前記弾性シートはこれらの
面の一方に確実に接着されるべきである。
【0025】説明をより十分に理解するために、
長手方向に作用する力が軸受けが案内される軌道に平行
であり、かつ半軸の横断方向の作用力が軸受けが案内さ
れる水平の軌道に垂直であることを念頭におかなければ
ならない。
【0026】前記の表面は長手方向において円筒形であ
るので、軸受箱の軸は理論的な位置に自動的に心合わせ
される。
【0027】一方が前側に配置されかつ他方が後側に配
置された垂直の平坦な面はインサートの対応した垂直の
平坦な面上で調節される。
【0028】軸受箱の外側ケースとそのバケットとの間
には弾性スリーブが挿入され、それにより軸受箱は走行
中に発生した横方向の作用力をボギーの揺動アームに各
々の半軸の両方の軸受箱により伝達するために必要な心
合せにおけるいかなる小さい誤差をも吸収する小さい自
由度を有することができる。
【0029】本発明は各々の軸受箱の前側および後側の
垂直面上に配置されかつ軸受箱と一体に構成されて、軸
受箱の横方向の固定要素を構成する出張りに依存してい
る。
【0030】フォークアームケースのストップの間には
ラッチステムが取り付けられ、これらのラッチステムは
軸受箱の横方向の移動を阻止する。
【0031】この接触がなされるこれらの出張りの各々
の二つの垂直位置はラッチステムの厚さを差し引いたゲ
ージの差異の半分と等しい量だけ相互に離隔される。
【0032】ブリッジと一体に構成されたラッチステム
は長手方向においてケースの両方の垂直面の間の外側の
横方向の面を介して調節され、かつラッチステムは揺動
アームケースと一体に構成された2個のインサートの長
手方向の垂直面の間で調節されるので、正しい位置に横
方向に保持される。
【0033】このようにして、ラッチは垂直方向におい
てのみ移動させることができ、垂直方向以外の方向にお
けるラッチの移動は硬いストップにより阻止される。
【0034】ラッチはそれらの走行位置においてばねに
より垂直方向に固定され、ラッチ装置の重量よりも高い
ばねのプレストレスに加えて起こりうる動的な力により
ラッチが下降することが阻止される。
【0035】このばね機構は最終的に付加的な安全保持
装置により補足されて完成する。
【0036】ラッチ装置のブリッジはその下側部分の中
にT字形部分を挿入することができるように設計されて
おり、このT字形部分は固定された装置、すなわち、T
字形部分を垂直方向に移動するように強制して、ばね、
リテーナに反抗する力および摩擦に打ち勝ってラッチを
下降させる切換装置に属する。
【0037】このブリッジはそれ自体を固定された装置
の開錠ガイド上に存在する斜面に適合させて斜面がブリ
ッジの中央部分に作用するように設計されている。
【0038】揺動アームケースの垂直面上に一体に装着
されたインサートは、ラッチのための横方向のストップ
として作用する以外に、軸受箱の面が長手方向に調節さ
れる垂直の横方向の面を構成している。
【0039】インサートの一方は上面が傾斜した横方向
のガイドを構成し、このガイドはローリング組立体の横
方向の移動の間に軸受箱のための滑り面を構成する。
【0040】出張りの下面はこの同じ傾斜角を有し、か
つ通常の運転の間にガイドの上面から離隔されかつ該上
面に対して平行に延びる。
【0041】ボギーが吊されたときに、軸受箱は出張り
の下面がガイド上に支えられるまで下降し、この接触を
介して横方向の移動が行なわれる。
【0042】ガイドの滑り面の傾斜は、走行する間に、
ゲージの変更時に車輪の横方向の移動を妨害する異物が
滑り面上に付着することを阻止する。
【0043】出張りの斜面上に配置された低い滑り摩擦
係数と高い圧縮強さとを有するスライダを有する焼結金
属材料はローリング組立体を二つのゲージの各々の上に
配置するときにローリング組立体の移動を容易にする。
【0044】運動をライニングを担持するブレーキ連結
棒に伝達するブレーキシリンダおよびかじ取り装置を担
持する支持部材は出張りの垂直の横方向の面上に留めら
れよう。
【0045】ローリング組立体を担持しかつそのユニオ
ンをサブフレームに担持する揺動フォークの剛さが車輪
が二つのゲージのいずれか一方の上に配置されるときに
車輪の平行度および収斂を保証し、かつ軌道上の旋回に
固有の垂直方向または横方向の要求を満たす。
【0046】案内装置が組み込まれた車輪間に可変の間
隔を有する四輪ボギーに二つの実施例を十分に説明した
が、その第1実施例が各々のボギーの中央フレームと一
体に構成された回転軸を有するボギーつりあい装置から
出発して構成され、このつりあい装置の上端部にバーが
連結され、該バーの端部は客車または貨車の車体と一体
に構成された支持部材と連結されている。
【0047】ボギーつりあい装置の下端部にはバーが連
結されており、このバーの反対側の端部は揺動フォーク
の外側ケースと一体に構成され、前記フォークはローリ
ング組立体を担持するサブフレームと一体に構成されて
いる。
【0048】ボギーつりあい装置は回転軸の上方に配置
されかつこのつりあい装置の回転に関して下側の継手
等距離にある他方の継手を有しており、そしてこの継
手には2個のバーが連結されている。
【0049】これらのバーのうちの一方のバーの他端部
はこのボギーのこの側の他方の揺動フォークの外側ケー
スと一体に構成され、また前記フォークはサブフレーム
と一体に構成されている。
【0050】これらのバーのうちの他方のバーの他端部
は中央つりあい装置の下端部または上端部と連結され、
中央つりあい装置の回転軸は客車または貨車の車体フレ
ームと一体に構成されている。
【0051】第2実施例においては、案内装置が中央フ
レームと一体に構成された回転軸を有する第一つりあい
装置を備え、第一つりあい装置の上端部にバーが連結さ
れ、該バーの後端部は客車または貨車の車体フレームと
一体に構成された支持部材と連結されている。
【0052】前記つりあい装置の上端部には、バーが連
結され、このバーの反対側の端部は第二つりあい装置の
上端部に留められている。
【0053】第二つりあい装置の回転軸はボギーの後側
の軸の揺動フォークの外側ケースと一体に構成され、ま
た前記フォークはローリング組立体を担持するサブフレ
ームと一体に構成されている。
【0054】第二つりあい装置の下端部はバーと連結さ
れ、該バーの後端部はそのボギーの中央フレームと一体
に構成されている。
【0055】第一つりあい装置の下端部には、バーが連
結され、このバーの反対側の端部は第三つりあい装置の
下端部と連結されている。
【0056】第三つりあい装置の回転軸はそのボギーの
前の軸の揺動フォークの外側ケースと一体に構成され、
また前記フォークはローリング組立体を担持するサブ
レームと一体に構成されている。
【0057】第三つりあい装置の上端部には、バーが連
結され、このバーの反対側の端部はそのボギーの中央フ
レームと一体に構成されている。
【0058】
【実施例】この説明を補足して完全にしかつ本発明の特
徴のより十分な理解を助けるために、この明細書の一部
分である添付図面は本発明を限定する意味でなく例示の
ために示している。
【0059】これらの図から、車輪間に可変の間隔を有
する四輪ボギーに適用可能な案内装置がローリング組立
体を担持する2個の全く同じサブフレーム4が継手2お
よびゴムサンドイッチ3により連結された中央フレーム
1により構成された図1および図2に例示したボギーか
ら出発して構成されている態様が理解できよう。
【0060】継手2の垂直車軸のまわりに回転する2個
の全く同じサブフレーム4は後述するように2個のロー
リング組立体を案内することができる。
【0061】2組の揺動アームがサブフレーム4に継手
5により連結されている。
【0062】揺動アームの各々の組は共用のスリーブと
共同でフォーク6の形状を有する硬い組立体を構成して
いる。
【0063】これらのフォークの各々のフォークの端部
は各々の車輪用の軸受箱と、二つのゲージの各々の上に
ローリング組立体を配置可能にしかつ運転中にこれらの
組立体の総合的なロックを保証するためにこれらの組立
体を閉塞する要素とを収容している。
【0064】ボギーの中央フレームへの車体の垂直荷重
ならびに横揺れ力、制動力および横方向の力の伝達は1
対の空気ばね7および対応したかじ取り装置、すなわ
ち、二次サスペンションを介して行われる。
【0065】また、空気ばね7のかわりに図3および図
4に示したコイルばねを使用することが予想される。
【0066】中央フレーム1からの荷重および力のロー
リング組立体への伝達は図1および図2に示したコイル
ばね8、すなわち、一次サスペンションを介して行われ
る。
【0067】後程詳細に説明する二つの案内装置は慣用
の客車または貨車の車体に取り付けられる独立した移動
可能な車輪の2個のボギーを案内することができる。
【0068】これらの案内装置は車両がカーブに沿って
走行するときに走行方向において前方を走行するボギー
と車体との間の相対回転により作動するので、この客車
または貨車をその他の車両または機関車と連結する必要
はない。
【0069】案内装置が車体の中央の横方向の平面に関
して対称に設計されているので、その機能的な性質は走
行方向と無関係である。
【0070】既に述べたように、この案内装置は両方の
実施例において一定の幅を有する独立した車輪を備えた
ボギーを案内するために効果的である。
【0071】ローリング組立体およびロック装置に関し
て、各々のボギーが図5に例示したような4個のローリ
ング組立体を備え、ローリング組立体の各々が相互に一
体に構成された半軸9、車輪10およびブレーキディス
ク11と、半軸9の端部に装着された軸受箱12とから
構成されていることを述べるべきである。
【0072】図5および図8に示した軸受箱12はそれ
らの上側部分に円筒形の面13を有している。円筒形の
面13上には、図7の断面部分に示すように、通常の走
行位置において、フォークアームの一方のアームの対応
した端部が支持されている。
【0073】荷重を支持面上にさらに均一に分布させる
ために、弾性シートを軸受箱とハウジングクレードルと
の間に挿入することができる。この弾性シートはこれら
の面の一方に確実に接着されなければならない。
【0074】軸受箱とフォークの揺動アームの各々との
間の直立位置がこのように規定されいる。
【0075】
【0076】
【0077】図8に示した一方が前側に配置されかつ他
方が後側に配置された垂直の平坦な面14が図9に例示
したようにインサート15および16の対応した垂直の
平坦な面上で調節される。
【0078】軸受箱12の外側ケースとそのバケットと
の間に弾性スリーブが挿入され、それにより軸受は走行
中に生ずる横方向の作用力をボギーの揺動アームに各々
の半軸9の両方の軸受箱12により伝達するために必要
な軸線方向の心合せにおけるいかなる小さい誤差をも吸
収する僅かな自由度を有することができる。
【0079】各々の軸受箱12の前側および後側の垂直
面上に配置されかつ軸受箱と一体に構成された図8に示
した出張り17が軸受箱12のための横方向の固定要素
を構成している。
【0080】図11に示したフォークアームケースのス
トップ18とストップ18´との間に調節のために配置
されたラッチステム19が軸受箱12のいかなる横方向
の移動をも阻止する。
【0081】この接触がなされるこれらの出張り17の
各々の二つの垂直面はラッチステム19の厚さを差し引
いたゲージの差異の半分(semidifferenc
e)と等しい量だけ相互に離隔されている。
【0082】図12に示したブリッジ20と一体に構成
されたラッチステム19は図11に示したケースの二つ
の垂直面の間のそれらの横方向の外面において長手方向
に調節され、かつラッチステム19は揺動アームケース
と一体に構成された図9に示したインサート15および
16の長手方向の垂直面の間で調節されるので、正しい
位置に保持される。
【0083】従って、ラッチは垂直方向にのみ移動させ
ることができ、垂直方向以外の方向におけるラッチの移
動は硬いストップにより阻止される。
【0084】ラッチはそれらの走行方向において図9に
示した固定されたばね21により垂直方向に固定されて
保持されている。ラッチ装置の重量よりも高いばね21
のプレストレスに加えて起こりうる動的な力によりラッ
チの下降が阻止される。
【0085】ばね機構21は最終的に図9に示した付加
的な安全保持装置22により完成される。
【0086】このラッチ装置のブリッジ20はその下端
部の中に「T」字形部分を挿入することができるように
設計されており、この「T」字形部分は固定された装
置、すなわち、T字形部分を垂直方向に移動するように
強制して、ばね、リテーナにより反抗する力および摩擦
に打ち勝ってラッチを下降させる切換装置に属する。
【0087】このブリッジ20はそれ自体を固定された
装置の開錠ガイド上の斜面に適合させて、それにより斜
面がブリッジ20の中央部分に作用するように設計され
ている。
【0088】図12および図13は前項に記載の型式の
設計を斜視図および断面図で示している。
【0089】揺動アームケースの垂直面上に一体に装着
された図9に示したインサート15および16はラッチ
のための横方向のストップとしての機能をはたす以外
に、軸受箱12の面14が長手方向に調節される垂直の
横方向の面を構成している。
【0090】そのうえ、図9に示した部分16は傾斜し
た上面を有しかつローリング組立体の横方向の移動の間
に軸受箱12の滑り面を構成する横方向のガイド23を
構成している。
【0091】出張り17の下面24はこの同じ傾斜角を
有しかつ通常の運転の間にガイド23の上面から離隔さ
れかつ該上面に平行に延びている。
【0092】ボギーが吊されるときに、軸受箱は出張り
17の下面24がガイド23上に支えられるまで下降
し、そしてこの接触を介して横方向の移動が行われる。
【0093】ガイド23の滑り面の傾斜は、走行する間
に、ゲージの変更時に車輪の横方向の移動を妨害するい
かなる異物の付着をも阻止する。
【0094】出張り17の斜面24上に配置された低い
滑り摩擦係数および高い圧縮強さを有するスライダを有
する焼結金属材料がローリング組立体を二つのゲージの
各々の上に配置するためにこれらの組立体を移転すると
きにこれらの組立体の移動を容易にする。
【0095】図8に示していないけれども、運動をライ
ニングを担持するブレーキ連結棒に伝達するブレーキシ
リンダおよびかじ取り装置を担持する図1および図2の
支持部材27が出張り17の垂直の横方向の面25上に
留められよう。
【0096】ローリング組立体を担持しかつそのユニオ
ン継手5をフレーム4に担持する揺動フォーク6の剛さ
が車輪が二つのゲージのいずれか一方の上に配置される
ときに車輪の平行度および収斂を保証し、かつ軌道上で
旋回時に固有の垂直方向または横方向の要求を満たす。
【0097】車輪を二つのゲージの各々に適合させるた
めに車輪の間の間隔の変更に関しては、この作業は遷移
鉄道駅(transition railway st
ation)に配置された固定された装置の助けにより
行われる。
【0098】この変更はこれらのボギーを毎時15km
までの減少した速度で通過させるときに切換装置として
知られている前記装置においてボギーの各々に連続して
行われる。
【0099】このプロセスをより十分に理解するため
に、図14はこの装置を構成するいくつかの要素を略図
で示している。これらの要素は次のとおりである。 −大きいゲージのレールの末端部27 −小さいゲージのレールの末端部28 −滑り心合せガイドレール29 −前記「T」字形部分を形成するラッチ開錠およびロッ
ク用ガイド30 −弾性部分31および硬い部分32からなるローリング
組立体移転ガイド
【0100】ボギーが図14の左側の大きいゲージの側
から固定された装置に入ると仮定すると、ゲージ変更プ
ロセスは車両を次のように移動することにより行われ
る。
【0101】ローリング組立体移転作業を行うために、
車輪になんら荷重がかからないようにすることが必要で
ある。
【0102】これはボギーをガイドレール上に支持し、
すなわち、車輪に荷重がかからないようにすることによ
り行われる。
【0103】この車軸負荷除去作業は遮断する(int
errupted)前にレール27を下降させ、その後
所定の時間に、車輪の直径により、図1の揺動アームお
よびボギーフレーム33をそれらの対応した滑り心合せ
レールと接触させる滑り心合せスキッド33Aにより徐
々に行われる。
【0104】図15の滑り心合せスキッド33Aと滑り
レール29との間に、特に最初の接触点において大きい
支持面を確保するために、スキッド33Aがその支持部
材33B上に玉継手により支えられている。
【0105】支持スキッド33Bおよび心合せスキッド
33Aの両方はプラスチック材料で製造されかつ滑りレ
ール29上で滑るときに著しく低い摩擦係数を得るため
に水で潤滑される。
【0106】水による潤滑は付着または汚染を生じない
ので、その他の潤滑方法と対比して一つの利点が得られ
る。
【0107】ローリング組立体がいったん降ろされる
と、それらの軸受箱をラッチステムの二重のロックから
釈放することが必要である。
【0108】そのために、この固定された装置は該装置
の長手方向の軸線に関して便利よく配置された図14に
示した4個の開錠およびロックガイド30を有してい
る。
【0109】これらのガイド30の上側部分の断面はラ
ッチブリッジをガイドに通すことを可能にするT字形に
なっており、図7に符号34で示した垂直方向のプロフ
ィルの形状のために、ラッチが下降し、かつプロフィル
が水平面である場合にはガイド30の中央部分上で開錠
された状態に保持される。
【0110】図13のラッチブリッジ35の摩擦部分も
またプラスチック材料で製造されているために、これら
の摩擦部分も同様に水で潤滑される。
【0111】ラッチの開錠プロセスの間に、そのゲージ
に相当するローリング組立体を移動するためのガイドの
弾性部分(図14に符号31で示した)が車輪の内面と
接触する。これらの車輪に作用する圧力が開錠操作を助
ける。
【0112】開錠操作前に、車輪がいったん降ろされる
と、ローリング組立体が僅かに下降し、そして揺動アー
ムケースのシート上に軸受箱12の上側部分13が支持
された状態で停止し、その後ローリング組立体は出張り
17の斜面24をガイド23の斜面上に支持する。
【0113】後程、そしてボギーのローリング組立体が
固定された装置を通して前進するときに、車輪は通され
た側での並進ガイドの弾性部分31と接触せず、次に、
小さいゲージの反対側の並進ガイドの硬い部分32と接
触する。
【0114】車輪がこの硬い部分32と接触する間に、
ラッチが開錠され、そして車輪が小さいゲージに移転さ
れる。
【0115】次に、車輪は並進ガイドの弾性部分と依然
として接触しているので、ラッチガイドがラッチを上方
に押して、ラッチをロックする。
【0116】並進ガイドの弾性部分に作用する圧力がラ
ッチのロックを助ける。
【0117】ローリング組立体の並進プロセスがいった
ん終了すると、これらの組立体は小さいゲージに相当す
る位置にロックされる。
【0118】最後に、もしもローリング組立体が前進し
続けるとすれば、車輪が小さいゲージの上側レールと接
触し、そして滑り心合せスキッド33Aが滑りレール2
9との接触状態から離脱し、ボギーがそのゲージ上で走
行する準備を完了する。
【0119】小さいゲージから大きいゲージに移行する
逆のプロセスも同様に行われる。
【0120】本発明の目的である案内装置は上記のボギ
ーと、勿論、切換装置と協働して、次の三つの機能をは
たす二つのありうる構成および実際の実施例を含む。 −ボギーの各々の2個の軸(軸という用語は軸受箱が図
1に示したサブフレーム4と一体に構成された1組をな
2個の車輪の組立体を意味する)のカーブと合致した
軌道上の走行を改良すること。そしてカーブに沿って走
行する段階の改良が任意のカーブの半径に対して正しく
案内することにより達成される。 −動的な作用のために自動心合せ型の1組の装着された
慣用の軸を利用していない状態のために、独立した車輪
を備えたこの型式のボギーに固有の動的な作用をなくす
ことに寄与すること。 −踏み面が自動心合せの結果として装着された軸が疑似
滑動支持(pseudosliding suppor
ting)されないので、踏み面の磨耗を減らしかつ特
に車輪を案内する結果としてリムの磨耗を減らすこと。
【0121】本発明の一実施例においては、案内装置は
客車または貨車の車体の中央部分上に配置された中央つ
りあい装置を備えるように構成され、図16に略図で示
してある。
【0122】この図は客車または貨車の片側に相当する
案内装置のみを示し、勿論、反対側に他方の同様な案内
装置が存在している。
【0123】この案内装置は次の要素からなっている。
すなわち、 −回転軸36′が図1に示したボギーの各々の中央フレ
ーム1と一体に構成されたボギーつりあい装置36 −前記ボギーつりあい装置36の上端部と連結されかつ
他端部が客車または貨車の車体と一体に構成された支持
部材38と連結されたバー37 −前記ボギーつりあい装置36の下端部と連結されかつ
他端部が図1に示した揺動フォーク6の外側ケースと一
体に構成されたバー39。フォーク6はローリング組立
体を担持する同じ図1に示したサブフレーム4と一体に
構成されている。
【0124】前記ボギーつりあい装置36はその回転軸
36′の上方に配置されかつボギーつりあい装置36の
転軸36′に関して下端部と等距離にある他方の継手
40を有している。バー41およびバー42はこの継手
40を有している。
【0125】バー41の他端部はボギーのこの側の他方
の揺動フォークの外側ケースと一体に構成され、また
このフォークサブフレーム4と一体に構成されてい
る。
【0126】これらの要素は図1に示されていない。
【0127】バー42の他端部は中央つりあい装置の下
端部または上端部と連結され、中央つりあい装置の回転
車軸は客車または貨車の車体のフレームと一体に構成さ
れている。
【0128】この案内装置の機能の説明に関しては、図
16のスケッチがこの装置の作動をより十分に理解する
ために前記スケッチにおける走行方向を念頭において、
客車または貨車が右に曲がるカーブに沿って走行すると
きにこの案内装置を構成する要素が占める位置を示して
いるけれども、図17の拡大スケッチは客車または貨車
の各々の側に配置された案内要素の組立体と、車両が真
っ直ぐな軌道上にあるかどうか、またはカーブ上にある
かどうか、いずれにせよ、これらの要素が占める位置と
を略図で示している。
【0129】客車または貨車がカーブ上を走行している
ときに、ボギーと車体との間に相対回転が発生する。
【0130】この回転の幾何学的な軸線は垂直であり、
かつ図2に示した点Pを通る。
【0131】客車または貨車が図16に矢印で示す方向
に走行し、右に曲がるカーブに入ったと仮定すると、前
方のボギーがカーブの中に入り、そして前記ボギーの回
転が遷移カーブに沿って漸次なされ、図1に示した中央
フレーム1と一体に構成されたボギーつりあい装置36
の継手38が図17において理解できるように後方に移
動する。
【0132】ボギーつりあい装置36の継手38と固定
されたバー37との間のこの回転がなされるときに生ず
ボギーつりあい装置36の継手38の移動はバー41
および39の同様な移動を生じ、その結果、このボギー
のローリング組立体を担持する両方のサブフレーム
回転が起こり、それにより車輪の案内作用が著しく改良
される。
【0133】車輪の幾何学的な軸線の新しい位置は図1
7に示した平面図に対応する中央のスケッチに示してあ
る。
【0134】ローリング組立体を担持する2個のサブ
レーム4の回転はこれらのサブフレームを継手2のま
わりに回転させることによりひき起こされ、そして回転
が発生したときに、コイルばね8の下側部分に装着され
たゴムプレート8′、すなわち、一次サスペンションお
よびゴムサンドイッチ3が剪断作用により変形する。
【0135】これらの要素の剪断作用に対する剛さのた
めに、バー39、41および長いバー42に作用する引
張力または圧縮力が発生する。この案内装置が対称に構
成されているために、またこれらのバー42が細いため
に、バー42の起こりうる湾曲を回避するために、これ
らのバー42は引張力をうけるときのみに作用するよう
に設計されている。
【0136】上記のゴム要素の剪断作用に対する剛さお
よびこの材料自体の減衰能力(damping cap
acity)がローリング組立体を担持するサブフレー
ム4およびそれらのローリング組立体におそらくは発生
する不都合な運動をなくすために安定係数と共に助け
る。
【0137】ボギーつりあい装置36の回転により生ず
るバー42の移動により中央つりあい装置43が回転
し、中央つりあい装置43の回転により他方のバー42
が移動する。
【0138】バー42の移動は後側のボギーつりあい装
置36において前側のボギーのつりあい装置の運動と同
様な運動をひき起こし、それにより第2ボギーの軸が前
側のボギーの軸の回転角度と同じ角度回転する。
【0139】上記の事項から推論すると、この案内装置
は両方のボギーの軸において同様な案内作用をなし、そ
してその作動は自立的であり、この客車と連結可能な車
両を連結することをなんら必要としない。
【0140】この案内装置の第2実施例においては、す
なわち、案内装置が図18に略図で示すように各々のボ
ギーに対して独立しているときには、その他の案内装置
と同様に、この図が二つのボギーの各々の片側に相当す
る案内装置のみを示し、勿論、反対側に同様な案内装置
が設けられていることを指摘すべきである。
【0141】この第2実施例においては、ボギーの各々
における案内装置は次の要素からなっている。 −回転軸が中央フレーム1と一体に構成された第一つり
あい装置44
【0142】バー45が前記第一つりあい装置44の上
端部と連結されて第一つりあい装置44の上端部を車体
と一体に構成された支持部材46連結している。
【0143】バー47もまた前記第一つりあい装置44
の上端部と連結され、バー47の反対側の端部は第二
りあい装置48の上端部と連結され、そして第二つりあ
い装置48の回転軸はこのボギーの後側の軸の揺動フォ
ーク6の外側ケースと一体に構成され、またフォーク6
はローリング組立体を担持するサブフレーム4と一体に
構成されている。
【0144】第二つりあい装置48の下端部はバー49
と連結され、バー49の後端部はボギーの中央フレーム
1と一体に構成されている。
【0145】バー51は第一つりあい装置44の下端部
と連結され、バー51の反対側の端部は第三つりあい装
置50の下端部と連結されている。
【0146】第三つりあい装置50の回転軸はそのボギ
ーの前側の軸の揺動フォーク6の外側ケースと一体に構
成され、またフォーク6はローリング組立体を担持する
サブフレーム4と一体に構成されている。
【0147】バー52が第三つりあい装置50の上端部
と連結され、バー52の反対側の端部は中央フレーム1
と一体に構成されている。
【0148】この案内装置の第2実施例の機能的な説明
は図19のスケッチから理解できよう。図19は両側の
二つのボギーの各々により担持された案内要素の組立体
と、もしも車両が真っ直ぐな軌道上にあるか、またはカ
ーブ上にあればこれらの組立体が占める位置とを略図で
示している。
【0149】車両がカーブ上にあるときに、ボギーと車
体との間に相対回転が発生し、この回転の幾何学的な軸
線は、第1案内装置または第1実施例の場合と同様に、
垂直であり、点Pを通る。
【0150】車両が図19に矢印で示す方向に走行し、
そして右に曲がるカーブに入ったと仮定すると、前側の
ボギーがこのカーブに入り、前記ボギーの回転が遷移カ
ーブに沿って漸次なされるときに、中央フレーム1と一
体に構成された第一つりあい装置44の継手が後方に、
すなわち、カーブの内側に向かって移動するので、第一
つりあい装置44が傾く。
【0151】バー45が支持部材46と一体に構成さ
れ、また支持部材46が車体のフレームと一体に連結さ
れているので、この第一つりあい装置44の移動はその
上側継手のまわりの回転により行われる。
【0152】第一つりあい装置44の下端部がバー51
を移動して、それにより第三つりあい装置50の下端部
を引っ張り、そして車体が主フレーム4とその継手ファ
スナー53により一体に連結されているために、ボギー
が回転する結果、バー52の後端部が移動するので、
つりあい装置50の上端部もまた、バー52により引
っ張られる。
【0153】第三つりあい装置50のこの同時に起きる
移動および回転により、揺動フォーク6のケースと一体
に構成されたその回転軸が後方に移動し、それゆえにこ
の運動はこのボギーの第1軸のサブフレーム4の回転を
ひき起こし、それによりその車輪の案内作用が著しく改
良される。
【0154】同様に、ボギーと車体との間の相対回転に
よりひき起こされる継手54の移動により、バー49が
後方に移動し、それにより第二つりあい装置48が固定
されたバー47と連結されかつ該装置48の上側継手の
まわりに回転するように強制されるので、第二つりあい
装置48の下端部が移動する。
【0155】第二つりあい装置48の回転軸は、後側の
軸の揺動フォーク6のケースと一体であるので、移動す
るときに、この第2軸のサブフレーム4の回転をひき起
こす。これにより、その車輪の案内作用もまた、著しく
改良される。
【0156】後側ボギーの案内装置の作動は上記の作動
と同様であり、その理由からその説明の反復は省略す
る。
【0157】各々のボギーの第1軸および第2軸の案内
装置の幾何学的な形状のために、両方の案内装置は全く
同じであり、ボギーの各々における同名の軸は同じ構造
に構成されている。
【0158】図19に平面図として示した中央のスケッ
チは両方のボギーの車輪の軸が案内される幾何学的な位
置を例示している。
【0159】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目的である案内装置が適用可能である
間に可変の間隔を有する四輪ボギーの側面図。
【図2】図1に例示した案内装置の平面図。
【図3】図1および図2に例示したボギーに組み込まれ
たらせん形のばねを矢印A−Bに沿って見た詳細図。
【図4】図1および図2に例示した案内装置を矢印Cに
沿って見た詳細図。
【図5】ボギーに組み込まれた車輪のうちの1個の車輪
の斜視図。
【図6】揺動アーム上に装着されたローリング組立体の
側面図。
【図7】図6に例示した装置の平面図。
【図8】軸受箱の斜視図。
【図9】サスペンション揺動アームケース内の軸受箱の
位置決めおよび閉塞要素の断面図。
【図10】図9に例示した要素を矢印D−Eに沿って見
た詳細図であり、特にリテーナの装着状態を詳細に示し
た図。
【図11】ローリング組立体とその軸受を収容したケー
スとを断面で示した正面図。
【図12】ロックラッチ組立体の斜視図。
【図13】図12に例示したロックラッチ組立体の正面
図。
【図14】ゲージを切り換える固定された装置、すなわ
ち、切換装置を示した図。
【図15】滑りレール上に載置された滑り心合せスキッ
ドの断面図。
【図16】走行方向を示した慣用の貨車に適用される本
発明の案内装置の略図。
【図17】ボギーの案内装置組立体の略図。
【図18】ボギーの各々のための独立した案内装置の側
面略図。
【図19】2個のボギーの各々のための独立した案内装
置に対応する矢印で示した走行方向に延びる右に曲がる
カーブを詳細に示した図。
【符号の説明】
1 中央フレーム 4 サブフレーム 6 揺動フォーク 7 空気ばね 8 コイルばね 9 半軸 10 車輪 11 ブレーキディスク 12 軸受箱 13 円筒形の面 14 垂直面 15 インサート 16 インサート 17 出張り 19 ラッチステム 20 ブリッジ 21 ばね 23 ガイド 36 ボギーつりあい装置 37 バー 38 支持部材 39 バー 40 継手 41 バー 42 バー 43 中央つりあい装置 44 第一つりあい装置 45 バー 46 支持部材 47 バー 48 第二つりあい装置 49 バー 50 第三つりあい装置 51 バー 52 バー 53 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−115431(JP,A) 特開 平6−144224(JP,A) 特開 昭60−76464(JP,A) 特開 昭54−113117(JP,A) 特許21948(JP,C2) 仏国特許出願公開1558329(FR,A 1) 米国特許5131332(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61F 5/30 B61F 5/38 - 5/48 B61F 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別個に回転し且つ間隔が可変な4つの車
    輪を備えるボギーを案内する装置であり、 ボギーが、中央フレーム(1)と、半軸(9)と車輪
    (10)とブレーキディスク(11)と半軸(9)の両
    端に装着される軸受箱(12)とを備える組立体とを有
    し、二つのサブフレーム(4)が該組立体を支持し且つ
    継手(2)を介して中央フレーム(1)に回転可能に接
    続され、各サブフレーム(4)に二組の揺動アームが継
    手(5)を介して接続されて二つの揺動するフォーク
    (6)を構成し、各フォーク(6)の揺動アームの端部
    に軸受箱(12)が装着されている場合に使用される、
    案内装置において、 二つのボギーにより支持される鉄道車両の中央に、中央
    つりあい装置(43)が配置され、中央つりあい装置
    (43)の支点軸(43′)は鉄道車両上に支持され、 各ボギー上のボギーつりあい装置(36)の支点軸(3
    6′)は、各ボギーの中央フレーム(1)上に支持さ
    れ、 ボギーつりあい装置(36)の上端は第一バー(37)
    により鉄道車両に接続され、ボギーつりあい装置(3
    6)の下端は第二バー(39)により各ボギーの一方の
    サブフレーム(4)上のフォーク(6)に接続され、 ボギーつりあい装置(36)は支点軸(36′)の上方
    に継手(40)を備え、継手(40)と支点軸(3
    6′)との距離は第二バー(39)が接続されるボギー
    つりあい装置(36)の該下端と支点軸(36′)との
    距離に等しく、 継手(40)は、第三バー(41)により各ボギーのも
    う一方のサブフレーム(4)上のフォーク(6)に接続
    され、更に、第四バー(42)と中央つりあい装置(4
    3)により相互に接続され、各ボギー上のボギーつりあ
    い装置(36)を相互接続することを特徴とする、案内
    装置。
  2. 【請求項2】 別個に回転し且つ間隔が可変な4つの車
    輪を備えるボギーを案内する案内装置であり、 ボギーが、中央フレーム(1)と、半軸(9)と車輪
    (10)とブレーキディスク(11)と半軸(9)の両
    端に装着される軸受箱(12)とを備える組立体とを有
    し、二つのサブフレーム(4)が該組立体を支持し且つ
    継手(2)を介して中央フレーム(1)に回転可能に接
    続され、各サブフレーム(4)に二組の揺動アームが継
    手(5)を介して接続されて二つの揺動するフォーク
    (6)を構成し、各フォーク(6)の揺動アームの端部
    に軸受箱(12)が装着されており、 第一のつりあい装置(44)の支点軸(44′)は、ボ
    ギーの中央フレーム(1)上に支持されている場合に使
    用される、案内装置において、 第二のつりあい装置(48)の支点軸(48′)は、一
    方のサブフレーム(4)上のフォーク(6)上に支持さ
    れ、第三のつりあい装置(50)の支点軸(50′)
    は、もう一方のサブフレーム(4)上のフォーク(6)
    上に支持され、 第一のつりあい装置(44)の上端は、第一バー(4
    5)によりボギー上に支持される鉄道車両に接続され、
    且つ、第二バー(47)により第二のつりあい装置(4
    8)の上端に接続され、第一のつりあい装置(44)の
    下端は、第三バー(51)により第三のつりあい装置
    (50)の下端に接続され、 第二のつりあい装置(48)の下端は第四バー(49)
    によりボギーの中央フレーム(1)に接続され、 第三のつりあい装置(50)の上端は第五バー(52)
    によりボギーの中央フレーム(1)に接続されることを
    特徴とする、案内装置。
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