JP2813737B2 - 移動***置表示装置 - Google Patents

移動***置表示装置

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JP2813737B2
JP2813737B2 JP24307990A JP24307990A JP2813737B2 JP 2813737 B2 JP2813737 B2 JP 2813737B2 JP 24307990 A JP24307990 A JP 24307990A JP 24307990 A JP24307990 A JP 24307990A JP 2813737 B2 JP2813737 B2 JP 2813737B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、移動体上においてGPS衛星の電波を受信し
て受信情報より該移動体の現在位置を検出し、かつメモ
リに目的地情報を格納しておいて、現在位置と目的地情
報から、移動体から見た目的地の方向あるいは移動体か
ら目的地までの距離等の、相対位置情報を移動体上で表
示する、移動体上のナビゲーション装置に関する。
(従来の技術) GPS衛星より送られる電波を移動体例えば自動車上で
受信して、受信情報より自動車の現在位置を検出し、自
動車の進行方向に対する目的地の方向を検出し、これを
ディスプレイ上に表示する移動***置表示装置がある
(例えば、特開昭58−26214号公報)。この種の移動体
位置表示装置では、自動車の進行すべき方向が逐次的に
表示されるため不慣れな地域を走行する場合や迂回路を
選択する場合等に効果的である。
しかし、自動車が移動する場所によってGPS衛星の情
報を補えることができない場合があり、現在位置不明と
なる場合が生じる。一般的な移動***置表示装置では、
GPS衛星の情報を補えることができない場合、目的地情
報表示を表示しないことで、位置不明であることを操作
者に知らせるが、この時点で目的地情報が不明となる。
そこで、目的地情報は計測可能であった時点のもののま
まこれを表示し、現在位置が不明であることを別途表示
する装置等も提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、移動体において、ナビゲーションディスプレ
イを見続けることは困難であり、一般的には、間欠的か
つ瞬間的に表示を見ることになる。
このため位置不明となって表示が消されたときには、
表示が消える直前の表示情報(位置情報)を覚えておか
なければその後受信電波から位置が得られるまで、現在
位置の推定もむつかしくなるが、何時表示が消えるかも
知れないので、表示が消える直前の位置情報を覚えるこ
とはほとんど不可能である。
位置不明になるとその直前に捕えている位置情報を継
続して表示しかつ別途位置不明を表示する態様では、位
置不明になった瞬間に表示を見ていないと、表示されて
いる目的地の情報がどれくらい前の時点の情報であるか
がわからない。
本発明は、衛星からの電波受信の不良などにより、移
動体から見た目的地の方向あるいは移動体から目的地ま
での距離等の相対位置情報が不明となった時の、上述の
問題を改善することを目的とする。すなわち、相対位置
情報が不明になったことの利用者による認識とその後の
相対位置の利用者の推定を容易にすることを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の第1態様の移動***置表示装置は、GPS衛星
の電波を受信する、移動体上の受信手段(1);受信手
段(1)が受信した信号に基づいて現在位置を検出す
る、移動体上の現在位置検出手段(2);目的地を記憶
する、移動体上の記憶手段(40);前記検出した現在位
置を基準とした前記目的地の方向を検出する、移動体上
の目的地方向検出手段(23);前記検出した目的地方向
を表示する、移動体上の目的地方向表示手段(AR);お
よび、受信手段(1)の受信情報が不良となるとその時
点から該不良の間目的地方向表示手段(AR)にその直前
の目的地方向を継続して表示しかつそれを点滅し該時点
から所定時間経過したとき該表示を消す表示制御手段
(41);を備える。
本発明の第2態様の移動***置表示装置は、GPS衛星
の電波を受信する、移動体上の受信手段(1);受信手
段(1)が受信した信号に基づいて現在位置を検出す
る、移動体上の現在位置検出手段(2);受信手段
(1)により受信された前記電波の受信状態を表示する
衛星受信状態表示部(CD);受信手段(1)の受信情報
が不良になるとその時点から該不良の間、衛星受信状態
表示部(CD)の受信状態表示を点滅させ、該時点から所
定時間経過したとき衛星受信状態表示部(CD)に受信不
能を表示させる表示制御手段(41);を備える。
なお、カッコ内の記号は後述する実施例の対応要素で
ある。
(作用) 上記第1の態様によれば、表示制御手段(41)が、受
信手段(1)の受信情報が不良となるとその時点から該
不良の間目的地方向表示手段(AR)にその直前の目的地
方向を継続して表示しかつそれを点滅し該時点から所定
時間経過したとき該表示を消す。従って、受信不能また
は目的地方向の検出不能になると、目的地方向表示が所
定時間点滅し、利用者はこの点滅より現時刻から長くて
も該所定時間前に目的地方向が検出不能となったこと、
ならびに、検出不能になる直前の目的地方向が点滅で表
示されているものであることを、容易に認識しうる。こ
れにより、目的地方向が不明になったことの利用者によ
る認識とその後の相対位置の利用者の推定が比較的に容
易になる。また、長くても所定時間後に表示も消えるこ
とも利用者は知っているので、これに対応した対策又は
心づもりを取り得る。
上記第2の態様によれば、表示制御手段(41)が、受
信手段(1)の受信情報が不良になるとその時点から該
不良の間、衛星受信状態表示部(CD)の受信状態表示を
点滅させ、該時点から所定時間経過したとき衛星受信状
態表示部(CD)に受信不能を表示させる。従って、受信
不能になると、衛星受信状態表示部(CD)が所定時間点
滅し、利用者はこの点滅より現時刻から長くても該所定
時間前に受信不能となったこと、ならびに、受信不能に
なる直前の受信状態が点滅で表示されているものである
ことを、容易に認識しうる。また、長くても所定時間後
に受信不良表示となることも利用者は知っているので、
これに対応した対策又は心づもりを取り得る。
以上のように利用者は、常に表示を見続ける必要はな
く、点滅表示の間にこれを発見すれば、移動体を停止し
て周囲の環境や地図等を参照して目的地を再認識するこ
とができるので、目的地方向がいつ不明になるか、また
は衛星受信がいつ不能になるか等を気にしながら移動体
の操作を行なう必要がない。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
(実施例) 第3図に、本発明を適用した自動車用の位置表示装置
の構成を示す。この装置は自動車に搭載されている。ア
ンテナ1、GPS(Global Positioning System)一体型コ
ントローラ2(以下、ECUと称する)、表示装置3、表
示制御ユニット4、および、リモートコントロールユニ
ット5(以下、リモコンと称する)を備えている。
以下に、各部について説明する。
(1)アンテナ1: アンテナ1は、自動車の外側に取付けられており、GP
S衛星からの電波を受信する。
(2)ECU2: 第4図に、ECU2の構成概略を示す。ECU2は、受信機2
1、座標変換器22、CPU23、ROM24およびクロック回路25
を備え、さらに受信機21は、受信回路211および演算回
路212を備える。受信回路211は、アンテナ1を介して受
信したGPS衛星からの電波を復調し、演算回路212は、復
調された信号からGPS衛星の軌道データおよび受信位置
との間の疑似距離データを算出する。座標変換器22は、
受信機21の出力するデータに基づいて受信位置、すなわ
ち、自動車の現在位置の緯度データおよび経度データを
算出する。
ROM24には、用意された地図毎に、その地図帳の全ペ
ージ数、各ページの地図毎の基準位置データ(地図の左
下端の点の緯度LA1,経度LO1、およびその地図の右上端
の点の緯度LA2,経度LO2)、縮尺データ、および、地図
傾きデータ等が記憶されている。なお、地図データに
は、縮尺が最も大きい広域地図とその一部の詳細地図が
記載された広域の地図データ,市街地図とその一部の詳
細が記載された各県別道路の地図データがある。
CPU23は、座標変換器22からの現在位置の緯度デー
タ,経度データ,ROM24の地図データおよび表示制御ユニ
ット4から転送されるデータに基づいて目的地の方向や
現在位置からの目的地の距離(直線距離)等の演算を行
ない、さらに位置データおよび演算データを表示制御ユ
ニット4に与える。
クロック回路25は、所定時間間隔でCPU23に割込み信
号を送信する。
(3)表示装置3: 表示装置3は、第5図に示すように、コの字状のフレ
ーム30、X座標表示用LED群31−1〜31−I、Y座標表
示用LED群32−1〜32−J、および、透明板33を備えて
いる。
X座標表示用LED群31−1〜31−Iは、フレーム30の
一辺に沿ってI個のLEDを直線的に配列したものであ
る。また、Y座標表示用LED群32−1〜32−Jは、フレ
ーム30の別の一辺に沿ってJ個のLEDを直線的に配列し
たものである。X座標表示用LED群31−1〜31−Iは右
から左に、Y座標表示用LED群32−1〜32−J上から下
に、それぞれ番号付けされており、X−Y座標系を構成
している。
透明板33は、地図帳(第2図参照)34の上を覆う透明
板であり、X座標表示用LED群31−1〜31−I,Y座標表示
用LED群32−1〜32−Jのそれぞれの平行なマス目が描
かれている。つまり、地図帳34の上に透明板が被せられ
ると、地図帳34の上にX−Yマトリクスラインが重畳さ
れる。
(4)リモコン5: 第6図に、リモコン5の平面図を示す。リモコン5に
は経由地を設定するためのキースイッチが多数配置され
ている。各キースイッチの機能は以下の通りである。
501:次の登録地点へマニュアルで切換える際に使用す
る。
502:総残距離を表示させる際に使用する。
503:現在地を含む異なる縮尺の地図が複数有る場合に、
使用する地図を切り換えるために使用する。
504:往路と復路で登録地点の読み出し順を逆にする際に
使用する。
505:別の地図を使用する際に使用する。
506:ルートや登録地点の設定をする際に使用する。
507:登録された複数のルートの中から一つを選ぶ際に使
用する。
508〜511:表示の切換えや動作の選択等の操作に使用す
る。
512:地図の見開きページの右側と左側との切換えに使用
する。
513:電源のオン/オフおよびデータのクリア時に使用す
る。
514:データの挿入を行なう時に使用する。
(5)表示制御ユニット4: 第7図に、表示制御ユニット4の回路構成を示す。表
示制御ユニット4は、コントローラ41,インターフェイ
ス回路43,46,47,駆動回路45,49,リモコン受信回路44、
および記憶回路40等でなる。
コントローラ41には、入出力インターフェイス43を介
してECU2より自動車の現在位置の緯度データおよび経度
データ等が与えられる。またコントローラ41は、リモコ
ン受光部48およびリモコン受信回路44を介してリモコン
5の各キースイッチの操作を読取り、駆動回路45を介し
て表示パネル42に必要な表示を行なう。また、出力イン
ターフェイス46を介してX座標表示用LED31−1〜31−
Iを、出力インターフェイス47を介してY座標表示用LE
D群32−1〜32−Jを、それぞれ点灯制御する。また、
コントローラ41は、必要に応じて駆動回路49を介してブ
ザーBZを鳴動させる。
なお記憶回路40には、第9図に示すようにルートA、
ルートB、ルートC、およびルートDの4つの目的地・
経由地の位置データを記憶できるエリアがあり、それぞ
れのエリアで最大で9つのポイントの情報(位置情報)
を登録することができる。
第8図に、表示制御ユニット4の表示部を示す。表示
部42の表示について以下に説明する。
RD:目的地までの残距離を表示する。
TG:ルートエリア(A〜D)およびルートナンバー(1
〜9)を表示する。
FB:往路時、復路時のそれぞれにおいてLEDのいずれか片
方が点灯する。
PM:地図帳番号を表示する。
PP:地図帳のページ番号を表示する。
RA:地図の縮尺度を広域、市街、詳細の3段階で表示す
る。
DR:12個の内の1つが点灯して現在の進行方向に対して
北がどの方向にあるかを表示する。
AR:12個の内の1つが点灯して現在の進行方向に対する
目的地の方向を表示する。
CD:LED1〜LED5の点灯により最大5つの衛星に対して、
その受信状態を表示する。
なお、表示部42のすぐ横に、リモコン5より発する光
の受光部48と表示装置3を接続するためのコネクタ46が
ある。
第1a図に、ECU2のCPU23の演算処理の内容を示す。ま
ず、座標変換器22より与えられる緯度データLA(Latitu
de)および経度データLO(Longitude)を読取る(ステ
ップ1:以下カッコ内ではステップと言う語は省略す
る)。
次に、このときに地図番号PMおよびページ番号PPで特
定される地図に対応付けされた標準データ、すなわち、
その地図の左下端の点の緯度LA1,経度LO1、およびその
地図の右上端の点の緯度LA2,経度LO2を読み出し、これ
らの点で対角指定される矩形の領域にLAおよびLOで示さ
れる自動車の現在位置が存在するか否かを調べる(2,
3)。
変数LAおよびLOで示される自動車の現在位置が、その
ときに地図帳番号PMおよびページ番号PPで特定される地
図にないときには、ステップ4に進み探索処理を行な
う。
探索処理(4)の内容を第1b図に示す。この処理にお
いては、まず、地図帳番号PMで特定される地図帳の全ペ
ージ数PNM読出し(5−1)、ページカウンタPC、ペー
ジ番号PP、広域地図ページ番号WP、市街地図ページ番号
MPおよび詳細地図ページ番号DPをクリアし、変数DS11
$、DS12$、DS13$に0を代入する(5−2)。
この後、ページ番号PPを逐次更新しながら、上記と同
様にそのページ番号PPで特定される地図に関して現在位
置のありなしを調べる(5−3,5−4)。このとき、検
討している地図内に現在位置が存在するとページカウン
タPCを1インクリメントし(5−5)、それが広域地図
であれば変数DS11$に“W"を代入して広領域地ページ番
号WPをそのときのページ番号PPにセットし、市街地図で
あれば変数DS12$に“M"を代入して市街地図ページ番号
MPをそのときのページ番号PPにセットし、詳細地図であ
れば変数DS13$に“D"を代入して詳細地図ページ番号DP
をそのときのページ番号PPにセットする(5−6,5−
7)。
地図帳番号PMで指定される地図帳の全ページの地図に
関して上記の検討を行うと(5−8)、その地図帳内に
現在位置を含む地図があるときにはページカウンタPCが
1以上となり、ないときには0となる。したがって、ペ
ージカウンタPCが0のときには、地図帳番号PMを1イン
クリメントし、上記の探索処理を最初から繰返す(5−
9,5−10)。ただし、地図帳番号PMの1インクリメント
によりその値が全地図帳数MMを超えるときにはその値を
1にセットする(5−11,5−12)。
ページカウンタPCが1以上となり、検討している地図
帳内に現在位置を含む地図があることがわかると変数DS
11$,DS12$およびDS13$をこの順で組合わせた符号を
変数DS1$に代入する(5−13)。つまり、変数DS1$に
は、その地図帳内にある現在位置を含む地図の数および
それぞれの地図の種類によって以下の第1表に示すよう
な符号が代入される。
ただし、上記第1表において“○”は現在位置を含む
ことを示し、“×”は現在位置を含まないことを示す。
最後に、表示に適した地図のページをページ番号PPと
してセットする。本実施例では、位置読取りおよび自動
車の移動に伴う地図の変更の都合から、市街地図、広域
地図、詳細地図の順に優先順位を定めているので、市街
地図ページ番号MPが0でないときにはその値を用い、市
街地図ページ番号が0であり、広域地図ページ番号WPが
0でないときにはその値を用い、市街地図ページ番号MP
および広域地図ページ番号WPが0であるときには詳細ペ
ージ番号DPを用いてページ番号PPをセットする(5−1
4,5−15)。
このようにして、探索処理により現在位置を含む地図
を有する地図帳を特定する地図帳番号PMとその地図を特
定するページ番号PPを求める。
再度第1a図を参照する。現在位置の検出を終わると、
現在位置と目的値(後述する表示制御装置により転送さ
れる位置データ)との間の距離、すなわち、残距離RDを
求め、現在位置の推移より自動車に対して北がどの方向
にあるかを求め、さらに目的地の方向を求める(5,6,
7)。
なお、地図帳番号PM,ページ番号PP,位置データ(緯度
データ,経度データ)および演算により求めた目的地方
向等のデータは、第1c図に示す割込み処理により表示制
御ユニット4に転送される。すなわち、CPU23には、ク
ロック回路25により一定の間隔(本実施例では約一秒間
隔)で割込み信号が入力され、この割込みの発生により
データの転送を行なう(11)。データの転送時に、衛星
電波の受信不能等により転送するデータがない場合に
は、データなしを示す情報を転送する(10,12)。
次に、第2a図に示す、コントローラ41のメインフロー
チャートを参照して、その動作を説明する。
まず、電源投入によりスタートすると入出力ポートの
初期化、およびフラグや変数の初期設定等を行なうイニ
シャライズ処理を実行する(S1)。
次にキー操作入力を読取る読取り処理を実行し(S
2)、操作されたキースッチに対応付けされた処理を選
択して分岐する(S3)。すなわち、キースイッチ502が
操作されると総残距離表示処理(S44)を、キースイッ
チ503が操作されると縮尺変更処理(S41)を、キースイ
ッチ504が操作されると往路・復路切換処理(S45)を、
キースイッチ505が操作されると地図変更処理(S43)
を、キースイッチ506が操作されると目的地入力および
変更処理(S42)を、キースイッチ507が操作されるとル
ート変更処理(S46)を、キースイッチ512が操作される
とL/R変更処理(S47)を、それぞれ実行する。なお、そ
れぞれの処理について詳細は後述する。
その後コントローラ41は、ECU2から緯度データ,経度
データ、および、地図データ等が転送されたかをチェッ
クし(S5)、データが転送されていれば、ECUエラー表
示の時はこれをクリアし(S6)、30secタイマーを再ス
タートして(S7)、転送されたデータを読込む(S8)。
この30secタイマーは、ECUからのデータが30秒以上到来
しないことをチェックするためのタイマーである。
その後、データエラーチェックを行ない(S10)、デ
ータエラーであると、データエラー表示を行ない、ステ
ップS2に戻る(S13)。そうでない場合は、演算処理(S
14)および表示警報処理(S15)を行って、ステップS2
に戻る。演算処理(S14)および表示警報処理(S15)の
詳細は、後述する。
なお、ステップS5でECU2からのデータの送信がない場
合は、30secタイマがタイムオーバであるかをチェック
し(S11)、そうでないと再びステップ2に戻るが、そ
うである場合は、ECU2が異常であるとしてECUエラー表
示を行なう(S12)。
すなわち、コントローラ41は、キー操作入力に対応し
た処理(S41〜S47)を行なって、ECU2からのデータを取
り込み、各処理結果およびECU2からのデータに基づいて
演算および表示制御を行なう。データの異常があればデ
ータ異常表示を行ない、ECU2からのデータが一定時間以
上到来しない場合は、ECUエラーと判断して、ECUエラー
表示を行なう。
第2b図に、縮尺変更処理(S41)の内容を示す。ここ
では、キースイッチ503の操作がある毎に、ページ番号P
P,広域地図ページ番号WP,市街地図ページ番号MPおよび
詳細地図ページ番号DPで示される条件に応じてページ番
号PPを更新する(41−1,41−2)。つまり、キースイッ
チ503の操作があった時に、選択していた地図が広域地
図であり(PP=WP)かつ現在位置を含む詳細地図がある
とき(DP≠0)、または、そのとき選択していた地図が
市街地図であり(PP=MP)かつ現在位置を含む詳細地図
があるとき(DP≠0)には、ページ番号PPに詳細地図DP
を、変数DS2$に“00D"をそれぞれセットする(41−2
−21,41−2−22)。また、キースイッチ503の操作があ
った時に、選択していた地図が詳細地図であり(PP=D
P)かつ現在位置を含む広域地図があるとき(WP≠0)
には、ページ番号PPに広域地図WPを、変数DS2$に、“W
00"をそれぞれセットする(41−2−31,41−2−32)。
さらに、キースイッチ503の操作があった時に、選択し
ていた地図が詳細地図であり(PP=DP)かつ現在位置を
含む市街地図があるとき(MP≠0)には、ページ番号PP
に市街地図MPを、変数DS2$に“0M0"のそれぞれセット
する(41−2−11,41−2−12)。なお、これら以外の
条件でキー操作があった時には何も行なわない。
この後、Nの値が0であればそれを1にして変数DS$
に変数DS1$の値をセットし(41−3,41−4)、変数N
が1であればそれを0にして変数DS$に変数DS2$の値
をセットし(41−3,41−5)、駆動回路に対して内容の
表示を指示して(41−6)、リターンする。
前述したように、変数DS1$には現在位置を含む全地
図、すなわち、選択可能な地図の種類を示す符号がセッ
トされており、変数DS2$にはこの時選択した地図の種
類を示す符号がセットされているので、この縮尺処理を
実行している間は、選択可能な地図の種類と選択した地
図の種類を示す符号が交互に表示される。
第2c図に目的地入力および変更処理(S42)の内容を
示す。まず、キースイッチ506が押下される前に設定さ
れていた(表示されていた)目的地を記憶する(42−
1)。次にレジスタKCに後述するルート変更処理(S4
6)で設定されたルートの番号をセットし(42−2)、
設定されたルート番号に基づいて、ステップS50〜S53の
どれか一つに分岐する処理が実行される(42−3)。
KC=1であるとルートAが選択される(42−4)。そ
の後、ルートAでの複数の位置情報を記憶するための領
域(ナンバー1〜9)を選択するルートナンバーの選択
処理が行なわれる(42−5)。このルートナンバー選択
処理(42−4)の内容を第2d図に示す。
この第2d図に示す処理では、まず、キー操作入力を読
取り、ルートナンバー入力表示指示を行なう(42−4−
1,42−4−2)。この表示では、目的地入力および変更
処理に入る前に表示されていたルートナンバーの点滅表
示が行なわれる。なお、領域内データが何もないときに
は、ルート0表示(表示部42のTGに0を表示)を行な
う。
キースイッチ511の操作入力があると現在表示されて
いるルートナンバーRCの値を1デクレメントしてリター
ンする。なお、RCの下限値は1とする(42−4−4〜42
−4−6)。また、キースイッチ509の操作入力がある
と現在表示されているルートナンバーRCの値を1インク
レメントしてリターンする。なお、RCの上限値は、現在
すでに登録のあるルートナンバーの数MRCより1大きな
値でかつ9以下とする(42−4−7〜42−4−11)。
再度、第2c図を参照する。KC=1であると上述したル
ートA選択とルートナンバー選択(S50)を行なうが、K
C=2であるとルートBを、KC=3であるとルートC
を、KC=4であるとルートDを、それぞれ選択して、そ
の後ルートナンバー選択を行なう。なお、ルートB,C,D
もルートAの場合と同様の処理であるので説明は省略す
る。
その後、挿入キー514,クリアキー513および設定キー5
16の押下をチェックする。挿入キーが押下された場合、
本実施例では1つのエリアに対して目的地および経由地
として位置設定できるのが最大で9ポイントであるの
で、MRCの値が9でなければ、前述のルートナンバー選
択処理で選択されたルートナンバー領域以後の領域のデ
ータをそれぞれ1つ後のルートナンバー領域にずらし、
現在のルートナンバー領域に対して位置設定処理を行な
い、MRCの値(情報の記憶されたルートナンバーの数)
を1インクリメントする(42−9〜42−12)。例えば、
現在、ルートA1〜A4に位置データが記憶され、ルートナ
ンバー選択処理でルートA3を選択して押入キー514を押
下されたとすると、A4のデータをA5に、A3のデータをA4
にそれぞれデータシフトし、A3に対して位置設定処理を
行なう。なお、MRCの値は4から5に更新される。位置
設定処理(42−11)の内容については後述する。
クリアキー513が押下された場合は、現在選択されて
いるルートナンバーのデータを削除して、現在のルート
ナンバーより後のルートナンバー領域に記憶されている
データをそれぞれ1つ前のルートナンバー領域にずら
し、MRCの値を1デクリメントする(42−7,42−13,42−
14)。例えば、現在、ルートA1〜A4に位置データが記憶
され、ルートナンバー選択処理でルートA2を選択してク
リアキー513を押下したとすると、まず、A2のデータを
削除し、A3のデータをA2に、A4のデータをA3にそれぞれ
データシフトし、MRCの値を4から3に更新する。
また、設定キー516が押下された場合は、位置設定処
理を行ない、MRCの値を1インクリメントする。挿入キ
ー514,クリアキー513、および設定キー516のいずれも押
下されない場合は、ステップ42−1に戻り、ルート選択
できる状態となる。
ルートデータの設定や変更を行なった後は、ルート変
更キー507または呼出しキー506を押下する必要があり、
ルート変更キー507が押下された場合は、現在、ルート
ナンバー選択で選択された位置を目的地として設定する
(42−17,42−18)。また、呼出しキー506が押下された
場合は、ルート目的地および変更処理(S46)を実行す
る前の目的地(S42−1で記憶された目的地)をそのま
ま目的地とする(42−19,42−20)。
以上のルートデータの設定および変更等により、記憶
回路40には、第9図に示すようにルートデータ等が記憶
される。
以下に説明する第2e図以下に示される処理が、自動車
上においてナビゲーション表示を行なう処理である。
第2e図に位置設定処理(42−11)の内容を示す。この
処理は、利用者がキー入力で、前述のように記憶回路40
に記憶しているルートを選択的に指定したときの、これ
に応じて選択されたルートに関する表示を行なうもので
ある。なお、ステップ42−13の位置設定処理とは同一の
処理である。
まず始めに、フラグFをセットし、位置表示設定用の
地図帳番号MNおよびページ番号PNに0を、各LED対の番
号XCおよびXYに1をそれぞれセットする(101)。
次に、キースイッチの操作を読取り、液晶表示器32上
に地図帳番号MNおよびページ番号PNを表示し、番号XCお
よびYCで特定される各LED対を点灯する(102)。このと
き、設定キー516が操作される毎にフラグFを1インク
リメントし(103,104)、フラグFの値に応じて分岐す
る(105)。
フラグFが0の時には、ステップ106において駆動回
路45を制御し、“地図入力”メッセージ、すなわち、地
図番号を表示部PMに点滅表示する。この後、キースイッ
チ508の入力がある毎に地図帳番号を1インクリメント
し(111)、キースイッチ510の入力がある毎にそれを1
デクリメントする(108)が、この更新により地図帳番
号MNが全地図帳数MMを超える値となるときにはそれを0
にセットし(112,113)、0未満の値となるときにはそ
れを全地図帳数MMにセットする。(109,110)。ここで
更新した地図番号MNは、逐次、ステップ102において表
示部42のPMに表示される。
フラグFが1のときには、ステップ114において駆動
回路45を制御し、“ページ入力”メッセージ、すなわ
ち、ページ番号表示部を点滅表示する。この後、キース
イッチ508の入力がある毎にページ番号を1インクリメ
ントし(119)、キースイッチ510の入力がある毎にそれ
を1デクリメントする(116)が、この更新によりペー
ジ番号PNが全ページ数PNMを超える値となるときにはそ
れを0にセットし(120,121)、0未満の値となるとき
にはそれを全ページ数PNMにセットする。(117,118)。
ここで更新したページ番号PNは、逐次、ステップ102に
おいて表示部42のPPに表示される。
フラグFが2のときには、キースイッチ509の入力が
ある毎に番号XCを1インクリメントし(127)、キース
イッチ511の入力がある毎にそれを1デクリメントし(1
24)、キースイッチ508の入力がある毎に番号XYを1イ
ンクリメントし(133)、キースイッチ510の入力がある
毎にそれを1デクリメントする(131)。ただし、番号X
Cは、X座標表示用LED群31−1〜31−Iを構成するI組
のLED対の1対を特定する番号であるので、その値がI
を超える値になるときには0に戻し、0未満となるとき
にはIをセットする。同様に番号YCは、Y座標表示用LE
D群32−1〜32−Jを構成するJ組のLED対の1対を特定
する番号であるので、その値がJを超える値になるとき
には0に戻し、0未満となるときにはJをセットする。
更新した番号XCおよびYCで特定されるLED対は、ステッ
プ102において点灯される。
フラグFが3になると、地図帳番号MN、地図帳のペー
ジ番号PN、および座標(XC,YC)のデータを記憶回路40
の所定のエリアに位置情報として格納し、また該データ
をECU2に転送する。
なお、ECU2において、このように位置設定された地点
(目的地)の緯度LAeおよび経度LOeが計算され、自動車
の現在地からの目的地の距離や方向等が演算され、演算
したデータが表示装置4に送られ、表示装置4が距離お
よび方向等を表示する。
第2f図に、地図変更処理(S43)の内容を示す。地図
変更キー505が押下されると、まず、5secタイマをスタ
ートする(43−1)。次に5secタイマがタイムオーバす
る前に入力があると(43−3)、地図帳番号PMに0をセ
ットする(43−5)。
この後、入力読取りおよびPMの表示を行ない(43−6,
43−7)、キースイッチ508の入力がある毎に地図帳番
号PMを1インクリメントし(43−9)、キースイッチ51
0の入力がある毎にそれを1デクリメントする(43−1
2)。ただし、この更新において地図帳番号PNが全地図
帳数MMを超えるとそれを0にセットし(43−10。43−1
1)、0未満になるとそれを全地図帳数MMにセットする
(43−13,43−14)。ここで更新した地図帳番号は、逐
次、ステップ43−7において表示部42のPMに表示され
る。
なお、5secタイマがタイムオーバするまでに何の入力
もなかった場合は、地図自動変更処理を行なう(43−
4)。この地図自動変更処理では、現在、広域地図が使
用されている場合は、現在地を含んだ市街地図に変更さ
れる。また現在、市街地図が使用されている場合は、現
在地を含んだ広域地図に自動的に変更される。
次に総残距離表示(S44)の内容について説明する。
キースイッチ502が押下されると、総残距離表示が行な
われるが、この処理では、現在位置から目的地までのル
ートを1つまたは複数の登録地点(目的地)を経由して
移動した際の距離を算出して表示する処理を行なう。な
お、算出された総残距離は、表示パネル42の残距離表示
部RDに一定時間(約5秒間)点滅表示される。
第2g図に往路・復路切換処理(S45)の内容を示す。
この処理は概略で、ルートナンバーに記憶された情報を
ルートナンバー順に読み出す処理と、ルートナンバー逆
順に読み出す処理とを選択する処理である。
まず、レジスタKCに“ルート変更処理”で設定された
ルートの番号が設定される(S61)。次に情報の読出し
順を示すフラグGBの符号を反転する(S62)。
レジスタKCに設定されたルートの番号に基づいて、ス
テップS64〜S67(ルート読み出し処理)に分岐する処理
が実行される(S63)。
ステップS64〜S67のそれぞれは、同様の処理内容であ
るので、ステップS64を説明し、他は省略する。
第2h図に、ステップS64のルート読み出しの動作を示
す。まず、フラグGBが正(GB=1)であるかをチェック
し(S641)、そうであるとルート目的地設定および変更
処理(S42)で記憶された情報をルートナンバー順に従
って読み出す(S642〜S644)。なお、ステップS643で読
み出された位置情報は、記憶回路40のルートメモリに記
憶され、必要な時に参照される。
一方、フラグGBが負(GB=−1)の場合には、ルート
目的地設定および変更処理(S42)で記憶された情報を
ルートナンバー逆順に読み出す(S646−S649)。
なお、RCは位置情報(目的地)を順番に読み出すため
のカウンタ、MRCはルートエリア(例えばルートA)に
おいて情報が記憶されたルートナンバーの数を示す。
次にルート変更処理(S46)の内容について説明す
る。ルート変更処理では、キースイッチ507が押下され
る毎に、レジスタの値を1インクリメントする。なおレ
ジスタの値は4より大きくなると再び1となる。レジス
タ=1でルートAを選択し、レジスタ=2でルートBを
選択し、レジスタ=3でルートCを選択し、レジスタ=
4でルートDを選択する。すなわち、記憶された4つの
ルート(ルートA〜D)の中から1つのルートを順番に
選択する処理が行なわれる。なお、選択されたルートの
記号が表示部42のTGに表示される。
次に、L/R変更処理(S47)について説明する。この処
理ではキースイッチ512の押下によりL,Rを交互に切換え
る処理を行なう。Lは地図帳34の見開きページの左側の
ページで位置設定を行なう時に指定する。同様にRは地
図帳34の見開きページの右側のページで位置設定を行な
う時に指定する。なお、Lが指定されている時には表示
部42のPPのすぐ左に位置するLの文字が点灯表示され、
Rが指定されている時には表示部42のPPのすぐ左に位置
するRの文字が点灯表示される。なお、LED31およびLED
32により位置表示を行なう時には、必要とする地図帳の
ページ番号とともにL,Rのいずれがが点灯する。
次に、演算処理(S5)について簡単に説明する。この
処理では、ECU2から送られた位置データ(緯度データL
A、経度データLO)および該位置が存在する地図の左下
端の点の緯度LA1,経度LO1、およびその地図の右上端の
点の緯度LA2,経度LO2を基に、現在位置を表示装置3上
のX−Y座標系に換算し、その表示に最適のXラインお
よびYラインを選定する。より具体的には、 X=(LO−LO1)・(I+1)/(LO2−LO1) ……(1) および、 Y=(LA−LA1)・(J+1)/(LA2−LA1) ……(2) で示される演算を行なって地図上の現在位置のX座標X
およびY座標を求め、その後、座標Xを四捨五入するこ
とにより表示に最適のYラインの両端のLED対の番号XC
を、座標Yを四捨五入することにより表示に最適のXラ
インの両端のLED対の番号YCをそれぞれ求める。
第2i図に、表示警報処理(S6)の動作を示す。まず、
地図帳番号PM,ページ番号PP,縮尺(広域,市街,詳細)
をディスプレイ42上に表示する(15−1〜15−3)。ま
た、表示装置3にXC,XYデータに対応したLED点灯表示を
行なう(15−4)。
その後、測定可能かをチェックし(15−5)、そうで
あると3分タイマT1を再スタートし(15−9)、衛星よ
りの電波の受信状態および残距離を点灯表示する(15−
10)。また、測定が不可能(衛星電波の受信不良等)で
3分タイマT1がタイムオーバしていなければ、すなわ
ち、測定不可能となってから所定時間(3分)が経過し
ていなけば、衛星の受信状態を表示部42のLED1〜5に点
滅表示し、残距離を点灯表示する(15−6〜15−8)。
その後、現在位置が検出可能な状態で方向が不定であ
るかをチェック(15−13)し、そうでない場合は、3分
タイマT2を再スタートし、車の速度が25Km/h以上である
ことを条件に目的地方向を点灯表示する(15−17〜15−
19)。なお、車の速度は演算回路212から出力された速
度データを用いる。目的地の方位の表示は、第10図に示
すような表示となる。第10図の例では現在、車が南の方
向に進行中で、目的地が東の方向にあることを示す。
また、方位不定となって3分タイマT2がタイムオーバ
していなければ、すなわち、方位不定となってから所定
時間(3分)が経過していなければ、目的地方位を点滅
表示する(15−14〜15−16)。
残距離が所定値以上であるとそのままリターンし、残
距離が所定値より小さい場合は、ブザーBZを鳴らして、
目的地(中継点)を次の目的地に変更してリターンする
(15−21〜15−23)。
一方、ステップ15−5で測定不可能となってから所定
時間が経過すると(15−16)、衛星の受信状態を点灯表
示し、残距離表示を消灯し、目的地方位の表示を消灯し
てリターンする(15−11,15−12,15−20)。またステッ
プ6−13で方位不定となってから所定時間が経過すると
(15−14)、目的地方位の表示を消灯してリターンする
(15−20)。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、表示制御手段(41)が、
受信手段(1)の受信情報が不良となるとその時点から
該不良の間目的地方向表示手段(AR)にその直前の目的
地方向を継続して表示しかつそれを点滅し該時点から所
定時間経過したとき該表示を消す。また、表示制御手段
(41)が、受信手段(1)の受信情報が不良となるとそ
の時点から該不良の間衛星受信状表示部(CD)にその直
前の衛星受信状態を継続して表示しかつそれを点滅し該
時点から所定時間経過したとき受信不能を表示させる。
従って、受信不能または目的地方向の検出不能になる
と、目的地方向または衛星受信状態表示が所定時間点滅
し、利用者はこの点滅より現時刻から長くても該所定時
間前に目的地方向の検出又は衛星受信が不能となったこ
と、ならびに、検出不能になる直前の目的地方向又は衛
星受信状態が点滅で表示されているものであることを、
容易に認識しうる。これにより、目的地方向又は衛星受
信状態が不明になったことの利用者による認識とその後
の相対方向の利用者の推定が比較的に容易になる。ま
た、長くても所定時間後に目的地方向表示消灯または衛
星受信不能表示となることも、利用者は知っているの
で、これに対応した対策又は心づもりを取り得る。
以上のように利用者は、常に表示を見続ける必要はな
く、点滅表示の間にこれを発見すれば、、移動体を停止
して周囲の環境や地図等を参照して目的地を再認識する
ことができるので、目的地方向あるいは衛星受信状態が
いつ不明になる等を気にしながら移動体の操作を行なう
必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1a図,第1b図、および、第1c図は、第4図に示す電子
制御ユニット(ECU)2のCPU23の制御動作を示すフロー
チャートである。 第2a図,第2b図,第2c図,第2d図,第2e図,第2f図,第
2g図,第2h図、および、第2i図は、第7図に示す表示制
御ユニット4のコントローラ41の制御動作を示すフロー
チャートである。 第3図は、本発明の一実施例である自動車用位置表示装
置の構成概略を示す斜視図である。 第4図は、第3図に示す表示制御ユニット4の構成を示
すブロック図である。 第5図は、第3図に示す表示器3の外観を示す斜視図で
ある。 第6図は、第3図に示すリモコン5の外観を示す拡大平
面図である。 第7図は、第3図に示すECU2の構成を示すブロック図で
ある。 第8図は、第3図に示す表示制御ユニット4の表示部42
の外観を示す拡大平面図である。 第9図は、第7図に示す表示制御ユニット4の記憶回路
40の記憶データを概念的に示すメモリマップである。 第10図は、第8図に示す表示制御ユニット4の表示部42
の方位・方向表示状態の一例を示す拡大平面図である。 1:アンテナ(受信手段) 2:ECU(現在位置検出手段) 21:受信機、22:座標変換器 23:CPU、24:ROM 25:クロック回路 3:表示装置 30:フレーム 31:X座標表示用LED 32:Y座標表示用LED 33:透明板、34:地図帳 4:表示制御ユニット 40:記憶回路(記憶手段) 41:コントローラ(表示制御手段) 42:表示部 CD:衛星受信状態表示部(衛星受信状態表示部) AR:進行方向表示部(目的地方向表示手段) RD:距離表示部 43:入出力インターフェイス 44:リモコン受信回路 45,48:駆動回路 46,47:出力インターフェイス 48:リモコン受光部 BZ:ブザー 5:リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−264210(JP,A) 特開 昭62−151712(JP,A) 特開 平3−255311(JP,A) 特開 平3−116182(JP,A) 特開 平2−129688(JP,A) 特開 平1−195316(JP,A) 実開 昭63−67887(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 21/00 G01S 5/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】GPS衛星の電波を受信する、移動体上の受
    信手段; 受信手段が受信した信号に基づいて現在位置を検出す
    る、移動体上の現在位置検出手段; 目的地を記憶する、移動体上の記憶手段; 前記検出した現在位置を基準とした前記目的地の方向を
    検出する、移動体上の目的地方向検出手段; 前記検出した目的地方向を表示する、移動体上の目的地
    方向表示;および、 受信手段の受信情報が不良になるとその時点から該不良
    の間目的地方向表示手段にその直前の目的地方向を継続
    して表示しかつそれを点滅し該時点から所定時間経過し
    たとき該表示を消す表示制御手段; を備える、移動***置表示装置。
  2. 【請求項2】GPS衛星の電波を受信する、移動体上の受
    信手段; 受信手段が受信した信号に基づいて現在位置を検出す
    る、移動体上の現在位置検出手段; 受信手段により受信された前記電波の受信状態を表示す
    る衛星受信状態表示部; 受信手段の受信情報が不良になるとその時点から該不良
    の間、衛星受信状態表示部の受信状態表示を点滅させ、
    該時点から所定時間経過したとき衛星受信状態表示部に
    受信不能を表示させる表示制御手段; を備える、移動***置表示装置。
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