JP2785620B2 - アンテナ駆動系自動診断装置 - Google Patents

アンテナ駆動系自動診断装置

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JP2785620B2
JP2785620B2 JP4304485A JP30448592A JP2785620B2 JP 2785620 B2 JP2785620 B2 JP 2785620B2 JP 4304485 A JP4304485 A JP 4304485A JP 30448592 A JP30448592 A JP 30448592A JP 2785620 B2 JP2785620 B2 JP 2785620B2
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antenna
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理枝 秋田谷
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナ駆動系自動診
断装置に関し、特にモーターに流れる電流を監視し、基
準データと比較することによって駆動機構の異常を検出
する異常検出手段を備えたアンテナ駆動系自動診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ駆動系において、駆動機
構の異常を自動的に検出し診断することは実施されてお
らず、駆動系に完全な異常現象が現れてはじめて異常が
発見されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のアンテ
ナ駆動系では、自動診断機能を備えていないため、駆動
系に異常が発生してもそれが完全な異常状態に陥らない
限り発見することが不可能であるとともに、早期発見に
よる異常状態への適切な対応処置ができず、これによる
被害を最小限にとどめることができないという問題点が
あった。本発明はこのような課題を解決するためのもの
であり、駆動系の異常を自動的に検出し、これを診断で
きるアンテナ駆動系自動診断装置を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるアンテナ駆動系自動診断装置
は、アンテナを定速駆動するための駆動信号を発生する
速度指令発生手段と、アンテナの角度を監視してその角
度を出力する角度モニター手段と、この角度モニター手
段から出力されるアンテナ角度においてアンテナ駆動モ
ーターに流れる正常電流値を所定の基準データに基づき
補間算出する補間算出手段と、診断時に速度指令発生手
段により定速駆動中の前記モーターに流れる電流を監視
し、この電流値と補間算出手段により補間算出された正
常電流値とを比較して異常電流を検出することにより駆
動機構の異常を判定する電流異常判定手段と、この判定
手段による異常発生の判定に応じて異常を示す電流値お
よびアンテナ角度を格納する記憶手段とを備えるもので
ある。
【0005】
【作用】従って、アンテナ定速駆動中に流れるモーター
電流値が補間算出手段により算出された正常電流値と比
較され、異常である場合にはこの異常電流値およびその
異常が発生したアンテナ角度が、順次メモリに格納され
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例であるアンテナ駆動系自動
診断装置のブロック図である。図1において、1はアン
テナ駆動系自動診断装置であり、速度指令発生回路2、
角度モニター回路3、基準データ補間回路4、電流異常
判定回路5、およびメモリ回路6から構成されている。
11はアンテナであり、速度指令発生回路2はこのアン
テナ11を一定の速度で駆動させるための速度指令電圧
信号を出力するものである。9はこの速度指令電圧信号
を増幅する駆動電力増幅装置、10は駆動電力増幅装置
9の出力により回転してアンテナ11の角度を変更する
モーターである。角度モニター回路3は、アンテナ11
の実際の回転角度を検出する角度検出器レゾルバ7から
出力されるレゾルバ信号を受信し、これをもとにアンテ
ナ11の角度を算出して角度による監視を行うものであ
る。
【0007】8はアンテナ駆動時にモーター10に流れ
る電流を測定する電流計である。基準データ補間回路4
は、基準データ実測動作として、初期すなわち駆動系が
正常な時期に速度指令発生回路2によりアンテナ11を
定速駆動して、電流計8からのモーター電流信号に基づ
き電流値データを算出し、この電流値データとそのとき
の角度モニター回路3から取込んだアンテナ角度データ
をメモリ回路6に基準データとして格納するものであ
る。また駆動系監視動作として、前述の基準データ実測
動作と同様の定速駆動を行って取込んだアンテナ角度に
おける正常電流値を基準データに基づき補間算出処理
(詳細は後記する)を行うものである。電流異常判定回
路5は、基準データ補間回路4の補間処理により補間さ
れた正常電流値と監視時に取込んだ電流値とを比較して
異常電流を検出することにより、駆動系に異常が発生し
たか否かを判定するものである。
【0008】次に本発明の動作を図2を参照して説明す
る。図2は本発明のアンテナ駆動系自動診断装置の処理
手順を示すフローチャートである。まずステップ21に
おいて基準データの実測すなわち初期設定が行われる。
アンテナ駆動系が正常である時期に、速度指令発生回路
2から定速指令信号を送出することによりモーター10
を定速駆動し、所定のアンテナ角度とそのときモーター
10に流れる電流値を周期的にサンプリングして測定
し、この測定値を角度モニター回路3および基準データ
補間回路4を介してメモリ回路6に格納する。このとき
角度データθ1',θ2',・・θn'および電流値データI
1',I2',・・In'はそれぞれ対応付けてメモリ回路6
に格納しておく。
【0009】次にステップ22において、駆動系を診断
するためにステップ21と同様にして新たに角度データ
および電流値データが取込まれる。これは定期的、例え
ば年に数回程度の割合で実施される。ここで診断時に取
込んだデータに対する判定のための準備として、取込ん
だアンテナ角度に対応する正常電流値がステップ21に
おいてメモリ回路6に格納された基準データに基づき補
間して算出される。すなわち、基準角度データθ1',θ
2',・・θn'の中から診断時に新たに取込んだ角度デー
タθi にいちばん近くθj-1'<θi <θj'となるような
基準角度データθj-1',θj'を抽出し、このθj-1',θ
j'に対応する基準電流値データIj-1',Ij'間を直線補
間して、診断時の角度データθi に対応する基準電流値
データすなわち正常電流値Ii'を算出する。なおこの補
間処理は、診断時に基準データと全く同じアンテナ角度
における電流値を正確に取込むことが不可能なため、こ
れを補うために実施されるものであり、また近似値によ
って補間算出することにより基準データ格納エリアを節
約することも考慮されている。
【0010】ステップ23では、この診断時に取込んだ
電流値データとステップ22で補間算出された正常電流
値データとの差が、あらかじめ設定されたリミット値、
例えば既知の故障特性等から早期に異常を発見できる適
当な値の範囲内であるか否かを判断することによってモ
ーター10での異常電流を検出し、駆動系における異常
発生の有無が判定される。すなわち診断時に取込んだア
ンテナ角度θi における電流値データIi と補間算出さ
れた正常電流値データIi'との電流差の絶対値|Ii
i'|がリミット値aより小さいか否か判断される。こ
の結果、電流差がリミット値より小さい場合には、駆動
系に異常が認められないと判断してステップ22へ移行
して次の診断に備える。
【0011】一方、この診断時の電流値データIi と補
間算出された正常電流値データIi'との電流差の絶対値
|Ii −Ii'|がリミット値aを越えた場合には、モー
ター10に流れる電流が異常値、例えば過剰あるいは過
少値を示しており、駆動系に何らかの異常が発生してい
ると判定して、ステップ24へ移行してその異常を示す
電流値データIi と角度データθi をメモリ回路6に格
納する。
【0012】また、図3はアンテナ角度に対するモータ
ー電流特性を示すグラフであり、前述の比較判断処理を
図3を参照して説明する。同図において31(実線)は
予め基準データとして初期設定されている正常電流デー
タ、32(点線)は診断時に取込んだ実測データを示し
ている。今、ステップ22において診断時のアンテナ角
度θi に対する電流値データがIi である場合、このア
ンテナ角度θi に近い基準データθj-1',θj'が抽出さ
れ、これに対応するIj-1',Ij'からθi での正常電流
値Ii'が補間算出される。続くステップ23で診断時の
電流値Ii と正常電流値Ii'との差がリミット値aの範
囲内であるか否か判断される。同図においてアンテナ角
度θi における両電流値の差はリミットa値を越えてい
るため異常電流が流れたと判断して、ステップ24で実
測データθi およびIi がメモリ回路6に格納される。
【0013】従って、このような診断処理を繰り返し実
施することにより、その診断結果として異常が発生した
アンテナ角度とそのときのモーター電流値がメモリ回路
6に格納されるため、このデータを読み出して分析する
ことにより、アンテナ駆動系に発生した異常を検出する
ことができる。なお、実施例ではメモリに格納された異
常発生時のデータを参照することにより異常を検知する
ものであるが、報知手段を設けて異常データ格納処理と
前後して異常発生を管理者に自動的に報知するようにし
てもよい。さらに駆動系の安全確保を目的として、停止
制御手段を設けて異常発生に応じて駆動系動作を停止す
るようにしてもよい。また、実施例では初期設定として
基準データの取込みを基準データ補間回路4により実測
して行うようにしたが、基準データ設定用手段を新たに
設けてもよいし、また駆動システム固有のデータを実測
する必要がなければ、ステップ21を省略して所定の基
準データを予めメモリ回路6に格納しておいてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アンテ
ナ定速駆動中におけるアンテナ角度に対応するモーター
電流値を計測する手段を設けて、初期正常時期にアンテ
ナ角度とモーター電流値を基準データとして記憶してお
き、診断時に同様にして取込んだ電流値と、基準データ
を補間することにより算出した正常電流値とを比較して
異常電流の有無を検出し、検出有りの判断に応じて診断
結果として異常を示すデータをメモリに自動的に順次格
納するようにしたので、このデータを分析することによ
りアンテナ駆動系に発生した異常を検出することが可能
となる。従って、アンテナ駆動システムにおいて、メモ
リに格納された異常発生時のアンテナ角度とモーターに
流れた異常電流値から、駆動系障害を早期に検出して的
確な診断を可能とし、これによる被害を最小限にとどめ
ることができるとともに適切な対応処置を実施すること
が可能となるという格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】アンテナ角度に対するモーター電流特性グラフ
である。
【符号の説明】
1 アンテナ駆動系自動診断装置 2 速度指令発生回路 3 角度モニター回路 4 基準データ補間回路 5 電流異常判定回路 6 メモリ回路 7 レゾルバ 8 電流計 9 駆動電力増幅装置 10 モーター 11 アンテナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを定速駆動するための駆動信号
    を発生する速度指令発生手段と、アンテナの角度を監視
    してその角度を出力する角度モニター手段と、この角度
    モニター手段から出力されるアンテナ角度においてアン
    テナ駆動モーターに流れる正常電流値を所定の基準デー
    タに基づき補間算出する補間算出手段と、診断時に前記
    速度指令発生手段により定速駆動中の前記モーターに流
    れる電流を監視し、この電流値と前記補間算出手段によ
    り補間算出された正常電流値とを比較して異常電流を検
    出することにより駆動機構の異常を判定する電流異常判
    定手段と、この判定手段による異常発生の判定に応じて
    異常を示す前記電流値およびアンテナ角度を格納する記
    憶手段とを備えることを特徴とするアンテナ駆動系自動
    診断装置。
JP4304485A 1992-10-19 1992-10-19 アンテナ駆動系自動診断装置 Expired - Lifetime JP2785620B2 (ja)

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