JP2775415B2 - 壁繋ぎの止水構造 - Google Patents

壁繋ぎの止水構造

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JP2775415B2
JP2775415B2 JP7323548A JP32354895A JP2775415B2 JP 2775415 B2 JP2775415 B2 JP 2775415B2 JP 7323548 A JP7323548 A JP 7323548A JP 32354895 A JP32354895 A JP 32354895A JP 2775415 B2 JP2775415 B2 JP 2775415B2
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伸和 大竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば既設のコンク
リ−ト基礎の外側面として形成される所要の壁体或いは
山留め壁に適当な間隔をおいて型枠を立設し、この型枠
を用いて新たなコンクリ−ト基礎を構築するような場合
に用いられる、該壁体と型枠との壁繋ぎにおける止水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設のコンクリ−ト基礎等のコンクリ−
ト構造物あるいは山留め壁の壁面に沿ってさらに型枠を
立設し、これを用いて新たにコンクリ−ト構造物を作る
場合、この壁体に型枠を安定して連繋すべき壁繋ぎ手段
としては、本願出願人が先に提案した図5に示すごとき
壁繋ぎがある。
【0003】この先行技術を図面について説明すると、
図5において、Aはタ−ンバックルを示し一本の直管1
0をその一端から所要長さにわたって狭搾部11に形成
するとともに、該狭搾部11を貫通して小径の雌ネジ孔
12を作り、この雌ネジ孔12にやや小径のネジ杆の基
端を螺入して、型枠側ネジ杆13を形成する。
【0004】また、直管10の他端14も、同様に若干
小径に絞ってその内部に雌ネジ孔15を設け、このネジ
孔に別のネジ杆の基端を螺合して壁体側のネジ杆16を
形成する。こうして形成されたネジ杆13の先端には、
型枠aに接続すべきネジ山が設けられ、ナット等を用い
て型枠aに固定されると共に、ネジ杆16の端部は壁体
bの応力杭体等にスタッド溶接等により固着される。な
お、図中の符号17はネジ杆13の抜け止め金具であっ
て、適宜の帯板材を折り曲げ加工してその一方に係止孔
を設け、直管部の一端狭搾部11に嵌装係止させ、他端
にはネジ杆13の挿通孔を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来公知の
壁繋ぎを用いて、例えば既設のSMW等による山留め壁
の応力杭体にスタッド溶接されたネジ杆部には、往々に
して外壁部bからの出水があり、これを新たなコンクリ
−ト打設用型枠a内に侵入させないように、型枠前部で
止水することはかなり困難であった。この発明は、上記
の問題を解決するための新規な止水手段を備えた壁繋ぎ
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本願発明においては、直管の一端には、該端部から所
要長さに渡り狭搾部を形成し、該狭搾部外周にネジ杆抜
け止め金具を係止すると共に、直管の他端には、既存の
壁体の応力杭体にスタッド溶接されるネジ杆を螺入し、
上記一端にはその先端を所要の型枠等に止着すべきネジ
杆を狭搾部に設けた雌ネジ孔に螺挿してなる、ターンバ
ックルを有する壁繋ぎにおいて、該直管内部の適所に両
雌ネジ孔の何れかより膨潤材を適量づつ打ち込むことに
より、止水壁を形成したことを特徴とする壁繋ぎの止水
構造を提供する。
【0007】
【実施例】実施例を図面により説明する図1において、
Aはタ−ンバックルを示し一本の直管10をその一端か
ら所要長さにわたって狭搾部11に形成するとともに、
該狭搾部11を貫通して小径の雌ネジ孔12を作り、こ
の雌ネジ孔12にやや小径のネジ杆の基端を螺入して、
型枠側ネジ杆13を形成する。
【0008】直管10の他端14は、図2に示すように
若干小径に絞ってあり、或いは図3に示すごとく直管部
と同径のままその内部に雌ネジ孔15を設け、このネジ
孔に別のネジ杆の基端を螺合して図1のごとく壁体b側
のネジ杆16を形成する。こうして形成されたネジ杆1
3の先端には、型枠aに接続すべきネジ山が設けられ、
ネジ杆16の端部は壁体bの応力杭体にスタッド溶接等
により固着される。
【0009】図2は図1に記載のターンバックルを一部
展開した図であって、直管部10の他端14が狭搾され
て雌ネジ孔15が刻設されている。本願発明の特徴部で
ある止水壁20が直管部10内に設けられている。図3
は、他の実施例に関するターンバックルAの構成を示し
ており、直管部10と他端14の外径が等しいものであ
る。
【0010】上記ターンバックルAの直管10部の外側
には、壁体bからの漏水がネジ杆16を伝って直管10
の外周下方部を流下するのを遮断する為の止水円盤30
と、上記ネジ杆16よりターンバックルAの直管10内
部を通してネジ杆13に流下する水を遮断する止水壁2
0とを有している。
【0011】図4は、本願発明の特徴である止水壁20
を直管10内の適宜箇所に形成する手法を示している。
別途図示されていないエアーガン等を用いて、適量の止
水壁形成材の小塊21を、直管11の何れかの端部ネジ
孔より任意量だけ打ち込む。この場合、止水壁を形成す
る材料は、適度の粘性を有する膨潤材を用い、これを図
示のごとく適量の小塊にして数回に分割して打ち込むこ
とにより、直管の内部の適宜位置を閉塞するものであ
る。
【0012】止水壁材としては、適宜の膨潤材が用いら
れるが、例えば天然ゴム、ネオプレンゴム等のゴムコン
パウンドと膨潤性樹脂として膨潤性ウレタン樹脂、膨潤
性アクリル樹脂等を適宜の溶剤と共に混練し、適度の粘
性を持たせたものが用いられる。この様な膨潤材の組成
は何れも公知である。そして、この様な粘性のある膨潤
材の小塊を、直管10の内壁に向けてエアーガン等で少
量づつ順次打ち当てることにより、該直管内を閉塞させ
る。
【0013】この様な膨潤材の打つ込みによる止水壁の
形成は、予めターンバックルの直管部内に該膨潤材を打
ち込んでおいても良く、或いは型枠の施工、壁繋ぎ工事
の現場において必要に応じて行ってもよい。そして、形
成された膨潤材による止水壁部は小塊同志が互いに結合
して一体となり、やがて膨潤材からなる止水壁(栓)2
0が完成する。
【0014】
【作用】本願発明は上記のごとき構成を有するので、例
えばSMW等による山留め壁体bの応力杭体にスタッド
溶接されたネジ杆16に、その端部ネジ孔14を螺入
し、一端狭搾部のネジ孔12には、連結支持される型枠
にナットで結合されたネジ杆13が螺入されて、バック
ルAを形成する。
【0015】一般に山留め壁等を施した作業現場におい
ては、その基礎工事の環境上、該壁外から出水を伴うこ
とが多く、その出水の新たなコンクリート打設用型枠内
への侵入を阻止することが重要である。例えば、図1に
おける山留め壁bよりの漏水は壁体b側のネジ杆16を
伝って、バックルAの端部14から直管10内に侵入す
る。
【0016】しかしながら、本願発明では該直管10の
内部に膨潤材からなる止水壁20が形成されているの
で、直管内に侵入した漏水が止水壁材に接触すると、止
水壁材自体が十パーセント及至数十パーセントの膨張率
を有しており、直管内部の途中を完全に閉塞する。従っ
て、例えば山留め壁bからの漏水がネジ杆16からバッ
クルA内を伝って型枠a側に侵入するのを、完全に防止
することができる。
【0017】
【効果】本願発明によれば、第一にバックルの直管内部
に止水壁を施したので、壁繋ぎ具の操作性が非常に優れ
ているのみならず、壁繋ぎ自体の外観も優れている。更
に、止水壁を膨潤材により構成したので、比較的簡素な
止水壁によっても完全に漏水の侵入を防止することがで
きる。また、膨潤材による止水壁の形成は作業現場で簡
単に行うことができるので、作業性が良く、かつ極めて
経済的な壁繋ぎを得ることができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の壁繋ぎを施した型枠の連繋状態の概
略と、壁繋ぎの止水構造を示す一部断面図である。
【図2】本願発明の一実施例に係る壁繋ぎの一部展開部
を含む側面図である。
【図3】他の実施例に係る壁繋ぎの一部展開部を含む側
面図である。
【図4】膨潤材により止水壁を構成する工程を示す概念
図である。
【図5】従来公知の壁繋ぎの概略図である。
【符号の説明】
10 ターンバックルの直管 11 直管端部狭搾部 12 狭搾部ネジ孔 13 型枠側ネジ杆 14 端部ネジ孔 16 壁体側ネジ杆 20 膨潤材製止水壁 a コンクリート打設用型枠 b 山留め壁体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 17/06 E04G 17/06 101 E04G 17/065

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管の一端には、該端部から所要長さに
    渡り狭搾部を形成し、該狭搾部外周にネジ杆抜け止め金
    具を係止すると共に、直管の他端には、既存の壁体の応
    力杭体にスタッド溶接されるネジ杆を螺入し、上記一端
    にはその先端を所要の型枠等に止着すべきネジ杆を狭搾
    部に設けた雌ネジ孔に螺挿してなる、ターンバックルを
    有する壁繋ぎにおいて、該直管内部の適所に両雌ネジ孔
    の何れかより膨潤材を適量づつ打ち込むことにより、止
    水壁を形成したことを特徴とする壁繋ぎの止水構造。
  2. 【請求項2】 上記直管の他端は、その外径が直管部の
    外径と同一であることを特徴とする請求項1に記載の壁
    繋ぎの止水構造。
  3. 【請求項3】 上記直管の他端は、その外径が直管部の
    外径より小さく狭搾されていることを特徴とする請求項
    1に記載の壁繋ぎの止水構造。
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CN103132696A (zh) * 2013-03-15 2013-06-05 中建三局第二建设工程有限责任公司 新型止水螺杆管
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JPS6139800U (ja) * 1984-08-20 1986-03-13 俊郎 米谷 自在梯子
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